105mm F2.8 DG DN MACRO | Art 5
APO-LANTHAR 50mm F2 Aspheical 22
AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G ED 15
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D 8
Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S 23
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (F053) 2
SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 12
SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 9
SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD 1
Pentax M42 Super-Takumar 55mm F1.8 12
Pentax M42 Super-Takumar 35mm F3.5 4
Pentax M42 Super-Takumar 28mm F3.5 5
MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F2 33
MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4 14
MINOLTA MC ROKKOR-PF 58mm F1.4 7
MINOLTA MC ROKKOR-PG 58mm F1.2 25
MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4 28
MINOLTA MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 3
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★ α7S + planar T* 1.4/50 ZF の巻 ★今年の河津桜もそろそろ見納めの時期となりました、そこで以前にも河津桜の最後を記録したこのレンズに締めてもらうことにしました。ただこのレンズ...あくまで私の好みの問題ですが、α7Sといまひとつ相性がどうかなあというところがあって同じプラナーの「Zeiss Loxia 2/50」ほどの魅力が発揮できてないような気がします。今までの経験ではD700はもちろんですが同じα7シリーズでも「II」や「III」などのベーシックな機種の方がいい味出していたような気がします。ただしそこは「planar T* 1.4/50」ですから期待を胸に散歩撮に望みます^^。まあ花の状態がいまひとつで前回の記事にも書きましたが、今年の河津桜は葉が出てきてからの魅力がもうひと押し弱いんですよねえ^^;)。そんな状況でしたが、プラナーが有終の美をどう描いたか見ていただくことにしましょうか...[河津桜]こうして本来の持ち味を生かしたヌケの良いクリアーな描写を見るととても素敵なんですが、ご覧のような河津桜の状態です...緑がいまひとつはっきりしません^^;)。花もまとまった良い状態のものはますます探すのに困難を極めます、ボリュームはまだけっこうあるんですがねえ。よほどのことがない限りこのレンズで開放は使いませんが、花の粗を隠すように開放で撮るケースもちらほらと...。でもこのα7Sで使う開放がちょっと違うんですよね、あのどろどろとした感触はあるんですが他のカメラほどの嫌味が出ずにふくよかさを伴う濃淡のグラデーションでかなり「どろどろ感」を押さえてくれているんです...新たな発見です(笑)。写す角度によりますが今回はかなりプラスの露出補正をかけたものが多いですね。α7Sならではの「優しさ」が見られるものが多いと思います。この一枚などは思わず「α7II」の画像フォルダを見返してしまいました、それくらい開放のボケ方が微妙に違います(笑)。このくらいの絞りからが大好きです...プラナーの真価が見られるような気がします。こうしたプラナーでは危ない背景の距離でもドロっとこないんです、インフォーカスの美しさを邪魔しません...面白い一枚です。なんとか緑の濁りを和らげるハイキー調の素敵な一枚で締めてみました^^。出番をもう少し早くしてあげればよかったかなとも思いますが、α7Sとの新たな発見もありこれはこれで良かったような気がします。さて河津桜は終わりですが、ここへ来て其方此方で新顔が出てきています...[白梅]白梅の遅れて咲き出した一群も今が最盛期...ボケの中にもその元気さが伺えます。[梅とCobby]今年は梅の最盛期が揃わなかったような状況なのでCobbyの背景が少し寂しいですが、Cobbyの描写にもα7Sの柔らかさが加わりながら高いコントラストで画面を締めてくれます。[ハクモクレン]そしていきなり公園のハクモクレンが素敵な姿を披露していました...このところの暖かさで一気に咲き出したんでしょうね。毎日のようにこのコースを歩いていましたが、ほんとに一気に咲き出したので驚きました。もううかうかしてられませんね(笑)。それは公園の植物園でも一緒です...[熱海寒桜]先日初お目見えをしたオカメザクラに続き熱海寒桜が咲いていましたからねえ...この桜はこうして一つの枝にそれほど花をつけないのでピークがわかりにくいので困ります^^;)。ツボミの状態をしっかり見ておかねばなんです(笑)。[オカメザクラ]そして最後は先日自然光下で厚い色を披露してくれた「オカメザクラ」です、やはり太陽光の下ではこうして爽やかなピンクを披露してくれます...小さな花びらが可憐で美しかったですねえ。さていかがでしたでしょうか...α7Sがプラナーの魅力をまた一つ見つけてくれたようです。相性がいまひとつかと思いましたが、やはり他のシリーズと見せ方の違うカメラなのが妙に納得です...Sonyさん良いカメラを作ってくれますね(笑)。いよいよ春本番ですね、これからまた忙しくなりそうです^^。現像が追いつかない状況が見えてくるようで困りますが、また楽しい忙しさと言えそうです。次はいよいよD700の出番かな...^^。2023年3月 江川周辺ほかにて#α7S#planar T* 1.4/50 ZF
2023.03.13
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☆ α7S + planar T* 1.4/50 ZFの巻 ☆ようやく体の方がこのところの暑さにも慣れてきたのと同様に早朝5時台のCobbyの散歩にも頭が慣れてきたようです^^。普段私が使っている三畳の書斎(PC部屋とも言う:笑)はこの時期窓用のクーラーを取り付けるのですが、早い時期からの暑さと週4日の職場までの往復18Kmを「自転車通勤」に変えてからというものすでに暑さに体が順応してしまったようです...加えてダブつき加減だったお腹の贅肉が少しずつ落ちていくのを実感しています、この週に7時間ほどの自転車(通勤)はとても良いトレーニングになっているようです(笑)。いまこうしてブログを書いている部屋の温度が防湿庫内の温度計でいえば31℃という環境ですが、小さな扇風機だけで過ごせています...ただし水分だけは熱中症対策で欠かさないようにはしていますが^^;)。そんなわけで今年は寝室も含めクーラー無しで夏を乗り切れそうです、とはいえ防湿庫<トーリハンEC-47-M2>の除湿ユニットはさすがにスイッチが入っているのをよく見かけます。温度は下げられませんが、湿度はなんとか30~40%の間でキープできているので庫内のα7S・RII&オールドレンズたちもなんとかなりそうですね^^。さて今回はα7S導入した際最初に使ったきり出番のなかった「planar T* 1.4/50」を再びα7Sに付けて早朝散歩に出てみました。しかしこのレンズ(COSINA Zeiss:ZF)ほんに造りがしっかりしています。初代一眼Nikon D5000時代に購入してから13年ほどになりますが、大きな回転角(223°)のシルキーなヘリコイドの感触はぜんぜん変わりません。ピントの山もつかみやすくて使い勝手も良いのですよねえ...なのでEマウントの現代版プラナー「Loxia 2/50」になかなか手が出ません、欲しいのですがねえ^^;)。さてそろそろ散歩撮へ行ってみましょうか...とその前に、「AUTO ROKKOR 55mm F2」を付けて散歩をはじめてすっかり忘れていたα7RIIのものがありました...もういまやα7RIIは「鷹の目」をはじめとするROKKOR専用みたいになってます(笑)。今回のものはCobbyの手術直後でなかなかシャッターが切れなかった時のもので枚数も少なくつい忘れていたんですね...^^;)。[ヒマワリ #1:α7RII][ヒマワリ #2:α7RII]早朝のまだ日が昇ったばかりの時間に撮ったヒマワリです。どうと言うことはない二枚ですが、白いフェンスのボケに見る描写やピント面の空気などしっかり「緑のROKKOR」してますよねえ(笑)。そして「planar T* 1.4/50」です、ROKKOR組と違いほぼ全編「開放」なしの画像たちです。今や自分の持っている中で最古参となったレンズ、長年使ってきて私の好きなこのレンズの描写を得られる絞りで撮ってます^^。[早朝の空]雲に覆われた太陽でまだそれほど明るくならない時間のおぼろげな雰囲気をしっかり醸してくれます。α7Sですからシャドー部を拾うためにこの状況でもプラス補正が安心してあてられます^^。[ハグロトンボ]いつもの公園でまたしてもハグロトンボと出会いました、まだ日の当たらない陰の場所だったので最低シャッタースピード1/60のISOオートを外したついでに露出を「M(マニュアル)」に...このへんを楽しめるようになりましたから、頭もだいぶ早朝になじんできました(笑)。[街角スナップ]こういうスナップでは高コントラストなこのレンズは良いですよね。手前の新しめの「手すり&スロープ」とバックの時間の経過を感じさせる建物の外観との対比が面白いです。このスロープを時折左右の目の色が違うきれいなニャンコが通るんです、しばらく待ってみたんですがそうそうタイミングよく会えるものではありませんよね(笑)。[ムクゲ]民家の玄関先に咲いていたこの国旗「日の丸」のようなムクゲの花びらの白さはほんとうに綺麗でしたねえ...α7Sとのコンビで素敵な描写をいただきました。[街角スナップ #2]こんなのが「スナップ」できるわが町です(笑)。登りだした朝日のために少し赤めに色づき出しているのが分かります、良い浮き上がりというか素敵な臨場感が気持ち良いです。[姫キスゲ]こちらは日が落ち始めた時間帯の姫キスゲです。花に最盛期の元気はありませんが、手前から奥にかけての細長い葉のプラナーらしい湿り気がなんともいえません。[Cobby]最後の一枚は休憩中のリラックスしているCobbyの後ろ姿、とても自然で良いですねえ...フレームの中にリアルな世界が再現されているようです(笑)。落ちはじめの西日がかすかに色を加えているのもわかります。いつかは手にしてみたい「Loxia 2/50」ですが、豊かな階調性とコントラストで楽しめるこのレンズがますます手に馴染んでくると...ましてやD700とα7Sの両機で使えますし...まだまだ先になるのかなあ、でもα7Sととても相性が良さそうなので悩みは尽きません(笑)。そんなα7Sと「planar T* 1.4/50」の散歩撮でした...^^。2022年7月 江川周辺にて#α7S#planar T* 1.4/50 ZF
2022.07.26
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前回「モノクロの面白さ」をふとしたことから見つけて今後の楽しい遊びのプランもできてますます写真が面白くなってきましたが、今回は久々の「planar T*1.4/50 ZF」です。もう前回の使用から3ヶ月ほど経っています...そうこれ大好きなレンズなんですが、今はROKKOR組のほうが面白くなってきているんですよねえ、そのため出番がちょっと減ってます(笑)。実はこのレンズでもモノクロをと思いα7RIIに付けたのですが、いま結構花が咲きだしていたので久々の登場でこのレンズでも収めておこうかといつものカラーで撮りました。最近はCobbyの散歩が中心のため1回の撮影枚数が少なく、二日分の画像を使ってのアップになります^^;)。2日間ともどんよりした日だったのでぱっとしないところもありますが、自然光下でどちらからでも撮影可能な分アングルの自由度は高くて助かりましたね^^。さてそんな久しぶりのプラナーのα7RIIでの写りはどんなものか見ていきましょうか...[ハクモクレン #1](f/4, 1/640, ISO100)さすがに絞っても立体感は健在ですね、解像力よりも高めのコントラストと豊かな階調というポイントがα7RIIだと不思議に納得するのはなぜ?メガネを変えて見やすくなったファインダーで覗いても「APO-LANTHAR 50mm F2」はもちろんのこと「MC ROKKOR-PG 50mm F1.4」よりも高倍率のピント拡大での見え方は確かに少し劣るんですよねえ...まさにかつてのCarl Zeissのレンズ設計そのものということですかね^^;)。[ハクモクレン #2](f/2.8, 1/800, ISO100)以前にも書きましたが、何故かこのレンズの開放はあまり使いません。距離にもよりますが花を撮ることが多いせいか背景の枝の二線ボケが少し気になるんですよね...ですからこのあたりの絞りが多いんです、というよりこの一絞り・二絞りした写りがとても好きなんですね^^。[ハクモクレン #3](f/2.8, 1/1000, ISO100)この日は小雨にも降られピント面の花には雨滴もみられます、もう少し濡れているとまた違ったしっとりとした情緒があったかもですね、でもいい色出してくれます。[ミツマタ #1](f/2.8, 1/125, ISO100)いつものミツマタですが、この一番きれいな姿の花が前日は後ろに車が止まっていて撮れなかったリベンジです^^。背景の距離がちょうどよく気持ち良いボケが決まります。[ミツマタ #2](f/2, 1/1000, ISO100)これ開放だと「planar T*1.4/50」の柔らかな特徴が出て花がとても素敵なんですが、アジサイのようなミツマタ独特の株で生える枝の密集が「二線ボケのの嵐」になります...ひと絞りして花をスッキリと出しました。[ミツマタ #3](f/2.8, 1/800, ISO100)こういう背景の時はまた素敵な表情を出してくれます。こちらは少し大きめな花が撮れる場所なんですが、今が最盛期とばかりにどの花も素敵な姿を披露していたので撮らずにいられませんよね...良いでしょ、この絞りの描写^^。[アオサギ](f/4, 1/200, ISO100:トリミング)ミツマタから廻り込んで「キラリ☆ふじみ」に来てみれば、目の前を大きなアオサギが池に飛んできました。のんびり休憩しているヒドリガモの横でこのあと小魚なのか虫なのか器用に何度も漁っていました。かなりトリミングしてますが、さすが高画素機ですね、しっかり描写されてます(笑)。また水の抜かれて少なくなったその池の鏡のような表情がなんとも素敵です...ガラスや水の描写に定評のあるプラナーらしい1枚です^^。[ある日のパーキング](f/1.4 1/4000, ISO100)こうしたアングルでは開放がとても映えます、ヘッドライトにピントを置いたクルマのまさにいぶし銀のような臨場感が...気持ち良い描写です。[切株:残骸](f/1.4 1/800, ISO100)そしてかつて「Ai Nikkor 50mm F1.4S」などで撮り比べた木の根ですが、これ<f/2>だともっと自然なボケと臨場感もアップした描写になるんですが、他のレンズとの比較で開放の画像を載せました。やはりインパクトは「Ai Nikkor 50mm F1.4S」に少し劣りますが、描写自体のグレードは高いかな...先述したように豊かな階調性というところが目につきますし、落ち着いた大人の品を感じさせます(笑)。[コブシ #1](f/2.8, 1/800, ISO100)そしてこの『白』の美しさ...なんともいえません^^。1枚ではもったいなくて...[コブシ #2](f/2.8, 1/800, ISO100)2枚もお気に入りの画像を載せました(笑)。花一つひとつはそれほど『コブシ』らしい大きく花びらを開いたものはまだみられないのですが、咲き始めのきれいな色(白)が公園を素敵に演出していましたよ。ハクモクレンと違って純白に近いのがまたいいですよね...またこのレンズの描写がとても「素敵」だと思います。そして現像していてつい比較したくなった画像がありました。[キラリ☆ふじみ](f/2, 1/800, ISO100)比較対象は今とてもお気に入りのROKKOR組の「AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4」の1枚です...[キラリ☆ふじみ:α7II+AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4](f/4, 1/800, ISO100)どちらの写真もピントは池を泳ぐ『カモ』に置いています。若干画角が違うと言ってもどちらも標準レンズの範疇です...が、この違い凄いですよねえ(笑)。プラナーは<f/2>で背景のコントラスト豊かなクッキリ感が出ていますが、ROKKORの方は<f/4>でこの素敵な柔らかさ...もう雲泥の差と言ってもいいくらい。私はこの柔らかな描写にいまハマってます(笑)。こうして比べると...ROKKORのためだけにでも卒業した「α7II」をまたいつか手元に戻したいと思えます...この描写はα7IIIでは出ないと思ってます^^;)。ですがけしてプラナーが劣っているわけでもなく、その魅力が減ることはありません...長年私のH.I.S(世界最高水準)でその時々に忘れることのできない1枚をプレゼントしてくれる素敵なレンズなんですよねえ^^。今回はそんなプラナーの魅力の一部をご紹介しました...^^。2021年3月 文化の杜公園ほかにて(α7RII + planar T*1.4/50 ZF)
2021.03.09
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今回のタイトル・・・分かったようなわからないようなタイトルですよねえ(笑)。実は私のROKKOR礼賛の理論的「礎(いしずえ)」となる方がいて、レンズの歴史的・構造的な考察を経て「ROKKOR(特に緑のROKKOR)」の意匠に大変敬意をはらっていらっしゃるんです...実に明快で私自身も感覚的なところで120%納得させてくれる主張を持っていらっしゃるんですよねえ^^。そんな考えをお持ちの方がCOSINAの「Voigtlander」や「Zeiss」については非常に懐疑的で、『商標権を得て製造していながらも、ブランド銘を利用しただけの「コシナ製レンズ」を販売しているだけだ』とまで仰っているんです。これには少々驚きました、なにせ大好きなCOSINA製「planar T*1.4/50 ZF」をこの10年ずっと手放さずに使ってきた身ですからね(笑)。「レンズの味の好みは人それぞれ」があくまで原則ですが、指標としてのレンズ銘の味に根本的な違いがあるとなると話は別で、この辺のところが最近非常に気になっているんです^^;)。そんな惑いが生まれて扱う我が「planar T*1.4/50 ZF」...非常に複雑ですが、今回そのレンズをα7IIIに付けて歩いてみました(笑)。[ニラ](f/2, 1/2500, ISO100)どうということのないニラの一枚です...ですが、見どころは背景に見える『畑の畝』の様子ですよね、このボケが作る印影に富んだ描写はいかがでしょうか、とても素敵だと思うのですが...。[サザンカ](f/2, 1/500, ISO100)これを開放にすると背景のボケそして丸ボケも含め少し暴れ気味になるんですが、1段絞ったおかげで丸ボケが安定した形になりドロドロととろけるようなボケも落ち着いてきます。こんなところがあるので私はこのレンズについてはあまり開放で撮ることは少ないですね...けして避けているわけではないのですが、そこから一絞り・二絞りした描写が好きなんです^^。[Cobby #1](f/2.8, 1/800, ISO100)こうしてフォーカスのインからアウトにかけての自然な描写も良ければその中にCobbyがクッキリと浮き上がってくる様も素敵ですね。[Cobby #2](f/2.8, 1/800, ISO100)寄って撮ってもその傾向は変わらずに、背景のボケ方もとても自然で素敵な印象になります。[ドウダンツツジ](f/1.4, 1/1600, ISO100)開放で遊ぶというのはこういう時かもですね^^;)。逆光で光のあたり方が面白かったのですが、ボケがどう出るか...特に最近はEVFが使えるようになりましたから面白そうな結果が見えて撮れるようになったことは非常にありがたいことですよね。特にこのレンズの色の出方がとても気に入っています。[Cobby #3_a](f/1.4, 1/8000, ISO100)[Cobby #3_b](f/2, 1/5000, ISO100)[Cobby #3_c](f/2.8, 1/3200, ISO100)こうして開放から2段絞った画像を見ても(背景までの距離にもよりますが)f/2からf/2.8の描写が好きですねえ^^。[Cobby #4](f/4, 1/1000, ISO100)こんなシチュエーションではこのくらい絞ったほうが素敵な背景も引き立て役となってくれるので、文字通り絞りも使いようですね。『その昔、Cael Zeissは解像力よりもむしろ階調再現性とコントラストを重んじてレンズを設計していたと言われます。そんな世界観は現代にも脈々と息づいている』とは私が時々レンズの味を参考にしている”PHOTO YODOBASHI”の「planar T*1.4/50」での解説からの引用である。私としてもそうした感想をこのレンズに持っているのですが...いかがでしょうかねえ^^;)。[モミジ](f/2.8, 1/80, ISO100)これなど階調性が低いととてものっぺりした描写になりがちです...もちろん光の使い方にもよりますが...しっかりと中心のきれいなモミジを覗いている感触が伝わってませんかねえ^^;)。[イロハモミジ:公園一の立ち姿](f/4, 1/100, ISO100)本来私が使ってきたカメラのほとんどがそれほど高画素でもフラッグシップモデルでもないので解像度を云々できるほどではないのですが、やはりコントラスト・階調性についてはこのレンズの秀でた部分を感じることは十分できますし、そこに惚れ込んだわけですからねえ。もちろんCOSINAのレンズですからコシナの味としての『傾向』はもちろん出てくるとは思います、そういう意味では私も<COSINA Zeiss>≒Zeiss by COSINAであり、あくまでも”Zeiss”なんだろうという思いですね。そんなZeiss論議を見聞きしているとついCONTAXのplanar T*1.4/50やそれこそ本家Carl ZeissのEマウント向け最新版プラナーである「Loxia 2/50」を使ってみたくなりますが、ここはじっと我慢です^^;)。なぜならばようやく目処がついてつい昨日憧れの「APO-LANTHER 50mm F2」を手配いたしました!!これぞまさに究極の標準レンズ、「Voigtlanderブランドを冠したまがい物レンズ」と言われようが欲しいレンズに変わりはありません(笑)。今回は私の持っているCOSINA製プラナー「planar T*1.4/50 ZF」が似非Zeissなのかという観点から書いてみました。思い入れだけではなく今まで撮ってきたたくさんの画像から「Zeiss by COSINA」ということを確信しているという話題でした。2020年12月 山崎公園ほかにて(α7III + planar T*1.4/50 ZF)
2020.12.09
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今回の散歩撮は「planar T*1.4/50 ZF」をα7IIとα7IIIで二日間使いました。planar T*1.4/50...長い付き合いです、初めてのデジイチ「Nikon D5000」の時から使ってますからねえ、以前にも書きましたが持ってるレンズでは最古参となります。このレンズとても使い勝手がよくてピントリングの回転角も210°くらいで十分にあり、そのタッチもさすがCOSINA・Zeissでとてもシルキーな感触が10年ほど使ってますがいまだに保持されてます。そして文字通り明るいレンズで何よりピントの山がつかみやすい、α7IIで使っているとα7IIIのようにファインダーに「T*」が付いていたっけかなと思うほど見やすいです...レンズのT*コーティングのせいですかね(笑)。まずは初日のα7IIでの散歩撮から...[ツタバウンラン](f/1.4, 1/400, ISO100)相変わらずきれいに咲いていたツタバウンランです。こんな小さな花を開放でもキリッと描いてくれます...被写界深度がとてもはっきりと分かる画像です。[Drinking Fountain](f/2, 1/1000, ISO100)こちらは図書館横の水飲み場、ボケの中に現れるコントラストの強い影の部分は少し不自然かな...。でも蛇口を含めた飲み台の描写は非常に立体感のあるものになっています。[マユミ](f/2.8, 1/500, ISO100)強い光を受けての半逆光です。しかし影になっているマユミの半分に割れた実などとてもしっかり描かれているのが分かりますね。[モミジバフウ #1](f/2, 1/2500, ISO100)風が少しあったのですが、葉がきれいに透ける瞬間を狙っての一枚です。もうこれだけ葉が残っている木はこの一本だけ、広場はとても寂しく、足早の冬支度といった風情ですね。[モミジバフウ #2](f/2.8, 1/2000, ISO100)葉がもうなくなった木だと思ったのですが、よく見ると小さな葉の芽のようなものがすでに出てきています...素晴らしい生命力ですね。そしてフォーカス面のシャープな枝の立体感も十分です^^。[サザンカ](f/1.4, 1/1000, ISO100)市庁舎前のサザンカはまだまだつぼみ、でも見ると少しずつ色づいてきていました...もうすぐですね。こちらのサザンカは毎年きれいな花を披露してくれますのでとても楽しみです。影になったツボミと葉がとても渋い描写になってます、加えて明るい葉の反射による背景の色味もよく素敵な輝きを放っています。[ヤブミョウガ](f1.4, 1/80, ISO100)これ今までたくさん撮ってきたヤブミョウガ、planarの開放での描写です...もう実の方は2~3個くらいしかピントが合いません。木漏れ日の当たる背景がかすかに葉の形状を連想させるくらい、そこに慎ましやかに玉ボケが薄っすらと見え隠れしている様はちょっと幻想的。[神社のCobby](f/2, 1/100, ISO100)他のF2レンズとの比較をしたくて1段絞りました。さすがのZeissですよね、キリッとシャープに浮き立つ主役にやんわりとしたボケ...ROKKORの少し癖のありつつ醸す格別の臨場感とは違い、とても自然で素直なボケ方をしてくれました。さて、ここからはカメラがα7IIIに変わっての二日目になります。[アフリカンマリーゴールド](f/2, 1/500, ISO100)(f/1.4, 1/1000, ISO100)とても小さな黄色い花が大柄のたくさんの(ムラサキカタバミ)葉の中から顔を出していました。とてもシャープな写りです。特に葉に見られる陰影の着き方(トーン)は見事。下は開放での画像です、黄色の小さな花に若干のにじみが出てまた風情があります、上記の葉の陰影は開放の方が周辺減光とボケ感が強い分インパクトがあるかも...。[ハナミズキ](f/1.4, 1/2500, ISO100)少し距離があるものは開放でもこれだけシャープ、ただしこうした背景ではハナミズキの枝に結構な頻度でフリンジが発生します...現像時めんどくさいです(笑)。[タカノハススキ](f/2.8, 1/400, ISO100)とてもシャープに見えてもやはりどこか柔らかい印象ですね...さすがプラナーでしょうか^^。[ドウダンツツジ](f/1.4, 1/400, ISO100)開放で奥の背景が少しぐるっと来てますが、なんとも雰囲気のある一枚です。ピントを持っていった右の葉や枝の立体感にはグッと来ます(笑)。[紅葉Cobby #1](f/4, 1/60, ISO100)Cobbyの珍しいアングルでのカットです。左に変電設備があるので彼のポジション指導に苦労しました(笑)。近場では映えないモミジもこうしてクセのないボケにするとその美しさもプラスに働きます。[イロハモミジ](f/1.4, 1/320, ISO100)(f/4, 1/40, ISO100)そしてこれがその近場で映えないモミジです...一番綺麗そうで背景の良いポジションを選ぶのがもう大変^^;)。玉ボケが出る条件だったのですが、開放から下のf/4まで大小の違いはありながらも形状のきれいなボケが見られます。[Drinking Fountain](f/1.4, 1/200, ISO100)(f/2, 1/60, ISO100)こういうケースでは先程の[神社のCobby]ではありませんが、とても柔らかい自然なボケとなりますね。フォーカス面の蛇口などはZeissらしいコントラスト高めのシャッキっとした描写になります。このplanar T*1.4/50のボケを見るといつぞやの「Nikkor-O・C Auto 35mm F2」のボケがとても強いのが分かるのではないでしょうか^^。planar T*1.4/50らしい破綻のない良質なボケを見る思いですね。[紅葉Cobby #2](f/4, 1/60, ISO100)最後は先程の紅葉を背景にしたCobbyくんです。f/4まで絞ると背景のサザンカだけでなく奥のモミジもはっきりとした陰影が出てきます。この描写の印象が昔からあるのでこの距離での撮影で他のオールドレンズでも紅葉が綺麗に出るかとこの絞りにするのですが...なかなか思うように出てくれないんですよね。ボケだけは極端な違いが見られるオールドレンズならではの苦労ですね(笑)。このレンズの描写が私の「スタンダード」的にあるからこそまた面白いのかもしれません。今回はそんな安心・安全?の「planar T*1.4/50 ZF」の散歩撮でした。普通にα7IIIを使ってみましたが、それほど色味的に明るく(アンバー寄り)出ることもなくWBを特別意識すること無く撮影できました...当たり前のようですが私的にはちょっと安心しました^^。2020年11月 文化の杜公園・山崎公園ほかにて(α7II & α7III + planar T*1.4/50 ZF)
2020.11.29
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きょうは一日とても良い天気、そしてきょうからちょっとした休暇が6日間とれました。11月1日にうちの四女の結婚式があるのですが、この新型コロナの渦中ということで親族だけで執り行うことになっています...その前後に休暇をいただきましたということなんですねえ。仕事がらみや友人も多い二人なのでなんとも辛い状況で可愛そうなのですが、仕方ないところでしょうかね...。まあ思い出づくりのひとつにでもということで式は軽井沢の「石の教会」で挙げるということなっています。なのでうちからは娘婿さんや孫含めると家の車では間に合わないのでレンタカーを使って2台で向かうことにしています^^。軽井沢を経由して草津方面へは随分と旅行しましたが、新型コロナ禍ではどこへも出掛けてませんので久しぶりの泊りがけの遠出となります...めでたい事でもありますし、とても楽しみです^^。そんな休みが始まった初日の散歩撮はD700に「planar T*1.4/50 ZF」です。「~ZF」ということでCOSINA-Zeissですね、しっかりとした金属製の作りでヘリコイドのシルキーな感触はなんとも言えない使用感です。初めてのデジイチ「Nikon D5000」から使ってますからもう10年以上になります、その時々のカメラで印象的な一枚を残してくれてますし、手持ちのレンズでは最古参となっています^^。そんな古い付き合いのレンズでの散歩撮、見ていきましょうかね...[孫とCobby](f/1.4, 1/125, ISO200)明るいレンズはどんな時も動じません(笑)。光が決まった時のFUJIの描写には届かないかもですが、そこはプラナーです...孫のプルプルほっぺもしっかり柔らかに描写してくれます。[江川の鯉](f/4, 1/1600, ISO200)先日「カワウソ」らしきものを見つけたポイントで今回はたくさんの大きな鯉たちを見つけました。サギ類などが餌とする小魚も多いのですが、こうした大きな鯉も随分と見られます。最近はこれを目当てに東南アジア系の人たちが釣りならまだ可愛いのですが、罠のような仕掛けを川に置いて捕獲する輩も出てきています...これはなんとかしてもらいたいところなんですがねえ^^;)。鯉たちの左を見ると川底に足跡らしきものも見えますよね、困ったものです。[マルバルコウソウ](f/2.8, 1/1000, ISO200)先日来マクロで撮ってきたマルバルコウソウです、まだこうして細々と咲く花が見られます。つるさきに素敵なハート型の葉をつけてとても可愛いらしいですよね^^。背景は近くてごちゃっとしてますが、この絞りで日向も日陰も優しくボケてくれます。EVFならファインダーで撮る前にわかりますが、OVFですから被写界深度くらいはなんとか分かりますがボケ方までは?です...長い付き合いがこういう時は物を言いますね(笑)。[大應寺](f/2, 1/400, ISO200)桜で有名な地元のお寺です、先日その桜の枝打ちがあって毎年講堂の大きなガラスに写る素晴らしい写真が撮れる桜の枝が元から切られてしまいました。講堂前の桜吹雪もここで一番綺麗なんですが、とても残念ですねえ。写真はこちらの山門ですが、年代を感じさせる立派なものですがこのレンズとの組み合わせはその設え・質感をしっかりと描いてくれます。[モミジ #1](f/1.4, 1/1600, ISO200)貝塚公園を散歩中に見られる唯一のモミジのエリアです、毎年美しいパーツを撮らせてもらっています。開放では口径食もはっきり出ますし、端の方も流れ気味になったりします。でも上手くはめると泣いて喜ぶような一枚もゲットできますので必ずチャレンジします(笑)。もちろん光による開放での柔らかな(ソフトフォーカス的な)描写も「あり」ですよ。[モミジ #2](f/2, 1/800, ISO200)そしてやはり1段絞ると良いか悪いかは別としてすべてが落着きます^^;)。角の目立たないボケもさすがCOSINA-Planarです。また秋が深まった時がとても楽しみです...^^。[Cobby](f/2, 1/400, ISO200)Cobbyを撮る時は背景が許せばこの<f/2>か<f/2.8>がいいですね、あまり開放は使いません。<f/2.8>くらいがシャープなインフォーカスからアウトフォーカスへのつながりも自然で気持ちよく描写してくれますが、この<f/2>だとボケはじめの近場さえ立体感を醸すようでこれまた気持ち良いのです。晴天下ですが、こうして大きな木の下などではご覧のように右からの光を感じながらまさにスムースなトーンを感じる描き方をしてくれます。ただしこの<f/2>くらいまで若干周辺減光が残りますが、まさに「味わい」に変えてくれます(笑)。この「planar T*1.4/50 ZF」とは長い付き合いなのでこのレンズの味をしめると他のプラナーに手を出す気がなくなります(笑)。でもカメラがα7シリーズとなると話は別で、Eマウント用のプラナーは気になりますね(笑)。D700とこのプラナーは付き合いの長さからくるひとつの「指標」となるコンビで、標準レンズだけで半年以上トレーニングをしたのもこのコンビで、どれだけ自分が成長したかをずっと見てきてくれています...私の成長を測るメジャーみたいなものなんですね^^。だからこうしてたまにこのコンビで使うときは散歩撮といえど楽しさの中にちょっぴり緊張感が加わります...「先生、どうですか?」みたいな(笑)。そんな特別な存在のコンビでの散歩撮でした...。2020年10月 水子貝塚公園ほかにて(D700 + planar T*1.4/50 ZF)
2020.10.30
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きょうは私の服(ジャケット)を買ってくれるというので妻と三女&孫娘で午後に食事を兼ねて駅近くまで出掛けました。まずは4人で廻るお寿司屋さんでたっぷりとお腹を満たしてから、2~3店舗回ってもらいました。なんと2着も買ってもらっちゃいましたよ、1着は夏物処分特価で税別1,000円ポッキリ...これが掘り出し物でピッタリの着心地。そしてこれからの季節用にもう1着、それでも5,000円でお釣りが来ました^^;)。私は着るものに関してはどちらかというと無頓着の方で『まだ着るの』と言われるくらいまで着ます...物持ちが良い方と言えば聞こえが良いですかね、これでしばらくはいざという時着るものに困りません(笑)。さてそんな午後でしたのでCobbyとの散歩撮は随分と遅い時間になってしまいました。暗くなること前提ということでカメラはα7IIIで決まり、そしてレンズは明るいものをということで...迷った時にはこれ「planar T*1.4/50」ですね^^。家を出たのが午後の4時半くらい、どんどん日が短くなっていますのでこの時間からは暗くなる一方ですね。[コスモス](f/1.4, 1/250, ISO200)まずはふと目に入ったぽつんと一本道端に咲いたコスモス、他の群れとは随分と離れ寂しそうな場所に、でも元気いっぱい枝を広げきれいな花を披露していたので一枚いただきました^^。これくらい距離があると開放でしっかり花たちを捉え、かつうるさくならない背景でちょっぴりの周辺減光を味わえます...スッキリとした写りですよね。まさに暗くなりだしていましたので、ここで感度をISOオートに切り替えました。ISOオートの最低シャッタースピードを1/250にしていましたので、上限を3,200にしてきょうはα7IIIの出来を見てみようと「暗さ」を気にせず絞りを決めてみました。[ハゼラン](f/2, 1/250, ISO1000)やはりいきなり感度が上がりましたね^^;)、でもα7IIじゃないのでノイズは気にならないです。まだまだしっかり描写してくれます、なにせレンズはplanarですから思ったように画が出てくれます。[ヨルガオ](f/4, 1/250, ISO800)暗くなりだすとこうして少し青味が強くなってきますが、WBは「晴天:太陽光」です。α7IIIだとこうしてでてくる若干の青味こそが「Sonyカラー」に思えてきます^^。[ハナミズキ#1](f/4, 1/250, ISO2500)α7IIではもう限界を超えたISO感度です(笑)。でもどうでしょうか、画に破綻をきたすようなところは微塵もないですね。ハナミズキのたくさんの赤い実が素敵に浮き上がります。ただしこうして1/3程度空が見えるようになると先程のWBの加減で枝にまとわりつく青が気になりだします、本来ならば『色温度』のパラメーターを少し高めに調整したほうがベターですね。[ハナミズキ#2](f/2.8, 1/250, ISO2500)もう暗くなりだしているのが背景で分かりますよね、この一枚はさすがに暗めでノイズが目立ち始めました...若干のノイズ調整をしてあります。でもまだこうして葉や「実の美しさ」は健在です。[タカノハススキ](f/1.4, 1/250, ISO800)中秋の名月あたりから素敵な穂を披露しはじめたタカノハススキです。暗い背景の柵やたくさんの枝に見る二線ボケが少々うるさくなっていますが、すすきの描写はすこぶるスッキリとした描写で気持ち良さをキープしています。[ススキ](f/1.4, 1/250, ISO800)そして最後の一枚はこのすすき、OKサインを見ているようですよね(笑)。ここに来てさすがに青味が強くなり色温度を調整しています...でも不思議にデフォルトままだと空の際の濃い青は気になりますが、まさにSonyカラーを見る思いでした。調整後はこうして自然な色の趣で、主役のススキも臨場感豊かに描写されています。まあ暗くなりだすとこのα7IIIの頼もしさは半端ないですね^^。ISO上限3,200までくらいならなんとかノイズ処理も最低限で済み、結果上々な画像をキープできますかね。もちろん焦点距離に見合ったシャッタースピードをその都度確保すればもっとベース感度に近い数値で撮影可能ですから、このくらいの撮影現場でしたら全然問題なしですね。さすがのplanar T*1.4/50...最後の一枚ではないですが「OK」な描写性能をもつ好レンズですよね。まさに「迷った時」「困った時」に頼りになる一本です...^^。2020年10月 江川周辺にて(α7III + planar T*1.4/50 ZF)
2020.10.16
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雨が多くてカメラが持ち出せない...せっかく斜め掛けの鬱陶しさを払拭したばかりなのにカメラが濡れそうな雨ばかりで参ってます。きょうも午後から雨に注意という天気予報なので、昼過ぎに早めに家を出た途端に雨が降り出してせっかく持ち出した『短OBI』のα7IIIに付けたFE 85mm F1.8がフードから何から濡れだして慌てて玄関にカメラだけ置いて家を出る始末でした^^;)。なので今回は少し前の梅雨の晴れ間に撮った画像の話題になります...「またプラナーか」って...そうですプラナーです(笑)。まだ太陽が顔を出す前の時間からのCobbyの散歩になります、この5時から6時台はとても涼しくてCobbyだけでなく私も歩くのがとても楽なんですねえ...人も少なくてマスクを外していられる時間も多いですからねえ^^。今回はCobbyも変則的なコースをチョイスしました、家の前の土手沿いを歩いたので楽ちんなご近所の公園コースで済むかなと思ったら途中からいきなり市役所コースへ脱線してくれてロングコースになり、帰り際は暑さも感じるほど...Cobbyには時間の観念がないですからしょうがないですね(笑)。まずは気が付かなかったセンサーのゴミ写真...(f/8, 1/200, ISO100)現像して「あ~ァ」という一枚です^^;)。分かりますか...高いアンテナの右側にポツンと小さな丸が見えるんです...センサーに付いた『ゴミ』ですね。現像後に一応レンズ外してブローしました。レフ機と違ってミラーレスはレンズ外すとすぐにセンサーが露出してますからレンズ交換には下に向けながらとか気を使っているんですが、頻繁に交換しているとやはり付きやすいですね。時折こうした広い空が入る画像を撮っておくのは「ゴミ」発見に役立ちます(笑)。[姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン) 1](f/2.8, 1/640, ISO100)いま見頃となっているヒメヒオウギズイセンですね、去年の梅雨にはX-T2でシットリ濡れたこの花を随分と撮りましたねえ。雨の日ですから濃い緑を背景にしたこの濡れた赤い花はとても美しかったです。[姫檜扇水仙 2](f/2.8, 1/400, ISO100)ところが今回の発見はこのつぼみ...細くしなった枝に濃いオレンジのグラデーションがなんとも素敵です。こうした細めの長い葉が立ち並ぶ背景の時はこのくらいの絞りがちょうど良いですね、もう少し開くと何かとうるさくなるときが多いです。[少女像](f/1.4, 1/1250, ISO100)文化の森公園の少女像ですが、これまた像がいい塩梅に描写されました。もろ逆光だったんですが、背景の木に太陽を隠しての一枚です。まだ低い太陽の位置がまさにわかる光の拡散具合が我ながら美しいなあと...^^。[Cobby 1](f/2.8, 1/1250, ISO100)そしてCobbyです。ポートレートは逆光が良いというのが分かりますね、レフ板があれば最高でしたね。彼を縁どる体毛が輝いて、加えてこころなしか彼も微笑んでいるようで、またしても珍しい一枚となりました^^。[Cobby 2](f/1.4, 1/500, ISO100)こちらは木陰のCobbyですが、プラス補正をしているので朝日に輝く背景がほぼ飛びそうです。ここでのプラナーでの開放はソフトフォーカス的になり柔らかさが魅力ですね。[桃の木](f/5.6, 1/80, ISO100)そして例の『桃』です、近くで見てもいい色になってきました。そろそろかなと思い手の届く所で良さげな実を一ついただいてきました...「桃泥棒」ではありませんよ、毎年観察していて熟しても食べられないということか、収穫する様子がなく地面に落ちた実を鳥などが突くくらいだったんです(笑)。[桃]・・・これのみCoolpix P7100にて(f/2.8, 1/25, ISO100)こうして見ると美味しそうですね、ちょっと小さいです。やはりあれだけ実がたくさんなってますから、早い時期から間引いたり袋掛けをしないといけないのでしょうね...すぐ虫が食い始めます。昨年のものはまだ青いところが多かったので固くて酸っぱかったです、今年はどうなることやら...もう少しキッチンで熟するのを待ちたいと思います^^。さてさて防湿庫で出番を待つ「α7III + FE 85mm F1.8」が雨でなかなか持ち出せずに泣いています、次こそはなんとか活躍させてやりたいですねえ^^;)。2020年6月 文化の森公園ほかにて(α7II + planar T*1.4/50 ZF)
2020.07.02
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α7IIIとα7IIの2台ともそれぞれ「短OBI」と「カメラグリップ」が付いて斜め掛けの暑苦しさから開放されここ何日か取っ替え引っ替えどんな具合か試していました。どちらも使い勝手は上々でなんとか涼しくなるまで快適に散歩撮を楽しめそうです。そんな使い勝手が良くなったなかここ何日かで上がってきた写真をご覧いただきたいと思います。ちょこちょこと雨も降りいつものロングストラップも使いましたが、どちらもその時の状況で使い分けができるのはとても助かります...我ながらGood Idea!^^。特に雨の時は手にぶら下げて持つのも良いのですが、どうしてもレンズ前玉に雨滴が付きやすいのでそれだけは避けたくロングストラップにするのが「吉」ですよね。画像の方はほぼα7IIに「planar T*1.4/50 ZF」で撮ってます、またα7IIIの時やレンズ違いは画像上に記しています記入がないものはα7IIの画像です。[Cobby 1]《 MC ROKKOR-PG 50mm F1.4 》(f/4, 1/640, ISO100)この一枚は「MC ROKKOR-PG 50mm F1.4」での画像ですが、Cobbyまでの距離がこれだけあれば開放かf/2くらいでも良いのですが、一面にシロツメクサやカタバミなどが敷き詰められていましたので少し被写界深度を確保しました...おかげで実際の2倍くらい広く感じます^^。プラナーほどコントラストが強いわけでなく、穏やかな写真というか<MC ROKKOR>らしい安心の一枚です。[Cobby 2](f/4, 1/100, ISO100)そしてこちらが同じ絞り値のプラナーです。日陰と自然光下の違いはありますが、やはり違いが出ます、プラナーの高めのコントラストでCobbyをきっちり描いてくれます。[桃](f/4, 1/100, ISO100)これは『桃』の木です、ここ何年かきれいな花からこうした実になるまでずっと追いかけています。昨年はこの写真より実が若い状態で一ついただいてきたんですが、まあ固くて酸っぱい桃でした(笑)。今年はしっかり熟する時期を逃さず一ついただいてみようかと思っています^^。[ノウゼンカズラ](f/1.8, 1/500, ISO100)さてここからは少し花が続きます。キラリ☆ふじみのノウゼンカズラですが、朝6時台の画像です。まだ少し冷たい空気の中でとても気持ち良い朝でしたが、そんな空気感がでています。このレンズ私はあまり開放は使いませんねえ、少し絞った方がこのレンズらしい高コントラストのキリッとした画が得られますし、けっこう絞ってもさすがのプラナーで立体感・臨場感が保たれます...解像感が高く、階調豊かに描いてくれるということが土台にしっかりあるということですよね。(絞った参考画像)[氷川神社 狛犬](f/5.6, 1/13, ISO100)どうでしょうか...ピント域の狛犬の像全体が臨場感豊かに描かれています。朝7時のまだ灯籠の明かりが灯る少し暗い神社の境内ですが台座の苔といいい狛犬といい生き生きとした描写になってます。[アジサイ 1](f/2, 1/1000, ISO100)雨の午後のアジサイです。絞り開け加減で撮ったんですが、なだらかなボケ加減はとても良いのですが、高速シャッターになったおかげで右上に雨滴が写ってしまいましたね...ちょと邪魔です(笑)。[アジサイ 2](f/4, 1/250, ISO100)[アジサイ 3](f/4, 1/160, ISO100)上の2枚は同じ場所のアジサイです。ちょっと絞り出すと高コントラストゆえこうした緑の葉は時としてカリカリになりがちですが、現像で抑えてやると素敵な表情となりますね。特に2枚目...ボケの中の奥の葉の表情はエッジがとろけるようにおぼろげになりなんともいえない描写になります。[アジサイ 4]《 α7IIIにて 》(f/4, 1/30, ISO100)こちらはα7IIIでの一枚です。今回はオートホワイトバランス(標準)にしてますが、色はとても素直に出てくれてます^^。雨上がりの早朝(5:48)は足元が悪いので困りますが、空気が澄んでとても気持ちが良いですね...そんな空気感もアジサイの淡い青と白にでてる気がします^^。[グラジオラス](f/2, 1/4000, ISO100)[ネジバナ](f/2.8, 1/640, ISO100)畑の縁に咲いたグラジオラスは散歩撮ならではのスナップショットですね、白いフェンスがボケながら畑の畝といい感じの交差を作ってくれました。そしていまキラリ☆ふじみの周りにたくさん咲いている『ネジバナ』ですが、これまで20cmくらいまでのものしか見られません。けっこう大きくなると思うのですが、人の通る場所に咲いているので残念ながら成長した姿を見ることができないのでしょうねえ^^;)。これくらいの絞りが足元の小さなカタバミをキリッと映し出しながら奥への自然なボケになりいい感じです...小さなピンクのネジバナひとつひとつがとても美しい。[早朝の空:5時24分]《 α7IIIにて 》(f/8, 1/1000, ISO100)[早朝の空:5時11分]《 α7IIIにて 》(f/8, 1/500, ISO100)二日間にわたる早朝の空です。上は夜明け直後の雲間から見える光もとても弱いですが、シャドー部の草がまたいい感じに描写されてます。2枚目は空の雲がとても素敵だったんですが、筋状の美しい雲がしっかり描かれています...手前の木々がシルエットだけにならないところがまたこのレンズらしいですね。[朝日に輝く花]《 α7IIIにて 》(f/2, 1/2500, ISO100)これは何でしょうか?左に見える真っすぐ立っているのを見るとアロエみたいですが、よく見ると房になってる花の形状が全然違いますよね。朝日に輝いて素敵なオレンジ色を放っていました。そして今回の散歩撮でのとっておきの一枚が...[朝日に輝くハクチョウソウ]《 α7IIIにて 》(f/2, 1/1250, ISO100)とても天気の良い朝6時くらいの朝日に輝くハクチョウソウです。EVFには玉ボケもしっかり見えてますから絞りを悩みますねえ、ただ開放にすると惜しいかな整然とした感がなくなるんです...プラナー開放の「カオス」も顔を出しますしね(笑)。なるべく角を無くしたくて落ち着いたのがf/2でした。いかがでしょうか...planar T*1.4/50 ZFを付けっぱなしにしての1週間、雨で持ち出すことができない日もありましたが、このレンズにすると毎回思うのが「撮りやすいなあ」ということ。「T*」ファインダーのα7IIIだけでなくα7IIでもピントの山が掴みやすく、またCOSINA製のピントリングのシルキーな感触もまた良いですしね...そしてこの安心の写りですからね。というわけで今回は楽しいplanar T*1.4/50 ZFとの一週間の散歩撮での画像から拾ってきたものをご覧いただきました。2020年6月 キラリ☆ふじみほかにてα7II&α7III + planar T*1.4/50 ZF & MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
2020.06.25
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前回に続きプラナーでの散歩撮ですが、今回はとても天気が良い状況での散歩ができました。そして三日間プラナーをα7IIとα7IIIの両機で使いましたので、その味わいの違いみたいなものがお見せで来たら良いなという私としても面白い「確認」になる話題となります。まあ今回α7IIではCobbyも花も相変わらず素敵な画がキャッチできました、染み染みとα7IIはいいなあと再確認しましたねえ^^。感覚的ですが「α7II = Cool」そして「α7III = Hot」という構図になるでしょうか、まあ極端な話ですが私的にはそんな感じです。α7IIIの良さも見て取れるし、基本的に純正レンズでの不満はまず無いのがα7IIIですからねえ。それでは論より証拠、作例を見ていただきましょうか...[藤の花:α7II](f/2.8, 1/1600, ISO100)D700でも時折出てくる「絵画調」というような描写ですね。立体感よりはどちらかというと平面的な美しさが前に出ている描写とでも言えそうですね。[藤の花:α7III](f2.8, 1/2500, ISO100)α7IIIで同じようなアングルで撮ったものですが、どちらも補正±0ですから[SS]を見れば分かるようにこちらの撮影日の方が光が強いのが分かります。ほぼ同じプロセスで現像してますので微妙な違いが分かります、「色味の明るさ・メリハリ」「精細感」がα7IIIの特徴として大きな差があります。[クリムソンクローバー:α7II](f/4, 1/640, ISO100)これは農家の畑の脇に咲いていた花ですがいちごのような花です。その鮮烈な赤がストレートに出てくれてます、α7IIのこうした素直な描写がとても好きなところです。[ハナミズキ:α7II](f/2.8, 1/1250, ISO100)[ハナミズキ:α7III](f/2.8, 1/3200, ISO100)やはりα7IIIの撮影日は太陽の光が1.5段分ほど明るいのが分かりますね。そしてIIIの明るい傾向と光の違いで赤味の強さも出ています、これを葉の色で合わせるように調整すると...[ハナミズキ・WB調整後:α7III](f2.8, 1/3200, ISO100)どうですか...こうしてわざわざ調整してみると光が違うので一概には言えないですが、α7IIのクールな色傾向という特徴が浮き彫りになり描写の違いがハッキリ出てきます。一方α7IIIの方は陰影の精細な描写でレンズでいうと「ヌケが良い」描写になっていますね...センサーの違いがモノを言っている感じです。[#5 ハナミズキ:α7III](f/5.6, 1/160, ISO100)α7IIIではこうした爽やか系の描写はFE 85mm F1.8のような純正レンズではあれこれ手を入れる必要がなく得意な描写ですが、プラナーはじめオールドではどうしても明るめ(赤め)に出てWBの微調整が必要になる傾向があります。そのへんの色(WB関係)の傾向を見ていくとセンサーと描画エンジンの作画意図の違いが分かってきそうです。Cobbyの描写で見てみましょう...[Cobby:α7II](f/2, 1/3200, ISO100)[Cobby:α7III](f/2, 1/8000, ISO100)同じ場所とはいえCobbyの目を見ればわかるように光の強さがこれまた1.5段以上違うんです(笑)。ハナミズキと同様にα7IIIの画像はIIの草の色合いに合わせ調整してあります。光を選ばないとこれだけ描写が違うという見本みたいですが、「Cool」でしっとりのα7IIと立体感・ヌケの良さのα7IIIの描写の違いも見て取れますね。光の違いがある中でそれぞれのCobbyのベストショットというか「らしい」カットを並べてみます。[α7II](f/4, 1/640, ISO100)[α7III](f/4, 1/640, ISO100)[α7II](f/4, 1/800, ISO100)[α7III](f/4, 1/800, ISO100)これらは比較調整とかなく、いつもの現像のワークフローで仕上げたものです...それぞれの光の状態が反映されています。そうした中で見えてくる違いがありますよね...IIからIIIで何が変わった(進化した)のか見えてくるでしょうか...同じレンズで同じ距離(同じような露出)なのにボケ方が違ったりしてます...確かに精細感は上がっていると思いますが、やはりα7IIの描写が好きです(笑)。オマケで「ヒゲナデシコ」の描写の違いを...[α7III](f/2, 1/2000, ISO100)[α7II](f/2, 1/4000, ISO100, -0.7EV)[α7II](f5, 1/400, ISO100, -0.7EV)お気に入りのα7IIの方が一枚多いですが、このへんの描写の違いはもはやオリジナルサイズで見ないと紙一重と言っても良いかもしれません^^。普段の散歩撮ではα7IIというのはもう定番となっていますが、旅行・行楽ではα7IIを持っていく気はなくまさにα7IIIの出番です...バッテリーのスタミナは桁違いだし純正レンズでのAF絡みの使い勝手がよく、極めつけが高い高感度耐性ですからねえ、あらゆるシチュエーションに対応が可能です。そういう意味では「最新が一番」という言葉にもうなずけます...がやはり趣味の世界、ニッチな世界を楽しむことを誰も咎めませんからね(笑)。α7IIあっての<cheep and rich...viva old lens>なんですよねえ^^。2020年4月 文化の杜公園ほかにて(α7II & α7III + planar T*1.4/50 ZF)
2020.04.27
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このところ起床後に食事をしながら見ているTVでは新型コロナウィルスによる感染の状況が連日報道されています。きょうは歳の近い俳優でいまや”朝の顔”として有名な岡江久美子さんのコロナによる死亡を知ることとなりました...これにはやはり驚きましたねえ。 そして印象的なのがそれを知った若い方のインタビューだった、岡江さんを大好きだった母親の悲しみ様を見て「みんなほんとに外出控えよう、GWにどこかへ行こうなんて思うんじゃないよ...」というもの。マスクやアルコールの慢性的な不足状態に医療崩壊の危機、こんな「何もしない政府」を選んでしまったツケがこんな時に廻ってくるとは...ほんとに悲しむべきことだ...「麻生」内閣の時じゃなくて良かったと思うしか無いのだろうか...。 *********************さて今回の散歩撮はMy Best 標準レンズの「planar T*1.4/50 ZF」の出番です^^。プラナーと言えばヤシコン・コシナ・Sonyといろいろですが、私のコシナ版のプラナーはなんといってもシルキーなヘリコイドの使いやすさが良いですね。大きな回転角でピントの追い込みがとても楽、そしてα7IIのそれほど良いわけじゃないファインダーでも明るいだけでなくピントの山がとても掴みやすいです。そんなプラナーでの散歩撮、今までオールドほかでさんざん撮ってきたハナミズキなどの描写の違いなど見ていきたいと思います。[#1 ヤグルマギク](f/2, 1/2000, ISO100)上から見てきれいな花ですが敢えて横から撮ったヤグルマギクです、そして奥にきれいな一輪があるので絞り値も敢えて開放から1段絞ってf/2です。背景が独特なドロドロととろけるような状況ではないので、柔らかなボケの背景にスッキリと浮き上がります。[#2 公園のハナミズキ](f/6.3, 1/320, ISO100)入り口に立った時にあまりにきれいな空が目に入り、ハナミズキとの対比を撮りたくシャッターを切ったものです。いわゆる典型的な絞って広角的に使う標準レンズの見本みたいになりましたね(笑)。少し色褪せてきたものもあります...でも素敵でしょう?この木が左のメタセコイアを挟んで両側にあるんです、このハナミズキに毎年お世話になっています^^。[#3 ハナミズキ 1](f/2.8, 1/1250, ISO100)ご覧のように中心にある小さな「本来の花」が咲き出しました(外の4枚の花弁のように見えるのは『総苞』と言います)。この花が咲きだす頃に緑の葉もきれいに出揃いますので全体ではきれいなんですが、姿としては咲き出す前の「総苞全開で花弁はツボミ状態」の方が私は好きです(笑)。f/2.8くらいだとピント面のシャープさに加えてとても自然なボケの美しさがありますね、背景に気を遣いますがOKの場合は積極的に使います^^。[#4 ハナミズキ 2](f/2.8, 1/1250, ISO100)どうですか、小さな花が咲いてますから今まできれいな緑だったものに黄色が混ざりちょっとインパクトに欠けるんですよね ^^;)。このレンズ線が細目の割にとてもコントラストが高いんです...さすがZeiss。この画もかなりコントラストは落とし目にしていますがこれです。[#5 ハナミズキ 3](f/2.8, 1/800, ISO100)[参考:開放で](f/1.4, 1/2500, ISO100)難しいのがこうした白い花を逆光気味で撮るときでしょうか。開放できれいな一輪をクローズアップさせるとご覧のように開放ゆえの柔らかさが出て花自体とても良い感じの描写ですが、背景が(例の)とろけ始めます(笑)。なので暴れない程度に少し絞って主役たちを少しハッキリ目にしたのが[#5]のf/2.8の画像です。背景の距離が微妙でこれをもうひと絞り絞ってf/4にすると今度は背景のコントラストが強すぎる状況になってしまいますからねえ...この辺が開放と絞っての味の違いが出るレンズの難しいところでしょうかね。[#6 ヤマブキ](f/2, 1/500, ISO100)そろそろ公園内にきれいな黄色を披露しだしたヤマブキですね。周辺のボケからスーッと浮き上がる小さな花一輪が印象的(だと思いますが...笑)。[#7 デシオモミジ](f/6.3, 1/80, ISO100)曇り始めてからの一枚ですが、露出補正を+2.0EVにしています。今紅葉してまた秋に紅葉するモミジだそうですね...公園の秋にCobbyを真っ赤に染めてくれる場所での一枚です。このレンズの色の出方もとてもはっきりしていて好きなところです。[#8 Cobby 1](f/4, 1/1000 ISO100)[#9 Cobby 2](f/4, 1/800, ISO100)最後はCobbyくんの出番ですが、臨場感満点の描写ですね。煩雑な中から浮き上がらせるのではなくこうしてCobby一頭だけだったら開放にしなくても十分浮き上がります。そして緑がきれいなだけでなく草の描写がとてもいいですよね...精細なトーンが素晴らしいです。いかがでしょうか...私がこのプラナーに寄せている「信頼」をご理解いただけるのではないでしょうか。D700でもα7II・α7IIIでもセンサーの違いを見事に描き分け素敵な描写をしてくれます。2009年のD5000(APS-C)時代からずっと使い続けているので、今では最古参のレンズになりましたねえ。まさにレンズは資産といったところでしょうか...^^。2020年4月 山崎公園ほかにて(α7II + planar T*1.4/50 ZF)
2020.04.24
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前回の記事は土曜日のもので普段なら仕事なんですが、たまたま入籍を済ませた四女が新居を決めて、家から荷物を運ぶ手伝いのために休暇を取りました...その後のCobbyの散歩撮にてとなります。さて翌日(本日)は雨上がりの状況でCobbyの散歩に出ましたが、α7IIにレンズはそのまま付いているplanar T*1.4/50 ZFを持ち出しています。1回付けるとなかなか外せないレンズとなるのがZeissの凄いところですね(笑)。とはいえこの日は天気も最悪でいつ雨が降り出すかわからないくらいの空模様、とても暗いです。でもこの自然光の下でどんな雰囲気の描写をしてくれるかというのもまた面白いですからね。まあ寒いし時折雨も落ちてくる状況だったので大した枚数は撮れなかったのですが...。(f/4, 1/60, ISO100)もうどんよりもいいとこですね。Cobbyの目線の先から可愛いワンコが歩いてきてます、なのでいつも写真のときは垂れ下がっているしっぽがしっかり立ってますね...目線は別としてこういう時がCobbyのシャッターチャンスですね(笑)。さて前回「熱海寒桜」という早咲きの桜をアップしましたが、肝心のソメイヨシノの状態はというと...(f/4, 1/500, ISO100)ちょっと分かりづらいですが、段々と花芽が育ってきましたね。この木は新河岸川沿いの枝垂れ気味の桜なんですが、毎年見事な桜吹雪を見せてくれるスポットなんですよね...今年も楽しみにCobbyと来たいと思ってます^^。そうそう、この日は植え込みの中に珍しい花を見つけました。(f/2.8, 1/160, ISO100)これはなんという花でしょうかね、今までこの黒っぽい茎に張り付いていた無数のこれをアブラムシだとばかり思っていたので、Cobbyが近づかないよう注意していたくらいなんです^^;)。今回よく見ると...なんと小さな花が無数についているではありませんか...もうびっくり。なんというところに出来るんですかねえこの花は、葉に隠れてとても日当たりが悪い場所ですよねえ。それによく見ると花がロウバイのようなツヤがあるんです、こういう花もあるんですね、新発見です(笑)。そしてこの日はいたる所にハクモクレンの花がたくさん咲いてました。これは私のよく知る4つあるスポットのうちの1箇所ですが、文化の杜公園内です...(f/1.4, 1/640, ISO100)これ開放です、前回このレンズのところで話しましたが背景の距離によってはドロドロになるという話です。ご覧のようにその寸前になってます(笑)。ここから1段ほど絞ってみると落ち着いてきます。(f/2, 1/250, ISO100)まあ天気・明るさにも依るところが大きいのでD700では要注意ですが、α7IIなどではEVFなので事前に分かるところはありがたいですね。このあと市庁舎周りにも大きな木がありそちらも魅力的な花がたくさんついていました。ただ背景のチョイスが難しい場所でもあり、とても苦労しますね^^。(f/1.4, 1/400, ISO100)下草がちょうど良い色をしていましたので背景にしてみた一枚です。ちょっと距離があり主役の花が寂しいですが...。また少し暗くなってきたので近場の花でちょっと幻想的な絵面を狙ってみました...(f/1.4, 1/40, ISO100)もう場所によっては開放でもSSがかなりキツくなってくる程です。と、やはりこれを撮っているあたりから雨がパラパラと落ちてきました^^;)...ただ傘をさすほどではないので続行です。(f/2.8, 1/250, ISO100)花びらも落ちてきだしてもうこちらのハクモクレンは見頃を迎えている感じですね。帰りがけにいま一度文化の杜公園の木に寄りました...明るさがないので立体感には苦労しますね。(f/4, 1/1000, ISO100)(f/2, 1/125, ISO100)やはりいくら陰影をしっかり描けるレンズでも「光と影」を捉えられないと難しいですね。今回は白を捉えたくて+補正しながらの撮影でしたが、色は出ても陰影をしっかり描けるまでには至りませんでした...いい勉強です。そういうところも使い手にシビアに指摘してくるのがplanar T*1.4/50なんですね、だから大好きなんです(笑)。ある意味こういう天気の時は夕方に強くキリッとした画を吐き出す「HELIAR 40mm F2.8」あたりを持ち出してみるのが良かったかもです...次回試してみましょうか^^。2020年3月 新河岸川沿い・文化の杜公園にて(α7II + planar T*1.4/50 ZF)
2020.03.09
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2回の大きな休暇も終わりいつもの勤務状態に戻ったころ、たくさんの楽しい時間をくれた土手の「河津桜」も終わりの時を迎えつつあるようだった。そこで今回の公休日は標準レンズの私的“HIS”であるZeissのplanar T*1.4/50 ZFの出番としました。○ Carl Zeiss planar T*1.4/50 ZFというレンズ<planar T*1.4/50 ZF(コシナ)>光学系構成 :6群7枚焦点距離 :50mm最短撮影距離 :0.45m絞り羽根枚数 :9枚F値 :f/1.4~f/16フィルター径 :58mmマウント :ニコンF重量 :330gレンズ設計では「カメラレンズのデザイン史上最も成功を収め、最も多くの影響を与えたレンズ構成」といわれるプラナー。Carl Zeiss というブランドは魅力あるこのレンズを含め数ある銘玉からくる確固たる地位を持っていると言えると思います。○ 私にとってのプラナーその魅力の最たるものはなにか...私としては抽象的ですが...キリッと写って当たり前だが、時として自分の想定している範囲を超えてハッとする描写をプレゼントしてくれるレンズというもの。初代デジイチ「Nikon D5000」で初めてこのレンズを使って撮った桐生自然観察公園での「ニリンソウ」は今でも私の宝物です^^。その後もD300sで撮った航空公園の紅葉では人を撮ることの楽しさ難しさを教えてくれたのもこのレンズでした。D700で画角を身につけるために半年以上標準レンズ一本で修行したのもこのレンズ...とにかく私のカメラ・写真史においての節目には必ず登場したレンズという思い入れのあるレンズなんですね。○ α7シリーズでの楽しみオールドレンズの楽しみで手に入れた初代α7からIIIまででもこのレンズを使うことが多いですが、安定した描写という意味ではピカイチです。光と距離の状態ではどろどろした開放でのボケも健在ですが、私の使ったニコン機でのものより深みを感じます。花など撮ると時にシャープな中に気品を感じさせてくれる写りをしますね。そうした色とか階調性などでSonyのセンサーとの相性はとても良いと思います。Sony純正レンズにも「高価なプラナー」がありますが、このコシナのNikon用planar T*1.4/50 ZFとどれだけ絶対的な違いがあるのかはとても興味があります(笑)...まずはZeissブランドのSony用プラナーである「Loxia 2/50」が今のところ一番の欲しいレンズではありますが、早く試してみたいですね。○ 作例に見るplanar T*1.4/50 ZFそれではいよいよ終わりの時期を迎えた河津桜、花に勢いはなくなりましたがたくさん出始めた初々しい緑の葉と濃い桜色のコンビネーションは「有終の美」にふさわしい景観です。この美しさを私のα7IIとplanar T*1.4/50 ZFはどう捉えたか...ご覧ください。[河津桜 #1](f/1.4, 1/2000, ISO100)[河津桜 #2](f/1.4, 1/1000, ISO100)[河津桜 #3](f/2.8, 1/250, ISO100)[河津桜 #4](f/2.8, 1/200, ISO100)[河津桜 #5](f/2, 1/640, ISO100)[河津桜 番外編:フワボケ](f/1.4, 1/800, ISO100)いかがでしたでしょうか、この日は時折お日様が顔を出すような感じで明るさが一定ではなく緑の若葉とのコラボの柔らかい表現をしたかったのですが難しく、かなり露出補正を+して撮影しているものも多かったです。ボケても「桜」とわかる数少ない花ゆえ番外編もありかなと思いますね^^。そしてこの近くの公園脇の一角には早咲きの桜が何本か植えられているのですが、先日アップした花が特徴的な「オカメ桜」もそうですが、いかにも日本の桜という早咲きの「熱海寒桜」もきれいに咲き出しました。このレンズの特徴でも書きましたが、気品のある写りが出そうな光だったのでさっそくチャレンジしてきました。[熱海寒桜 #1](f/2.8, 1/800, ISO100)[熱海寒桜 #2](f/2, 1/400, ISO100)一枚目の写りなど渋いですよねえ^^。まあまだ花がまばらなので桜色一色みたいな写真は撮れなかったんですが、ツボミもあまり目につかなくてこの木はどうやらそれほどわんさか花がつく種類ではなさそうですね。でもこれから咲く公園いっぱいの「ソメイヨシノ」につながる貴重な早咲きの桜がこちらにはたくさんありますからこれから休みのたびに確認してアップしてみたいと思います。○ 総評として私にとっての頼れる標準レンズ...planar T*1.4/50...困ったらこれ、悩んだらこれです(笑)。ボケがうるさくなる「背景の距離」だけは頭に入れておかないとせっかくのplanar T*1.4/50が台無しになることがありますが、アングルが限られることもありますから、それも癖のひとつと割り切ります(笑)。長く使ってきて飽きることない描写、逆に想定外の驚きの一枚を提供してくれるこのレンズは自分としては『魔法の玉手箱』みたいな存在です。これが「想定外」ということがなくなった時に初めて自分のレンズとなるんでしょうねえ...それまで必死にトレーニングします(笑)。2020年3月 江川周辺・山崎公園にて(α7II + Zeiss planar T*1.4/50 ZF)
2020.03.08
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今日はかなり風が強い一日だった。休みの散歩でたまにはCobbyにも普段と違った場所で歩かせてあげたいと思っている。今回は職場近くの航空公園まで行ってみようかと思ったのだが、2~3日前から喉が痛くどうやら風邪の症状も出てきたので無理はしたくないので遠出はちょっと先に延ばしました。先日来α7IIの「らしい色」が手元に戻ってきたので、きょうは久しぶりに私の標準レンズのデファクトスタンダードである「planar T*1.4/50 ZF」を付けて散歩に出ました。(f/4, 1/1000, ISO100)タイトルにもありますが、今回は私なりのα7IIのファインダーの見やすいというかMFのオールドレンズを使っていてとてもピント合わせがしやすいα7IIのセッティングを紹介してみようと思います。(f/2.8, 1/3200, ISO100)あくまで私の場合です・・・ご参考まで。まず基本はファインダーの「設定効果反映」をOffにします、そしてカスタムキー(C1)に「撮影結果プレビュー」を割り付けます。次に「あると助かる」時に使えるように「ピーキングレベル(低・中・高・Offを選べる)」をカスタムキー(C2)に割り付けます。最後は「ピント拡大」をカスタムキー(C3)に割り付けます。Fnメニューの中に「View設定」を入れておきます。3つのカスタムキーにこれだけファインダー関連の機能を割り付けるのはもったいないと思われるかもしれませんが、私の場合このα7IIはもっぱらオールドレンズorMF(マニュアルフォーカス)レンズを使う場合がほとんどなので、普通C1~C3というのは押しやすい位置にありますからAF機能のセットが多いかと思いますが私にはほとんど必要性のないものなので上記のようなセッティングにします。(f/2.8, 1/3200, ISO100)こうすることによって(T*のような)上位機種ほどファインダーが優れものではなくても、α7IIのファインダーが一番明るく見やすい状態にすることができます...これ初めてセットした時は驚いたものですよ(笑)...反映をOnの状態でちょっとカメラを横にふると意外に像が間に合わずいかにも映像を見ている感じで『揺れ』を目にするタイミングがあるのではないでしょうか。その反映をOffにすることでそうしたタイムラグが少なくなり「OVFに近い」感覚になってくれます。またレフ機で被写界深度の確認のためにあるプレビューボタンの感覚で(C1)を押せばこれまでのどう写るか見えていたEVFと同一の画を目にすることもできますので安心です。ピーキングレベルは私はあまり使うことはないのですが、広い範囲をピントに収めたい時などに使えるようにしてあります。そしてピント拡大はホント便利です、拡大ポイント(四角い枠)も移動させることができるので構図を決めてから主役のピントをしっかり決めることもできますよね...特に開放に近いF値で近接撮影の時は助かります^^。(f/2.8, 1/5000, ISO100)さて以上のようなセッティングにすると不思議にD700などレフ機と同じリズムで撮影が可能になりますね。オールドでもSUPER TAKUMARの28mmや35mmなどF3.5と初期設定では少しファインダーが暗くなりがちなレンズでもファインダーの明るさはキープされます。ただし条件によってはこうした設定が必要ない時もありますから、Fn(ファンクションボタン)で出る設定の中に入れている[View設定]で普通の「設定効果反映」をOnにするだけです^^。(f/1.4, 1/2000, ISO100)まあ老眼が進んできたおかげでこうしたファインダー設定の「できるんだ」ということがわかり、マニュアルをじっくり見る機会ができました...そのおかげでAF関連、特にAFエリアに伴うターゲットAFの機能変化など理解が深まりました(笑)。それにしてもα7IIの『色』、α7IIIとやっぱり違いますねえ^^;)。このところ使うレンズのせいもあるんですが、α7IIの出番が多く長くα7IIIの色に目がなれていたので今更ながらα7IIの色(画像)がツボにはまってシャッター切るのが楽しくてしょうがないですね。(f/1.4, 1/2500, ISO100)きょうの散歩でもさすがにplanar T*1.4/50 ZFで明るくピントの山がつかみやすいです、なので開放付近以外ピント拡大の助けを借りることがあまりないです...とはいえ強い逆光時など拡大でコントラストで確認できるのでやはり助かります。(f/16, 1/320, ISO100)そして「COSINA」のplanar T*1.4/50 ZFですからヘリコイドのシルキーな感触は最高です。(f/5.6, 1/1250, ISO100)ちょっときょうの写真に触れますが、天気が良くて空の色がCoolな印象のα7IIの画でもplanarのコントラストの効いた画のためか青も強いですね。Cobbyもちょっと硬めに出て現像時随分とコントラストを押さえています...(f/2.8, 1/800, ISO100)今回はCobbyを撮るのに上の写真のように彼と同じ目線で撮ることを多用しました、こういうアングルはAFであればカメラだけ低く構えて可動液晶を上から覗いてシャッター切れば良いのでしょうが、MFは残念ながらなかなかそうはいかないですね...地面に這いつくばって撮ってます(笑)。(f/5.6, 1/1600, ISO100)冬もいよいよ本番を迎えこうして街路樹の紅葉葉楓を見ても葉のない中に茶色くなった実がとても寒々しく感じてきます...しばらく色味の少ない季節を過ごすことになるんですねえ。ただこれからは逆に「春のしるし」を探す楽しみが出てきます、江川のマガモが飛び立っていくまでそんな密かな楽しみでシャッターを切ることになるんですね^^。2020年1月 新河岸川流域・文化の杜公園ほかにて(α7II + planar T*1.4/50 ZF)
2020.01.10
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ああ、やっぱり起きられなかった ^^;)。気がつけば11時、外は晴れておりなおかつ久しぶりに暑い!これからCobbyを連れ出すのはとても可愛そうだし、なんて考えながらTVを見ながらブランチタイムである。もうすぐ降り出すのかなあと思いながらマウントアダプターにplanar T*1.4/50を取り付けX-T2にセット。午後2時頃だろうか窓から入ってくる風はそれなりに涼しい、降り出したら帰ればいいかとCobbyを連れて散歩に出ることに...。まずはいつも気にしている『桃』の木へ、なんだか実の数がずいぶんと少なくなってきました。樹の下へ潜り込まないと実が見えなくて写真を取るのも大変です(笑)。これは開放(PROVIA)での一枚。やはり先日のNikkor-O・C Auto 35mm F2よりは葉の質感が上質かなと思います・・・まあそのへんは個人の好みもありますが^^。ただ標準レンズゆえこのX-T2では75mmの中望遠クラスになりますからこうして小さめな被写体にスポットを当てるのには楽ですね。この日は土手にここしばらくお目にかかっていなかった「ヘラオオバコ」がずいぶんと姿を見かけるようになりました。蕾のものからつい最近咲き出したものが多いのでとても形がいいものが多いです。(f/4, PROVIA)すぐ近くに小さなアマガエルを発見。Cobbyがちょっかいを出さないように彼を少し遠ざけて撮影です^^。(f/1.4, PROVIA)このへんまでPROVIAで撮ってきましたが、光の状態もいまひとつでしたのでなかなかplanarらしい開放での柔らかさとボケの変容(これは極端ですからね)はそれほど見られません・・・まあ無難な感じなんですよね。そしてここからいよいよASTIAに変えて撮影し始めます。まずはたくさん咲いていたひまわりの中で一つだけ様変わりの個体があったもの、調べるとひまわりの仲間で「テディ・ベア」という種類の花だそうです...可愛い名前通りのイメージですね。(f/1.4, ASTIA)どうでしょうか、確かにハイライト部に関しては柔らかさが感じられますね。シャドー部というのがそれほどはっきりしてないので分かりづらいかもです。次の画はちょっと「アレッ?」となってしまいました。(f/4, ASTIA)こういう逆光で樹木を撮ったときも普段であればf/4まで絞れば十分ピント面の立体感は保証されているんですが、中央の先端の色の薄くなった葉が密集している部分などやはり少し柔らかくなってしまったせいかそこまでの立体感が出ていません・・・ちょっと「?」でした。次のはとてもきれいに紅葉していた楓の一種で「紅鏡(べにかがみ)」という木なんですが、これは色が見事に濃く出ました。(f/4, ASTIA)いつ雨が降ってもおかしくないくらいな雲行きだったので、少し暗くて...こういう条件下ではたしかにシャドウ部を締めるとこの紅が強く出るかもですね。このあと公園の四阿でCobbyのおやつタイムをとっている間に雨が降り出しました...トホホ。前回同様まだきれいに咲き乱れていたキスゲがあったので、小雨のなか一枚だけ頂いて来ました...さすがにZeissなのか、それとも暗さのせいかASTIAにしてあっても柔らかさを感じさせないパリッとした写りになります・・・でもよく見るとシベ部分などPROVIAのときより柔らかめ(コントラスト抑え気味)です。この写真の元画像は...ちょうど池の手前に大きな木が覆いかぶさっているおかげで向かいの気がきれいに大きく写り、奥にかけて降っている雨の波紋がたくさん見えますね。これだけでも面白いのですが、雨の憂鬱な気分を盛り込むために一つ上の写真はハイライト・シャドーそれぞれの彩度(パープル・グリーン)を調整しています。それにより手前の木から落ちる水滴の大きな波紋がよく目立つようにもなりました。雨も強くなってきてX-T2はいいのですが、planar T*1.4/50の方がもったいないので慌てて家に向け退散です^^。まあこのplanar T*1.4/50 「ZF」ですから型番通り電子接点がありません、なのであまり気にする必要もないのですが長年の愛用いや相棒なので大事にしたいだけなんです(笑)。きょうはとても短い時間でしか撮影できなかったのでまだなんとも言えませんが、パキッとした画が信条のplanar T*1.4/50には少し不満が残るフィルムシミュレーションかもしれません。というより『時と場所』を選んで使えばその効果も発揮されるということなんでしょうねえ。ただPROVIAの(TonalityとSatulationの)守備範囲はとても広く、いわばオールマイティとも言えそうなので普段はPROVIAで行けるかと思われます...このへんが天下のZeissらしいと言えそうですね。 2019年7月 山崎公園ほかにて(X-T2 + planar T*1.4/50 ZF)
2019.07.19
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きょうは散歩コースで出会うにゃんこをじっくり撮る時間がありました。最近この氷川神社そしてその裏の原っぱに集まるにゃんこに会う時Cobbyをちょっと離れたところに留めるようにしたら、にゃんこたちもじっくり写真を撮らせてくれるようになりました^^。まあ彼らの視界にCobbyが入ると相変わらず毛を逆立てるんですがねえ、たまには威嚇するにゃんこも面白いのですが・・・やはりまったりしているにゃんこは見ていて可愛いですよね。まずは警戒してこのなんともいえない目つきで迎えられます(笑)。そして繋がれているCobbyの方を確認します・・・「安全だな」と^^。確認がすむと...それぞれが再びまどろみはじめます...Cobbyのリードを留めてあった木から外し神社を出ようかとしたところで、バッグからカメラを取り出している若い男性とすれ違い、趣味が一緒かと思うと嬉しくなり挨拶を交わしました。この神社けっこうアマチュアカメラマンが来るんですよね、脇にこんもりした湧水や遊歩道を有する「雲居の瀧」という森もあり結構フォトジェニックなところがあるせいでしょうね・・・もちろんにゃんこもいますしね^^。きょうはα7IIIに大好きな「planar T*1.4/50 ZF」を付けて歩きましたが、このレンズが私のいわば標準レンズなんですね。焦点距離50mmだからという意味もあるが、でてくる画がとても安定しており時として素晴らしい描写を見せてくれるところがお気に入りなので、このレンズを基準に他のレンズを比較しているという意味もあるんですね。寒くなりだいぶ葉が赤くなっているサザンカですが、ちょっと強い風の中青空に向け咲き誇っていました。音楽堂のあるキラリ☆ふじみ横のミツマタです、逆光に輝く葉を背にしてましたので絞りを開けて撮ってみました。(f/1.4, 1/2000, ISO100, -0.3EV)(f/2, 1/1600, ISO100, -0.3EV)二枚それぞれ暖色・寒色系で仕上げてみました。一枚目の開放の方は光源がきつきつだったんで玉ボケも接近しすぎて混沌としていますが、一段絞れば玉ボケも少し小さくなり形が揃い整然としてきますね。・・・まあ好き好きですが(笑)。わたしはこのplanar T*1.4/50 ZFではあまり開放は使わないですね。まあ撮る対象にもよるとは思いますが、私にとってこのレンズの美味しいところはシャープさ、立体感、コントラストの高さでしょうか。確かフランスの写真家の作品の中でこのレンズの開放で撮ったレストランの群衆の中で一人の女性をクッキリと浮き上がらせているものが印象的でしたが、そうした使い方は時々します^^。(f/1.4, 1/20, ISO1600, -0.7EV:α7II)対象のにゃんこが小さくても引き立ってますよね。もう日が暮れ始めてからの一枚なんですが、ちょっと幻想的で好きな一枚です。きょうも一枚だけチャレンジしました...(f/1.4, 1/320, ISO100, -0.3EV)いつも癒やされている生け垣の足元にある「小枝ちゃん」です(笑)。とにかくこのレンズ、きっちり撮らせてくれるだけでなくあれこれとイメージを膨らませてくれる頼もしい一本です。標準レンズだけにZeissの中でも安く手に入るのでおすすめですね。2019年2月 & 2018年11月 氷川神社境内ほか (α7III & α7II + planar T*1.4/50 ZF)
2019.02.10
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