まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2021.02.14
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オー!マイ・ボス!牡蠣は別腹で。


お好み焼きと一緒に、
鉄板焼きの牡蠣が食べられるお店って、
どこにあるのかしらと思ったら、

牡蠣入りお好み焼き=カキオコ

なるものがあるそうです…。



出てくる食べ物は美味しそうだったし、
萌音のファッションも可愛かったし、
演出のテンポ感もすばらしく良かったし、


第4話ラストのキスシーンの威力は絶大だったけれど、
全体的に見るならば、
第5話こそが神回だったと思います。
ある意味では、
近年のTBSドラマのなかでも特筆すべき回でした。

anan脱ぎからの半裸ハグ!
そして曜日関係なしの充電ハグ!
胸キュンシーンにもかなり満足できた。

まあ、
細かいことをいえば、
いつのまにか山村紅葉のドレスをちゃんと準備してるエスパー麗子
みたいな有り得ないシーンも見受けられたけど、




…なかでも、
わたしがとくに注目したのは、

ドラマの冒頭、
カメラのこちら側にむかって、
萌音が《現在までの状況》を語りかけたシーンです。



じつは、
日テレの「リモラブ」でも、
髙橋優斗がたびたびカメラに向かって語りかけていたし、
現在の「ウチカレ」でも、同じような演出がありました。

そのような登場人物のメタレベルな動きは、
ややもすると、物語世界の秩序を壊してしまうし、
観ている側にも違和感を抱かせかねません。

だから、
かならずしも安易に勧められる演出手法とはいえないし、
わたし自身、あまり好きではない。


でも、
「ボス恋」第5話の萌音の語りには、
まったく違和感をおぼえなかったのです。

それは、
まだ物語がはじまる前の冒頭シーンだった、
というのもあるけれど、

それ以上に、
これはやはり萌音の役どころによる部分が大きい。



もともと、
「恋つづ」や「ボス恋」というのは、
きわめて《体験参加型》のドラマであり、
視聴者の《共有型》のドラマでもあるのですね。

多くの視聴者は、
萌音の姿をとおして疑似恋愛を楽しんでるし、
いわば、親しい友だちの恋愛を、
みんなで覗き見してるような感覚があります。

だから、
萌音自身がわたしたちに話しかけてきても、
まったく違和感をおぼえないし、
むしろ 「へぇ~そうなんだぁ」 と、
萌音にむかってこちらから返事したくなる感じ。

萌音から直接恋バナを聞いてる感じなのです。



これは、
テレビドラマの王道のセオリーからすると、
ある種の《禁じ手》なのかもしれないけど、

見方を変えれば、ひとつの可能性でもある。

このドラマは、
さまざまなメディアミックスをふくめて、
作品の外側にまで開かれた構造をしています。
物語の世界に閉じていないのです。

「ボス恋」第5話の萌音の語りには、
思わぬ可能性が秘められているように思われます。




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最終更新日  2021.07.13 17:08:52


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