全78件 (78件中 1-50件目)

(錆びついた屋根の工場地区に、売春宿、掘立小屋に、 熊が出る森、修理工の埃っぽい道・・・・、 ―――小声で、笑い声が途絶えそうな、この気持ち・・ ―――真実は搾取、利害の一致、 集団の婉曲表現・・・ ―――ねえ、 (煙草の煙に、騒々しいビリヤードの音、窓から、 夏の風の織物に潜んでいる暗黒・・ ―――ねえ、 (牧神の眼つき、物質と霊魂の共同作業、大量消費の正当な権利、 薄気味の悪い冗談、微候、徴候・・・・・・・ ―――ますます黒く、ますます深く、ますます重くなる、夜の層。 ―――死の支配に、生命の非人格化に、世俗の歴史、 それすら僕等の揺籃期・・・ 隙間風が聞こえる、クローゼットの中のゴム手袋の匂いみたいに、 肢という言葉に病院的なイメージを感じ、 脚という言葉に昆虫的なフォルムを想起するみたいに・・・・・・、 、、、 ・・・・・・はずれ ―――ねえ、
2021年06月30日

認識コードの一部が重なって見える対称性に鏡像。 あるいは照射に逆誘導の境界膜。 (漆喰の欠片のロビーの床みたいな、失敗作のポスターこの階段状の舞台額縁の解説付きプログラムの起動、 君のインターフェイスと接触する。 その階段を降りて先のとがった屋根のlineへ行こうぜ、 そこから瀑布、樺の樹や柳が生い茂る、 (オーバーでいい、ダウンでいい、ただヒューンと身を任せちまおうぜ・・ 思い出せ、君がエネルギーの塊りであり、抽象物であったことを・・。 .........F L Y 、、、、、、、、、、、、君のインターフェイスと接触する。
2021年06月30日

深夜の風のない沼のように瘴気のただよう自動販売機前で、ゴシュッ、ゴツ、という音が聞こえる―――のだ。最初それは空き缶を蹴る音ではないかと思うのだが、どうもそうではない―――。だって、よく聞いてみると、それは―――どうも違う・・・。得体のしれぬものに心動かされるということは―――、既に呼ばれている・・・・・・、『波長が合う』『周波数が合う』自由を謳歌する国の中でいまだに、牢獄の扉が厳然として―――ある。近付いてみる、一歩一歩、好奇心は身を滅ぼすと知りながら。接近いてみる、一歩一歩、お伽噺の小人の洞窟のような光に。夜だというのに―――昼寝を貪るような、この光は何だろう。暗い水の揺れるような光を湛えて、単調な街並み、接合点の見出せない何か似ているような通り、何の変哲もない―――舞台装置・・・・・・。眼底に迫ってくる、不安に、沙漠の都会の球根から禍根の花を咲かせる。薄暗い杉の繁みへでも迷い込んだような皮膚の浸透に、『圧力』がある―――。『圧迫感』がある。着実に引きずり込まれていく怪異の瞬間―――。ガシュッ、ガツ。(君は、立ち止まった―――立ち止まりながら・・・・・・、変な音声が混じっていることに気付く・・・・・・)げふぼっ・・・・・・。げふぼっ・・・・・・。何だろう―――何だろう、恐ろしい、蛇でも見出したような頭の中は検索し始める、白熱する、もう一度、もう一度なんて悠長なことを言いながら・・・・・・。ガシュッ、ガツ。げふぼっ・・・・・・。ピュー。ガシュッ、ガツ。げふぼっ・・・・・・。(君は、唇を心持ち引き締めながら・・・・・・、怖い夢を見たあとに心臓が・・・・・・、震える感覚を思い出す・・・・・・・)プツン―――・・。(そして―――消えた・・・・・・)自動販売機が消えると、途端に、浮かび上がった。痩せた、蒼白い、心臓病のよう―――な、強迫神経症のような、顔。(一度見たら忘れることはない―――だろう・・・・・・・)血を口から噴出し、瞳をこちらへ向けながら、手を伸ばしてくる―――。やめろおおおおおお!プツン―――ッタ、ッタ、ッタ・・。(そして―――光は戻った・・・・・・)回帰する通奏低音。(背筋の汗、皮膚の孔が開く感覚も、動悸も、息切れも・・・・・・・・)いかにも静かな夏の熱帯夜、寝苦しく、鬱陶しい・・・・・・、あたりに、いつのまにか、蝉の抜け殻が、蚯蚓の死骸が夥しく落ちている―――。それに、気持ち悪い、気色悪い、何だこれ、と思うよりも早く、聞こえてきた。(眼を逸らせないように、耳を逸らせない・・・)(耳の底で聞こえているようで・・・・・・)意識が、よれた新聞紙のようになる。毛虫のようになる。(―――そして、ゾクッとしながら、君はその言葉を聞くのだ・・・・・・)ガシュッ、ガツ。げふぼっ・・・・・・。ピュー。アァ・・・ハァハァ・・・アァアー・・・・・。ガシュッ、ガツ。げふぼっ・・・・・・。ピュー、ポトッ、ポトッ・・・・・・・。息が苦しい、息が苦しい・・・・・・。助・・・・・・け・・・・・・て・・・・・・く・・・・・・れ・・・・・・・たぁ・・・・・・すうぅ・・・・・・げえぇ・・・・・・でえ”え”・・・・・・(君は走りだす、怖い、無理だ、滅茶苦茶に走り出す―――)何十メートル走ったろう、そしてここは何処だろう、でも振り切った、ようやく人心地、もう大丈夫、きっと仕事の疲れ、見間違い、霊感だってない、そう思った―――、、、思った・・・・・・(君は、突如、身動きできなくなっていることに―――気付く・・・・・・・足元を這いずる音、蛇のような音、そして、足首へと触れてゆっくりと攀じ登り・・・・・・、君に絡まって、絡まってゆこうとするもの・・・・・・・)
2021年06月30日

ごくふつうのいっけんやであった。“れいぞうこ”をはこんだ。“せんたっき”をはこんだ。“えあこん”をはこんだ。『せいかつ』をはこんだ。『もの』は『せいかつのりずむ」をつくった。「さみしさ」―――「はな」「ゆめ」「きぼう」「ぜんぶ、ひとつ」にして、まとめて、「ごみぶくろ」につめたひのおわり・・・・・・ごくふつうのいっけんやであるぞもがな。“はみがきせっと”をはこんだ。“ちょうりせっといっしき”をはこんだ。“べっどめいきんぐ”をはこんだ。「ほしいもの」がいっぱいあった、「ほしいものりすと」がなくなることはないだろう・・・・・・『きみ』をはこんだ。『だれかとくらすこと』は、『いちばんおもいにもつ』だとかんがえた。―――「おんがく」がながれていてほしかった、「なみおと」がながれていてほしかった、「えんがわのひだまり」がほしかった。「きみがほしかったもの」は、「あんていしたくらし」で、「ぼくがほしかったもの」は、「ふつうのくらし」むずかしいこと、しのごのぬかすまえに、らっかんてきなしきいで、このかるさがつめこんでゆくものが、せいかつであったらいいとねがっていた。「いのり」をてにいれた。「せいなるいのり」をてにいれた。ごくふつうのいっけんやであった。“ひゃっかじてん”をはこんだ。“せいしょ”をはこんだ。“あいがせかいをすくうほん”をはこんだ。「ぼくら」はみんな「ばか」で、「がらくた」で「くず」で、「どうしようもない、いきもの」だけど、「あい」をしんじていた。だから・・・・・・・。『ひる』と『よる』をはこんだ。『にんげん』は、『どうぶつ』のようにねむりつづけられない。ごくふつうのいっけんやであった。“きゅうりょうめいさい”をはこんだ。“ほけんのてつづき”をはこんだ。“じんせいのおわり”をはこんだ。―――「ながれぼし」よ、どうかぼくのために、ながれてくれろ、「うつくしいもの」はひとつのこらずふみつぶされる、「ざんこくなときのしんじつ」がかたりかける。ほんとうにそうか―――と、ほんとうにそうか―――と、うたがいながら、すこしやさしくなりながら・・・・・・。あがくことをやめた―――。ごくふつうのいっけんやであった。“せいとしのにおい”をはこんだ。“ことばともじのふんいき”をはこんだ。“にんげんとどうぶつのくらし”をはこんだ。
2021年06月29日

2021年06月29日

偶然の泡というのがあって・・・・・・ 「心は狭い小径、通路 青い酔い、情・・・熱、群像 匂いの向こうへこぼれた永遠に子 供 へべれけ (モウキコエナイトドカナイツナガラナイ...... (・・・・・・うすぐらい場所で、) 水溜まりが凍り始める重力の音 十六ミリのカラーフィルム (噴水、水草、魚、 ランプシェード・・・・・・ (―――これ以上分かりやすくすることは、 できない場所で、) 、、、、、、 びゅうびゅう・・・・・・ 神 様 ほ か の 力に ま か せ て スバラシイハルヲイロドルノキシ/(diving..)(driving...) “気化”する 運動場の(SWITCH...)(“精度”)[《piano》] (イナクナッタモノヲミツケルコトハムズカシクテ........... 最初 か ら 想 像の つ か な い 方 向へ 、、、、、、、 うすばかげろうになった 演説台 、、 紡いだ 青信号と黄信号の間に (こうこうからびこうへ 高速道路の入口と交差点が 入れ替わる(dash...)(“声”)[《time》] <重い希望> ・・・・・・浮かぶもの アルファベットの読み方が 入道雲や ひらかれてゆく掌裏の途中にある N...O...I...S...E... (コンナコトジャナイッテシッテイタッテ・・・・・・・・、 そんなの嫌だ、 タイミングと作戦
2021年06月29日

2021年06月28日

南海本線 堺駅から西へ約一キロ、徒歩約十二分。近隣に大浜公園があり、阪神高速4号湾岸線大浜出入口―――。 *ところでグーグルナビは便利だけれど、個人的にはあまりお勧めしない。地図を片手に迷うことの意味というのが、僕は人生の価値を見つけることだと思うからだ。人生は真っ直ぐに向かうところにあるのだろうか、それならゴールだけが見えている状態だ、でも僕はそうだとは思わない、重要なのは、そこへと向かう失敗や挫折であり、またそこにおける人との時間、街並みである。それは社会が突きつける数字とはまったく別の計算式を作ることであり、人生を豊かにすることだと僕は思う。 *近頃僕のアイフォンはくたびれちまっていて、グーグルナビをしていると、電力ゼロになって勝手に電源が切れる。(いや、買い換えろというのもあるけど、)でも僕は時々思う、人生における道具っていうのは、まあいつもそんな感じだなあ、と。電化製品は新しいのがいいという理屈もわかるけれど、その性能とほとんど変わらない半年前のモデルもいいものだな、と。値段も少し安い。いやいやもっと安いのがいいって言うんだったら、そんなものも、ゴロゴロあったりしてね。 *さあ、旧堺燈台が見えてきた―――。これは木製の六角形の灯台で、高さは十一.三メートル。一八七七年(明治十年)に完成し、一九六八年(昭和四十三年)一月二九日まで使用されていた。九十年の仕事の幕を迎えるまで、石油ランプを使い、約十八キロメートル先まで灯台の光が届いた。そもそも灯台には『沿岸灯台』『防波堤灯台』があり、(岬や沿岸に設置⇔港湾や漁港の防波堤の先端に設置)その大きさは『大型→中型→小型』があり、(それはざっくばらんに言って使用する灯台レンズの等級のこと)その材質も『煉瓦、石造、木造、鉄造、混凝土』の五種類となっている。(もちろん、それ以外の灯台がないとは言えない。ロードス島の巨像も灯台の機能を果たしていたと考えるなら、灯台の役割を果たしている限りそれに如かない、と)ちなみに世界で一番有名な灯台というのは、僕が思う所、世界の七不思議の一つだと思われるので、『アレクサンドリアの大灯台』を挙げておきたい。(これはファロス島に建設され、約百三十四メートルの高さがあった)ところで外国の灯台の写真は本当に美しいので、一度拝見してみてほしいと思うのだが、いやいやまず日本からと思えたなら、とりあえず東西南北抑えておこうという観点のもと、(かもめ的意味不明な論理)日本の最北端に位置する灯台である、「宗谷岬灯台(北海道・稚内市)」とか、日本の最東端に位置する灯台である「納沙布岬灯台(北海道・根室市)」などに、たとえば歴史的価値のある、「金華山灯台(宮城・牡鹿町)」とか、もちろん『旧堺燈台(大阪・堺市)』もそうだ。もちろんここであえて、灯台百選路線とか、灯台五十選路線というのもあるだろう。いやいやメジャーなものは好きじゃない、ローカル灯台路線がいいというのなら、本当に、え、こんな道なき道を進むのという灯台もあるので、是非是非、人生にまったく縁のない価値を見つけられたし。また灯台と一口にいっても灯質(光り方)は異なり、代表的なものは、「不動光」「明暗光」「閃光」「互光」「モールス符号光」―――。 *ところで光は真っ直ぐに進むものだけれど、正確には重力の中で彎曲していると、知っているだろうか?世の中、大通りや、便利なものばかり追いかけていると、狭い路地の魅力とか、不便なものの味わいがわからなくなってしまう。一つ一つの店があって、そこが商店街になってる、あのアーケードもそうだよ、みんなで作っているんだ。人生とは単純に、お金で考えてみるのがいい。その時、お金は時給という考え方でもって人間の値段が決まる。でも、そうだとすると、人生はとても味気ないものになる。ジャッキー・ロビンソンは、(かくいう僕は、パンチョ伊藤氏によって洗脳された、メジャーリーグ好きなのだけれど、)初めてアフリカ系アメリカ人としてプレーしたメジャーリーガーで、彼はこんなことを説いている。「他人の人生に影響を与えてこそ、人生には意味がある」 *光とは一口にいっても、とても奥が深いものだ。たとえば人生の真っ暗闇の中で、誰かの言葉を信じているような、そんな光を感じる瞬間がある。多くの人は、優しくて、含蓄があって、タメになることを言う。言っておこう、あれは全部嘘だ。人は多面的であり、人生が終わるまでずっと、様々な価値観の鬩ぎ合いの中にいる。でも、人生の真っ暗闇の中で培った、あるいは掴み取った考えは、死ぬまで一生に消えないこともある。―――灯台というのは、夜を照らす光のことだ。夜はいつも、僕等の心が寝静まっている時だ。冷静に、素直に、そう穏やかに、自分の考えが深められる時だ。 *僕は百年後や千年後のことを考える。それは、僕の魂の叡智がそうさせることだ。でも僕は真実をいつも感じていたいから、永遠に灯り続けるものを希いたい。人生には沢山の辛いことや苦しいことがある、そんな時、藁にもすがりたい気持ちがある。僕はそれをとてもよく知っているのだ。かくいう僕がそうであったから。でも今の僕はそういうことをしない。僕は知性の中で見つけられる光を信じている。その知性の中で見つけられる光が、どうして洗脳やハロー効果だろう、(多くの成功者は、まぎれもなくそうだ、信じるに値しない、君が行動するかどうかだ、夢や人生の意味を見出すかどうかだ)僕は人生と向き合った、戦った、苦しんだ、挫折した、僕はもはや何もいらない、信じるべきは自分の成長であり、他人の意見や妄言ではない。 *さて、旧堺燈台以前の燈台については江戸時代にまで遡り、[『堺市史史料』に収められている「堺港燈台起源沿革等取調上申書」(『堺市史』第6巻に「堺港燈台起源沿革書」として掲載)]一六八九年(元禄二年)に初めて市中の商人の寄金で建築されて以降、一八七七年(明治十年)の洋式燈台まで七期にわたって、位置を変えながら新設されていった。これは堺市の歴史の発展と符合している。明治時代初期、堺港の改修事業に伴い、新しい灯台設置の必要性が高まり、そこで高山保次郎をはじめ、堺の有力者らが自ら基金を出し合い、当時の堺県からの補助金も受けて灯台を建設した。灯台の建設にはイギリス人技師指導のもと、堺の大工や石工も深く関わっている。一八七七年(明治十年)に大波止(南突堤)の西端に灯台が完成し、同年九月十五日から稼働した。旧堺燈台は堺市のシンボルであり、市内各所でモチーフとして使用され、公衆電話ボックスや時計台、マンホール、さらにはナンバープレートにも採用されている。旧堺港の沿岸部はプロムナードとして整備され、大波止には詩人・伊東静雄の歌碑『燈台の光を見つつ』も建っている。また、龍女神像が小波止(北突堤)の波除住吉神社跡地に、復元設置されている―――。 *僕は時々、前に働いていた山間にあった工場の、お稲荷さんを思い出すことがある。どういう理由だったかはさっぱり思い出せないけど、僕は荒れ果てた、もはや忘れ去られたその場所の草を、毎日むしっていた。僕も若くて、信心深くて、愛や正義をとても前向きに捉えていたことがある、引き寄せの法則や、働き蟻の法則、成功哲学に、人生の取扱説明書みたいなものを考えていた。でもとても簡単なことだ、人生は今日で終わるかも知れないほど儚いもので、そこには多分さっぱり意味がない。いやいや、それでいいのだ、だから本気で取っ組み合って考える、君が沢山のアイディアを出し、君が何かの分野で世界一や宇宙一になろうとしてみたらいい、それがお金にはならないかもしれない、僕が大嫌いなエジソンよりまともな科学者の名前のように、僕は本当の人生の価値を見つけたいと思うのだ、僕は本当の人生の在り方について考え始めているのだ。 *誰でも知れる情報に意味なんかない、誰でも書ける薄っぺらい言葉なんかに意味はない、僕でしか読めないものを君が喜んで読むのだ、僕の世界はそうやって輝き、君の世界をも輝かせる。 *人生というのは一円や一銭の価値もないのだろう、だから世界ごときの曖昧な虚像に、流行に、きれいごとの言葉に、容姿に引きずられるのだ、僕の中身を空っぽにするのも、ぎっしり詰まった教科書にするのも、たくさんの人達に委ねられている。僕の世界は、十九歳の頃から何一つとして変わっていない、僕はずっと世界に問い掛け続けている、僕の世界は、ありとあらゆる意味において新しい。
2021年06月28日

* (*イメージ写真です)・・・ソレ デ? (*イメージ写真です)、、うん。庭にお稲荷さんを祀っている小さな祠があってね、(かろうじてお稲荷さんとわかるのは、稲荷の文字があるからだ。具合があるので名前は挙げられないが)といっても中身は空っぽ、藻抜けの殻。「何処かに移したのかもしれない」が、それならそれで、「取り壊しをしていない」から変なものだ。何しろ、『鳥居と祠のセット』は、かなり来るものがある。いかにも『曰くつき』って感じが芬々してくるじゃないか。 * (*イメージ写真です) * * * (*イメージ写真です) * * (*イメージ写真です) *二階に・・・・・・ハイ・・・・・・お札で封印された開かずの間が・・・・・・アリマシタ・・・・・・ワタシタチ・・・・・・三人で・・・・・・ハイ・・・・・・ア、ゴメンナサイ、キキトリニクイデスネ・・・・・・スミマセン・・・・・・ユウウツになって・・・・・・しまって・・・・・・あとで聞いたんですけど・・・・・・そこにはキモノが、あったみたいなんです・・・・・・でもいまは・・・・・・ただの空っぽの部屋・・・・・・ちょっと肝試しで・・・・・・入っただけなのに・・・・・・外に出たら・・・・・・二階の窓から睨んでいて・・・・・・もうみんな逃げたら・・・・・・クルマの・・・・・・所まで駆け寄ってきて・・・・・・グスン・・・・・あ、いえ・・・・・・すみません、思い出したら・・・・・・・もうね、窓をガンガンガンガン・・・・・・走っても、まだ叩く・・・・・・全然消えない、高速道路でも叩く・・・・・・ * * * (*イメージ写真です) * * ザザザ....... ザザザ....... ザザ、、ズズ...ジュージュージュー....... 「あれこんな録音入れたっけ?」 「あれ?」 「あれ?」 「あれ?」 「あれ?」 (*イメージ写真です)
2021年06月27日

本題へ入る前に注意を向けて頂きたいのは、電話の話で、前に死者からの電話にはいくつかの特徴がある、というのを読んだことがある。代表的な特徴は、二つで、1、着信音で、携帯に入っていないはずの、 聞いたこともない音楽が流れる。2、「私が誰だか分る?」と聞いてくる。 *車で夜の海岸を走る、昼間なら眺めだけはいい道だ。田舎である。対岸の山に向かって、鳥の群れが飛んで行くのが見えた。ふと思い立って堤防を降りて夜の散歩をする。ゴミが落ちている砂浜だが、たまにゴミを拾う。さびしい風が水の上に吹いていた。波の音はいい。不思議な手が、何か知れぬ眼に見えぬ壁に裂け目をつけ、安けさが四方からそこへ入り込み、そこに充ち溢れるように思われる。懐胎めぐりの感覚。ピチャピチャ、と波音がしたのはそんな時だ。やたらと濡れている場所があった。今水をこぼしたかのように濡れていた。死者の沈黙と不在は本当だろうか、まるで共犯者の役割のように、そこで、僕は電話を拾った、月夜の夜―――。誰かが落としたらしい、と分かったので、一応周囲に誰かがいないかと辺りを見回したが、波の音が聞こえるのみである。無関係の自分が中身を見るのも悪いので、(ロックが掛けられているかもしれないし、充電がなくなっているとか、壊れている、という可能性もあったが、)それを、警察に届けようと思った。そして車の助手席に、その携帯電話を置き、エンジン・キーを回した。 *その途端、黒い人影が窓に現れた。窓に何かが張り付いているような感覚。スウーッと現われたのだ。ワッ、と大きな声をあげてしまう。「あ、すみません」何回かコンコンと助手席の窓をノックするような音。懐中電灯を照らしながら、それが警察官だとわかる。体格のがっちりした、髪の短い男だった。助手席の窓を少し屈んで話している顔の位置まで少し開ける。「こんな時間にどうしましたか?」「海岸の散歩です」と言ってから、「あ、ちょうどよかった、実はさっき、電話を―――」そう言った途端、携帯電話から着信が流れた。その着信音が流れた途端、明らかに警察官の顔色が変わった。違和感があった。銃口から吹き出す煙のように、自己を希薄化したものへと漂流した。「どうしましたか?」声が若干震えているような気さえした。得体の知れない恐怖にさらされるのを感じた。「取らないんですか?」促されるまま、電話を取る。それが自分の肉と骨の手であるのが感じられた。声は聞こえた。頭の中でその声がしたようにも思われた。「―――コロされるよ」バッ、と手を離した瞬間に、警察官が、助手席の窓から腕を伸ばして、鍵を開けようとしているのが見えた。下の奇妙に光る空気へつっこもうとしている。意識の中に潜入してくる。墓掘りの足跡のように。右手にはナイフ―――のようなものが見えた。至近距離からはっきりと。アクセルを踏み込んだ。警察官は猛スピードに耐えきれず、そのまま、腕を離した。距離が急速に離れてゆく。血液中のアルコール度が極度に高まり、遂には自然に発火することがあるという、自然発火説さながらに、心臓がバクバクしていた・・・・・・。足元から震えが駆け昇ってきた。後からついてくる可能性もあったので、スピードを中々落とせなかったので、本当に難儀した。むしろスピード違反で、警察に捕まりたいなんて自虐的に思ったのは、この時が初めて、である。それにしても、緊張状態の時というのは異様なまでに、実に様々なものが目に飛び込んでくるものだ。まるで文明を何百もの戦車が滅ぼしたあとのように。ところで、おっさん、家の壁に立ち小便しちゃ駄目だぞ。それに、である。室内灯を点けていないのではっきりとは見えないが、車のメーター類の発する明かりの中の足元に、その圧迫感というのか窮屈さたるや、この甲虫のような車の中に、深海の沈没船を入れるようなもの。―――事件が眠っていた。 *すぐにその足で警察署へ向かった。車のサイドミラーを何度も眺めていたので、降りる時には、閉めてやった。八つ当たりである。疑心暗鬼だったせいか、交通整理をおこなっている制服警官の指示にも、まったく従わないとさえ決めていた。そんな奴、いなかったが―――。ともあれ、先程の事情も説明した。両手を広げてバルカン砲の前に立ち塞がるように、あれはどう考えても警察官ではないだろうと思ったから。そうして電話の持ち主が特定された。彼女は拉致監禁されて死んでいた。そこから、ストーカー被害や失踪などという事件性に加えて、携帯についていた指紋というおまけ付きだったが、ほかにも、録音された事件当日の記録も合わさって、犯人が自白した。元々、捜査線上にはのぼっていたらしい。いうまでもなく、それは、あの時の偽警察官だった。あの時、聞こえた着信音は、被害者がいつも使っていた音楽で、ストーカーをしていた彼にとって、そこにある電話から私が彼女の友達か知り合いと思ったらしい。砂浜には人気のない廃屋があって、そこに拉致監禁して、あまりに泣き叫ぶので勢い余って殺してしまったらしい。それから数日後に、さらった時に携帯電話を持っていたことを、思い出し、何処かで落としたと、証拠隠滅のため、そのあたりを探索していたらしい。警察官の格好はちなみに犯人の私服らしい。 *この話と関係があるかどうかはわからないが、あまりのダルさと頭痛が襲った。体温計で、熱を計るとまさかの四〇℃…。幽霊がいると眠くなるとか、熱が出るという話があったけれど、本当のところはよくわからない。物言わぬ青白い人間が感じるってことができるだろうか?友達に霊感のある子がいて、その話を詳しく聞こうとしたのだが、そう、何回か聞こうとしたのだが、はぐらかされるし、その質問をするたびに生気のない別人のような顔に変わって見えるので、怖くて聞けない。やっぱり、そういうことがあるというのは、霊感体質の人でも、よっぽどのことなのだろう。どうしたわけか、不意に、長い間、思い出したこともない、遠い母方の墓のことを思い出した。人口が繁殖してくると墓地のような不生産的な所が増える。いまはインターネットの墓もあるというのであれなのだが、ほどほどには、折り合いつけなければいけないのかもしれない。 *ただ、その霊感のある子が言うには、死んでから誰かについてきたりすることは割とあるらしい。今回のポイントは偽警察官の逮捕と、携帯電話だろう、と。視覚的な要素がなく、前述の如くより抽象的な事柄に関係していた。霊だって気付いてくれたり助けてくれたりしたら、嬉しくなるものらしい。深い、感化力のある、うつしみにだって中々ない精神だ。マップ上のアイテムやキャラを武器にするみたいだと、そういう言い方もできるかもしれない。恐ろしい影の国、死の世界の住人達の義理や人情・・・・・・。いや、そんなの知らねえよ、と思うけど。 *先輩、背中に―――ついていますよ、と言われた時は本当にビックリした。ちなみに、塩を肩にかけまくったあと、懲らしめ水平チョップを入れておきましたが。 *考えるのだが、その時、幽霊がもっと悪意があって、憑依されて、(こっくりさんなんかの話みたいに、)自分が乗っ取られていたらどうだろう、と思う。車体の下回りやタイヤにおぞましい痕跡が残り、自分は立派な犯罪者であったかもしれない。どうでもいいけれど、クローン技術を利用して免疫拒絶反応の生じない、クローン豚の作成が進んでいるように、憑依体験にも免疫拒絶反応なんかがあるのだろうか? *ただその夢の中で、その事件ともしかしたら関係があるかもしれない夢を見た。割れた硝子の中の部屋で、あちこちに大きな蜘蛛の巣が張られ、埃が積もり、あちこちが朽ちているだろうと想像した。少しずつ目が慣れて部屋の中が見え始めるという夢。耳に伝うように来るのは、波音。筆舌に尽くしがたいほど、怖くて、気持ち悪い夢だった。するりと二つの影が忍びだしたように思われる、夢。キーワードというのは重要だ。およそ、今度のことがないままこの夢だけを見たら、僕は本当に何のことかわからなかったに違いない。そしてきっとそういう夢を―――、もしかしたら知らず知らず、僕等は見ているのかもしれない。正直、海岸にある船の甲板に松が根をはっているような、その廃屋かどうか確かめたい、という気持ちにならないぐらいには、ひどい夢だった。また、それを確認するということは、踏み出してはいけない回路を開くことになる。それは生と死の領分というものだった。なのに、心の奥に引っ掛かって離れない。つげ義春の私小説的な陰影の強い絵柄のような情念の夢。死と親しく交渉をもったはじめての経験―――。しかしちょっと勘弁してほしかったので、線香を焚いた。死者に対して埋葬許可を出すように、あるいは仏教に死者が辿らなくてはならない、長く暗い旅についての教えがあるように、帰りたまえ、そして安らかに眠るがいい、そう言った。それ以降は全然見なかった。ただ、熱が下がった二日目の朝に、着信不明の、電話がかかってきた。出ると、すぐ、切れた。 *幽霊からの電話かどうかを確かめる術はないが、おかしなことに、着信履歴からそれは消えていた。―――そしてこんなことが、後になって思い出されるのだ、ああ、そういえばあれは、おかしかったな、と・・。たとえば、幽霊の彼女が亡くなった時刻が、もしかしたらそれぐらいの時刻だったのかもしれないなあ、と、後になって考えて鳥肌が立つようなことがある・・・。助手席から一瞬だけ、唇だけで笑った、見たことのない、その彼女の顔を見たような気がするのだ―――。 *想像力なのか霊能力なのかの違いについて興味深いのは、大石隆一編著『全国霊能・心霊家名鑑』という本で、そこには、「死者の霊はどこに宿っているか?」とか、「生霊、水子霊、地縛霊、因縁霊、動物霊はいるか?」と聞いている。(大石氏が本で紹介した霊能者八十九人にアンケートを取っている、)これは、そういう意味でかなり貴重な本である。ここで一番提出しておきたいのは、霊能者といっても意見がバラバラである、ということだ。 *ちなみに、一番爆笑したのは、次のものである。□質問「死者の霊はどこに宿っているか?」(複数回答可)31人 死んだ場所に宿る31人 人間の心の中29人 墓所28人 霊界にあって現世には滅多にあらわれない27人 仏壇26人 霊界と現世を往き来していて一定しない23人 どこに宿るともいえない16人 その他 *脱線したが、この話で一番怖いことなのだが、警察官に渡した携帯電話が、二度見つかっている、ということだ。それについてはどういう原理なのか、まだよくわかっていない。ロウソクを百本用意して火を点け、一つ怖い話をするごとに一本ずつ消して、最後の一本を消すと何かが起こるという作法のように―――。警察署の話を聞いてくれた警察官が後日やってきて、念の為にうかがいたいのですが、と言って、(これから言う話は重要ではないのですが、とも言ったが、そんな言い方をすれば全然別の意味になる)その、保管していた場所から消えた、心当たりはありませんか、と。石棺様式のなかに安置せらるべき死者の怪さながらに、蒼ざめた唇を半ば開いて言った。虫食いのある王冠みたいに、あるいは、湖を魔法のかたつむりのようにわたる船さながら、狐に化かされたという顔をしていた。僕がその警察官に出来ることは少ない。精神的な不調も、 鬱病やADDやPTSDといった名前を、与えられて治療の対象となるみたいなことだから、それって進む度にHPが減少してしまう毒の沼みたいなもの、―――まあ、知りませんが、気にしないのが一番ですよ、と。様々な力の作用が働いていた。スタンバイや初期化・最適化といった情報系の用語。ちなみに携帯電話はやはりというべきか、あの海岸でもう一度、見つかった。(ちなみにこれも、その警察官が教えてくれた、律儀なものだ、)ちなみに壊れていて、誰かに踏まれていたようである。 親が子に対して持つ権利や、被告が裁判官に対して持つ権利のように、もしかしたら、本当にもしかしたらなのだが、僕が誤って踏んづけていたという可能性もなくはない・・・・・・。―――バキッって、液晶を踏み潰す音・・・。
2021年06月27日

ビッっとするジョートー。 「シャバ憎の世迷言、」 「100人対50人の抗争、、 (タイマンのワンパン 天上天下唯我独尊 (バット、木刀、鉄パイプ?) だぞ、夜露死苦、、、 、、、、、 、、 オカマかよ、お前。 ハンパモンにナンパモン、 ポリ公にザーヤク、 アンパン野郎に、」 今日からツッパリ野郎、」」 (臭い物に蓋した―――正義、) トンネルにスプレー缶の死骸、 (照明が銃みたいな黝い夜、人間の化けの皮、、) 族単に、族集、 港までの暴走行為、友達とずっと笑ってた、 (いまは、働いているよって、言ってた、、 カッコいいことや、マトモなことに憧れてた、 (血液が滞るような感覚を誤魔化すように、 よくわからないまま煙草の味を覚えた、、、 、、、、、、、、、、、、、 あの日捨てたメンソールの箱や、 、、、、、、、、、、、、、 あの日捨てたコンドームの袋みたいに、 (家庭に問題があるとか、 いつまでもこんな馬鹿できないよなって言ってた、) ・・・・・・胡散臭い人間に疲れて、事実の世界に疲れて、 息するのも億劫で、水平的限界な日々、 ―――知ってた・・・ (ガッコーなんて辞めちまえ、) >ジソクヒャクニジュウキロデカケヌケタッテ... ―――o u t l a w 。 (ニンゲンなんて辞めちまえ、) >ヨルノフリーズシフト、ヨルノプランニングギャップ、、 ―――o u t l a w 。 シテヤンヨ ヤンヨヤンヨ、、、 カンカン、ネンショー、ビョーインオクリ、、、 風の中に問い掛けて、 もっと無茶苦茶に感じていたかった、 MERRY GO ROUND/失踪/1日/24 hour/midnight town 生きる意味/死ぬ意味 わけわからん日々に、 わけわからん人間・・・・・・ ガ ラ / ク タ (滑舌の悪さが未確認飛行物体レベルで、) ガ ラ ンド
2021年06月26日

、、、 、、 、、 「物自体」とか「実在」とか「表象」とか・・・、 (ヒトノスガタ....ヒトノスガタ...ヲシテ... ランダムな実在、(realityを作っているから...) その無力な顔、 もう一つのあなたの無力の顔 形が、 これでもな く あれでもな く 自分そのものに (「神の国」) (「ありとあらゆる命題や主張 も 一面性を免れないか ら なれると・・・・・ ( Power tends to corrupt and absolute power corrupts absolutely.) 悪魔の代弁者を立てよ、 (...僕は自分の嫌いなもののことぐらい分かるよ、 それがどうしてかなんていつもちゃんと考えてるよ―――) (万物は無定形だろうか、すべては火や水から生まれただろうか? 愛は世界に渇いているだろうか、愛はその咽喉を食い破るだろうか? ある学生は、"matter of fact"という熟語をわざわざ分解して、 「事実の質料」と訳し、他のある学生は"in virtue of"を 「云々の徳において」と訳し、更に第三の学生は、 "That is practically nothing" という句を御丁寧にも 「それは実践的に無である」と訳した。 >>>アリストテレス的、 >>>アリストテレス的、、 (...間違っていることを受け容れてもいいだろうか) 世界が、世界を、世界に、世界の・・・・・・・。 君が、君を、君に、君の・・・・・・・。 (規則懐疑主義者の行動分析、、、 (例外を、例外を、例外を、、、 (真実を、真実を、真実を、、、 (...自分は絶対に正しくないと言ってもいいだろうか、 それでもまだ真実を求めていると口にしてもいいだろうか?) (走って、足掻いて、もがいて、苦しんで、己の弱さと向きあって、 それでその先に誰かに伝えられるものがあると信じることは、 間違いだろうか、正しいだろうか) 変化は単なる錯覚――― (街の風は冷たい、自分の信じていることさえ凍らせるようだ・・ 世界には物質の他に幾何学的な構造やイデアが存在する――― (意味や理由を求める暮らしの中で慰安を求める人を奮い立たせることに、 はたしてどのような意味があろう、人はみんな傷つきたくないのに、 傷つきたくないから傷つけ、時に嘘や誤魔化しで蓋をするのに・・ 「君」って・・・・・・。 「全知全能」なの・・・・・・? 「すべて」って・・・・・・。 「それをどう推し量る」ことなの・・・・・・? 矛盾はつきもの、今さえよけりゃそれでいい、 それでいいんだ、でも、僕はそう思わない・・、 思えなかったんだ――― 、、、 、、 、、 「物自体」とか「実在」とか「表象」とか・・・、 ランダムな実在、(realityを作っているから...) その無力な顔、 もう一つのあなたの無力の顔 形が、
2021年06月26日

* * (変性意識―――無数の記号が被膜ではなく不治の光となる・・、) (源流を遡ろうとする文節、鼓膜へと美しい黴のような論理の不死が、 浅く揺れる、眩暈にも似た感覚を連れてくる・・・・・・、) * 「(・・・・・・手が熱くなるのを感じる、 魔素を魔力へと作り変えた肉体―――には・・・、 撹拌と拡張感覚が宿っているからだ・・・) * 、、、 、、、、 、、、、、、、、、、、 美的な、理想的な、客観的な価値判断の材料。 [タロットカードの雪花石膏的な思い込みの一面] * (属性、火や水や風や土の木属性、 あるいは無や有、様々なものに干渉する性質・・・、) 触 れ る ・・・・・・。 触 れ る ・・・・・・。 「(その炎は、相手を殺すために生まれている、 その炎は―――下.か.ら.上.に.動く.人.間.の.習.性.)」 * ―――ありとあらゆる世界の常識を曲げながら、 それでもその炎は、王でも神でもなく、 世界への、秩序への、帝王切開・・・・・・。
2021年06月24日
満月の夜だった。住宅街からは血塗られた歴史が漂い、蜜の匂い、樹脂の気配、(hyooo....)ムンク、ゴヤ、デューラー、ボッシュが浮かび上がり、まよい鳥の気配、瞬間の焔、影と影の死の誓い、魔が顕在化する、しかし静的だ、模糊としたものでもあり、岩間からしみでた水の精霊の化身、骨と骨をカチコチ鳴らせよ、石器人!見た、泡になるもの、浮雲になろうとするもの、(hyoooo、、、)キョンシーが、前へ手を伸ばしながら、ぴょんぴょん跳んだ。軽快―――に。一つ目小僧を連想したのはお札のせいだろうか。珍しげな世界の狭間、しかし存在の本質に近いアジアンドリーム、かもちゃんも、一緒にピョンピョン、墓場、墓場言いながら、うらうら生えそめ、うらそめ、コンソメ、跳んでいた。ニンズウィア! ゲイスウィア! テンプウウゥラ!もはや無茶苦茶言いながら、しかしそれゆえ深淵の深かった、それゆえ次々に生まれ、次々に終わらねばならなかった、肌と肌、手と手のように。コミカルで、閉塞性のないモーメントの中で、鬼哭なぞあるものか、柘榴の実は蒼褪めていた。いずうさも、ピョンピョン跳んだ。何故か手(前脚ともいう)に、はたきを持って。しけていた、おびただしくもあった、音もなく這い寄る気配、ふみにじられたいのちの、ブラザーがいればシスター、マイブラザー!マイシスター!万葉も、古代歌も、長口で始まりそうな予感、牧歌的といえないまでも、もはやこの戦慄を創造しない、柳の樹に梟が止まっているような、住宅街の愉快なカルテットは何だろう?キョンシーは由緒正しく映画仕様で太極拳の服装をして、顔の前にお札をしていた、絶え入りそうでものほしげでみだらでもある、そして特徴的な手を前に突きだしてピョンピョン跳んだ、イカロス、まるでイカロス!まるでリズムの呪縛に絡め取られたように、瓦礫場、からかさにろくろ、悪夢のような抜け道、袋小路、迂回に爪先に力を入れて、はずみを作って、さることながら水溜まりを越えるように、そこに不吉な黒い猫がいるように、のぞみもなければひかりもなく、蠍や蛇がいるように、ガラガラヘビが二十三時間もコトをするように、キョンシーはピョンピョン跳んだ。子供たちが物音聞きつけて何だ何だと見やれば、窓辺でキョンシーいると言った、キョンシーは有名な映画です、キョンシーはゾンビ―であってゾンビ―に非ざるもの、満月だからだよと両親が呑気に言った、あおじろいむらをつくりしもの、かもちゃんといずうさとキョンシー、それはどこからどうみても日本的である、怨恨を超えている、あるいはもう呪術的なものを超えてしまっている、風土である、あるいは何か懐かしい郷愁を誘いさえする。どうみても日本の憂鬱の、寂寥の、公園とか、墓場とか、空き家とか、野原とか、竹とか、あの糞つまらない古墳とか、人気のない、日本人的なステップへの礼拝、おお、橋桁の杭のようなもの、膿みのようなもの、洗面所に抜け髪が大量にあるようなもの。それによってのみ植物群は怪奇となる、ハイウェイに鹿が現れる、ゴルフ場にカルガモがやって来る、それが眼に一筋の幽気や瘴気といったものを与える、真夜中。(hyoooo、、、)かもちゃんは思った、いずうさは思った、血を吸う! 血を吸う!トマトジュース! トマトジュース!(あ、キャロットジュースがいいな・・・)―――かすかに、かすかに、ああ、鼻がヒン曲がりそうな、腐敗臭・・・日本的な、六月の夜・・・・・・。
2021年06月24日

2021年06月23日

2021年06月23日

「ねえ、そこの、妹の彼氏さん」「はい」「・・・・・・手出した?」「すみません、ノーコメントでお願いします」「セクハラだよ!」「セクハラはそっちですよ、お姉さん!」「・・・・・・妹の何処、気に入ったの?」「それはまあ―――色々」「ないんだ?」「いや、だから色々ですよ」「じゃあ、ハッキリ言ってよ。おっぱいの触り心地がよかったとか、締まり具合がよかったとか」「―――あの、酔われているんでしょうか?」「あたしさ、妹に彼氏ができたら、十中八九、カラダ目的だろうって思うんだ、もう、魔性のグラマラスボディ」「あの、すみません、お姉さんですよね?」「冗談よ、これからは弟君って呼ぶね」「お願いします」「夜、耳栓するから、ガンガンバタバタやって、大丈夫だから」「・・・・・・」「もしかして、あ、ごめん、気付かなくてごめんね」「・・・・・・はい」「サイレントセ ックス派?」「どういう派閥があるんですか!」「時を停止させて悪戯する妄想企画みたいな」「・・・・・・ないですから、その・・・お願いですから、シモネタトークやめませんか」「弟君」「はい」「女の子って二の腕ぷるぷるじゃん、身体なんかスウーッと細くて吸い込まれそうな感じでさ」「はぁ、まあ、そうですね」「―――そんなトークしようよ、お姉さんと!」「だからシモネタトークやめましょうって言いましたよね!」「でも、妹がどのように松茸狩りを経験したか、やっぱり知りたいよね、やっぱり決め手は、どういうカサの張り具合だったのかとか」「松茸狩りしてないですし、されてないですから、あと、やめる気ないんですか?」「あたし―――二十二歳で大学四年なんだ」「はい、知ってます。僕は、賢くて優しくてきれいな、お姉さんだって聞いていました」「猫かぶってた」「かぶってて、ずっとかぶりつづけて、そこは!夢壊さないであげて!」「でも、久方ぶりの男を見たら、もうどうにも止まらない」「お姉さんの恋愛失敗談は、それですね」「わかる?」「いや、男性でもいるんです、なんでもかんでも、ついHなことを言っちゃう奴。そりゃ、同じ男だからわかるけど、そればっかり、だと思われちゃいますよね。はやる気持ちをおさえつつ、相手と心を寄り添わせて、TPO弁えれば、お姉さんきれいですから、すぐに彼氏の一人や二人できると思いますよ。Hな女性が嫌いな男なんて、まずいませんから」「でも、あたし、超理想高いんだ」「エベレストは降りた方がいいですよ」「そうだよね、やっぱり富士山ぐらいだよね」「・・・・・・」「黙り込むのやめて、夢 精したのかと思う」「すみません、耳が遠いので聞こえませんでした!いや、言い直そうとしなくていいです!」「でも、カラダ目当てみたいな目線されると、やっぱり引いちゃうよね」「僕も、ずいぶん、シモネタトークされて、引いていますが」「・・・・・・スローセ ックスってどう思う?」「あのすみません、もう何言ってるのか、さっぱりわからないんです。あ、だから言い直そうとしなくていいです!」「あたしさ、妹のこと好きだけど、弟も欲しかったんだ」「まあ―――そうですね、僕の友達にも妹が欲しかったとか、お姉ちゃんが欲しかったとか、言う奴いますよ。でも、願望っていうだけでリアルじゃないんですよね」「弟の自 慰行為を記録するの」「馬鹿なんですか? その発想は本当になかったですよ、どういうフィクショナルな世界」「妹、Hな人って大嫌いって言うから、君は聖人君子なんだろうね。真面目で堅物なんだろう」「そうでありたいと思っています」「駄目だよ、妹を少しずつ、Hな女の子にしないと」「・・・・・・」「・・・・・・あ、ごめん、サドだった? 純情箱入り娘的な、嫌がる妹を力づくで、みたいな?」「すみません、あの、言っている意味がわからなくて、もうどうしようか、どうしたらいいのかそればかりで!」「・・・・・・セクハラだよ!」「セクハラはそっちですよ! そんなセクハラがあるなら、女性専用車両に間違って入っただけでセクハラですよ」「しかし、妹帰って来るの遅いね」「そうですね、メールしてみましょうか」「いや、もうちょっと、こんなトークをし続けたい」「欲求不満なんですか?」「でも、歳を取ると、若い子たちが素敵に見えるんだ」「そ、そんなものですか」「きっと激しいんだろうなとか、思うんだ」「・・・・・・」「・・・・・・あ、ごめん、ゆっくり動かすタイプだった?」
2021年06月22日

「あたし、テレビを観ていていつも駄目だと思うの」「テレビがつまらないのは予算の都合って?」「ううん、そんなのは嘘よ。あーちゃん、そうだって思ってたら悲しいな。そりゃ低予算で作ってるのは本当だと思うけど、例外はあるもの。それに、テレビ面白くないとすれば娯楽が一つ減ってしまう、つまらない、似たような番組もあるのは認めつつ」「そうね、それじゃあ何?」「ハーイ、紳士淑女の皆々様、こんにちは、すっぴんがウリの司会者デース―――とか、こんな感じでいつもお尻振らないかなと思うだけ」「・・・・・・妄想はやめなさい」「こう!」「てか何気にキレ鋭くするの、やめない」「尻は腰を回すようにして―――撃つべし!」「帰れ!」「冗談だよ、でも、あたし思うんだ、まず掴みって必要だと思うの、だから出演者みんなでキングスライムごっこみたいにスクラム組むとか、みんなで変顔しながら、リアルタイムで番組のタイトルをつけるとかさ」「面白そうだけど、変顔は、ちょっと」「いきなり、歌舞伎役者が出てくるとかさ、いきなり、消防士がホース片手に入ってくるとか」「コントじゃないのよ」「でも、毎回同じ流れだったら飽きるじゃない、ニュースみたい」「それがいいという人もいるわよ。NHKみたいに退屈で凡庸だけど、真面目で、びりびりした緊張感があるようなね。それに、そういう前例のない、データのない企画は通りにくいし、自然、深夜枠とかいうよ」「でもあたしだったら、まずバナナの皮で転ぶよ」「それで、『蒲田行進曲』の階段落ちをやってくれるのよね」「・・・・・・し・に・ま・す」「でも日常の感覚で面白いことを反映させるっていうのは、いい視点かもしれないね。そういう反射神経」「でも、修学旅行の夜みたいなノリっていいと思う、あたし世の中の人は、修学旅行知らないんじゃないかと思うの。ほら大河ドラマを明治維新前という前例を破って、オリンピックを扱うみたいな」「好き勝手言うな、修学旅行評論家のセンセイは、それで、どう思われるの?」「やっぱり、先生に見つかったらアウトみたいな構造の導入、だから観客席にいつも、変装した司会者が現れるの」「そういうのもいいわね」「あたし、やっぱり何事もサービスの精神だと思うんだ、志が高くて、前例のないもの、こりゃもう失敗だといわれるもの、三振も豪快なフルスイングみたいな、そういうものがいいと思うんだ。シャープでしょ、クリアでしょ、このサービスはアイディアでしか応えられないものだと思うんだ」「でもまあ、無難な方が通り易いのかもしれないね」「いきなりおっぱい揉んだり―――とか」「怒るよ―――でも、そういう革命というか、実験的な精神もいいと思うけど。テレビ側というか作り手側からすると、最初は斬新でも、ネタが切れてきたりするらしいよ。それがやらせを誘発するとか」「イッテQやらせの殿堂爆破事件、とか」「コラ」「祭りは何処だ、東村山は何処だ」「コラ」「また出演者が、番組の世界観に懐疑を抱いて、これの何処が、面白いんだろうってそう思うことってあるらしいよ。いわゆる燃え尽き症候群。また、プロデューサーの交替のタイミングで、面白くなくなるとか、あるみたいよ。それに、いまはテレビを見て番組の企画書を書いている、というのもあるみたい。他局か、下手したら自局の番組を。多様性がなくなったのは視聴率の問題だというみたいに、(視聴率が上がったシーンを調べて、それを採用すると、同じようになる法則)昔は、テレビ以外の映画や小説、休みは海外に行け、暇な時は芝居を観に行け、街を歩け、田舎に行け、みたいだったけど、どんどんそういう指向性がなくなってと、分析していたのを聞いたことあるな。またネットがテレビ側をコピペして、そうとはいいつつテレビ側もネットを参考してみたいな話も。やっぱり昔のテレビって、毒で麻薬で教科書みたいなところがあったって、でもコンプライアンス、法令遵守ね。いわゆる、自主規制。こういうのも大きいんだろうね、ユーチューブはそれをやって、炎上する、明らかに問題行動する人もいる、迷惑系ユーチューバーとかね、それがいいとは思わないけど、人を引き付けてる」「あーちゃんの話を聞いているといつも感心します」「・・・・・・何するつもりだ」「勘の鋭い、あーちゃん、あたしと一緒にユーチューブやろう」「絶対、嫌。断乎断る。あなたは、そういうの好きだからやりなさい、お母さん、あなたを応援してあげる」「あーちゃんがいないと、面白くないの、だって、お尻振ってくれないもん」「振らないよ、わたし、お尻振らないからね!」「一緒に、着ぐるみしながら、あたしの作った振りつけで踊るの。もうバカ受けだよ。あ、あーちゃん可愛い、あーちゃん、マジ天使」「帰れ」
2021年06月22日

「ねえ、もう付き合って一年になるね」、、、、、立ち止まる―――。「・・・・・・ちょっと待って、付き合って欲しいとか、言ったっけ?あるいは、俺がそんなことを言ったっけ?」「―――フィーリングで。それはどうかなデュエル哲学?」、、、、、、意味わからん。「で、でも、ほらサイレントマジョリティ的に?」「ちょっと待て、何でいま、横文字使った、静かな大衆さん」「立ち上がれマイノリティさん、それはね、学校の公認のカップルだし・・・現地調査を敢行したところ、探偵ナイトスクープ、後楽園でまた会おうと言ったニャン」、、、、、、ニャンって何?てか後楽園って何?探偵ナイトスクープって何?後楽園で会おうってどゆこと?「・・・・・・」「もういいから、キスさせろおおおお!ウオオ、カッターシャツだって剥いてやる! ティクビー!」「やめて、乙女の唇は高いのよって、馬鹿か! 何で強引に物事を迫るのだ、お前は。第一、後楽園って何のことだ」「・・・・・・じゃあ、いま、付き合おうよ、タウンページが香ばしくなるよ」、、、、、、、、、、、、、、俺はタウンページの観光大使か。熊本はよかとこだけん、来てはいよ。いや俺も何言ってるんだ。「・・・・・・ちょっと待って、そんな済し崩し的な付き合い方ってある?」「レイワ的な」「・・・・・・」、、、、、 おかあさん、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、レイワって済し崩しを推奨しているようでござる。「もういいから、キスさせろおおお!うおお、そこの藪までマリオカートのロケットスタート」「そんな、強引すぎるわ、でも逞しいのね、ポッ、って馬鹿か!」「ドクターペッパーは美味しい」「関係ないことは言わなくていいんだ」「そうだ、言わなくていい、だがダメージは受けてもらう」「うるさいわ!」「聞きたいのは真心の告白だけ、わかってる、去勢を張りながらポーカーフェイスをしていること!」「何で俺が言う流れに持ちこもうとしてるんだ!」「・・・・・・じゃあ、わたしはどうすればいいの、マグロ漁船に乗れっていうの、アジアくんだりまで人身売買されろっていうの!」、 、、、、、、、、、、ん? この子言っていること、、、、、、、、、、そろそろおかしいぞ。「・・・・・・普通に、ちゃんと告白したら付き合うから、言えよ」「―――照れる、マジムリ」「・・・・・・」えにょーっと、魂が口から出てきた。え、なにそれ。え、なにそれ。「・・・・・・お嬢さん」「ハイ、16歳おとめ座の」「お嬢さん」「ハイ、身長は158センチ、体重スリーサイズは内緒」「・・・・・・お嬢さん」、、、、、、そして逆ギレ。「・・・・・・いいっから、てめえが好きって言えばいいんだろ。ズボン脱がして、金玉握りつぶして、奥歯ガタガタいわせてやろうか」「・・・・・・ヤンキーだ」「あらやだ、はしたないですわ」「いっとくけど、そんな言い方したって、ヤンキーだった事実は消えないからね」「おほほ、ちょっとそこの藪へと、エイッ!」「ああ、何するんだ」「こうやって紐でギュッと縛って、服を脱がせて、どうしよう、叫んだらどうなるかな?」「脅迫になる―――その、ふぁいなるあんさー」「ブッブー、不正解! 変態になります、おっとこんなところにバイブスが!」、、、、、、、、何で持ってるんだ!「やめて! 僕にも人生があるんです」「・・・・・・付き合って一年になるよね」、、、、、、、、、、、、、 、、、顔をプイッと横に向けながら、答える。「そういうこともある―――ような気もするし、ないような・・・気もしないではない、仮にそういうことがあったとしても、それがどのような意味であるかを確かめるすべはないが、しかしそういう言い方も・・・・・・」「犯すぞ」「やめてC'mon, baby アメリカ」、、、、、、殴られました。「・・・・・・わたしのこと好き?」「俺は―――」「ハーイ、駄目、回答時間一秒、カッターシャツを脱がす」「やめてください」「好き?」「動物園のチンパンジーぐらいには」「面白い」「ありがとうございます」「でも―――次言ったら、ズボン脱がすからな」、 、、、、、、、祝、付き合いました。おかー様、レイワってところはこわかところよ。(放送禁止尺では、ここをこうっすっとよお、アアアア!!!!!)おとー様、レイワってところはこわかところですたい。(アアアアア! ウアアアアア!)
2021年06月22日

藻屑もつれて、ゆるく漾う闇なら、―――ここは、浅瀬。暗い蒼を奏でるこの場所に特等席はない、木の香に満ちた空気を吸って、穢れを洗いたい、蛇口の栓からコップへの液体の放出じゃなくて、真珠色の体温呼吸、急かさないで、誤らないで、誤魔化しては嫌よ、もっと、確かで、美しいこと、優しいこと―――。執着深い間喜劇のただ中に、人間商売はオワコン、中身もなくて、存在自体に意味もない、なんて素敵な空っぽさんが、溢れているんだろう・・・・・・。だからみんな、透明人間になりたいんだ。だからみんな、洗脳行為を認めないんだ。言葉の行方に名前なんてなくていい、泡沫カモフラージュなコンフレークな言葉、湿気で髪の毛が浮かび上がるなら、もういっそアニメの金色演出みたいに、光りたい。躊躇わない、迷わない、指先。振り向かない、戻らない、足跡。あけくれ幾千年の合図、選択肢、交差点、流れゆく砂上楼閣、蜃気楼、両親から習ったんだろう、わたしが未現像の、若き一人称を育てている頃に。友達から習ったんだろう、わたしが蜘蛛の巣から真紅の吐息を編み出していた頃に。あるいは何処かの誰か、どうでもいい奴から習ったんだろう、馬鹿なこと、どうしようもないこと、心底鬱陶しいこと―――。ねえ、神様なんて信じない。おそろしくきれいな嘘みたいだわ、流れているのが血であって、そのじつまったく血ではないみたいだわ。だったら、わたし、神様になりたいのよ。もっと、上手くやるわ、もっと、まともなことをするわ。嫌なことばっかり、もう、アニメや漫画が気持ち悪くて仕方ないのよ、ドラマの胡散臭さも全然好きになれない。埋まらないものばかりで、残らないものばかりで、そう、望まないものばかり―――で。きっとわたしが、ちょっとびっくりするぐらい、綺麗で、美しくて、賢かったからだろう。ハムレットの亡霊の声、魑魅魍魎、それが、この街の通奏低音じゃないかと思うぐらい、馬鹿な人間、馬鹿を生みだした更なる馬鹿な人間、馬鹿の巣窟、馬鹿の金字塔、馬鹿の有象無象、馬鹿な先祖、馬鹿の繰り返し・・・・・・。予定調和と連環構造―――螺旋階段の日々。きっと、ふやけてしまう。酸素の量が少ないんだ。「ねえ、天地創造をしてみない・・・?」わたしは独り言を言って、笑って、もっと暗くなって。悲しくなって、辛くなって、でも、何も思わないよりは、よくて。だから―――遊んでやろうと思った。もう、わたしは一人で、人生最高なことしようと―――思ったんだ・・・。でもそうしようと思ったら変なもので、本当に仲のいい友達ができたの。別に特別な要素なんかひとつまみもないのよ、教養だって全然ないのよ、意味のない形と文字。習いごとだってしてないんですもの。でも、お話しているだけで楽しいの、変なものね、人はゆっくり歩くわたしを、ずっと追い抜いていくものだと思っていたの。明滅の香澄、極寒の曠野、都市砂漠も、何処へやら、流星群の日に一つだけ、全然違う流れ方をする星を見つけるみたいな―――。ひいやりと快い夜の風と、丘の上の街と森の都、境界線は揺らいで、一千兆夜、人は少しずついなくなっていく、でもいなくなってしまった分だけ、本当の人に対する見え方や考え方を学んだ。眼球に吸いこまれて全身を稼働。右折や左折ばかり繰り返している人。前進と後退ばかり繰り返している人。人って、人がいなくちゃ気付けないものね。わたしとあなた、全然違うけど、実はとてもそっくりなのかも。ロゴスの祭壇、エクリチュールなんていらないわ、哲学も経済も、人間を馬鹿にするだけの論理だわ、ジグソーパズルや知恵の輪がまだましよ、お馬鹿さんお馬鹿さんだわ、握りしめた手の意味、人を愛することの意味、働くことの意味、世界を本当にたった一歩でもまともなところへと、進めたいと思う意味。ああ、純粋な愛だわ、ああ、なんて美しい心の持ち主。たとえ、昔馴染みのどんよりとした、都会の一風景があるだけでも。これじゃあ、お馬鹿さんだわ、これじゃあ、小悧巧な、それ以外何もできない大人だわ。大切なのは、そんなことじゃないわ。大切なのは、もっと違うことのはずだわ。擦れて渇くのが、情報のせいだと気付いたあとでも、遠くを探してしま―――う、DNAを駆け上がる激しい血の流れ、乗り継ぎ駅みたいな気持ち、きっと人間は滅びるだろう、完膚なきまでに絶滅するだろう、だってうっかり咳もできないもの、だってあなた全然素敵な人じゃないわ。養豚場は、あちらよ。粗大ごみ置き場は、あちらよ。ねえ・・・・・・途切れていく一瞬を、もう一度再生してみたい気持ちに―――。時々、対角線構図で、色んなものを眺めてみる、すんなりと弾力のある、同じ顔の世界に―――波紋を・・・。消失点、本当に強調したいはずのだぶだぶの景色に・・・・・・。呼吸のひとつ、すくすく存在ごと延び上がっていってほしいものだわ。いまじゃもう、シンデレラの靴より、魔法の馬車より、真実を語る鏡が欲しい二十五時。あなたからのメールが恋しいわ、男とか女とかじゃなくていいって思うの、太陽だって誕生するわ、超新星爆発ものぞむところ、それですべて帳消しにできるって心の底から思えるの、セックスじゃない、心理学じゃない、利害関係じゃない、見つけたわ、見つけたわ、有耶無耶の心ゆらぎて、ほの見える、―――人の心。星の音が聞けたなら、世界が本当に少し優しいものだったら―――、空への距離だって、宇宙への階梯に見えたに違いないのに・・・・・・。そう思っていた、そう思っていた、あの日のわたしに、愛の爪弾いたセレナーデを、聞かせてあげたいわ―――。
2021年06月21日

かもちゃんは、あさがおを、見ていた。かもちゃんは、そんなに、そんなに、そんなに―――。何見るところがあるんだろうというぐらい、あさがお、を見ていた。通り行く人が、あさがお見てるのと聞くと、やはりソウデスナ、やはり風情デスナ、と答える。いずうさも、一緒にあさがおを見た。如雨露で水をかけてあげた。特に何も言わなかった。かもちゃんは、あさがおを見たいんだろう、そう思った。魚屋のおじさんが、あさがおを見ているのかい、と聞きます。かもちゃんは、非常に眠たそうになりながら、あさがおを、やはり見ていました。魚屋のおじさんは、頭を撫でて、刺身を置いていってくれました。たまには、心のゆとりも必要だなと思いました。しかし何かの目的もなく、あんな風に眺められるものだろうか、魚屋のおじさんは中々鋭いことを考えました。市長さんが、かもちゃんがあさがおの前にいるという話を聞いて、仕事の帰りにやって来ました。あさがおだね、そう言いました。あさがおダロ、そう言いました。そろそろ夕方です、朝九時やら八時やらから見ていたというので、かれこれ八時間以上は、そうしていたことになります。何か新しい発見はありましたか、あさがおについて何か思うことはありましたか?かもちゃんが、答えます。嘴を一度パチンと鋏のように閉じてから、答えます。あさがおだと思ったダロ、あさがおでなければこれは何だろうと考えたダロ、最初は天道虫を見ていたダロ、それから風に揺れているあさがおを見ていたダロ、ここは木陰だから、ちょっと休憩するのもいいダロ、そしたら、どうして小学校では、あさがおをあんなに栽培したがるのか考えたダロ、あさがおとひるがおとよるがおの違いは何ダロと、ちょっと考えたダロ、でも陽射しにピンクや紫に見えるのは、なにか日本人的だなと思ったダロ、はたして日本人にとって花を見るとは、何ダロと思ったダロ・・・・・・。市長さんは大変に、大変に、大変に、感激して、これはもう哲学者だと思ったので、頭をたくさん撫でて、スーパーでビールを買ってきて、あげました。かもちゃんは嘴でタブをプシュッと開けて、んごんご、ゴッゴッ、と一息で飲み干します。かもちゃんは、それでもまだ、あさがおを見ていました。市長さんは、やっぱり頭を撫でて、一つのことを真剣に考えるのはとてもいいことですよ、より多くの発見をもたらしてくれるものです、と、やさしい声で言いました。少しは市長さん特有の、悪い癖ないしは贔屓目もありましたが、かもちゃんもちょっと酔っ払っていたので、アア、ウンダロ、とか言いました。市長さんが、邪魔しちゃ悪いですね、と離れようとすると、かもちゃんも、かもめハウスへと這入っていきました。市長さんは、微笑みました。そこには多分、何の理屈も、何の説明もないのですが、何となく、市長さんにはその理由がわかるような気がしました。かもちゃんは、あさがおの前で、あさがお以外のものを、一日かけて、眺めていたのでしょう、と。六月もそろそろ終わり、それでもそれは夏の序章―――。
2021年06月21日

きょうもうさぎたんは、ちょう、おつかれ。くるひもくるひも、はたらくうさぎ。にんじんたべて、うまじゃないってのよ。にんじんたべて、きゃろっとじゅーすのみたい。きょうもうさぎたんは、まじ、おつかれ。くるひもくるひも、あかいめさせて。ときどき、あおぞら、ふわふわのくもながめる。はたらくからみえてくる、つかれもあるさ。きょうもうさぎたんは、びばびば、おつかれ。くるひもくるひも、すりへってく、くつ。あらやだわ、おくさま、あらやだわ、あはは。ひとりごとがふえてきた、そろそろ、やすもう。そしてきょうのうさぎたんは、のはらのかけっこ。なかまたちと、あたらしいぼうけんのしょ。へびをこぶしでいちげき、しごとぱんち!みのたけよりおおきなくさを、しろいかぜ。
2021年06月21日

ビタミンは、食物の成分である炭水化物・脂質・たんぱく質・ ミネラル等とともに、五大栄養素の一つ。 ちなみにビタミンのビタ(VITA)は、 ラテン語で、「生命」とか「活力」を意味する言葉。 知っているようで知らないことだが、ビタミンは全部で十三種類。 (ちなみにビタミン様物質というのがあり、これが二十六種類ほどある。 正確な化学構造、化学物質名が不明なもの、人には必須ではないもの、 薬理作用はあるが人には必須ではないもの、 重複しているもの、ビタミンの定義から外れるもの) なお、ビタミンは機能で分類され、物質名ではない。 ビタミン発見の発端は、兵士が壊血病や脚気に集団で罹り、 当時の軍医らがこれらの病気の撲滅を狙って研究したことから始まる。 (江戸時代とか、奈良時代の脚気から、という意見もある、 ちなみに脚気の原因が食事だと気付いたのは明治時代) 現在ではこれらの病気はビタミン不足による障害だと知られている。 一七三四年、J・G・H・クラマーは壊血病に罹るのは、 ほとんど下級の兵卒であり、士官らは罹らないことに気づいた。 士官らは頻繁に果物や野菜を食べており、 下級の兵卒らは単調な食事であることから、 壊血病を防ぐために果物や野菜を取ることを勧めた。 さてビタミンはエネルギー源や身体をつくる成分ではないが、 人が健全に成長し、健康を維持する働きをしている。 つまり、ビタミンは他の栄養素がうまく働くために、 機械の潤滑油のように働く。 (よく用いられる説明が、 ガソリン車のエンジンにおけるオイル・・、) ビタミンの必要な量はとても少ないが、 身体の中でほとんどつくることができないので、 食べ物から摂取する必要がある。 基本的なことだけれど、毎日の食事の中に、 野菜を多く取り入れ、 バランスの良い食事を心がけましょう、ということだ。 ちなみに二十歳以上の大人は一日あたり、野菜三五〇グラム、 果物を二〇〇グラム取ることが目標とされている。 ところで、コーヒーを四時間以内に百杯飲むと死ぬ、 (二時間以内という話もあるが、) という話があるように、だ。 (コーヒーは一日四杯以前なら、心臓病のリスクが高まる、 という話もあるぐらい―――) ちなみに、カフェインが入っていると覚醒作用があり、 集中力が上がる、抗癌作用があるなど数多い。 え、いまその話必要だった? いやいや、これが重要。 たとえば農薬の自殺の話で、 これが時間がかかりすぎて苦しいなど、 (数日から一週間程度といわれる、それだったら、 猛毒の蛇に噛まれて死んだ方がまだマシというもの) そういうことを参考に・・・・・・・、 、、、、、、、、、、、、、、 疑いを持った眼で見るのがいい。 ちなみに、日常的に疲れを感じている大人の割合は、 七八・四パーセントという話がある。 『疲れ』とは、「休みをとりなさい」「栄養をとりなさい」 という身体の合図。 これは『痛み』や『発熱』を入れて、 三大生体アラームといわれている。 ちなみに中国人の男性が三日連続でゲームをやり続けて死亡したとか、 韓国で五日間連続でネットカフェでオンラインゲームをして死亡したとか、 まあ、こういう話もある。 また、オンラインゲームのヒーローが、 私生活では無職の冴えない引きこもりということを考えて・・・・・・、 、、、 、、、、、、、、、、、、、、、 何事も、やりすぎには気を付けたいところ。 え、だから何だって、 何しろ、死ぬ瞬間は性 行為の二百倍気持ちいい。 これは、ドーパミンや、βーエンドルフィン、セロトニンという、 幸せホルモンが百倍から二百倍分泌されるからというもの。 (ただこれを、鵜呑みにしてよいのかというのとは別の問題だ、 だってそれが脳の作用によるものかもしれないし、 すべての死に対して、それが必ずしも起こり得るとは限らない) ビタミンには、水に溶ける水溶性ビタミンと、 油脂に溶ける脂溶性ビタミンがあり、 それぞれの性質から身体への取り込まれ方や代謝に特徴がある。 水溶性ビタミンは尿などから体の外へ排泄されやすく、 脂溶性ビタミンは身体の中に蓄積されやすいため、 これをふまえておくと、水溶性ビタミンは少量を頻回とるとよいこと、 脂溶性ビタミンは油といっしょにとると、 吸収がよくなるというポイントがわかる。 ちなみに激しい運動する人はナイアシン、 口内炎になりやすい人はビタミンB₂やビタミンB₆、 (ちなみにビタミンB₂は、リボフラビン) 貧血気味の人はビタミンB₁₂や葉酸、 妊娠している人はパントテン酸、 肌荒れで悩んでいる人はビオチン、 シミやそばかすが気になる人はビタミンC、 薄暗い所で物が見えにくい人はビタミンA、 骨を強くしたい人はビタミンD、 冷え症や肩こりにはビタミンE、 内出血しやすい人にはビタミンK、 疲れが溜まり易い人はビタミンB₁。 (ちなみにビタミンB₁はチアミンとも言う) ところで、どうしてビタミンB₃や、 ビタミンB₄やビタミンB₅はないのだろう? ビタミンB₃はナイアシンで、ビタミンB₅はパントテン酸。 じゃあ、ビタミンB₄はというと、 アミノ酸の混合物だということがわかって、 いまは呼ばなくなった。 、、、、、、、、、、、、、、、、、 学校の授業で習ったことはあったかな? ところで、水溶性・脂溶性どちらのビタミンでも、 とり過ぎによる弊害がでることがある。 そこで厚生労働省では、 この量までなら摂取しても過剰の害のない耐容量として、 耐容上限量を設定している。 もちろんその摂取量をすすめているわけではないし、 それを上回ったり下回ったからといって、 それで突然何かが起きるわけではない。 でもそういうのが長期化した場合、話はまったく別だ。 有害な影響が現れることがある。 ビタミンは、身体に必要だが必要な量が少ないことから、 必須微量栄養素と呼ばれている。 でも数字の魔術で、摂取量が規定されると、 様々な心理的な問題が引き起こされてくる。 、、、、、、、、、、、、、、 人間だから色々なことを考える―――。 ビタミンD欠乏症は、様々な食品を食べている場合でも、 高齢者など特定の集団ではよくみられる。 動物性食品を一切食べない完全な菜食主義者の場合は、 動物性食品にのみ含まれているビタミンB₁₂が不足する 減量手術(肥満外科手術)の中にも、 ビタミンの吸収を阻害しうるものがある。 肝疾患やアルコール依存症によって、 ビタミンの処理(代謝)や貯蔵が阻害されることもある。 少数の人では、 遺伝性疾患によって体のビタミンを処理する経路が阻害され、 ビタミン欠乏症が起こることもある。 それらは実際の所、一部だ。 ただ、多くのところ、潜在性ビタミン欠乏症が問題で、 それで身体が疲れた感じや、眠れない、食欲不振などを引き起こす。 ただ、欠乏症や過剰症というのに比べればまだ些細なことであるが。 素人判断とはいうけれど、健康食品やサプリメントについては、 その利用目的、方法、摂取量に十分に注意して、 適切なご利用をこころがけてください、ということだ。 もちろん、ビタミンにせよ、それが十年後、 場合によっては数年後、 その話がまったく信用できないものになる可能性はある。 少し言い過ぎなところはあるけれど、いやいやちょっと待て、 本当に嘘みたいな話だけど、 葉酸が調理によってどれぐらいのビタミンが減少するかだって、 まだよくわかっていないという話もある。 こんなのを聞いて、おかしいと思わない人がいるだろうか? 、、、、、、、、 、、、、、、、、、、、、、、 おかしいといえば、理想の人間生活とは何だろうか? 何故こんなにも世の中の人は疲れているのだろうか? ―――こんな時に、トマトの喩え話をするといいだろう、 実はトマトって、食虫植物らしいんだよ。 たとえば鰻の血液には毒があるという話を御存知だろうか? ちなみに、イクチオヘモトキシンという毒素で、 これを体内に入れると呼吸困難、下痢、吐き気などの中毒症状が出て、 大量に摂取した場合は死亡する可能性がある。 じゃあ血飲まなければいいじゃん、そうだね、その通りだよ、 でも、じゃあこれは何の喩えなんだろう? もちろん、タンパク質性の毒素のため、 六十度以上で加熱すれば死滅する。 でも、あなたはこの話を知っていただろうか? 世の中、突っ込んでいったらどういう事実に遭遇するかわからない、 たとえばアメリカの缶詰には蛆虫が入っていてもOKという話もある。 (もちろん、OKではない、ただ、法律にある。 アメリカでは一部の食料品について、虫やネズミの毛など、 自然に由来する混入物なら、ある程度入っていてもよい。 例えばマッシュルームの缶詰は、なんと蛆虫二〇匹までOK) ―――信じられないでしょう、 でも、信じられないことは世の中にはまだまだたくさんあるはずだ。 話半分で聞いておく、というのが、 情報社会のデータに対するある種の考え方になる。 本当に突っ込んでみたら、ある程度しかわかっていない、 ということも本当に有り得る。 たとえば疲れに利くからと安易にビタミンB₁の薬に頼って、 改善するのが、本当に正しいのかは見極めなくてはいけない。 (ビタミン剤、ドリンク剤、サプリメントのことである・・、) データは、たとえばグラフのように、 必ずしも正確に伝わっているものとも限らない。 (それが何千人や何万人を対象としているのか、 それが正論であるという保証がどういうところにあるかなど、) きちんと疑わなければならない。 みんなもよく知っているように、 まさか知らないとは言わないよね、 ドリンク剤を飲みすぎて死ぬこともあるから。
2021年06月21日

夜の図書室で、お疲れ様、カーテン越しの光のなかで、内壁にこみあげてくる、(合図、この瞬間、この地点、明敏な心・・、)沈黙の味わい、闇の手触り、海の匂い。サンドイッチと冷たくなったコーヒー、反復横跳びしているような、君の風景は逃げてゆく。 、、、、、、、、、、、、、、、、 あらかじめ決められたことを探すの? たくさんの種類の本を収蔵した図書室には、君の言葉が存在の系統と命令の連鎖で、 恐怖の叫びを上げ、幾何学模様になる、 種類のわからない花たちになる、 究極性は変性意識、もう一つの王国に入ること、 それは生と死を十二宮図にする、上下左右S字型にくねる、 送受信所は窒息する喘ぎ、関節と関節の隙間ばかり気にする、 人体模型、トルソー、 明日の不死身のために、 歳月の車輪が今日も回り続けて、 アナルサディスティックを拡げる、 、、、、、、、、、 透視能力探査カード―――。 不テキセツ、ですと言うのか。 コーゾー化、されたもの。 無イシキ的、と言うのか。 ヨクボウやキボウ、というもの。風景は逃げてゆく、切れ目なくあちこちにつけられた矢印、風景は逃げてゆく、砂袋、藁、窓のない壁、風景は逃げてゆく、大小取り混ぜた匣。 鉄のドアの内側で鳴り響くメトロノーム、 心に刻みつけ溺れた、採集漏斗、眼もくらむような迷路の中の、真空、 君は屋上へ行く。スライド写真は一連の流れを逆転させるように展開、境界の膜、宙に浮かぶ醸造槽、自転するもの、狭く暗い秘密の階段を通じて―――。夜の街が見える、 夜の街が見える、夜の街が見える、 夜の街―――。 誰も知らない絵を、夢みているような。初期値鋭敏性。 はてしなく何かを、はぐらかしているような。選 ば れ て い る の だ 。 だ が 、 奪 わ れ て も い る 。よく磨かれたガラスの向こうには、 タイプライターのキー。>それはフィクションであり実在の人物及び団体とは、 いっさい関係ありません。風景は逃げてゆく、君は魔術書を探している、(世界を一時停止できたら、いい・・・、)風景は逃げてゆく、じゃが芋、ナツメグ、(条件づけられていない反応が起こったら、いい・・・、)風景は逃げてゆく、君の鉛の窓仕切り。(ゼロ地点を超えた―――沈黙を消去・・、) 蛾を引きよせるほのかな明るみに、溺れて、靴を履かない死体、宇宙の果てにある極微小の宇宙塵と、今ここにもある神を辿る暗黒物質。 死、残虐、破壊の背後で、 風はたわむれ、息もつめたく、 薄荷に、グレープフルーツにフレイヴァーに、 ポケットのない世界を蜂蜜で塞ぐ、 信頼に、誠実に、愛に。人間の価値の研究、人間の価値の研究、それでもまだ、うすむらさきの花。放課後、たくさんの本を読んだ、君。放課後、床中を散らかしていた、君。果物のみずみずしい汁になれないなら、ねえ、遺伝に関する好奇心があるなら。女の子たち、うるさいんだよ、僕のことを放っておいてくれないかな。プロペラは眼にもとまらぬ速さ、海で拾った瓶詰めの手紙、行方不明の子供の似顔絵、ガスメーターを見に来る人の謎、ねえ、君に灰色がかったピンクや紫色の、尻尾があったらいつだって話を聞いてあげる。 君に機体のエンジンがありさえしたなら、 僕の傷つきやすい表面すべて、 見えるはずだろうか―――ら。 溶解する、残像。真珠の首飾りのような、市街地。 幾光年離れた星々。 ここに生まれた新しい空白。 すりおろした林檎のイメージで、 頭の中におぼろに浮かぶ二つの地点。 あれがバナナですか? あれがゆとり世代ですか? あれが格差社会ですか?君は考えてる、力の均衡。企み続けている、マーチングバンド。人畜無害を装う益虫と害虫のためのエトセトラ。眠り続けている、ビートニク。センチメンタルを生み続ける性的なパーツ。一刻の猶予もなく、何千もの調理法、人格の大きな領域への、 最重要課題―――。遠い街の、宝石のように光るもの。ブックオフで買った、オールド・スポット種の豚。バス裏手の空き地、枯れ木の枝を流木にして。ラブホテルで浮かれ騒ぎ、フレスコ画で見るヨハネの首。 不テキセツ、ですと言うのか。(図書室の入り口にあるパソコンで検索・・、)コーゾー化、されたもの。(貸し出しカウンターに申し込んで手続き・・、)無イシキ的、と言うのか。(世界はまるで覗き穴、ガーゴイル・・、)ヨクボウやキボウ、というもの。(漆喰や花模様、ビロードや紋織り・・、) 警備員さんに怒られて、 そのハードルを越えた先に、 穴ぼこがあって、 両親は呼ばないから、 ちゃんと時刻どおり帰ってね、 握る手を探して、月灯りの射す窓際の順番を探して、 蜥蜴の尻尾きりにあって、 それでも君は笑って、 それでも君は笑って。 この街の『秘密』 見透かそうとした―――
2021年06月20日

「「「真っ黒に水を吸った宮殿の内奥で、 鮮やかに破裂していく (世界をやさしくコーティングするシナプス、) 《魂の起死回生》 青に・・・・・・。 魂 は ゆ ら い で い た 。 空 の 様 態 。 空 に 到 達 す る 、 落 ち て く る 、 屋 根 。 (ねえ、壊れそうな君が悲しくて・・・・・・、 [うんざりするほどやった基礎公式みたいに、 花、緑、そして虫たち。] 君が泣いてた、 僕はそれ、何も言えなくて、 黙って、君の肩を抱いてた、 ジミ・ヘンドリックスの旋律に昨日の、 輸血パック、 穴の空いているズボンに、リーバイスの魂があって、 代謝と摂取のマッチポンプ・・・・。 ドアを開け、風が流れ込み。 肌に荒れ、血管にもぐりこむ。 、、、、、、、 なつのひかりの―――前で・・・・ 凍ってしまいそうだ、生きた、 すでに遠い距離・・・・・ 衝突の刹那には 揺れる惑星の細腕。 エコーやナルシス。 フィギュアやプラモデル。モデルガン。 知らない光、知らない舞台、 知らない地平、知らない国境、 小さな希望に膨らみかけた胸は 試験管。 ・・・・・・まだ、僕は探してた。
2021年06月20日

2021年06月20日

無限に続くかと思わせる階段を一心不乱に下っていく―――、斜面移送、蹴りあげという段と段の高低差、踏み面、幅員・・・・・・暗いけれど、わかってくる・・・・・・、君は動物の底しれない、いかにも勁い印象―――。、、迫力がある。世界の限定されたとある軌道上の計算―――“あれ”がある、感性が―――“見る”とか“見ない”とかじゃなくて、口ずさむもの、照らすもの、静脈のようなうすい光源が遠近感覚を狂わせるもの・・・・・・リンスゥイ...タィケェン...ミタイダ....といって、膝が笑っているし、何度も手摺りに寄りかかる―――この息、スペイン階段、ポチョムキンの階段―――その帰還物語、一行は二重露光の中・・・・・・階段は大時計の振子のように揺れ動き、その揺れ動くたびに―――真っ暗だから、ず―――っと、ず―――っと、眼がやられちゃってるから・・・・・・樽のような形をしているように思え、移ろいゆく壁の色が黒くなり、奇妙な強制的な圧迫感・・・・・・体力も消費する―――。次第に何処にいるのか―――何をしているのか・・・・・・、ずっ、はあぁぁああぁ・・・・・・。ずっ、はあぁぁあぁぁ・・・。カツーン、カツーン・・・・・・、降りてゆく迷路の熱、石段、非日常の世界。言葉と記号がうみだす、空白。好奇心と恐怖に次第に支配される・・・・・・何かがぶっつかりあい落ちてくるような、飴の粘りのような―――、懐中電灯がつくりだす限定された狭い視界、動物の骨の臭いがする、白に奥深く潜むもの、それは宗教的でもあり、哲学的でもある―――さりとて、マインクラフトのようにも思えてくるのだが、不愉快さや、不快度数はいよいよ高く、へたりこんでしまいたい衝動に駆られる―――、引き返そうとも思う、それでもまた、含み笑いが、もつれあった膜のように響く・・・・・・。―――ブラック企業の会社の倉庫。置き去りにされたプラットフォームのような、心細さ・・・・・・。バタバタバタバタ―――カタッ―――カタカタカタカタ・・・・・・、、、、何の音だ・・・・・・それは視覚的でありながら、触覚的なものを連想させる。一体これは何処まで続いているんだろう、刻一刻の瞬間が―――秒が言う、刹那刹那が言う、過去だよ、ここは・・・・・・真っ青な顔で、脂汗かきながら―――ヒィヒィ、いつのまにか叫び声あげながら、眼が魚眼レンズの効果のように強調され、圧迫され、圧迫され―――破裂しそうなほど、水嵩を増した液体、青味を帯び、そして、いまにも爆発しそうなほど苦痛が強調され・・・・・・演算している脳の中で導入部へと向かう、不明地点へ小休止のち指令で・・・・・・YouTube「THE FIRST TAKE」の白いスタジオに置かれた、一本のマイクみたいに―――自分の独り言・・・・・・そして自分の声のエコーに怯えている、かろうじて記憶の途絶える一歩手前で・・・・・・。シュ、コー、シュ、コー、、、シュ、コー、シュ、コー、、、倉庫の最下層、はたしてどれぐらい地下まで降りたのだろう―――肝から出てくる呪われた世界の言葉、存在の根元の子宮に吸い込まれてゆく渾沌・・・・・・ザザザ、ザザザ、床の震動音、いや―――床擦れとでもいうべき音・・・・・・、焦げ鍋の底を洗うような、吸血を欲した無数の虫の羽音―――ナンナンダ....ナンナンダヨ、モウ......モウ......モウ......懐中電灯の投光円がそれを投げ網のように映し出す、メモ帳の白い画面の打ち間違いの文字みたいに、文字通り、漆黒の中にチラッと、浮かび上がる褐色の真珠・・・・・・銀の爪―――何百頁もの言葉の檻に潜んでいる業が暗闇を進行して―――きては、機械仕掛けのような不自然な動きが、脳裏を漂流する。酸素が少し少なすぎるような気がする、穢らわしい蜘蛛人間―――だろうか・・・・・・それとも巨大なゴキブリ・・・・・・とでもいうべきだろうか―――、、、、耳が敏感・・・・・・“いる”―――気が付いた・・・・・・レンズが光を受けて反映し感情の起伏を生みだし、黴びた廊下の暗がり、剥がれた壁紙も、雑草や、溜まり水や、青蘚のついた石塊に変えて、“何かが来ている”―――ふぅぅぅぅぅ・・・・と思ったけど、脳髄の奥に忍び入っては網を張り、底知れない眼光の懈怠を漂わせながら、眩暈、転落、壊乱、遺恨・・・・・・泣きたいほどの切なさが湧きあがりまた消える・・・・・・チィィィーン......チイィィィーン......“何か聞こえた”―――非人格の無名性、絶対的な偏差、動物的な所作とは思われない昆虫的な動作の蠢動―――そこから生理中の女のような臭いがする。暖房から冷房へと切り替わったみたいに、身体の体感温度が極端に低くなる。目鼻立ちはのっぺりしていたが口がやたらと大きい、げっそりした、頭部がやたらと大きい、衣服だか襤褸だかわからない、その生き物―――頬、こめかみ、眼、眼蓋、眉、顎、二の腕、背骨、肋骨、腹、背骨、背骨の関節、膝、膝がしら、腿・・・・・・そんなのが、バッ―――と、バッ―――と、トビコンデキタ......強迫観念や、一種の自己催眠の果てに生まれたもの―――のような気がする・・・・・・唖然としながら、戦争の収容所のような―――栄養失調のような・・・・・・“モノクロームの陰影”―――とか・・・・・・“啓示”とか・・・・・・・“黙示”とか・・・・・・、、、、、息を呑んだ―――。ずっ、はあぁぁああぁ・・・・・・。ずっ、はあぁぁあぁぁ・・・。懐中電灯はハンディカメラのように、あるいは、ポラロイドカメラのように―――ある者は壁を斜めに、また斜めに、そのまた斜めへと、・・・・・・わからない、だから怖い、気持ち悪く跳躍し、ひたすらにボールのように弾み続け、ぐちゃぐちゃ、と音を鳴らしている―――ある者は上に覆いかぶさり、交尾でもしているのか、脱線事故のようなことをしている。ケタケタと笑い続けている、折り畳まれた、底知れない悪意の迸り蠢く水平線で、唖然と蛆虫のごときものを眺めた、何十体―――いや何百体いる、夥しい奥津城・・・・・この化物は何だ、このわけのわからない化物は―――人間なのか、と今更ながらに、血の気が引く、神経科の診察室にでも行きたい気分、後退り・・・・・・。ギラギラシタ......アカイメ......ガジュゴジュ、というすさまじい咀嚼音が現実に引き戻す。韻律的な詩音の擦過・・・・・・ピチャッピチャッ、という音も聞こえた―――齧る音、舐める音、そして穀粒や草を叩く蝗のさらさら、カサカサ、いう音―――耐えるしかない、ふざけんじゃねえよ、逃げるしかない、でも動けない―――ウゴケナイ・・・いうまでもなく、そいつらはそいつらを食べ合っている―――直線と直線が交差して十字路になるように、六道の辻、彼岸、息苦しく感じながら、そのずた袋を引き摺るような生き物は―――肉食、蔦を這い降りる蜘蛛のように、桜の満開の森の死体のような陳述・・・・・・ぞわぞわ、と四足歩行でこちらに近寄ってくる―――群がる、増殖する、群がる、増殖する、やめろ、来るな―――わあ、わあ、わああ・・・・・・口から鋭利な、絶叫。、、 、、、、もう、無我夢中・・・・・・。―――凍り付いた脳髄。何故、安息香や、静香や、乳香や没薬の臭いがするのか―――移ろい揺れる展翅―――逃げ惑う、速くはない、でも、動悸を打つ、野蛮な怨恨の逸楽、階段を昇った、慌てて、踏み外さないように、焦るな、怖い、でも怖がるな、降りる時の疲労の分だけ、いつまでも出口へたどり着けない階段を、来るな―――追いかけてきた、やめろ―――カサコソ、ブウウウウン、悪夢のように飛んできた、蹴った、殴った、白蟻、鴉・・・・・・次のものへ、そのまた次へと終わりのない連環の構造・・・・・・永遠に辿り着けない螺旋運動をする生き物、緻密に入り乱れた、虚偽の衣を剥ぎ取られた、地獄の底・・・・・・・。バタバタバタバタ―――カタッ―――カタカタカタカタ・・・・・・“わかる”・・・・・・社長が、階段の上で待っていた―――働け、死ぬ気で働け、一秒でも時間を無駄にするな、ドクン、ドクン、ドクン・・・・・・助けて―――自分は仕事を辞めると言った、いいだろうと言った、退職金はたくさん欲しいだろうとそう言った、狡さと健忘性と凡庸さ、化物が―――なんかわけのわからない奴が・・・だったら最後に一つ仕事をやってくれないか、ニコッ、と笑ってなあに簡単な仕事さ、そう言った、そして倉庫の階段を降り続けていた―――まだ生きていたのか、運がいい奴だな・・・・・・ゾクッとした、口から堪えきれない叫び声が、叫び声が、叫び声が、叫び声が、叫び声が、叫び声、叫び声、叫び、叫び、叫び・・・・・・・・・・、コロスウィイテヤルウウウウウ......コノクズヤロウ、コロスウィテ、コロスウィテ......理解できた・・・・・・社長はそもそも自分に退職金どころか、生きて帰らせるつもりなどないことを―――手には銃、銃刀法違反とかそのような常識の岸辺はなかった・・・・・・心の懺悔室で囁かれた、限界のないものを引き伸ばし、更に無窮を飛び越えてゆくもの―――発作的な苦悶、特権、昂奮、指先のわななき、貪欲の牙・・・・・・会社の繁栄のために犠牲は付き物なんだ―――君がいけないんだぞ、辞めるなんて言うから、辞めるなんて言わなければ死ぬまで可愛がってやったのに・・・・・・俺はお前のことを愛していたのに・・・・・・、、、、、、、、糞気持ち悪い言葉―――吐きそうな言葉・・・・・・人生で聞いた中で一番背筋が寒くなる言葉・・・・・・・やめろ、やめてくれ、銃声が響く、回避した、でも、その拍子にツルッ、おほっ、と社長が笑った、足元を滑らせた・・・・・・厭わしい影が身体中に覆いかぶさった、咽喉に、耳に、鼻に、下半身に、腕に、指に、喰らいついた―――血の臭いを嗅ぐ心地、不浄にも腐敗にも似た地下虫、井戸の中へ蛇を投げ入れるように、少しずつ少しずつ染まった、意識が薄れていった、痛みが消えて行った、社員の行方不明、街の行方不明、文明の行方不明・・・・・・
2021年06月19日

* *猛烈な早送り―――、パソコン室に、いきなり迷彩色の、古めかしいヘルメットの、兵士の格好をした男が入ってきた。サバイバルゲームでもやってんのかと能天気に思ったが、銃をサッと構えた瞬間に、撃たれるとわかって咄嗟に回避する―――、ドッと、ドクン、と血液が昂揚する。何だ、この頭が逆上せているよな感じ。鋭く睨み据えている。バン、と銃声が響いた。硝子が砕けた、ほんの少し前まで自分のいた場所へ。ルールはわからない、でも殺す理由がある、自分は無抵抗か? ―――気が付いたら、笑っていた。 * * * * *(殺すなら一発で仕留めるべきだった・・・・・・)(それが立ち位置を怪しくしている・・・・・・)(銃はもはや殺傷性のある武器ではなく、たんなる怠惰な道具にすぎない・・・・・・) * * * *銃を拾いに行って、あちこち触りながら、数秒で玩具の仕組みを理解する―――不思議な明晰さだ・・・・・・。これでも...友達がいた....これでも...集団生活を守っていた.......誰かを好き勝手に殴る蹴るをしたいと思ったことはなかった、暴力が忌避され、自分もレッテルを貼られたが、それでも力に対して尊敬する者もいた、―――そこに救われてもいた・・気が付くとそんな奴等とつるんでいた、面白おかしいことをして、たまに喧嘩をしていた、将来の夢もなかった・・・、でも何かが確かに自分の胸の奥をチクリと刺した、こんな生活が嫌だと思っていたわけじゃない、ただ、生ぬるくて耐え難かった、ずっと退屈だった、違和感はメルヘンレベルに強調され、肉体はずっと錆びていた、でもいまようやく理解する―――動物の本能の残り火・・・。 * * *既に事切れた兵士の、首を、ゴリュン、と力任せに回した。そこにやって来た三人もの兵士が、動くのを止めた。思考停止―――。轆轤のように、蜥蜴の尻尾でも切るようなイメージで。見事なねじれ人形を作る。威嚇―――銃を構えるのが遅い、動揺を隠しきれていない、行動にむらが出来る、それでは狙いだって外してしまう・・・・・・。怖い、殺される、悪魔、亡霊、人の心の中に巣食う弱さ、それが記憶と記録といわれるもの、それが―――人間の行動を形成する、識閾下で蝕み続ける平和ごっこが、フラクタルのように思えてくる。―――もっと、殺したい・・・。―――もっと、もっと、殺したい・・・・・・。
2021年06月19日

あーちゃんが、お昼休み、珍しくうたた寝をしていたので、全力で胸を揉みたい衝動に駆られた!不良番長的な!不良番長がそういうことをするかは知らないけど!でもスカート捲りはするだろう、不良というのは、単車に喧嘩に特攻服と真夜中のあてどなき暴走と考えられがちだけど、そうではなく、まず、スカート捲りから入っていく。あたしは地球一周するように、たった数秒の間にそんなことを考えた。でもそんなことをしたら、最低一日は口をきかないの刑に処されるので、(経験済み! 減るもんじゃないのにグオラア、とか)しょうがないので、接合ON、視界良好オールクリーン、席くっつけて、仲良くお昼寝した。ちょっと横顔で、涎防止にタオル置いてるあーちゃんの可愛さに、やっぱり胸が揉みたくなったよ。漫画のおっぱいキャラが、おっぱい揉まれる率が異常に高いのは、(鷲掴み率も、異常な計測値)やっぱり形はどうなのか、どういう柔らかさなのかに、読者が興味を持ってるからなんだね。あーちゃんのメロン農家的にも、そこが北海道の夕張になるか、マスクメロンになるか、だね。ひと夏の思い出という出荷の季節にそなえて、甘さを凝縮する。ってやらしーよ、あーちゃん!ウワァァァ、やらしーよ、あーちゃん!それだと子供が九人になっちゃうよ(?)ね、あーちゃんとお泊り会したことを思い出すなー、イエー、お風呂一緒に入ろうって無理矢理突入したら、洗面器投げられた。ひどいよ。でも、かたい机がいけない、かたい椅子がいけない、これじゃあ、地震の家みたいにガタピシするね、昼の授業をお婆ちゃんしちゃうね、どうして学校の机はリクライニング性を採用しないのだろう、もっとソファー性が欲しい。(学校は眠るところじゃないと、あーちゃんの声が、一瞬聞こえた気がした)あー、こんな時、悪戯な空飛ぶ妖精さんが、魔法の粉かけてくれるって想像をするなー、あーちゃん、まだ、妖精や小人見たことないんだもんなー、かもちゃんのところ行ったら普通に見れるけど、それ以外では、あたしが見たのは大工トンカントンカン、ビデオケースの中でやってたよ。空飛ばない、めっちゃ、おっさん。髭生えてたし。Hなビデオ隠してたのに。オスだね。カブト虫属性。やっぱり魔法の粉かける空飛ぶ妖精ともなると、外国なきれいな森とかじゃないと駄目なんだろーな、思います、ミネラルウォーターも、アルプスと富士じゃ違う気がする、天然水に格付けがあるわけじゃないけど、やっぱりアルプスという長距離ライフルの前では、富士に樹海でとってきた超貴重な水というフレーズがないと、渡り合えない、火縄銃。いけません。でも、めっちゃきれいなところらしいよ。そろそろ、眠くなってきたぞ。いよいよ、きちまったか―――あーちゃん、これが最後なのか・・・・・・。だからあーちゃん、胸揉んでいい?(駄目に決まってるでしょ、って、あーちゃんの声が聞こえた気がしたよ)あーちゃん、勉強頑張ってるんだね、大変だね、あとで、面白動画、スマホに送っておくね。ナマステー!こういう時、中学生の先生が言ってた、涙がちょちょ切れるわというフレーズが思い出されます。ちょちょ切れることはないだろうとは思うのだけれど、そんなに切れてしまったら血だって出てるはずだろう、ホラー映画だろう、とかつい考えてしまうのだけれど、そんな感じ。あたしはあーちゃんの番犬として網走刑務所仕込みのタンカ、切っておいたよ。ノートに書いておいたからね。起こしたら三秒で殺す、お前はもう死んでいるって、もうキレキャラだね、女ケンシロウって感じで、ちょっと簡単な絵も描いておいたから、大丈夫だよ、みんな笑ってるみたいだけど、嫌がらせじゃないよ、愛だよ、ドンマイ、でも、あたしも一緒に眠るからね!それにしても、あーちゃん、シャンプーいい匂いするね、くんかくんか、くんくん―――いいやつに、変えた? レシカの趣味?
2021年06月18日

その足を踏み出した、冷たい腕は、 血流が逆流する、 狡いような、羞恥いような気がして、 、、 、、 、 、 微笑と言葉が流れた―――星・・・ 置き去りになって、抜け殻になった、 魂はまだ眼の前を暗くする、 今日が終わる・・・・・・ 、 、、 、 、 、 こみあげてくる切なさを奥歯の中で甘く噛む、 迷いの森を―――金色に輝く木立に、 一人の思い込みも動いてる、暗い心の波紋のように。 精神と肉体の枷がほどかれているような、 、 、 、 、 、 幸せな夢の中で、優しく響い―――てた・・・、 (懐かしい声がした、この部屋に溢れていた匂い全部、 薄れてしまう前に、名前呼んで―――呼んで・・・)
2021年06月18日

星の輝く夜には風の歌声聞きたい、仮面に仮面を重ね合わせたスクランブル交差点で、レッテルを燐寸箱にしてしまおう、ビルは水晶のように冷たく光ったけど、逆立ちしたピラミッドのような漏斗を映す、高度一万メートルの飛行機だって、金魚鉢だって、ねえ、最新式のテレビやカメラだって、泣き笑いしていた街燈もコンビニエンスストアも、もっと目交ぜして、ヘッドライトも、人家の灯かりも、虹の暈や仕掛け花火に見えてくるまで。明日は空が晴れだから、昨夜見た完璧なあの絵の図柄を呼び起こす―――。引き寄せる力感じて、隙間から覗く推進器、神の秤、高鳴るハートの欠片はエンジン・ルームのように熱くて、ねえ僕等はまだ一人じゃない、淋しくないよ、ビビるなよ、怯えるなよ、バババっと笑って次のステージへ緊急着陸、赤ん坊のような自由な心は、多段式ロケットのように速度を上げて、生きる意味を学ぶ、難しいことも易しいことのように笑って学ぶ、メインストリートでも路地裏でも、どんな顔や服でも、魔法のシナリオを信じて、裕福で、豊饒な、落ち着きと確かさを、学んでいるって感じてみて、誰の声を聞くの、人生相談者、迷わずにいよう、見栄や遠慮や嫉妬の人生。フィルムの影の中で新しい徴候を手に入れていける、一生の負債も、不幸も、人生の大失敗も、七つの大罪とやらも、一つの怪物になった文明論者に、笑って思い出せる日がやってくる。だからだよ! 今日も歌って楽しんだ笑い声をあげてる、進行中で潜行中で虎視眈々、そうさ相棒、風に逆らって黙って闇に突きすすめ!僕はずっと信じてたよ、こんな世界は偽物にすぎない、だったら、こんな世界の君のことぐらい、ちゃんとわかってやれるはずだって思っていたよ、僕をそこらへんの馬鹿と一緒にすんなよ―――。ねえ、順序も見境もいらないんだ、大切なのは君が鍵を持っているかどうかってこと。舞台の上を歩くんだ、向こう側へ渡るんだ、何処だっていいよ、そこが虫様突起でも凸凹でも盲腸でも袋小路でも、地獄のようだと嘆く人生論者、時間を戻せないことにも理由はあるんじゃないか、ねえ、人が沢山生きていることには理由があるんじゃないか、そこで生きるということはたくさんの答えを、得ていくってことなんじゃないか!だから笑顔で、一歩一歩足をのせて、リラックスして、もっと自分らしくやっちゃおうぜ、もう嫌なんだ、誰かが笑うようなことしてるんじゃなくて、そいつが笑わせてるかもしれないだろ、僕だって笑わせておいたのさ、だって僕は他の誰かの下らない馬鹿な夢でも、一度も笑ったりはしなかった。最高速度で駆け抜けてゆく人生クライマックスモードで、思い通りの未来だよ、君が進むべき明日だよ、それがハリウッド式な既定路線でも、いまこの瞬間から道筋がどんどん透けてくるよ、力っていうのは願いや祈りで編んでゆくんだ、絶対切れないよ、最初から最後まで足掻くことをやめなかった君の勝利だよ、でも激しい陶酔と歓楽の理想郷じゃない、誰かになんて任せちゃいけない、思考は現実化する、波動は共鳴する、言葉には言霊が宿る、ポジティブな思考をインプットする、ねえ、僕の分なんかいらない、大切なのは誰かを思いやるってこと、真心、そうだろ、それ以上の何かなんて僕はひとつだっていらない、光の射す場所は君が作るんだ、困ってたら僕が、あるいは僕のような人が、きっとその道を切り開いてくれる、いつまでも何処までも、あるがままに、君の素直で優しい気持ちの声に従って―――。心の声を膨らませてゆく、生まれてきてよかった、心の殻をどんどん取っ払ってゆくんだ、真夜中一睡もできないまま朝迎えたって、僕は諦めたくなかった、遠くまで真っ直ぐに歩いていきたい星の道。霊の道は緩徐な川の流れで君が登っていくのを待ってる、たくさんの人生のカードが君を待ちうけてるぜ、ねえ、ああ、もう一度、あの緑陰の夢を見せてあげたい、神様は光でいいんだ、本当に心に触れてくるものだけは絶対に見逃すな、隠された真実があるって、それが雪崩のようにやってきて、きっといつか君の人生を変えてしまう、そのために、いま、テーブルの前に君の好きな料理を並べて。大好きな音楽が微かに香りのように立ちこめているはずさ、窓の外に乗り出して夢の続きを見てみようよ、もっと自分のことを愛せるはず、そしてもっと沢山の人のことを自分以上に愛せるはず。働けば、苛立つし苦しい、恋愛して思い悩めば傷つけられる、何が正しいのかなんて間違ってることと同じぐらいわからない、白と黒じゃない、もしかしたらグレーゾーンがずっと続くのかも、だけど、世界の一部分や一箇所ぐらいなら、網の目のように透いてる、僕の人生の一つの答えだよ、トンネルの向こう側は入った時と変わらない、でもそういうものだから、発酵する、深化する、習熟する、そこで今までのことが芝居のように楽しんで見えてきたの、素直になりたい君の声が聞こえてもっと優しくなりたい君の夜のために、あめんぼうみたいな夜の雲がわたってゆく。あの人生たった一度の素晴らしい風に胸突き抜けた一瞬を、君に体験させてあげたい。あの人生たった一度の僕が、ああこの僕が、たった一度だけ聞いた神の声を聞かせてあげたい。花を降らせたい、一つの悲しいことだって認めたくない、そんな、気持ち、僕にもあるんだ。大好きな人達と何処かへ行くんだ、変わる世界は音もなく走り去るイメージ、この時代は一人で作るものじゃないよ!でも、ついておいでよ、事情や経路じゃなくて、直感、もっと心を打つ出来事を探そう、酸素が海底のような彼方の夜の街のその向こうにまで、ちゃんと染めてゆくよ、たくさんの光が昇っていくのが見えるの、花の盛りが過ぎてゆくのを愛おしんだ、君の手が見えるよ、僕等がいつか死ぬことさえも慈しんだ、永遠や自由や愛の在り方が、こんな夜には皆平等に、降り敷いてゆくの、何百年も何千年も、シャツの皺みたいな顔をして、くたびれた、でも愛することに疲れた、そんな馬鹿みたいな顔をして、生きていきたいの、どんな新しい物事でも土が水を吸うように、すくすく育っていく、成長の法則はたった一つ、井戸のように涙も枯れて、底の石が見えるっていう時でも、それならそんなもの埋めてしまおう、まったく別の架け橋だって見えるかもしれないだろ、軋轢や要求とか世代とかどうだっていいんだ、僕の声は一つさ、でも僕の声は接着理論の公式めいた条例さ、だから声に出してみたんだ、君を幸せにしたかったんだ、何かはじめなくちゃってずっと思ってたんだ、すべての人の分だけ Open your heart! Everything...
2021年06月17日

ある日、帰って来ると、普通に彼女がネコ科していた。そういうことって、まあ、よくあることだ。ノーバディー!画像誘導幻想体。浮世離れした非言語の宇宙論理万歳。キャッチャーフユーチャー、ジェネレーションX世代的に?まあ、スペインのイタリアのシェスタ的に?絵の具のチューブを押し出すように、ねえ、僕等何処へだって行ける、思うがままに生きたい、そして、檻の中、不満分子、不穏因子が、ある日、様々な欲求の名のもとに変質化してしまう。職業をトラバーユするように人間をもトラバーユする、チェンジザワールドする、これは『デビルマン』でもそういうことだった、(ノンコンプライアンスって言え、)変身ヒーローにもいえることだった、それは、サンポーニャという南米の楽器みたいに、長さの異なる束ねた管の上端を吹く。―――そういうトランスジェニックな事態に直面した時、運命共同体一蓮托生なにはともあれ合縁奇縁、というようなジョイントするショコラ的になってしまった時、(何言ってるんだお前とはいうことは重々承知しつつ、)波にのせられてゆるゆると運ばれてゆく、身を任せて、蟻・・・・・・もう何だったら、ダニ?もう、大海原に呑まれちゃって、みたいな感じだと思う所存。北風の気配にパーカーに縮こまる身体のような合図、でもそれも人生絡繰りなわけだから、システムなわけだから、それはスペクタキュラーなイエー!済し崩し的に?状況を見守る的な?まあ、こういうことになってしまった以上は、猫と暮らすしかない、そういうことだ。ブログに『猫暮らし』と題名をつけ、猫女をさらしてしまう―――超マニアックな感性を、さらけだしてしまうところの、(ヘイヘイ!)スパークリング・ワインなぞを一口飲んで、セントラル・ヒーティング・システムなぞに思いやり、―――ふう、とりあえず、カシャッ、と写真を撮った。あ、可愛い。しかし僕は紳士だ、そんないきなりな欲情はしない。でも紳士は、撮りますか? すごい撮りますね、撮ります。カシャッ、カシャッ、加速する、妄想・・・。(エンディングへ向かえ!)そして待ち受け画面にした。それはビルの屋上にあるセダムみたいに、僕の心のセーフティ・ゾーン。猫猫世界とかいて、“にゃんにゃんワールド”とよませる・・・・・・。五分経過。事態は一向に収拾する気配なし。軽く三十回は死んだ。両親に何て言おう? 仕事どうするの?鰐のパックリ開けた口のように、そういうことを考えると気が塞いだ。ドラゴンクエストって竜を捜し求めるって意味なんだけど、もはや竜要素ないよねというみたいに、アンダースローの投手を見ていて、転けそうで転けないな、と変な感心の仕方をするみたいに、(喩えが面倒くさいな、)しかしまあ、日暮れ時のマンションの薄ら灯かりに、猫人間が出迎えてくれるというのも中々風情があるものだ。おいそれでいいのか、いいんですいいんです、―――ハイハイ。タッチしよう、タッピングしよう。たとえばランドセルに、ロボットの感触を覚えるみたいに。なんか警戒しているな、おお、こっちおいで、手を下にしながら呼んでみると、四足歩行で来た。四足歩行したい衝動をかかえている、人類への警鐘、とか自分で考えて笑った。つまんないな。つまんないことばっかり考えているせいだ。色々、ドミノ倒しな事態だったけど、手提げランプモード、大丈夫、そういう時でもちゃんと、トレハロースって言える。え? だから何?わからないかな、わからないかな、わからないよね―――。シュレーディンガーモンタージュ。ウンウン。そういうわけで、おそるおそる触った。(いまの必要だった?)自己治療としては最適な運動である。トライアル・アンド・エラー。それはたとえばツーバイフォー住宅を、何かふと、スリーバイエイト住宅と、わけわからなくするみたいに、(じゃあ言わなきゃいいのに、)触るしかないところはある。ニャーゴニャーゴ、モールス信号で、触ろう。尻尾が非常にふにふにのもふもふで、でも触るとフニャーとか一瞬警戒したので、これはまあ、ゆっくり。携帯のナビゲーションシステムは、次の道を左、右、と指示してくるみたいに、眼つきが非常にメスなので、もう、触りたいなら触ってもいいよ、な眇眼をする。逃避遊戯なほろほろり。あー、道なき道を突っ走るんです、とか!(バリアフリー! イエローサブマリン!)あー、わけわからない衝動だけなんです、とか!猫耳が非常にたるんとしてすらっと、していた。デッドヒートしていた。猫耳フィーバー、オーイエス、インナートリップ。僕の心はドローイング、ドローイング・・・・・・。そこに髪の毛のようなものと合わさって、爪も肩も膝小僧も肘も脛も、ピンとしている、・・・猫姿勢。中々の触りごこちをしていた。トリル、顫音―――甘ったるい響きが癖になる。お客様、何を企みやがっているのですか?言いたい気持ち。デューデリジェンスする必要がある。絶対ある。猫猫世界―――。僕は猫じゃらしを手に取って、ずっと遊んでいた。疲れていた。悲しんでもいた。でもダルダルな気持ちでもいた。真面目でもいた。呆れていた。けれど楽しんでもいた。もうちょっと真面目に考えろって、ダメダメ、もうどうしようもない、猫じゃらしで遊ぶしかない。つまらないことや細かいことで人生救えるの、世界平和になんの、あーダメダメ、努力根性は昔話、人に見られて成果出す神話は終わりなの、わかる?幸せじゃないと幸せは生まれないの、みたいな。お腹減ったなー。ご飯はキャットフードというわけにはいかないので、とりあえず、魚にしようと思った。魚好きか、と聞くと、ニャオー、言ってくれた。(猫が言葉がわかるとはいうけど、たんに、鳴いてくれるだけかもしれないわけだけど、)何でもいい、と聞くと、なおー、言ってくれた。何でもいい、何でもいい、きっと、そういうこと、(本当にわかったのか?)でも、そういうこと!ああ、もう、そゆこと!でも、猫が魚好きというわけはないので、そもそも肉食なので、しかしやはり猫にご飯を出すとなると、魚しかないように思われるのだった。それでいい?綺羅綺羅catのすたるじあの響き。あー、綺羅綺羅catのすたるじあの響き・・・・。・・・・・・キャットフォビア。・・・・・・キャットフォビア。・・・・・・君は捕まえたい、僕は逃げたい、でも、僕は逃げたい、君はそこにいたい。
2021年06月17日

硝子の靴を脱いで Let me go... 【DAY】...[BLACK]... 「本当の意味を隠した―――舌の根・・・・・」 「本当の意味は―――回想―――海藻・・・・海草・・・・・・」 、、、、、 、、、、、 これが―――羽根の休め、皺の寄り方、 (壊れすぎてる時計の針は始まりに見えてたstory...) 甘い嘯きに落ちてく call my name... (硝子の靴を脱いで Let me go... (硝子の靴を脱いで Let me go... fragrance...LIP... “rondo”...... 心の中はsee-through fabric 君は「恋する人」「夢を見る魚」・・・・・・
2021年06月16日

「あーちゃん、風を集めるんだ」彼女、ドヤ顔しながら言い放った。リアクションするべきなのかどうかさえわからないほど、超大真面目な顔をして、ドラゴンボールの元気玉みたいなことを、言っている。おら孫悟空って言いそうな気配。でも沙漠の緑地だね、長い無限に続くトンネルのような日々が、もしかしたらすごく明るいものじゃないかと、勘違いしそうになる・・・・・・。小さな身体の中に楽しいこと、面白いことを、詰め込めるだけ詰め込んだ一人の少女。バネ、スプリングに、生々しい絵の具に、得体の知れないもの、蜂の巣、そんなものが、透けて―――見える。「おお、いつもは輪郭のはっきりしない風も、掴めるようだ、投げられる、空気玉、つくれるつくれる、フエテユク!」ノーベル賞だね!あと、ご両親に言っちゃ駄目だよ、心配されるから。学校の先生に言ったら、Fランク大学すすめられちゃうから、気を付けて。でも、私、あなたのそういうところ―――好きよ。あなたは触れるもの、引っ掛かるもの、痛み、その何もかもに、きっと自分の存在を主張する。おおらかに育って、天真爛漫に、自由に生きて、何一つの後悔もせずにケロリと笑ってるかもしれない。「・・・・・・」、、、、、、、、、、、、、、、、彼女はきっと詩人になるべきだろう。机の引き出しの下に隠しているノートの詩集も、埃かぶるより、明るい光のもとに出してあげなきゃね。詩はのびのびと書かなきゃね。いつもあれだけ恥ずかしいことや馬鹿なことをしているのに、自分の詩を見せるのは苦手だね。前にちょっと読ませてくれたよね、そりゃ、立派なものだとは思わなかったけど、いいよ、嘘ばっかり、じゃあ、いいんじゃないかなあ、と言う方向に流れていったけれど、怒ったり泣いたり笑ったり叫んだりしている、あなたの言葉―――だった。それって―――それって、実はすごいことだよね、私、実はあの時、ちょっと悔しかったんだ。自分が求めてるものがちゃんと形としてあるって、どんな世界の見え方なんだろうって思ったんだ。勉強ができることや、優等生であることや、人生のルートを正しく決めて進むことに、本当のところ、どんな意味があるんだろう。「おお、わたしは風です」本当だろうか、腹話術師みたいな声を出しているけど。笑わせようとしているのか、本気でそうなのか、長く付き合っているけど、未だにわからない。超天然物なのかもしれない。いや、きっと私と違って、この子は素直なのだ。でも、粉々に常識を打ち砕いてくれる、奔放な自分というものを持っていた―――かもしれない、弱気だな、でもそんな子供の時分を思い出す。だからそれはおさえがたい幸福の吐息で、休みなく触れてくる、在りし日の子守歌。身体の中を吹き抜けてゆく、懐かしくて、やさしい風。風に感情がないなんて、誰が決めたんだろう?そう素直に私が言うことはないだろう。だって私は、使い道のない落とし穴にはまることをしない。でもそれが正しいのかわからなくなる時もある。もし小学生だったら、自分ってこんなにつまらないのかと軽くコンプレックスに、なったかもしれない・・・・・・。「空だって飛べるかもしれない―――いや飛べる、自己暗示、自己暗示、あーちゃん見てて!」飛ぶと言いながら一ミリも浮かばず、また風と言いながら鳥のように手を動かしているあなたが、印象派みたいな優しい感じでフレームに収まる。でも一瞬、チラッとこっちを見たので、ああ、これは壮大なネタの前ふりかもしれない。鼓動が動いて、世界が明るくなる。すごく近くにいて、時々眩しい宇宙人のような、友達。
2021年06月16日

そして、この女は、友達の進路相談をしているというのに、横から割り込んできた。あーちゃん、とか、言いもせず、こそーっと、後ろの席に座った。ふと見たら、ブルドックみたいな超腹立つ顔をしていた。邪魔しないならいいよ。言っとくけど相手にしないわよ、とやぶらにらみしたものの、そもそも、動物相手に日本語が通じるとも思われない。彼女はカンガルーのように春の草原を跳び回りたい。ララライ、ララライ、詩的だ。けれども私は言いたい。帰れ。「いやー、やっぱりあたしって気分屋だからさー」来るか、とは思ってたけど―――、めっちゃテンション高く、覆いかぶさってきた。友達は可哀想に、大学はやっぱり東京がいいかなーから、ずっと、口を開けっぱなし、一歩も踏み出せないでいる。漫才の入り込み方だった。「この前、お母さんの肩もみしようと思ったんだー、あ、肩もみって言っても、肩たたき券Aじゃないよ」お前の世界では、肩たたき券にAをつけるのか、とか、言わない。絶対に乗らない。でもそこから話を強引増設。「フィッシュorビーフ? どら焼き食べたのび太?アハハ、何言ってんの、データを消去します、バブバブバブー」お前が何言ってるんだ!「そういえば、肩たたき券Bという手もあるよね」増やすな!「マッサージ券Cとか」ややこしいから統一性もたせて!「まあ、揉みました、おー、お客さん凝ってるね、凝ってるね、どうです、この七色の魔術師、レッド的な揉み方、ブルー的な揉み方、いろいろいあるよね」ねえよ!でも、初めてセロリを食べた時のイメージ。「お客さん、もう、これじゃあ、パンクしちまうよ、うひょー、このカチコチ具合がたまんねーんだよ、ウヒョー、たまらねえんだろ、わかるよ、俺もね、そうなんだ」お前は実の母親に何をしているのだ!と思ったら、一人二役。「あ、そういうことあるよね!」ねえよ!というか、声色うまいな。男の子設定。爽やかな男の子仕様。ほんのちょっとの支えがあって、視点が補正されるだけで、ストーリーが途端生き生きしてくる。「僕もさ、古いフランドル派の絵のようなゾンビの、肩もみしたことがあるんだ、そしたら腕がもげちゃってさ、もうしょうがないから、腕再生してさ」フランドル派に謝れ!というか、腕再生できんのか、お前スゲエな!「まあ、最終的に、腕再生できないから、孫の手つけちゃったんだけどさ」「あるよね」ねえよ!軽すぎることない? いま、地球百周しても、到底たどりつけないギャラクシーな展開が通過したけど!でもそこから話が超ファンタジー!「あたしもさ、天使の翼揉んだことあるんだ、ワタシニホンゴワカラナイ! いきなりだよ、そこから、牛丼おごらされて、ハンバーガーおごらされて、翼揉まされて」おかしいだろ、そいつら!どういう次元を観測しているんだ。「というか、教会で請求したらいいんじゃない?でさ、ロボットもさ、時々肩凝るって言ってたよ、プスプスーッってさ」お前ロボット語までわかるのか?って、変な話やめて!おかしくなってくる!「でも、やっぱり、お母さんの肩って、マシュマロを五年寝かせたみたいなやわらかさだよね」かたいよ!というか、それ腐っててヤバいよ!実の母親、カマキリの卵扱い。「あるある!」どうも、あるあるネタを巧みに揶揄しながら、お得意のシュールネタへ引っ張り込んで、変な話へ、変な話へ、ものすごく引っ張りこもうとしている。というか、もう、進路どうしようとか言っていた友達が、嘘だー、とか、アハハ、とか、笑っている始末だ。普通の感性にこのセンスはジェットコースター、快感。でも、いっておくけど、私は笑わないからね。というか、友達の進路相談をされていて、真面目に受け答えして、そろそろ卒業かーという気持ちに浸っていた私の時間を返せ!「ねえ、地下鉄や国電や私鉄やバスに乗るみたいに、もう僕等、透明になってしまおうよ!」というか、何の前触れもなあくポエム入れるのやめろ!友達がすっかり笑い転げてる。もう鯨の背中に吸着した寄生魚のような具合だ。まあしかし、あんまり緊張するのもよくはないとは思う。そして彼女、立ち上がった。何処見てるのかわからない、遠い眼、しかめる―――とかいう、無駄な演技。「ハアハァ、フウフウ・・」変な臨場感入れるな!指差すな、おかしな子にしか見えないから。「このまま、僕等走り続けるんだよ、そして、横浜繁華街、奈良の仏像、そしてオホーツク海!」何処まで行けばいいんだ!そしてそれは何処に辿り着くんだ!「・・・・・・さあ、見つけたよ、ここが僕等の居場所さ、透明な僕等が透明ではなくなってしまう場所、―――実家の肩たたき券D!」、、、戻すな!
2021年06月15日

2021年06月15日

running、RUNNING.... music、MUSIC... いろはかるた の、 たまむしいろ。 GO! (エイエンノパズル、 ホウリナゲテ、ジユウノフラッグサガスノ? STOP! これ以上じゃなくて、 これ以下でもなくて。 running、RUNNING.... music、MUSIC... 物想いの火花、また、 氷の底の本能・・・・・・、 屈折して突き刺さる硝子、の、 dynamite、DYNAMITE... 綻びるよ、 打ち解けて睦びあうよ、 響くよ、 もっと揺れる―――から。 (あらわな敵意、反感に、 縮みこみたいわけじゃなくて・・・ 街燈、信号、並樹道、 running、RUNNING.... music、MUSIC... 花は咲いて枯れ、 息を吸っては吐いて、 摂理、生命、 爪のように伸びてくる。 う、た、か、た、 極楽浄土の一瞬の息切れ、 熱の醒めない、 肉体の恍惚・・・・・・、 いろはかるた の、 たまむしいろ。 GO! (ペルソナ? パンドラ? オモクナルモノハ、ゼンブステテ、トキハナッテ、 STOP! 今この瞬間、 今この瞬間、 最高になりたい、君がいて、 最高になりたい、僕がいる、 (堪えきれない、感情の本流、 蠢いている欲望の切れ端、何だってかんだって、 ―――ここにあるだけで磁力、牽引力、 ・・・・・・君が欲しいものは、 フワフワして、捕捉しがたくて、 でも、それがこんな魔法の中にあったら、 ねえ、それが君を救えたら―――。 走ってよ、まだ走れるって言ってよ、 走ってよ、僕は乾いた砂に水を潤すから・・・ 誰かの為に、生きたい、 こんなつまらない意地張ってる世の中が、嫌。 、、 ・・・・・・馬鹿になりたい。 running、RUNNING.... music、MUSIC... 考えるのに飽きたんだ、 咽ぶばかりの頂上で、 絶えず、光のこと、考えていたんだ・・・・・・
2021年06月15日

2021年06月15日

、、、、、みずたまり。、、、、 、、、 、、、、ぴちゃっ、ぱしゃ、ぼしゃん。いいおと、ないす、しぶき。とれもろ、ふぁんふぁーれ。、、、、、、、なにいってんだ。こころよ、こころ、あめあがれ。りっく、らっく、ふぇっくふぇっく、しょーん!かぜがふく、とうめいな、えなめるいろの、ああ、みずたまりの、ふらすこ。、、、、、、、 、、、なにいってんだ、からす。おいらは、かえる。かえる、かえる、かえる。こどもたち、こどもたち、みずいろ、とうめいな、いろ。、、、、、みずたまり。、、、、 、、、 、、、、ぴちゃっ、ぱしゃ、ぼしゃん。ふふふ、ふふふ、もうすぐ、よるのぐんだん。もうすぐ、かみなりのぐんかん。
2021年06月14日

2021年06月14日

《動画コメント》「ひゃー、ドキドキするなあ」「いまから生着替えだもんな」「でも、やらせなんだろ?」「じゃあ、帰れよ」「きっと、身体に栄養がいって、頭に回ってないんだよ」「沙紀ちゃんは可愛いからいいんだよ」「めっちゃ視聴者増えてんじゃん」「あ、下着になった」「エロい身体してんなあ」「おっぱいおっぱい」言葉は―――羽蟻の大群の如く、一斉に飛びだし、瞬く間に埋め尽くされる・・。最底辺カーストたちの会話。人間の屑たちの会話。深夜の便器のような長歎息。 *これは二十四時間三百六十五日、女子高生の姿を生配信する闇サイト―――。会員制(月額)と秘密厳守のため、公けになることはない。また、サーバーが外国にある。が、今日も名前も顔も知らない視聴者に、寝顔や着替えなどが覗かれているという。ダウンロードは犯罪になるが、(児童ポルノ禁止法違反のようにである、)所持自体は犯罪にならない。 *《メッセージのリクエストを許可しますか?》 *発情した馬、あるいは暴走する象さながら、殺人動画サイトや、動物虐待動画サイトの噂もある。(ちなみに、グロ映像御用達のサイトは本当に存在する)これはまだ都市伝説だと思われるが・・・・・・。満員電車の痴漢、学校などへの不法侵入、女性トイレの盗撮、そして市街地に於ける下着泥棒、女性が狙われる猥褻事件、そしてストーカー事件、これらはけして、都市伝説ではない・・・・・・。 *そしてもしかしたらそれは、イタチごっこの始まりで、もぐら叩きのように、また別の穴から出てくるかもしれない。痰が、腐った牡蠣のように見えてくるみたいに・・・・・・。 *《404 not found》 *防犯・調査用のカメラで重要な要素のひとつとして、カメラとわからない見た目をしている要素がある。現代でも盗撮の被害は多い。更衣室や便所など、通常は人が衣服を脱ぐような場所や、スカート内の卑猥目的の盗撮行為が発生している。産婦人科での医療モラルに反する医師による診察中の女性器盗撮、(女性を眠らせて行為に及んだ鬼畜もいる)女性が協力者となって公衆浴場などでの隠し撮り。写真撮影時にSNS投稿を意識する派が七二.三パーセント。自撮りやファッションに関心。撮影枚数「一日ゼロ枚」はわずか三.七パーセント。画像保存枚数は平均2,974枚。2015年9月に「スマートフォンと娯楽に関する意識調査」(サンプル数:二九七)*D.A.T.A.収入、男女間格差、健康、婚活の効果、ワークライフバランス、学歴の志向、希望、幸福感・・・・・・。あなたはそれを見ている。あなたはそれを見ている。あなたはそれを・・・・・・。 *スカート内の盗撮は階段・エスカレーターなどで発生しており、階段・エスカレーターでの盗撮は上りでの発生が多いが、下りエスカレーターでは下に目が行き後ろが無防備になりがちであるうえ、靴に小型カメラを仕込んで撮る場合はつま先を少し前に出すだけで、撮影できるだけでなく被写体の位置が近くなるため、あえて下りエスカレーターで犯行に及ぶ者もいる *着替え終わったばかりの大宮沙紀は、リビングへと降りていく。、、、、、、、、、、、、、、、半透明の膜で隔てられた時の流れ・・・。「今日はご飯食べる?」と母親が聞く。「ううん、いらない」疲れた顔を見せているので、仕事が大変なのだろうかと思う。・・・・・・日常生活の中の、“大人”と“子供”―――。・・・・・・“大人”が“子供”を守ることはできるのだろうか?「仕事忙しいの?」「そんなことないわよ、ただ、気苦労がね」「人間関係、難しそうだもんね」そういうのを見ていて、食パンだけでも食べようかと思う、沙紀。折角用意してくれたのに、手も付けないというのは、親子といえども、マナー違反だと思う。 *“恐怖”―――“怨恨”―――“哀愁”―――“疑惑”・・・・・ *学校に行く。その頃、家では、トイレや洗面所にカメラを仕掛けている人物がいる。母親はいない。そのことを既に調査済みの人物は、何食わぬ顔をして忍び込む。犯罪に遭わない、犯罪を起こさせないまちづくり―――、近隣住民同士の交流が少ない都市部・・・・・・。まだこれが恋愛感情だというなら、(勘違いキモオタよろしく、)気持ち悪いということは別として、まだわかる。でもそうではない、では何故こんなことをするのか?―――お金である。 *動画サイトなどによっては、配信者へと振り込みができるサービスがある。俗に投げ銭といわれるものだ。誰かが投げ銭コメントを打ち、配信者がいくらならそれをすると持ちかける。親のカードで五〇〇万円使い込む高校生や、「相手が喜ぶから」と、約30万円もの金額を投げ銭で使ってしまった女子小学生。学費を使い込む学生―――。 、、、、、、―――まるで蛭の巣。金額は五十万。五十万が集まればトイレや洗面所にカメラを仕掛けると言ったのだ。そしてそれは達成された。 *《All for one, and one for all. That's team play.》 *違和感、無力感、脱力感、性的不能感、絶望感、虚無感・・・・・・、どうしてAVなどでは我慢できないのだろう、盗撮を繰り返し行なう行為は、窃視障害と呼ばれるひとつの病気だ。ちなみにそれはけして特別なものではなく、芸能人の結婚や離婚がワイドショーでさかんに取り上げられるのは、そんな窃視願望を社会が容認している表れである。他人のプライベートを覗き見たい、ゲスい願望・・・・・・。永井荷風という作家は、自らが経営する遊廓の押入れに小さな穴を開けて、連日やってくる客の行為を覗き見して、満足すると客の席料を負けていたとか。ともあれ、サービスはいつも度を越していくもの。迷惑系ユーチューバーや、バカバイトよろしく、金になるとわかれば見ず知らずの人物をも標的にする。 *“四時間もカメラを見つめて座り続ける 外国人ユーチューバー! ” *ある日、何かのキッカケでそのことが露見するかもしれない。それはもはや盗撮どころではなく、命を奪う行為に等しい。不安や懐疑は涯しもなく拡がり、血が血管の中で凝結し、足元が崩落する、落下する―――その、無限の深さへ、一人の女子高生が、沈んでゆく・・・・・・。 *ボタン一つで他人の生命を奪う装置があったらいいのに、そうすれば―――大半の人は事の次第が分かる。神経の紐に付着した飽和した感覚、まだやって来ない収縮感。生ぬるい僕等の正義、生ぬるい僕等の物言い、曖昧模糊とした定規、被害者と加害者の考え方・・・。 *「なんか動画の解析班ってすごいらしいね」沙紀が言う。「そうなの?」「窓から景色が見えただけで、建物の位置がわかっちゃうとか、水道回りとかだけでわかっちゃうんだって」「ていうか、最悪にキモいね」 *《動画コメント》「あ、トイレに、沙紀ちゃん入ってきたぞ」「ぬぎゅぬぎゅぬぎゅ、あーっ、うあーっ、あーっ!」「うるせえよ」「脱ぐかな、脱ぐかなあああ、あ、脱いだ」「エロいパンティしてるなあ」「放尿するかなあ」 *厚さわずか一センチ程度のスマートフォンに、四つや五つのレンズがついているような時代。その進歩のおかげで、ラップトップ、電話、警報システム、また自動車のバンパーにさえ、高性能なカメラを設置できる。このテクノロジーは、人々の生活を快適かつ便利にしている。駐車を楽にし、ドアの向こうにいる人を確認しながら応答することができ、スマートフォンの画面をタッチするだけで、素晴らしい写真を撮ることができる。しかしその反面、われわれの生活は常にカメラのもとにさらされ、スパイ映画よりも身近な犯罪が横行することになり、(プライヴァシーの侵害、肖像権・・・、)ストーカーや嫉妬深いパートナーによって、または嫌がらせしたいと思う輩によって、隠しカメラが既に設置されているかもしれない。・・・冷たい感触が、薄荷のように頭の上から抜けていく、視覚が定まらない眩暈を感じる・・・・・・。 *「そんなことにならないために」と、テレビ画面ににこにこした人物が出てくる。脳細胞を逆撫でされるようだが、これが時代というもの・・・・・・・。―――ボウフラが、浮かんだり沈んだりしている、バケツの中、この汚らしい、映像という世界の中・・。 *少しお高めだけれど、こういう時代だということを知って、女性は一万五、六千円程度の、盗撮発見器の購入も考えるべきかもしれない。(たとえば、隠しカメラ探索のプロもいる。盗撮器調査なら二万円程度だが、もっと高くなる可能性もあるので、最初に見積もりをきちんとしておくべきだろう)ただしそのどちらも、完璧に発見できるかといわれればそれはわからない。人を疑うことが必ずしもいいとは思わないが、ショールームなんかではまずあると思って差し支えない、とか、照明器具やぬいぐるみといった贈り物は、隠しカメラが仕掛けられていないか調べてみる。ほかにも身に覚えのないペンやライターが置かれている場合、それが隠しカメラである可能性もある。 *《CHECK!!!》 *また隠しカメラの探し方のポイントは被写体が映る必要がある前提で、自分の姿が見える位置を中心にして探すこと。家の電源を利用しているタイプの隠しカメラは、当然ながら電源回りに設置されていることが多い。 ただ、隠しカメラが仕掛けられている場所が、電気機器の内部やコンセント内部ということもある。またコーヒーメーカー、ケトル、照明、花瓶、ランプ、煙探知機、トリプルタップや変換プラグ、通気口、などがあればそこに隠されていることが多いという話もある。とりあえず、寝室と浴室とトイレだけは、気をつけなければいけない。もしお金をかけたくないと思うなら、部屋の電気を消して、電源回り、自分の姿が見える場所を中心に懐中電灯をあててみる。カメラである以上はレンズがあるので、光る。またHidden Spy Camera DetectorやRadarbotなどのアプリで、監視システムで使用される周波数を識別し、カメラの存在を検知するというのもかなり有効な手法だ。 *「まさか―――そんなの自分にはないよね・・・」沙紀は言う。「そんなの、別の世界だよね・・・・・・・」沙紀は怖くなりながら、言う。、、 、、、、、、 、、、、、、、、、、でも、電気を消して、懐中電灯をあててみる―――。まさか、いや、何だろう、あの―――反射、キラッって、光ったような、いや、まさか、まさか・・・・・・・。 *・・・・・・ねえ、覗かれてる気分はどうだい?
2021年06月14日

2021年06月13日
その言葉は、リュッ、リュッ、パラリッシュの合図ダロ、―――かもちゃんが言った。デュクンデュクン...サーシコサーシコ......そして、嘴を開けて、納豆のパックをつまんだ。オーダイナマイトバーディ! コイツゥ!重さといい、かぐわしさといい、多分あの、つぶつぶ感といい、(わかるのか?)ネ申.....―――5、3、1... 「ユガミネーナ...そしてそのパックを放り投げた。バビューン...バババ...ねこが、かつおぶし臭していた。(t.A.T.u.)壁が引き剥がされ、梁が飛び、屋根がふっとび、そして、ねこが、スキューバーダイヴィング!!! 「モウ、ユガミネーナ爆風が起きた。おなら、みたいだった。天空の城―――の、おなら。風の谷―――の、おなら。爆裂のおなら・・・・・・。でも、そこに、意味はない。クールだぜ。デュクンデュクン...サーシコサーシコ...... 「モウ、ユガミネーナぐんぐん飛んでいく。5,4、3、2、1...踊る、いずうさ。―――ジュルジュ、ジュルジュ、シッカンシッカン、パヂュパヂュ...ぐんぐん飛んでいく。5、4、3、踊る、かささぎ。ンフトバソク、、、(涎垂らして、鼻水垂らして、)アソパソマソ、、、(ヒヒヒ、ウヒヒ...気が狂って、モウ、クルイコ、クルイコ、クルクルコ...君にこの熱度を感じられるか?「昨日・・・・コーヒーに青汁入れて、そこにビールを入れてチューハイを入れて、さらにそこに、塩胡椒を入れて、飲もうとして吐いた・・・・・・・」エナズウィー....ドリンコ......「生きてるって、そういうことの連続だよ、アイリーン、パンツに胡瓜を入れて、世界中の睫毛がパチパチした、アイリーン、カムーヴァーック、フォエエエエヴァアア.... 「モウ、ユガミネーナそれは―――大気圏を突破し、太陽へと向かった。それは間違いなく、パシュンパシュン、レロレロ、した。真夜中のカワイソス、、、真夜中の、アロマンティーヤ、、、ピキンパキン・・・・・・・・・ポツン、隣の家の人が、サマーソルトキックしながら、自動販売機押していた。(フライフライフライ、(ア、オカネイレルノワスレタ大宇宙に納豆が燃え尽きていった。合臭国、永獄、腐乱巣、―――「糖尿」大宇宙納豆。生きて、ライス、米、rush、ライライ...生きて、ライス、米、rush、ライライ...頭狂メトロ、、、アフガン航空相撲、、、それは間違いなく、パシュンパシュン、レロレロ、した。バカロリータラリットル、、、クリスマスヒトリボッチ、、、怖くないって百回叫んだ、怖くない・・・・・・・、トラブルアクセル、、、かもちゃんが、空を見上げていた。「一言でいえないことも、一言で言うダローッ♪」楽しそうだった。「マンドリンとナポリタンと、サーブ権に来々軒ーッ♪」楽しそうだった。「雲が雲して、雲が雲する、雲が雲ダローッ♪」楽しそうだった。 「モウ、ユガミネーナ
2021年06月13日

テクノロジー... (・・・・・・昔の感覚が思い出せない、 あの時にあった熱情がうまく思い出せない、 、、、、、 こんなものだね―――こんなもの・・・ ―――世界を漂流する精神、 暗黒と陥落と頽廃の誘う美の祭壇、 精神的なゆとりと花咲ける孤独・・・・・・、 、、、、 、、、、、、、、 なみなみ、と。いくつもいくつも、重なっていった―――。 物狂おしきまで跳梁せし焔の熱愛、肖像、その映画、 まだ玩具のように物語はやさしい囁きを売ろう、 空虚な鏡に懺悔はいつまでも鳴り響いている、 造化機関に白昼夢に、夢の形象世界、 まだ華やかな色に見惚れて旅の空をうつろいゆく、 ただれた熱情、 果てしれぬ、空気の海、 その昔、これは毒だった、生物は存在できなかった、 僕等は海から出た、僕等は旅した、 そしてたくさんの季節を記した・・・・・ (僕が僕であることに意味なんかないぜ、人生はただ、空しいだけだぜ、) (僕が正しいとか間違っているなんてことに、意味すらもないぜ、 人生はただ馬鹿馬鹿しくて、どうしようもないことの連続だぜ・・・) 、、 ああ、ドアが開く、乗る、 それでも胸に狐疑と懸念の黒き松明を、 燃やすのだろ―――う。 残酷な夢、残酷な時間・・・・・・ 遠く柔らかに門の向こうに咲きかかる花の 夢は閉ざされている・・・・・・、 風景に高い鍵を打つ、 夕暮れがまだ天地の間に揺らめいている。 現象板に電波は、絞首台や首枷を作る、虚妄の妖艶、脳神経に時計の輪郭が運命物質をつくりだす、この胎期、 朝露のように消えるとしても・・・・・、 「キミ...キミ....
2021年06月13日

学校です―――はじめまして、今日は、学校案内を務めさせていただきます、添乗員の、九条と申します。ツンデレとピュアを併せ持ちながら、第三の眼ならぬ、毒舌を持った添乗員、九条です。左手に見えますのが、木造の校舎です。大変腐りやがっていますが、そこはまあ、何とかなるでしょう。大変由緒正しき歴史がある校舎です。有象無象の、四流人間どもにお似合いの豚小屋です。さあ―――皆様、バスをお降りになりやがって下さい。これが学校のシンボルの、時計台です。明治時代に建築されました。何故そもそも学校を案内するようになったのか、これは皆さんがどうしても知りたいことかもしれません。それは簡単に言えば、ビジネスです。しかし、ビジネスと一口にいっても、様々な需要と供給があり、多様化をきわめます。ですが、たとえば幽霊が見たい人、木造校舎が見たい人、学校を見学したい人、映像資料として欲しい人、そのような人向けに、ブティックなどの売れ筋商品ならぬ、見せ筋商品、つまりショーウィンドウにある服のような、学校案内が成立しています。ようは全員、暇人なんだな。また、こちらの学校はいずれ閉校を目前としています。そのような中にあって、校舎の保管活動との折り合いをする、向きもあります。ようは、活用目的が明確であれば取り壊しにならない、と。しかし、いずれ廃墟となれば、建築物の補強をして、大々的に夏だけの肝試し用スポットとなるでしょう。まったくの別物ですね。じゃあ、保管活動って何なのかといえば、桜の花見がどうのこうの言いながら、酒かっ喰らってる酔っ払いみたいなものですね。これはその予行演習も兼ねています。こちらは校舎の外観に合わせたベンチです。昼休みなどには、生徒たちがお弁当や、購買部ならぬコンビニやスーパーなどで買ったパンなどを、餓えた獣のように食べています。千と千尋の神隠しに出てくる両親豚のDNAを受け継がないことを、祈るばかりです。焼肉屋の食べ放題で元を取るという、非常に庶民的な考えがありますね。ちなみにホテルのバイキングでは、ローストビーフを食べ続けるのがいい、という考えもあるようです。元手を取るのはいいことです。食べたいものを食べたいという信念のない、浮ついた魂の考えそうなけちな考えです。こちらは、池です。当時の理事長が風水に凝っていまして、このようなものを作った、というのが正解です。でも、学校が閉校してるんだから、まったく意味なかったってことですね。数年前にブラックバスが発生して、ひどいことになりました。亀や、鯉もいたのですが、まあひどいことになりました。学校で撮影をするのであればやはり、屋上を撮りたいという方が結構います。ですが、屋上は普通に閉まっています。自殺防止設備、おっと―――落下防止の、金網、柵などがなければ、普通に特殊な場合に限るというのが普通です。まあ、本当に自殺したのであれば、屋上に鍵をかけるのは当然でしょうね。問題になりますからね。アニメや漫画なんかで屋上に行くシーンがありますが、あれは幻想です。もちろん、屋上に行くこともできる学校もありますが、あれはサスペンスの断崖絶壁、あるいは自殺で靴をそろえるシーンぐらい、ベタな映像手法です。つまり、馬鹿と煙は高いところ、ということですね。そもそも、屋上に行きたい人って変わり者です。あれが、学校自慢のサッカーのゴールポストです。これが?そうですね、普通そう思いますね。まあ、聞けよ、ジジイ。生徒の中にキャプテン翼が好きな人がいまして、このゴールポストに攀じ登ったサッカー部員がいましてね、普通に、これ反則です。でも、サッカー部なのにやっちゃったものだから、これ、鉄板のギャグになりましてね、サッカー部のくせにゴールポストに攀じ登る、というのは、清水寺から飛び降りる、みたいな意味ですね。ちなみに、エンパイアステートビルディングから飛び降りる、というのは、ただの自殺者です。これが孤独の椅子ですね。別名、蠱毒の椅子。昔の生徒が、この椅子で苦しみながら死んだ、のたうちまわり、血反吐を吐き、顔面引き攣り―――というのは全部嘘で、たんに、体育教師が奥さんとやりすぎて、腰痛くて、椅子に座るためにもってきて、戻すのをつい忘れたまま、しかしそれが何か大変に評判のよかった椅子ですね。尾鰭つきすぎでしょう。でも、噂話っていうのはまあそんなものです。こちらは図書館です。学校の中にあるのが多いのですが、ここでは外にあります。手垢のついた、もはやチンコ菌で充満しきった、大変に潔癖症の人を困らせる汚らしい本となっておりやがり、本を燃やしたい衝動に駆られる場所です。三島由紀夫の金閣寺のあの、有名なセリフですね。生きようと思った。いいことですね、煙草を吸いながら、そして今しがた寺を燃やしておきながら、これは中々言えないですよね。この人ちょっと頭おかしいんじゃないか、いやいや文学って本当そういうものなんですよね。川端康成が、税金の紙だかがきているのを、ゴミ箱に見もしないで捨てちゃうみたいなものですね。ノーベル賞ならぬオオバカデ賞をあげたいですね。真面目そうな顔をして、頭膿んじゃってんですから。でもね、この人、三島由紀夫がこんなことを書いてる。牛乳にトーストを浸して食べていたら、横目でそれを見て、別段美味しそうな顔もせずに、それをやっちゃう。眼が怖かったらしいですけどね。さあ、幽霊好きの人必見の正真正銘のホラースポット、体育館のバスケットゴールです。生首ボールを弾ませながら、あそこへシュートするとか、いう話ですね。でも、生首って弾まないですよね。いや、科学的なもの以前に、物の道理が全然わかっていない人って、たまにいるんですよ。面白いですよね、世の中にはたくさんの人がいますからね。それで怖がっている生徒なんて、本当にすごいことです。実は、バスケットゴールのそもそもの元ネタは、交通事故なんです。でも、首切れてないんですよ、じゃあ、なんで首切れたことになったかって、これとても簡単、昔、ホラー番組なんかがって、落ち武者の幽霊がいたから。きっとそれ、怖いと思ったんでしょうね、馬鹿ですね。さてさて皆様、散々笑い飛ばしたあとですが、実はここからが本番です、あ、ようやく校舎案内するのかって、いえいえ、もう、仕事はおしまい、ここで、解散、あとは、バスに乗って皆さんをお連れするだけです。そう、実はね、これが一番の怪談。いま、四十七人いるでしょう、でもね、実は四十六人しかいないはずなんです。そう、いつも一人増えるんです、どうして増えるのかはわからない、でも、誰が増えたのかは全然わからない、つまりこの中に、幽霊が混じっているんですよ。ね、顔を見合わせても全然わからないでしょう。でも、これはそうなんです。あとで、駅へお連れした時には、確実に一人減っています。この幽霊さんが、この企画を継続する要因なんです。だから、ホラースポットの話よりも、こういう学校案内も成立するという仕組みです。まあ、今日の皆さんは純粋に学校案内というのを、覗きに来た人ばかりですけどね。いつもは幽霊見たくて来ちゃう人ばかりなんです。すごいでしょう、だから金額も二倍なんです。儲かりますよ。でも、別にその幽霊さん、何もしないんですよ。でも、確実に、一人増えるんです。つまりこの中には、自分の話を何度も聞いたはずの誰かがいるんです。さあ、帰りましょう。皆様、お疲れ様でした。あと、このことはどうか内緒でお願いします。ああ、もちろん、一時間ほど時間を取りますので、ご自由に校舎を見学してください。気分が悪くなった人はタクシーを用意しますが、皆さん、怖いらしくて一度も使う人はいませんね。
2021年06月13日

* * * *
2021年06月12日
「お前、小説家になろうダロ、カクヨムダロ」街を歩いている、一般市民が犠牲になった。無秩序とアナーキーの支配。かもめ公園に通りかかったばかりに、いきなり、かもちゃんのフライングキックをお見舞いされた。仮面ライダーキックの要領だった。それはまあ、レストランのサンプル誇張の法則というもの。アウッ。そしていずうさも、三輪車で対応。今日のためだけに無意味に作られた、いずうさ仕様の三輪車です。ホワイトリデリバリーラビットスペシャル・・・長いな・・・・・・。倒れ込んだところに、容赦なく!マヨネーズとケチャップのダブルソース攻撃をポジュッ、顔にぶっかけた。ぬらぬら人間の完成だった。「やめてください、無実です」「うるさいダロ、黙れダロ、小説家になろう狩りダロ、カクヨム狩りダロ」「温泉は42度、梅毒の名残の法則!」頭の中は聞いてる言葉からの連想を、次から次へ自動的に引き出していった。なのに、頭はどんどん熱くなる。逃げようと思っても周囲には、大勢のカラスが円状に、堤防のように待機していた、ヴィトゲンシュタインのように規則正しく。四面楚歌。既に脱出不可能―――取り囲まれていた・・。いまエキサイトしている鳥に下手に逆らうと、腕の一本ぐらいは持ってかれるかもしれない」青筋が、みみずになる。「小説を書くなんていいことダロ、毎日やるなんてえらいダロ、宣伝活動お疲れ様ダロ、自虐的な振舞いもお疲れ様ダロ、時に幼稚な精神を振り翳し、たんなる注目願望、承認欲求の権化、数字の目標、夢もお金、愛は宗教的な洗脳の精神、言葉どころか心も売った売文家ども、現代大量生産消費、おめでとうダロ、メーデーメーデー、ご機嫌はいかが、―――だから小説家になろう狩りダロ、カクヨム狩りダロ、秘密結社カモナリティの誕生ダロ!」言った言葉はさっぱりわからなかった。というか、秘密結社がいまだ公衆の面前で、こんな大胆不敵なことをした例が一度でもあったのだろうか。そして、最終的に穴へと蹴落とされた。ニャオー、入れダロ、お前にお似合いの穴ダロ、もぐら会社五千時間の仕事ダロ。やめて。かもちゃん特製の砂場に掘られた、人間がすっぽり埋まる穴から、頭上をおそるおそる見上げる、嘴の大きな鳥―――。いずうさが、頭上から、砂をかけていた。らいす、しゃわ、らいさ、しゃわ、いっていた。やめて、やめて、埋めないで、埋めないで。ライスシャワー、違う。かもちゃんが言った。「エド・シーランが言っていたダロ、一つ嫌なコメントを読むだけでその一日を最悪な気分にさせられる、ツイッターはただ意地悪なことを言うためだけの場所ダロ、と・・・、成敗してくれるダロ」「冷凍すると細胞が傷ついて、解凍すると栄養が流れる野菜の法則」無茶苦茶な理屈だった。というか、もう小説家になろうとか、カクヨムとかは関係なかった。いまではもはや、ツイッターということで裁かれていた。理不尽だった。この調子でいくと、もう人間ということで、あるいはもう何か別の突拍子のない理由で、裁かれるということもあり得た。そして、頭の上に、かもちゃんのお尻がよっこらせした。嫌だけれど、重いけれど、かもちゃんの体毛がやわらかい。いずうさが、言った。「人間というのは、どうしようもないということがわかります。矛盾する生き物、地位や名誉を求め、そして悪口を言われて腹が立つ。そしてその悪口を言っている人も、自分が言われると嫌だ。近頃嫌いボタンを実装するとかしないとか、どいつもこいつも馬鹿だ。じゃあ一体何故そんなことをするのか、文明四流国どもの頭の蛆のわいた現実。そしてツイッターの評価が、世の中の評価みたいに考える頭空っぽな連中、いいから新聞配達してこい、営業でいろんなところまわってこい、バカッターに迷惑系ユーチューバー、働け、額に汗して働け馬鹿が、世界にはもっと違う現実がある」「そしてそんな奴にはこうダロ」いきなり立ち上がって、頭を嘴でつつかれた。めちゃくちゃつつかれた。頭が蜂の巣。マシンガン、蜂の巣。ゆっくりと嬲るつもりなのか、痛みはそれほどはないが、やっぱり数がつみかさなれば痛い。道行く人達が、あんまり過激なことをしちゃ駄目よ、と言っていた。SOS、救助中・・・。いまは正義の裁判中なのダロ、とか言っていた。そして去って行った。落胆した。「反省したかダロ?」「しました、すごいしました、だから・・・・・・」「すごいです―――夢のお告げ通りの言葉!」いずうさが、折れ曲がった耳をピンと立てながら言った。そうすると、かもちゃんが翼を拡げた。怒髪天。いやでも、ほかに何と言えばいいの・・・・・・。「嘘吐きめ、そんな奴にはこうダロ!」かもちゃんが広口壜をおもむろ、持ってきた。とろりとしたものが注がれた。匂いでわかった。頭の上に蜂蜜をかけられた。そうすると、甲虫が寄って来た。食事タイムだった、自分は西瓜やゼリーだった。どういう手法かはわからなかったが、甲虫がスタンバイしていた。「わあ、やめてください」「世の中の栄養になれダロ、お前のようなまったく使えないゴミ野郎でも、肥料になるといいダロ、ありがとうと感謝しろダロ。十階以上のマンションには鉄筋以外に鉄骨も必要になり、さらに防火扉、スプリンクラーも必要な法則」「日照権の問題に、近くの家への補償金も必要!」すらすら、とよくそんな言葉が出て来るもんだなと感心する。そして玩具のゴルフクラブを持ってきた。アンパンマンゴルフ。そして嘴でくわえると、やはりというか、やっぱり。パカーン。「ナイスショット」「あ、いた」「頭うごかさないで欲しいダロ、パットの練習ダロ」「それ、パットのスイングじゃないよ」かもちゃんは、悲しそうな顔をして、かもめハウスへと戻った。ちょっと、心が痛んだ。いやそんなのおかしいけど、心が痛んだ。そして、いずうさが、カチャッと、拳銃を構えていた。いきなりそんな展開にいくものか、いきます、そこがうさぎクオリティ。「お前のような社会のゴミは処刑だ」「かもちゃんがゴルフを楽しみにしていたのがわからないのか」「お前は自分がゴルフボールだったことも忘れてしまったのか」「そんな奴に生きている資格はない―――処刑だ」まさか本物じゃないよね、というか、うさぎに撃てないよね?重厚感のあるボディ・・・・・・。いずうさちゃん、いずうさちゃん―――。パン、と鳴った瞬間に、花が出てきた。カラスたちが、一斉にずっこけた。かもちゃんが、ドッキリの看板を持って走って来るのが見えた。六月、そろそろ本当に暑い―――。
2021年06月12日

その、めがねって、何だと思います?ある日、後輩君に、聞かれた。あたしは、その質問を聞いた時、何故か無性に、藤倉和音っていう、イラストレーターがいたことを、思い出した。 *絵って、本当に上手い人が沢山いる。もちろん、色んな描き方がある。でも、心の奥に触れてくるような絵というのは、本当に少ない。そしてまた、あたしの心というのは、鉄のガードみたいらしく滅多に届かない。処女なんだなあ、そう思った。 *めがねの話もしていないのに、ふむふむ、それで、とか言う後輩君。しかし、めがねなんて伊達もある。ファッションでつける眼鏡は邪道だと思うけど、眼鏡のフェティシズムは認めるべきだろう。女性は美しくなりたいめがね、だって必需品じゃなくて、装飾品にしたい。そうだね、きっと。いやいや、めがねについて語るなら、いつまでも頭の中で高価な代物だと思っている、旧石器時代なめがね観で、壊れるまで使い続けるあたし自身が、めがね、みたいなものだろうか。 *あたしが手に取った、その本の絵を見た時の、衝撃が、忘れられない。綺麗な絵や美しい絵、構図を頑張った絵、色んな評価があってしかるべきなんだけど、万人受けするかどうかはわからない絵だったけど、魅了された。あとにもさきにも、そんな風に、その絵を眺めていたいと思わせるものには、一度も出会っていない。事故で亡くなったという話は関係なく、心の奥に引っ掛かっていた。ずっと、ずっと、何か、引っ掛かっていた。若いって、いいことだね。いま同じタイミングで、その絵を見ても、同じような引力が働くのか知りたい。実はそれは勘違いだったんじゃないか、おいおいそれはほんのちょっとした気の迷い、だったとか、ね。でもなんか、すごい、いい絵なんだよ。 *めがね先輩は、基本、過去話をしない。おはようと言ってデスクに座り、パソコンを高速モードでぶったたき、お疲れと言って帰る。たまにお酒を飲みに行く。もはや、男友達とか、戦友といった感じの微妙な境目の間柄だから、そこに女を見るのは難しい。でも、女性として見れない同僚というのは、つまり、めがね先輩というのは、仕事をしていて居心地がいいということだ。 *めがね、というのは、ヨロイというリムからテンプルにつながるメガネの両端部分に、レンズに、鼻にかかるブリッジに、レンズを固定するリム、ヒンジというフロントとテンプルをつなぐ開閉する部分、といった具合に、本当にとてもシンプルなもの。装飾性とか、ファッション性とか、そういうものとは別として、その一つ一つに、めがね、というものがある。めがね、とはシンプルであるべきなんだ。 *君はご飯を食べに行ってすぐ注文するだろう、最初から決めてるんだ、あれいいことだよ。でも、あたしはまず、メニューを開くんだ。決まっていても、メニューを開く。意味がないけど、開く。 *めがね先輩は、観察眼が鋭い。バグやらエラーやらを見つけ出す嗅覚のせいかも知れない。そしてどうして、今日に限って、めがね先輩はこんなに話すのだろう。饒舌とはいえないゆっくりとしたテンポだけど、この人からすると驚天動地なので、面白い。 *後輩君、あたしはきっとさ、高級なものとか、必要以上の拡大解釈とかが、あんまりできない人間なんだ。めがね、なんかよりも、視力矯正治療した方がいいかもしれない。いまはレーシックだけじゃなくて、オルソケラトロジーとか、視力回復トレーニングもあるみたいだね。ああ、コンタクトレンズもあるよね。あたし、あれ、苦手なんだ。眼に異物入れるのって、怖い。あ、オルソケラトロジーって、そういうのらしいけど。別に、普通でいいんだ、地味で、ちょっと野暮ったい感じでさ。ずっとこれまでそうやってきたし、急に何かをどうすることもできないよ、そう―――思わない? *でも、後輩君、めがねは、曇るよ。寒暖差で、おもしろいほど、曇る。もう、強い雨の日に傘忘れたら、超悲惨。でも、雨の日ぐらい、人間っていうのは、そんなに強くない生き物なんだな、と思う日はない。だから、雨の日って落ち込む、空はグレーとか鼠色で、そのうえ、服も濡れる、髪の毛も濡れる、めがねまで曇る。ううん―――だから、ずっとバス停とかで、ぼんやりしていたくなるんだよ。本も読まない、音楽も聞かない、携帯もいじらない、何もしないで、ぼんやりと、心を空っぽにするんだ。 *そういえば昔、年上の先輩に、言われたことがあるな。めがね同士でキスって出来ると思うって、いや、なんだったんだろうあの会話の主旨、いまでもよく思い出せない、でも、そんな風に記憶に残る。欠伸とかげぼうし、だね。何かずっと、間違い探し、しているみたいだよね。あ、何言ってるかわからないか。 *めがね道ですね。後輩君が、きらきら解釈入れてきた。え? いまの話の何処に、道あったの?世間話してただけだよ。でも、先輩の話し方好きですよ。なんか、人を落ち着かせようとするみたいで。どうだろう、人に興味がないだけかもしれないよ。熱心に感情を見せようと思う君は疲れそうだなと思う、楽して、ホッとしているうちに、小狡くなって、人間として一番肝心なことを、落っことしたのかもしれないよ。ことほどさように、後輩君、人のいいところは、悪いことでもあるから、相手によって、気を付けないといけないよ。 *さあ、仕事をしよう。今日も残業だよ、ブラック企業をなめちゃいけないよ。
2021年06月12日

何故わたしだったのだろう?まずそれは、ベランダで洗濯物をしていた時に起こった。ヒューッ、ドン。一瞬、眼が合った。血走った眼、半笑い。死ぬ時ってあんな顔をするんだ。あんな顔できるんだ。逆に感心した。飛び降り自殺だった。救急車が来て、警察が来た。それが自分のマンションの上の階からだと、精神病院に通っていたと、部屋の鏡を割っていて、部屋にお札がたくさん貼られていたと、知った。 *飛び降り自殺の場所と、少し離れた場所の道路。よくある二車線道路の電信柱に、献花がされるようになった。交通事故があったのだと思った。でも、世間話の好きな隣のおばさんが言うには、交通事故なんて一度もなかった、と。謎の献花。そして―――飛び降り自殺・・。何かおかしい。何か気持ち悪い。 *時々、昔飼っていた犬の夢を見た。犬は何か言おうとしていた。 *水から髪の毛が出てきた。最初は気のせいかと思った。でもやっぱり出てきた。大家に電話をかけた。貯水槽の中で人が死んでいた。住所不定のホームレスだった。どうしてホームレスが、こんなところで死なねばならなかったのか、よくわからなかった。 *大阪のゲートタワービルは、五階、六階、七階を高速道路が貫通している。高速道路はビルと接触しておらず、騒音と振動を減らすためにシェルターに囲まれている。自殺って、そういうものだ。自然の摂理。どんどん、通り過ぎていく。脳は百パーセントを記録していると言う。だから天国ではすべて覚えていて、どのような言い逃れもできないのだと言う。でもここは、現世。ただただ、通り過ぎていく。 *ゴミ捨て場に人形が置かれていた。ゴミ捨て場の人形は、ゴミの日の後も、そこにいた。何日も、何日経っても、そこにいた。ある日、部屋のドアの横に、人形が座っていた。自分は気持ち悪くて、ゴミ捨て場に戻した。誰かの嫌がらせなのだろうかと思った。嫌がらせで、思いついた。あのホームレスも、献花も、自殺も、嫌がらせだったんじゃないか、と。累々たる嫉妬の焔の花瓶。どうして? 何故?わからないかなあ、その誰かは、青い肺や、きれいな音を立てる心臓を盗みたいのだ。いくつもの仕掛けが用意され、機能し、やがて装置となった時に、禁忌の匣、魍魎の住処が完成する。 *その頃、体重がやたらと落ちた。食欲が全然湧かないのだ。変なことが立て続けに起こった―――、いや、起こったように感じられたせいかも知れない。トルクメニスタンのダルヴァザ付近にある、地獄の門・・・・・・。ドイツのシュプロイアーホフ通りは、世界で最も狭い通りで、その幅は三一センチ〜五〇センチ・・。 *そして、隣の家の噂好きのおばさんが、あの謎の献花のあった場所で、交通事故にあった。見晴らしのいいところで、けしてそういう事故が多発するところではない。でもトラックが走っているところへ、飛びだした。即死だった。 *でも、隣の家のおばさんは、次の日も、その次の日も、そのまた次の日も、わたしに挨拶した。わたしは彼女が死んでいるのを、その時、知らなかった。本当に、知らなかったのだ。だから、挨拶した。隣の家のおばさんは、上の階から飛び降りた女が、呪詛をかけたんだよ、と言った。あれは、まじない系の家系なんだ。代々そういう家があるんだ。感じの暗い人っていないかい、もしかしたらその人も、そういう感じかも知れない。爬虫類に似ている人には気をつけな。ホームレスは、女に殺された。生贄にされたんだ。そう言った。普段ぺらぺらおしゃべりするけど、およそ見当のつかないことには、ピタッと首をかしげるのに、実にらしくない―――断定。おばさんは言った。あの献花はね、魔方陣の一部を作ってるんだ。あの女は死んでるのに誰が供えてるって?簡単だよ、もう、呪詛は完成してるんだ。あの献花はね、子供を亡くした親御さんが、あそこに供えてるんだ。あれは負のエネルギーの最初の一段階なんだ。何かが狂ってる。何かがおかしい。それが―――夢の料理、大料理店、人生の墓場の始まり・・・。ほかにも、いもりの死骸とか、月の光を宿した水晶とか、わけのわからない穴に鏡の破片を入れてあるとか、あちこちに、あるはずだよ。興味があったら探してみな。おばさんがホラーマニアみたいなことを言う。わたしは笑いながら聞いていた。 *わたしは怖いはずなのに、どうしてかずっと笑いながら聞いていた。おばさんは、ずっとわたしの後ろを見ていた。わたしの後ろしか見ていなかったかも知れない。 *あの市松人形は、とおばさんが言った時、ゾクッとした。だって、わたしはそのことを誰にも、話していなかった。一瞬はこのおばさんが犯人かとも思った。でも一瞬だ、おばさんは心配そうにわたしを見ていた。あれは合図だよ、気を付けな、あれが合図だよ、気を付けな、そう言った。 *そして隣の家のおばさんが死んだ、と、わたしは知った。それでも市松人形は戻ってきた。ゴミ捨て場にうんざりしながら捨てた。ただ、隣の家のおばさんは戻らなかった。死んだことによって、もう姿を見せることはなかった。その代わり、空き家となった隣の家に、めまぐるしく人がやって来た。ドンドンガンガン。グチャッ・・・・。何をしているのかはわからないが、ずっとそんな音がしていた。騒音迷惑だとも思ったが、隣の家のおばさんには随分よくしてもらった、耳栓をしてやり過ごした。その内にマンションから引っ越そうとも考えていた。旦那にその話をした。最初は困るよと言っていたけれど、あのさ、お前近頃、考えがおかしいんだよ、一人でずっと喋ってるようだと聞いたぞ、精神科医に行け、もっと治そうと思え、困るよ、わたしが奇妙な気持ち悪い気色悪い話をするにつれて、顔色が変わって、ただならぬ様子を察して、一か月待ってくれ、と言った。旦那は離婚届を置いて、家から出ていった。わたしは、不幸になった。次々の家賃や生活費や光熱費を支払うに足る、いくばくの慰謝料を残してくれたものの、わたしは、不幸になった。どうしてわたしだったのだろう? *部屋の扉の前に、ずっと、上の階から飛び降りた女がいる。どうしてわかるかって?ずっと、ノックしているからだ。それからこう低い声で、洗脳でもするように、こう言ってる。「あなたの番よ」そう言ってる。わたしは、管理会社に電話をかけて、上の階に住んでいた女性の名前をつきとめ、ネットで探してみた。蜘蛛の巣も、沙漠で宝石を見つけるよなことも、すべて簡単に見つかるとしたら―――それは・・、必然だ、しかしその必然とは何かに操られた糸・・・。フェイスブックが見つかり、更新されなくなって久しい、ブログが見つかった。そして、興味深い日記が一件だけ残された。タイトルは『遺書』そこには、たくさんのコメントがあった。釣りやネタだろうと、(彼女が死んだことを知らない、人達の思い込みによって、)ほとんどが、笑い飛ばすための誹謗中傷だった。その人達がどうなるのかについてわたしは興味がなかった。でもおそらく、無傷では済まないだろう。だって、何もしていないわたしが、隣の家のおばさんが、げんに巻き込まれているのだから。 *彼女は子供の時から、いじめられていた。それについての説明らしい説明はなかった。だから、彼女が言うところの、まじない系の家系の影響というのを信じるしかない。不幸はマイナスプラシーボ効果で、あるいは負のスパイラルで、どんどん彼女の状況を悪くしていった。不登校をし、精神病院通いになり、社会不適合者になった。彼女の両親はお金持ちで、それでも、度重なる迷惑をかけたことで、目の上のたんこぶ、お金以外の関係ではないことも、知った。でも、両親がお金を与え続けたのは、彼女自身がそういう役目を持って生まれさせられたからだとも、書いていた。それも真偽はわからない。でも彼女の身体には死班のような珍しい痣があって、それが証拠だと述べていた。彼女にそれを教えたのは誰なのだろう。自分で調べたのだとしたら悲しい。でもそれを誰かが、肉親が教えたのだとしたらもっと悲しい。それがあるかどうかではなく、そんなことを知ってしまった彼女が悲しい。彼女はそうして、オカルトにのめりこんだ。彼女にはきっと、その手の才能があったのだ。何故なら、彼女はたくさんの負債を最初から持っていたと、信じて生きてきたのだから。そして、ついに呪詛は完成した。「(以下省略)―――これから飛び降りる、みんな死ねばいい」その後に、本当に飛び降りたのかはブログの読者にはわからない。でも、わたしはおそらく、その後に、本当に飛び降りたのだと思う。 *そのブログを見た日の夜、電燈が突然消えた。ドアがどんどん叩かれていた。わたしは、死を覚悟しながら、元夫にメールを送った。「助けて欲しい」と、送った。返事は来なかった。わたしは、より、絶望を強くした。次の瞬間、わたしは、ドアの開く音を聞いた。タッタッタッ、と走ってくる音を聞いた。この世ではもはや、聞いてはいけない種類の音。女は、涙に濡れたわたしに、こう言った。「わたしがあなたになるの、あなたがわたしになるの」そう言った。意味はわからなかった。でもそこからわたしの記憶は途切れて、わたしは、今日も上の階から飛び降り続けている。 *下の階のベランダで洗濯物をしている人と、一瞬、眼が合った。血走った眼、半笑い。 *何か言ってる。何か聞こえる。思い出せない。思い出せない―――。 *ケタケタ。ケラケラ。アハアハ。アハハハ...ahahahahahaha.......
2021年06月12日

君はきっと自閉的とか、 現実との接触の欠如とか、 内的な緊張とか言うんだ、 正直すぎる言葉に、 照れてしまう―――けど・・・、 ―――深い意味なんてないよ、 語れなかった分だけ、 知ることのできなかった分だけ、 言葉は複雑な力や装置を作る。 勝手に揺れるブランコ、 まだ小さな子供がすいすいと滑ってゆく、 滑り台―――。 「実るはずのないこと」や、 「熟れそうで朽ちてゆくこと」 ―――しかできないような、 不毛な想いを重ねるなら、 恋は迷路、 不透明な建築の中で、 反転する世界、 その一挙手一投足が、 戻ってくるだけ。 見えても掴めない星、 君は淋しくないの、 いつまでも夜の中で輝き続ける、 ずっと、 ずっと・・・・・・。 言葉は劣等感や自己欺瞞、 ナルシズムに性愛を謳う・・・、 韻律や比喩も、 複数の観点の対話にすぎない。 そうなんだ、 そうなんだって、 まだ何も始まってない、 けれど、まだ何も終わってない・・・。 でも、バネのように膝を伸ばしたんだ、 隠したってしょうがないんだって、 ―――思った・・・。 気持ちが変わらないなら、 相手に見返りを求めないなら、 純粋でいたいなら、 きっと―――。 どんな―――小さな夢も・・・、 永遠に消えない焔になる―――よ。 でも人の心が遠い、 磁石に吸い寄せられたい、 頭上の梢、 風がざわざわして―――。 「手」はもう「手」ではなくなって、 「足」は「足」ではなくなって、 「僕」が「僕」ではなくなって、 「君」が「君」ではなくなる。 好きな人、 愛していた人、 そこに従属された次元と、 内部化された人間の領域で、 身体に触れ、 声に触れる。 どんな眼の映画、 どんな情熱の場面―――。 通り過ぎて行った春の日が、 美しいなんてことは、 絶対に有り得ない、 むしろ傷ついてたはず、 きっと分かり合えなかったはず、 許されたかった―――はず。 輪郭が失って見える時間に、 過程が類型化する、 メカニズムが生成を始め、 異質な思考の秩序で生まれ変わる。 そのくせ、思い知る―――んだ、 こんなに恥ずかしい、 こんなに、たった一言、 好きって言うのが怖いってこと、 ふられることでもなく、 傍にいられなくなることが、 怖い―――。 顫える神経の森が、 存在と思考に喪失を与える、 その瞬間から、 本当の意味での――― ・・・・・・【恋】が始まる。 デュカーレ広場なんてないよ、 サンクンガーデンだって見えない、 サントリーニ島は遐く杳か、 でも、そこへ君を連れてゆけるかもしれない、 そう思うだけで変性意識が働いて、 風がほんの少し色づく。 きっとその不毛な作業の果てに、 待ち受けているのは、 一生物の後悔、 何百回どころか何千回も後悔するんだ、 美しい詩ならそれでいいだろう、 でも本当の自分はって、 素直な気持ちはって波が打ち寄せる。 君の為、僕の為―――。 僕は君に恋をしたくなんてなかった。 僕は君に恋をしていなかった。 でもいまハッキリとわかる、 生き生きとした何かが、 死と触れ合った生命の問いが、 彼女の不可能な極限に記述する。 君はどんな道を歩いただろう、 君はどんな風の匂いを知ってるだろう、 夕暮れの光はレンブラントの光、 それは要約され、 時に解説され注釈を作る、 観覧車でのこと覚えてる・・・? ・・・・・・君はもう一人の僕、 だったらいいな、と、 思った――― 公園の夜の椅子の上、 光と美の水の精霊の、 人工的な衛星みたいに、 ぐるぐると回り続ける。 ねえ、君の中の何に触れたんだろう、 君は僕の中にどんな夢を見た・・・幻―――? 教えて。 今燃やし尽くした都市の星屑の残骸に。 まだ呼吸―――が続く限り。 息が苦しい。 ああ、息が苦しい。 愛しい人、 可愛い人、 経験なんて何一つもいらなかった、 下らないことばかりずっとして、 堂々巡りの問いの中で、 一人俯いていただけのような気がする。 鏡に向かって何度も笑う練習をした、 良心って何だったんだ、 身勝手な理屈が冷えた心の中に織り込まれ、 君はジャンヌ・ダルクみたいだ。 五体を引き裂いて溢れ出ようとする、 この潮にむすびつけられた糸があっ、 て・・・・・・・ それは暮れ鈍る夏の宵の光、 どんな物音でも聞こえそうな、 凍てついた十二月の夜気を連れてくる。 あんまり聞いてなかった、 中身のない会話、 でもずっと聞いてた、 君が真剣な横顔を僕に見せていたから。
2021年06月10日
全78件 (78件中 1-50件目)


![]()