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【アナニアシヴィリと世界のスターたち】(DVD)(収録:1991年/文化村オーチャードホール)←リンク貼りましたガラは色々見られて楽しい。ルジが出ていると知りながら購入を見送っていたのは、Amazonのレビューでいまひとつな評があったので。やっぱり買ってよかった。他人のコメントに左右されちゃもったいないですね。(お勧めくださった方、ありがとうございます。)個人的に最後に気になったのは、最後バジルなのにフィナーレで上半身裸のルジ。お~い、脈絡ないよ~。(嬉しいけど)「ばらの精」(ニーナ&ルジ)ルジってばピンクもお似合いになるのねっ!それも薔薇が滲んだようなピンクがっ!悩ましすぎるんですけど。どう見たって純粋に夢心地の乙女をバラの香りで舞踏会のワルツにいざなう、というより、薔薇の香りの媚薬でピンクの世界に誘惑する、の図ではないか?乙女の手を初めて取ったとき、陶酔するような半開きの口元がセクシーすぎますってば。「白鳥の湖」第2幕より ”グラン・アダージオ”(イルマ・ニオラーゼ&ユーリー・ポーソホフ)イルマのイメージってこれまでシェヘラザードのこんなのとか、海賊のこんなのとか、こんなのだったので、クラシックの白鳥オデットはどうなのかな~と思ってた。正直、あとのジゼルのほうが断然良かったように思う。映像での白鳥は、エッセンシャルバレエのマハリナが(妖艶すぎるけれども)一番好き。「海賊」より 奴隷の踊り(インナ・ドリフェーエワ&ワジム・ピサレフ)ランケデムが奴隷市場でギュリナーラをみせびらかす場面なのだけど、どうもちょっと配役がいけてない。魅力に欠けるというか、みせびらかすほどでないというか、残念ながらキーロフのイェレーナ・パンコーワで可憐なギュリナーラを見ているせいか、採点不可です。顔のヴェールを取られたときに見るほうががっがりしちゃダメでしょう…。「ラ・シルフィード」より パ・ド・ドゥ(オーゼ・ガッドゥ&アレクサンダー・カルピン)やはり地味だった。シルフの無邪気すぎる戯れと生身でない空気感があるといいんですけどねー。「眠れる森の美女」第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ(ニーナ&アレクセイ・ファジェーチェフ)ニーナはティアラと腕のフリフリ衣装が似合うこと。きらきらとお姫様オーラを発してました。どちらかというとソロの方が伸び伸びとしなやかに踊ってると思われる。ファジェーチェフは名パートナーとの解説があるのだけれども、ニーナが窮屈そうに思えたのは私の見る目がないからだろか。「ムード」(ニーナ&ファジェーチェフ)こういうの、ルジで見たかったな~。照明を落とした舞台に映し出される2人のダンサーの美しい造形美。ミニマムな衣装がこの振り付けにはぴったり。中盤で力強い跳躍を見せるニーナがかっこいい。「白鳥の湖」第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ(タチアナ・テレホワ&ユーリー・ポーソホフ)テレホワ先生の黒鳥オディール!先生!素敵です!これぞお手本ですね~。王子に向ける誘惑の眼差し、きりりとしたポーズ、どれも見惚れてしまいます。小さなティアラが王冠のようです。「ゼンツアーノの花祭り」より パ・ド・ドゥ(ガッドゥ&カルピン)よ、よくわかりませんでした…。「くるみ割り人形」第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ(ドロフェーエワ&ピサレフ)ドロフェーエワという人は背中が全くしならないようなんですが。動作がひとつひとつ途切れるようで流れていかない気がします。なんと言うか、コンクールの課題発表を見てるような気分でした。お姫様はニーナが眠りのオーロラやっちゃったし、分が悪すぎるということもあるけれども(衣装もそっくりだし)、だがしかし(以下略)。「ジゼル」第2幕より パ・ド・ドゥ(イルマ・ニオラーゼ&ユーリー・ポーソホフ)素晴らしい!イルマが!何かに吊られているような無重力感や、ふわふわと浮いているような実態のなさ、お腹がぷるぷるしそうな体勢で全く力みを感じさせない安定感、風に吹かれただけで折れてしまいそうな華奢な手足、全てが「ジゼル」でした。美しい幻想を見ているようでした。ポーソホフは、せっかくの跳躍がまるで映えない上下黒の衣装。舞台は足元以外照明を落として暗闇なのに、別の色のタイツはなかったんかい。リハーサルでそういう色のチェックとかしないのかな~。脚裁きとかよかったのに勿体無い。「ドン・キホーテ」より グラン・パ(ニーナ&ルジ)二人のパートナーシップに難アリとの評があるとおり、どちらもスターで忙しかったせいか今ひとつなところはあるものの、やっぱり二人とも得意とするドン・キとあって、華があります。ルジの髪がオールバックじゃないところが嬉しい。キメのポーズが凛々しくて何度見てもホレます。跳躍がふわっと舞い上がり、おもわず「うぉっ!」と叫んでしまったですよ。二度も。ニーナは大輪の花ですね。キトリはやっぱり真っ赤な衣装がいい。(どこぞのバレエ団ではくすんだ色をご採用ですが、情熱と太陽の国スペインという設定からも真っ赤のほうがよろしいかと)扇子さばきもキレがあってよろしい。最後に「暑~」て感じで一瞬普通に扇いじゃったけど。高速回転は目が回るかと思いました。あんまり早くて止まれなくなることないんでしょうか。ドン・キを見ていつも思うのは、たかが床屋のバジルが何故最後は悩殺衣装でキメキメなのでしょうか。スペインの伊達男がキメるといえばコレなのか?~アンコール~「バヤデルカ」より ヴァリアシオン(タチアナ・テレホワ)またもテレホワ先生。素晴らしいです。普通のダンサーとは一線を画してます。「ゴバック」(ピサレフ)よくわからなかった。「瀕死の白鳥」(ニーナ)その腕のしなりは一体どうなってるのだ?軟体動物並みにくねくねと波打つ腕は、骨、入ってますか~?瀕死にしては勢いよく波打つので、最後疲れきって休憩、バタ、と見えました。プリセツカヤ(の若い頃)なんかはほんとに死にそうでぴくぴくして最後についに…という風でした。~フィナーレ~やっぱり気になる。なぜここでルジは上半身裸なのか…。
2006年04月30日
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なんでこれがバレエネタなのか?アクはもちろんダンサーの強烈な個性のこと。射抜くような見えない光線と全身光り輝く汗とオーラ。見始めたら目をそらせない、そらすことなんか出来ない凍りつくような拘束感。一度に全てをこの目に記憶に納めたいと呼吸すら忘れて食い入るように見つめ、毛穴全開で漂う空間やダンサーの息遣いすら吸収しようとじりじりと気持ちは舞台ににじりよる。言うまでもなく、ダンサーとはルジのことです。巡礼者のように崇拝してやまず、姿を見るやそのエネルギーに吸い寄せられる。言葉なくしてこれだけの大量のメッセージを送ることができるなんて奇跡に近い。ひとつの所作だけであんなに優美になれるなら、何故見習わないんだ>自分。そもそも男性に優美とか麗しいとか華麗だなどという言葉を使うとは学校で教わらなかったけど、考えるよりもそこに存在してるのだから、何より現実として。マイムなしであれほど雄弁に語れるだろうか。言葉で伝えるよりもっと精神的なテレパシーを発していて、それを観客も確かに受け取っている。ひたすら感動の波が余韻でのこり、その日観たはずの出来事、ひとつひとつのパを覚えていないのはどうしてだろう?多分気持ちがとろけてしまっているから。幽体離脱のようにふわふわと浮遊した自分が魂で観ているから。そのときの幸福感が残っているから、いつまでたっても記憶をたどって幸せな気分に浸れる。これは本当に本物のダンサーでなければそんな軌跡を観客の記憶に植え付けるだなんて到底できないこと。そんな気分を味わったら最後、媚薬を求めるように何度も浸ってみたくなる。これはもう必然。心臓が波打つほど揺り動かされ、深く浸透する哀しみや慈しみや愛や嘆きといった言葉だけではおさまりきらない感情の波。そして感じる充足感。満たされた気持ち…。商業的な考えが全くなく、バレエに対するあくまでも真摯な姿勢。全世界にファンをもつダンサーなのに、宣伝らしきことはしない。自画自賛もしないし、ロシアの歴史と歩んだ体験がそうさせるのか、踊ることをただただ純粋に愛している姿。それが余計ファン心理をくすぐるだなんて思ってもないね、ルジマートフという人は。アクだなんてふざけたタイトルの割りにルジを語ってしまった。どうもここ数日パリオペを見て自分のアク好きを自覚したのでつい...。ますます待ちきれないルジのラスプーチン。年末から巡業者になることは間違いない。ルジ@ラスプーチンまで あと 52日 !!
2006年04月29日
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お初のパキータ全幕。楽しみにしてた生デュポン、あんまり好みでないと思ってたルグリ。脇を固めるパケット君。とりあえず予習しようと購入してあったパリオペのDVD(ルテステュ&マルティネス)もまるで見ぬまま、えぇい、もうまっさらで望もう、と気合いの入ってるか入ってないかわからない緊張感漂わぬ前日、不覚にもコンタクトを片方無くしてしまった。...あぁぁ、なんということ。そんな状態で5階席。目が異常に疲れて、舞台に集中することに集中してた。オレリーの表情を見るために視神経が切れるかと思った...。見るの諦めるか血管切れるか。激疲れでした。とりあえずキャストを。4/27 パリ・オペラ座【パキータ】 パキータ: オレリー・デュポン リュシアン: マニュエル・ルグリ イニゴ: カール・パケット オレリーはとっても素敵ですね~。なんといっても雰囲気がかわいらしい。踊りもさることながら演技部門も優秀。イニゴとのやり取りが楽しかった。パケット@イニゴの演技、楽しませてもらったわ。ロットバルトのときはそんなにオドロオドロした雰囲気でもなく、端正なロットバルトだったので薄味に感じていたけど(だってロモリが不気味ワールドだったし)、イニゴの方が味を出せるキャラだったのでは。パキータにちょっかい出してはつっかかって、素直に仲良くなれずに二人とも「なによ!」「なんだよ!」「いやよ」 えーと、二人とも幼馴染になるんですかね。てことは、「待てよ、パキータ、ちょっとこっち来いよ!」「なによ、イニゴ偉そうに!ひっぱらないでよ!」「いいから来いって」「いや~よ」という会話が展開されてると想像。(以下全て想像)じゃれるのもまた楽し、とイニゴが思っていたらリュシアン登場。パキータの目が彼を向いているのにちと焦る。お、おい、やばいぞ。おれを見る目と違うぞ。話の流れでパキータのロケットをくすねたら、きっとおれに「ちょっと!イニゴでしょ!返してよ!」と絡んでくるかと思ったのに、気づいたパキータの哀しそうな様子にリュシアンが慰める成り行きに。予定外の展開。「え?うそ。オレがわざわざ二人を接近させてどーするよ!?」軽くショックなイニゴ。そのボー然顔ナイスッ。一度差し伸べたイニゴの手をパキータが無視してましたけど、そのときのパケットの顔も「え~、完璧スルーかよ」と物語っており、しばし手を出したまま固まってました。いいよ~パケット君。ルグリが楽しそうに笑顔で踊るのが意外でした。モチロン役柄的につまんなそうじゃまずいんだけれども、固さの無い笑顔というか、柔らかい笑顔というか、天然ぽい雰囲気でした。もうちょっと表情のないタイプかと思ってたので、そこが意外。印象としては、ソツの無いきれいめの踊りで正統派。私の好きなアクはありませんでしたね~。(アク=圧倒的な個性ともいう。大好きなナスもアク取りしないで食します。なんのこっちゃ)ルグリはこの公演のあと急遽帰国されて30日は降板されたそうなので、この日見れて運が良かったです。もともと30日希望だったけど売り切れだったんだよね。ルグリはファンが多いし見られない人はさぞや残念がっているでしょう。衣装のあのきらきらは本物のダイヤ?5階席でも明らかに違うその輝き。衣装重くないのかしら~~。パリオペは本物を使うと聞いたことがあるので、一体いくら~~~?コール・ドの足音は白鳥より桁違いに静かめだった。今回の公演はパキータに重きを置いたのかしら。白鳥のほうが静けさをも演出たる演目なのだから、もうちょっとどうにかしてほしかったけど。舞台美術もパキータに力を入れてるせいか、白鳥はあまりにも手抜きだったように思う。ずっと宮殿の壁と柱くらいであとはスクリーンと照明で場面を変えてるくらい。2幕でガラや映像で見たことのあるグラン・パになると、おぉ、これか~と、なんかわくわく。オレリーのパキータはオリガ・チェンチコーワ(重量級)とは比べ物にならないものでした。当たり前か。ここのコール・ドは手の角度とか顔の向きとか細かいとこはあまりそろえるつもりないみたいなので、とりあえず美しい色彩の衣装に注目。凝った衣装はどれも素敵でした。初のパリオペ祭りも終わって(私的に)、今回たまたま見た3公演は無事キャストの変更もなく良かったのですが、今回のパリ・オペは公演前からケガによる降板劇がつづいたのでダンサーのメンテはちゃんとしてるのかな、って思っちゃいました。ルグリはケガじゃないけど、看板ダンサーがこんなに入れ替わる公演って普通の状態じゃないと思う。ダンサーあってのバレエだし、高いお金払ってお目当てのダンサーが降板しちゃったら目も当てられない。代役やるほうだって準備不足だし、まわりのダンサーだって動揺する。そんな空気が伝染して踊りきるダンサー達は立派だと思うけど、本来みせたかったバレエとは違うはず。公演に向けてパートナーシップを深めていた相手だって、即興に近いものを観客の前でみせなきゃならない。この重責はダンサー達にどうしたってのしかかるもので、公演の責任者はこんなときただ祈るしかできない。でも責任者だからこそ、もっとリスクを少なくするように普段の公演のあり方とかダンサーを大事にする方法を考えなくちゃいけないんじゃないかな。ダンサーは身体が資本なんだから、誰か代わりをあてがえばいいってものじゃない。パリオペの方針だと思うけど過酷すぎるんじゃないでしょうか。余計なお世話でしょうけど。
2006年04月27日
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なんか思い出した。ルジ@ジークフリート王子の何に衝撃を受けたか。そうだ、まずは脚だった。脚だけでも尋常ではない光り輝く美しさにクラクラしたんだった。自然、前のめりの自分。細い足首に、得えもいわれぬ曲線を描く、人類の理想の脚。彫刻刀で削ぎ落としたような鋭いライン。どこにもずっしりと重たそうなムダ肉はない。もちろんふくらはぎに子持ししゃもなんかない。(私はある)脚を思い出したのには理由がある。パリ・オペの男性ダンサー揃い踏みを見てたとき、体つきも脚も筋肉隆々で、体格が良いのでわりと重めに見えたから。これだけ大勢の男性ダンサーが一同に踊る振り付けもめずらしいので、目の保養とも思ったけど、ナゼか「素敵~♪」モードにはならなかった。途中で、脚に注目してみたものの、んんんん~、太い。太いのよ。その中でもマルティネスがすら~りとしてきれいめだった。ル・リッシュはどっしりしてた。そう考えると、レニグラのプハチョフなんかもスラ~として美しい脚だよなぁ。ルジが別格なのは、ただのスラ~じゃないところ。鋭いラインが神々しいまでの気高さという光を放っているゆえに、美脚だけで圧倒できるところ。(悩殺ともいう)それが40過ぎのオッサンの脚かい!と突っ込んではいけない。周りのオッサンの脚を想像してはいけない。ルジはもう神にも近い存在ですから。本当に神業なんです。凡人の常識と比べちゃいけません。脚でまだまだ語れそうだけど、この辺で。ルジ@ラスプーチンまで あと 54日!!
2006年04月26日
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...って細かく覚えてないのだけど、今思うとかなり衝撃を受けたはずなのに、なんでこんなに記憶がぼんやりしてるんだろう。ルジのオーラとか感情とか、内側から入っちゃったので、視覚的に形で捉えてないみたいなんです。うぅぅぅ。ばかぁ。今でも感動したことは鮮明な事実だし、脳で覚えてるんだけど。ナゼに。話をどこにつなげるかというと、ジークフリートの描写つーか、パリ・オペ2回見たあとに感じたことなどを。ヌレエフ版は王子の心情にスポットをあてた演出になってる、てことでしたが、あんまりそうとも思えず。どうしてもオデットばかり目で追ってたし、特別王子をクローズアップしてるようにも見えなかった。どこをどう焦点を当てたかったのかしら。ロットバルトとの妖しい関係でも示唆したかった?演出を変えなくても、自然に目で追っちゃう人は追っちゃうし(ルジのことだ)ダンサーの力量次第でどうとでもなるわけだし。ルジを観る時は、まずルジの相手 ”も” 目を引くかどうかで、その日1人を追いかければいいのか、2人とも要チェックなのか、はたまた同時進行で第二主役級も追わなきゃいけないか、を無意識に見極めてるとこがある。バヤデルカではルジ・ペレン・シェスタコワ&ルジ・シェスタコワ・エフセーエワが舞台左右に分かれると、同時進行で何やってるかどっちも気になって見るほうは大変だった。息詰めて見てるから、見終わった後はマラソでもしたのか?くらい消耗激しいので栄養つけて望まないと、あとでばったり。「ルジマートフの肖像」 を見て思ったことのひとつに、ルジの顔は陰影があって、それがどんな表情も奥行きのあるものにしてるんだなぁ、ということ。あのどきつい目元メイクなしで十分舞台で映える顔だと思う。それこそ歓喜から慟哭まで、すべての感情のひだを表現できる人だと思う。だからこそ目が離せないのは必然に思える。なんかまとまりのない内容になってしまった。結局のところ、ルジは素敵ということです。そうそう、忘れてたカウントダウンを表示せな。ルジ@ラスプーチンまで あと 57日 !!
2006年04月24日
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4/22 パリ・オペラ座【白鳥の湖】(ソワレ)オデット/オディール: マリ=アニエス・ジロージークフリート: ジョゼ・、マルティネス家庭教師ヴォルフガング/ロットバルト: カール・パケットなんか...感動した。マリ=アニエス・ジローが素晴らしかった。彼女が出てきた瞬間、「あ、この人すごい」 と思った。全身オデットの芳香を放ち、蒸気する汗もオーラとして立ち昇っていたほど。今日は拍手にも熱が入った。ジローの訴えかける瞳と叙情的な長い手足が、舞台の空気を息詰まるものにして、観る方はかたずをのんで見守る体勢でした。マイムがまたすばらしい。涙出ました。愛を誓ってくれた王子に寄り添う姿にうっとり~。ジョゼ・マルティネスの王子も良かった。すらっとして安定感もあって、ジャンプも軽やか。そして意外にキュート。髪型がおばさんパーマだったのでもうちょっと短めだと良いかも。相乗効果で2幕のアダージオは没頭できました。オデットに無条件で心惹かれちゃった王子の図でした。一緒に戯れるのが楽しくて、オデットの首っ玉にかじりついて愛でてる邪気のない王子。でもちゃんとエスコートして、大事そうにオデットの後ろから腕ごと優しく包むのもマル。(昨日のル・リシュは、はい、ここに手を置いて、って軽く強引に誘導してた)黒鳥のジローは目つきが変わって、きらーん!と目の端でたくらみを覗かせてました。最後に高笑いしながら退散するとこも好きなんですけど、昨日のルテステュで高笑いしてましたっけ?見逃したかも。プリセツカヤの黒鳥で見事な劇画調の高笑いを見てぶっ飛んだけど、一度見るとクセになるもので。ロットバルトと並んで 「お~ほほほ」 てやってほしい。今日も見て楽しいコール・ドの忙しい活躍。昨日ほど足音を気にせず(慣れたのか?)また楽しんじゃった。オデットが傷心のうちに王子の裏切りを語り悲しみに打ちひしがれると、あたしたち、女王を守らなくちゃ、守らなくちゃ!と順番に周りを固める団結力。見事でした~。詫びて愛を誓う王子にオデットは一瞬グラッとくるけど、でもダメなの、行かなくてはいけないの、もう戻れないの、だめなのだめなの...。と泣きながらマイムするオデットに涙がじわ~と。なかなか離れない二人の手をロットバルトが引き離す。本当の白鳥一羽抱きかかえるように。戦いに敗れたかわいそうな王子。オデットを鷲づかみにしたロットバルトが、ばっさばっさと羽ばたき天空へと舞い上がり、悲劇で幕が閉じる。--- 見終わって ---見れて良かった~。昨日劇場で買い足したチケットだったけど、思い立って買って良かったです。幕が降りたときじわじわと感動が広がりました。席は最悪に近かったけど、余ってたチケットだからしょうがない。とはいえ、前の列の人が身を乗り出してて私の右半分の視界を遮ってたので、途中で帰ろーかと思ったわ。帰らなくて良かった。そんな気分も吹っ飛ぶ出来事がおうちで待っていたのでした。人がバレエを鑑賞中に空き巣に入られ、現金少々と時計を持ってかれました。パソコンはアダプターごと抜かれて一瞬ヤラれた!と思ったけど置き去りにされてました。どうやら、SONYのVaioは人気があって高く売れるけど足がつきやすいから泥棒が迷うとこらしいです。別のお宅のパソコンは持ってかれてました。あー、恐ろしい。
2006年04月22日
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4/21 パリ・オペラ座【白鳥の湖】<ヌレエフ版>オデット/オディール: アニエス・ルテステュジークフリート: ニコラ・ル・リッシュ家庭教師ヴォルスガング/ロットバルト: ウィルフリード・ロモリ5階席でもなんの問題もなく楽しめました。ダンサー達が豆粒状態かと心配してたけど、思ったより舞台は近く感じられて、双眼鏡があればコワイものなし。遠近感は2階席かと思っちゃったくらい。意外と顔を上向きにあげるポーズが多いのか、表情もばっちり。これからはメリハリで席を取れば節約でお得だな。しっかしパリ・オペは高い。5階席でも11000円とは。さて、久々の白鳥。やっぱり何版でも白鳥は好きだな~。この雰囲気が好きなんだよな~。結局最後まで王子に恋しませんでしたけど。(~ ~ :)1月にルジのジークフリートで激しく心拍数が上がったのを思うと、もの足りない...。だめだ、濃いぃぃパフォ-マンスに慣れされてしまって、キャラが薄く感じたのはきっと私のミネラルが足りなかったんでしょう。ル・リッシュ・ファンの方でお読みいただいている方がいらしたら、タイプが違うということでこのあとの感想はスルーしてくださいませ。ナゼもの足りなく感じるのか。多分表情が乏しいから、かな。感情の起伏があまりわからなかった。(注:双眼鏡で表情は見えてます)白鳥にあまりのめりこんでないように見受けられてしまって。なんだか珍しいものを見た子供のように白鳥に触ってみるという感じなので、ただの好奇心に見えちゃうとことか。(触れるんじゃなくて、わー、なにこれ!って触ってみるイメージ)ゴージャスな毛皮着てる人に気づかれないようにこっそり撫でてみたこと、ありませんか。実際はチュチュの先をつまもうとしてた。それが3回続いたので、心の中でバッテン・マークがついちゃった。性急に惹かれていくはずなのに、どーもまだ好奇心に見える王子とでは、オデットと同じ気持ちでPdDを踊っているようには見えなかった。あくまで私の主観です。最後にロットバルトに負けて倒れてるところを一度ならず二度までも足でまたがれて、(これは演出なのでル・リッシュに罪はないけど) あぁ、ジークフリート、情けなや...。オディールにだまされて王妃に泣きついた演技は見事なマザコン振りでしたが。技をキメるところでピタッときれいに気持ちのいい見せ場を作ってくれないのも消化不良だし、着地音が大きいのも今ひとつ乗り切れない要因かしらん。(気が削がれるというか)着地音はコール・ドも結構うるさかった。音楽の隙間からどすん、どすんと聞こえてくるのはちょっと台無し。ドキュメンタリー「エトワール」でもそう感じたけど、床に向かって降りてて、足のクッションでは着地してないみたい。コール・ドの足音もバサバサバサ...ドドドドドド...なんですよねー。初めて白鳥を見たのはレニグラで、コール・ドの足音がシャッシャッとそれも揃っていて(これがバレリーナの足音なんだわ)なんて思ってたので、普通に音を出されるとどうしても興ざめしてしまう。足音では評価1のコール・ドですが、5階席から見るフォーメーションは楽しかった。やってるほうは大変でしょうけどね。これが単なるマスゲームにならないのは、白鳥を演技してるからこそ。羽をたたんで伏せたり、か細そうに佇んだり、王子の行く先を邪魔したり導いたり、と忙しく大活躍。パ・ド・トロワの女性一人目立つと思ったら、ドロテ・ジルベールでした。去年のルジ・ガラにエスメラルダで出てましたね。花嫁候補の左から3番目も良かったけど名前と顔が一致しない。配役表では、ジェスタン、レヴィ、J.マルテル、パグリエロ、フィルベール、ヴェルデュザンとなっています。今回見て一番良かったのはルテステュ。ダンサーとして好きなタイプです。容姿とか身体のラインとか目線の感じとか、ちょっとシェスタコワと通じるところがあったりして。瞳の奥で語ってる感じなんです。2幕のアダージオ途中で 1月8日 のルジ&シェスタコワがフラッシュバックして30秒くらい脳裏に浮かびました。それに浸ってる自分に気づいて現実に戻ってきましたけど。やれやれ。ル・リッシュとの温度差を感じながらも、ルテステュのオデットは一途に恋にかける白鳥の女王そのものでした。マイムで雄弁にジークフリートに語る様子もとても優美で素敵でした。黒鳥の彼女は妖艶すぎず、誘いすぎず、目でジークフリートを捕らえていてわりと硬質なイメージ。だましてやろう満々の意気込みや王子を惑わす妖しい艶っぽさはあまりありませんでした。正攻法でこれもありかと。悪の正攻法って!?いや、きりっとしててこれも好きです。4幕のオデットを見てて、正直ロットバルトとのほうが見栄えがすると感じました。王子とロットバルトが交互にオデットの手を取るので、別に違うことはしてないんだけど、ロットバルトが手をとった瞬間にそっちのほうがいいや、って思えてしまったの。ラ・リッシュごめんね。--- 見終わって--- 楽しかった。(こんなあっさりコメントでスマソ)好みの舞台とは違ったけど、いろいろ見れて楽しかったです。まぁ、ルジの舞台は特別ですから。見終わった後に放心状態とか、心臓どきどきしてるとか、そんなことには今回ならなかったです、はい。ルジの場合は、急な引き潮に魂ごっそり持ってかれてしばらく戻ってこれないんですよね。いつまでも反芻してにやにや楽しんだり、脳内トリップして妄想に没頭したりとか、見終わった後もお楽しみが続くヴァーチャルゲームのようです。その価値にしてはチケット代のなんと良心的なこと!そんなこと言って、土曜のパリ・オペ「白鳥」もチケット取っちゃった。やっぱり白鳥は好きなので。
2006年04月21日
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【ルジマートフの肖像】のビデオ。入手できないので諦めてたけど、東京文化会館で視聴できると知って見てきました。ありがとう!音楽資料室!無料で視聴できるのだから、利用しない手はないです。資料室にあるのはLD化してました。ビデオは劣化するからありがたい処置です。2部構成になっていて、前編はルジのドキュメンタリー&バレエ映像の『星に火をともせば』(1989年収録)、後編は『エジプトの夜』(一幕ものバレエ)という構成。まず食いついたのが、アシルムラートワとの≪ジゼル≫。花占いの場面のジゼルが可愛いこと。アルブレヒトも一緒にかわいいこと!ルジのアルブレヒトは、「ジゼルに一目で恋に落ちる」ことにしてるんだって解説に書いてありました。おぉ、貴重な情報っ。うんうん、身分を隠してはいるけど、確かに純粋に恋してる青年になってるね。これの全幕どこかに残ってないのかな~。埋没する前にソフト化してっ。≪海賊≫もアシルムラートワ共演。わーお、若きルジ。完璧なアリ。この人をおいてアリを見る気にならない。(後輩の道を閉ざす罪なルジ) アシルムラートワはまたしても魅力全開。≪アルビノーニのアダージオ≫まだ若木のような、芽吹いた新芽のようなルジのアルビノーニ。これまで見たどれよりも、まだ内に暗く入り込んでいないように感じました。比較的ストレートな解釈で、全身から発光してるようでした。これも好き。ルジのワガノワ時代が見られる、≪ガヤネー≫のクルド人の踊り!学校の学芸発表にして、すでにこのキレ。背中のしなり具合。。遠めに見たらまだ10代だなんて思えません。才能とは恐るべし。≪ドン・キ≫のカスタネットのヴァリアシオン。楽しくってうきうき♪のルジ。跳びはねる子犬そのもの。≪テーマとヴァリエーション≫似合うのよね~、たっぷりのお袖が。着地がぴたっと止まるのが見ていて気持ちよく、何をやっても絵になる芸術品でございます。早い話がかっこいいんです。小さい頃、足に血栓ができて医者にバレエを止めるように言われた時、泣き腫らした目で先生にそれを伝えに行ったなんて聞くと、ファルーフ少年のバレエへの情熱がどれほどのものだったか、察するに余りあります。その時どんなに嘆いたか、小さな胸を痛めたことか。うるうる。≪エジプトの夜≫ストーリーはさておき。アシルムラートワのまっ平らなお腹に6つに割れたきれいな腹筋にまずは注目。衣装を着てるとわからないけど、全身ルジに負けないくらい筋肉質。ルジは婚約者がいながらクレオパトラ(アシルムラートワ)の魔力にかかったように求愛するアムーンの役。取りすがる婚約者を文字通り投げ捨て、妖しい魅力のクレオパトラへまっしぐら。恋に溺れて酔ってるようなルジの顔が、す、すてき。そんな目で見つめられてみたいものです。ひぇっ、そんなことになったら...!(卒倒)
2006年04月21日
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ルジ@バジルの感想(以前書いた日記)に、『ルジ@バジル比べ』なんてタイトルをつけてこちらにUPしていたら、勝手に妄想がフル回転し、『ルジかるた』なんかあったら楽しいのに!と思ってしまった。『ルジ百人一首』でも良いわ~。〔バジル編〕 で軽快なステップやキメキメ・ルジのお唄で楽しんだ後は、〔ソロル編〕 で優柔不断の末路とはかくも不幸たるや、を学び、 〔アルブレヒト編〕 で後悔先に立たず、の歌詠み合戦。〔ジークフリート編〕 で純愛とは美しきかな、に心打ち震え、(でも誓いを立てる前に正しい相手かよーく確認しましょう)〔金の奴隷編〕 で盲目的崇拝愛をお勉強。もちろんかるた一枚ずつに唄にまつわるルジの写真付き。劇場販売したら飛ぶように売れると思うんだけど。セット販売されても買うな、きっと。
2006年04月18日
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またもマクミラン作品。英国ロイヤル・バレエ【パゴダの王子】(1990年)<<主なキャスト>>ローズ姫: ダーシー・バッセル王子: ジョナサン・コープ皇帝: アンソニー・ダウエル道化; サイモン・ライスまずはダーシーバッセル。素敵すぎますっ。手足長~い!特に脚!彼女で全幕を見たのは初めてですが、一人際立っていてさすがプリンシパル。彼女が舞台袖に引っ込むと、とたんにつまらなくなるほど、踊りに華があって別格でした。手足が長くても体操選手のような踊りじゃなくて、彼女はニュアンスのある柔らくて豊かな表現力のある動きをします。解説を読んだら、マクミランはこのバレエのリニューアル構想に10年をかけたのだそう。バッセルがロイヤル・バレエ・スクール時代から目にとめていて、その後サドラーズ・ウェルズ・バレエ団に入団した彼女に【パゴダの王子】のタイトルロールを与えるためにロイヤル・バレエ団に連れてきていた、という惚れこみよう。現代に待ち望まれたイギリス人プリマ、だったんですねー。バッセルは一つ一つのポーズが大変大変美しい。手の振り、身のこなし、顔のつけ方、なにより表情の豊かさ。四人の王や雲(という役名)とイヤイヤ踊る時のイヤイヤの演技が姫らしく品がありつつ、「でもとってもイヤ」感があって、なのに可憐です。柔軟性とスピード感も持ち合わせていて目に楽しい。振り付けに流されたりせず、きちんとクラシック・バレエを踊れる人なんですね~。これだけでこのDVDを買ったかいがありました。マクミランもご満悦なことでしょう。王子のジョナサン・コープ。か、かわい~い。なんて初々しいのっ!この頃のコープを傍に置いときたい。サラマンダーに変身させられているときの王子も、あれコープなの?サラマンダーとは、解説によると『火とかげ』となってますが、見た目・動きは爬虫類。イメージはイグアナあたりでしょうか。妙すぎてコメント不可。コープが王子の姿でローズ姫にちょっかい出して微笑む笑顔が、いや~ん、かわい過ぎ~!それにしても、コープって顔ちっちゃいな。最後にバッセルとマント姿で並んで登場した時、しみじみ見ちゃった。バッセルの 3/4 しかなかったよ。そして、皇帝のアンソニー・ダウエル!またキャラクター作り込んでくれて。よぼよぼの皇帝で威厳はどこへやら。白髪と白髭で足腰の弱ったご老体が完璧コメディーキャラになってます。もともとこういうキャラなのであろうか?黒子のような家臣に支えられておぼつかない足取りで歩いたり、ついには車椅子に乗るも、さすが皇帝、玉座風金ぴか赤いクッション付き車椅子。でも皇帝なんだから、必死こいて自分でこがなくても家臣に押してもらえば…? 役作りは彼のセンスなのかな~。アドリブもあったりして。キャラ際立ちすぎでバカウケでした。道化役は熊川哲也を想定してマクミランが振付けたもので、マクミラン演出振付初演(1989年)のガラ公演では熊川くんが演じていたそうです。残念ながらこのDVD収録時は足をケガ中で出演できなかったとか。結構出ずっぱりで見せ場の多い役なのにもったいない!ちなみに、四人の王のソロは爆睡しました…。
2006年04月16日
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ロバート・レッドフォードとブラピって人間工学的に似てるというか、顔の骨格といい、肌が薄くてタレやすいところといい、パーツの大きさといい、構造がそっくりなんですけど。もしや隠し子?どっかでDNAつながってませんか。≪スパイ・ゲーム≫を観た時には、うわー、そっくり。将来のブラピがそこにいたって感じ。レッドフォードは超美形キャラだったんだから、ムリしないでコラーゲン注射とか打っていいんだよ。いや、打ってほしいんだけど。ブラピもそろそろ...。レッドフォードは基本的にキザ男。(キザオと読む。キザおとこではない)でも〔さりげないかっこよさ〕を信条としていて、決してオレオレにはならない。でもキザだとバレる。また、そういう役柄を好んで選んでいるフシがある。最近は監督業がメインなのか、あまりスクリーンでお目にかからない気がするけど、コラーゲン注射して帰って来て!〔さりげな系かっこよさ〕の演出は、映画の最後に待っている。ラストシーンで、『ヤラれた!また持ってかれた!』と思って、笑うとこじゃないのに一人心の中で爆笑したのが、≪アンカーウーマン≫と≪スパイ・ゲーム≫。オイシすぎですよ、ロバートさん!≪アンカーウーマン≫実在の人物を画いた小説を原案にした映画、だったんですね。こちらを見て知りました。マイアミのローカル局でまだ垢抜けないタリー(ミシェル・ファイファー)が上司のウォーレン(レッドフォード)に鍛えられ、一人前の報道キャスターとして成功するまでの感動ありのサクセスストーリー。二人は結婚してハッピーエンドかと思いきや、ウォーレンは戦場の報道記者として赴き、命を落とす。彼の功績が称えられ名誉ある賞が与えられるという時、会場のスクリーンにはウォーレンの笑顔が…。会場一同涙涙…。すいません、大映しになったレッドフォードを見て、『またうまいこと場面をさらったよ…』とおなか叩いて笑いそうになったのはわたしです。≪スパイ・ゲーム≫ブラピとの共演。伝説のCIA工作員ミュアー(レッドフォード)の退官日、かつて彼の弟子であり相棒でもあったエージェント・ビショップ(ブラピ)が中国でスパイ容疑で逮捕された。CIAは彼を見捨てる。ミュアーはビショップと見解の違いで物別れしていたが、彼を救出すべく秘密裏に動く。表向きは知らないフリを貫き通し、ついに救出にこぎつける。救出されたとき、暴行を受けていたブラピの顔はボコボコに腫れ上がって美男が台無し。(役に魂入ってます)救出作戦のコードネームで、ミュアーが助けてくれたことを知って感激するビショップ。(ボコボコだから目だけの演技ね)任務完了の報告を受けたミュアーはそのころすでに退官してCIAを去り、海岸に切り立つうねる道を愛車でどぴゅーん!とかっ飛ばして走り去る。そこでエンドロール。『どひゃー!またやってくれたよ!』と可笑しくてたまらなかったのは私だけに違いない。≪モンタナの風に抱かれて≫〔爽やか系ええかっこしい〕にはもってこいの役どころ。馬の気持ちが理解し癒すことができる、いわば馬のお医者さん(HORSE WHISPERER = 原題)のトム(レッドフォード)。モンタナの大自然と馬と、そよ吹く風。シチュエーションはばっちり。乗馬中の事故で親友と片足を失った少女の傷ついた心と、事故以来強暴になった愛馬を治療するため、母親はトムのもとを訪れる。やがて馬も少女も癒され、母親はトムの包容力に惹かれる。(やっぱそうくるよねー。)さりげなさを信条とするので、爽やかに親子のもとを去っていくトム。(あれ?そのあとどうしたか覚えてません)ま、とにかくこれもキザ男ということで。監督:レッドフォード。あ、やっぱし。≪華麗なるギャツビー≫今なら20% OFF!だそうです若い頃のレッドフォードね。なにしろ1974年製作ですから。共演はミア・ファロー。ストーリーを説明するのは難しいので割愛します。スコット・フィッツジェラルドの小説を映画化したもの。≪リバー・ランズ・スルー・イット≫これもブラピと共演。舞台はモンタナ。監督レッドフォード。あれ?レッドフォードってモンタナ出身?もしくはモンタナ好き?≪裸足で散歩≫1967年作品。レッドフォード若し!共演ジェーン・フォンダ。これはコミカルで面白いです!堅物弁護士ポール(レッドフォード)はコニーとハネムーンから帰って来たばかり。コニーに任せていたアパート選びは、エレベーターなしの最上階。階段上がるだけでゼイゼイと新婚気分も吹っ飛ぶ。(もうそこで可笑しい)屋根からずり落ちそうになる場面があって、冷静なポールがそこだけ慌てふためいて無理やり変な歌を歌って気を紛らわせようとするのがサイコーに笑える。これは爽やか系キザ男ではありません。まじめ。堅物。だけどコニーに振り回されてマジメに頑張るポールがいとおかし。ジェーン・フォンダと絶妙な掛け合い漫才してます。≪裸足で散歩≫を見ると、若い頃のレッドフォードをもっと見たくなります。美形がマジな顔でコメディーする噛み締めるような可笑しさ。今のハリウッド大作にはついていけないけど、こういうアメリカ映画って昔もっともっとあったよなー。
2006年04月15日
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最近ロイヤルづいてる、というより、マクミランづいてる。英国ロイヤルオペラ【マノン】(20% OFF!だそうで)結論からして、[マイヤリング] ほどはハマらなかった。でも別のキャストで見てみたい。なによりアンソニー・ダウエルの若い頃はこんなんだったのね!の驚きが上回ってしまいました。(どんなんだ)えー、つまり、ダウエルを初めてみたのは[ラ・バヤデール](1991年)のDVDだったわけで、[マノン]の1982年より9年後の、キャラクター光る(?)大僧正役だったのです。刷り込みってオソロシイもので、私の中ではイメージが大僧正のままなわけですよ。独自のキャラに仕立てた大僧正は、目をギョロギョロさせてかなりの個性派人物。その目つきがマンガのキャラみたいにどぎつい感じなので、[マノン] でみせるイメージと結びつかなかったのですよ。だって目が飛び出そうなほどギョロギョロしてるんですから。[マノン] のデ・グリュー役の彼は、なんかロバ-ト・レッドフォード(の、若い頃)に似てる! 前髪 9:1 の分け目と、くるっとカールした やたら揃った毛先といい、ちょっと古くてニヒルな感じ(ニヒルって死語か?)がクリソツです。そう思った方いると思うんですよね~。ロバート・レッドフォードについてはちょいと語りたいことが…。別口の日記で語ることにしよっと。
2006年04月15日
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まぁ、ルジで飽きるなどどいうことがあろうはずもありませんが、以前回書いた『ルジマin St.Petersbulg』の感想に追加してこちらにupしておきました。いつ書いても長くなることよ。ルジだからしょうがない。もう一度見直してみて思いましたわ。やっぱりバレエはイイ!特にクラシックバレエが。特に特にルジが。空間を切り裂くような力強さだったり、一瞬の空気感だったり、あるいは宙に舞う芸術だったり、儚さだったり、踊る者の高揚感だったり、これらすべてが見る側の想像力をかきたてるので余韻を楽しむことができるのだと思う。半分以上妄想でも脳内活性には役にたってるんじゃなかろうか。(てことは、ルジファンはボケない!?)
2006年04月15日
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ロイヤルついでにもうひとつ。ロイヤルの「くるみ割り」でお菓子の国だけさくっと見たけど、都ちゃんてカワイイ...。本当に金平糖がきらきらこぼれてるようでした。やっぱスタダン見よっかな。王子が先日引退しちゃったジョナサン・コープ。この人をこれで初めて見たもので、引退前に見られなかったのが大きな損失のようでとても残念。素敵な笑顔ときれいな踊りで遅まきながらファンに。(ほんと、おそい) もう少し早くバレエにはまっていたらと悔やまれる。ま、仕方がないさねー。
2006年04月09日
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英国ロイヤルバレエ【マイヤリング】ヴィヴィアナ・デュランテの若い頃見たさに購入したDVD。いや~面白かった。楽しんだ。堪能した。(小泉さん調)『ロメ・ジュリ』以外でマクミラン振り付けを見るのは初めてなので新鮮~。めまぐるしく変わるすばやいポーズにサポートは難易度高し。タイミングが少しでもずれたらパートナーをほおリ投げちゃってるだろう。相当難しそうだ。舞台美術と衣装がこれまた素晴らしい。ウィーンの宮廷の華やかさと重厚感があって、美しい鮮やかな衣装が照明で一層映えてます。ベルベットやサテンの重そうな衣装に見えますが、スカート部分は生地を薄くして動きやすい工夫をしてるみたい。それにカメラワーク!これかなり綿密に打ち合わせをしてますね。カメラがブレたり不自然なズームアップや継ぎはぎが一切ない。解説がなくてもストーリーと登場人物の感情がわかるようにちゃんと要所を抑えてる。照明の加減も絶妙です。衣装の重厚感が出て適度な明るさがありとても美しい映像を残そうとした撮影班の意気込みが感じられました。<主な出演者>ルドルフ皇太子: イレク・ムハメドフマリー・ヴェツェラ(皇太子の最後の愛人): ヴィヴィアナ・デュランテ王女ステファニー(皇太子の新妻): ジェーン・バーンエリザベート皇后(皇太子の母): ニコラ・トゥラナ伯爵夫人マリー・ラリシュ(皇太子の元愛人): レスリー・コリアミッツィ・カスバー(高級娼婦/皇太子の愛人): ダーシー・バッセルイレク・ムハメドフ...。いつぞやわたくしが『ラ・バヤデール』の感想でコケにした人ですね。『マイヤリング』ではすっかり別人ですわ。前回(バヤデ)から3年後(1994年)なので、3年の間に修行(ダイエット)したと思われ、特に顔がすっきりして見違えたわ。お腹周りもずいぶんとすっきり。断然この方が男前。さて、演技の方は、こちらも見違えました。どんどん精神を病んでいくルドルフ皇太子のいろんな一面を表情と態度で演じ分けていて、熱演でした。母親(皇后)に疎ましく思われて愛情に飢えたルドルフは痛々しい。母を慕って近寄るたびに迷惑そうに拒まれて、小さな子供のように傷つく。妻ステファニーには乱暴に振る舞い、不気味な骸骨やピストルで脅したりする。弱いものをいじめて面白がってる。(ここで早くも危険な香りが)父親(皇帝)のとがめる視線に急に気弱そうにちじこまる。(また間が悪いとこばかり出くわすんだよね)ハンガリー高官たちに囲まれてるときは迷惑そうで、「いやだな~」が顔に出てる。男同士のリフトは初めて見たから仰天したさ。ぎょえ!きも!(そのうち慣れたけど)居酒屋の高級娼婦ミッツィ(愛人)といる時は尊大で陽気な自分でいられる。色男風流し目するあたりが「風とともに去りぬ」のクラーク・ゲーブルみたい。母親の浮気を知ると怒りがふつふつと込み上げ動悸が激しくなって憤怒の表情。この辺から眉間に深~いシワがくっきり。もともと自殺願望はあったけど心の闇がじわ~と広がっていく予感。苦悩のダンスは体操競技の床か?鞍馬か?はたまた砲丸投げか?マリーからの恋文に喜び、折りたたまれた紙を開けるのももどかしくガサガサガサ...。うわずってる感が出ててマル。それまでルドルフの肖像画に心ときめかせてた純な少女(なんせ17歳)が初めての逢瀬でコートの中はいきなりネグリジェ!!てのが仰天でしたが。(あのスケスケはどうみてもそうとしか思えず)純だと思っていたマリーが、無気味な骸骨とピストルに目を輝かせてルドルフに銃を突きつける。おびえるルドルフ。妻ステファニーを脅したのと真逆の体勢なのがルドルフの心境の象徴のように思える。マリーは若さゆえに死とか危険に惹かれてる。ルドルフの精神状態と波長が合ってきてキケン~~。誤って側近を死なせてからは精神の均衡が保てなくなって顔つきがどんどんアブなくなってくる。眉間のしわは一層深く刻まれ、目が半分イッちゃってます。酒に酔いつぶれてる演技もうまいな~。文字通り目がすわってました。ここにマリーが登場してからは更に闇へ闇へと向かっていき、ついに二人ともピストルしか目に入らなくなってる。ピストルがまるで甘い蜜かのごとく(赤頭巾ちゃんのりんごね)。そして...。 皆さん役者ぞろいです。皇后の表情に結構注目しました。息子を何故か愛せない人なのね。うっとうしそうな目で見たり、嫌そうに拒否したり、無視したりするのに、側近を死なせて苦しんでいる息子を慰めている元愛人に激怒してたたき出すのは何故なんだろう。バッセルの高級娼婦役がすごく良かった。端正な顔立ちで娼婦だけど流し目が涼しげでクール。クラシックではお目にかかれないスピーティーでアクロバティックなポーズを難なくさくさくこなしていくので、ほぉ~と感心しきり。ルドルフに乱暴に振り回されるステファニー役のジェーン・バーンも何気にすごい。振り回されるほうだって筋力がないと。恐怖でがたがた震えながらリフトされてるとこ、ポイントです。肝心のお目当てデュランテ。この人がク●テツの...。なんてか細い。このか細さのどこに筋肉が?この穢れのなさそうな純粋な感じ、皇太子が最後にホレたのもわかる気がします(ク●テツも)。身体は柔らかいし軽くて華奢な手足が美しくて言うことなし。切れ長の目が印象的なのも舞台人としてお得ですね。これは繰り返し見たい(もう見てる)一本です。
2006年04月09日
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先日のマリインスキー『ルジマトフ・ガラ』のカーテンコール画像(ロシアのサイトさん)で気に入ったもの↓ (全て金の奴隷)金の奴隷に白バラと光る汗なんて反則でしょうなんか若いぞ&ザハロワ細すぎザハロワの腰にまわした手がただただ羨ましい(ただのバカ>自分)これが見れただけでしばらく幸せ。
2006年04月02日
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2006年04月02日
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不覚。本屋に積まれてるのを見て思い出した。はい、即買い。◇マラーホフのジェームズによる華麗なジャンプ...なのですが、どうしても女子高生の制服に見える…。◇セミオノワの黒鳥---キリリッッッとした眼差しが素敵。目大きいなー。セミオノワの写真がいっぱいあって嬉しい。「アポロ」や「菩提樹の夢」のミニマムな衣装も目を引くのは、身体の線がきれいだからですね。◇ジュリー・ケントとマラーホフ---二人が兄弟かと思っちゃったくらい似てませんか。頬のこけ具合といい、色白で肌が薄そうなのと、目の下にうっすらクマがあるので、なんとなく同じ雰囲気を醸し出しているような。バレエはペアで立って容姿が「合う」ってことあると思う。ケントは化粧栄えしますね~。笑顔がかわいい。◇シュピレフスキー---「アポロ」の彼はまさにアポロ神みたい。セミオノワとのペアをこの目で見てみたいぞ。(見逃したスから)◇ルジ---まだ見たことのない進化する「レクイエム」。光と闇を感じさせる白パンツの写真に見入っちゃいました。わたしはこれをいつ見れるんだろう。ルジの精神世界にどっぷりはまりたい。なんでもいいから早くルジに会いたいよ~~。◇ペレン&シェスタコワの夢の場面(ドン・キ)---小さい写真だけど、二人ともなんて美しいポーズなのっ。◇オーレリ・デュポン(ニキヤ)---きれーい…。4月の「パキータ」が楽しみ。といっても5階席…。◇エルヴェ・モロー---エトワールに昇格したてほやほやでおめでと-。ソロルの衣装がパジャマに見える。ルジ・バージョンのようにお腹出したほうがすっきり見えるのではなかろうか。◇ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ@フォーサイスの「アーティファクト組曲」---マチュー・ガニオ君って甘ったるい坊ちゃんのイメージがあったけど、この写真だと随分とたくましいイメージ。◇もひとつルジ---凛々しいバジル姿。ぽっ。6月の『ラスプーチン』まであと3ヶ月を切りました…!長い!でも、もうカウントダウンしちゃおうかな。気が早いと笑う人は笑ってくれ。(開き直り)ルジ@ラスプーチンまであと 80日!
2006年04月01日
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