まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.02.28
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NHK「恋せぬふたり」の第5話は、非常につらい内容。

このドラマは、
もともと「恋せぬ人間」の苦しみを描く内容なのだけど、
第5話では、逆に「恋する人間」の苦しみが描かれました。



たまたま、
浜辺美波の「ドクターホワイト」に、
「like」と「love」のちがいの話が出てきていたのだけど、
そこでは漠然と「like<love」のように捉えられています。


世間では「like<love」という抽象的な認識のほうが一般的です。

しかし、
このドラマのなかでは、
「like」と「love」が、とてもシビアに区別されている。



すなわち、
「love」(性愛)は、
「like」(親愛)とはまったく違う感情で、
ときに支配欲や暴力性をもはらんでしまう欲求だし、
あげく嫉妬や憎悪や呪いにさえ転じるものだから、

like しあうことができても、
love しあえない場合がある。


求める側も、求められる側も、たがいに傷つく惧れがある。

だから、

一方は、
自分の欲求を抑えなければならない苦しみを背負い、
もう一方は、




このように、
たがいに love しあえない苦しみというのは、
かならずしもアロマアセクにかぎった話ではなく、

一般的な片思いにも通じる普遍的な苦しみですよね。

つまり、
自分は「恋人になりたい」と思ってるのに、
相手は「友達のままでいたい」ってシチュエーション。

そこでも、
自分の欲求を抑えなければならない苦しみと、
相手の欲求に応えてあげられない苦しみがあります。

そういう構造が、
非常にクリアに描かれたのが、今回の第5話でした。

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最終更新日  2024.06.17 19:42:04


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