まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2023.01.18
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わたしが今季いちばん期待してるドラマ。

これは、
「半分、青い」と「ウチカレ」の連続性のなかで、
北川悦吏子のファンタジーに没入するためのドラマであり、
あくまでもファンタジーだから、どこにもリアリティはない。



ウチカレとの連続性。

つまり、空と光が、
空と音になって戻ってきた…ってこと。
豆も入ってますが(笑)。


ニューヨークから戻ってきた…ってこと。

ついでに、
シュガーベイブで踊るってことでもある。
ジャニス・イアンで踊ったように。

東京のビルに遮られてるので、
空は半分くらい青い。




あくまでファンタジーなので、どこにもリアリティはありません。

まず福岡の横断歩道で偶然出会って、
約2年後に東京の噴水で偶然再会して、
すぐにホテルのレストランでも再会して、

最後は、下宿でまたもや再会する。

第一話だけで5回以上の偶然の再会(笑)。

これが北川悦吏子のファンタジー。
どこにもリアリティはありません。
ひたすらそのファンタジーのなかに没入するだけです。



このドラマで永瀬廉の魅力が輝くのは間違いありません。
これはたぶん「silent」の目黒蓮の比ではない。
そういう意味での北川悦吏子の手腕は、神懸ってて尋常ではない。

永瀬廉の美しさが、
かつてないほど引き出されるはずなので、

たとえ脚本の内容が叩かれても、
たとえ広瀬すずのキャラが激しい反感を買っても、
ジャニヲタがこのドラマから脱落する選択肢はほとんどない。



北川悦吏子と広瀬すずは、
たしかにビッグネームの組み合わせだけれど、

近年の北川悦吏子のドラマは、
かならずしも一般的な支持を得てきたわけではなく、
むしろ多くの批判を浴びながら、
通好みの作品ばかり作ってきたというほうが正しいし、

広瀬すずも、
たしかに国民的なタレントではあるけれど、
けして民放のドラマで成功してきた人ではないし、
ましてラブコメで成功してきたわけでもないし、
どちらかといえば社会的な作品で評価されてきた硬派な女優。

そう考えると、
俗受けの王道ラブコメを連発してきたTBSにとって、
これはかえって冒険的なチャレンジだというほうが正しい。

たぶん、このドラマも、
万人の共感を得られるとは到底思えないし、
やっぱり通好みの内容に終わる可能性のほうが高い。



とはいえ、
わたしがこのドラマを見ない選択肢はほとんどない。

ピュアで美しすぎるファンタジーと、
北川悦吏子だけのユーモアを味わうことが目的です。

どこにも現実味がなく、
どこにも共感する要素がなく、
何の話でどんな話か分からないままに終わっても、
なんら問題ない。

そしたら、
また次のドラマを作ればいいだけのこと。
そういう連続性のなかで、
この脚本家の世界がずっと続いていく、ということです。



あとは、北川悦吏子が、
TBSに対して妥協しないことを祈るだけですね。
そんなことをしても一銭の得にもならないのだから。

もしかしたらプロデューサーは、
局の上層部をうまく騙したのかもしれないけど、
とにかくTBSはやると決めたのだし、
たとえ視聴率が1%以下になったとしても、
最後までやり通してもらうしかありません。

いまの北川悦吏子はこういう作品しか書かないだろうし、
広瀬すずもこういう作品にしか出ないのだろうから、
そういうもんだと思って覚悟を決めてもらうしかない。












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最終更新日  2023.01.19 05:54:06


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