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あれだけ、このブログで、お千代さんに「仲間を連れて逝かないでくれ」と言ったのに…。間髪を入れず、お千代さんと同い年、ほぼ同期の歌手が天国へ旅立ってしまったことが今日判った。昭和初期から続く、ウグイス芸者の系譜。藤本二三吉を筆頭に、小唄勝太郎・市丸・赤坂小梅のビッグ3。その後の美ち奴・日本橋きみ栄・浅草〆香・新橋喜代三・豆千代・新橋みどり、などなど…。その最後の生き残りとして、美貌と艶やかな着物姿で活躍してこられた神楽坂浮子姐さんが、今月20日に亡くなっていたという。享年75。先週、私も2日間行ったが、例の日本歌手協会主催の「歌謡祭」、近年ではレギュラーメンバーとして必ず舞台に上がっていたのだが、今年は姿がなかったので「おかしいな?」とは思っていたが…。こんな早く、あの世に逝ってしまうとは思っておらず、本当にショックである。一人の歌手が亡くなった、ということであると同時に、「ウグイス歌手が日本から絶滅した」ということで…。大きな時代の転換期、なのだと痛感する。浮子姐さんといえば、やはり昭和31年の「十九の春」が代表曲ということになる。私は個人的に、コミック的な「三味線フラフープ」(昭和33年)が贔屓なのだが、こちらはあんまり、放送で歌ってくれなかった。生の舞台は何度も見ているし、1度「みたままつり」でご挨拶させていただき、サインを頂戴した。いつごろから体調を崩されていたのだろうか…。とにかく、歌謡曲ファンとして本当に残念である。心から、ご冥福をお祈りいたします。あと、もうひとつ。今日「紅白歌合戦」の出場者が発表されたが、今回で北島サブちゃんが勇退するという。50回出場の節目、ということで決断したのだそうだ。これは非常に正しい選択だと思う。出来れば、最後の記念に初出場曲の「ギター仁義」を歌っていただきたいものだが、そうもいかないか。「まつり」って歌、好きじゃないんだよね…(苦笑)。やはり「函館の女」「加賀の女」あたりを是非!紅組の、ヒットが全くないのに意味もなく出続けて、ご意見番だと「自分で」言い張っている金福子さんも、そろそろサブちゃんを見習って、「紅白」から勇退して頂きたいものだ。水前寺・都・八代・大月あたりが何故か出られなくて、あれが出続けてるってのが、私にゃ解せない。
2013年11月25日
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昨日の午前中、落語仲間と2人で家元に会ってきた。今日が、家元の三回忌。丸2年か…本当に早いものだ。ごく普通に花を手向け、線香に火をつけ、手を合わせて、小声で「建設の歌」と「東京の花売り娘」を歌ってきた。落語を生で聴きだして、15年ほど経つ。市馬師匠とエムズの加藤さんを振り出しに、桃太郎師匠、鯉昇師匠といった方とも親しくさせて頂き…。たけ平さんを筆頭に、司・朝也さん・夏丸さん・喬之進さん・A太郎さん・こはるさん・真紅さん・吉好さんなどなど、同世代の噺家・講釈師の方々とも親しくさせて頂いている。もちろん保田武宏先生や、長井好弘さんも。様々な方から沢山のアドバイスをいただけることは、落語ファンとして、本当に有難いことだ。でも、今、私の中の「落語を聴く情熱」は確実に減った。皆さんに申し訳ないが、熱量は明らかに下がった。それは、やはり「家元がいないから」。「木賊刈」が流れて、ビリビリに緊張が走りまくる客席にもう二度と座れないのは、本当に寂しく悲しい。そして、中野坂上の「艶歌」で、懐メロ談義・映画談義が二度とできないのは、もっと淋しく虚しい。…でも、熱量下がりっぱなしには、しないようにしたい。私が落語から離れると、家元がガッカリしそうだから。…お前みたいなトーシロ1人離れたからって、別にどうってこたぁないと、世間から言われるだろうけど(笑)。
2013年11月21日
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今日の午後、NHKでお千代さんの追悼特番があった。それを見た感想なのだが…。こちらはテレビ東京と違って、ダメダメだった。軍配は、圧倒的にテレ東に上がる。原因は多々あるが、一つづつ解説していくと…。第1に、放送時間が短すぎる。50分じゃあ…。あれだけのヒット曲を持ち、あれだけ『紅白歌合戦』や『思い出のメロディー』に出演した、NHKの歌謡番組に多大な貢献した人の扱いではなかった。数々のヒット曲が、ワンコーラスで切られなかったら、もうちょっと見応えはあったと思う。最低でも1時間半~2時間枠はないと、NHKではキチンとした追悼番組にならないだろう。船村徹先生を筆頭に、都はるみ・五木ひろし・前川清・森昌子のインタビューも、編集の仕方が酷すぎた。もうちょっと話を聞きたい、ってところで、皆が皆ぶった切られちゃうんだもの。第2に、あまりにも見たことある映像ばかりでの構成だったということ。そりゃま、急にVTRを探すとなると、1に『紅白』、2に『思い出のメロディー』ということになるのは仕方ないと思う。膨大なアーカイブスから、蔵出しのVTRを探してる時間はない訳だから。それにしても、「たぶん『あれ』が出るだろうな…」と思っていた通りに番組が進んでった(苦笑)というのは、ちょっと消化不良だった。「お前だけだ、そんなの!」と言われるのは覚悟だが…(苦笑)。第3に…これがトドメって気もするが、上書きテロップの大誤植があったってことだ。「りんどう峠」の作曲者が、万城目正になっていた…。誰か、編集担当かプレビュー担当で気付くスタッフはいなかったのかよ!「この世の花」もそうなのだが、最近NHKもテレ東も「西条八十」の「条」の字を、正式な字の「西條八十」の表記に修正しまくっている。上書きテロップで。『なつかしの歌声』や『思い出のメロディー』のテロップは昔から大体「西条八十・作詞」で表記されていた。近年、遺族サイドから要望があったのか知らないが、最近の歌番組では必ず「西條八十」表記になっている。「りんどう峠」は昭和53年の『第10回思い出のメロディー』からの映像だったが、そのとき前の映像の「この世の花」のテロップを修正した流れで、キチンと調べず、そのまんま「万城目正・作曲」にしたんじゃないかと推察する。番組終わりで、ニュース速報みたいにお詫びテロップが画面上部に出されてたが…相当クレームがあったと思う。私みたいな人から(苦笑)。もしかしたら、古賀政男博物館からかもしれないが(笑)。それにしても、何でオリジナルテロップを上書きして消す風潮が、まかり通っているんだろう?ここ数年。今日だって上書きしないで、「西条八十」のまんまにしてりゃ、別に間違うこたぁなかったのに。オリジナルテロップが、よっぽど間違ってない限りは直す必要ないと思うが…。テレ東『なつかしの歌声』の「その歌の発売年《(昭和12年)》を消す」ってのも、私にゃ意味不明だし。とにかく、今後BSプレミアムで1時間半ぐらいの枠で特集番組を組むことを望む。フランクさんみたいに。そうじゃなきゃお千代さん、たぶん浮かばれない。『紅白』初出場の音が残ってんだから、静止画にその音を被せて流したって、資料的価値は十二分にあるんだし。
2013年11月17日
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一昨日のブログにも書いたが、昨晩のテレビ東京は木8を潰して、生放送でお千代さんの追悼特別番組を緊急編成した。…ところが私は、用事があってちょっと外出していて、帰宅して録画したのを見た。「今のテレビ東京じゃ、どうせ…」と思って見たのだが、これが案外、ちゃんとした出来でござんした。「これだけ出来るんなら、なぜ普段からやらない!?」とついつい思ってしまった(笑)。テレビ東京の歌謡番組の映像は、殆ど見たことがあると思っていた私だったが(すげえ自惚れ…)、初見の映像が多々出てきたのには驚いた。北島サブちゃんと歌う「逢いたかったぜ」、春日・三橋と3人で歌う「誰か故郷を想わざる」なんかは、ホントにテレビ東京ならでは…という貴重な映像だった。久々に、我らが玉置宏先生のイントロ司会が聞けたのも感無量。改めて、現『年忘れ』の司会および『木8』の司会との圧倒的な力量の違いを感じた(笑)。…テレ東の関係者が、私のブログかホームページを見たのか知らないが(笑)、昭和46年7月22日放送『なつかしの歌声』の「すみだ川」を流したのも偉い。久しぶりだよ、東海林先生の映像が地上波で流れたの。ただ、気になったことがひとつ。今のテレビ東京の番組スタッフは、テレビ東京の歌番組=『演歌の花道』だと思い込み過ぎじゃなかろうか。お千代さんの歌唱は…私が勝手にそう思ってるだけかもしれないが、スタジオの『演歌の花道』より、圧倒的に『夏祭りにっぽんの歌』『年忘れにっぽんの歌』の方が素晴らしい。そっちの映像を、もっとチョイスすべきだったとは思う。「この世の花」なら上記の昭和46年7月、「りんどう峠」なら昭和53年大晦日の歌舞伎座とか…いいテイクがテレ東には山ほどあるんだが。テレ東の歌番組の再放送優先順位(?)をつけるなら、やっぱり1『なつかしの歌声』、2『にっぽんの歌』、3『演歌の花道』の順番にしてもらいたいもんだ。でも、いくら『演歌の花道』とはいえ、かなりの貴重映像を引っ張り出してきたことは評価したい。そして、今日の番組で解ったこと。それは、昨年大晦日の『第45回年忘れにっぽんの歌』が、やはりテレビ最後の歌唱出演だったということだ。昨日の告別式、亡くなる3日前にレコーディングされた新曲とメッセージ、とにかく「凄い!」とかしか言えないものであった。全盛時の20分の1くらいの声だったが、歌に入っている「魂」と「気迫」、そして歌に対する感謝の念みたいな「大いなるもの」が、ヒシヒシと伝わってくる声だった…。
2013年11月14日
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明日、青山斎場でお千代さんの「日本コロムビア葬」がしめやかに営まれるそうな。私がここで文句を言ったから…って訳でもなかろうが、明日のテレビ東京「木8」は、急遽追悼特別番組に差し替わったという。是非とも『なつかしの歌声』での映像も流して欲しいものだ。で、明日のお葬式の件。とにかく、みのもんたとかいう名前の白痴が来なくて本当によかった。あの人非人はダメだね、もう人前に出しちゃ。私が熱烈&過激なお千代さんファンだったなら、明日が間違いなく、みのもんたの命日だな(笑)。…あんま過激なこたぁ言わない方がいいか。さて、前から書いているとおり、私はお千代さんはそんなに好きな歌手ではない。でも、歌謡曲ファンとして、本当にショックで残念だ。何てったって「最後の流行歌手」だった方だから。マスコミは馬鹿だから「演歌歌手の島倉さん」というが、全く違う。お千代さんは「流行歌手」である。思ってたよりマスコミ報道が少なくなってきたのも、言いたくないが「時代の流れ」なんだろうか?美空ひばりが太陽なら、お千代さんは月。美空ひばりが大鵬なら、お千代さんは柏戸。美空ひばりが若乃花なら、お千代さんは栃錦。美空ひばりが志ん生なら、お千代さんは文楽。美空ひばりが談志なら、お千代さんは志ん朝。美空ひばりが…って、これ書き出すとキリないが(笑)、とにかく、それぐらいの歌手なんだ、この人は!それにしても、今年は…。年明けの岡本敦郎先生、4月のバタヤン、8月の藤圭子…年代こそ違えど「一時代を築き上げたスター」との別れがあまりに多すぎる。さて、追悼ブログの完結編。個人的に選ぶお千代さんのヒット曲ベスト10!…ただし順不同。異論は多々あるでしょうが、ご勘弁の程を。私が選ぶ10曲は、以下の通り。ベタな歌が殆ど(笑)。「この世の花」「りんどう峠」「東京の人さようなら」「東京バカ踊り」(岡晴夫)「逢いたいなァあの人に」「思い出さん今日は」「哀愁のからまつ林」「襟裳岬」「星空に両手を」(守屋浩)「愛のさざなみ」…うん、こんな感じがベストだな、個人的には。お好きな方には申し訳ないが、私はこういう場合、まず「人生いろいろ」、「東京だョおっ母さん」、「からたち日記」の3曲が外れる。はっきり言ってこの3曲、好きじゃない。ただ「東京だョおっ母さん」にかけたダジャレは、1万回は言っていると思う(笑)。「盗聴」のニュースを見りゃ「盗聴だョおっ母さん」、台湾料理屋に行って、大好きな豆苗の炒め物を頼みゃ「豆苗だョおっ母さん」、三浦雄一郎さんの80歳でのエベレスト登頂のニュースを見れば…と、キリがない。歌謡曲好きの人間が、ゾクゾクくる旋律というのは、上記の中じゃ「東京の人さようなら」が断トツだ。これは懐メロファンなら、解って頂けると思う。およそ似つかわしくないメロディーを、もう鮮やかに自分のものにした「愛のさざなみ」も素晴らしい。しかし、岡晴夫とデュエットしてるぐらいのキャリアで、昭和60年代に入ってもヒットを2曲出したってのは、歌手として驚異だな、こりゃ。
2013年11月13日
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新聞での訃報の扱いも、ここ2日のメディアの報道もかなり大きく扱っていたように思う。ここ3年、肝臓ガンと闘っていたとは、全く知らず本当に驚いた。そして亡くなる2日前、歌のレコーディングをして、あの世に旅立ったというのは、まさにプロ根性の塊。凄いと思うし、お千代さんの心中を思うと胸が痛む。それでも何だか、まだ、亡くなったということが信じられない。地井武男氏、勘三郎丈のときと似る。お千代さんは美空ひばりと同格の歌手なんだから、NHKとテレビ東京は、本当ならゴールデンタイムで緊急追悼特別番組を組んでもおかしくないのだが…。…やっぱり、組まなかった。美空ひばりはもちろんだが、ディック・ミネ、春日八郎、近江俊郎、藤山一郎、三橋美智也のときは、2日以内に生放送の追悼特番を組んだよ、テレ東は。それもこれも、各放送局に(あのテレビ東京ですら)昭和歌謡史の流れが、お千代さんの歌手としての凄さが、分かる人間が1人もいない…ということなのだろう。そうじゃなきゃ、あんなに「人生いろいろ」ばっかりフィーチャーするわけないもんね。早い話が、マスコミの人間は無知ばっかってことよ。年齢に関係なく「物を知らない人間の巣窟」に近い。宮本アナでも、徳さんでもいいから、すぐ司会に据えて、「にっぽんの歌」の歌唱場面を流しゃいいのに…。お千代さんは昭和30年デビュー、歌手の格としたら松山恵子・大津美子が同格、少し先輩が美空ひばり・江利チエミ・雪村いづみ・コロムビアローズ(初代)・ペギー葉山という感じか。でも、昭和60年代に入って「夢飾り」がスマッシュ、「人生いろいろ」が大ヒットして、コロッケや森昌子のものまねレパートリーとして、バラエティー番組にも最近まで頻繁に出演していたから、過去の人に一切ならずに亡くなったのは、素晴らしいと思う。さて、私が個人的に思い出す、お千代さんの名場面。すごく地味な記憶だが…。それは、小堺さんの「ごきげんよう」に出た日のこと。お千代さんと一緒に出ていたのは、松村邦洋。で、今はなくなったようだが、あのときは毎日ゲストにおやつが出されていた。その日のおやつは、確か「水まんじゅう」みたいなもんだったと思う。だから夏場だったんだろう。小堺さんが「どうぞお召し上がりください」と、もう1人のゲスト(誰か忘れた)と3人に促し、「いただきます!」となったまでは、よかったのだが…。松っちゃんが、付いていた楊枝を殆ど使わないで、一口で水まんじゅうを飲み込んだのだ(笑)。それを見た瞬間、お千代さんは絶句してフリーズ(笑)。お千代さんも松っちゃんも、共にそんなに育ちは良くないはずなんだが(失礼)、あまりにマナーの悪い食べ方を見たお千代さん、そのおやつが食べられなくなった姿がなぜだか妙に印象に残っている。楽屋も含めて、非常にマナーに厳しい人だったから、どうしていいのか分からなかったんじゃなかろうか…。これは、バラエティ番組での一番の記憶。本業の方での名場面を、書かないわけにはいかんだろう。『紅白歌合戦』での名唱は、個人的に昭和38年・第14回「武蔵野エレジー」、昭和47年・第23回の「すみだ川」(東海林太郎追悼)、昭和49年・第25回のトリ「襟裳岬」、昭和60年・第36回「夢飾り」だと思っている。…異論は多々あるでしょうが、勘弁してください(苦笑)。東京12チャンネル『なつかしの歌声』には、大晦日こそ出なかったものの、当時「バリバリの現役歌手」の中では比較的多く、4回出演している。昭和45年4月7日、レギュラーがカラーになった初回に、春日八郎と出たのが初出場。大ベテランだけが出られるこの番組に、現役バリバリの歌手が出た初回でもある。当時を知る人によると、ここから半年ほど出演する歌手が急速に若返ってしまい、懐メロファンから大不評だったと聞いている(苦笑)。東海林・藤山クラスが爪弾きになりゃ、そら怒るわ(笑)。で、昭和45年8月18日には、三橋美智也と2人で出演。4月7日とこの日に関しては、VTRが残っていないので何も詳細がわからない。VTRが残ってる最古は、3回目の出演である昭和46年7月22日の回で、お千代さんが最も尊敬していた大歌手、東海林太郎先生との2人会。特に「すみだ川」「むらさき小唄」は夢のデュエットで、お千代さんは歌い終わりで画面に向かってお辞儀する前、隣にいる東海林先生に、先に頭を下げている(笑)。この日の映像は、何度も『昭和歌謡大全集』で再放送がされたので、見たことある方も多いはず。もしかしたらYouTubeにも上がってるかもしれない。このときの「すみだ川」、バンドの音が良くないのだが、映像の価値としては『なつかしの歌声』の現存VTRで5本の指には入るんじゃないかと思う。(私の調べで)最後の出演は、昭和47年1月9日の回。この日も映像が残っていないようだ。何と服部メロディー特集で、藤山一郎・渡辺はま子と3人で「蘇州夜曲」を歌っているらしい!で、単独では何と「別れのブルース」と「小雨の丘」と「夜のプラットホーム」を歌っているとのこと…。淡谷先生は、何も言わなかったんだろうか…(汗)。…何か話が支離滅裂になったが、最後に改めて。お千代さん、安らかに。ゆっくりお休みください。素晴らしい歌の数々を、本当に有難うございました。あの世では、誰にも騙されないよう(実印渡さぬよう)くれぐれもお気を付けください…。
2013年11月10日
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今日の16時前、知人からのメールで、お千代さんが亡くなったことを知った。いやはや、ビックリである。それしか言えない。確かに最近、NHK・テレビ東京でも見なかったが、それほど具合が悪いとは思わなかった。日本を代表する女性歌手は、だいたい長生きの人が多いのに…。二葉あき子先生が96歳、青葉先生が94歳、淡谷先生が92歳、市丸姐さんと松島先生が91歳…。お千代さんは享年75。今の平均寿命から思えば若い、若い。個人的には、そんなに好きな歌手ではなかったけど、この名は昭和の流行歌史に、美空ひばり・越路吹雪らと同格で残る「昭和歌謡の大看板」である。4月末のバタヤン、先月の川上哲治氏もそうだが、常套句でもなんでもなく、戦前・戦中~戦後どころか「昭和30年代の文化」が本当に遠くなってしまった。…変な表現かもしれないが「島倉千代子」という名と「死去」という言葉が、頭の中で結びつかないのだ。『紅白歌合戦』や懐メロだけでなく、現役歌手として普通の歌番組に、そしてバラエティ番組にも頻繁に出演していただけに、その死が信じられない。どうしても信じられない。テレビの報道を見ると、「人生いろいろ」が代表作…という扱いが殆どなのを見て「歌謡史を知らねえ奴がもう大半なんだな、世間は」という気持ちが強い。もっとも、お千代さん自身が「この歌で再デビューしたようなもの」みたいなことを言っていたから、仕方ない部分もあるのかもしれないが、どうもねえ…。やはり「この世の花」「東京だョおっ母さん」がトップで、あとは「逢いたいなぁあの人に」「東京の人さようなら」「りんどう峠」「思い出さん今日は」「からたち日記」「哀愁のからまつ林」あたりが、真の代表曲だと思う。とにかく、波乱万丈の生涯だった。この方は。かなり前、このブログで「蔵出しビッグショー」の件で、お千代さんの借金について書いた。それを引用する。その前にも大怪我したり、客の紙テープが目に当って失明寸前になったり…とロクなことがなかったらしいが、最大の波乱はこれだろう、やっぱし。昭和50年、知人に頼まれ実印を貸してしまう。その知人だけではなく、マネージャーや知らない人までの沢山の保証人になってしまう。千代子を保証人に借金を重ねた人々は行方不明になる。そして16億円の借金を抱える。後に美空ひばりから「実印は貸すな」と言われる(美空ひばりも実印を押してしまった経験を持つ)。 昭和52年、島倉に信頼され手形を裏書されていた守屋義人が事業に失敗して不渡り手形を出し蒸発。これにより島倉は2億4,000万円(当時判明分)の債務を負う。「実印の怖さ」というのを、社会人になる前に知ったキッカケは、私はこれであった(苦笑)。昨年大晦日のテレビ東京「年忘れにっぽんの歌」のフィナーレ「からたち日記」と「人生いろいろ」が、生放送での最後の歌唱になったのだろうか。あのとき…というか、ここ数年はかなり声量も声質もリズム感も衰えて、テレビで歌ってるのを見てると、脇の下に「妙な汗」がダーダー流れてヒヤヒヤ…という印象があった。昨年末もそう。歌手生活59年。長い間お疲れさまでございました。お千代さん!そっちの世界の「コロムビア大行進」は豪華ですよ~。まず尊敬する女王、美空ひばりがいますしね。他にも「大コロムビア」なんですから、お世話になった諸先輩や同輩がお待ちかねです。藤山一郎・伊藤久男・赤坂小梅・二葉あき子・霧島昇・近江俊郎・笠置シズ子・並木路子・池真理子・鶴田六郎・奈良光枝・岡本敦郎・久保幸江・織井茂子・神楽坂はん子・高田浩吉・若山彰…といったお歴々ですか?かつて一緒にステージを踏まれた方は。もちろん司会はコロムビア・トップ、ライトのご両人に玉置先生でしょうね。他に尊敬してやまぬ東海林太郎大先生も、オカッパルも、バタヤンもお待ちかねです。淡谷先生も、おハマさんも、ミネ御大もいますよ…嫌かもしれませんが(苦笑)。同じ歌謡曲黄金時代を作った、春日八郎・三橋美智也・村田英雄・フランク永井・三波春夫・若原一郎・藤島桓夫・松山恵子・花村菊江というお仲間も、待ってるでしょう。…お千代さんが一番後輩だから、ある意味キツいところも多々あるかと思いますけどね…。東海林先生と、久々に「すみだ川」でもデュエットして、旧交を温めてください。でも安藤まり子、青木光一、コロムビアローズの3人はまだ連れて行かないでくださいよ!菅原都々子先生も、三浦さんも、大津さんも、曽根さんも浮子さんもダメですよ、連れてっちゃ!お千代さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2013年11月08日
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映画一筋58年、俳優の高倉健さんがこのたび、文化勲章を受章した。本当におめでたいし、素晴らしいことだと思う。ただ…。たぶん、私の頭がちょっとおかしいんだと思うが、正直な感想を書かせてもらう。「文化勲章が安くなったな~」この一言に尽きるのだ。健さんが文化勲章に値しない俳優だということでは、決してない。お人柄も素晴らしいと聞くし、日本を代表する俳優の一人であることは当たり前だ。ただ「健さんクラスが、文化勲章もらっちゃうんだ…」という気持ちが、どうしても拭えないのだ。おそらく、自分が歳をとったということも大きいと思う。大衆演劇の世界からは森繁久彌、山田五十鈴、森光子の3人が文化勲章を授賞している。森繁・山田のお2人は、十二分に納得できる役者さん。あれだけの映画・テレビ・舞台の活動を思い返せば、そりゃ文化勲章は当然だ。だが、森光子が貰うと聞いたとき、素直にすごいとは言えなかったし、思えなかった。新聞読んで「…なんで?」と独り言を呟いたのを、今でもよ~く覚えているしね(苦笑)。何か、あれから文化勲章の価値が若干下がった気がし出したような気がしてならない。我らが桂米朝師匠ですら、文化勲章受章には正直「???」と思ったし…。それで、今年の受章は健さん。私も健さんファンだが…映画俳優としての活動の幅は、上記の3人に比べると、かなり狭いし、アウトローな役どころが多い人なのに、それでも文化勲章なんだ…という気持ちが、どうしても拭えないのだ。熱烈な健さんファンには、本当に申し訳ないのだが。健さんが文化勲章ならば…今さら言っても仕方ないが、俳優ならば三船敏郎・小林桂樹・三國連太郎、噺家なら文樂・圓生・小さんあたりは、文化勲章に値するのではないだろうか、十二分に。これから毎年…というか年を重ねるごとに「この人が文化勲章なの?」ということが増えるのかな(苦笑)。
2013年11月03日
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