まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2019.02.09
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カテゴリ: パワハラ
父親に殺された小学4年生の女の子は、

父親に連れ戻されたのだと報道されています。



日本には「ホンネ」と「タテマエ」がありますが、
虐待やハラスメントを行う人間は、
「タテマエ」の部分ではそういうことをせず、
つねに人目につかない部分で暴力的にふるまいます。

それは家庭や職場など、


彼らは、自分の行為が公に晒されることを非常に恐れます。

まさに、加害者の父親は、
自分の家庭内の暴力を外に知られないように、
娘を家の中に連れ戻し、結果、殺してしまったといえます。

おそらく彼は、
自分の行為を「教育」であり「しつけ」だと弁解するでしょうが、
これもまさに、虐待やハラスメントを行う人間に典型的な理屈です。
職場でパワハラを行う人間の場合も、例外なく、
自分の行為を「指導」であり「教育」だと言うのですから。



虐待やハラスメントを行う人間というのは、


彼ら自身が、そういう価値観のなかで育ってきたために、
それと同じ価値観を次世代に引き継ぐのが当然と考えています。

したがって、彼らは、
成長するにつれ、自分よりも弱い人間を目ざとく見つけ、
そうした弱い人々に支配的にふるまうことで、


彼らが社会や職場で成果をあげるのも、
まさに弱い立場の人々を従わせ、ときには責任を押し付け、
さらにはフラストレーションの捌け口にすることによって、
自分の目的を実現しているからです。

本来、人間の能力や経験値というのは、
「強い弱い」とは無関係なはずですが、
彼らにとっては「弱い者が強い者を指導する」などありえない話で、
「強弱」こそが人間の優劣を決定づけているのです。

ある意味で、彼らは非常に 野蛮 な価値観の中で生きていると言えます。



虐待やハラスメントを行う人間にとって、
暴力の実態が外部に知られることは致命的な打撃です。

弱者への支配のうえに成り立っている彼らの人生は、
虐待やハラスメントが封じられた瞬間に成り立たなくなる。

極端にいえば、
虐待やハラスメントの許されない空間では、
彼らは、生きることすらできなくなってしまうのです。





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最終更新日  2019.06.14 17:42:08
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