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本日、友人の都合でやっと観に行くことの出来た『LOVERS』。一緒に観た、中国ものに造詣が深い友人の不破さん曰く、何だか昔の中国の通俗小説みたいで、自分はこう言うの結構好きだな~といい感じに満足しており、私はと言うと、これは『HERO』とはほぼ真逆を行く設定で描かれた、あるイミ対になるような作品なんじゃないのかしら…と感じた映画でした。話の中核になっていた恋愛ドラマそのものに、特別捻りや深みがあったかと言うと意外とそうでもなく、決してソレだけを重視して観る映画ではなかったなと(<自分的には、よっぽど『HERO』の残剣と飛雪の関係の方に感情移入出来たもんなぁ…)。だからこそアクションと併せて楽しむべきものと言うか、観たままを感覚で楽しむと言うか、立場の違う人間たちの精神の美しさとアクションを融合させて描いた『HERO』以上に、(役者たちの整った造形や、嫉妬や裏切りと言った登場人物たちのわかりやすい負の感情の動きも含めて>)あらゆるものに表現されている様式美を鑑賞し楽しむ作品なんだろうなぁと思いました(<ソレがまさに昔の通俗小説=古典的様式美っぽいと感じる所以なのかも…)。それにしても、中国ならではのシチュエーションをこれでもかと駆使したアクションシーンは相変わらずスゴかった…!特に竹林の中で敵を追い詰める朝廷軍の空中アクション、思わず心の中で、レスキュー隊出動!!などとアホなアテレコをしつつも(爆)、緑に彩られた背景の中での、息をつかせぬ攻防戦が大変美しかったです。そして『HERO』同様、全編にわたって色彩の鮮やかだったこと。その『HERO』とはまた違った鮮やかさを持つ遊郭のシーン、あんなに様々な色が氾濫していたのに、全てが違和感なくまとまっていたことに感動…!そんな鮮やかな映像美の中で、金城武やアンディ・ラウのイケメンたちのアクション以上に、チャン・ツィイーの可憐かつ華麗に冴え渡るアクションにホレボレ。その彼女が初出演する日本映画は、鈴木清順監督の『オペレッタ狸御殿』だとか。共演のオダギリ“斎藤”ジョーは、果たして世界のチャン・ツィイーと互角に渡り合えるのかしら…?
2004/09/28
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昨日の大河新選組「ある隊士の切腹」は、あるイミ堺雅人@山南さんの切腹の時よりも更に切なかった…かもしれない。山南さんの場合は、自らの意思で切腹の道を選んでいたから、観ている方はむちゃくちゃ切なかったけれども、本人は切腹そのものに悔いはなかった(と思う)。前回の甲本雅裕@松原忠司の死も切なかったけれども、昨日の大倉孝二@河合耆三郎の場合は、生真面目な人間ほど貧乏くじを引いてしまうと言うか、タイミングの悪い時ほどナゼかいいタイミングで全てが悪い方向へ転がっていってしまうと言うか、そんな不幸な人生の普遍的な切なさをすごくリアルに描いていたので、むちゃくちゃやりきれない話だったけれども、み、三谷さん上手過ぎ…!って言うかこれこそ三谷脚本の真骨頂だな…!と、感動しまくってしまいました。ラストも、あともう少し早ければ河合の命を救えたハズの飛脚の到着を知らせる鈴の音が、悲し過ぎる話の展開に不釣合いなほど詩的で、なのに画面上の絵ヅラは全編通して決してウェットにはなり過ぎずに、それぞれの立場の思いの方向性を上手く絡み合わせていたので、余計に後を引く切なさだったわ…(涙)。今回の大河での新選組ものは、今まで自分が思い描いていたイメージとは違うなぁと感じるキャラが多いし、放映当初はそれって大河的にアリ!?と、突っ込まずにはいられない展開も多くて、結構、面食らいましたが(<時代劇と歴史ドラマは違うからなぁ…。NHK大河はあくまでも歴史ドラマの位置づけできていると思うので、そう言うイミでは三谷さんは使っちゃいけない禁じ手をかなり使っちゃったと思う/汗)、それでも今はもうそんなことどーでもいいっす。だってサブキャラに至るまで(サブキャラにこそ?)愛を感じる、不器用な人間たちの生き様をリアルかつ丁寧に描く三谷流群像劇がすっごく面白いんだもん…!群像劇と言えば、ここ数日、DVD鑑賞中のホーンブロワー、特にVol.5「反乱」とVol.6「軍法会議」の話がホントによく出来てて、やっぱりむちゃくちゃ面白かった…!その第2シーズン中、私が一番好きなシーンは、ツーカーコンビの海尉ふたりに両脇をとられて、断崖絶壁から飛び降りるクールさが身上のウィリアム・ブッシュの叫び「I can't swiiiiim…!」(<フェードアウト)ですな(笑)。あの、青春真っ只中のような(違)海尉3人組、もう、最高っすよ…!魅力的な登場人物たちに加えてこのドラマで一番好きなところは、敵(フランス&スペイン)との戦いそのものを描いているのではなくて、難事に際して生じる味方同士の摩擦や融和の人間ドラマを、それぞれの立場で多角的に描いているところがすごく面白くて好きです。あと、階級の上下を問わず、みんなで協力し合って船を動かすシーンがものすっごく好き。帆船は絶対にひとりでは操れないし、大型化すればそれだけ人手も必要になるし、航行次第では沈没する危険性も大ですからなぁ…。『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、ウィルとジャックが英国海軍の大型帆船を乗っ取ろうとして実は…なシーンがありましたが、HHシリーズのおかげで、そんな出来っこないことをしてと彼らをバカにしたノリントン提督の態度が、大変よく理解出来ましたわ。風の強度によって帆を縮帆したり、座礁した船を錨を使って離礁させたりと、帆船の扱い方を観ているだけでも大変面白いっす。どうやらアンドリュー・グリーヴ監督は実際に海軍経験があるようなので(<年、いくつなんだろ?結構、年配に見えたけど…)、余計に演出にリアリティを感じるのかもしれないなぁ…。
2004/09/27
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昨日、待ちに待った『ホーンブロワー/海の勇者』のDVD-BOX第二弾が無事自宅に到着、既にドラマの内容はTV放映で観て知っていたので、まずは一番楽しみにしていた特典ディスクから鑑賞、これがメイキングとインタビューとフォトギャラリーで構成された100分以上(<本編並み!)にわたる充実しまくりの内容で、もう、天晴れ天晴れ余は満足じゃ~!状態でした♪ただ、ほとんど第3シーズンの撮影にあたっての内容が中心だったせいか、出演が第2シーズンまでのジェイミー・バンバー@アーチーに関するメイキングが全くなかったのは残念でしたが、ヨアン・グリフィズ@ホレイショがちゃんと彼の存在について言及してくれていたので、それは大変嬉しかったわ…!(涙)(TVシリーズのオリジナル設定とは言え>)士官候補生時代からの苦楽を共にした気の置けない同年輩の戦友だもの、やっぱりアーチーは仲間内の中でも特別かけがえのない友人だよねぇ、うんうん!しかしホレイショよ、マライアとの関係はホントにソレでいいのか…?(汗)いや、まぁ、確かに私もリアルタイムでドラマを観ていてかなり違和感を覚えましたとも、「何だか随分と不釣合いなカップルだなぁ…?」と(爆)。第1シーズンでのマリエッタの件とはかなり対照的だったから、余計に違和感倍増(<あ、でも、憐憫の情から始まる恋心は一緒か/苦笑)、ソレがまさかこの作品の重要な(?)エピソードのひとつだったとは、あまりにあまりな展開でちょっと考えつかなかったわ…(<恐るべし“冒険活劇”海洋ドラマ/汗)。まぁ、その意図がわかった今では、ソレはソレでまたリアルで興味深い人間関係かもしれないなと思うようになりましたが、それにしたってホレイショがとんでもないヒドイ男であることに変わりはあるまい(爆)。マライアはマライアで、(恐らく>)ソレがわかっていてもホレイショに対する愛情は変わらないだろうから、これまた不憫極まりないよなぁ(涙)。でも、あの生真面目なホレイショの性格からしたら、たとえ任務的感情からくる関係だったとしても、死ぬまでマライア&義母のことを大切にするんじゃないのかしらと思いますけどね…(<原作を完読していないのであくまでもドラマのイメージからの推察ですが)。それにしても役者自身の言葉で、演じている役やその周りを取り巻く人間関係について、そして何よりも作品の世界観について語られる時、そうそうマッタクその通りだよね…!と、まさに受け手側が観ていて感じたことをコメントしてくれたり、行間から想像力を膨らませて目から鱗が落ちるような解釈を披露してくれたりすると、やっぱりいちファンとしてむちゃくちゃ嬉しいもんだなぁ…と思います。それはアタリマエのことかもしれないけれども、それでもちょっと愛が足りない(掘り下げ方が甘い)のでは?と思わされてしまうような場合もあるし、本人なりに愛してはいるのかもしれないけれども、ちょっとそれは見当違いなのでは…?(汗)と受け取れるようなコメントをしてしまう人も中にはいますからな。大体このドラマ、監督からしてイカス!まさにホレイショの如く自ら先頭に立って戦うリーダーまんまとは、たとえ三度の結婚経験のあるとんでもないオヤジ(ジジイ?/爆)でも、説得力のあるその行動理念に、思わず惚れてしまいそうですわ…(笑)。そしてあまりにも後を引きまくったラストで終わってしまった第3シリーズ、一体この続きはどうなっちゃったの~?(涙)と、ずっと気になっていたら、どうやら第4シーズンを撮影する予定があるらしいとの情報に、むちゃくちゃ嬉しいやら何だかちょっと不安やら…。ヨアン・グリフィズ、『キング・アーサー』のおかげでブレイクしたみたいで良かったんだけれど、そんな状態で他の役者とのスケジュール調整は上手くいくのかしら…?(<余計なお世話?)メインキャストはモチロン、サブキャラに至るまで味のある“らしい”役者ばかりが揃っているので、今までと同じキャストのまんまで、誰も降板する人がいないといいんだけどなぁ…。ところで、随分前から気になっていたこと。イギリスでは、時代コスプレもののHHシリーズと双璧をなすと言われているショーン・ビーン主演の19世紀初頭英国陸軍ドラマ・シャープシリーズ(<海のホーンブロワー、陸のシャープ…ってか?)、再び新シリーズ撮影か?ショーンBにオファーか!?とか言う噂がチラホラ。シャープはHHに負けず劣らず面白いらしいし、何てったって我らが執政家長男殿の本国での出世作だし、イ・ヨンエ嬢主演の新しい韓国ドラマもかなり楽しみですが、シャープシリーズもゼヒTV放映してくれないものでしょうかね、国営放送サマ…(<お~ね~が~い~し~ま~す~)。
2004/09/25
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俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、菱田春草、横山大観、クリムト、マティス、ルドン、ウォーホル…。琳派作家の系譜を、歴史やジャンルを越えて展示した企画展『琳派 RIMPA 展』を、21日(火)に北の丸公園の東京国立近代美術館にて観に行って参りました。国宝や重文級の名品による琳派の系譜を、わかりやすくまとめた見応えのある展示内容だったので、先日、観に行ったニューヨーク・グッゲンハイムコレクションに引き続き、かなり満足度の高い企画展でした!期間中、何回か展示品の入れ替えをしていたので、自分が鑑賞した日には観られない作品があったのはかなり残念でしたが、運良く重文に指定されている酒井抱一の≪夏秋草図屏風≫が観られたのは本当に良かった…!19世紀初頭に情緒豊かな江戸琳派を拓いたと言う酒井抱一(<私は美術史の基礎知識を勉強をし始めたごく最近に名前を知ったんですが/汗)、全体的に金箔や金泥を使用した鮮やかでゴージャスな印象の屏風絵が中心の琳派作品の中で、彼の描いた≪夏秋草図屏風≫は銀箔ベース、その銀箔を背景に描かれたしっとりとした画風が大変美しく、とても上品な印象の屏風絵でした。しかし、コレは俵屋宗達の≪風神雷神図≫を模写した、尾形光琳の屏風絵の裏面に描かれたものだったんだとか。うっわぁ、いいなぁ、そのセンス…!(驚)そんな斬新な組み合わせで飾られていたと言う、二曲一双の屏風絵がコレ↓表(上:左隻/下:右隻)↓ 尾形光琳(京都呉服商「雁金屋」次男,1658-1716)「風神雷神図屏風」(18世紀/江戸中期) 東京国立博物館裏(上:左隻/下:右隻)↓ 酒井抱一(姫路城主酒井忠迎次男,1761-1828)「夏秋草図屏風」(19世紀/江戸後期) 東京国立博物館俵屋宗達から始まり、尾形光琳に継承され、酒井抱一が新たな系譜を拓いた琳派のデザインの普遍性(<デフォルメ化された紋様の繰り返しや大胆なデザイン化、画面上でのレイアウトのこだわりや模写によるイメージの発展など、現代にも通じる豪華絢爛な様式美)を、クリムトやルドン、横山大観や前田青邨等々、時代や洋の東西を問わずに見る今回の企画展示は、一見、古臭いイメージで敬遠されがちな日本の古美術を知るには、とてもいい機会なんじゃないかしら…と感じた美術展でした。その後、企画展と併せて観ることの出来る美術館の所蔵作品展(<定期的に展示替え)を鑑賞したんですが、これが企画展に負けないほどの充実度…と言うか、ジャンルを問わず近代日本美術の名品をこんなに所蔵しているトコロだったとは、私は今までマッタク知りませんでした(汗)。学生時代は、美術館とはすぐ目と鼻の先にある神保町の古本屋街に飽きるほど通いつめていたのに、ナゼに当時の自分はこんな見所満載の美術館には目もくれなかったのかしら…?(悔)黒田清輝、岸田劉生、高村光太郎、藤田嗣治、佐伯祐三などの名品に加えて、ルソーやクレー、カディンスキー等の、海外モダンアートも併せて所蔵。近代日本美術のあゆみを時代ごとにわかりやすく展示していて、戦時中の不安を描いた作品や、戦意を鼓舞する為の戦争記録画と言われる作品も一緒に展示されていたのが、当時の忌まわしい記憶を留める上でも、とても意義のある興味深い展示内容だなと感じました。源平(時代)モノ好きの自分的には、安田靫彦の≪黄瀬川陣≫がナマで観られたのはかなり嬉しかったわ…!しかし、久しぶりに時間を気にせず心の赴くままに鑑賞していたら、知らぬ間に4時間もの時間を美術館で過ごしていたことに気がついて呆然、どーりで最後の方は足腰が痛かったハズだわ…(<かなり夢中になって観ていた模様)。美術鑑賞はインドア趣味ながらも実はかなり体力が必要、海外のミュージアムで歩き回ると、ホントに身に染みてそれがよくわかります。決してアウトドア派ではない自分が好きなことをやるにも、もうちょっと体を鍛えた方がいいのかもしれない…(<お後がよろしいようで…/苦)。
2004/09/23
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最近、珍しくハマって食べているのが、鎌倉いも吉館のフライドポテト「ローストスナック」。おおっ、しっかりじゃがいもの味がする…!小腹の減った時にはたまに手が出るスティックタイプのポテトスナック、ポテロングは最後まで食べると飽きてくるし、じゃがりこはうっかり口内に突き刺してしまって流血沙汰になったことが(…)。その点、ローストスナックは薄味仕様の伯方の塩がじゃがいもの甘みといい感じにマッチしているので、最後まで食べても飽きがこないし、カリッとしてサクッ、略してカリサク(<まんまやんけ)の食感も軽さと食べ応え感があってなかなかグー。ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンで探索の結果、どうやらセブンイレブンでは取り扱いをしていない模様。もうひとつのピザ味はちょっとシーズニングが自己主張し過ぎで、せっかくのじゃがいもの味が負けてしまっているのが惜しいところか。ちなみにお値段は共に税込み価格145円也(<ローソン調べ)。そのローストスナックと一緒に買った果汁100%のマンゴージュース「MANGO100」(KAGOME)、なかなか美味しかったんだけれども、200mlで240円(税込)とは、コンビニ価格にしては結構、お高い設定なのでは?まぁ、ジューススタンドとかで100%のマンゴージュースを注文したら、こんなお値段で飲むのはちょっとムリだとは思いますが。それにしてもやっぱり間食はほどほどに…とは、まさに実体験からの教訓。育ち盛りの頃からそれほど間食には執着のなかった自分でしたが(<ケーキバイキングでは元の取れないタイプ)、ナゼか2、3年前頃にイヨーにコンビニスナックやベーカリーのパンにハマってしまって、毎夜の如く食べ続けていたらいつの間にか洋服のサイズがワンサイズUP。これはヤバイと思って間食を止めたら、無事にまた元のサイズに戻って一安心、それ以来、コンビニ&ベーカリー通いは極力控えるようになりました。夕飯前の間食は特に影響力が大だったので、やっぱり夜はしっかりゴハン(<出来れば和食)を食べるに限りますなぁ…。
2004/09/17
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昨日、観に行って参りました『華氏911』。…ま、まさか泣くとは思わなかった…(汗)。面白おかしくて滑稽なのに、むちゃくちゃ哀しくて恐ろしい。ムーア流ブラックジョーク映像に流れる音楽の使い方が効果的で、エンターテイメントな見せ方がとても上手かったです。ぶっしゅ(<from テキサス)とその仲間たちが演じる西部劇は、涙が出るほど笑った…。ぶっしゅが大統領選に勝利したナゾとか、ぶっしゅとびん・らでぃん一族との切っても切れない関連性とか、同時多発テロの国民の怒りをいかにしてイラク攻撃へとすり替えたのかとか、不足した兵士の徴募ターゲットは米国内の貧しい街の若者だとか、テロ対策の為に一般市民の生活までもが管理されるようになってきたとか、実はぶっしゅにとってはテロ対策なんてどーでもいいとか、自分は政治的な駆け引きや専門的なことはよくわからないし、アンチぶっしゅのあるイミ片寄った内容かもしれないけれども、それでもやっぱり観る価値は大いにある反戦映画なんじゃないかと思いました。好むと好まざるとも、米国の影響を受けずにはいられない国に生きる人間なら特に…。同時多発テロやイラク戦争がきっかけで、民主主義の国アメリカが実はかなり情報操作をされている国だと言うことがよくわかって憮然としたんですが(<基本的にマスメディアの情報を一方的に鵜呑みにすること自体、ちょっと危険なことだと思いますが)、ぶっしゅが大統領にならなかったら、もしかしたらイラク戦争は起きなかったかもしれないし…と思ってしまうので、911はそんな情報操作に加担した米国のマスメディアを批判する映画でもありました。ところで小泉サン、『ディープ・ブルー』で癒されるのも結構ですけど、映画好きなら(<しかもアナタの大好きなアメリカの映画っすよ)911も観てみましょうよ。でもって異議を唱えるなら、政治の専門家らしく理性的に批判しましょうよ。でも、政治家のご子息を戦場へ~とか言われたら、やっぱり困っちゃうわよね…?大体、他の国の賛同を得られないまま、大義名分さえ見出せない戦争が正義だなんて、どう言い訳したってやっぱり納得いかないよ…。要するにタダの侵略戦争だったってことになっちゃうし、しかも戦争が終わったなんてウソばっかり。思わぬ攻撃で命を落としてしまった罪もない一般市民の人たちはもちろん、終わりの見えない戦争でいつ死ぬかもわからない毎日を送らなくてはならない兵士たちにとっても、むちゃくちゃ悲劇じゃないっすか。またベトナム戦争の悲劇を繰り返すつもりなのかしら…?たとえけりー候補の人間的魅力がイマイチだったとしても、ぶっしゅが再選するよりはずっとマシだと思いたいです。そしてこのイヤな時代の流れが、少しでも変わっていって欲しいです…。
2004/09/11
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1日(日)『万国博覧会の美術』 上野・国立博物(平成館) 『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』 日比谷スカラ座2 3日(火)『69 sixty nine』 4日(金)『キング・アーサー』(字幕版) 9日(月)『リディック』(字幕版)10日(火)『風音(ふうおん)』 渋谷・ユーロスペース 劇団M.O.P.『虚飾の町に別れのキスを』(『黒いハンカチーフ』L.A.ヴァージョン) 新宿・紀伊国屋ホール16日(月)『ディープ・ブルー』(字幕版) パルコ・プロデュース『鈍獣~DON-JU~』 渋谷・PARCO劇場17日(火)『サンダーバード』(字幕版)19日(木)『ニューヨーク グッゲンハイム美術館展-モダン・アートの展開-ルノアールからウォーホールまで』 渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアム 『地球で最後のふたり』 渋谷・シネ・アミューズ イースト24日(火)八月納涼歌舞伎 第一部『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(二幕)』『蜘蛛の拍子舞 花山御空御所の場(長唄囃子連中)』 八月納涼歌舞伎 第二部『倭仮名在原系図 蘭平物狂(一幕)』『仇ゆめ(五場)』 銀座・歌舞伎座25日(水)『マッハ!』(字幕版) 八月納涼歌舞伎 第三部『通し狂言 東海道四谷怪談 序幕浅草観世音額堂の場より大詰仇討の場まで(四幕十場)』 銀座・歌舞伎座27日(金)『誰も知らない』28日(土)『ヴァン・ヘルシング』(字幕版)先行ロードショー30日(月)『ロード・オブ・ザ・リング ザ・コンサート』 有楽町・東京国際フォーラム(ホールA)今年の夏もまた懲りずにイロイロと観まくったなぁ…。でも、意外と休みボケはしなかった…って言うかコレで休みボケまでしていたら、間違いなく職場のマイデスクは片付けられちゃうわ(汗)。ただ、鑑賞数のワリには、満足度は7月の方が高かった…かも。舞台は相変わらずどれもグーでした。映画『スティング』のような痛快さと『スティング』以上の仕掛けを用意した『虚飾の町に別れのキスを』は、久しぶりに正統派っぽい芝居を観たなぁ…!って感じでなかなか楽しかったです♪『鈍獣~DON-JU~』も芝居らしい芝居だったけれども、こちらはかなりサイコっぽいブラックコメディ。作:宮藤官九郎&演出:河原雅彦&出演:古田新太、生瀬勝久、池田成志…って、こんな濃過ぎるメンバーで芝居を打つ機会なんて、そうそうないだろうなぁ…!八月納涼歌舞伎は、特に第三部の『東海道四谷怪談』がまさに納涼歌舞伎らしい演目で大変面白かったです♪産後の肥立ちの悪さからヨロヨロしたり、泣き喚く赤ん坊を大事そうにあやしたり、残忍で傲慢な夫・伊右衛門(橋之助さん)に切なく訴えたりと、あまりの哀れな姿に思わずホロリとしてしまった勘九郎さんのお岩さんがむちゃくちゃ良かった!薄暗い闇と静寂の中で、毒薬のせいでただれて崩れてしまった顔で気だるげに鉄漿(おはぐろ)を塗ってから髪を梳かす様子は、これぞ古典的ジャパニーズホラー…!と言わんばかりの陰気さで、展開がわかっていてもやっぱりオソロシイ名場面でした。客席の後ろから幽霊のお岩さんが出現したりするのも、単純ながらも効果的かつサービス精神旺盛な演出でグー!惜しむらくは、上演時間の関係上、本来はあるハズの場面がはしょられてしまっていたこと。出来れば完全版をまた今回の勘九郎チームで、欲を言えば当時の歌舞伎公演のように『仮名手本忠臣蔵』と抱き合わせで上演してくれたら、何が何でも観に行くんだけどなぁ…!展覧会の『万国博覧会の美術』は、陶磁器の展示が充実していたと言うか、陶磁器中心の展示だったと言うか、陶磁器以外の展示が少なめだったと言うか…。当時の日本の威信がかかった出品物だけあって、大物でカラフルな展示物が多かったんですが、返って日本らしさ(侘び寂び)はあまり感じなかったかなと。それにしても西洋絵画の展示の仕方が安っぽい感じで、かなりおざなりな気がしたのがちょっと…。ウィーン万博の時に作られた天皇家の紋章(菊花紋刺繍額)とハプスブルク家の紋章(双頭鷲紋刺繍額)のタペストリーが並んで掛かっていたのは、時代が垣間見られてかなり興味深かったんですが。映画で一番面白かったのは『マッハ(!×8)』。香港アクションのファンと言うだけあって、スタント出身の主演トニー・ジャーの演じていたキャラは、確かにそれっぽいアクションが満載だったかも。コミカルなジャッキー・チェン+生真面目なジェット・リー+鬼気迫るブルース・リー…って感じ?ムエタイアクションでも、映画そのものの印象はまさに香港産のカンフーアクションっぽかったしなぁ!私はエンディングでメイキング映像を流されるのは好きじゃない派なんですが(<いきなり現実世界に引き戻されてしまって最後まで作品世界に浸れないので)、さすがにこの映画のメイキング映像はそんな主義を忘れて楽しめました。いくらカット編集で魅せているとは言え、アレでCGもワイヤーも早回しもナシってやっぱりスゴイよなぁ…!周りの役者陣もみんないい面構えをしていたし、村で大切にされていた仏頭が盗まれてそれをを取り返す…と言った大変シンプルに目的のはっきりした話でしたが、タイランドの聖俗を垣間見させつつ、悪党にはちゃんと仏罰が当たるオチは大変痛快で面白うございました!…あ~、何だかまたカンフーアクションが観たくなってきちゃったなぁ…!『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』と『69 sixty nine』は、国も人種も年も時代も違うのに青少年の頭の中はみんな一緒!?男ってしょーもないイキモノだなぁ…!と呆れつつも、思わず笑って観てしまった2本でした。『風音(ふうおん)』は、沖縄の美しい海辺の岩場に、誰が置いたかわからない特攻隊兵士の頭蓋骨があり、その頭蓋骨に空いた銃痕を岩場に吹く風が通り抜けて音がすると言う風音(ふうおん)が、ある日を境にピタリと止んでしまったことから物語が展開して行く、終戦間際の日本と現代の日本に生きる人たちの人生が交錯する、物悲しさの漂うファンタジックな作品でした。『ディープ・ブルー』は自然の厳しさを痛感しながらも、どーやって撮ったのこの映像!?と思ってしまうような自然界の脅威が満載で感嘆しまくり。極端にナレーションが少ないので、海の生物たちの生態を知るならよっぽど国営放送の番組を見る方が役に立ちますが、『ファィンディング・ニモ』で描かれていた生物たちがたくさん出てくるので、併せて観るとより一層、楽しめるかも…と思いました。『サンダーバード』は、本家本元の人形劇は未見での鑑賞。国際救助隊一家の末息子が主役の成長物語だったので、映画的にはとっつきやすくわかりやすい内容ながらも、人形劇と比べるとやっぱりちょっと変り種?とは、本家『サンダーバード』ファンの友人・不破さんの言。人形劇の日本語吹き替えでの名ゼリフ「はい、パパ」がなかったのは、生粋のファン的には賛否両論なんでしょうか?(笑)『地球で最後のふたり』は、浅野忠信が第60回ベネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞したタイ映画。私は恋愛映画の類は劇場ではあまり観ないんですが、『茶の味』で久しぶりに浅野の演技に魅せられてしまったのでファン熱再燃、共演のサバサバした雰囲気の女優さん(山口沙弥加似)もいい感じでした。ミニシアター系映画らしく淡々と事件が起こり(<結構、ショッキング)、ちょっとファンタジックに物語が進んでいく映画で、エンターテイメントなハリウッド的ラブストーリーがお好みの方にはオススメ出来ませんが、何と言っても浅野の醸し出す雰囲気や静かな間が重要な役割を担っているので、彼の演じる潔癖症な主人公と、(一見>)ガサツなタイ女性との関係がだんだんと変化していく様子は、なかなか見応えがありました。今年の第57回カンヌ国際映画祭で柳楽優弥くんが最優秀男優賞を受賞して話題になった『誰も知らない』も、淡々と物語が進んでいくミニシアター系っぽい映画でした。柳楽くんに関しては、あのオリエンタルでミステリアスな雰囲気がタラちゃん(タランティーノ)好みだったのねきっと…って感じかしら?私は思っていたほど兄弟姉妹たちの孤独を感じなかったので(<少なくともアノ少女の存在がある限り『誰も知らない』ではないと思う)、結局、泣くまではいかなかったんですが、よく出来たお兄ちゃんっぷりを見せる明(柳楽くん)が、新しい恋人の出来た母親(YOU)をファーストフードの店内で静かに責めるシーンと、母親の不在で段々と荒んだ生活になって行く中で、大黒柱的な明が思わず弟妹たちに向かって声を荒げてしまうシーンがすごく印象に残りました。年齢にしてはとてもしっかりしているけれども、やっぱり年相応に友達が欲しいしのびのびと遊びたい。でも、弟妹たちと一緒に暮らしたいばかりに、普通の生活さえもままならない環境からどうしても抜け出せないことに歯痒さと哀れさを感じると同時に、周りの大人たちの鈍感さを情けなくも感じたり(<でも、自分もそのひとりかもしれない)。それにしても末の妹はホントに可愛らしかったなぁ…。子供たちはほとんど素人に近い感じの子たちばかりが演じていたらしいんですが、ちゃんとひとつの家族のように見えたのが本当に良かったです。
2004/09/05
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