これを学ぶ事は、人間としての土台を固めるようなものであると言われている。
森田理論の中で、 「事実唯真」 「実践の立場」 「両面観」 「運動観」の考え方が大事であると言われている。
私が集談会に通い始めた頃、 「森田6原則」という話を聞いたことがある。これによると
1 、健康的な生活をする。
2 、他のために尽くす。
3 、事実唯真の立場に立つ。
4 、実践の立場に立つ。
5 、運動観
6 、両面観
長谷川先生の話と「森田6原則」では、同じ文言が出てくる。
森田理論を学習する上に置いて、これらの言葉はとても大きな意味を持っているといえます。
神経症を治すという観点から、これらの言葉を簡単に説明してみたいと思います。
「事実唯真」とは、理想の立場に立って、現実や事実を否定するという考え方を改め、どんなに嫌な事実であっても、それらをあるがままに認めて、そこに自分の立ち位置を決めて、事実から視線を今一歩上に向けて生活していくという態度のことをいいます。
「実践の立場」とは、、不安や恐怖はそのままにして、目の前のやるべきことに取り組むことです。
まず日常茶飯事を大切にし、規則正しい生活をすることが大切です。
次に 「生の欲望の発揮」に注意や意識を向けていくことが大切です。
「運動観」を重視するとは、目の前の不安や恐怖をいちいち解決するという態度を改めることです。
現実は、時間とともにどんどん流れて変化しているわけです。
どうにもならない不安や恐怖は、持ち抱えたまま、現実の問題に対応することが大切だということです。
波に逆らうのではなく、変化の波に上手に乗って生きていく事を勧めているのです。
「両面観」とは、一面的なものの見方考え方は、間違いが多い。もともと人間にはある考え方が起きると、それを打ち消すような考えも同時に沸き起こってくるようになっている。
このことを森田理論では、人間には精神拮抗作用が備わっているという。
2つの相反する考えで早急に態度を決めかねる時は、その居心地の悪い状態のまま「待つ」という姿勢が大事です。
私は神経症を克服し、人生観を獲得するためにこの4つの言葉を具体的に活用することを考えました。
1、欲望と不安のバランス回復手法
2、実践・実行手法
3、認識・認知の修正手法
4、不安・恐怖の受容手法
神経症に陥ると、頭の中の大部分が自分の気になる症状一点で占められています。
その比率をどんどん小さくしていけばよいのではないかと考えました。
その際、一つの手法だけではなく、これら四つの手法を総合的に使う方法を考えました。
具体的な方法は、明日以降紹介いたします。
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