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今日は寒い。春は嫌だ、ってこんなことばっか言ってるかも。今日は、GRAPEVINEのアルバム「Here」です。■「羽根」のPVはこちら。前作「Lifetime」と似た匂いのするアルバムですが、全体的に明るめになっています。1曲目「想うということ」の「振り返ればいつも/誰かが笑いかけていて/君が誰かを想って/生きているなら/明日には ええ/明日には晴れそうです」という一節の暖かさや希望が胸に響きます。アルバム「Lifetime」や「退屈の花」の閉塞感とは対象的ともとれます。5曲目「ダイヤグラム」の弦といい、アルバムジャケットのような、綺麗な青空が目に浮かんできそうな作品です。「ナポリを見て死ね」「Scare」みたいなはじけた曲もありますし。シングル曲「Reverb」「羽根」は、ある意味いつも通りですけど……。そんな訳で、結構とっつきやすいアルバムだと思います。GRAPEVINE聴くのは初めてという人には、このアルバムがいいかも。
2006年04月10日
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今日は、GRAPEVINEのセカンドアルバム「Lifetime」です。■「光について」PVはこちら。人形のクビが怖いです。アルバム「退屈の花」が行方不明になっちゃってるので、こっちを先に。どこ行ったんだ。「光について」「スロウ」等のシングルでヒットしたアルバムです。かく言うぼくも、このアルバムがはじめてのGRAPEVINEでした。「光について」は名曲です。光に満たされているのに、溢れ出る寂寥感。しかもダイレクトにではなく、眩んだような滲んだ情景として描くその詩。冒頭の「いけすかない」のグルーブ感もかなり気持ちいいですし、「望みの彼方」のやりきれなさもかなりいいです。普通なら「望みの彼方」で終わるのに、あえて「HOPE(軽め)」で締める、彼等らしさも好きです。アルバム全体の表現力も上がっていますし、もちろんメンバー全員の技術ももともと高かったこともあって、聴きごたえのあるアルバムとなっています。曲のバリエーションが豊かになったのは大きいですね。彼等の最高傑作に推す人も少なくない名盤。
2006年04月09日
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寝てるのに眠い。いっつもこんなこと言ってる気がする。今日は、GRAPEVINEのデビュー作「覚醒」のレビュ-です。「覚醒」のPVがなかったんで「そら」です。ソングライターが4人という多彩さと、凝ったギターワ-ク、そして文学的で抽象的な味わいのある詩が持ち味のGRAPEVINE。デビュー当時は、ポストミスチルだのと揶揄されていましたが、いやはや。ラブソングが目立つこの作品ですが、やっぱり「覚醒」が良いです。ヨコノリでメロディアスでギターが格好良くて、詩にアイロニーがこもってて。最近ほどじゃないですが、詩も既に独特の味をかもし出しています。田中の声がまだ若いのが、今や新鮮に聴こえます。惜しむらくは、全体的に曲の早さが似てて、表情に乏しい点ですか。それもデビュー作っぽくて好きなんですけどね。
2006年04月08日
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ヘアワックスに未だに慣れません。ベタベタしてるし。今日は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム「ファンクラブ」です。■「ブルートレイン」PV視聴はこちら■待望の3枚目のアルバムです。今回は、バンドとしての表現スキルが画期的に上昇しており、アルバムの中でも様々な色をリスナー見せてくれます。特に、伊地知潔のドラムは実に多彩で、聴いていて面白いです。曲の展開や構成もなかなかに凝っており、彼等の成長の著しさを実感させてくれます。曲は相変わらず良いのですが、詩は今回はより内省的な感じです。言葉の使い方などは、以前よりも平易なものを選んでいるようで、聞き手にさらに多くのことが伝わるようになったのではないでしょうか。弱さや脆さ、閉塞的な感情といった暗めの題材を扱っている曲が多く見られますが、そのメッセージの鋭さが今回はいや増しているようです。難を言えば、構成に凝って詩も内省的とあって、わかりやすい勢いが減ったのが痛いです。裏を返せば、こういった勢いで押し切るアルバムではないのに、こんなにも多くの人が支持する、という事実が、バンドの今の力を如実に顕しています。
2006年04月07日
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PEPSI NEXウマス!甘味料アスパルテームについての説明はこちら。今日は、THE PREDATORSのアルバム「Hunting!!!!」です。■「爆音ドロップ」PV視聴はこちら■the pillowsの山中さわお(VOCAL&GUITAR)、GLAYのJIRO(BASS)、ストレイテナーのナカヤマデルトロ、じゃなかったシンペイ(DRUMS)という、錚々たるメンバーによって構成されたTHE PREDATORSの唯一のアルバムです。今年も活動してくれるのでしょうか。楽しみです。本人たちが「ポップなNIRVANA」と自らを比喩するように、いわゆるグランジ色の強い歪んだギターとヴァース・コーラス・ヴァースな曲構成は、まさにNIRVANA直系。山中のギターも、テクニックがまさにNIRVANA的です。色々な意味で。ナカヤマの激しいドラミングと、JIROの格好良いベースが絡むリズム隊が上出来ですね。詩の内容はあんまり明るくはないですが、演奏がパワフルかつスピーディで荒っぽくて、聴いてて爽快です。まあ詩も、NIRVANAを踏まえたものになってるわけですが。曲自体は、メロウな部分があまり無いのですが、これぐらい短いアルバムですと、かえって聴きやすいかも知れないですね。ポップな曲とNIRVANAが好きなら、まずは聴きましょう。the pillows、GLAY、STRAIGHTENORのどれかが好きなら、絶対聴くべきです。今年も活動して欲しいなぁ。
2006年04月06日
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ひめくりカレンダーって、ついめくるの忘れちゃいますよね。今日は、ストレイテナーのアルバム「TITLE」です。■「TENDER」PV視聴はこちら■メジャー2枚目のアルバムとなるこのアルバムで、ストレイテナーの知名度は一気に拡がりました。前作から参加している、BASSの日向とのコンビネーションも一層深まっており、楽曲の表現力も飛躍的に向上し、とても聴きごたえのある作品に仕上がっています。シングル「TENDER」や「REMINDER」にも見られるように、このアルバムではバンドのメロウでポップ部分にもスポットが当たっています。そういったことも、新しいリスナーの耳に届く一要素になったのではないでしょうか。メロウでポップな部分、と書きましたが、演奏・アレンジについてもいえることで、今までの轟音ギター&ドラムで押す手法から、よりテクニカルに、細かい部分に気を配るようになったように感じられます。バンドとしても新境地を開拓したアルバムだと言えるでしょう。珍しく曲数も12曲と多く、このアルバムにかける意気込みが伺えます。今の日本のギターロックを語る上で、ぜひ聴いておきたい1枚です。(個人的には、「TENDER」の情景が浮かび上がってくるような詩と演奏が特に好きです。「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」も捨てがたい。難点を挙げるとしたら、詩の世界が統一されすぎていることで、印象に残り辛い部分でしょうか。アレンジも、それを補う程のアクセントをもうちょっとつけて欲しかったかもです。後半がちょっと印象が薄いように感じられます。惜しいなぁ。)
2006年04月05日
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あったかいんだか暑いんだか寒いんだか。春は嫌になります。今日は、ストレイテナーのメジャーデビューアルバム「LOST WORLD’S ANTHOLOGY」です。■「A Song Runs through World」PV試聴はこちら■ずっとVOCAL&GUITARのホリエとDRUMSのナカヤマの2人で活動してきたストレイテナーですが、今回のアルバムからBASSに当時ART-SCHOOLにいた(今はZAZENBOYS在籍の)日向を迎えています。テクニックには定評のある日向の参加により、曲のバランスは安定して、単調になりがちだったアレンジも幅を広げつつあるのがわかります。ナカヤマの豪快なドラムも、さらに生き生きとしていますね。乾いた疾走感と風景や抽象的な詩が彼らの特徴ですが、もちろんこのアルバムにもそれがはっきりと表れています。メロディが良いのも特徴ですが、これは言わずもがな。「TOWER」などは非常に良い曲ですね。ギターロック系の注目株ですが、まさにそういう音が好きな人にお奨めです。余談ですが、「DJ ROLL」の「逃げるのにはもう疲れた/戦うよりはましだってんだろう/わかってるよ」という詩が好きです。(もちろん曲自体も大好きですよ)ダメといえばダメな感じですけど、そんな気分になることもありますよね。
2006年04月04日
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途中まで書いたレビューが消えたりしました。マッハガッデム。今日は、ストレイテナーのミニアルバム「ERROR」です。と、アマゾンではこの「ERROR」は中古で4000円以上もするんですね。うへー。まあ「STRAIGHTENER Early Years」に全曲収録されてる訳ですが。セカンドミニアルバムということになりますが、この時点で彼等の持ち味である、良いメロディと乾いたスピーディなギターは既に存分に発揮されています。ギター/ドラムの2ピースという、一見弱みとも取れる部分を乗り越えてプラスにしようとする意気込みがひしひしと感じられます。英詩が殆どなのが個人的にはちょっと不満ですが、それは最近の作品の日本語詩と英詩のバランスがあっての事ですしね。ということでお奨めしたいんですが、中古価格が高騰してるんで、「STRAIGHTENER Early Years」を素直に買ったほうが良いですね。(本人達は「~Early Years」に反対だったそうですけど……Spitzの件を思い出しますね)(余談:「EAGLE SHARK PANTHER」や「走る岩」、今回の「SKYLAB HURRICANE」など、マンガやアニメ・特撮からタイトルをとってる曲が多いのは面白いですね。)
2006年04月03日
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プロ野球が開幕して、嬉しい限り。今日は、KOHLの「A」です。ギターロックバンド、KOHLの4枚目となるアルバム「A」です。1曲目の「ララ・バイ」からいきなり前向きな詩で驚きです。と言うのも、今まで苦悩や葛藤といった印象の詩が多かった訳です。それが「大切だった景色にさよならして進むんだ空の向こうへ/星を描く願いを込めて灯りを点す」ですから、さすがにびっくり。まあ2曲目の「mr.doll」とかは、従来の感じでほっとしますが。音も大分と進化しています。前出の「mr.doll」などにも顕著なように、ギターの歪みで被い尽くすような構成から一変、少ない音の組み合わせで表現の幅を飛躍的に広げることに成功しています。今まではギターがうるさすぎて、他の音は聴こえ辛いし、曲毎のバリエーションも損なっていた感は否めなかったですが、今回は正直素晴らしいです。曲自体のメロディアスさにも、磨きをかけた音作りと言えるでしょう。今後が楽しみです。
2006年04月02日
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もう4月。ヒノキが憎い。今日は、toddleの「I dedicate D chord」です。田渕ひさ子率いるtoddleのファーストアルバムです。元NUMBERGIRL、現bloodthirsty butchersの田渕ですが、本格的に歌うのを、今回初めて聴きました。歌の印象は……可愛いんですがさすがにうまいとは言いがたいですね。味があると言えば確かにそうなのかも。可愛いですし。あえて難を言えば、歌とギターが悪い具合に衝突しちゃってるように聴こえるのが気になりますね。音に関して言えば、元NUMBERGIRLのVOLAがニューウェーブ寄り、ZAZENBOYSは変態(SLOTH LOVE CHUNKSは未聴)でしたが、このtoddleはオルタナ系のギターの音です。ギターソロが格好良くて好きです。ジャズマスターっぽい感じというか。曲自体が非常にポップで爽やかで聴きやすいですし、詩も女性らしい柔らかな耳触りなので、普通にオススメできる一枚なんじゃないでしょうか。
2006年04月01日
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気が付いたら3月ですよイヤアッホオオオウ。今日はBase Ball Bearの「バンドBについて」のレビューです。通称クマー。嘘です。平均年齢20歳と若い彼らのメジャープレデビュー盤。8曲入りで映像も入ってて、価格は何と1000円!お得です!メロディが秀逸です。しかしポスト・ナンバーガールっていうのは何か違うような。影響は受けてると思いますけど、かといって同じ場に立つバンドじゃない感じです。Base Ball Bearはもっとキャッチーでポップなので、NUMBERGIRLよりも聴きやすいです(その分、迫力も段違いですけど)唄い方と詞が、ちょっとナルシスティックな印象を受けますが、ぼくは嫌いじゃないです。今後が楽しみなバンドですね。
2006年03月12日
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急にまた寒が戻って、軽く風邪気味です。今日は、音速ラインのメジャーファーストアルバム「風景描写」です。既発シングル「スワロー」「街風」「逢瀬川」収録。インディー時代の代表曲「冬の空」「スローライフ」「ヒグラシ」もアレンジし直して収録。……新曲少ないお(;^ω^)まあともかく、現時点での彼等のベスト盤といっても過言ではないでしょう。いい曲ばかりで、一枚のアルバムとして満足度の高い仕上がりです。特に「ヒグラシ」(インディーだと「ひぐらし」でしたけど)のリアレンジは、ガラっと色が変わっていて面白いです。個人的に一押しな曲は「遭いたい」。シンセと弦が入っていて、どポップな曲調や素直な詩と相まって、アルバムの中でも妙に目立つ1曲です。これをシングルにしても良かったんじゃないだろうか、とも思わなくもないです。既存のイメージからはちょっと違いますけど。シングル「街風」のジャケット騒動もあって、何かと叩かれがちな彼等ですが、曲自体がすごく良いのでもっと多くの人の耳に入って欲しい次第であります。
2006年03月03日
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みかん水うまい!今日は、音速ラインの「青い世界」です。インディーで2枚目のミニアルバム。昨日紹介した「うたかた」と同路線のつくりとなっています。寂寥感を風景として思い起こさせる、日本語主体の詩。3ピースながら、しっかりした演奏と思ったより歪んだギター。今回は、軽くプログラミングを使っており、前作とは一風変わった面も垣間見ることができます。「ここにいる」は従来の良曲といった趣ですが、「未来サントラ」のような前向きな詩とイントロから鳴るシンセに驚かされるポップな曲もあり、といった感じです。ちなみにボーナストラックもありますが、これも結構面白いですね。
2006年03月02日
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野球がはじまって嬉しい限りです。今日は音速ラインの「ひぐらし」です。猫のジャケットが目を引くミニアルバム。ジャケ買いしました、というのは嘘で、雑誌「Quip」のサンプラーで聴いて、非常に好みだったので購入に至ったわけです。メロディックで歌メロの立ったギターロックサウンドが良いです。ジャケから受ける印象よりもギターが効いている感じでしょうか。「和風」な印象を受ける、ほぼ日本語の詩と、独特の透明感を持つボーカルが好感度大。おぼろげな情景とせつなさ溢れる「冬の空」は名曲だと思います。難を言えば、バンドの強烈な色というものが少ないということでしょうか。しかし色が強すぎて、受け入れ難いバンドも山ほどありますし、この音速ラインというバンドは、ぼくの好みに非常にフィットしてます。極端ならいいってものでもないですよね。
2006年03月01日
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カップ麺にお湯を注いでいる時に、途中でポットのお湯が無くなっちゃう感じ。今日はELLEGARDENのアルバム「RIOT ON THE GRILL」のレビューです。いい喰いっぷりなジャケ。アルバムの中身も、いい音鳴ってます。カラっとしたパンクというかメロパン?この辺の分類がよくわかりません。カリっとしたメロンパン?閑話休題、細美の妙に巧い英語が乗る爽快ポップなパンクナンバーがウリのELLEGARDEN。詩も英語が多いのですが、なかなかダメな詩の内容が笑えます。オフスプリングみたいな感じですかね。もちろん演奏の勢いも良いのですが、「Snake Fighting」みたいな新境地の曲もあり、成長著しいバンドと言えましょう。ぼくは声の選り好みが激しくて、それだけでバンドが好きになったり嫌いになったりするんですが(すごいダミ声とか歌い方に癖がありすぎるとかは苦手です)、ELLEGARDENの細美の声は良いですね。
2006年02月21日
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,(ゝ、 ヤンマーニ ー=y; ((ノりヾヽ ヤンマーニ \(゚д゚从 ヤンマーニ ノノ| y |\;y=‐ ヤーイヤー / へゝ ~く~~~~ ご覧の通り、今日はFictionJunction YUUKAのアルバム「Destination」です。ご存知無い方のために補足しておくと、このアルバムの3曲目「Nowhere」に「ヤンマーニヤンマーニ」といった謎の掛け声(本当はヤンマーニじゃないらしいですが)が使われており、面倒なので詳しくはここ見てください。ヤンマーニに始まりヤンマーニに終わる、訳ではなくて、シングル「暁の車」などでも顕著な、哀愁漂うドラマティックで綺麗な曲が前面に出た作品です。YUUKAさんの透明感溢れる伸びの良い声質も、曲の世界観に巧く合っています。ヤンマーニがアッパーな曲であるのに対して、アルバム全体は暗めでせつなさ炸裂で繊細な色で被い尽くされているので、期待はずれに感じた人もいたかも知れません。しかし逆に言えば、ジャケットからも伺えるように、ひとつの世界観を貫き通したコンセプトアルバムのような感じで、ぼくは通して聴ける良い作品だと思います。特に、アコースティックものの使い方が気持ち良くて好きです。全アコースティックでもいいのに!ぐらいな。まあ、欲を言えばヤンマーニ級のものがあと1曲ぐらいあっても良かったかな、というのも率直な感想でもあるのですが。結局、ヤンマーニに始まりヤンマーニに終わるレビューになってしまいました。それぐらいに圧倒的なヤンマーニ。
2006年02月20日
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酸味の強い豆を使ったカフェオレが苦手です。まったりした味がいいんです。今日はRAM RIDERのアルバム「PORTABLE DISCO」です。ポータブルディスコというタイトル通り、心地よいポップなダンスミュージックです。昔はTMNなんかが好きだったという本人の嗜好や人柄(恥ずかしがらずにTMNを例に挙げるなんて好感度大です)が滲み出たような、人懐っこくて親しみやすい音で、もっと多くの人に聴かれるべきモノだと思います。音のつくりも、いわゆるドンシャリ過多のものでもなく、アンビエントな睡眠誘発剤みたいなのでもない、抜くところは抜いた、入れるところは入れてる、ツボを抑えたもので、聴いていて気持ちよく踊れます。詩は何だか妄想というか、いい意味で現実臭さの無い、曲のポップさによく合った楽しいものが多いです。ちなみにSpace Cowboyもこのアルバムに参加してます。「OUR MUSIC IS YOUR MUSIC」の名に恥じない、「一見さんお断り!」なスタンスとは真逆の、誰でも踊れる良盤です。特に13曲目「MUSIC」は白眉の出来!最高!*試聴はコチラhttp://www.ramrider.com/portabledisco/index.html
2006年02月19日
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ヤーヤーヤーヤヤーヤーヤー。今日はDOPING PANDAのミニアルバム「HIGH FIDELITY」です。3ピースのダンサブルなロックバンド、DOPING PANDAですが、これがメジャーデビュー作となります。デビュー作ってこともあるのか、とにかく明るくポップで踊れる曲揃いです。名曲「Hi-Fi」の印象が強いですが、他の曲ではほぼ打ち込み無しのバンドサウンドで、スキルも確かなものがあります。英詩でパンク寄りでノれるって点では、ELLEGARDENなんかも同じく盛り上がってますが、エルレ好きな人はDOPING PANDAもいいかも知れないですね。細美の英語の発音には敵いませんけど。ボーカルの声がちょっと人を選びそうですが(ぼくもちょっと苦手)、そんなの気にしないで盛り上がろうぜ!!てな感じで、声が苦手な割には好きなミニアルバムです。
2006年02月18日
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炭酸ボンベうめえwwwwwwww今日はJUDY AND MARYのベストアルバム「The Great Escape」です。珍しく女性ボーカルものが続いてます。どうしたことかー。ファン投票ベスト30の曲収録ということで、古い曲から比較的新しい曲まで網羅してます。最近また出た「FRESH」よりいいかも。あらためて聴くと、非常に良いバランスのもとにあったバンドだったんですね。恩田・五十嵐の経験豊富なリズム隊に基盤を固められた上で、YUKIのキュートな声と詩にTAKUYAの一風変わったなセンスのギターが絡む、唯一無二なバンドだったんじゃないかな、という印象です。個性の強いYUKIとTAKUYAが縦横無尽に走り回れるのは、ベテランのリズム隊がいたからだったんだなあ、と考えると、やっぱりいいバンドでしたね。今更だ。恩田が脱退しかけたので、それなら解散だ、となったのも頷ける話です。しかしまあ「MOTTO」とか聴くと、TAKUYAのギターは変だなー、と思う訳です。そりゃもっと変なギターなんて、アンダーグラウンドなバンドを聴くと沢山ありますけど、JUDY AND MARYみたいな超メジャーバンドのしかもシングル曲で、あのギターですよ。TAKUYAの詩と曲は結構叙情的だったりしますが、ギタープレイとはすごいギャップでそこも面白いです。実は、JUDY AND MARYのどPOPでメロウな曲は個人的に苦手だったりするのですが、でもTAKUYAのギターは聴いてて面白くて良いなあ、という感想でした。(余談ですが、「MOTTO」のOは上に点が2つ付いている、メビウスのOと同じアレですが、この字だと本当は「モットー」じゃなくて「モットゥェー」みたいな発音になる、と以前YUKIがラジオで言ってたのを思い出しました。ナツカシス)
2006年02月15日
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ネムイネムイ。今日はTommy heavenly6のアルバムです。普段レビューやってるのとちょっと毛色が違いますが、(゚ε゚)キニシナイ!!トミーが可愛いのでアルバムを買ってしまった訳ですね。雁屋崎じゃねえ!内容は、Tommy februaryのPOPでキラキラした音とは違って、クールなロックです。しょっぱなから微妙な打ち込みドラムの曲でちょっと不安でしたが、3曲目「Wait till I can dream」で救われました。この曲、誤解を恐れずに言うと、ズバリ「スマパン」(The Smashing Pumpkins)です。イントロのギターの歪み具合、メロディ、ドラムのシンバル、トミーのシャウト、どれをとってもスマパンっぽい!こいつらわかってやってるなー、と非常に楽しく聴けました。いやマジでこれビリーが歌ってても違和感ない感じかも。多分。きっと。アルバム全体として、いわゆるオルタナ(懐かしいなぁ)っぽさが感じられます。「Swear」とか好きです。全体としてはやや似た感じの曲が多い印象ですけど、「Wait till I can dream」1曲のためだけでも聴く価値あるんじゃないかと思いますよ。しぇーいど!
2006年02月12日
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サムイサムイ。今日は、VOLA&THE ORIENTAL MACHINE「WAITING FOR MY FOOD」です。言わずと知れた、exNUMBERGIRL,ZAZEN BOYSのドラマー、アヒトイナザワがボーカルとギターで組んだバンドです。もちろん他のメンバーもdowny、Syrup16gなど豪華な面子です。音の感触はいわゆるニューウエーブ的なもので、ツインギターの硬質な絡みが格好良いです。(ベースもすごい!)アヒトがかつて在籍していたZAZEN BOYZと比較されてしまうことが多々あるのですが、2つのバンドの顕著な差は、やはり「楽曲のPOPさ」でしょう。演奏力や構成力は、正直ZAZEN BOYSに並ぶのは難しいと思います。しかしVOLAには、ZAZEN BOYSには無い、メロディの良さがあります。ぼく個人としては、POPなモノが大好きなので、ZAZEN BOYSよりも合ってるかな、という印象でした。
2006年02月05日
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あけましておめでとうございます。まあ正月から仕事なワケですけど。今日はSadesper Recordの「A Sort of Sound Track for U.F.O.」です。corltar of the deepersのナラサキと元MELT BANANAの大島のユニットによる、UFOという映画のサントラ、ということらしいです。テクノmeetsDEEPERSと言ってしまえばそれまでなんですが、これはロック好きな自分にも聴きやすかったです。siestaみたいなもろDEEPERSなものから、逆にまさしく大島氏のSLEEPWALKな曲まで楽しめる1枚。「siesta」を聞きながら電車の窓から風景を眺めるのは、非常に気持ち良かったです。打込みモノですけど、ロック好きな人にも楽しんでもらえるアルバムなんじゃないかな、と思います。
2006年01月01日
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大晦日なのに町は人が多い……。ユニコーンの「雪が降る町」を思い出しますね。今日はMO'SOME TONEBENDERの「echo」です。スタジオ録音の音源とライブ音源が交互に収録されている、一風変わった構成のミニアルバムです。彼らの、ライブに対する姿勢がよくわかりますね。全体の印象としては、混沌としたダークなロックです。破壊的で狂気を滲ませた曲ばっかりと言いますか。一曲目の「DAWN ROCK」のリフから、寝た子も起きるような格好良さ!「その気があるなら輪の中に入りな」という、この冷たい狂騒のアルバムの踏絵のような唄。タイトル曲「echo」は、メロディが染み渡るスロウナンバーで、「明日は最高の日」と唄うのですが、それにしてもアウトロの音の冷たさにヒリヒリさせられます。この作品か次回作「HELLO」や「LIGHT,SLIDE,DUMMY」が、いわゆるモーサムのひとつのクライマックスだ、という人がいるのもわかる気がします。もちろん、今のやや陽性になった作品も好きですけどね。NUMBERGIRL好きな人は、こういうアルバムも好きかもな、となんとなく思います。
2005年12月31日
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昨日の「jupiter」のレビューは、どうも辛口になってしまって反省。好きなバンドだと、どうしても真剣になっちゃいますね。で、今日は「ユグドラシル」です。「jupiter」路線の延長線上だな、という印象を受けました。アレンジの上達は目を見張るものがありますね。これを聴いた後「FLAME VAIN」を聴くと、すごいわかりやすいですねwこの「ユグドラシル」のツアーに行って来たんですけど、やはりアレンジの良さというのは、過去の曲と一緒に演奏されてみて、一段とはっきりわかりました。進歩しているな、という実感をもてるアルバムと言いますか。詩も良い、曲も良い、というか「jupiter」と似た感想です。いいんだけど、あの詩と演奏の熱さ、ひたむきさは減ってしまったな、という。しかし、それもバンドの進化のひとつの過程な訳です。これからどのように彼らが変遷していくか、楽しみにしようと思います。
2005年12月18日
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今日は「jupiter」です。メジャーデビューアルバムです。「ダイヤモンド」「天体観測」「ハルジオン」収録。詩の素晴らしさも健在、演奏力も上達、言うことないです。前作「THE LIVING DEAD」のレビューで、『ひとつの到達点』と書きましたが、この「jupiter」は新たな境地を切り開こうとする意欲に溢れています。前作までの、勢い任せと揶揄されがちがった力押しの演奏から、次第にアレンジへの拘りを見せるようになっています。この辺いいことなんですけど、全ての聴き手にとっていいこととは限らない、という点が不幸な話ですね。というのも、アレンジにこだわった結果、前ほど演奏に勢いや力が感じられない音作りになっていて、そこで失望してしまう人もいただろうという推測です。詩は、穏やかな中にも心に届く、以前にはなかったかたちのものも出てきました。その分、ひたむきさを前面に押し出したものが割合として減っており、そのあたりも既存作品のファンにはやや不評だったのかもしれないです。個人的には、クオリティは上がったけど、前作のほうがいいアルバムだったな、というのが正直な感想です。「ダイヤモンド」や「メロディーフラッグ」など、曲単位だとすごく良い曲も多いのですが、アルバム1枚で見ると難しいかな、と。前作が良すぎたからこその悲劇、ということでもあるんですが。
2005年12月17日
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今日は「THE LIVING DEAD」です。BUMP OF CHICKENのひとつの到達点とも言える傑作です。その理由は、何と言ってもその詩。今回は、アルバム1枚を通して描かれる「物語」という形式ですが、特に、描かれる人のひたむきに心を打たれます。自分を信じること、自分以外の大切な人への献身、やるせない状況下でも前を向く姿勢、それらが物語形式の詩の中で語られます。その想いをふりしぼるように鳴らされる疾走するギターサウンドは、荒削りさながらそこがまたいい味を出しています。(と言っても前作より格段の進歩していますけど)まあ個人的に、聴いて泣いちゃった訳です。せつないラブソングとかにはほとんど興味がないんですが、こういうひたむきさには心洗われました。詩の世界が若い、と言い切るのは容易ですが、若いからこそ表現でき得るものもありますよね。
2005年12月16日
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うう寒い。猫暖房をしようにも猫が寄って来ません。そうえいばBUMP OF CHICKENのレビューをしてなかったなぁ、と今更ながら気づいたので、今日からボチボチやっていきます。初回はインディー1st「FLAME VAIN」です。僕が持ってるのは+1じゃないほうなんでバトルクライ抜きです。ていうか「LAMP」のシングルってえらい高値で取引されてるんですねー。そういや持ってたような気がするなあ。閑話休題、初期の作品ということで、彼らの持ち味の詩も瑞々しいです。「ガラスのブルース」とか「アルエ」は、今ライブで聴くとある意味新鮮です。「くだらない唄」と、次作の「続くだらない唄」の差も結構すごいものがw曲は、この頃はまだメジャー調の明るいものが多くバリエーションはあまりないですが、もちろん曲自体はすばらしいです。演奏・アレンジについては、この頃はまだまだ未熟ですが、まあこれからですね。歌詞カードは、雰囲気があっていいんですが、ちょっと読み辛いなあ、というのが正直なところです。しかし彼等の原点ですし、ファンなら必聴です。バンプ初心者は、次の「THE LIVING DEAD」から聴くのがいいかな、と思います。あ、ボーナストラックに関してはノーコメントで……。*12/24補足CDの棚を漁ってたら、やっぱり「LAMP」ありました。Amazonで調べたら1万円以上するんですねえ。すげー。
2005年12月15日
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ART-SCHOOLのアルバム「Paradise Lost」のレビューです。ちなみに僕は、このアルバムのツアーにも行きました。すごい良かったです。それも踏まえて……。こう言うと誤解されるかも知れませんが、以前の「直球グランジ」と違う姿が見られる作品となっています。「クロエ」「Love Letter Box」「Perfect Kiss」といった、照れのないポップソング(まあ詩はアートらしいですけど)が堂々とアルバムに並んでいるのを聴いて、それははっきりします。無論、「Black Sunshine」「Forget The Swan」のような、爆音ギターの既存路線の曲もありますが、それだけではない世界が広がった印象です。第一期からのメンバーチェンジと、バンドの再生といった流れの中で、以前では表現できなかったものを、曲として生み出せるようになったんだな、と感慨深いものがあります。九州を一緒にツアーで回った曽我部恵一氏がHPの日記で言っていましたが、「君と僕とは多分分かり合えない、という前提のもとに鳴らされる」そのART-SCHOOLの音楽は、それでも聴く人の中に強く残すモノがある、と思います。「ハリネズミのジレンマ」といいますが、そのハリネズミのトゲを持っている人のシンパシーを、強く揺さぶるような何かがあります。アルバムの中の1曲「僕が君だったら」の描く世界は、そんな人にお勧めです。すごく冬に合う、良いアルバムです。
2005年12月07日
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ごきげんよう。半年以上も空いた訳ですが、その間中東に石油を掘りにいってました。今日からぼちぼち行きます。多分。さて、待望のMO'SOME TONEBENDERのニューアルバムが出ました!その名も「Rockin’ Luuula」!これのレビューいきます。シングル「ビートルバーナー」「ペチカ」(名曲!)と、ミニアルバム「faster!」から「Have you ever seen the stars?」を別バージョンで収録。今回は、ギター・ボーカルの百々が前面に出た作品とのことで、母親の病死を乗り越えての、メロウで暖かい、そしてそれを踏まえたロックバカで突き抜けたシンプルさが光る内容となっています。冒頭の「奇跡の歌」から、以前にない前向きさや勢いを感じます。「happy icecream」「マッシュポテト・ブギー」なんて曲もよいのですが、白眉はやはり「ペチカ(long flight ver.)」です。日々の生活への暖かい眼差しを感じさせる、詩と長めの演奏がいいですね。悲しみを乗り越えた強靭さと優しさを感じます。オススメの1枚です。
2005年12月06日
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ART-SCHOOLのメジャー復帰作品第一弾となる「あと10秒で」のレビューです。海外でレコーディングを行った、ということで、ああこれで安定されて作品が供給されるのか、と感無量です。良かった。で、肝心の内容ですが、1曲目から非常にポップです。打込みを珍しく使ったダンサブルな「あと10秒で」、詩は終末についてなんですが、陰々滅々としたものではなく、どこかカラっと乾いたラブソング(かな?)になっています。聴いてて気持ちよい曲ですね。「汚されたい」「イディオット」と、早めでややエロスな曲(口でしたいのとか……)。そんな中で「カノン」は、スロウでしみじみと良いです。バランスのとれたシングルなんじゃないかな、と思います。今のART-SCHOOLを聴きたい、という場合はこれがオススメです。
2005年12月05日
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曽我部恵一のアルバム「ラブレター」のレビューです。九州のART-SCHOOLとのジョイントツアーで、すごく楽しませてもらったのが聴くきっかけでした。熱くて楽しくて盛り上がった、簡単に言えばそんなライブでした。僕の目の前まで、メンバーが降りてきて演奏してましたよwさて、アルバムの内容ですが、なかなかストレートです。サニーデイサービスは、非常にクオリティの高い上質な音楽だった印象があるのですが、このソロアルバムは有機的なバンドの力を感じさせてくれる、パワフルであけすけな感じです。リフでぐいぐい引っ張る曲や、ほぼ演奏なし、手拍子と歌だけで盛り上げる曲、そして私小説というより親しい人へ贈る手紙のような、親しみやすい詩。全体として、人懐っこいアルバムと言えると思います。これからの季節、こんな暖かい(そしてやや熱め!)アルバムを聴いて過ごすのも良いのではないでしょうか。毎年、量産されては次の年には忘れられるようなクリスマスソングなんかより、よっぽどあったまりますYO!(嫌味だなぁ)
2005年12月04日
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■BUGY CRAXONE - sorry,I will scream hereメンバーチェンジやインディー落ち、レーベル設立と様々な出来事を経てリリースされた、5枚目のアルバム。漢気に満ち溢れた、冷たく硬質なギターサウンドが、このバンドの肝だろう。グランジ・オルタナを素地とした演奏の中でも、特に際立っている。鈴木ゆう子は、日本の音楽シーンの中でも稀有な、とても素晴らしいロックな声を持っており、ここも聴きどころだ。ハードな楽曲の中で、「11月」の短調のメロディーと素直な心情を吐露するかのような詩が一際光っている。硬派なロックが好きな人は是非。タワーレコード限定発売です。逆にいえば、ポップさはそんなに強くないので、聴き辛いと感じる人も少ないだろうな、というのも正直な実感。ミニアルバム「This is NEW SUNRISE」収録の「New sunrise」のような楽曲が以前にはあったが、ああいう曲が今作にあればもっと多くの人に聴かれる作品だったかも知れないな、と思わなくも無い。でも、こういった曲をやっていく、というのがバンドの所信表明としてのこのアルバムなんだろうな。何だか頼もしくもある。
2005年01月30日
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■COALTAR OF THE DEEPERS - PENGUIN E.P.「newave」以来久々のリリースのe.p.。可愛いジャケの割に、デス声の占める割合がすこぶる多いのが、なかなか素敵な作品である。いきなりのデス声ボーカルが弾ける「FASTEST DRAW(DREAM MAN2)」だが、デス声と少年声が交互に組み込まれている。どっちも歌ってるのがナラサキというのは、はじめて聴いた人は夢にも思うまい。んで2曲目が、三味線メタルな「Wipeout」。カオスである。3曲目は打ち込みのリズムが特徴的な「Dead by Dawn」なのだが、まぁこれは1曲目と似た路線。最後が、そのまま眠りそうな程気持ちよい、揺れる「Swimmers」。素直にいい曲だが、1曲目を演奏しているのと同じバンドの曲とは到底思えない、この感覚を是とするか非とするかで、DEEPERSが好きか嫌いかが分かれるんじゃなかろうか。デス声で笑わないように。気持ちはわかるが。
2005年01月14日
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■COALTAR OF THE DEEPERS - No Thank Youぶっちゃけマイブラ。イチマキ(Gt,Cho)加入は前作からでした、スマソ。色々と新機軸な内容となっている。個人的にびっくりしたのが、 ヽ、 ヽ ヽ 、 ヽ )ヽ、_,,,..._ ヽ、_, げえッ───────!!! iー-、::_: `、ゝ_,,- ノ ( ) 、 ) ノ::`ー_-_ノ ノ ノ_,-"イ / ` 、ノ `i ( l,-、 |::::.ヽ _。ヽ:: /_。フ' |ノ ヽ、 i、 ノ|6`i/:::. ,,-.―'' /i|.ー-、. |ヽ ::: i :: ⌒ : | <…CDのブックレットに歌詞がのってる!?ヽ`l | :: /ニ`i / `|:. ヽ、 i_,,,、/ / ,へ___ ,|:::._ヽ___/ _//`ー--、ニ=--―, | ̄ ̄ ̄ ̄||| ̄| / / / __  ̄ ̄`¬ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ヽ | // / / 三三三 / という……。普段からのせろよ、と思わなくもないけど、次回のアルバム「newave」からまたのらなくなりますた。気を取り直して、他の新機軸としては、打ち込みが多いということ。以前に比べて、格段に多くなったんじゃないかと思う。そして、最も顕著なのが「POP」であるということ。ナラサキのかく曲自体は、元々ポップだったが、イチマキがメインボーカルをとるような曲は今回特にその傾向が強い。そういう点が嫌な古参のファンもいるだろうが、個人的にはいい意味での変化なんじゃないかな、と思う。そのかわりと言っては何だが演奏重め。というか、変化の無いバンドは飽きるし、悪い方への変化というには作品のクオリティは高すぎるし。そんなこんなで、ファンの間で評価が分かれているアルバム。しかし、はじめてDEEPERSを聴く人は、案外この作品もいいんじゃないかな、とも思う。ベスト盤「THE BREASTROKE」はなかなか手に入らないし…。
2005年01月13日
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■COALTAR OF THE DEEPERS - SUBMERGE今回は彼らの名を一躍広めた名作をレビュー。インディーとは思えないクオリティである。このアルバムはメタル色があんまり強くないので、結構受け入れやすいんじゃないかと思う。ノイズはすごいけど。轟音ギターと技巧派のリズム隊が冴え、そこで紡ぎ出されるこのアルバムの音は非常に多彩。ドラムンベースあり、ジャジーな曲あり、そこを纏めているのはナラサキの生み出すディストーションノイズだろう。多層のギターの音の渦は、好きな人には堪らない陶酔の世界。激ポップな「Sazabi」、ライブでも盛りあがる「Cell」、美メロ炸裂の「夏の行人坂」、トリップしそうな「The Lifeblood」と、DEEPERSの魅力が余す事無く表現されている名盤。ナラサキの作る曲自体は、高品質のポップなものが多いが、それにナラサキ自身の可愛らしい(Sazabiとかすごいね)声と、鬼神の如きドラム(「Receive Assimilation」のイントロだけで腕が攣りそうな勢い)、そこにワサワサとギターノイズを振りかけて、DEEPERSの音になる。うーん、格好いいなー。「Submerge」のエヴァンゲリオンの声で4番ゴメスwwwwwwwwwwwwww
2005年01月12日
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【パン板】 パンと共に苦難を乗り越えていくスレ超オススメ。-----------------------------------------------------ものすごくウチのサイトらしくないアルバムのレビューいきます。友達が聴かしてくれたので、たまにはギターロックじゃないのもいいかなー、と。実は、音楽を聴き始めたのがTMNやaccessみたいなのだったので、ある意味懐かしかったりもします。■T.M.Revolution - vertical infinity9枚目のアルバム。浅倉大介プロデュース。今回、西川氏自身がアレンジに噛んでる曲が数曲あり、そこが既存のファンの間でもアルバムの評価を分ける要素になっていると思われる。以前、西川はLuis-Maryというバンドをやっていたが、今回彼が関わったアレンジで、前作以上にギターが大胆に使われている。ハードロックっぽい使われ方をしているが、ブックレットが手元に無いので詳しいことはわからないが、多分ギターを弾いていると思われる柴崎氏(元WANDS)の影響も少なくないだろう。(葛城哲哉が弾いてる可能性もあるけど、よくわかんない)こういうデジタル+ハードロックなギターというのは、浅倉大介が以前やっていたIcemanというバンドを彷彿とさせる。(Icemanの方が装飾的な音が少ないような記憶があるが)その他の新境地としては、「ULTIMATE」におけるブラスアレンジ。恐らくシンセで出している音だろうが、TMRにしては珍しいのではないかと思う。とかいって前例があったりするかも。どうでしょう。しかし、いちリスナーとして思うのは、曲順が悪い。インストからいきなりシングル曲、その次に勢いのある曲、でバラードとここまでは普通。その後がどうも……。前途の西川氏がアレンジに関わったと思われる、ギターが強い曲が後ろに追いやられており、しかもバラードと早くて重い曲が交互に並べられており、落ち着かないしノレないし、という印象。前半で畳み掛けるように重くて早いのを聴かせるのもアリじゃないのかな、と思うが。しかし前回のアルバムも似た感じの曲順だったので、浅倉氏はこういう並びが好みなんだろう。うーん。ハードロックが大丈夫・好きかどうかで、このアルバムの評価は分かれてくる。ただ、西川氏本人がやりたい方向性がはっきりと見えてきたと思われるので、彼自身のファンであれば、行く先を見届けて欲しい。
2005年01月11日
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ネコメタル。--------------------------------------------------------折角なので、いっこ前のアルバムもとりあげてみる。■T.M.Revolution - SEVENTH HEAVEN8枚目のアルバムで、プロデュースは御馴染み浅倉大介。久々の純正オリジナルアルバムという事で、期待してたらCCCDというファンにとっては(´・ω・`)ショボーンだったろう。さて内容だが、ギターや低音が従来に比べて大きくなっているので、ヘビーな音だな、と苦手意識を感じる人もいるだろう。しかし、今までにない重さは、曲のノリ自体をむしろ損なうどころかプラスの方向に向かわせているとも言えるだろう。(例外については後で触れる)殆どシンセしか鳴っていないような過去の作品よりも、バリエーションが増えて刺激的になった。個人的にはもっと装飾音を減らしてもっと低音効かせてもいいと思う。弾き語りではじまる「群青」は、なかなかいい。こういうのを増やしてもいいんじゃないだろうか。なかなかノリのいい曲が並んでいて、まさに完全復活を印象付ける作品となっているが、気付いたことがひとつ。「Zips」などは結構ギターが大きめだが、どうもアレンジがちぐはぐな印象を受ける。打ち込みのリズムに、ズズジャー・ズズジャーととギターが乗っかっているのだが、曲自体がブツ切りみたいなのだ。シンセは、低音がメインでその割に音が多く、ギターとぶつかり合って長所を潰し合っている。前途の装飾音うんぬんはそういう点が気になるということで、一気に音を減らすか、又は効果的に高音を混ぜると、結構印象が変わると思うのだが。「Wheel Of Fortune 」はバランスが取れているかも。しかしこの曲、もっと前半のほうがいいと思うけどなぁ。
2005年01月10日
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オッスオラ極右のガイドライン 1 :流行ってきたので立ててみますた :05/01/25 00:03:27 先日、孫がビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました 「オッス オラ 極右」主人公は異星人との紛争を暴力によって解決しようとするものでとても、 子どもには見せられる内容ではありませんまた主人公がピンチになると金髪で青い目に変身します。 (元々の主人公は黒髪で黒い目をしています)時代遅れの脱亜入欧的表現に笑ってしまいましたが、 こういう所から同じアジアの同胞への差別が始まるのかと思うと薄ら寒い気がします。 そして、最後の必殺技は、全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大なエネルギーにするというものなのですが、その表現が更に恐ろしい全ての人々が両手を天に上げる、そう万歳なのです。 万歳をした人から力を奪い取り、敵を撃つという図式は戦中の構図そのものでその衝撃にへたりこんでしまいました。 このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。 この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか。 --------------------------------------------------------ドラゴンボール知らない人はごめんなさい。ART-SCHOOLの連続レビューがようやく終わったので(実質3日ぐらいしかかかってないけど)、肩の凝らないのでいきます。■the GIRLHUNT - INSIDEインディースバンド、ザ・ガールハントのシングル。CDの帯に「ガルハン史上最高の、究極へたれポップ・ナンバー!!」と謳われているが、言いえて妙というか。タイトル曲「インサイド」のサビは「届かないじゃない届けないんだ/続けないんじゃない続かないんだ」というもの。うん、へなちょこだけどそこがいい。ツインギターの爽快な疾走感は聴いていて気持ちよく、ギターロック好きな人でテクうんぬんに煩くなければオススメ。ツインボーカル体制なのだが、片一方が高音部がいっぱいいっぱいで、そこもへなちょこ具合を醸し出している。2曲目「超大作」3曲目「夕暮れ待ち伏せパーク」では、ゲストギタリストが何人か参加している。雑誌のインタビューによると、「難しくて弾けないから」みたいなことを言っていたが、うん、へなちょこだ。ツインギターのくせに!ちなみにボーナストラックの歌詞の「愛情 友情 オレん家 名古屋城」が何と言うか何と言うか。うん。
2005年01月09日
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■ART-SCHOOL - Scarlet新メンバー、戸高・宇野加入後初の音源である。第二期ART-SCHOOLの始まりを告げる作品。やたらめったら詩に猿という単語が使われており、個人的に「猿盤」と呼んでいる。まあそのぐらい詩の内容は一辺倒。何だかやさぐれた感はいや増しているようだが、詩と曲をほぼ全て木下がかいている関係もあり、それほど以前と変わった印象もない。ギタリストの交代によってか、「LOVE/HATE」よりもまたギタ-が強調された音作りになっており、悪くない。タイトル曲「スカーレット」はなかなかいい曲。「君は僕の物だった」もいい、けど猿。新境地といえば、「クロエ」のような軽快な曲がでてきたことだろう。全体的に殺伐としているが、それはメンバーが変わった訳だし喪失の辛さが出てくるのは当然か。こういった感情が滲み出ているのが、ある意味嬉しくもある。ART-SCHOOLが、もし復帰後何事も無かったかのように超陽性の曲を連発したとすれば、絶対萎えると思う。タワーレコード限定なので、購入の際はお気をつけください。(感感俺俺を訂正orz)
2005年01月08日
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■ART-SCHOOL - BOYS DON'T CRYオリジナルメンバーによる最期のツアーを収録したアルバム。これをもって大山・日向は脱退。タイトルは映画かTHE CUREか。CD23曲+DVD9曲、MCも殆ど無し。「不器用なバンドだったことを誇りに思います」という、木下のいやにモソモソしたMCからも伺えるように、演奏で全て伝えるという気迫の篭ったアルバム。木下の歌も普段より調子がいいようで、ひどい破綻もなく最期まで聴ける。今までの全作品から満遍なく選曲されており、まさにライブベストと呼べる内容。ファンなら必ず聴くべし。1stミニアルバム収録の「NEGATIVE」「FIONA APPLE GIRL」「斜陽」が演奏されており、嬉しい限りである。特に「斜陽」は、この曲をみんなで演奏して、これでバンドをやっていこうと決めた、というエピソードのある曲だが、メンバー脱退が数時間後に迫っているライブの本編最期に演奏される。「My sun with die 行きつく果てで 君が失った青い花その眼 その手 その唇を 何故か不思議だと思うのです」(斜陽)行きつく果てである第一期ART-SCHOOLの終焉。この「斜陽」は、メンバーチェンジ以降、ステージで演奏されていない。
2005年01月07日
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■ART-SCHOOL - LOVE/HATE彼らの2ndアルバム。この作品のツアーをもって、オリジナルメンバーの大山と日向が脱退。このアルバムの特徴は「バランスが良い」というところ。前作のアルバム「Requiem for Innocence」と比較して、低音がはっきりしたつくりになっている。少々前作は、良かれ悪かれギターが耳にキンキンくる感じだったが、今回はバランスがよく聴き易い。そして曲の内容も違う。前作は早い曲が非常に多く、勢いの良さが前面に出ていたのに対し、今作は早いのも遅いのも満遍なく入っており、グランジ直系のゴリゴリした曲もあれば綺麗で繊細な演奏の曲もあり、とこれまたバランスが良い。「EVIL」のようなリフ主体な曲もあれば、「UNDER MY SKIN」のようなベースラインが格好いい曲もあり、「BUTTERFLY KISS」のような爽やかな演奏(詩の内容はともあれ)の曲もあり、といった具合である。スロウな「プールサイド」と「LOVE/HATE」は珠玉の名曲。「どんな時もそばにいて 必要とされるような 一度だけ 味あわせて その世界を それだけでもういい もういいんだ」(LOVE/HATE)といった胸を打つ希求のフレーズが良い。前作の青い疾走感か、今作のバランスと完成度か。ファンの間でも評価の分かれるこのアルバムだが、ぼくはいい作品だと思う。「Requiem…」のように飽きたりしないので、よく聴く作品。ちなみに日向のベースが聞きたいならこのアルバムだろう。
2005年01月06日
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そろそろTOP絵変えたいなー。■ART-SCHOOL - SWAN SONG(DISC1)(DISC2)6曲入りCDにPVのDVDが同梱されたDISC1と、3曲入り\500のDISC2。共に限定盤なので、今買うのはちょっと面倒かも。アルバム「Requiem for Innocence」の青さの奔流のような様と真逆の、穏やかで冷たい印象の曲が並んでいる。「SWAN SONG」「SKIRT」「LILY」は良曲。特に「SWAN SONG」は、個人的にART-SCHOOLの曲の中で一番好きだ。初めて買ったART-SCHOOLのCDが「SWAN SONG」(DISC2)で、その一曲目が「SWAN SONG」だった。ポップなメロディー、強調し過ぎない抑制の効いた演奏、そして「腐り切った感情で 僕は今日も生きている どうでもいい、でも一度 心の底から笑ってみたいんです」と、冷えて荒んで、それでも俯きながら歩くような詩の世界。「笑っていたいんだ」と続ける曲の終わりは、冬の日の薄い日の光のようだった。そんな訳で、「SWAN SONG」のためだけにこのCDを買う価値はある、と思うけど、私情がかなり入っているのでどんなものやら。(私情抜きの楽曲の感想というものが世の中にあるのかどうか、という話になってくるが、いやまあ)
2005年01月05日
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■ART-SCHOOL - Requiem for Innocense彼らのメジャーデビューアルバムであり1stフルアルバム。勢いがそのまま曲に反映しているようで、以前と比べてもスピード感のある曲がかなり多い。「BOY MEETS GIRL」「リグレット」(これのサビはPosies「When Mute Tongues Can Speak」ですね;)そしてスマッシュヒットとなった「DIVA」、そして「車輪の下」「メルトダウン」「サッドマシーン」と畳み掛けるような構成である。前作「シャ-ロット.e.p.」とは陰と陽の如きである。「DIVA」は、デビューシングルに相応しい、彼らの名刺代わりに遜色ない非常に彼ららしい曲で、後半の盛り上がりも希求の激しさを象徴しているようだ。「車輪の下」もいいが、やはり「サッドマシーン」が素晴らしい。救済を求める叫び、実際に終盤のボーカルの叫びはなかなかのものだ。「灰になる前に 助けて 助けてよ」、と声を嗄らして。イノセンスの喪失というテーマはもちろん健在で、そういう面ではアルバム全部そんな感じなので、食傷気味にもなる。しかも早くてメジャー進行の曲が多い、即ちバリエーションに欠けるつくりになっているので、尚更だ。これと「シャ-ロット.e.p.」を足して2で割ったら丁度いいんじゃないかな、と思ったりもする。でも好きなアルバムです。まさに青さ、純粋さへの渇望の象徴のようなアルバムなので。「Touch me,Diva いつか気付いてたんだ 君の髪も 匂いも この気持ちさえも ただ消え去っていくって そんな気がしてさ」(DIVA)
2005年01月04日
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■ART-SCHOOL - シャーロット.e.p.亡くなった木下の母親に捧げたという今作。タイトル曲「シャーロット」は、喪失感がよくあらわれた、非常に寒々しく切ない曲。「プール」も同様の世界が描かれている。逆に「FADE TO BLACK」は格好良い、ライブ映えする疾走感溢れる曲となっている。1曲目「foolish」よりこっちのほうがいいと思うんだがー、んー。今回の詩の中で木下が希求するものは、救済・誰かに求められること・同一化である。やはり母親が亡くなったことで、創作面にもその影響が如実に出ているようで、それが悲しい。「連れていって、その温かい子宮の中へつれていってくれ」(I hate myself)というまんまな詩も出てくる。多分大山の手によるジャケットの絵も、そういう世界が描かれており、特別な雰囲気を顔しだす一枚だと思う。
2005年01月03日
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■ART-SCHOOL - MISS WORLD4曲入りなのでシングル。でもテーマはアルバムレビュー(ぇー一曲目「MISS WORLD」は彼らの中でも屈指の名曲だと思う。村上春樹の短編に似た世界の詩だが、「君が失くしたら 僕は死ぬのさ君が失くしたら 生きていけるはずがない」という、イノセンスの希求と喪失こそが、木下の表現し続けるものだ。君がイノセンスを無くしたら……、僕が無くしたら……生きていける「はず」がない、というのは、つまり純粋さは失われてゆくもので、それでも生きていかざるをえないことへの悲しみだろう。その失うものが最期に放つ、朧げな光のようなものを木下は描き続けていくのだろう。勝手にそう思っている。儚く綺麗な、イノセンスそのもののような映像が、曲を聴くだけで想像できる。少し震える木下の声も、ありきたりな展開だが曲を包み込むに足る演奏も良い。他の収録曲ももちろん良いのだが、「MISS WORLD」が良すぎてある意味不憫である。ボーナストラックの「車輪の下」は、後に発表されるアルバムにも収録されるが、結構このシングルのバージョンも良いので、是非。ということで、このシングルは超お勧めです。
2005年01月02日
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■ART-SCHOOL - MEAN STREET音質が画期的に向上した2ndミニアルバム。曲数としても音質も纏まりが良いと思われる。一曲目の「ガラスの墓標」は印象的なリフからはじまり…って、FOLK IMPLOSIONの「Blank Paper」まんまだー、という腰砕けな感じではじまる。まーこのバンドはこういうのが多いんでアレだけど。続く「ロリータ キルズ ミー」は単語を縫い合わせたような詩に木下のイノセンスへの拘りが伺える、彼ららしい良い曲。「ニーナの為に」も同系統の曲といえよう。一曲挟んで「ミーン ストリート」「ダウナー」は、欠落感や溜め息に映る青さが際立つ曲。ところで木下の詩は、単語を繋ぎ合わせているようなものが結構あるが、それがフラッシュバックのように頭の中に映像として現れ、面白かったりする。それがよくわかるのがこのミニアルバムじゃないかな、と思う。
2005年01月01日
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■ART-SCHOOL - SONIC DEAD KIDSさてさて、今日から連続してART-SCHOOLをレビューします。彼らの1stミニアルバムであるこの作品。だが、まだART-SCHOOLを聴いた事のない人が、このアルバムから聴きはじめるのは正直お勧めできない。理由は単純、音が篭っているからだ。しかも妙に音量が低く、いわゆるローファイなサウンドなんである。しかし内容はいい。彼らの魅力である、グランジ直系のギター・サウンド、ポップなメロディー、そして青さと喪失をうたう詩の世界、などはしっかりと表現されている。「フィオナ・アップルが鳴り響く地下鉄に 二十一歳の彼女は身を投げる」(FIONA APPLE GIRL)という初っ端の詩から、木下の描く世界が顕著に表れている。今もライブでよく演奏されている「FIONA APPLE GIRL」「NEGATIVE」を収録しており、そういう意味でも重要な一枚だろう。この作品の肝は「斜陽」。この曲をセッションしたことで、ART-SCHOOLとしてやっていこうと決めた、という一曲。印象的なリフ使いとメランコリーと若さ・青さと喪失感とがないまぜになった、非常に彼ららしいものだ。
2004年12月31日
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■THE BACK HORN - イキルサイノウメジャー3rdアルバム。より一層、バンドとしての表現力が増したようで、アレンジは聴いてて面白いところがある。一曲目「惑星メランコリー」のアレンジとか好みである。結構このバンド、ベースがいいと思うんだけど、どうだろう。ボーカルも、唄い方が起用になってきたというか、使い分けがしっかりしてきている。ファンの間では評判の分かれているアルバムである。商業主義的な詩を書きやがって、という風に思うのもわからないでもない。アルバム「人間プログラム」のような、腐った世界への咆哮こそ求められているんだ、ということだろうか。バックホーンの現状を考えると、そういう面ばかりを彼らに求めるのは酷なんじゃないかと思うが。もっと多くのことを表現できるバンドである事は間違いない。漆黒の闇と光が交錯するような詩世界が彼らの身上だろうと勝手に思っている訳だが、ぼくは「光の結晶」や「花びら」「未来」みたいな曲が好みなので、ある意味このレビューはあてにならないかも知れない。しかしなー、「孤独な戦場」はちょっとなー。うう-ん。
2004年12月30日
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■THE BACK HORN - 心臓オーケストラ彼らのメジャー2ndアルバム。心臓オーケストラという名前があらわすように、動脈と静脈が交差するかのように、激しい曲と静かな暖かい曲が錯綜している。唄い方は、相変わらず魂を振り絞るような、唄うというより叫んでいるといったほうが相応しいようなもの。詩も前作同様、激しい懊悩を吐き出すような面が目立つ。バンドとしての表現力は前作より成長しており、曲の展開も多彩になっていて良い。「涙がこぼれたら」や「世界樹の下で」のような、動的な曲もいいのだが、むしろ冒頭の「ワタボウシ」や「夏草の揺れる丘」「夕暮れ」などゆっくりと綺麗な曲の、特に詩がいい。彼らの早い曲の熾烈な詩自体がどうこうというより、苦笑いを浮かばせるようなユーモア的な面の少なさが、ぼくは苦手なのもある。激しい曲を求めているファンも多いのだろうけど、そういう理由でこういった静的な部分が個人的には大好きだ。「野生の太陽」みたいな表現はいいと思うが、ドブネズミ云々みたいな手垢の着いた表現がなければなぁ、とか。いい曲なだけに惜しい。
2004年12月29日
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♪ ♪ ,(ゝ、 ヤンマーニ ー=y; ((ノりヾヽ ヤンマーニ \(゚д゚从 ヤンマーニ ノノ| y |\;y=‐ ヤーイヤー / へゝ ~く~~~~■THE BACKHORN - 人間プログラム血管ブチ切れそうなエモーショナルなボーカルと、グランジ直系の"ヴァース・コーラス・ヴァース"な演奏が特徴な彼らのメジャーファーストアルバム。歌謡曲ティックな楽曲は、なかなか独特の味わいを醸し出していて面白い。ある意味、椎名林檎のように歌謡曲風メロディーをノイジーなグランジ的アレンジで聴かせる手法と、相通ずるものがあるかも知れない。曲の爆発力という点もなかなかのものだろう。ボーカルスタイルは絶叫調で、腐った世界に唾するようなメッセージ色濃厚な詩と相まって、聴く者に与えるインパクトは強い。非常に荒削りななら、光るものを秘めていると思う。しかしどうも自分の趣味に、この絶叫ボーカルは合わない。曲のアレンジも意外性が少なく、唄い方も叫ぶ部分が多いとなると、飽きてしまう。詩も、荒々しさや攻撃性を表面に出したものが多く、どうもそういう醜い部分ばかり強調されてしまい食傷気味。非常に真摯なのはわかるのだが、特に自嘲的でもなく苦笑いといった要素がないのが、Syrup16gなどと異なる部分だろう。「空、星、海の夜」のような、寂しく優しい曲は、このアルバムの中でも異彩を放っているが、こういう曲は素直にいいと思う。いいものは持っているので、今後の表現の広がりに期待したい。蛇足:猫の死体というような歌詞がアルバム中で2回程出てくるのが、個人的にしんどい。うーん、いるのかなあ、こういうの。
2004年12月28日
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