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4枚組のディスクをひと通り見終えてから、そう言えばこのDVD-BOXの発売に伴って、どっかで特集サイトとか立ち上がってはいないのかしら…?と思ってネット検索していたら、既にNHKの専用サイトはなくなってしまっていたけれども、Theater@niftyでDVD発売記念のスペシャルサイト(http://theater.nifty.com/hornblower/)が立ち上がっていて大喜び。プロダクションノートやギャラリーはもちろん、トレイラーまであってうっひょ~!でも、ギャラリーの半分以上は第2シーズン以降の画像なんですけど…。しかもウィリアム・ブッシュは第1シーズンには出てこないのに、ナゼか画像がホレイショ・ホーンブロワーの次に多い。原作ではちょい役とも言えないようなアーチー・ケネディよりもずっと重要な人物だし、好きなキャラだから別にいいんですけど、出来ればアーチーの画像をもっと上げて欲しかったな。帆船全体を映した画像が数枚あったのはいい感じでしたが…(<帆船あってのホーンブロワーですから…)。特集と言えば、現在、発売中の映画雑誌『PREMIERE』9月号に、『マスター・アンド・コマンダー』とホーンブロワーシリーズの対比特集ページが組んであったので、思わず買ってしまったじゃないですか(苦笑)。マスコマはともかく、ホーンブロワーは記事そのものが少ないからなぁ…。ちなみに私はホーンブロワーの後にマスコマを知ったので、劇場でマスコマを観た時は、「うわ~さすが同じ英国海軍もの、ホーンブロワーとよく似てるわ…」と思ったんですが、どうやら映画も原作もジャック・オーブリーシリーズはホーンブロワーシリーズの影響を少なからず受けている模様。戦闘シーンは、ダンゼン、マスコマの映像の方が迫力がありましたけど。しかしマスコマで主役を演じていたラッセル・クロウ、『グラディエーター』のマキシマス役はかなり好きだったんですが、マスコマでのロン毛の士官服姿はイマイチ…っつーか全く似合っていなかったですな(苦笑)。私的にはポール・ベタニーのちょっとエキセントリック入った軍医さんが一番好きだったんですけど、話そのものにはそれほどハマれなかったのが残念。帆船の航行シーンはまた観てみたいんですけど…(<アンタ一体いつから帆船マニアになったのよ…)。どうやらホーンブロワーシリーズもビデオやDVDのレンタルが始まるみたいなので、これでもっとファンが増えるかも…と思うと嬉しい限りっす(<一番いいのはまたNHKで、出来れば地上波で再放送してくれることなんだけど。『キング・アーサー』のヨアン・グリフィズ効果で、まとめて全部放映してくれないかしら…)。第2&第3シーズンのDVD-BOXには特典ディスクも付くみたいなので、今からとっても楽しみだわ~♪
2004/07/29
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やっぱりどの話も面白くて、約400分のディスク4枚を4日で全て観てしまったホーンブロワーシリーズ。疫病が発生したおかげで潜伏期間が終わるまで隔離生活を余儀なくされたり、捕虜になった収容所から脱走を企てた部下を庇って刑罰を受けたり、理不尽で無慈悲な上官の所業にハラワタが煮えくり返っても我慢しなくてはならなかったりと、まぁ、どの回も次から次へと問題が襲ってくるので、見応えはあるけれどもハラハラし通しのストーリー展開でした。その緊張感溢れる中にも、任官試験の為に慌てて同僚から綺麗なシャツを借りたり、晩餐会に招待されて付け焼き刃で食事マナーを覚えたりと、時々、微笑ましいシーンが挿入されるところがまたこのドラマの面白いところなんですが。一番ホッとしたのは、vol.1に登場したサドっ気120%の悪党・シンプソンのせいでストレス性の発作を起こし、これまたシンプソンのせいで戦闘中に行方不明になってしまった士官候補生仲間のアーチー・ケネディが、vol.3で再登場して、ホーンブロワーの助けで現場復帰をすることが出来たことかな。復帰後以降、アーチーがホーンブロワーに友人らしい軽口を叩く様子がかなり好きなんですけど、既に第二部で彼がどうなるか知っているのがツライところだわ…(涙)。荒くれ者の水兵たちも段々とホーンブロワーに信頼を寄せるようになってきて(<古参のマシューズとお調子者のスタイルズの凸凹コンビがお気に入り♪)、でもって噂に左右されずに自分の目で確かめ、単純に功績のある人物を英雄視しがちな年若いホーンブロワーに勇気と無謀は違うと言うことをわからせようとしたり、士官はいつでも部下を励まし勇気づける義務があると言うことを説いたりするペリュー提督は尊敬に値する頼れる上官兼教師ですな。そのペリュー提督、ホーンブロワーが功績を上げるたびに口では厳しいことを言いつつもむちゃくちゃ嬉しそうだったり、自ら危険な任務に就かせておきながらも無事に還ってくるかどうか内心気が気じゃない様子が、まるで成長する我が子を見守る父親のようでかなりおかしいんですが(笑)。しかし、いくら年若い海軍士官の冒険と成長の物語とは言え、戦争の中での話には変わりはないなので、当時の歴史的背景を踏まえた上での血生臭いシーンが出てくるのは、結構、観ていてキツイところです(<さすがにギロチンだけはカンベンして欲しかった…/涙)。でも、いつの時代でもキレイで爽やかな戦争なんてありはしないので、見るに堪えないほどのエグさではないにしろ、それなりにリアリティを持たせて悲惨さを表現しているところは、戦いの中での物語を描いた時代もののドラマとしても、よく出来ているんじゃないのかなと思います。とりあえずTVドラマだとは思えない、帆船での航行や砲撃シーンはやっぱりスゴイよな…!ところで英国海軍の兵士たちが、英国陸軍を“THE LOBSTERS”、フランス軍を“THE FROGS”と揶揄する理由が全くわからん…。………制服の色?それから出来れば英国海軍だけでもいいので、階級・職種別の制服図解なんぞがあればかなり助かるんですけど…(<帽子の種類やかぶり方の違いがむちゃくちゃ気になる…)。
2004/07/27
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本日からBS2で、五夜連続でリバイバル放映されるNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』総集編。………中学?高校?家族揃ってリアルタイムで観てたよなこの大河…懐かしい!政宗が元服した途端に守役の小十郎がいきなり西郷輝彦になってしまうのは老け過ぎでしょう!?とか、正室・愛(めご)姫が後藤久美子から桜田淳子に成長するのは納得いかーん!とか、当時さんざん突っ込んだ覚えがありますが(苦笑)、若かりし頃のワタクシの目にも、ジェームス三木の脚本は大変新鮮で面白うございました!でも、総集編だと色々とはしょられてしまうので、やっぱりドラマそのものの面白さは半減してしまうかな…。そう言えば確かこの大河ドラマで、いかりや長介の演技が大いに認められたんじゃなかったっけ?渡辺謙の政宗はもちろん全編熱演で、シブくて有能な側近・片倉小十郎や、歯に衣着せぬ物言いをする伊達成実(しげざね・三浦友和)との息の合ったやりとりが面白かったし、娘の五郎八(いろは)姫(沢口靖子)の婿・松平忠輝(真田広之)の青臭い暴れん坊っぷりをいなす老獪さもまた面白かった。…や~今思えばむちゃくちゃ豪華な顔ぶれの役者が出まくってたなと!出来ればまたノーカットで観てみたなぁ…なんて言ってたらキリないですな、ホントに…(苦笑)。
2004/07/26
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去年の夏にBS2で、第一部の再放送と新シリーズの第二部をまとめて一気に放映していたイギリスの海洋冒険ドラマ・ホーンブロワーシリーズ。たまたま第二部から見始めたら、予想以上に面白くて第一部を見損ねたことを大後悔、またTVで放映してくれる日をいつかいつかと待ち構えていたら、7月に第一部、9月に第二部のDVD-BOXが発売されると言う情報をうっかり仕入れてしまって、思わず第一部を楽天ショップで予約、昨日、無事にブツが家に届いてしまったので、夜中に1枚目の「THE EVEN CHANCE vol.1決闘」(100分)を全部観てしまいました(…)。敵艦との白熱したバトルシーンはもちろん、先輩士官候補生からの嫌がらせアリ、少人数での危険な任務の遂行アリ、そして信頼する部下や上官との出会いアリと、全編見どころ満載で面白かったんですが、原作と比べるとちょっと駆け足で話が進んでいるような印象は否めなかった…かな?まぁそんなことを言いながら未だ小説は1巻さえ完読していないので(<帆船特有の専門用語が難しいんだよぉ/涙)、2枚目のディスクからは原作と比べて観ることもないと思われるので、純粋に話そのものが楽しめるかなと。私はドラマから入ったので、ヨアン・グリフィズのホレイショ・ホーンブロワーはなかなかいいんじゃないっすか?って感じなんですが、原作の人物像に比べると始めからかなりヒーローっぽさが前面に押し出されているような印象なので(<17歳って設定には、見た目的にちょっとムリがあるような…/苦笑)、原作ファンの人から見ると、多少イメージに違和感を感じることもあるかも?小説のホーンブロワーはドラマよりもさらに生真面目かつ心配性気質(<要するにいっぱいいっぱい)で、表面上では冷静さを装っていても、中身では喜怒哀楽を伴いつつ、最善の策を導くべく自分の知識や想像力を総動員してグルングルン考えまくっているところが何ともおかしいっつーか可愛いつーか、しかもいざと言う時には信じられないクソ度胸で窮地から脱する術をひねり出すので、そのギャップがまたむちゃくちゃ面白いっす。まぁ、10代で荒くれ者のベテラン水兵たちの上に立って指揮しなきゃならないんだもの、(たとえ当時の海の男は年若いうちから実地体験するのが当たり前とは言え>)若さと経験に似合わぬ責任に心労はいつでも絶えないでしょうなぁ…(苦笑)。ところで、封入特典として“ホーンブロワースペシャルブック”なるものが付いていたんですが、これがまぁ、当時の英国海軍の階級やら職種やら、艦艇の種類やら帆船用語やら、あると何かと助かるけれども、かなりマニアックな解説書でした。確かに専門用語や仕組みがわかればもっと楽しめるんですけど、私は海軍マニアでも帆船マニアでもありませんからなぁ…(苦笑)。でも、基本的なことをちょっとだけでもわかっていれば、どんな作戦が進行中で、一体今、戦闘中に何が起こっているのかが多少なりとも理解出来るので、観ている時に途方に暮れることも少なくはなるんですけど。おかげで『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『マスター・アンド・コマンダー』を観た時には、その付け焼き刃でなけなしの知識が、ちょっとだけは役に立ったわ…(苦笑)。とりあえず続きが気になるので、これからトニー賞の再放送時間まで2枚目のディスクを観ようっと!
2004/07/25
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TVの番組欄を見ていてナニゲに目に入ったのが、本日BS2で放映した『遠くにありて日本人/女王陛下の料理長・近藤卓』と言う番組。現在のデンマーク王室の料理長を務めている日本人シェフ・近藤卓(たかし)さんを特集した番組で、おおっとデンマーク!ヴィゴ氏のルーツ、ハムレットの国!そんな遠い異国の地で日本人が活躍を?と、かなり横道にそれまくった動機で観た番組でしたが、さすが世界で活躍するプロの仕事を紹介する内容だっただけあって、かなり興味深く観ることの出来た番組でした。20代で日本のホテルのレストランに勤めた時に西洋料理に魅せられ、その後、ヨーロッパ各地でコンクールに出場したりしながら料理の修行を積んで、最終的に元・デンマーク王室料理長の推薦で現在の職に就くことになった…とのこと。既に日本を離れて20年以上もたった生活が続いているせいなのか、生粋の日本生まれの日本育ちの生い立ちであるにもかかわらず、微妙に日本語での喋りがたどたどしい感じで、いかにヨーロッパでの生活が長く、その地に溶け込んでいるかを垣間見たような気がしました。それでも料理の素材に、デンマークではなかなか手に入らない新鮮な魚をいつでも求めているあたりに、やっぱり日本人なんだなぁ…と感じられてかなり感慨深かったと言うか、育ってきた文化の違い、特に食生活の違いと言うのは、かなり影響力のあることなんだなと思いました。そして美食家の女王からはもちろん、仕事仲間からの信望も厚く、デンマーク人の奥さんとの間には可愛い息子さんもいて、この仕事はとてもやりがいのある仕事…と語るも、もう日本には帰れないだろうなと、しみじみと語る近藤さんの姿がとても印象的でした。
2004/07/24
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昨日も引き続き映画と舞台の二本立てで、今年のカンヌ国際映画祭監督週間オープニング作品に選ばれた石井克人監督の『茶の味』を渋谷のシネマライズにて、パルコ・プロデュースの翻訳劇『It Runs in the Family ~パパと呼ばないで!~』をル テアトル銀座にて観て参りました。午後一の回で観た『茶の味』は、都心から離れたのどかな田舎町に暮らす、それぞれに人には言えない悩みを抱えたちょっとヘンな家族とその日常を描いた物語でした。亡くなったオバア(樹木希林)を偲びながら離れで暮らす、元アニメーターでかなり挙動のおかしなオジイ・アキラ(我修院達也)、その息子で、仕事に没頭する妻の姿がちょっと寂しい催眠療法士の長男ノブオ(三浦友和)、ノブオの弟で自分のバースデー記念にオリジナルCDを出そうと目論む、東京在住の変人漫画家・一騎(轟一騎)、ノブオの妻で、現役復帰を狙う主婦アニメーターの美子(手塚里美)、その弟で、結婚した元カノ(中嶋朋子)になかなか会いに行く勇気の持てない東京在住のスタジオミキサー・アヤノ(浅野忠信)、ノブオと美子の息子で、転校生(土屋アンナ)に一目惚れしてしまう囲碁の得意な高校一年生のハジメ(佐藤貴広)、その妹で時々勝手に出現する自分の巨大な分身に悩まされている、鉄棒の逆上がりが苦手な6歳の幸子(板野真弥)。縁側でお茶をすすり、座布団を枕に昼寝、夜には囲碁をしながらまたお茶をすするのどかな日常の中で、他人にとってはどうでもいい、でも自分にとっては結構、重大な事件が数々起こる毎日。それぞれの心の世界を覗き見るようなCGの使い方がちょっと童話めいていて面白く、全編静かに奇天烈な遊び心が満載された、ちょっとホロッとしてしまうようなさり気なくノスタルジックな感じもする、美しい風景と愛情に溢れた映画でした。物語終盤に登場する、オジイの置き土産のパラパラ漫画にはちょっと泣けた…。やっぱり親にとっての子供って言うのは、どんなに時がたっても膝小僧をすりむいていた頃の時代が一番印象に残っているもんなんですかね(<こう言うの、ちょっと弱いんだよなぁ…/苦笑)。あと、叔父さんと小さな姪っ子が縁側でのんびり仲良く(?)お昼寝している絵ヅラが超絶可愛かった。姪っ子役の板野真弥ちゃんはホントに可愛らしく、でもってちょっとロン毛がヘンだけど、浅野忠信の醸し出す自然体そのもののような雰囲気は、やっぱりむちゃくちゃ好きなんだよなぁ…と改めて思いました(<袴姿で殺陣ってるビールのTVCMが好きです。笑顔が可愛い…♪)。浅野と言えば、彼と同じ画面に武田真治が納まっていた絵ヅラにはちょっと感動した(<『御法度』繋がり)。東京の録音スタジオで、オジイと一騎が歌う奇天烈な振り付けソングを見て呆れまくる浅野たちを尻目に、真面目な顔して「ミリオン狙えるかも…」と呟くCMディレクターな武田くんの姿に、彼らしい、ちょっと浮世離れしたようなキャラが凝縮された一瞬を垣間見たような気がしました(笑)。映画鑑賞後は場所を銀座に移して、『It Runs in the Family ~パパと呼ばないで!~』を観ました。作:レイ・クーニー/翻訳:小田島雄志、小田島恒志/演出:山田和也出演:上川隆也、羽田美智子、濱田マリ、石田圭祐、梅津義孝、峯村リエ、近江谷太朗、湯澤幸一郎、一太郎、江口のりこ、山本与志恵、綾田俊樹栄えある舞台での講演を間近に控えて、病院の医師談話室で朗読の練習をしていた精神科医のデーヴィッド(上川隆也)のところへ、若かりし頃に関係のあった看護婦ジェーン(濱田マリ)が突然訪ねて来る。実は彼女は内緒で彼の息子レズリー(一太郎)を出産しており、18年目にして初めて息子に父親の存在を打ち明けたら、半狂乱になってこの病院へ押しかけてきてしまって、現在、警官に取り押さえられてしまっている。この際、デーヴィッドの口から真実を全て打ち明けてもらって、すぐに息子の身柄を引き取って欲しいと頼まれるが、既に妻ローズマリー(羽田美智子)のいるデーヴィッドにはそんなことはもってのほか、しかももうすぐサーの称号を与えられるかもしれない大事な講演が控えている。そこへ同業者で親友のヒューバート(近江谷太朗)が陣中見舞いに訪ねてきたことを幸い、その場しのぎのウソをついて事態の収拾を目論むも、レズリーを取り押さえた警官(石田圭祐)や態度の大きい婦長(峯村リエ)、クリスマスの舞台劇にせいを出すコノリー医師(湯澤幸一郎)やC病棟の患者さんビル・レズリー(綾田俊樹)などを巻き込んで、事態はどんどん思わぬ方向へ転がっていってしまう…。シチュエーション・コメディを得意とする三谷幸喜が影響を受けたイギリスの喜劇作家の戯曲だけあって、一度休憩が入るだけの、舞台転換の全くないお芝居でした。しかし前日にPARCO劇場で観ていたせいか、それに比べるとやっぱりル テアトル銀座はハコが大きい…。あの大きさの舞台を一回の幕間のみの暗転ナシで、ハイテンションな状態を保ちながら右へ左へ行ったり来たりするのはさぞかし気力も体力もいるだろうなと、イマサラながらに感心してしまいました。役者的には、上川&近江谷の元・キャラメルボックス同期の桜コンビの、息の合った掛け合いを久しぶりに観られたのが一番嬉しかったかなと。で、役柄的には、自分本位なデーヴィッド上川に振り回されるお人好しのヒューバート近江谷の方が、実は結構オイシイ、色々と見せ場のあるやりがいのある面白い役だったんじゃないのかなと思いました。今回、初舞台だったと言う羽田美智子は、ゼンゼンそんな風には見えなかった…!物腰柔らかな上品な立ち居振る舞いで、その実一番マイペースな人となりがむちゃくちゃ板についてました(笑)。ところで、パンフレットの巻末に小田島恒志教授の翻訳ポイントが掲載されていたんですが、英語のシャレや言葉遊びを日本語に直すことはいかに翻訳家のセンスが問われる作業か、その苦労のほどがよくわかりました。三谷さんの舞台を見慣れているせいもあって、今回の舞台はお約束的な笑いが満載された古典的とも言えるお芝居でしたが、それでもなかなか面白かったですよ小田島教授…!と思えた舞台でした。
2004/07/23
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昨日は映画と舞台を二本立てで、渋谷・ユーロスペースでチョン・ジェウン監督の『子猫をお願い』、同じく渋谷のPARCO劇場でG2プロデュースの『MIDSUMMER CAROL ガマ王子 VS ザリガニ魔人』を観て参りました。午後一の回で観た『子猫をお願い』は、ソウル郊外のインチョン在住の仲の良い5人の少女たちが、商業系の女子高を卒業した後、行き場の定まらない現在の自分たちの姿に葛藤する様子を描いた物語でした。家は自営業でそれなりに成功しているけれども、理解のないワンマンな父親に嫌気がさしている、ボランティアをしながら家業を手伝う少々夢見がちな真ん中っ子(ペ・ドゥナ)、証券会社に就職し、仲間内では稼ぎも見栄えも一番良くてちょっと女王様気取り、でも社内での学歴の低さに漠然とした不安を抱える、両親が離婚してしまったお姉ちゃんっ子(イ・ヨウォン)、事故で両親を亡くし、貧しいバラック街で高齢の祖父母と3人で暮らす、デザイナー志望の一人っ子(オク・ジヨン)、そして中国系韓国人で、いつもふたり一緒に路地でアクセサリーを売って生計を立てている、見た目も中身もそっくりな双子ちゃん(イ・ウンシル&イ・ウンジュ)…。高校を卒業し、飲酒も喫煙も出来る年齢になったけれども、女性では船乗りにはなれないし、大学を卒業しなければいつまでたっても雑用業務、両親がいなければ就職活動さえもままならない…など、先行きの不安定な自分と、女子高生時代とは変わりつつある仲間たちとの微妙な友情関係を丁寧に描いていた秀作でした。それぞれに高校時代とは随分と生活が変化し、いつも一緒だった彼女たちの関係に段々とズレが生じてきてしまう描写はかなりリアルだったな…。女の子同志のグループってこう言うところあるよね、私も女子校出身だしこの雰囲気って何かわかるな…と、思わず自分が経験してきた人間関係がオーバーラップしてきてしまったりして。そして輝くような笑顔が眩しかった女子高生時代とは明らかに表情が違う、少女以上大人未満の彼女たちの姿がどこか痛々しく、そんな彼女たちが静かな焦りと不安を抱えながらも、少しずつ、でも確かに大人になろうとする姿に、とても好感を持って観ることが出来た映画でした。その5人のどの女の子たちもとても良かったんですが、私的にはやっぱりペ・ドゥナがとっても可愛らしくて好みだったなと(<ロングヘアもいいけど、やっぱり彼女はショートがいいな。で、見た目は少女漫画に出てくるボーイッシュな女の子みたいなのに、タバコを吸う姿がなかなか堂に入っているそのギャップもまたいい)。相変わらずどこか風変わりな雰囲気を持つ役どころでしたが、今まで自分が観てきたパク・チャヌク監督の『復讐者に憐れみを』や、ポン・ジュノ監督の『ほえる犬は噛まない』の時の彼女と比べると、今回の役が一番、等身大の女の子に近い役どころだったんじゃないかなと思いました。ところで、韓国の俳優さんたちの経歴をパンフなどで読むたび、いつも「スゴイなぁ…」と思うことは、彼らたちのほとんどが大学の演劇科や映画科を卒業、もしくはそこに在学している学生だと言うこと。自分は決して学歴主義ではないし(<インテリは好きだけど想像力の貧困な頭でっかちのバカは嫌いだ…。まぁ、自分も人のことを言えた立場ではありませんが/苦笑)、学校教育のみで素晴らしい演技が身につくかと言ったらそうではないと思うけれども、少なくとも演技の何たるかをちゃんと勉強しているってこと自体がスゴイ。韓国映画を観るたび、みんな若いのにゼンゼン演技がワザとらしくないと言うか、セリフも表情もスゴく自然体でいい感じなんだよなぁ…と思うのは、やっぱり基本がしっかりと身についているから…なのかしら。おかげで演技に気をとられることなく観ることが出来るので、その分、自然と作品に対する評価も高くなるんですけど、反面、教育熱心なお国柄だけあって、学歴のない役者は仕事がしずらい世界だったりはしないのかしら…?そして映画鑑賞後に夕食を挟んで観た『MIDSUMMER CAROL ガマ王子 VS ザリガニ魔人』は、不覚にも一部のラストで本気でダー泣きしてしまった舞台でした。作:後藤ひろひと/演出:G2出演:伊藤英明、長谷川京子、山崎一、犬山イヌコ、山内圭哉、片桐仁、小松和重、瀬戸カトリーヌ、加藤みづき、後藤ひろひと、木場勝己「お前が私を知っているというだけで腹が立つ」と言うセリフが口癖の根性の曲がりまくったクソジジイと、交通事故で一日分しか記憶を留めておけなくなってしまった少女を巡る、ある病院の中での童話のような物語で、毒の入りまくった『人間風車』や、毒と塩と砂糖のバランスが絶妙だった『ダブリンの鐘つきカビ人間』に比べると、今回は毒の混入度はほとんど皆無に等しい、塩と砂糖がバランス良く調合されていて単純にいいお話だったなと思えた舞台でした。いや、もう、木場さん演じるクソジジイがホントにどうしようもないクソジジイで、思わず私も後ろから蹴り倒したくなるぐらいに見事なまでに憎々しいクソジジイっぷりだったんですが、そんなクソジジイが同じ病院に入院していた少女の何気ない言葉に、心底自分の所業を後悔するシーンには、後藤さんってばホント天才…!!と、心の中で賞賛しまくりながらも目からはダーダー涙が出てきてしまって、ちょっと恥ずかしいぐらいに参ってしまいました(苦笑)。そしてお馴染みの役者陣は相変わらず間合いが絶妙で、ネタの面白さと相まってほとんど笑わされっぱなしだったんですが、そんな面白ネタが満載されている中に、毎回、必ずシビアな展開も用意されているところが、後藤さんの脚本がただ面白いだけではない、厚みのある内容に仕上がっている所以なんだろうなと改めて思いました。でもって今回の舞台最大の見どころ兼心配どころだった初舞台コンビ・伊藤英明&長谷川京子の演技は、伊藤くんはオッケー、ハセキョーはギリギリセーフ?っと言った感じでした。伊藤くん、予想外にセリフ回しも間合いもちゃんと舞台仕様になっててちょっと驚いたわ…!でもってぶっきらぼうな話し方から、素っ頓狂な裏声でクワガタに目を輝かす演技には大ウケしてしまいました(笑)。ハセキョーも初舞台のワリには比較的セリフが聴き取りやすくて思っていたよりも良かったんですけど、役柄上の乱暴な言葉遣いはほとんど板についていませんでした(苦笑)。これからも舞台に出演していくつもりなら、もう少しセリフ回しをどうにかしないとちょっとツライかもなぁ…。その点、瀬戸カトリーヌは、それってどこまで演技でどこまで地なの!?と、思わず聞きたくなってしまうぐらいに、小劇団系の役者陣との息もむちゃくちゃピッタリ合っていた面白い演技でした。彼女のキャラの濃いハイテンションな演技は、機会があったらまたナマで観てみたいもんです(笑)。
2004/07/22
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自分は3,4年ぐらい前から、『韓国情報発信基地!innolife.net』(http://www.innolife.net/index.htm)と言う、韓国のエンターテイメント情報が満載されたHPのメルマガを受信しているんですが、昨夜たまたまそのHPに足を踏み入れてみたら、「映画“トロイ”の韓国版を作るとしたら主人公アキレスはこの人が!」なんて奇天烈アンケートが、堂々トップページで実施されていました。これが「日本版で作るとしたらダレ!?」なんてアンケだったら、「無茶言うなって!」と一笑にふして終わりだったんでしょうけど、韓国人俳優は明らかに日本男児よりもガタイがいいので、思わず「えっとねぇ…」と考えてしまいました(苦笑)。ただ、選択肢の10人中4人は未見の俳優さんだったので(<基本的に自分は映画派なので、ドラマ出演が中心の俳優さんはよく知らんのです…)、結局、投票は出来ずじまい。HP内で名前を検索すれば各俳優の顔写真は見られるんですが(<検索したのか…)、とりあえずルックス的にはいまいちピンとくる人はいませんでした。その選択肢の中には、お約束のようにチャン・ドンゴンやウォン・ビンくん、ヨン様にイ・ビョンホンなど、今、日本で話題の錚々たるメンバーも名を連ねていたんですけど、自分基準ではちょっとアキレウス役とはイメージが違うかなと。あくまでもブラピが演じたアキレウス像だったら、ですけど、私だったらチョン・ウソンがいい…かな?アウトロー的なふてぶてしい雰囲気が出せるし、でもちょっと童顔気味の甘さのある美形なので笑うとかなり愛嬌があるし、しかもモデル出身なのでむちゃくちゃスタイルがいいしで、結構、いい線いっているんではないでしょーか?(<自画自賛)実現のアカツキには、ゼヒとも『武士 MUSA』ばりの殺陣でお願いしたいもんです(笑)。
2004/07/21
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昨夜は、BS2の衛星映画劇場にて、“あなたが選ぶBSシネマ~結果発表 視聴者が今みたい映画3本”のひとつとして放映された、ニコラス・レイ監督作品の『大砂塵』(1954年・アメリカ)と言う映画を観ました。傷心をバネに自分の才覚ひとつで賭博場のオーナーになった女性(ジョーン・クロフォード)と、彼女を取り巻く人間たちの確執を描いた、鉄道が開通し始めた19世紀末のアメリカの田舎町が舞台の物語で、お約束の早撃ちガンマンや赤土の荒野が出てくるも、際立った特殊効果や派手なアクションでのスペクタクルシーンがあるワケではないのに、とても面白く一気に観られたオールド・ムービーでした。古いものが新しいものへと変わろうとすることへの町の実力者たちの焦り、集団で行動する男たちよりもずっと気骨のある女性の凛とした美しさ、銃を持ったら一人前、たとえ子供とて容赦はしない非情な集団心理、そして愛憎の絡み合う意地とプライドを賭けた女同志の闘い…と、上映時間は2時間弱と短いながらも、それが返って余計なものを削ぎ落としたかのような凝縮度と充実度で、さすが視聴者が今みたい映画3本に選ばれた作品だけあるわ…と感じた、普遍的な人間ドラマとも言える秀作でした。映像的に、「ちょっとカッコいいじゃないっすか…」と思わずクラリときたのが、葬式帰りの黒い喪服姿のままで、邪魔者を排除しようと銃を片手に町の外へ馬で繰り出す自警団の面々の姿(<一集団ひとくくり)。そして賭博場の女主人を貶めようと彼女の経営する店へ押しかけた時、白いドレスを身にまとった女主人と、まるで死の宣告人のような黒服姿で彼女に詰め寄る自警団との対比がむちゃくちゃカッコ良かったです!他にも、冴えない男が最期に見せる男気にホロリとさせられたり、過去に関係を持つ早撃ちガンマンと女主人とのツーショットにホレボレしたりと、やっぱり旧き良き時代のハリウッド映画はいいもんですのぅ…としみじみと感じ入ってしまいました。最新技術を駆使した映画も見応えがあって面白いけれども、技巧に頼り過ぎないシンプルな作りの映画の方が、よりストレートに作品の面白さが伝わってくるような気がした映画鑑賞でした。
2004/07/20
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日々の激務に心が荒みつつあった友人・あさこ山さんの、「涼しくて爽やかな高原で癒されたい…」と言う、ささやかで切実な願いを手っ取り早くかなえるべく、昨日は東京の秘境と呼ばれる(<ウソ)奥多摩湖方面へ(<渓谷だけど)、両親の車をちゃっかり拝借してドライブをしてきました。しかし言いだしっぺの自分(兼ドライバー)がこんなことを言うのも何ですが、奥多摩湖なんて家族で行った中学生の時以来。とりあえず都心から出てくるあさこ山さんの為にも、それなりに観光が出来る所はないのかしら…?とネットで調べてみたら、周辺には美術館やら鍾乳洞やら結構、見所があって、自分は車で1,2時間ぐらいで行ける近場に住んでいるクセに灯台下暗しとはまさにこのこと、意外と身近にあるものは目に入らないモンなのね…と言うことをイマサラながらに実感致しました。で、当日は天候も良く、標高が高めの奥多摩に吹く風は爽やかで、ダムに浮かぶドラム缶橋(<実はプラスチック缶)渡りを楽しんだり、日原(にっぱら)鍾乳洞を観光したりしてから、わさびの美味しい食事処で遅めのお昼を食べた後に、澤乃井櫛かんざし美術館で日本ならではの美しく細やかな伝統の技を堪能した後、道路が渋滞して身動きがとれなくなる前に帰宅の途についたんですが、この日原鍾乳洞が思っていた以上に面白く、なかなか見応えのある所でした。まさか都内にこんな大きな鍾乳洞があるとは思いもよらず(<あさこ山さんからは、「ここホントに東京だよね?」と何度も確認される始末)、実は関東随一の大きさを誇る鍾乳洞なんだとか。中は冷蔵庫並みの肌寒さで、昔、明かりとして使用されていた松明のおかげで内部は全体的に黒く煤けており、鍾乳洞と言うよりはちょっと炭鉱ちっくな、大きな岩の洞窟と言ったようなオモムキでした。そして内部の見学ルートの途中に、「体の弱い方は上らないで下さい」と書かれている別ルートの標識が。体調は万全だったし、靴はスニーカーだったのでモチロン行くわよ!と意気揚々と上ったその黒く煤けた階段の思わぬ急勾配度に、気分はすっかりプチモリア状態になってしまいました。両脇が石の壁になっている所は手すりのない箇所もあり、後ろを振り返ったら落ちそうなぐらいの高さと足場の狭さ。FotRで、モリアの階段を上っている最中に足を滑らせるピピンの姿を見た時、自分は間違いなく彼の後ろにいたメリーの気持ちにシンクロしていたけれども、今なら心からピピンの姿に共感を覚えるわ!と思ってしまった、楽しくも恐ろしい何ちゃってモリアを体験することが出来ました。でも、あんな所を延々と歩かなきゃならないんだったら、たとえ地下宮殿の美しさが堪能出来なくとも、私だったら執政家長男に従って迷わずローハンの谷ルートを選ぶわ!まぁ、その前にカラズラスで生き埋めになって、そのまま還らぬ人になりそうだけど…。冒険家は偉大だけれども、つくづく変人の集まりだなと思います(<何て言い草)。とりあえずあさこ山さんから、思っていたよりも(<失礼な)いい運転だったよ~とお褒めに預かり(<まぁ、運転慣れしている車だったしな。山道のワリには結構スピード出てたけど…/恐)、束の間の休日を楽しく過ごしてもらえたようだったので、思いつきとは言え、奥多摩ドライブを提案した甲斐がありました。しかし、自分は誰かと車に乗る時はほとんど助手席組なので、大した距離を走ったワケでもないのに、人の命を預かる身だと思うと無意識に緊張してしまって(<大ゲサな…って言うかだったらスピード出すなって/呆)、今日になってもまだ手足の疲れがビミョーに取れなくてちょっとダルイです(<この軟弱者め…)。毎日暑くて気が滅入りそうですが、それでもやっぱり冷房の効いた部屋の中よりは自然の空気の方が気持ちがいいよなと改めて思った、いつになく日焼け止めを塗りたくった一日でした(<車の運転での日焼けは結構バカに出来んです、はい)。
2004/07/19
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ほとんどアテにならないアーサー王伝説に関する今までの自分の知識を、とりあえず関連書の概略で大まかに整理し、アーサーを巡る人間関係や円卓の騎士に関する情報だけはあらかた頭に入れて臨んだ『キング・アーサー』の先行ロードショー。結果、コレと比べれば『トロイ』なんて1本の映画として言いたいことはちゃんとまとまっていたし、それなりにトロイアものとしても成立してたわよね…と、思わず考えてしまったぐらいに、一般に知られているアーサー王伝説とは丸っきりの別物で、しかも作品としての出来もかなりビミョーなラインを彷徨っているように思えた映画でした。いや、まぁ、個人的には、立ち居振る舞いと言いコスチュームと言い、反則技満載のトリスタンが超絶好みのキャラクターだったのでそれだけでも観る価値は大アリだったんですが(<彼に関しては思いっきりミーハー根性丸出しです/苦笑)、そもそもあの円卓の騎士のメンバーをチョイスした根拠とあの性格付けは一体何だったのかしら…?って言うかアレってほとんど『七人の侍』!?(爆)そしてブエナ・ビスタの予告編は、広告に偽りアリの要注意ものだと言うことを改めて実感。本編が予告編よりも面白いとか面白くないとか以前に、話がゼンゼン違うじゃないっすか!(<最強の騎士って一体ダレよ!?)ちなみに気になる騎士と妃の不倫事件は物理的に不可能でした(爆)。歴史コスプレもの好きとしては決してキライな作品じゃないんですけど、コレをアーサー王伝説の映画化と言いきってしまうのはかなり憚られると思うし(<別にアーサー王の話じゃなくったって成り立つ話よね…って言うか世の中のアーサー王ファンに鼻で笑われないのか…?/汗)、物語的にもイマイチ厚みがないので(<肝心のアーサーの生い立ちや彼と円卓の騎士の信頼関係の根拠についての描き方があまりにも薄い。個人的には、現在に至るまでの15年間のエピソードの方が観たかったっす。ちょっとステレオタイプとは言え、みんな結構、いい感じのキャラだったのに…)、残念ながらちょっと人にはあまりオススメ出来ない映画かもしれないなと思ってしまいました(苦)。…あ~、また明日から概略本の聖杯探求の章の続きを読もうっと…。
2004/07/17
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恐らく、一般的に知られているアーサー王伝説の物語を随分とアレンジしているらしい?と思われる映画『キング・アーサー』を鑑賞する前に、とりあえず読んでおこうと思って購入したのが『アーサー王の死』と『アーサー王ロマンス』(<共にちくま文庫刊)の2冊。既に2ヶ月ぐらい前から手元にあったにも関わらず、結局、それ以前に買い込んだトロイアものの本を読むだけで精一杯で(苦)、ならばせめて伝説の概略だけでも知っておきたいなと思って数日前から読み始めたのが、『Truth In Fantasy 58/アーサー王』(新紀元社刊)。しかし、これはあくまでも数ある参考文献を著者なりにまとめた概略本で、書かれている内容には著者独自の解釈も少なからず影響しているだろうと思われるものの、アーサーの生きた時代の流れに沿って登場人物ごとに内容がまとめられているので、有名なエピソードや主な登場人物の名前を知っているぐらいの知識しかなかった私にとっては、かなり興味深く読めるアーサー王関連の入門書に思えました。今のところ、まだアーサーが王として即位したぐらいのあたりまでしか読んでいないんですが、それまでの概略で何が一番面白かったかと言うと、アーサーの生い立ちから端を発した、彼を巡る異父姉たちの愛憎劇でした。特に末の異父姉モルガンのアーサーに対する愛憎がかなり興味深かったと言うか、結局、彼女はどうなったのかと言う行を読んで、これってあるイミ究極の愛憎劇なんでワ!?と言った感じで、ちょっと感動してしまいました。あと、アーサー王に対するグィネヴィア妃の心情(立場と女心)を記した概略を読んで、突然(イマサラ)、LotRにおけるアラゴルンとエオウィンのカップルがどうして成立しなかったのかを心底納得してしまったり。もしかしてエオウィンってグィネヴィア妃とちょっと似てる…?そう言えばアラゴルンの人物像ってアーサー王の影響も受けているんだっけ…と思ったことから、唐突にアーサーとグィネヴィアとランスロットの関係がLotRにおける人間関係の反面教師的に思えてきて、美しく年若いエオウィンが心から彼女を愛するファラミアと巡り合えたことはホントに幸せだったと思うし、長きに渡ってミドルアースを治める王の宿命を背負ったアラゴルンの伴侶には、悠久の時を生きてきたアルウェンしかなり得なかったと言うことが自分なりによく理解することが出来て、あるイミ出来過ぎとも言えるトールキン教授の思惑(?)に、改めてしみじみと敬服してしまいました。それにしても、もしかして自分が思っていた以上に、アーサー王を巡る伝説の数々はかなり人間ドラマの色彩が濃いのでは?と言った印象にちょっと驚きました。時代を経ることによって様々なエピソードや登場人物が追加されたり融合されたりした結果なんでしょうけど、少なくともこの入門書を読む限りでは、ファンタジーや英雄伝説と言うよりは、人間関係の込み入った群像劇と言った印象を受けました。しかもアーサー王を巡る異父姉たちの物語への絡み方がちょっとシェイクスピア戯曲を彷彿とさせるようで面白いし、むしろ入門書を読んでいる時間があったら、まずサー・トマス・マロリー著の『アーサー王の死』をじっくり読め!と言った心の声が。とりあえず今週末の『キング・アーサー』の先行上映を観に行く前に、円卓の騎士に関する概略までは読んでおきたいものです…。
2004/07/12
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気の向いたものだけを鑑賞日記として上げて、残りは月ごとにまとめた鑑賞記録として記載するだけになってしまった当HP。ひとつひとつの鑑賞記をいちいち書き込むよりも気が楽なので、今後もこのスタイルでいこうかな。恐らく今年の夏も鑑賞ペースと書き込みペースが合わなくなることは必至だろうし…(痛)。 8日(火)映画『パリの恋人』 BS2にて 9日(水)『トロイ』13日(日)『パピヨンの贈り物』 銀座テアトルシネマ16日(水)『下妻物語』19日(土)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』先行ロードショー25日(金)『TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR FINAL』 九段下・日本武道館28日(月)『ブラザーフッド』29日(火)『コントラバス』 代々木八幡・HAKUJU HALL30日(水)映画『エリン・ブロコビッチ』 BS2にて子供嫌いのお爺ちゃんと小生意気なお子ちゃまと美しい自然…と言った、思いっきり反則技満載なフランス映画『パピヨンの贈り物』も捨て難かったんですが、6月の私的ヒット作は嶽本野ばら原作(未読)の『下妻物語』。これ、予告編がミョ~に面白そうな作りをしていて(<小劇団系の濃い役者とクセ者キャラ満載)、観たいんだけど…観たいんだけど…でも主演はフカキョンだし(?)どうしよう…と悩んでいたところへ、こんなん誰が観るんだ?とダンナにバカにされつつも私と同じ気持ちで悩んでいた職場の同僚と意気投合、期待半分不安半分で観に行ったんですが、本編も予告編に負けないぐらいの凝った作りで、予想以上に面白い出来に仕上がっていた映画でした。その濃い役者陣とクセ者キャラの中で個人的に一番の誤算だったのは、主演のひとりで下妻レディース「舗爾威帝劉(ポニーテール)」(<笑える…)のメンバー・白百合イチゴ役を演じた土屋アンナでした。昔なつかしのロンスカ制服&ヴィジュアル系メイクの80年代不良スタイルに加えて、低めのハスキーボイスと乱暴な言葉遣い(セリフまわし)が、あまりにも自然に不良っぽくハマっていてすンごく良かった!しかもモデル出身らしいスレンダーな長身と、あおりのアップにちょっとビョークが入ったような美形で、尾崎豊が大好きで勉強はからっきしの乱暴者、でも恩義や友情に篤くて意地っぱりだけど人が良くて、こんな古き良き(?)不良だったら私だってお友達になりたいわ…!と思わせるようなカッコ良さと可愛らしさを併せ持ったイカした(<死語)キャラクターでした。ロリータファッションのフカキョン@竜ヶ崎桃子との相性も最高に良かったし、周りの濃い役者陣の演技ももちろん良かったし、作品そのものもコミック調の映像とバカバカしくも笑えるローカルネタの中に、毒と塩と香辛料(笑)がバランス良く調合されて隠し味に砂糖を利かせたさり気なくメッセージ性の高い内容に仕上がっていて、あ~観て良かった!と素直に思えたオススメの秀作映画でした。これ、ちょっと原作も読んでみたいかも…と思って本屋でパラパラと立ち読みしたら、桃子の生きるポリシー・ロココのココロ(<上から読んでも下から読んでも…く、くだらん!)を、彼女が滔々と語るサマが映画以上におかしかった。音楽つきの映像もいいけど、文章の持つ情報量の多さと味わい深さも捨て難く、やっぱり面白い原作あっての映画なんだなと思いましたとさ(<とさ?)。6月はいつもよりも鑑賞数が少なめだったけれども、個人的にはどれもほぼ標準以上に楽しめた鑑賞月でした♪
2004/07/04
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