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相田みつをの詩「厳冬」に曲を付けたものです。
昨日の夜、日生劇場で、主人と中二の長女と一緒に、
「若き日のゴッホ」を観てきました。
以下、キャストまでは 日生劇場のHP
から、引用させていただきます。
公演が13日に終わってしまうから、
ページがなくなってしまうかもしれないので。
「<STORY>
1873年、ロンドンのブリクストン。オランダ人のヴィンセント(ゴッホ)は教会の帰り道、“貸し部屋あります”の張り紙を掲げたロイヤー家の女主人アーシュラを訪ねる。美術商会に勤める彼はパリ勤務を希望しており、それまでの短い期間世話になりたいというのだ。しかしその本当の理由は、アーシュラの娘ユージニーへの一目惚れだった・・・。またこの家には画家を目指す青年サムも下宿していた。度々サムと芸術論を戦わせるヴィンセント。そんなある日、ヴィンセントはアーシュラに、夏になったら妹のアンナをこの家に滞在させたいと告げた。アーシュラへの新たな思いの目覚めの時であった・・・。
芸術への情熱、交錯するそれぞれの想い、人生の選択。ブリクストンにあるロイヤー家のキッチンを舞台に、5人の心が絡み合い、微妙なバランスで描かれていきます。
作 ニコラス・ライト
演 出 ジャイルス・ブロック
キャスト
ヴィンセント(ゴッホ)・・・尾上 菊之助
アーシュラ・・・・・・・・・・桃井 かおり
ユージニー・・・・・・・・・京野 ことみ
サム・・・・・・・・・・・・・・小橋 賢児
アンナ・・・・・・・・・・・・・池脇 千鶴」
私と主人は、朝日新聞の懸賞で当たったのですが、
長女のマッキーが、どうしても小橋賢児を見たいというので、
仕方なく、1枚チケットを買って行きました(苦笑)
小橋賢児も割とよかったけど、
やっぱり桃井かおりが、一番素晴らしかったです。
見に行った甲斐がありました!
セリフ劇で、割と動きは少なかったけど、
内容が重厚で、私は興味深かったのですが、
主人は、夕食のビールが効いたのか、
途中で寝てしまいました。
マッキーは、ゴッホのビデオを学校で見たらしく、
私なんかよりゴッホのことは詳しく知ってましたが、
ちょっと話についていけなかったのか、
あまり面白くなかったようです。
まあ、大人の恋愛と、躁うつ病などなので、
暗かったのでしょうね。分かっても怖い(笑)
小橋賢児が見られただけで、大満足してました。
私にとっては、印象的な言葉が、散りばめられていました。
ゴッホは、フランスの思想家ミシュレの本を開き、
その一節を引用する。
『女は年寄りにはならない、人を愛し、
愛されている限りは』
母親のような年の、未亡人アーシュラに打ち明ける。
「ぼくはあなたを愛しています。あなたの年も好きだ。
あなたの不幸も好きだ。」
躁うつ病のアーシュラに自分と共通する陰を見出し、
鏡をはさむようにして結ばれた二人の愛は、
やがて、ゴッホの転勤をきっかけに消滅する。
それによって、アーシュラの欝はますます進んでしまうのだが。
私まで、自分の中にある心の闇を見せ付けられたようで、
精神的にきついものがあったけど、
その中でも一筋の希望が、あったのです。
プログラムから引用します。
「アーシュラの頭の中に嵐が荒れ狂っているようだったその時、
ふと天空に目を注いだ時のことだった。
『見上げると・・・そこにあったのは、自分の気持ちをおんなじもの。
空はまっくらで、どこまで行っても果てしがないの、
でもそこに点々と明るく燃える光が見えたわ。(中略)
私は空を見上げて考えた、お前自身には価値がなくても、
自分を軽蔑していてもお前には最高のものが分かるじゃないの、
世界で一番美しいものが分かる、
ただそこへ自分は行きつけない、
行けるわけがないわよね?
でもお前は道を示すことは出来るって』
こうした星への思いがあったからこそ、
アーシュラは、ゴッホであれ、同宿人のサムであれ、
「道」を示すつもりで受け入れたのだろう。
本人の気づいていない可能性を見抜き、
さらに大きく開花してもらおうとの思いから、
受け入れたに違いないのである。」
私には才能無くとも有る人に 出会えただけでも幸せだったな