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私が生まれて初めて観た韓国映画は、2000年の冬に日本で一般公開された『シュリ』でした。その映画を観た当初の正直な感想は、「面白くないワケじゃなかったんだけれど、何だかハリウッドの亜流のような映画だったなぁ…」と言うものでした。ただ、当時の日本映画のアクションものよりはずっと迫力があって、コリアンシネマと言う、今まで体験したことのなかった新鮮な領域を目の当たりにして、それらを開拓することへの面白さを何となく期待しながら観た2本目の韓国映画が、その年の東京国際映画祭で特別招待作品として上映された『燃ゆる月』でした。ゲストのひとりとしてキム・ユンジンが来日し、そして『シュリ』と同じカン・ジェギュ監督の作品なんだなぁ…と思いながら観た映画だったんですが(<正確にはこの映画でのカン・ジェギュ氏の立場は監督ではなく製作でしたが、『燃ゆる月』そのものはカン・ジェギュ監督の撮った『銀杏のベッド』の続編に当たるものだとか)、鑑賞後の感想はと言うと、これが韓国ならではの映画作品の傾向なら、ちょっとコリアンシネマは私の好みには合わないかもしれない…と、半ば新しいジャンルの開拓に失敗したような気持ちになってがっかりしてしまった、またしてもハリウッド的な(<しかし『シュリ』よりは出来の良くない)特撮とアクションを駆使したファンタジー映画でした。そしてその翌年の2001年に、韓国ではあの『シュリ』の興行成績を抜いた!…と言う触れ込みで日本で公開された韓国映画が、パク・チャヌク監督の『JSA』でした。前回までの鑑賞で、韓国映画の面白さをイマイチ見出せなかった私は、観ようかどうか迷った結果、でもこれは完全に監督が違うし、ポリティカル・サスペンスを銘打っているのでアクションものとはちょっと違うし、何よりも3度目の正直と言う言葉もあるし、もしこれで面白いと思えない映画だったら、私にとって韓国映画は縁がなかったんだと思って、潔く新ジャンルを開拓するのは諦めよう…と思って観たんですが、それらの不安要素はどこへやら、『JSA』はそれまでの自分のコリアンシネマに対する印象を180度変えてしまった、運命の出会い(<笑えるほど大袈裟だけれど本人にとっては大真面目な事実)とも言える映画でした。結局、劇場を梯子しながら計10回鑑賞し(<アホだ…)、映画の原作小説も読み(<映画よりもさらにシビアで切なかった)、『JSA』に出演していた俳優の出演作を中心に他の韓国映画を観まくり(<『反則王』はマイ・ベスト・コリアンシネマの3本に入るわ…)、それから派生して他の映画俳優にも興味を持ち(<『8月のクリスマス』のハン・ソッキュ氏の演技に涙々)、果ては現代韓国の日常そのものにも興味が沸き(<似ているようでかなり違う日本と韓国の食事マナー)、最終的には韓国旅行をすることによって(<まだ朝鮮戦争の爪痕の残る現実を実感…)、今ではその熱をある程度まで落ち着かせることが出来ました。そんな遍歴を経て、本日、久しぶりに観たカン・ジェギュ監督作品の『ブラザーフッド』。今回の鑑賞で、やっぱり私にとってカン・ジェギュ作品は鬼門なのかもしれない…と言うことを再認識してしまった映画でした。この映画を観る前に、チラッと読んだ映画雑誌に掲載されていた批評に、「この兄弟の為に、一体、何人の人間が死んだのか」…と言った文章が書かれていて、まさか世界はふたりを中心に回っているんじゃないだろうなぁ…?でも、今回は朝鮮戦争真っ只中の超シリアスな題材だし、いくら何でもそれはないと思いたい…と、一抹の不安を覚えながら観たんですが、運命に翻弄されつつもある意味まさにふたりを中心に世界が回っていたと言うか、確かにこの兄弟の為に、一体、何人の人間が死んだのか…と言った評はウソではなかったかもしれないと思えて、物語的にと言う意味ではなく、何とも切なかったです。とにかく兄弟がふたりとも美形過ぎるので(苦笑)、一見、アイドル映画のようにも見えなくもなかったんですが、そんな偏見(?)に反してチャン・ドンゴンもウォン・ビンも体当たり演技が素晴らしかったし、他の役者陣の熱演も良かったです。そしてチャン・ドンゴン演じる兄が、弟の為とは言え、手柄を立てて戦争の狂気にだんだんと魅せられて(犯されて)いくサマや、そんな兄に反発する弟の心情も悪くなかったと思いました。ただ、それまでの過程に比べるとクライマックスの展開がちょっとご都合主義っぽく見えてしまったと言うか、場面場面の雰囲気を盛り上げる為にいちいち入るいかにもな音楽が個人的にかなり気になったし、最初と最後の現代のシーンの組み入れ方と言い、全体的に話の盛り上げ方そのものがかなりハリウッド的で、自分はハリウッド映画は好きだしそれが悪いと言うワケではないんだけれども、でも何か違うんだよなぁ…超シリアスな題材のワリにはどっか大味なんだよなぁ…こんな見せ方では感情移入がしずらくて返って泣けないんだよなぁ…と思ってしまいました。近いうちに『シルミド SILMIDO』も観に行こうと思っているんですが、これもまたかなりシビアでシリアスな題材なので、精神的負担を覚悟をして観に行かなくてはならないだろうなと思いつつも、役者陣が素晴らしいし、これぞ韓国映画の本領発揮!…と言うような作りの映画だったらいいなと期待しています。
2004/06/28
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前半部における最大の敵役兼立役者だった芹沢さんが、とうとう退場されてしまった…!私は今まで、こんなに男前かつ可愛げのある芹沢さんを見たことがなかったんですが、かつて佐藤浩市氏の親父サマの三国連太郎氏が演じたと言う芹沢さんも、こんなに男前で可愛げのある芹沢さん像…だったのかしら???そして毎回観るたびに思うのが、香取くん演じる近藤さんが、またこちらも未だかつて見たこともないぐらいに生真面目な性格の近藤さん像なので、これから起こる新選組の内部抗争の歴史に対して彼がどんな風に対応していくのか、楽しみでもあり心配でもあり…。このペースだと夏真っ盛りの時期に池田屋事件が放映され、その後の『新選組!』後半部における最大の敵役は、恐らく谷原章介演じる伊東甲子太郎になるのではないかと。今までの少ない登場回数で見る限りでは、谷原甲子太郎は自分がイメージしていた伊東さん像にむちゃくちゃ近かったので、これから彼がどんな策士っぷりを披露するのかとても楽しみな反面、その抗争に巻き込まれる隊士たちのことを思うととても哀しい。三谷版新選組は、どの登場人物たちもむちゃくちゃキャラが立っていて面白いし愛嬌があるので、そのメンバーたちがだんだんと脱落していくサマを見ることになるのは、それが避けられないことだとわかっていてもかなり切ないっす…(涙)。
2004/06/27
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本日、ネット予約していた浦沢直樹原作の深夜アニメ『MONSTER』のサントラが無事、自宅に到着。このアニメ、以前、同じような深夜枠で放映していた『MASTER キートン』と同じ作者の作品&製作スタッフなので、毎週火曜日の放映を(時々睡魔に負けて見損ねちゃう時もあるけれど/悔>)楽しみにしています。初めて『MASTER キートン』のオープニングを観た時は、まさにその作品世界を凝縮したような音楽と映像に涙が出そうになるほど感動したんですが、今回の『MONSTER』のオープニングも、また期待に違わぬ秀逸さでした。両作品の音楽を担当する配島(<ホントは配にくさかんむりがつくのに、機種依存文字とかで書き込みを受け付けてくれない~/涙)邦明氏の曲は、昔、フジ系列で放映していた深夜ドラマ『NIGHT HEAD』で知って以来、ずっと好きなんですが、思わず魂を持っていかれそうになるぐらいに、毎回、この作品の世界観にこれ以上マッチする曲なんてないわ…!と思えるようなオープニング曲を作曲されるので、いつも驚かされてばかりです。映画を観ている時もそうなんですが、音楽と映像の理想的な融合に対する、言葉に出来ないような高揚感と思わず泣きたくなるような感動は、何度味わっても飽きることがないです…!しかし、肝心の『MONSTER』本編は、ちゃんと原作の最後までTV放映出来るのかしら???『MASTER キートン』での前例があるし、どう考えてもまだまだ先は長いからなぁ…(苦笑)。
2004/06/23
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先日、TV雑誌で番組チェックをしていた時にふと目に飛び込んできたのが、NHK教育で毎週日曜日に放映されている『芸術劇場』番組内で、20日(日)に放映予定と書かれていた「パリ・シャトレ座公演 歌劇“トロイ人”」と言う演目。トロイ人…と言ったら、やっぱりトロイア戦争のトロイ人のことなのかしら???と何となく気にしていたら、まさにそのトロイア戦争を題材にした、ルイ=エクトール・ベルリオーズ作曲のフレンチオペラでした。…へ~!オペラにもトロイアものってあるんだぁ…!しかも主役は、映画『トロイ』でパリスから宝剣を授かる役目だったアイネイアース!?へー!…などと興味津々で観たんですが、残念ながら前半部をほとんど見損ねてしまったので、肝心のトロイア陥落の見せ場は丸っきり観ることが出来ませんでした(悔)。ちなみにその日に放映されていたのはハイライト版で、実際は上演に4時間もかかる全5幕の大作オペラだとか。7月下旬に全幕をBShiで放映する予定だそうですが、ウチはデジタル放送は観られないからなぁ…。せめて前半のトロイア陥落のエピソードを歌った1部だけでも、観てみたかったんだけどな。そう言えば、アイネイアースはローマ建国の祖…と言われていることを私はトロイアものの本を読んで初めて知りましたが、そのトロイアものを題材にした絵を海外のアート検索サイトで探索していたら、『パリスの審判』に負けず劣らず、トロイアから逃げ延びるアイネイアースの家族を題材にした絵があるわあるわで、やっぱりヨーロッパではこのエピソードってかなりメジャーな題材だったのねぇ…と言うことがよくわかりました。しかもアイネイアースはアプロディーテーの息子と言う設定なので、それもまたドラマチックな要素のひとつなんだろうなぁ…。ただ、映画『トロイ』ではまだ幼さの残るような青年として描かれていましたが、『イーリアス』では最強戦士アキレウスとも渡り合って戦えるトロイア側の重要な戦力のひとりとして描かれていたので、絵画に描かれているアイネイアースは、一家の立派な大黒柱と言った感じ。そんな絵画に混ざって、私が見つけたアイネイアースもので一番気に入ったのがこの↓彫刻。 Gian Lorenzo Bernini(Italian,1598-1680)「Aeneas, Anchises, and Ascanius」(1618-19)Galleria Borghese, Rome, Italy 年老いた父親のアンキーセースを担いでトロイアから脱出するアイネイアースと、(隠れて見えないけれども>)その彼の足元には幼い息子のアスカニオスが。ボルゲーゼ美術館のベルニーニ作と言えば、『プロセルピナの掠奪』と『アポロとダフネ』の彫刻が超有名…なのでそのふたつを観たのは確かに覚えてはいるんですが。………こんなん観た覚えなんてワタクシ全くないんですけど…(涙)。やっぱり知らないってとてもとてもモッタイナイことなのね…って言うか、“どこでもドア”と“ほんやくこんにゃく”を心の底からぷりーずぎぶみードラえもん…!!
2004/06/21
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今作から監督が変わったせい?なのか、1・2作目よりもずっと話のつなぎ目がスムーズで、シリーズ中、一番上映時間を気にせずに観られた作品でした。前作までは、ひとつひとつのエピソードそのものは面白いのに、全体の流れがブツ切れ状態でそれが何ともツラかったんですが、今回はひとつの映画作品として観て、結構、上手くまとまっていたんじゃないのかなぁと思いました。ただ、原作未読の私の目から見ても、きっとここンとこなんてもっと細かいエピソードがイロイロとあるんだろうなぁ…と思えたので(<特に先生たち絡みの辺り)、恐らく原作ファンにとっては、随分と物足りない部分も多かったんではなかろうかと。そして今作から新たに加わった登場人物たちのイメージが、原作既読の友人から漏れ聞いていた感じとはちょっと違うような気がしたので、そこンとこも原作ファン的にはどうなんだろう…?と思いました。まぁ、私的には、ステキな英国紳士が揃い踏みだったので、既にそれだけでも観る価値は十分だったんですが(笑)。そして前作に引き続き大活躍だったお子ちゃまたちが、ホントにみんなおっきくなったのねぇ…!と言った感じでちょっと感動。若木のようにスラリと細長く手足が伸びて、でもまだ顔には幼さが残っているところがまた可愛らしいと言うか、個人的にはハーマイオニー役のエマちゃんが、将来どんな美人さんになるのかむちゃくちゃ楽しみっす♪ファンタジーならではのクリーチャー的には、ディメンターがなかなか恐ろしげな雰囲気で良かったです。LotRを観て以来、あの手の黒ずくめを見ると、思わずナズグル~!と言わずにはいられないイヤな癖がついてしまったんですが(< ex 『クリムゾン・リバー2』)、優雅に(?)空を飛ぶ姿が、いかにもファンタジーの中のバケモノちっくでいい感じでした。それにしても前作を観た時にも思いましたが、ハリポタの子供たちは(英国の元々のお国柄のせいもある???のか>)普段から結構、シビアな世界を生きていると言うか、小さいうちから自分の身は自分でどうにかしろ精神を植えつけられていると言うか、でも、本当に危険な時や困った時にはちゃんと大人たちが助けてくれるし、これって現代日本の子供たちの育成にとっても、少なからず必要なことなんじゃないのかなぁ…と思いました。親はいつまでも子供を守れるワケではないし、ただただ見守るだけが子供の為になるワケでもないし、自分で考えて行動したり、自分の置かれた状況を受け入れるだけの強さを育んだりするには、多少の無茶や危険は伴うものだろうし…。でも、それを上手く導きながら冒険させるのも大人の力量次第…と言った部分もあると言うか、実際にはなかなかそのさじ加減が難しいところ、だとは思うんですが。ところで、ハリポタの上映前には、またイロイロな映画の予告編を上映していたんですが、今年の夏休みもGWの時と似たような感じで観たい映画がめじろ押しで、いっそ会員になっているシネコンの溜まったポイントを1ヶ月間のフリーパスに交換してしまおうかと考えてしまいました(苦笑)。ハリウッド系はもちろん、韓国ものを筆頭にアジア系もかなり元気だし、今年は押井アニメに引き続き大友アニメと宮崎アニメが公開される記念すべき(?)年だし…。韓国ものと言えば、ハリポタを観に行く前に、NHKのTV番組にゲスト出演していた、冬ソナのサンヒョク役を演じていたパク・ヨンハをたまたま目撃、ドラマではどう見てもいっぱしのサラリーマンにしか見えなかったのに、スの彼は随分と若かったと言うか、実はまだ20代半ばの学生?らしいと言うことでビックリ。しかもサンヒョク役の時よりもずっと男前で、折り目正しいシャイな感じがまた好感度大。個人的にはヨン様よりも自分好みのビジュアルだったので、もうひとりのゲストとして来ていた夏木マリが、しきりに可愛い!と言っていたのがよくわかりましたです、はい(笑)。
2004/06/19
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新ノート購入と同時にインストールしたポスペが、突然、初期化状態(?)になってしまって、もう一度設定をし直さないことには、どうにもメールの送受信が出来ない状態になってしまった………オーマイガッ!…今年はマイパソの厄年だわぁ…(滂沱の涙)。
2004/06/18
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先日の日曜日、『パピヨンの贈り物』を観に行った銀座テアトルシネマのショップで、ナニゲに目に入ったのがこの↓キャラクターグッズ。…何これカワイイ…このスッとぼけた手の表情が何とも言えない…!と、ついついファスナー・アクセサリーを衝動買いしてしまいました。そして本日、職場の同僚にソレを見せたら、「こんなのが600円もするの!?」(<言われるまで気がつかなかった/爆)とか、「可愛い~♪何のオマケ?」(<思いっきりスだった/涙)とか、散々突っ込まれてしまって、すっかり私の心は雨模様状態。ちなみに2個セットで約600円だったので、1個約300円也。………あんたパッと見お菓子のオマケみたいな分際で、むちゃくちゃお高く留まってたのね、“Euvodesign”ちゃん…(<買う前に気づけ!)。イマサラながらに一目惚れはヤバイと、身を持って知った今日この頃(…)。追記:フランス映画の上映館で売っていたグッズだったので、てっきりヨーロッパ発信のキャラクターかと思いきや、実は“eco&peace”のコンセプトに基づく日本発信のキャラグッズだった。ウェブストアも兼ねたオフィシャルHPはコチラ↓http://www.euvodesign.com/何だか思わぬところで平和活動に貢献(?)しているみたいで、ちょっと嬉しい…♪
2004/06/15
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ずっと気になるイベントだったにも関わらず、今回初めてまともに観た、昨日のBS2で放映されたトニー賞授賞式。司会がヒュー・ジャックマンと言うことで、そう言えば彼、最近、ブロードウェイで主役張ってなかったっけ…?ってことは歌って踊るウルバリン(違)も観られるカモ!?と期待して観たら、何とジャックマンがミュージカル主演男優賞(<作品名『ボーイ・フロム・オズ』)を受賞してしまってビックリ!そのミュージカルの一場面を授賞式で披露していましたが、以前、雑誌で読んだ、作品自体はイマイチだけれど(爆)、彼のパフォーマンス観たさにリピーターが続出の豪州発信のミュージカル…ってな批評に違わず、ジャックマンのセクシーな魅力にファンがメロメロになる気持ちがちょっとわかるかも…と言った感じの、大胆なパフォーマンスの演技でした。…いや~、思わず白い歯がキラーン☆と輝きそうなぐらいの爽やかな笑顔と、ノリノリのセクシーダンスにTVの前で終始ウケまくりでしたよ!(笑)そしてあのスレンダーな二枚目がヒゲヅラムキムキウルバリンになるのかと思うと、役者ってホントにスゴいわぁ…!と、改めて感心してしまいました。ただ、歌自体は他のミュージカル作品でノミネートされていた女優さんたちの方が迫力があって、ずっと聴き応えがありましたけど…。プレゼンターには、結構、ハリウッドで活躍している俳優たちの顔も見られて(<ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー、アンナ・パキン、イーサン・ホーク、テイ・デックス、パトリック・スチュワート等々)パッと見アカデミー賞ちっくな授賞式でしたが、ミュージカル中心のイベントなだけに、新作から懐かしいリバイバルものまで、歌に踊りに演技にと飽きずに観られたのでかなり楽しかったです♪…う~ん、こんなことなら、毎年ちゃんと観ておけば良かった…!(悔)今回は番組の時間の都合上、10分間カットされたと言う総集編が放映されていましたが、7月下旬にはノーカット版がオンエアされると言うことなので、恐らくそちらの放映分はビデオ録画が決定になるかと(笑)。ところで、ヒュー・ジャックマンと言えば、アメリカでは既に公開されている新作映画『ヴァン・ヘルシング』。ジャックマンやケイト・ベッキンセールの活躍も気になりますが、やっぱり指輪役者のファンなら、我らが(?)期待の次期執政殿@デイビッド・ウェンハムの活躍が一番気になるところです。しかし、どうやらあのルックスでエキセントリックな(三枚目的な?)役どころらしく(<修道士兼武器職人…)楽しみなような、一抹の不安があるような…。私は彼の出演作は『ダスト』しか観ていないんですが(<野蛮でアウトローな役どころで、LotRとは対照的な兄弟の愛憎劇だったけれど、何とも言えない孤独感が漂ういい演技だった。個人的には決して嫌いなタイプの役じゃなかったし…)、三枚目役(<既に決定事項ですか?)はまだ免疫がないので、あの声とルックスでどんな風になってしまうのか、想像もつかんです…!
2004/06/13
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9日(水)のレディースデイに、友人の米子さんに付き合って3回目(字幕版は2回目)の『トロイ』を鑑賞。LotRに比べるとハマリ度はかなり低め…とか言っておきながら、付き合いとは言え、好きでもない作品を普通3回も観ないよなぁとちょっと自嘲気味(苦笑)。初見での衝撃とツッコミ満載な印象が少しずつ薄れたてきたせいか、2度目3度目の方が純粋に映画そのものが楽しめて面白かった。あとは好きな役者が出ているせいかなぁ…とか、予想以上に殺陣に見応えがあったせいかなぁ…とか考えつつ、結局、自分は、異なるタイプの人間が織り成す集団劇に弱いんだろうなと、何となく自己分析&再認識をしてみたり。逆に複数回観に行っておきながらどこかハマり切れない原因は、もう少し創り手側のこだわりっぷりを感じたかったことと(<衣装は素晴らしかったと思う)、アガメムノーン&メネラーオス兄弟が丸っきりの悪役だったこと(<役者さん自身は味があって良かったっす)、そしてパトロクロスの扱い方・描き方が個人的にかなり物足りなかったから…かもしれない。ギャレットくんのパトロクロスは決して悪くはなかったんだけれども、話の展開を決める重要なキーマンのワリには、彼の存在感の比重が物語的にイマイチだったと言うか…。ただ、『イーリアス』でもパトロクロスの出番がそんなにあるのかと言うとそうでもないので、単に利かん坊アキレウスを諌められる幼なじみの友人兼いっぱしの戦士…と言う設定の方が自分好みだっただけ、なのかもしれない(苦笑)。一緒に観に行った米子さんはと言うと、キャラと役者に違和感がなくて良かった!と、いたく映画を気に入った様子で、それはそれで良かったなと。あんなオトコ私は愛せないわ~!と、パリスのへっぽこぶりに大ウケし(笑)、ヘレネー以外の女優さんが特別美人じゃなかったところが返って良かったんだとか(<確かにブリーセーイスもアンドロマケーも特別美人ではなかったけれども、片や清純そう、片や幸薄そうなルックスで、キャラの個性には合っていたんじゃないのかな。それに立ち居振る舞いが美しければ、多少ルックスが見劣りしても光るもんだし…。その点、総合的にはテティス母上が一番美しかったかも。さすが女神)。そのへっぽこパリスの私的最大の見せ場は、ラストで見せたレゴラス仕込みの弓術ではなく(<しかし、レゴラスと違ってパリスの弓術はちょっとズルっぽく見えるのはナゼなんだろう?『イーリアス』でも卑怯者と罵られる場面があったけれども、確かに映画でもそう見えなくもないと言うか、それもまたパリスっぽくて、狙った効果ならちょっとスゴイなぁと)、ヘクトール兄貴の足を掴んで離さない、あの超絶情けない場面だったり(<オーランドの演技的にも、あの場面での表情が一番真に迫って見えたような気がする)。そしてあの時のパリスの思わぬ行動から、ヘクトール側のテンションとメネラーオス側のテンションがぶつかり合って乱戦に突入してしまう展開は、アキレウスとヘクトールの一騎打ちシーン並みに見応えのある場面だったかも。ギリシア側では、アキレウスとオデュッセウスが冷静に戦況を把握しているところも面白かったし…(<ただ、大敗したギリシア軍が逃走する時に入るちょっとベタ過ぎる音楽は、何回観ても個人的にいただけないんだよなぁ)。ちなみにオデュッセウスの出てくるシーンは、自分にとっては全てが見せ場なので改めて語る必要ナッシング(笑)。今回、つくづくショーンB@オデュッセウスは男前だわぁ…!とホレボレしていたところ、米子さんはショーンBを知らなかった上に、オデュッセウスにもイマイチ興味を示さなかった(爆)。プリアモス王はピーター・オトゥールだよ~わかった?と聞いたら、むちゃくちゃビックリ&大納得していましたが。そりゃまぁ、私は(イカした)髭面&オヤジ好きですが(<それもどーよ…)、概して日本の一般世間サマ(?)のニーズとはそんなモン…なのかしら…?(<ちょっぴり切ないっす…)
2004/06/12
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先日、英会話の出来る職場の同僚に、“2”が通じん!!…と、超絶情けない話を涙ながらに(<ウソ)訴えたら、「“2”って意外と奥が深いんですよね。確かに“トゥー”じゃないし、かと言って“ツー”でもないし、英語は“トゥー”よりの“2”で、米語は“ツー”よりの“2”ですかね…?実は私もよくわからないんです」などと言う、むちゃくちゃ困った返答が。じゃぁ、いつもどうしてるの?と、しつこく質問したら、「ジェスチャー付きで“2”って(<可愛らしくVサインをしながら)何とかごまかしちゃいます~」…ってその技、TV電話にならない限り電話口じゃ絶対に使えないから!(号泣)恐らくまた同じような電話が弟からかかってくる可能性は大だし(<自力で部屋備え付けの目覚まし時計で起きろっての!!)、これはこの機会に頑張って英会話の経験値を上げろと言う神サマからの思し召しなのかしら…?ってそんなレベルの経験値で四苦八苦している私って一体…。でもこんな調子じゃ、万が一、ヴィゴ氏のサイン会に行く機会が巡ってきても(<え!?)、全く何にも通じないに100万リング(<挨拶だけなら日本語の方がよっぽど通じそうだ…/泣)。大体、いつも海外旅行から帰ってくるたびに、やっぱりちゃんと英会話教室に通った方がいいんだろうなと思いつつ、社会人として恥ずかしい限りだけれど、見ず知らずの人を相手に自分をアピールしながら喋るのってホントに苦手なんだよな…(<はぁ…)。
2004/06/09
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今朝方、アメリカに出張中の弟から電話があり、本日夕方に滞在先のホテルへ連絡するよう頼まれたのでフロント経由で電話したところ、繰り返すこと3回目でやっと部屋番号642の“2”が通じた。………私は英会話レベルが幼稚園児以下の女…(<情けなや…/号泣)。って言うか弟よ、いくら初海外出張だからって家族を目覚まし代わりに使うなよ…。
2004/06/07
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放映回によってはむちゃくちゃ面白かったり、ちょっとまったりしてしまったりと、結構、内容にムラのある『新選組!』。今回の話はと言うと、自分的にはか~な~り、面白かったです…!とうとう傍若無人っぷりが露骨化してきた鴨っちの行動に、ぎゃーっ!そこで斬るか芹沢さんよ!!(号泣)と悲鳴を上げたり、容保サマに粗相を働く中村獅堂@捨助(<あの情けない演技、最高っす…!)を無言で連れ去る会津藩士たちの素早い行動にお腹が痛くなるほど大笑いしたり(<三谷芝居っぽいなぁ…!)、かと言えば、また大きく時代の流れが動き出しそうな気配にゾクゾクしたりと、平均15%前後の超低空飛行視聴率(涙)も何のその、私は最後まで見続けるわよ!三谷さん頑張って~!!と、心の中で思いっきりエールを送りました(笑)。来週は、とうとう福助さんの孝明天皇がご登場あそばされるようでまた楽しみ♪やっぱり中堅どころの伝統芸能系の役者さんは、観ていて安心感があると言うか…。ところで、今後、このドラマに高杉晋作が出てくる予定はあるのかしら?高杉と言えば、昔、年末(<年始だったかな???)に、NHKで放映された幕末時代劇で、野村萬斎さんが演じた高杉が自分のイメージしていた高杉まんまで、むちゃくちゃインパクトがありました。橋之助さんの松蔭先生もステキだったし、内容的にもかなり自分好みの幕末モノだったんですが、アレ、また再放送してくれないかしら…?…なんて熱く語っていたら、窪塚洋介が自宅マンションから飛び降り!?な、何で…っ!?(驚愕)
2004/06/06
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結局、3月の鑑賞記も書かないうちにアレヨアレヨと言う間に2ヶ月が過ぎてしまい、そのうちトロイアものにウツツを抜かし始めて既に6月も1週目の週末。せめて忘れないうちに、4月&5月に鑑賞したモノの記録だけでも…(汗)。4月 1日(木)東宝ミュージカル『エリザベート』 日比谷・帝国劇場 11日(日)『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(字幕版) 16日(金)『殺人の追憶』 17日(土)『オーシャン・オブ・ファイヤー』 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(字幕版) 20日(火)TSミュージカルファンデーション 『ダンビエットの唄~美しい別れ~』 世田谷パブリックシアター 21日(水)『アップルシード』 22日(木)『ディボース・ショウ』 23日(金)『オーシャン・オブ・ファイヤー』 27日(火)映画『ラ・マンチャの男』 BS2にて5月 4日(火)劇団☆新感線『髑髏城の七人』(アカドクロ) 初台・新国立劇場(中劇場) 6日(木)『オーシャン・オブ・ファイヤー』 11日(火)『ピーター・パン』(字幕版) 12日(水)『オーシャン・オブ・ファイヤー』 新宿ミラノ座 15日(土)『トロイ』(字幕版)先行ロードショー 17日(月)『燃えよ剣』 浜町・明治座 18日(火)『真珠の耳飾りの少女』 銀座シネスィッチ 『ゴッド・ディーバ』 丸の内プラゼール 19日(水)『CASSHERN』 21日(金)『パッション』 22日(土)『浪人街』 青山劇場 25日(火)『ドラムライン』 渋谷・シネクイント 26日(水)『KILL BILL Vol.2~ザ・ラブ・ストーリー~』 27日(木)『トロイ』(吹替版)&『ビッグ・フィッシュ』………何だか同じモノを何回も観てるなぁ…(<そんなイマサラ)。でも、ここ最近の自分的ヒット作は、舞台なら『ダンビエットの唄~美しい別れ~』、映画なら『真珠の耳飾りの少女』と『ドラムライン』です。特に『真珠~』と『ドラムライン』を観て、やっぱり映画は基本的にミニシアター系がいいよなぁとつくづく思いました。もっと自宅ないし職場が都心に近ければ、単館系の劇場を片っ端から通い詰めるのに…!拡大系は、ファンのひいきの引き倒しになるかと思いきや、予想外に『オーシャン・オブ・ファイヤー』の作品そのものが好みでした。予告編では、インディ・ジョーンズやハムナプトラ風の冒険アクションもののように見えましたが、どちらかと言えばアクションものと言うよりはロード・ムービーのような作りだったし(<いえ、インディ・ジョーンズ風の冒険もの映画も大好きですが)、特にあの砂漠の風景とオマー・シャリフの存在感は、『アラビアのロレンス』ファンにはタマランものが…。馬の走る姿もむちゃくちゃ美しかったし、ヴィゴ氏のファン的にも満足だったし、素直に良かったなぁと思える後味のいい話でした。最近、その『オーシャン~』のサントラをよくTVで耳にしますが、『世界・ふしぎ発見!』のトロイ特集で流れた時には、ちょっと驚いた…。トロイと言えば(<またそのネタか!)、昔、友人から(<不破さんだったかな?)、実は『オデュッセイアー』はトロイア戦争が終わっても10年間家へ帰らずに好き勝手をしていた男の言い訳物語…と言う話を聞いて、何て男だオデュッセウス、さすがギリシア神話の世界を生きる男は言い訳もスケールが違うわ…!などと的外れな感動をしたことがありましたが、先日、その友人の不破さんの学生時代の愛読書だったと言う、呉茂一・著の『ギリシア神話』を借りて、本日、『イーリアス』に至るまでの、アキレウスやオデュッセウスの、それまでの経緯を物語った伝説の要訳文を読みました。そしてそこに書かれていたオデュッセウスのエピソードによると、自分をトロイア戦争に引っ張り出した仲間を恨んで、仕返しに戦争中にその人物を裏切り者に仕立て上げて復讐したとか、怪我をして戦力として使いものにならなくなった仲間をひとり寂しく島へ置き去りにして、数年後、その仲間を迎えに行くどころか、彼の持っていた最強の武器だけを取り上げにまた島へやってきたとか、オイオイ、アンタってば思っていた以上にヒドいヤツだったのねオデュッセウスよ…!って感じで、ますます彼の人となりにヨロめいてしまいました(<えっ!?)。いや、何と言うか、そんな煮ても焼いても食えない男を、いつも最後には死んでしまう役ばかりを演じてきたショーンBが熱演していたのかと思うと、何だか感慨深いものが…(遠い目)。まぁ、映画『トロイ』で魅せた、中間管理職の悲哀まで感じさせるような味のあるショーンB@オデュッセウスなら、きっとそんな非道は働かないと思われますが(苦笑)。しかし、そんなヒドい男を、事あるごとに頼りにするギリシア軍とは、そしてその男の魅力とはいかに?…何だか悪い男に引っかかったみたいな、イヤな様相を呈してきたなぁ…(苦笑)。そんな悪い男(…)が、ディオメーデースと供に最強戦士アキレウスをスカウトしにやって来た1枚。Pompeo Girolamo Batoni(Italian,1708-1787)「Achilles at the Court of Lycomedes」(1745)Galleria degli Uffizi, Florence, Italy左手前が、息子をトロイア戦争に参加させないよう、テティス女神が女装をさせて匿わせていた最強戦士、右手奥で商人に扮してその様子を窺っているのが、それを見破り見事アキレウスの参戦を成功させたスカウトマンのふたり(<ただし後代に広まった異説とも)。最強戦士、オデュッセウスの思惑通りに、女性用の美しいアクセサリーに混じっていた武器を思わず手に取って正体をバラしてしまうの図。
2004/06/05
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近頃ネット上にて、トロイアものを題材にした西洋絵画の画像を集め始めること数日、古いものから新しめのものまで、いやまぁ、あるわあるわ、ついでにお気に入りのギリシア&イタリア彫刻の画像にまで触手が動きつつあるので、はっきり言ってほとんど収拾がつきません(爆)。それでも、時間を見つけては海外のアート検索サイトからせっせとマイピクチャに画像をダウンロードする毎日ですが(…)、それにしても私のこのトロイアものへの傾倒ぶりは、一体どうしたと言うのかしら?(汗)映画『トロイ』は、ショーンBやオーランドがキャスティングされた時点からずっと楽しみにしてはいたものの、実際、期待したほど面白かったかと言うとそうでもなく、むしろLotRへのハマリっぷりからしてみたらゼンゼンと言ってもいいぐらいだったんですが、それもこれも思っていた以上に『イーリアス』の内容が面白かったから…と言うのが、最大の敗因だったかもしれないです(苦笑)。ちなみに集めた画像の中の有名どころは、ミュシャ、モロー、ロセッティ、ボス、ルーベンス、ティエポロ、プッサン、アングル、エル・グレコ、デ・キリコ、ファン・ダイク、ターナー、ウォーターハウス…等々、この画家がこの人物を、この場面を描くとこうなるのねぇ…!と言った感じで、それだけでもかなり面白いです♪今のところ1番目につく題材は、「パリスの審判」を描いた絵かな?まぁ、タイプの違うキレイどころが一堂に会する夢のような(?)題材ですから、思わず描きたくなる気持ちもわかるってもんです(笑)。それらのトロイアものの絵画の中でも、特に私が気に入っている絵は、ハーバート・ドレイパーの「ユリシーズ(オデュッセウス)とセイレーン」と言う絵で、これは昔買ったラファエル前派の画集で観て以来、ずっと気になっていた作品でもあり、去年、ド迫力のナマ絵を(<少なくとも2m四方以上の大きさはあったと思う…)東京藝術大学の美術館で観ることが出来たので尚更なんですが、それにもかかわらず肝心の元ネタになる『オデュッセイアー』を未だ読んでいないので(爆)、『トロイア戦記』を読み終わったら、次は必ず『オデュッセイアー』にとりかかりたいなと思っている次第。Herbert Draper(British,1864-1920)「Ulysses and the Sirens」(1909)Hull City Museums and Art Galleries, Hull, England 今にも襲いかかりそうな、美しくも生々しいセイレーンたちの臨場感溢れる描写がスゴかった…!ところで、『イーリアス』を半ば読み終わった頃、この作品って何かを彷彿とさせるんだよなぁ…?と、ひとしきり考えた末、ああ、そうか!と、思い至ったのが、高校時代に大ハマリしていた田中芳樹・著のスペースオペラ小説『銀河英雄伝説』(<懐かしい…!)。当時、田中氏のインタビューで、主人公のラインハルトの人物像には少なからずアレクサンドロス大王の影響がある…と言った内容の記事を読んだことがあるんですが、もしかしなくてもアキレウスの人物像にも大いに影響を受けていた可能性大?と、イマサラながらに考えてみたり。そう言えばパトロクロスの立場はかなりキルヒアイス的だし、母親代わりのグリューネワルト伯爵夫人は、テティス女神にも相当するのかしら???そして智将ヤン提督が頭角を現し始めた頃に乗っていた旗艦は、確かユリシーズ(オデゥッセウス)だったような…。ムリやり(?)こじつければ、ギリシア側が帝国サイド、トロイア側が同盟サイド、フェザーン&地球教徒はギリシアの神々として当て嵌められなくもないし、残念ながら映画『トロイ』には出番のなかったディオメーデースを私は結構、気に入っていたんですが、彼の猪突猛進ぶりはちょっとビッテンフェルトに通じるかも…?なんて思ったり、老将ネストールが若いもんに任せるゾと彼らを鼓舞する姿が、艱難辛苦を乗り越えて来た古参の提督たちを思い起こさせたり…。今じゃ自分は『銀英伝』のメインキャラクターたちの年齢をすっかり追い越してしまいましたが(…)、結局、自分の好きなモノの傾向は年を取ってもゼンゼン変わってないじゃないの!と、おかしいやら呆れるやら何だかちょっと感慨深いやら(苦笑)。………あ~、また久しぶりに『銀英伝』(<出来れば外伝)を、読み返したくなってきちゃったなぁ…(<それこそ収拾がつかなくなるから止めなさいって!)。
2004/06/03
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『イーリアス』を読み終わって、ふと、この時代の女性たちの立場は、一体、どう言う位置づけなのかしら…?と疑問に。映画『トロイ』や、鑑賞前に読んだ『ヘレネー誘拐・トロイア落城』では、女性は家でひたすら男たちを待ち、彼らに守られる存在で、戦争に負ければ戦利品として扱われる…と言った印象が少なからずありましたが(<でも、男たちのように無残に殺されるよりは、側室とは言え、妻として迎えられて生き残るチャンスがあるだけまだマシ…なのかしら?…う~ん)、そんな人間の女たちと比べると、ギリシア神話の女神たちは男顔負けの行動力を持っているし、かと言えば、現在、読書中の『トロイア戦記』では、女戦士のみで構成される高い戦闘能力を持った女系民族アマゾーンが登場したりもする。英雄たちの帰国物語では、帰ってきたダンナを愛人と謀って暗殺してしまう怖い妻女もいるし(<哀れアトレウスの息子よ…)、女性たちは女性たちなりに、意外としたたかに人生を生き抜いている…と言うことなんでしょうか?それでも、やはり『イーリアス』ではトロイア戦争の戦闘真っ只中の出来事を物語っているだけに、英雄たちの活躍が中心で、どうしても女性の存在感は薄めに。戦争の発端となったヘレネー自身の出番も意外と少なめだったし、映画『トロイ』ではヒロイン扱いだったブリーセーイスに至っては、セリフと言えばパトロクロスの死を悼む言葉があっただけ…だったような(汗)。ただ、出番は少なくとも、アンドロマケーと夫ヘクトールとの会話はとても情感が溢れていて印象的だったし(<映画でもそうだったけれど、このふたりの夫婦関係は超理想的だった…)、ヘレネーのセリフには重要な情報がたくさん含まれていて、なかなか興味深かったです。そして人間の女性たちの出番の少なさを補うかのように、オリュンポスに座します女神サマたちのご活躍はなかなか華々しかったんですが(笑)。アキレウスのお母上のテティス女神も、ナニゲに色々とお働きでしたし…(<と言うか、そもそも彼女のゼウス神へのお・ね・が・い♪が、半ば戦闘内容を決めたよーなモンなんじゃ…?)。トロイア戦争に加担した神々の布陣がまたゴージャスで、ギリシア側はヘーレー&アテーネー&ポセイダーオーン&ヘーパイストス等々、トロイア側はアレース&アポローン&アルテミス&アプロディーテー等々。そのギリシア側に味方する知恵と戦いの女神アテーネーが、トロイア側を味方する軍神アレースを腕力でやっつけてしまう場面は、腕っぷしだけは強い、ちょっと頭の足りない弟を、何につけても出来が良く鼻持ちならないお姉サマが懲らしめる図…って感じで、思わずアレース神に同情してしまうぐらいにおかしかった(笑)。ギリシア神話の神々は、慈悲深いところもあればやることなすこと結構、むちゃくちゃだったりもして、人物関係(家族関係)も含めて、それがまた面白い…かも。おかげで、ギリシア神話ものの美術鑑賞が以前よりもずっと楽しくなりそうだわ~♪って感じなんですが、でもこんなことなら、昔、ギリシアやトルコへ旅行した時にもっと関連書をイロイロと読んでおけば良かったワと、イマサラながらに悔やまれます…(<いつもこんなんばっかりだな自分…/苦)。
2004/06/02
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