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昼間は暑いのに夜は寒い気温差の激しい毎日が続いたせいか、久しぶりに風邪をひいてしまってGWを目前にしてダウン、週明け早々から仕事は休むわ約束していた舞台はドタキャンするわで、周りにも迷惑をかけまくって精神的にもかなりダウン気味の本日は既に4月も最終日(涙)。しかし、うなされるほどの高熱でもなく、かといって仕事ではとーてー使い物にはならない中途ハンパな体調を回復させるべく休み中はひたすら寝こけてみたものの、さすがに長時間眠るのも限度と言うものがあるので、その合間に本を読んでみたり、枕元にPCを引っ張ってきて溜まっていたメールのチェックをしてみたり…(<一見、とてもいいご身分だな、自分…/苦)。おかげで通勤途中に細切れ状態で読んでいた『ヘレネー誘拐・トロイア落城』を全て読み終わりましたが(…)、『トロイア落城』におけるギリシア軍兵士たちのあまりの所業に更に気分はダウナーに(爆)。…そりゃ所詮、戦争だもの、いつどこの時代においても多かれ少なかれ勝者が敗者に対するエゲツない所業は付きものだろうけれども、戦女神アテーネーに守護された軍勢の名のある戦士ともあろう者が、よりにもよってその女神を奉った神殿で不埒で恥ずべき行為に及ぶとは言語道断、いくら守護神だって怒って天罰を下さなきゃウソってもんでしょーよ…。そしてアキレウスの遺児ネオプトレモス(<父親と違って何て覚えにくい名前なんだ…)の非情っぷりにも大いに憤慨、個人的にご老体を敬わん若造は許せんのですが!(<既に老王プリアモスのビジュアルイメージはピーター・オトゥールで定着してしまっている模様…/苦笑)ところで私はこの本を読んで、アキレウスの物語とトロイの木馬の話が、実は時代的にズレがあることを生まれて初めて知りました(<遅!)。でも、映画にはしっかり木馬のエピソードも出てくるみたいだし、そうなるとそれだけでかなり独自の展開になる可能性大ってことになるのでは?そしてどうやら神サマの存在自体がかなり薄味仕様になっているらしいとの情報を知り、まぁ、ハナから映画は映画として観るつもりだからまたその違いが楽しめればそれはそれで面白いので構わないんですが、話の順番から言ったら、やっぱり息子のネオプトレモスの活躍する『トロイア戦記』よりも、父親のアキレウスが活躍する『イーリアス』を先に読むべきなんだろうなと考え直しました。…う~ん、とうとうあのブ厚い上下巻にチャレンジする時が…!
2004/04/30
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4月に入って早々、4年強のお付き合いだったノートパソコンのウィンドウズが、ウンともスンともお返事をしてくれなくなると言う悲劇的な状況に陥り、どーせリカバリしてしまったら中のデータは全てパァ、そろそろ新しいノートが欲しいなぁと思っていたところだしいい機会だわ…と、急遽、新しいノートとのお付き合いを始めて数日たちましたが、駄文とは言え、楽天日記のデータが全て無くなってしまったのはかなりイタかったです(涙)。バックアップをとっていなかった自分の所業もそーとーイタいけれど(…)、友人関係のメアドやオンライン上の契約関係についてはちゃんとメモっていたことだけは不幸中の幸いだったと言うか(<基本中の基本なんでワ?)、パソコン初心者に毛が生えた程度の自分にとっては、今回の悲劇的状況はそれなりに色々といいお勉強になりました(<ポジティブシンキング)。…で、3月の鑑賞記をほっぽらかして新しいパソコンの基本設定にかかりきり、もうそろそろ4月も終わりそうなんですが(…)、そんな私が珍しく映画鑑賞の前に読んでおこうと購入した本が『ピーター・パン』の原作と『トロイ』の原典邦訳でした。私の知る『ピーター・パン』は、実はディズニーアニメのお話。ディズニーは、良くも悪くも元になる話をかなりアレンジしてしまっていることで有名なので、これを機にちゃんと原作を読んでおこうかなと思ったことがきっかけだったんですが、これが予想以上に面白かったです!特に個人的に1番興味深かったのは、フック船長のキャラクター性。ディズニーアニメだとかなりの三枚目キャラでしたけど、原作の彼は時々礼儀とは何ぞやと深く考え過ぎて、周りにいる手下どもをほっぽらかしてひとり悶々とアナザーワールドへ思考がダイブしてしまうような、また別のイミで愛すべき(笑)キャラクターでした。実はフック船長は元・イギリスのお貴族サマ(有名なパブリック・スクールの出身)で、そのおかげか海賊の手下どもに囲まれている時が1番孤独を感じるらしいです(プッ)。なのにその手下どものひとりのスミーは生まれながらにして礼儀を身につけていて、しかも本人はそれに気づかない、それこそホンモノの礼儀なんでワ!?と、更にコワい考えになってしまう(by 『ぼのぼの』)フック船長。いや~、このフック船長を実写版ではジェイソン・アイザックス@ドラコ・マルフォイのパパが演じているんですねぇ…!恐らく自分は5月にならないと観られないんですが、それまでむちゃくちゃ楽しみです!(<…映画のキャッチコピーからは随分と期待の仕方がハズれてませんか?自分…)そして現在、読書中なのが、恐らく映画版『トロイ』のベースになっているだろうと思われる原典の邦訳本。映画版の予告編を観る限りでは、人間たちの純粋な(?)愛が前面に押し出されていたので、それはそれでいいんですけど、文学として残っているトロイア戦争の物語とはかなり違うんでわ…?と思ったので、楽天ブックスで『ヘレネー誘拐・トロイア落城』(コルートス/トリピオドーロス 著、松田治 訳、講談社学術文庫)と、『トロイア戦記』(クイントゥス 著、訳者・出版社供に左記に同じ)と、『イーリアス(上下巻)』(ホメーロス 著、呉茂一 訳、平凡社ライブラリー)を4冊まとめて購入しました。で、今読んでいるのがその中で1番読みやすそうだった『ヘレネー誘拐・トロイア落城』。現代語訳だし注釈も事細かに付いているので理解しやすいんですが、ウロ覚えの知識しかないギリシア神話の神サマたちと英雄たちの関係がややこしくて、読めば読むほど詳しい家系図を手元におきながら読みたいワと言う欲求に駆られます。こうなったら読みながら自分で書くか…?そんな登場人物たちのややこしい関係に惑わされつつも、あまりに人間クサい神サマたちの行動や言動に大ウケ。特にパリスの審判に勝ったアプロディーテーが、敗北したアテーネーを罵る時の人間(の女)クサいことと言ったら!「所詮、アナタは男女よ!」(<極端な要約)と一刀両断、天下の戦女神も愛と美の女神の前ではカタナシです(爆)。そして見たこともない美女ヘレネー(人妻)を求めてギリシアへ旅立つ美貌の若者は“ろくでなしのパリス”だし、そのろくでなしをコスプレの貴公子オーランドが演じるのかと思うと、何とも感慨深いものが…(違)。しかし、これが読み終ったら『トロイア戦記』を読んで、最後に『イーリアス』を読むつもりなんですが、この『イーリアス(上下巻)』が2冊ともむちゃくちゃブ厚いので、果たして映画版を観る前に全部読み終わるのか不安です…(汗)。
2004/04/25
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17日(火)には、いち作品いち吹替鑑賞ペースの、LotRシリーズ恒例の吹替版RotKを観に行ってきました。相変わらず字幕版よりも内容がわかりやすく、特に長文セリフになるとヒアリング力の全くない自分にとってはとても助けになる訳だったんですが、いい加減、ここまでくると元の役者の声や話し方にも相当馴染んでしまっているし、短いセリフになればなるほど元の原語セリフが聴き取りやすく、しかもそれが記憶に残りやすい為、観ている間中、3作品の中では1番、そこかしこで違和感を感じる鑑賞回になってしまいました。特にペレンノール野戦において、ローハン勢が「デース!(Death)」と叫ぶシーンが、全て「死のうー!」になっていたのにはかなり違和感が。あと、エオウィンの決めゼリフが「私は女!」だったのもちょっと…って言うか、あそこは出来れば字幕ナシで、ミランダ女史本人の「I am no man …!」の決めゼリフでシビれたいものです。…で、結局、吹替版の役者陣で個人的に1番気に入っていたのは宮本ファラミアで(<若々しくて誠実そうな声と演技がモロ好み)、それから山寺エオメルと谷田サムもお気に入りでした。反面、最後までどうしても馴染めなかったのは大塚アラゴルンで(<これはヴィゴ@アラゴルンのファンにはかなりキツかったと思う…)、それから塩田ガラドリエルも、ケイト・ブランシェットのハスキーな声色に比べるとかなりの高音で、ずっと違和感は拭えませんでした。私個人のシュミで言えば、ガラドリエルの奥方様には榊原良子さんをプッシュしたかった。あの、魔女にも聖母にもなれる不思議な魅惑ボイスなら、奥方様のイメージにもかなり合っていたんじゃないかと思うんですが…。18日(水)には、公演決定以来、むちゃくちゃ楽しみにしていた劇団☆新感線の『レッツゴー!忍法帖』を観に行ってきました。作・演出:いのうえひでのり出演:古田新太、阿部サダヲ、馬渕英里何、入江雅人、池田成志、高田聖子、橋本じゅん、粟根まこと、他、劇団員総出演。毎回毎回、新感線の公演では、あまりに豪華過ぎる装丁のパンフレットを買おうかどうかいつも悩んでしまうんですが、今回はそんな葛藤も無く、入場と共に即買ってしまいました。…だって新感線の忍者ものだし!!(笑)もう、芝居の中身は、おバカ・お下劣・お約束の三拍子が揃った小ネタ満載のドタバタコメディなアクション劇で、これをライブで楽しまずして何とする!?と言った舞台でした。あそこまで徹底したコミック仕様な演出と、それを見事、己の体で表現しまう役者陣の力量とその魅力に改めて脱帽。気力・体力・サービス精神(笑)に加えて、よほど役者同士の息が合っていなければちょっと不可能な気がする、まるで一発芸のような演技のオンパレード。このノリの舞台を1年に1度のペースで公演するのはさすがにムリでしょうけど、出来れば2年に1度ぐらいの割合で観たいものです…!19日(木)には、前日のハイテンションとはうって変わって、仕事の代休を利用して、母親と新宿のホテルセンチュリーサザンタワーの四季の味・ほり川にてのんびりとコースランチを食べた後、午後には渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて、『モネ、ルノワールと印象派展』を鑑賞しました。風景画のモネ、人物画のルノワール、他、ピサロやスーラなど、印象派を代表する画家たちの絵が約90点ほど展示されていて、中でも、モネとルノアールが同じ風景を描いた「アルジャントゥイユの鉄橋」と言う絵が展示されていたのが興味深かったです。明るく柔らかい色使いが共通している印象派同士の画家の絵とは言え、やっぱりこうやって比べて観ると随分と違うもんなんだなぁ…と。個人的には、色使いと言い、筆のタッチと言い、モネの風景画の方がダンゼン好みなんですけど。鑑賞後は、美術館隣接の「ドゥ マゴ パリ」で、当時のレシピを元に再現されたと言う、ルノワールが愛したチョコレートケーキ(<ちょっと固めのチョコレートで、美味しかったけれどむちゃくちゃ甘かった…!)を食べて帰宅の途につきました。Bunkamuraでは、こうやって施設内で公開される展覧会や映画等に合わせた関連企画を、毎回、色々と展開してくれるのが楽しいです。特に料理とかデザートとか食べ物系の企画には弱いわぁ…(笑)。23日(月)には、去年の東京国際映画祭で上映されていた『ヘブン・アンド・アース(天地英雄/Warriors of Heaven and Earth)』を鑑賞。かなりウサン臭げな時代考証はともかく、役者陣がシブくてちょっといいかも…(<でも、あまりにも今風に若々しい紅一点のヴィッキー・チャオとのバランスはイヨーに悪かった)と思いながら観ていたら、途中からむちゃくちゃファンタジーな展開になってしまって驚愕。まさかハリウッドの聖遺物スペクタクル映画のブッダバージョンだったとはつゆ知らず、その思わぬ展開に、何じゃこりゃー!?と客席で叫び出さなかったのも、ひとえにチアン・ウェンのシブシブな魅惑ボイスと、ワン・シュエチーのイっちゃってる演技のおかげかと。日中共演で話題になっていた中井貴一の演技も悪くなかったと思うんですが、他の中華系俳優の演技に比べると、どこか重みが足りないような気がしたのはナゼなんだろう…。26日(木)には、友人の不破さん好みのヴァンパイアものと言うことで、月組トップの紫吹淳さんの退団公演『薔薇の封印-ヴァンパイア・レクイエム-』を観に行きました。作・演出:小池修一郎出演:紫吹淳、映美くらら、彩輝直、霧矢大夢、大空祐飛、他。今回で紫吹さんの舞台を観るのは2度目になりますが、何と言うか、ホントに細くて長いおみ足をお持ちで、最初から最後までそのおみ足に目が釘付けでした(笑)。舞台の内容はと言うと、自分の命を救ってくれたヴァンパイアの後継者となった主人公が、その時に亡くしたヴァンパイアの末裔の恋人の面影を求めて、中世のヨーロッパから現代に至るまで時空を越えて彷徨う…と言った物語。どうやら作・演出を担当した小池修一郎氏は、ヴァンパイアに関して以前から萩尾望都さんの名作『ポーの一族』(未読)からインスパイアを受けているんだとか。全体的に歌声にはあまり魅力を感じなかったのが残念だったのと、相変わらず宝塚の殺陣は学芸会並みで、もう少しダンス的な要素を上手く取り入れられないもんなのかなぁ…(苦笑)と思いつつも、途中、ルイ14世のバレエ狂のエピソードや、ナチス・ドイツの突撃隊と親衛隊の確執など、有名な時代の要素を上手く取り入れつつ、上手く話をまとめていた舞台でした。27日(金)には、初演が好評だったと言う、男女逆転のミュージカル『ハムレット』(再演)を観に行きました。作・演出:栗田芳宏/音楽:宮川彬良/振付:舘形比呂一出演:安寿ミラ(ハムレット)、舘形比呂一(フォーティンブラス)、植本潤(オフィーリア)、旺なつき(ホレイショー)、天宮良(ガートルード)、他。 タイトルロールを演じる安寿ミラさんがトップスターとして君臨する、舞台の見せ方そのものがまさに宝塚的なミュージカルショーでした。シェークスピア劇をミュージカル仕立てにして演出すると言った発想は斬新だったと思うんですが、男女逆転(<ただし全員ではない)の効果はあまりなかったように感じました。セリフは、原作のダイジェスト版のようにかなり削られていて、シーンの入れ替えも激しく、何より衝撃(?)だったのは、安寿さん演じるハムレットが、無邪気で恐れを知らない、まるでローティーンの少年のような性格形成だったと言うことでした。彼女が朗々と歌う姿は確かにサマになってはいましたが、自分が思い描くハムレット像とはかなり違っているなぁ…と言った印象の演技でした。明らかに原作に出てくる登場人物より少ないキャストで、どうにか話を展開させようとしていたところにもムリがあったなと。複数の役者を微動だにさせず彫像のように見立てたりする趣向や、心象心理を効果的に表現する為のダンスの見せ方など、色々と見るべきところも多かったんですが、個人的には、ハムレットの心の葛藤が表層的なものにしか見えなくて残念だったなぁと感じた舞台でした。
2004/04/02
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