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以前、このサイトの掲示板に書き込みをしてくれたRIMOAさんという方の日記で、西宮の甲陽園に本拠を置く老舗の洋菓子店「ツマガリ」にカタログ請求をしたら、 サンプルのクッキーを送ってくれたという話があったので、妻に「至急、カタログ請求するように!」と指令を出したまま忘れていたら、知らぬまに我が家にも届いていた。モロ地元なので、ツマガリは当然昔からよく知っているが、地元であるが故に「カタログ請求する」なんてことはまったく思考にないので、このお得な情報は盲点であった。送られてきた商品サンプルを見ると、なるほどこれはタダでくれるサンプルにしてはかなり立派だ。ヘタすると、このままお使いものになったりして、というぐらい太っ腹な感じ。そしてここの「バタークッキー」は、いたってシンプルな味わいながら、本当に本当にオイシイぞ。これはもらわんと損だ。 ホラ奥さん!今すぐカタログ請求だ!急げ!走れ!跳べ!(ドイモイ風)カタログ請求は、 こちらのHPからどうぞ。気に入ったら、買ってあげてよね。←送られてきた「クッキー詰め合わせ」
2004年02月25日
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深夜、家族の寝静まった自宅に帰ってテレビをつけたままぼんやり新聞など読んでいると、突然テレビから「ドッドッ、つくつく、ぷしぷし、ツパンツパンパン、ワキャキャワキャキャ」 と異様な音が聞こえてきた。先月から我が家のテレビ様は時々画面が真っ暗になったりして調子が悪かったので、ついに壊れたかと思って振り返ってみてみると、故障ではなく「CM」の音だった。すでに気になっているヒトも多いと思うが、これは富士ゼロックスのオフィス用OA機器のCMで、出演している坊主頭の男は、NYで活躍している「AFRA」という日本人ミュージシャン。ミュージシャンと言っても、楽器は自分の口とマイクだけでリズムマシンのような多彩な音を出す “ヒューマン・ビート・ボックス”というジャンルのパフォーマンスだ。その後も結構大量に流れているので何度か目にするのだが、何度観ても思わず見入ってしまう。もしまだ観ていないヒトは、とりあえずCM紹介しているこちらの企業サイトでご覧いただきたい。ワタシはこういう人間離れしたパフォーマンスを観ると、ただもう単純に感動してしまうのだが、さらに素晴らしいのは、普通なら一見ワケのワカランこういう男を大企業の広告に起用した企業側の懐の深さだ。商品は「カラー複合機」ということで、1台でコピー、ファクス、プリンター、スキャナーなど複数の機能がいろいろ使えるということを表現するために、この「一人で何でもできちゃう男」を使ったとかで、それについては単純に納得できる。ただ実際には、オフィス向けのこういうOA機器商品をテレビでバンバン広告しても売上に直接跳ね返るとは到底思えないので、深い狙いとしては商品広告の体裁をとった「企業広告」の役割も担っているのだろう。少なくともワタシの気持ちの中では、この企業に対するイメージがちょっとだけランクアップしました。あくまで、この商品は買わないんだけどね。ドンツクドンツク。
2004年02月24日
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最近、近所の駅前に「メロンパン」の移動式販売カーがよく出没するので、見かけると時々買うのだが、これがなかなか盛況で、たかがメロンパンごときに先日は寒い中を20分も並んで待たされた。どうも近頃はあちこちのTV番組で紹介されたりしていて、この「移動販売のメロンパン」がちょっとしたブームになっているようなのだが、実際に焼きたてのアツアツを買って食べてみると、確かになかなかウマイ。形は真ん丸で、メロンの香料もついていないので、これは厳密にはメロンパンというよりも「サンライズ」じゃないのかと思うのだが、いずれにしても、通常のメロンパンに比べて一回りは大きいと思われるこのパンをガブリと噛むと、クッキー状にこんがり焼けた表面の生地がカリリと香ばしいのだが、中身を割ると一転して、まるで崩れ落ちる新妻の着衣の隙間からのぞく太腿のごとくモッチリとした白い生地から、甘い香りの湯気が鼻孔をかすめてふわりと立ち昇る。(おぉ官能的表現)しかし、このメロンパンの移動販売という商売、店舗の名前を見ているといくつかの組織があるようだが、基本的にはフランチャイズ方式で運営されているようだ。ちなみに、近所の駅前によく出ているのは比較的新興勢力の「メロンちゃん」というグループで、販売カーのボディには店名ロゴと一緒に、キャンディキャンディもどきの不気味な女の子のイラストが描かれている。試しに「メロンちゃん」でネット検索してみると、この運営元とみられるサイトが見つかった。この中に「移動式メロンパン 開業者募集中!」というページがあり、見ると「1日800ヶ売り上げた時のシュミレーション(平均それぐらいは売れるとか)」というのがある。途中の計算は割愛するが、1日800個×25日稼動で、月間20,000個。その結果、月間純利益=737,000円 年間純利益=884.4万円。なのだそうである。なるほど、そういえば近所の「メロンちゃん」のお兄さんも脱サラ組っぽい雰囲気だったけど、この不況・リストラの嵐の中、サラリーマン生活に見切りを付けて「これならイケル」と勝負に出たのかもなぁ。この収益計算を見ればワタシでも「いっそ脱サラして、独立開業した方がエエかも」という思いが一瞬脳裏をよぎるが、いやいやしかし冷静に考えるとそういうワケにもいきますまい。勘違いしてはいけないのは、今は「ブーム」なのだ。ブームが去れば、どうなるのか。もともと日本人には頻繁にメロンパンを食う食習慣なんてない。しかも、今は寒い季節だからこそ「焼き立てアツアツ湯気湯気パン」が食欲をそそるが、コレ、真夏の灼熱の炎天下に食べたいか?梅雨の時期はお客が来るのか?病気の時はどうするのか?うーむやっぱワシにはできんなぁ。なんてことを考えながら、人生の勝負に出られない小心者のワタシはあくまで「お客の立場」として、移動販売に賭けるお兄さん達に「たまには買うから、ブームが過ぎても頑張ってネ。」とささやかにエールを送るのであった。
2004年02月23日
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白浜旅行の続き。泊まったのは白浜では有名(らしい)リゾートホテルで、部屋の外に広がる湾の風景がいかにも日本のリゾートという感じで心地良く、近所のスーパー銭湯ではない本物の露天風呂では、遠くでかすかに聞こえる波音をBGMにリラクシン♪夜は、カウンターで食べるシーフードの鉄板焼にビールがこれまた美味しく、ムスメには料金に含まれないご飯や味噌汁やふりかけなどをセッセと持って来てくれて、サービスもなかなか良かった。ただ、このホテル、到着したときから何かちょっとだけ不思議な空気を感じたのだが、その理由は、エントランスのロビーにやや大きめの鳥かごに入った「セキセイインコ」がいっぱいいるのだ。ここが民宿とかならまぁわからんでもないが、結構立派なリゾートホテルのロビーに「セキセイインコ」はいかがなものか?と思ってよく見ると、「ユカちゃん」とか「アイちゃん」とか水商売のお姉さんのような名札もついているのだ。さらに妙なのは、ホテルのロビーから敷地内の庭に出る通路に向かって『癒し課⇒』という表示が出ている。ははぁん、そうか。有名なリゾートホテルといえどもこの日も客数は決して多いとはいえず、経営状態は厳しいに違いない。ここでも余剰人員のリストラに入っていて、成績の悪い従業員は労働条件のキツイ屋外作業か何かに追いやられているのだな、きっと。ううう(涙)。なんて思いながら外の庭に出てみた。庭といっても結構敷地は広く、芝生のエリアの周囲には遊歩道が続いている。その遊歩道の先を見ると、小さな丸太小屋があり、おもてに白いウマがロープでつながれて草を食べている。おぉ、あの小さな丸太小屋でリストラ社員はウマの世話をさせられているのか、と思って小屋の前まで行くと、そこにはペンキでこう書いてあった。『癒し課・係長 まえだすばる』。小屋の中をのぞくとそれはまさに馬小屋で、他にヒトは誰もいない。白いウマ… 。係長… 。まえだすばる… 。アンタですか、「すばる係長」。ロビーに戻ってあらためてホテルのパンフレットを読んでみると、話はこういうことだ。「癒し課」の構成員は全員人間ではなく、管理職はこのポニーの「すばる係長」と、その上司にイヌの「大地課長」というのがいるらしい。その他、ヒラ社員のアヒル、金魚、カメ、そしてロビーのインコたちだ。夏にはカブトムシも加わるそうだ。それにしてもホテル側の目的は何なのかと思って調べてみると、これが実に素晴らしい話なのだが、このホテルは地元のお年寄や心身に障害を持つ子供たちに温泉やプールを無料開放していて、さらにこの動物達と触れ合う事で心の潤いや豊かさを取り戻してもらおうと「アニマルセラピー(動物療法)」を取り入れているというのだ。そこで、動物たちも社員同様にお客様に接するようにということで、部署や役職や名前を付けて演出しているのだという。 そうか、そうだったのか、ええ話やのう。勘違いしていたワシが馬鹿だった。寒空の下で今日もお勤めご苦労様です、すばる係長!その優しくつぶらな瞳で、子供やお年寄を癒してあげてください!で、あの、すばる係長、ちなみにワタクシこういうものですが、あ、名刺、いらない?あ、そう。 *すばる係長のいるホテルの庭のマップはこちら
2004年02月21日
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しばらくまた働き詰めだったので、代休を取って、家族で和歌山の白浜に1泊旅行に出かけた。長い間関西に住んでいる割には、この白浜に行くのは初めてのことで、ナゼかと言うと白浜には「三段壁」という飛び降り自殺の名所があり、かつて高校時代の同級生が受験に失敗して傷心の一人旅に出かけ、この三段壁に立ち寄った結果、なんと自殺した若い女性の自縛霊にとりつかれてエライ目にあったというのを聞いていたので、なかなか足が向かなかったのだ。今回の旅行は、白浜にある「 アドベンチャーワールド (陸と海の動物を集めたテーマパーク)」に行き、生まれたばかりのパンダの赤ちゃんを見て、妻の念願の温泉に入る、というのが主旨である。(もちろん、三段壁には行かない)西宮の自宅を出て、ほぼ3時間で白浜に到着し、ホテルのチェックインまでにはまだ時間があったので、早速「アドベンチャーワールド」へ突入する。大人1名3,500円。結構取るのね、と思いながら入園すると、中は予想以上にスケールがデカくて、これじゃあしょうがないなと妙に納得する。野生動物が半放し飼い状態にされている広い敷地の中を、サファリカーに乗って巡るツアーに出かけ、シマウマだのライオンだのトラだのクマだのを初めて至近距離で見たムスメは、恐怖におののきながらも興味津々で、たいそうご満悦の様子であった。サファリツアーを終え、いよいよパンダの親子を見に行く。パンダ一家の住まいである「パンダランド」に足を踏み入れると、やはりパンダ親子の前は人だかりがしている。よし我々も近づこう、と思って進んでいくと、「ん?」入り口の横にさりげなく置かれた透明なケースが展示されているのに気付いた。よく見ると、ちょうどサツマイモぐらいのサイズの「パンダの糞」がその透明ケースに入っていて、『パンダのうんちです。臭ってみよう!』と書いてある。ケースにはちょうど駅の緑の窓口のように丸い穴がいくつも開いていて、その隙間からパンダのうんちのニオイを嗅げということのようだ。なんでわざわざパンダのクソのニオイなんぞ嗅がなければイカンのかと一瞬むっとしたものの、いやこれは日記のネタ 良い経験になると思い、まずはムスメで試してみようと無理やりケースの前に立たせたが、嫌がって逃げられてしまった。仕方がないので、自分で嗅いでみる。くんくんくん。 おっ、これは…こ、香ばしい(笑)。よく見ると色も上品な「もえぎ色」で、雅(みやび)な感じの草のアロマが心の中をじわりと癒してくれる芳香とでも言おうか。まったくクサくないのだ。うーむ、決めた、白浜のお土産はコレだ。 (売っていませんね…)
2004年02月20日
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およそ2年前の初夏を迎える頃、親しくお付き合いをしていた現代舞踊の演出家であるEさんが亡くなった(享年54才)。Eさん自身は、日本の現代舞踊(モダンダンス)の創始者を父親に持つ2代目で、本業の舞台演出の仕事とは別にイベント運営の会社も経営しており、ワタシはもともとそちらのイベントの仕事が縁で彼と知り合ったのだった。たまたまあるとき舞台公演に招待されたのがきっかけで、舞台についての感想と音楽構成についての意見を述べたところ、「じゃあ、今度から心斎橋(仮名)さんがやってください」と、舞踊の世界にはまったくの素人であるワタシが、突然舞台音楽の選曲を依頼されるようになった。それ以来、Eさんとは足かけ8年ほど一緒に舞台音楽を作ってきたのだが、Eさんはとても人情家で、震災の時には神戸の自宅まで湯沸し器を持って大阪から駆けつけてくれたり、新婚旅行に旅立つ朝の5時に車で送迎してくれたり、娘が生まれたと言えば自分の子供のように可愛がってくれたりと、プライベートでも大変お世話になった。それだけに、突然の訃報には心底打ちのめされた。Eさんの最後の舞台となった公演タイトルは、奇しくも『星になる』というテーマで、その半年後に文字通りEさんは夜空の星になった。告別式では、それまでに舞台で使用した音楽の数々が場内で静かに流されたのだが、自分の選んだ音楽で亡き人を送ることになろうとは思いもしなかったので、一層、感慨深い葬儀であった。そして昨日、日本最高齢の現役舞踊家であった、Eさんの父親が亡くなった(享年92才)。たまたま、ここの日記の第一回目に書いたのだが、二代目Eさんの死後、その父親である大先生から舞台音楽を依頼され、昨年末の公演用に音楽を作った。大先生は、人当たりの良い二代目のEさんと違って、舞踊一筋の人生ですべてにおいて一切の妥協がなく、音楽に対しても非常に厳しい注文の連続だったので、こちらも大変苦労した。しかし大先生も、90才を過ぎて毎日舞台稽古をこなすのは容易ではなく、体力の衰え、体調の悪化もあって、公演数日前に電話で話した時には、呼吸さえ辛そうでまともな会話すらできなかった。にもかかわらず、さすがに舞台本番ではピンと背筋を伸ばして最後まで舞台を踊りきり、舞踊家としての魂を見せつけた。大先生は、この舞台公演の1ヵ月後に、転んだケガがもとで入院。さらに風邪をこじらせたのが原因で様態はどんどん悪くなり、最後は、無理に動かしていた生命維持装置を静かに外すかたちで、静かに息をひきとった。ちなみに、この大先生の最後の作品となった昨年暮れの公演タイトルは『生きる』。90を過ぎてなお生涯現役で舞台に立つことにこだわり続けたその生き様は、そのタイトル通り、まさに舞台に生きる執念そのものであった。そして明日、舞踊家親子二代にわたって、自分の選曲した音楽で亡き人を送る。合掌。◎お悔やみ報道
2004年02月12日
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昨夜というより、ほとんど明け方までかかってワタシが作った企画書について、月曜の朝から大事な会議。企画書に沿ってワタシの説明が一通り終わったところで、先輩社員のひとりが「じゃ、ちょっと流れを整理しようか」といってホワイトボードに向かったとたん、「なんじゃこりゃ」と叫ぶ。あわわわわわ。しまったそれは土曜日にムスメが潜入して描きまくった「オバケ」の絵でございますよ。そういえばあの日、すっかり消すのを忘れたまま帰ってしまいましたよ。「しかしこんなワケのわからん絵、誰が描いたんだ」と眉間にシワを寄せながら先輩社員が力まかせにムスメの力作をグイグイと消すのを見ながら、ひとり必死で笑いを噛み殺す。先輩社員はボード用のペンを手に取り、再びホワイトボードに向かって何かを書き始めたのだが、そのとたん今度は「あれ?」と言って手を止める。そして別のペンを手に取り、もう一度「え?なに!」と叫ぶ。見ると、そこにあるボード用のペンのフタというフタがすべて外しっぱなしになっていて、全部インクが乾燥してしまって使いものにならなくなっているのだ。あわわわわわ。もちろん、これもすべて我がムスメの仕業でございますよ。先輩社員いわく「まったく、誰がこんなことするんだよ、ひでーなー!」。はい、全部、うちのムスメです。と正直に言うワケにもいかず、「いやぁ先輩、それって怪奇現象じゃないスか」などと超いい加減なことを言ってごまかすワシ。作品#1 「オバケ」
2004年02月09日
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休日出勤で、朝から大阪へ。先月から妻は宝塚にある北欧インテリアのショップでアルバイトを始めたのだが、ショップのオーナーさんからの依頼で大阪の「ヤマギワ」で開催されている照明の新商品発表会に行くと言うので、ムスメも連れて家族でクルマに乗って一緒に出かけた。大阪に到着すると、ひとまず妻をヤマギワの前で降ろし、ワタシはムスメを連れてオフィスに向かう。休日の午前中のオフィスはまだ無人で、ムスメも走り放題の騒ぎ放題だ。オトーサンは、さっそくPC立ち上げて仕事にとりかかろうとするが、オフィス内を勝手に探検して会議室にある大きなホワイトボードを見つけたムスメは全速力でワタシのデスクまで走ってきて、一緒にお絵かきをしようと言い腕を引っぱってきかない。仕方がないので、妻が用事を終えるまで午前中の仕事は諦め、ムスメがホワイトボードいっぱいに得意な「オバケ」の絵をいくつも描くのを、ただじっと見守る。ムスメが延々2時間近くオバケの絵を描くのに夢中になっていると、正午過ぎに、ようやく用事を終えた妻から電話。こちらも一度オフィスを出て合流し、外でランチをしてそのまま妻子を追い返すことにする。ランチは、時々平日に立ち寄る、見た目は今風にお洒落だが味はなんてことのない近所の飲茶の店に行き、ランチセットを注文。休日のオフィス街だというのに、予想外に店内はあっという間に満席になった。「わーこのお店雑誌に出てて前から一度来たかったのーアタシぃー」という感じの若い女性たちが、味は二の次、調理効率重視のランチセットを嬉しそうにワイワイ食べているのに混じって、やや場違いな我がムスメはいつも通り遠慮なくコップの水ひっくり返したりヌードルを後ろの席まで飛ばしたりしながら楽しそうに食べていたので良かった。ま、お陰ですっかり仕事に取り掛かるのが遅れてしまい、結局この日は土曜というのに深夜帰宅になってしまったよ。◎飲茶ランチ800円也。
2004年02月07日
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午前中、ちょっとした手続きがあって、仕事の合間に銀行に行って来た。ところが、金曜日の銀行のロビーはなぜかお客でごった返していて、2分で終わる手続きのために、延々30分近くも待たされるハメになってしまった。待合のソファも空きがないので、仕方なく片隅の壁にもたれて銀行内の様子を見ていると、フロアの真ん中に、特に何をするワケでもない感じで、猫背のオジサンが一人ボンヤリと立っている。見た目は、Mr.オクレとのび太くんを足して2で割って、そのまま年をとってしまったような、ちょっと冴えない猫背でヒョロヒョロのオジサン。どうやら、銀行のロビーの案内担当のようなのだが、どうみてももうリタイヤ寸前・・・という雰囲気で、活気のある銀行のロビーにはちょっと場違いな感じである。と思って見ていると突然、やはりロビーで長時間待たされてぶちキレたらしい、いかにも人相の悪い太った金ピカネックレスのおやじが、そのオクレのび太のオジサンに近づいて怒鳴り声をあげ始めた。「ゴルァお前らワシが黙っとったらいったいいつまで待たすつもりなんじゃ、大体ワシはやのぅ…」。周囲の待合客の間にも緊張が走り、みな一斉に手元の週刊誌に目を落とす。オクレのび太のオジサン、「いえいえ、他のお客様もお待ちいただいておりますのでここはひとつお静かに」とでも言うのかと思って見ていると・・・。?。なにも言わない。何も言わずに、ただ猫背で立ち、ニコニコしながらウンウン頷いて金ピカおやじが怒鳴るのを聞いているだけなのだ。そのまま金ピカおやじが3分ぐらい文句を言い続けた頃だろうか、徐々に声のトーンが収まってきたかと思うと、驚いたことに、「・・・ま、そういうこっちゃ、な、頼むでホンマ、わははは」とか言って笑っているのである。オジサンも、相変わらず微笑みながら頷いている。結局、オクレのび太のオジサンがしたことは、ホントにただにこにこウンウン頷いて、金ピカおやじに相槌を打っただけなのだ。おやじの最初の剣幕からすれば、とても信じられない光景だ。しかもその間、オクレのび太のオジサンは、状況の読めていないオバサンや、外から入ってきたばかりのお客などが「振込カウンターはどこ?」とか「住所変更の記入用紙ちょうだい」などと言ってくるのを、手振りだけで案内したり、さりげなく用紙を取り出して手渡したりして、ソツなく対応しているのである。プロだ。 間違いなくその道のプロである。わかったぞ。そういえば最近、ホテルや銀行など接客サービスの最前線にいながら、一度定年退職したベテラン・サービスマンの熟練の技量が見直されていて、他業種からも再雇用の引き合いが活発になっているというニュースを見たことがある。このオジサンも、きっとどこかのレストランのホール係か何かで定年を迎えた後、再び今、活躍のステージに立っているんじゃないだろうか。うーむ、スゴイぞ、オクレのび太のオジサン。きっとあの生地の薄そうなスーツの下には、接客道の黒帯が巻かれているのであろう。ワタシは、ひとり静かに心の中で拍手を送ったのであった。
2004年02月06日
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ワタシの一週間の睡眠時間は、普段はだいたい平均5時間。プレゼンが迫ってきて忙しくなると、平均3時間(徹夜2日含む)、という感じになる。冬場は特に、できればいつまでもフトンから出たくないのは確かだが、3時間睡眠でも目覚ましさえかけていればちゃんと起きることはできる。人間は寝ている間に、眠りの浅いレム(Rapid Eye Movement)睡眠と、眠りの深いノン・レム睡眠を90分周期で繰り返すので、起床時間をその周期にあわせると、寝覚め良く起きることができる。つまり、90分ごとに訪れるレム睡眠のタイミングを狙って目覚ましをかけると、短時間の睡眠であっても比較的スッキリ起きることができるのだ。けど、3時間睡眠ではどうしても疲れが残っていて、会社に行ってもなんとなくパワーが出るまで助走に時間がかかる感じだなぁ。しかし睡眠時間が短いのは今に始まったことではない。小学校の低学年の頃からワタシは強烈なラジオマニアで、「鶴光のオールナイトニッポン」(若い人は知らんか・・・)なんかを明け方の4時、5時まで布団の中で必死で眠気をこらえて聴きながら、そこで仕込んだギャグのネタをクラスで披露するのが生きがいだったりする、へんなガキだったのだ。そんな生活は中学、高校時代もずっと続き、いつのまにかこうして超夜更かし型の生活スタイルがあたりまえで平気なオトナに育ってしまったのである。今日、会社に行くと机の上に新聞のコピーが置いてあった。よく見ると、そんなワタシの日々の寝不足状態をよく知るネイティブ大阪人のIさんの筆跡で「少し安心?」とメモ書きがあった。何のことかと思って読んでみると、ある研究所の学者によるコラムで、『ヒトは寝なくても死にやしないぜ』という主旨の大胆な主張が書いてあった。人間の寿命と睡眠時間との関係を調べた調査結果によると、平均睡眠時間が7時間の人の寿命が最長で、5時間以下や10時間以上の人では、わずかに短くなる程度だとか。また、アインシュタインは「毎日10時間以上寝ないとアイデアが湧かない!」と言っていたが、エジソンは「睡眠は時間の無駄だ!」と言って50分働いて10分寝るという生活を続けていたそうだが、いずれも極めて創造的な人生を送ったので人間の創造性にも睡眠時間は依存しないのであーる、と。ギネスブックに乗っている「断眠」の最長記録は19日間なので、頑張ればそのぐらいはいけるぞ、と。※研究者立ち合いで公式に認められている断眠記録は、アメリカの17歳の少年ランディー・ガードナーが持つ264時間12分(約11日間)。ちなみにワシの自己記録は、最初の2日は完徹、続く2日は1時間すつ仮眠をとって、計4日間徹夜というのが最長である。けど、こういうのはスポーツと違って自己記録の更新は全然したくありません。こんなの書いてる時間があればたまにはさっさと寝りゃあいいのだよな、ワシ。グーグー。あ、イカン。まだ会社だった。※マジで、さっき20分ほど寝てた・・・。(2/4 AM1:30)
2004年02月04日
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朝から大阪までクルマを飛ばして、休日出勤。あまりに天気が良かったので、すこし虚しい気分になりながら、懐かしきNew OrderのBizarre Love Triangleを大音量で聴きながら走る。本当は休日にわざわざ出社しなくても、自宅にはPCもブロードバンド環境もあるし書斎と称する自室もあるのだが、基本的に真夜中以外は常にムスメの乱入による妨害の危機にさらされているので、おちおち仕事もしていられないのだ。夕方まで集中的に仕事をこなし、ほぼ予定通りに作業を終えて再び帰途に着く。帰り際、オフィスの近くにあるので以前から気になっていたものの、なかなか行く機会のなかった「PAUL」というパン屋に立ち寄る。ここはパリに本店を置くフランチャイズのパン屋で、日本では敷島製パンが運営しており、大阪・東京・名古屋など最近次々に店舗を拡大しているので知っている人も多いだろう。ワタシは、神戸でパティシエをしている妹から以前話を聞き、職場の後輩でフレンチテイストのファッションに造詣の深いD君からも美味しいと聞いていたので、期待して店に入った。そもそも我が家は、パンを食べる頻度がかなり高い。それよりも、実家ではもっと食べる。というか、実は関東に比べて関西の方が、圧倒的にパンを食べているのだ。以前、総務省の「全国消費実態調査」というので見たのだが、1ヶ月に1世帯が支出するパンの消費額では、全都道府県中、上位8位以内に近畿の2府4県がすべて入っていた。そうなった理由は、かつて神戸の開港と同時に西洋人と西洋文化がドッと流入し、それがやがて根付いて現在の阪神間のパン屋やケーキ屋の大量発生へと発展したのがそもそもの流れだ、というのを聞いたことがある。なので、関西人は意外とパンにウルサイのである。てなワケで、パンにも厳しい心斎橋先生が今回買ってみたのは、まずはお試しということでささやかに、ハード系のパン2種類と、一口サイズのピッツア3種類だけ。ハード系は、まず「セイグル・オ・レザン・ノア」という黒いパンで、胡桃とレーズンと乾燥イチジクが入っている。食感はしっとりモチモチ。もうひとつは「アンシェン・2フロマージュ」という白いパンで、上部にチーズをかけて焼いてあって、切ると中にもチーズのカケラが入っている。こちらはあまりシットリ感はなかったが、チーズの風味が香ばしい。いずれも驚くほどではないけれど、まあ普通に美味しいかな。一口ピッツアは、直径15センチほどのを4分の1サイズに切った物で、アンチョビ、ジャンボン(ハムね)、シャンピニオン(キノコね)の3種。ワタシはアンチョビしか食べてないが、旨かった。けど、オフィス街で日曜の夕方のせいか今回は品数も少なくあまり選択肢がなかったので、ハッキリ言って「ええ店」なのかどうかは判断つかないな。平日昼間にもういちどトライしてみるか。ヒマがあれば。商品写真は、下の関連情報サイトを参考にしてください。ちなみに左の写真をクリックすると、本国フランスのサイトに飛びます。お洒落。 ◆パンマニアの方のページ<その壱> ◆パンマニアの方のページ<その弐> ◆パンマニアの方のページ<その参> ◆敷島製パンの店舗紹介ページ
2004年02月01日
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