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この間入手したプリセツカヤのDVDの感想など。まずは【マイヤ・プリセツカヤ】(1964年)で彼女のドキュメンタリーを見て予習。ダイナミックでキリリと線のはっきりした踊りでありながら、優雅なシーンではひらひらと手の表情が美しい。ナレーション曰く、『世界の批評家達が、彼女の手の表情が時に感傷的、時に狂喜の如き、時には優雅な ”手の音楽” の中にもっとも偉大な表現媒体があることを認めている』ん?なんかルジに通じてませんか。彼女は踊り以外に言葉でも語れる人ですね。『足が厳格なクラシックのポジションを保っているときも手は民族的な性格や詩情や気分などあらゆるものを自由に表現できるのです』それをその場で気軽に演ってみせるという気さくさも彼女の魅力ですねー。クラシックの王道一筋かと思っていたらとんでもない。コミカルなバレエや創作的なもの、インドやペルシャの民族舞踊的なもの、どれも魅力的にこなすので、とてもキャパシティーの広い人なのですね。印象に残ったもの:◇ホバンシチーナのペルシディックの舞踏(タイトルかどうか不明) ペルシャ舞踊でとても印象的な踊り。◇白鳥のオデット 2幕のアダージオで彼女の造形美が堪能できます。◇瀕死の白鳥 若いプリセツカヤの「瀕死」は初めて。途中で肩からホントに羽が生えてるんじゃないかと思った。◇眠りのオーロラ レッスン風景も舞台もたっぷり。きらきらしたオーロラです。カツラは似合ってないけど。◇ラウレンシア◇せむしの仔馬 ◇バフチサライの泉 インド舞踊が決まってる。こういうのもうまい!◇ライモンダ オディールを思わせるかっこよさ。◇石の花 力強くて愛に脆いという役にぴったり。目力強し。◇ロメオ&ジュリエット ジュリエット役を切望していたのに、公演前夜事故で足を痛めて2年延期して望んだ舞台。なんて軽快なステップ。10代の女の子に見えました。◇グノー作 異教徒の「ワリプルギス祭前夜」 軽やかに跳び跳ねるプリセツカヤがしなやかでキレがあってかわいい。この作品のテーマはわからないけど、単純に生命の喜びとかそういうことかな?結構好き。◇ドン・キのキトリ 映像ではキトリを「チトリア」と言ってました。キレ技のプリセツカヤにぴったり。途中から拍手喝采と歓声が止まらない。見せ場を華やかに魅せる才能がありますね。 彼女の生い立ちがさらりとDVDの裏表紙に書かれていてぎょっとしました。『幼くして父親を処刑され、母親を収容所へ連れ去られるという逆境にもめげず…』いやー、すごい人なんですね。映像が暗いけど、みどころ満載でヒジョーに貴重でお得な一枚です。全編モノクロでもちっとも気になりません。
2006年03月25日
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ケーブルTVでいつも見てない番組を何気なくチェックしていたら、なんと今、『エトワール』というタイトルのパリ・オペラ座のドキュメンタリー(1時間半番組)を放送してました!「ラ・シルフィード」の振り付けの様子やオペラ座の舞台裏で4羽の白鳥が振りを合わせる様子とか、ダンサーの素顔が見られてかなり充実した内容です。「白鳥」2幕のコール・ドの背中が汗びっしょりです。皆さん大変です。ダンサーの身体のことを語っているのも興味深いです。過酷さゆえに過酷なダンサー生活を引退した元エトワールが急になにもしなくなったら筋肉が縮んで2年間で2センチ身長が縮んだって本当ですか!?というのが正解でした。人の話はよく聞こうよ>自分出演はマニュエル・ルグリ、ニコラ・ル・リッシュ、ローラン・イレール、モーリス・ベジャールなど。途中から見たので別の日の放送を録画するつもりです。⇒録画しといて初めから見ました。面白かった!・ニコラ・ル・リッシュのジャンプの着地音がデカイのが気になったけど、あれフツー?・『エッセンシャル・バレエ』で着地音がどーん!だったベラルビが別人のようでびっくりした。 『エッセンシャル…』では暗くてサエない(失礼)印象だったのに、明るく渋いイケ面だった。・パリ・オペはクラシックもモダンも同時"上映″みたいで新しいことに次々挑戦しな きゃならないしで大変なのね~。・白鳥のコール・ドの足音がばたばたばた(ドタドタドタ?)~~と結構騒がしいのも 気になったけどこれがフツー?・女性の化粧がうまいのはさすが おフランス!メークさんもいるしで、是非エフセー エワちゃんに教えてあげてほしい。・ひとりだけ眉の描き方が え?な人がいた。途中から急カーブ急降下で、長すぎ では?(引退前の、えーと誰だっけ)魔女を連想した…。・代役の練習してる人たち、いつ来るかもわからないチャンスのためにいろんなフォ ーメーションを頭に叩き込んでてえらいわー。・オレリー・デュポンてかわいらしい人なんですねー。(パリ・オペの知識ないもの で。もし失言だったら無視してほしい) だって4月の公演チラシの流し目ではどう見たって妖艶なお姉さま。(これも無視で)それにしても4月公演のチケット代が高すぎる。試しにみてみたいと思っても気軽に買える金額じゃーないよなー。それで試しにD席を取ってみたものの、5階席ってちゃんと見えるんでしょーか。えぇ、もちろん双眼鏡でですが。頭頂部しか見えないなんてことはないよね。D席でも11000円なんだから、庶民はびっくりですよー、もう。
2006年03月21日
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ちょっと書いてみた。(こちら)初めはちょっとのつもりで、一言感想でもと思ったのが長くなってしまった。この分だとこのページだけでは済まなくなるのでそのうち整理整頓(苦手)するつもり。こっそり更新していく所存です。
2006年03月19日
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マラーホフが好みでないので(どーもナルシス度が強すぎて…)、マラーホフの贈り物は全く見なかったのであるが~、終わった今言っても遅いのであるが~、公演レポなどを読んでいて、ポリーナ・セミオノワが見てみたい!という衝動に駆られておりまする。で、最近愛用しているバレリーナの画像が充実してるサイト(その名も "The Balleriena Gallery")で早速チェック。このサイトで名前と顔が一致したり、正しいスペルが確認できたりと大いに活用してます。セミオノワかわいいなー。口元がちょっとヘの字ぎみなのもかわいい。次回見られる機会を楽しみに待つこととしよう。便利だからこのサイトを「お気に入り」に入れときました。同じくこのサイトにある "Memorabila"をクリックするとこのサイトの管理人さんの思い出の品々らしいものが。なにやら貴重な写真たち(主にバレリーナ)とその本人のサイン付き!プリセツカヤってこんなに凛としたバレリーナだったんですねー。なんかかっこいいわ。ちょっくらAmazonで昔の映像探してみようかと思ったわ。なんせ「瀕死の白鳥」しか見たことなくて。まだ現役でいる彼女が、並々ならぬバレエへの情熱の持ち主であることは間違いないわけで、もうバレリーナ体型じゃないけどそれが何だというのだ。ロシアの方々が惜しみない賞賛の拍手を送るのもわかる気がした。アシルムラートワと一緒のルジマの写真&サインもありまする。遠めで横向きなので顔は拝めませんが、ルジもコレクションに入ってるだけでなんか嬉しい。
2006年03月18日
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『アラベスク』からまた引用。**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**よきパートナーを得るかどうかでバレリーナとしての一生を左右すると言われている。その反面、お互いを良きパートナーと信じるあまり、“なれあい“ が生じ、まだまだある欠点を乗り越えることなくバレエ人生を終えるコンビが少なくない。“なれあい“ がお互いの開花すべき才能や成長をとめてしまう。**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~**~** う~ん、これを読んだとき、頭に浮かんだのは、シェスタコワ。シャドルーヒンとめぐり会って公私共にベストパートナーだし、今もそれは変わらないとお互い思ってると思うけど、バレリーナとして著しく成長させてくれたのは残念ながら旦那ではなくルジだろうと思う。“なれあい“ があると、多分お互いのクセもわかってるので欠点をカバーしあうから、それが相性のよさでもあり、落とし穴でもあるんだな。旦那とは常に相性がいいけど、「究極の」バレエを追求するとか、何かを生み出すという貪欲さが無くなってしまうんだと思う。本人達にそんな意識がなくても、「ソコソコ」でもOKになってる瞬間があるんだろうな。でもシェスタコワってとっても幸運なポジションにいると思う。やさしいダンナは時に王子、時に奴隷となり(^^ ; 自分をサポートしてくれて、どの公演でも一緒。時々刺激的なパートナー(ルジ)とも共演してプリマ魂がメキメキにょきにょき成長するなんて。ルジとだと、お互いの波動が共鳴しあってなにかを生み出しちゃってる。踊っててルジもシェスタコワもそれを感じてるはず。当のシャドルーヒン、2005-06レニグラ公演パンフレットにある7つの質問で、「Q>バレエを踊っていく上で一番影響を受けた人物や出来事は?」 に 「A>シェスタコワとの結婚」て答えちゃってる。彼にとってはそれが真実ですべてなんだねー。同じ質問、シェスタコワは「A>恩人の先生です!」と答えてますが。この温度差、笑っていいのだろうか。あ、でもシャドルーヒンのアクの無さが誰とでもソツ無く合わせられるという利点もあったりして…。(フォローになってないか)
2006年03月14日
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やっぱりルジのバジルは楽しい~~!'04 NOVキーロフ公演でのバジル画像がいたく気に入って壁紙に連続表示してご満悦です。なんたって、か、かわいい~~。40過ぎの大人にかわいいというのもおかしいけど、(オッサンとは言わない。敢えて)でもこのかわいさったら。この たふたふのお袖とハーフ丈パンツがやたら似合う。下ろした髪が良い良い。レドフスカヤとのドン・キ(四大傑作選集にある2002年のやつ)も、すでにオッサン(あ、言ってしまった)のはずなのに一幕二幕のシーンはどれも若者バジルなんだな。ルジが楽しそうに笑うのはドン・キだけじゃないかしらん。レドフスカヤはほっそりとして、まさに古きよきロシアのバレリーナ体型。軽くてありがとう!ルジもおかげで軽々とリフトして、いや、ほおリ投げてるって!!テレホワさん@キトリが私のデフォルトなので、姉さんキトリがしっくりくる気がする。父親に一緒に『お願い』するときにバジルを呼ぶ仕草はテレホワさんが絶品。ほらほら!ってせかしてる様子が、あ~、バジル、尻に敷かれるな、と見てて微笑ましくもあり。バジルだとルジはルンルン♪なので、こっちもついでにルンルン♪なのだ。狂言自殺する場面、ツボじゃない人がいようか。ナイフを振りかざしてるときの真剣な顔もカワイイ!いざ、ナイフを胸に一突き!!!!......。(さぁ、ここからが本番、なので深呼吸。すーはー)テレホワさん版は、まだ初々しいルジが思いっきり投げキッス~~~(悶絶)レドフスカヤ版は、「はは、皆信じちゃったよ。ばかだね~」と目と口端でニヤッと笑い(ニヤッと光線にヤラレル)首をかしげてからきれいにマントを敷いてバタッ。どちらも味わいのあるツボでございます。他のツボも見てみたいが、いかんせん、まだルジで全幕の生を見たことが無いでございます。父親をだまして結婚の許しをもらったら、わーいわーい、とあからさまに大喜び。バジルはも~嬉しくて楽しくて、足踏み鳴らしてスキップスキップらんらんらん♪この楽しそうなルジ・バジルだけでも満足度200%。テレホワさんって、別にルジの先生というわけではないと思うけど、でもこの頃のルジの師匠的存在だったと思う。頑張ってるルジが、「先生、見て見て!先生との舞台、全力を尽くしてます!」と嬉しそうに見える、のは気のせい?舞台袖で「良くできてましたよ」とか言ってもらったのかな。いやー、厳しく「あそこのリフト、上でグラついちゃったわよ」とかご指摘差し上げてたのかしら。テレホワさんのカスタネットのヴァリエーションにはガマーシュもうっとり。ジャンプして後ろに上げた片足が頭より前まで来る人なんて見たことないよ。こーんなすごい人と若い頃から組んでたから、レベル高すぎだって。ルジのカスタネットのヴァリエーションは、ルジ溌剌オロナミンC!(古い)元気一杯躍動感があって最高です。三幕のぐるんぐるん回るルジとか、ジャンプ一番!テクニシャンのルジも好きですが、一ニ幕のルジ・バジルがかわいさ余って愛情爆発です。いや~ほんと、最高。
2006年03月12日
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ジュリア・ロバーツ好きなのに見てなかった映画。なんとも不覚。ジュリアがこれでアカデミー賞主演女優賞を獲ったのが当然、と今更大きくうなづく。授賞式のジュリアは堂々としててカッコ良かったもんね。腰に手をあてて、どーよ!?ポーズ。”やっとあんたたちが実力を認めたのよ。ざまーみろだわ。これで文句は言わせないわよ。”ってね。まっすぐ見据えた目力が強くて、自信に溢れたジュリアは素敵だった!ジュリア演じるエリンの服装が潔くてこれまたcool! エリン・ブロコビッチ本人もcool!(DVD特典、ご本人のインタビューあり)周りに反感買っても、注意されても、まるで動じない。超ミニスカが似合っちゃう御み足も、胸元の開きも全てが潔い。女性なら、見てて胸スカッ!じゃないだろうか。スカッとした、といえば、相手側の弁護団相手にまくし立てるシーン。相手が気圧されて、水を一口…とコップを手にしたところでトドメを刺す、「特別に用意した、例の井戸水」に、相手一同、シ-------------ン。以上!とファイルをバタンと閉じて一斉に立ち上がる様が気持ちいい。まさに一撃必殺! 「カカシ女」につっかかるところも、「カカシ女」が、エリンにダサいといわれた靴にこっそり目をやって ”確かめる”間合いも絶妙~。靴以外にヘアスタイルもダッサい。ニワトリのトサカみたいで、いわゆる西洋風ひっ詰めでしょうか。エリート意識が高い、お堅い役にはピッタリでしたけど。忙しいママにスネてた息子のマシュー。エリンが仕上げたレポートを目にした時のシーンは、言葉で多くは語らないけど好きな場面です。自分と同じ年齢の子供が病気で、そのお母さんも病気なのに少なからずショックを受けるマシュー君。疲れてソファで休んでいる自分のママが、その人たちに手助けをしているんだと知ったとき、ママを見る目に尊敬の気持ちが芽生えてた。こんな難しい感情表現をした子役はスゴイなー。とりあえずお名前をメモ。 SCOTTY LEAVENWORTHくん。いい味出してました。おねーさんは好きです。被害者のひとり、ドナ・ジェンセンも好きです。この女優さん(マージ・ヘンゲルバーガー)にはミシェル・ファイファー(結構好き)と似た雰囲気を感じました。エリンが初めて会ったときのドナは、まだ何も疑っていない澄んだ目してる。事実を受け止めた時、困惑で顔がゆがみ、汚染された水のプールで遊んでいる子供達に金切り声をあげて止めに入る。(ここですでに涙)良性だと信じてきた症状が嘘だったとわかり、「無念を晴らして」とエリンにすがった時の、やりきれない苦悶の表情に、またはらはらと涙。ドナとエリンが心を通わせているのが唯一の救いでした。病気の子供アナベルを見つめるジュリア(エリン)は慈愛に満ちていて、とても愛があふれていました。まるでマザー・テレサのようです。気に食わない弁護士&カカシ女に "してやったり" だけど平然と決定的証拠を "プレゼント" するのも胸がスカーッとしてなんとも爽快。最後に和解金が決まってドナに伝えた時、感謝の気持ちでエリンを抱きしめるシーンもとっても好きです。ドナの表情がすべてを語ってます。DVDにはカットされた場面が別に収められてます。カットされたのが惜しい、いいシーンばかり。何故カットされたか解説付きバージョンまである。なにしろ実話だから、どれも意味のあるシーンなわけで、さぞかし編集は大変だっただろうと思う。今までこんなにいい作品を見なくてごめんね、ジュリア!(反省)
2006年03月11日
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『アラベスク』を読んだら、舞台の裏側とかそこに至るまでのいろいろに目が向いて、つくづく舞台に立つダンサーってすごいな、と思う。踊りのあと呼吸が乱れているから、アンコールが一番辛いなんて、気がつかなかった。言われてみればまったくその通りだよね。荒い息を整えて優雅なレヴェランス...。その時こそがひとりのダンサーとして最高の賛辞を享受するひととき。観客の拍手が降るようなキスのようにそそぐ瞬間なのだから、あとひと頑張り! ----なんて苦しくも甘美な時。ちょっとMチックではありますが、ダンサーはみんなMでなければやっていけないと思う。自分を鍛え抜くには。自分を高めるには。他人に負けずに自分に勝つには。 精神的に安定しすぎてもダメだろうし、自信がありすぎてもきっとダメ。自分を伸ばすのは、危機感と諦めない気持ち。不安になる心も必要だし、それに負けてもだめ。他人が手助けできることはなにもない。あぁー、なんて厳しい世界なんだろう。一流でない人とのレベルの差は素人目にもわかる。舞台に立ったとき、オーラを感じる。舞台にかける情熱の度合いと一緒。わたしにもオーラの光が見えるなら、ルジは金色。きっと燦然と輝く黄金色に違いない。そして舞台ごとに微妙に変化するのよ。 バジルは燃える(萌える)赤で、ジークフリートは白光色で、アルブレヒトは深海のブルー。ソロルは澄んだ湖のブルー。金の奴隷はそのままの金色。ほとんど衣装の色そのままやないか!と突っ込まれそうだけど、やっぱりこの色でしょう。言い換えれば衣装の色は役の持つカラーを表してもいるということ。ファルフも舞台前に緊張することってあるんだろうか。緊張というより、畏れを感じたり、するんだろうか。この舞台がうまくいくようにと念じたり、なにかにすがる想いなどあるのだろうか。その一切を断ち切って舞台上であのようにパフォーマンスできるまでに、一体どれ位精神統一しただろうか。舞台に注ぐ情熱が計り知れないので、いらぬ想像をしてしまう。いくら外野が心配したって無用の長物なんだけどね。舞台人として、プロとして、これだけの証を魅せ続けてきたひとだから、それ以上何を語る必要がある?舞台が全て。 きっとファルフはそう言うだろう。あれこれ言わずに、僕のパフォーマンスを見てよ、ってね。 うん、これからもずっと見ていきたい。やっぱりあれこれも言いたい。まだファルフを知って1年余りだなんて、あまりにビギナーで笑っちゃうけど、10年以上見続けてきた人に負けないくらい心酔しているので、よろしくね!っと。絶頂期と言われるころから今に至るまで、全てひっくるめて、今が最高!後輩の指導なんかしてるルジを見たくないなぁ。全てを超越してずっと舞台に立っていてほしい。そして、その姿の前に、ずっと佇んでいたい。
2006年03月09日
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去年のダンマガにあるコチュビラちゃんの写真を見て、やっぱりコチュビラちゃんのジゼルも見たいな~、と今更ながら想いが募ってきちゃった。1月のバヤデルカで2日間とも気になってた影の王国の2人目はコチュビラちゃんだったと知ったときは、やっぱりプリマの風格!とすごく納得しました。コール・ドの中に入ると線のきれいさが目立ってたもんね。レニグラの「夏休みバレエまつり」は品川と新宿公演があるし、どれか行こうっと。この公演に出るシュミウノフ君って去年の夏ガラでエフセーエワちゃんと『春の水』組んだ人ですよねー。この時わたしの中では ”顔に肉ついた人””もっと体絞ったらかっこいいに違いない人”という印象なのですが、どうやらその読みに間違いはなかったようで...。ルジのDVDに出てた海賊のコンラッド役と同一人物とはとても思えませーん。あとサポートがもうちょっとうまければ、出番がないとき役に入り込んでくれたら、とか、つい注文つけたくなっちゃう。だってアクロバットな春の水ではエフセーエワちゃんが自力でパフォーマンスしてたように見えたもん。ガンバレー、シュミウノフくん。(コンラッド役がかわいかったので応援モード)
2006年03月05日
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バレエ漫画でお馴染みの《アラベスク》を読み返して深ーく感動。なにしろ舞台はレニングラード(今のサンクトペテルブルグ)のバレエ学校とキーロフバレエ団! このシチュエーションだけでもう胸踊るわっ。ボリショイとのバレエの違いも描かれていて、今も昔もそういうカラーなのね、と納得できて今読むと興味深い。単なるバレエ漫画でなくて、ソビエトの時代背景とかそれ故の亡命とか、世界観とテーマを広げてくれるストーリーなのが読み応えがあって、感動あり、涙あり、で一気に4巻読んでしまった。これは1971年(35年前!)~1975年に連載された”少女漫画”なんですよね。もしこれをリアルタイムに読んでいたら、翌月号が出るまでもどかしくて待ちきれなかっただろうな。そうそう、少女漫画って以前はこんな大人っぽいストーリーが多かったんですよね。歴史を反映していたり、壮大な愛のテーマだったり。《アラベスク》の中で、ドゥミ・キャラクテールゆえにその個性を伸ばせる場がソビエトに見いだせなくて「ソビエトは僕を窒息させる」と悲鳴に近い心境で亡命するダンサー・エーディク。故郷を捨て、友人と永遠に別れ、その代償を払っても、自分が求めるバレエダンサーであるために。亡命以降ソビエトでは彼のダンサーとしての記録が一切抹消されてしまう。なんて厳しい現実。亡命と聞いてどうしてもルジが一時期 New York にいたことを思わずにいられません。1995年のインタビューでロシアに帰ってきたときの心境を語っています。ロシアこそが絶え間ない想像力をもたらす唯一の場所だということに、西での経験が気づかせてくれた。ロシアで培った伝統というルーツが自分の一部であり、それが自分にエネルギーを与えるということに、西で活動しなかったら理解し得なかった、と。アメリカは肌に合わないとすぐに感じただろけど、この発見は大きかったに違いない。自分の中に確信が生まれて、ルジの言葉にある「再生と生まれ変わり」の力となったのだから。《アラベスク》でノンナが踊るラ・シルフィードは、一種の境地に達したノンナが自分のすべてを捧げる、冷たく青ざめた透明な妖精の世界。その美しさに息をのみ、最後はため息もこぼれます。山岸涼子さんの絵も素晴らしい!作中バレエの 〈アラベスク〉 をルジで観てみたいのですが、この漫画を誰かキーロフかレニグラに売り込んでいただけないでしょうかーー。(おーい、光藍社さーん)すみませんが、モルジアナ役はペレンちゃん以外でお願いしたい。ちなみに、バレエ一筋と見えてノンナを深く愛している、ソビエトの金の星ユーリ・ミロノフにらぶです。やっぱりカリスマ性のあるダンサーって素敵…。
2006年03月04日
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