まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2023.04.30
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朝ドラ「らんまん」は、
最初の妻=牧野猶の存在を隠蔽して、
ひたすら牧野富太郎の人生を美化するのでは?!

…との憶測もされてましたが、
じつは姉の綾のモデルが牧野猶だったのですね。


昨年の朝井まかての小説「ボタニカ」が、
この牧野猶のことをクローズアップしてるらしい。
ドラマの放送がはじまる直前の3月31日には、
朝井まかてがラジオ深夜便に出演して、
(聴いてないけど)

朝井まかての小説は、
朝ドラ「らんまん」と、どういう関係になってるのでしょう?

NHKは、
朝井まかての「眩」などもドラマ化しています。
しかし、今回の「らんまん」にかんしては、
朝井の小説を原作にしてるわけじゃありません…。



わたしが思うに、
朝ドラ「らんまん」と朝井の小説「ボタニカ」は、
まったく無関係ってわけでもないのだろうけど、
いわば競作のような関係になってるのかなと思います。

追記:
じつは脚本の長田育恵は、
朝井まかてが「眩」を発表したのと同じ2016年に、
戯曲「燦々」を書いていて、どちらも葛飾応為の話だったのです!
そこでも競作の関係になっている。

≫ https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/201709260000/


上白石萌歌の「ゲルニカ」みたいな戯曲だけでなく、
NHKでは「ルソン島、戦火の約束」のようなドラマも書いてます。
今回の朝ドラも、
そうした長田のオリジナル作品ってことなのでしょうね。

長田育恵と萌歌 


そう考えると、

いとうせいこうの「われらの牧野富太郎!」、
そして、長田育恵の小説版「らんまん」、
…この3作が競作関係と見ることもできそうです。
いとうせいこうの本には、朝井まかてと長田育恵も参加しています。






今回の作品は、序盤を見るかぎり、
朝ドラに典型的なサクセスストーリーって感じでしたが、
ここにきて、かなり史実を踏まえてる感じがしてきた。
そこに長田育恵の「作風」も見えてきた気がします。

富太郎の両親が早くに亡くなったのは史実だし、
いとこの猶の両親が亡くなっていたのも史実のようです。
(猶の両親がコレラで死んだのかは分かりませんが)
猶のほうが年下なので、ドラマとは逆になってるけど、
富太郎と猶はやはり兄妹のような関係だったらしい。

そして、祖母は2人を結婚させましたが、
実質的な夫婦生活はほとんどなかったのだろうと思う。

ドラマでも描かれているとおり、
富太郎は酒も煙草もやらず、
家業を祖母や猶や番頭に任せきりだったらしいので、
猶に家業を継がせる (養女にする) ための、
形式的な結婚をさせた可能性もなくはありません。


祖母が亡くなって、2人が離婚した後に、
富太郎が東京の菓子屋の娘と再婚し、
猶が番頭の井上和之助と再婚したのも史実です。

ちなみに、
若い頃の牧野富太郎は、まるで成田凌みたいな美男子です。
ぶっちゃけ、神木くんよりイケメンだったかも(笑)。

浜辺美波と成田凌 

牧野富太郎の2番目の妻となる小沢壽衛は、
井伊家の家臣だった父と、芸妓だった母のあいだに生まれ、
幼いころは裕福だったものの、
父親の死後は、母が芸妓置屋や菓子屋を営んだそうです。

牧瀬里穂と浜辺美波の演じる菓子屋の2人が、
商売上手で愛想のよいチャキチャキの美人母娘って設定は、
その意味で史実にもとづいているのだと思う。
きっと江戸育ちの粋な女性だったのでしょう。



そういえば、
第1週では坂本龍馬も登場しましたが、
牧野家と坂本家が遠からぬ関係だった事実もあるとのこと。

また、牧野富太郎が、
自由民権運動の弁士として演説してたのも事実ですが、
ジョン万次郎との関係については不明です(^^;




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最終更新日  2023.08.03 06:54:51


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