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「ドージン落語会」のお席亭、井上新五郎正隆さんの関係でお話させて頂ける間柄になった、瀧川鯉朝師匠。抜群のセンスでの新作落語も、独自のギャグを入れた古典落語も面白く、落語芸術協会の中で、個人的にはベスト5に入るお師匠さんである。特撮好き、という共通項もあるし(笑)。その師匠が、新宿末廣亭で初めて夜席主任を取る、ということで、(先だっての「ドージン落語会」でご当人に行く約束をしたので)今日行ってきた。…芸協の定席で、久々の大当たり芝居だ、これ!「ちょっぴり違う寄席」と銘打ったこの芝居。まず鯉朝師匠が、前座が上がる前と中入りのときに客席に出てきて挨拶されたり、上方からのゲストが日替わりで入ったり、お囃子さんが演奏するBGMが(『イエスタディ・ワンスモア』『オブラディ・オブラダ』)中入りで流れたり…。伝統ある末廣亭を使って、いい意味で「遊んでいる」感じが、実に楽しかった。笑福亭希光 「平林」春風亭柳若 「動物園」マグナム小林 春風亭傳枝 「初天神」三笑亭夢花 「欠伸指南」宮田陽・昇 古今亭今輔 「デリバリーの影武者(?)」三遊亭笑遊 「ん廻し」Wモアモア 春風亭昇太 「短命」桂 文治 「源平盛衰記」中入り三笑亭夢吉 「疝気の虫」ニュースペーパー桂 あやめ 「妙齢女子会(?)」桂 米福 「替り目」ボンボンブラザース瀧川 鯉朝 「街角のあの娘」昇太師匠・文治師匠・あやめさんが入ってるという濃い芝居である、ホントに(笑)。ちょいと客席が重かった(笑いが薄い)気もしたが、鯉朝師匠は勿論、若手の高座も素晴らしかった。これだけハズレが無いのも珍しい。あやめさんの見事すぎる新作(これだけ鮮やかに女性の視点で描く落語は他にない)、昇太師匠が高座に出てきたときの、客席のどよめき(笑)。「空気のすべて」を心から楽しむことができた。願わくば小柳枝・桃太郎・鯉昇の3師匠がいたら、なお最高だったが、それは無茶というもの(笑)。私の個人的な趣味になっちゃうから。30日までやってる、この芝居。初心者にも楽しめるし、のべつ寄席通いをしてる人も普段と「一味違うタケヤみそシステム」を堪能しては如何でござんしょうか?
2013年09月26日
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来月は、どういうわけか私が関わらせていただく会が3つほどございますので、宣伝をさせて頂きます。まず1つ目。10月1日(火)「桂夏丸 夏丸演芸館VOL.12」会場… ミュージック・テイト西新宿店 店舗内料金… 前売り1,500円・当日1,800円開場…19時開演…19時30分ゲスト・林家たけ平ご予約は、こちらまで。↓http://www.musicteito.co.jp/夏丸さんの独演会で、ゲストは林家たけ平さん。懐メロ仲間の2人会なんで、急遽私も司会者として駆けつけることになりました(笑)。この会は、夏丸さんがトリのあとに1曲歌うだけなので、たけ平さんは歌いません。あしからず(笑)。続いて2つ目。10月5日(土)「桃太郎『青春歌謡ヒットパレード』 」第1部… 落語 第2部… ヒットパレード会場… 人形町日本橋社会教育会館 開演… 19時15分料金… 3,000円(全席指定)ご予約は、ミックス寄席まで。↓http://www.mixyose.jp/index.html第2部のヒットパレードの方の、構成・演出・司会をさせて頂きます。その上、何故か白山雅一直伝である歌謡声帯模写もやらせて頂きます(冷汗)。…桃太郎師匠のショーなんで、カッチリしたショーは期待しないでください(苦笑)。最後はこれ!10月18日(金)「歌で綴る昭和の時代 Vol.6『秋』」第1部…演芸 第2部…昭和歌謡ショー会場… ミュージック・テイト西新宿店 店舗内料金… 前売り1,500円・当日1,800円開場… 19時開演… 19時30分出演… 林家たけ平・桂夏丸・神田真紅ご予約は、こちらまで。↓http://www.musicteito.co.jp/毎度お馴染み、たけ平・夏丸・真紅と私の4人で送る超豪華歌謡ショー!数えて第6弾!こちらは、前々から私が構成を担当して、司会者としてレギュラー出演させて頂いております。戦前・戦中・戦後、激動の昭和を彩った数々の歌を、歌謡曲好き3人が歌い継ぎます!1人、歌唱力が不自由な人がおりますが(H家T平さん)、そこはご愛嬌で(苦笑)。司会の私が何とかします。上記の3公演、沢山のご来場心よりお待ち申し上げます!…19日の「第2回昭和歌広場」も宜しく!
2013年09月24日
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我がグループの後輩、H君が抜群の似顔絵&イラストを今回も書いてくれました!イヨッ!我がグループの和田誠!『昭和歌広場~SPレコードとトークでつづる歌謡史~』第2回:「東京・銀座・流行歌」10月19日(土) 会場・神保町らくごカフェ13時30分開場・14時開演・16時終演*今回は、昼間の公演ですので、ご注意を!入場料・予約1,800円 当日2,000円司会・林田雄一ゲスト・保田武宏(演芸評論家) 加藤浩(オフィスM’S)内容のお問い合わせ・チケット予約はこちらまで↓CBC01742@nifty.com0ps388121401v2y@ezweb.ne.jpお問い合わせ及びご予約は、電話でも承ります。090-4183-2028までどうぞ。元読売新聞記者で、日本を代表する演芸評論家であり、昭和の流行歌に関して、膨大な知識をお持ちである保田武宏先生が、今回からレギュラーゲストとしてご参加くださいます。前回は、加藤さんとの「お笑いオンリー」のトークになってしまいましたが(苦笑)、今回からは昭和の流行歌史&戦後演芸史の貴重な裏話を、笑いとともにたくさん聞けるかと存じます。落語ファンの方も、戦前~戦後の流行歌ファンの方も、お出でいただければ幸いです。ご来場、心よりお待ち申し上げます!
2013年09月19日
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7月から始めた、新たなレコードコンサート企画の「昭和歌広場」!第2回目の詳細が決定致しました!『昭和歌広場~SPレコードとトークでつづる歌謡史~』第2回:「東京・銀座・流行歌」10月19日(土) 会場・神保町らくごカフェ13時30分開場・14時開演・16時終演*今回は、昼間の公演ですので、ご注意を!入場料・予約1,800円 当日2,000円司会・林田雄一ゲスト・保田武宏(演芸評論家) 加藤浩(オフィスM’S)内容のお問い合わせ・チケット予約はこちらまで↓CBC01742@nifty.com0ps388121401v2y@ezweb.ne.jpお問い合わせ及びご予約は、電話でも承ります。090-4183-2028までどうぞ。元読売新聞記者で、日本を代表する演芸評論家であり、昭和の流行歌に関して、膨大な知識をお持ちである保田武宏先生が、今回からレギュラーゲストとしてご参加くださいます。様々な流行歌手や、噺家と交流のあった方ですので、昭和歌謡や寄席演芸に関する貴重なエピソードがたくさん聞けることかと存じます。諸事情により、いきなり入場料が値上がってしまって大変申し訳ありませんが、前回以上に濃~い内容になるのは間違いありません!乞うご期待!沢山のご来場、心よりお待ち申し上げております。
2013年09月12日
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2日遅れでこれを書くってのは、皇御国の国民として如何なもんか?という気もするが…(苦笑)。しかも決まった瞬間、寝ていたという非国民(苦笑)。2020年の夏季五輪は、東京開催に決まった。「あと7年で、準備できるのか?」という妙な不安があるにはあるが、とにかく目出度いことである。福島第一原発事故処理も、これから世界注視の下に行われることになったのだから、政府も東京電力も気を抜かないで処理することになるだろう。「まずは震災の復興、それからインフラ整備」という順序で、片付けていってほしいものだ。それはさておき、私は昭和54年2月生まれだから、昭和39年の東京五輪は「歴史上の出来事」に近い。両親・叔母・祖父母などから聞いた情報や、今も残る当時のVTRや映画で追体験しているだけ。三波春夫先生の「東京五輪音頭」や(ちなみに私は、ソノシートのみで発売された藤山一郎バージョンを持っている。ちょっと自慢)、クレージーのコント、昭和38年の「第14回NHK紅白歌合戦」とかを見て、「盛り上がってたんだな~」と思う程度。世界最高レベルのスポーツを目の前で見られるとあらば、いくらスポーツ嫌いのこの私でも、「不人気な競技でもいいから、どれかは生で見てみたい!」という気になる。7年経ったら、自分がどうなってるか見当もつかないが(というか、生きてるかさえ怪しい)、開催が近くなればワクワクしてくるんだろうと思う。と・こ・ろ・で…。…東京五輪招致に関しても、隣の半島のクズ共は、我が国に嫌がらせを、たっぷりしてくれたと聞いている。「東京五輪になったら、ボイコットも辞さない」と、まあ~嬉しいことを言ってくれたようだ。折角の東京五輪が汚されるから、是非ともボイコットでお願いしたい。別に五輪だけじゃなくて、全てにおいてボイコットしても構いませんよ。国交断絶で。折角だから福島第一原発での汚染水を、放射能の濃度はそのままに、濾過して真水にし、500mlのペットボトルに詰めて、朝鮮人用飲料水にしたらいいと思う(笑)。1本600円くらいで。害虫駆除と汚染水処分で、一石二鳥だと思うけどね。支那人は反日でも、スポーツの場には持ち込まないだけ、まだ若干マシだと思うが…目くそ鼻くそかな?諸外国のお客様には、日本が世界に誇る「おもてなし」をすべきだが、三国人は奴隷以下の扱いでいいと思う。奴隷扱いが嫌なら、参加をボイコットすりゃいいだけ。来たら来たで、徹底的に冷酷な対応をしてやりゃいいんだ。所詮、朝鮮人なんてのは「ヒト型の害虫」に等しい生物。コキブリ以下の害虫なぞを、もてなす銭は日本にゃ無い!
2013年09月10日
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平成4年4月1日の19時以降に、テレビ東京を見た一部の人のみに発症した、このウイルス…。これに感染しているのは、重度の昭和歌謡ファンのみ、と言われている…。これに…感染したら…最後なのだ…!もうその人は、テレビ東京に数多く残る、大歌謡番組「なつかしの歌声」のVTRから放たれたウイルスに、心身ともに染め上げられてしまうという…。かく言う私も、このウイルスに感染して、21年以上経過している。至って、ごく普通の生活はできるけど、ときたま、何の前触れもなく発症するから、怖い…。人それぞれ、症状は微妙に異なるのだが、だいたいの感染者は、同じ症状が出ているようだ…。具体例を挙げていく…。「SONYのコンデンサマイク『C-38B』を見て、『12』の文字がないと、異常に間抜けに見える」「高級な家やレストランのテラスにあるような、鉄製の白い椅子と丸テーブルを見ると、三浦洸一の『踊子』か、松島詩子の『喫茶店の片隅で』を歌いたくなる」「ホテルのラウンジで、丸テーブルに何人かいて、そばに小さなステージのようなものがあると、藤山一郎『丘を越えて』を歌いたくなる」「バーで、カウンターに座っているおじさんが、煙草を吹かしているのをみると、頭に『誰か故郷を想わざる』が勝手に流れ出す」「結婚式や何かのパーティーなどで、スタンドマイクに大きなリボンが付いていると、大晦日の歌舞伎座の舞台を思い出して、異常に興奮してしまう(大半は東海林太郎を歌いたくなる)」「螺旋階段をゆっくり上がっていくと、急に藤山一郎『男の純情』が歌いたくなる」「スタンドマイクのスタンドに掴まって話している人を見ると、その人が『美ち奴』にしか見えない」「大きな公園の片隅にあるような、意味のないオブジェと2~3段の階段を見ると、少し渋めの懐メロをどうしても歌いたくなってしまう(『ジープは走る』など)」「博物館や公園で、幅広で手すりのない2~3段の階段があると、『音信はないか』か、『軍国子守唄』か、『小雨の丘』を歌いたくなってしまう」「ハンドマイクが、先が丸くなっているものではなく、ただの銀の円筒形か、コーラの瓶みたいな形の物だと異常に興奮する」「東京メトロのホームで、案内板の『電車がきます』という字が、あぶり出しのようにボワ~と点くのを見ると、その字が歌手の名前に見えてくる」「歌舞伎座の前に立つと、道路側に向かって『皆さまこんばんは!いよいよ大晦日がやって参りました!』と何故か司会がしたくなる」まだ他の症例はあるようだが、私の周りの数十人は、このような症例が長いこと続いている…。たけ平さんも3日ほど前に、全く同じことをブログに書いておられた。恐ろしいことだ…。たくさんの貴重映像から発せられたウイルスの影響は、本当に強力なのである!
2013年09月09日
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のべつ行ってる、神保町のらくごカフェ。私はいつも、横柄で図々しいというか…「この店は俺の店だ!!」と言わんばかりの態度でいるという大バカ野郎(苦笑)。…でも、今日だけはアウェーなポジション(笑)。井上新五郎正隆プロデュース、第5回目を数える「ドージン落語会」に足を運んだ。柳家一琴・瀧川鯉朝という、落語界の実力者2人が、お席亭が書き下ろした新作と古典を1席づつ…という落語会。明らかに「アキバ系だなあ…」という方々に混じって、肩身の狭い私。端から見りゃ「テメエだって、おんなじマニアだろうが!」と言われるだろうけど、私の中じゃテリトリーが違う方々なのだ(笑)。今日の番組は以下の通り。瀧川 鯉朝 「処方箋」(新作)柳家 一琴 「男の娘(こ)」(新作)中入り柳家 一琴 「勘定板」瀧川 鯉朝 「崇徳院」前半2席が、井上新五郎正隆作の落語2題。「処方箋」の方は…コミケに並ぶマニア2人の会話を描いたものだが、知らない業界用語が山ほど出てきて、私にゃチンプンカンプン(苦笑)。でも、周囲が大爆笑していたから、きっと判る人には堪らないネタだったのだろう。…我ながら酷い批評!井上さん傷つくな、こりゃ…。しかし、古典でも新作でも、知らない言葉が出てくると、途端に思考がストップしてしまうのが欠点で…。「男の娘(こ)」というのは、女性キャラのコスプレをした際に、女性より綺麗に着こなす男性のことを指す…らしい(苦笑)。…正しいのかな?この噺は、私でも面白かった!多少マニアっぽい箇所をマイルドにしたら、寄席でもかけられる新作落語になる、と私は感じた。後半2席の古典は、もう本当に素晴らしく、鮮やかに客席を締めてくれた。一琴師の「勘定板」はお初だが、いわゆる「描写力」の巧さには、心底惚れ惚れした。現代的なクスグリを多く入れた鯉朝師の「崇徳院」も、初めて落語を聴く人にも解りやすい感じに仕上げて、見事な出来だったと思う。今日、「素晴らしい」と一番思ったのは、お客さんの反応の素晴らしさ。ここぞというとき、絶妙なタイミングでドカーン!と笑って、そうじゃないときはキチンと噺を聴く態勢に切り替える。このマナーの良さは、寄席でもホールでもなかなかお目にかかれるものじゃない。マニアの方は、一般人と違って、頭の中に引き出しがたくさんある。だから、多少マニアックなギャグを放り込んでも、逸れることがなくバカウケするのだ。ここで話は逸れるが…。近頃の大半の一般人は、「思考するのが面倒くさい」「想像力がほとんどない」のが殆どと思う。そんな連中が、落語を聴けるわけがない。おまけに、学歴だけは高くても、一般常識も教養も何もないから、テレビが「あのザマ」になるわけで、コンビニのアイスの冷凍庫に入った写真をTwitterで流すという「白痴」が大量生産されてしまうのである。これからの日本が伸びるのに、様々な物事に対して「真贋を見極める『鑑定眼』」を持つマニアの力って、かなり重要なものになるかもしれない。とかく世間からは敬遠されがちな「マニア」だけど、人間としてのレベルは、凄く高い人たちだと思う。そんなことを感じた落語会だった。
2013年09月08日
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江戸落語=江戸の風=江戸情緒…というのは結構だが、そういう落語は、知識が薄いので行きづらいと思ってるそこのあーた!特にマニアの血の流れてる方(笑)!ピッタリの落語会の宣伝をさせていただきます。私の落語仲間で、いろいろ私の会にもご協力頂いてる井上新五郎正隆さんが、自ら創作したアキバ系落語を柳家一琴・瀧川鯉朝という落語協会・落語芸術協会の実力派真打2人が口演するという落語会!名づけて「第5回ドージン落語会」が、明日の14時から神保町・らくごカフェで開かれます。私は正直、アキバ系のマニアではなく、神保町系のマニアでござんすが(そんな人種いるのかね?)、この落語会は、いつもと違ったムードが神保町のらくごカフェ内に漂う、素晴らしい会であります。…何しろ、私がアウェーなんだから(笑)。落語を生で聴いてみたいけど、寄席とかホールとかは敷居が高そうで…と思ってる方にピッタリ!…だと私は思います。現に昨年のときも、擦れっ枯らしの落語マニアの方は少なかったようだったので。…何しろ、私がアウェーなんだから(こればっか)。マニアの方も落語未体験の方も、お暇でしたら是非とも明日は神保町・らくごカフェにお出でくださいませ。
2013年09月07日
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毎度ここで書いてる、家元との思い出話。昨日の文、自分で読んでも「これ、事実かいな?」と思ってしまうほどの内容だ(笑)。言っときますけど、虚言癖じゃござんせん、私ゃ!自慢するわけでもなく、のべつ偉そうにしたい訳でもござんせん!全て事実!脚色一切なし!…そんなこと書こうと思ったわけじゃないんだ(笑)。日本に「懐メロ(戦前~昭和30年代)好きの若者」が全部で何人いるのかということを、ふと思うことがある。そして、今の10代~30代くらいの一般人は、どの程度「昭和の流行歌」を知っているのか?ということが、バカバカしいと我ながら思うが、気になって仕方ない。ただ「私は昭和の歌が好きですよ」、あるいは「昭和の歌謡曲、何曲も知ってますよ」という人が、ある程度はいることは把握してるし、落語会の客席なんかで、声をかけられたこともある。しかし!ここからが難しい話になる。今、若くて「昭和歌謡が好きな人」というのは「私が思う価値基準に沿った人」じゃない人が殆どなのだ。では、その「価値基準」とは何か?大雑把に分けると、たくさんあるが、今日は3つほど。その1・昭和35年以降の歌は「今の歌」に等しいつまり、昭和の歌というのは「レコードがSPだったときの流行歌」である、というこった。ここで具体的な名前を出すのは、申し訳ない気もするが、橋幸夫以降のデビュー歌手は、どれだけ歌手生活が長かろうと「ベテラン」としての括りには入れられない、ということ。感覚的なもんだけどね。「私、昭和歌謡が好きなんですよ~!松田聖子とか中森明菜とか!」という人とは、全く相容れない。もう「1980年代のアイドルソング」が、30年以上前の歌だと、頭じゃ分かっているのだが、心底相容れない。東海林太郎・藤山一郎・淡谷のり子・小唄勝太郎・市丸・ディックミネ・伊藤久男・灰田勝彦・霧島昇・赤坂小梅・渡辺はま子・二葉あき子・林伊佐緒・美ち奴・近江俊郎・岡晴夫・田端義夫・小畑実…という「お歴々の歌」こそが本当の昭和歌謡だ!と信じて疑わない、カルト宗教的な考えなのは、良くないんだと分かっちゃいるが…。その2・「蘇州夜曲」「リンゴの唄」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」の4曲は、正直どうでもいい歌真の懐メロファンは、NHKやテレビ東京の特別番組で、この歌が出てくると、ダレるはずだ。今の若い歌手が、フジテレビの「ミュージックフェア」や「NHK歌謡コンサート」とかで、「昭和の歌を現代に歌い継ぐ」みたいなので、こういう歌をアレンジしまくりで歌われると、腹が立つ人も多いだろう。顰蹙買うことを覚悟で書くが、よく若者が、老人ホームの慰問やボランティアで、上記の歌を覚えて、歌ってるのを見てると「行為は素晴らしいけれど、分かってねえな…」とついつい思ってしまうのだ。具体的には書きにくいし、感覚的なことだから「解る人しか解ってくれない」とは思うのだが、本当の昭和歌謡好きは、上記の歌に、さほどの思い入れはないと思う。「蘇州夜曲」よりゃ「支那の夜」「いとしあの星」がいい、終戦直後の歌なら、「リンゴの唄」よりゃ「悲しき竹笛」か「東京の花売り娘」だろうよ!という人を、私は信用する。その3・美空ひばりは「マドロスもの」「美空ひばりの歌」と聞いて、まず「川の流れのように」と「愛燦々」を歌う人間を、私は軽蔑する(笑)。「東京キッド」「リンゴ追分」「お祭りマンボ」あたりなら、まあ仕方ない…という感じか。褒めはしないが(笑)。「うん!解ってる!」というのは、マドロス物のヒット曲か「あの丘越えて」「越後獅子の歌」あたり。これも感覚的なことだが、「流行歌が判ってるか否か」は、この質問をすると、大体解る。私は、美空ひばりは、どちらかというと嫌いな歌手だが、好きな歌は結構ある。その殆どは「マドロスもの」。お馴染み「港町十三番地」も勿論良いし、「あの日の船はもう来ない」、「三味線マドロス」や「鼻唄マドロス」、「浜っ子マドロス」「白いランチで十四ノット」とかね。和モノだと「唄祭り八百八町」「大川ながし」が好い。…いろんな方面から、顰蹙買うこと間違いなし!ってな気がするが、嘘偽りのない「歌謡曲好き」としての正直な意見である。↑この画像を見て、心底興奮するような人がいいやね(笑)、流行歌ファンなら。
2013年09月03日
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6月29日以来の続き…皆さま、前回までの内容をお忘れでしょうが、続きから(苦笑)。05年9月6日(火)、横浜にぎわい座の客席。「あれ?先生?」「…お前、何やってんだ!?こんなとこで!」我が師、歌謡声帯模写の白山雅一先生に、いきなり声をかけられて、ビックリした私。「何やってんだ?って…、別に見に来たかったから見に来ただけで(笑)」「そうか、俺は吉川(潮)君に勧められて来たんだ。俺はブースで見てるから。終わったら、声かける」「分かりました」当日のプログラムは、以下のとおり。立川 談修 「紙入れ」小沢 昭一 「随談(浪曲の歴史解説)」春野百合子 「女殺油地獄」座談会 (談志・百合子・小沢)中入り立川 談志 「黄金餅」家元の「黄金餅」も、小沢先生の軽妙な随談も良かったが、春野百合子先生の浪曲の迫力たるや、「浪曲というのはこんなに凄まじいものだったのか!」と、感嘆の声をあげたくなるほどの出来だった。今でも覚えている。それで家元の落語が終わり、緞帳が下がったと同時に、いきなり白山先生が私の手を引っ張って、そのまんまブースに連れ込まれた(笑)。「どうして来たんだ?」「さっきも言ったでしょ(笑)!客として来たかったから!…でも本当は、家元に用事があって来たんです」「お前、談志と仲良くなれたのか?」「実は2週間くらい前に、中野坂上の『艶歌』って店でマスターに紹介してもらってね。東海林先生や藤山先生の話で盛り上がっちゃって…それで、懐メロのテープを今日持って来い!って言われたから、これから楽屋に…」「そうか、良かったな!俺もこれから楽屋に行くから、ちょうど良かったろ?」「助かりました!一人じゃ怖くて行けなかったかも…」「よし!そろそろ談志も着替えたろ。楽屋に行こう!お前、俺のカバン持て!」ポーンとカバンを放られ、私は素早くキャッチ。ロビーに出ると、アンケートを記入してるお客さんが大勢残っていた。「家元信者」の方も大勢いただろう。先生の後ろを、しずしずと私は付いていった。家元の会に来るお客さんは、普通の落語会に比べると「芸能IQ」が異常に高い。普通の人だったら知らない芸人さんなんかを、知っている率が妙に高い(笑)。ロビーを歩いていたとき、私は聞き逃さなかった。「あっ、白山雅一だ。あの後ろに付いてる男は誰?」という小声を(苦笑)。「先生、先生!みんな、こっち見てる!」「いいじゃねえか、別に見られたって!」「僕のこと、弟子だと思ってんじゃないの?」「お前は、俺の弟子みたいなもんだろうが!」…とかなんとか言いながら、4階の楽屋へと向かった。楽屋に着くと、入口に息子の慎太郎さんがいらしたので、私は「先日『艶歌』で…」と、挨拶をさせて頂いた。すると慎太郎さんの口から、信じられない言葉が。「ああ、あなたでしたか。あの日、父が家に帰ってきて言ったんですよ。『若くても、ちゃんとした料簡の奴が2人いた!』って」嬉しかった。ただの自慢と言われても否定できないが、本当に嬉しかったのを、今でも思い出す。着替え終わって、楽屋から出てきた家元。「ご苦労さまです!お約束のテープ、持ってきました。林(伊佐緒)先生の『チンライぶし』」「おう、そうか!有難う」「それじゃ、私はこれで…」「待て。表はまだ混んでるだろうから、俺たちと一緒に楽屋口から帰れ」「有難うございます」家元の好意に甘えて、楽屋側のエレベーターに乗った。家元・慎太郎さん・白山先生、それに私の4人で。いろんな意味で、息が詰まる私(笑)。そしたら、3階でエレベーターが、いきなり停止。「???」と思っていたら、ドアが開いて…。「家元、どうも!ご苦労さまです!」張りがあってよく通る、聞き覚えのある美声。にぎわい座館長、玉置宏先生だった。「ヒ~~~~ッ!!!」と、心の中で叫ぶ私(笑)。世間から見たら、ただのおじいさん3人だろうけど、私から見たら「神様3人」である。3階から1階に降りる十数秒、私は呼吸を忘れた。1階に降りたとき、無視も何だから、玉置先生にも声をかけさせてもらった。「玉置先生、お忘れかと思いますが…」すると、玉置先生は私の顔を見て…。「ああ!市馬さんのお友達の!」覚えていてくださった。池袋で1回会っただけなのに。すると、隣にいた白山先生が、玉置先生に声をかけた。「玉置くん!○○はね、ついに中野坂上の『艶歌』で、談志と仲良くなれたんだってさ!」すると、玉置先生は、私のことを見て…「良かったね~!談志さんと親しくなれたの!」…と、おっしゃってくださった。この会話を、少し前を歩いていた家元が聞いていて、振り返って、私にニヤッと笑いかけたのだ。人生には「生きてて良かった」と思える瞬間が、誰にも絶対にあると聞いたことがあるが、現時点で私の中では、この瞬間が最高峰である。落語だけでなく、芸能の素晴らしさを教えてくれた家元。自分の売り物の歌謡声帯模写を、孫世代の私に山ほどレクチャーしてくれた白山先生。小さい頃から好きでやってた歌謡曲の司会、その術をさりげなく教えてくれた日本一の司会者、玉置先生。普通だったら、まず絶対に知り合いになれる訳が無い、仲良くなれないようなお歴々である。その3人に囲まれ、認められた瞬間。私は死ぬまで、忘れることができない瞬間である。家元と玉置先生は、そのまま打ち上げに行ったので、私は白山先生と2人で、京浜東北線で帰った。電車の中で、白山先生にお礼を言ったが、どういう訳か先生も我が事のように、喜んでくださった。05年9月6日、至って普通の日だけども、私にとっちゃ芸能記念日みたいなもんである(笑)。
2013年09月02日
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