PR
購入履歴
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
フリーページ
曲
をクリックしてください。
相田みつをの詩 「ただいるだけで」
に付けた曲が聴けます。
おやこ劇場
の子育て「ほっと講座」の一環です。
以前 子どもの人権講座
というワークショップも受けました。
「さいたまチャイルドライン」
という
「18歳までしゃべり場」の受け手養成講座もあります。
私には、とてもそこまではできませんが、
自分の育児や、おやこ劇場などで役立てられればと思ってます。
私も子ども時代を思い出し、今の育児を見直すきっかけになりました。
以下、講演会の概要です。メモが走り書きなので断片的ですが(笑)
「虐待の起こる原因
1.環境(生活苦、同居、夫、密室、孤立など)
2.親の子ども時代
3.子ども
1.密室での母子カプセルは、逃げ場がない。
「ママ、叩いていいよ。それでママが笑ってくれるのなら。」
という虐待された子どもの言葉を聞いて、涙が出てきてしまいました。
後半は、また後で書きます。
子どもがパソコン使いたいというので(笑)
小2のカズが今やってたのですが、面白いHPを教えてくれました。
ゲーム感覚で、綺麗ですが、私は左に書いてあるコメントが好きです。
夜光虫
と脱線してしまいましたが(笑)
2.親の子ども時代
まずは自分を受け入れることが大事。
親に愛されなかったのは、自分に価値がないからと思い込んでいる。
無意識に自分が親から受けた仕打ちの仕返しを子どもにしている。
親を正当化(しつけのため)すると、子どもに同じことを繰り返す。
親を批判し、見つめなおすことも必要。
親は自分を嫌いなんだと思っていたことを思い出す。
3.子ども
自分を無理に押さえ込んでいるものを、子どもは引っ張りだしてくる。
我慢、きちんとしているとストレスが溜まる。
「いい母、いい妻、いい女なんて、くそ食らえ!」「ケッ!」
適当、まあまあの親でいい。
子どもに降参、付き合うことのできる親になる。
教育学者、評論家は男が多い。子育てもろくにしてないくせに!
育てにくい子どももいる。未熟児、多胎児がバタードチャイルドの4割。
自分の嫌な部分を子どもに投影してしまう。
夫や、親、兄弟の嫌な部分も?
そう思ってしまうことも自然。これでいいんだと気づいて、努力する。
親も子も相手を選べない。
子どもが何人もいれば、相性、性格も違う。
家庭は、暴力と評価がない場所でありさえすればいい。
夫と子どもは、あまり見つめ過ぎない!
短所が見えてきてしまうから。
虐待(不適切な関係)がない親子関係はない。
もっとも残酷な言葉を言ってしまえるのは、家族以外ない。
傷つくかなと思っても、やってみなければ分からない。
「生まなきゃ良かった」と子どもに言ったら、
「あんたなんかに生んでほしくなかった」と言われた。
よそのうちのことはあてにならない。どのうちも違う。
鈍感なのも幸せかもしれない。芸術家にはなれないけど。
子どもの言い返す権利を奪ってはいけない。
表裏、うそのない人はいない。遊びがないと駄目。
ストレス解消する。悪口、怒りを外に出す。
自分がいじめられると、自分より弱いものをいじめてしまう。
夫や親にやられたら、本人に返す。子どもに当たらない。
誰に支配されてるのか、考える。自分が何より欲求不満にならない。
いい人にならなくていい。そういう人のほうが怖い。
イメージで子育てしない。現実の子どもを見ていない。
摂食障害は、親子関係の問題から来ていることが多い。
子どもに期待し過ぎない。普通の期待って?
子どもが熱を出すのも私のせい? 私を苦しめるため?
「馬鹿な子ほど可愛い」と言うが、それは嘘!
昔はカウンセリングや受容してくれる人がいなかったから、
自他共にそうやって、慰めて言いくるめていた。
可愛くない子を無理に可愛いと思い込まなくてもいい。
罪悪感を持たなくてもいい。相性もあるのだから。
イメージ、情報が溢れ、基準、マニュアルが示されてるけど、
そんなものに左右される必要はない。
自分の子育ての原点を持つ。
健康でありさえすればとか、思いやりを持てる子にとか・・・
たとえ夢が叶わなくても、子どもと一緒に夢を見れて良かったと思う。
子どもは、非社会的で、わがままで、わけの分からない存在。
そんな子ども時代を存分にすごせた子どもは、虐待する大人にはならないでしょう。
自分の欲求を十分受け止めてくれたという実感を持った子に
非行に走った例は、ほとんどないと言っていい。
厳しすぎるより、甘すぎるほうがまし。
厳しいしつけをしたという親の子どもに
非行に走るケースが多いという結果がでています。
非行に走らなくても、親になったとき、
子どもを虐待する可能性が高い。
「かつて子ども時代に親に犠牲を支払ったことを認めない人は、
自分の子どもにもそれを強いる。」
アリスミラー『魂の殺人』」
講演会を聞いて、私も母を恨んでいたことを思い出しました。
厳しくしつけられて、言い訳や、口答えも許されなかったこと。
泣いて、黙秘権を貫くしかなかった。次の日は目を腫らしてました。
妹は甘やかされ、許されてたのに、私には、「信じてるから」と
勉強でも、性的なことまでも、プレッシャーをかけられたこと。
私は反動で、子どもに甘いつもりだけど、
やはり、時々「ママはこんなんじゃ済まなかったんだから!」と言ってしまう。
普段は、ゴミや洗濯物も私が拾って、片づけてるけど、あまりにも
片づけない子どもに切れて、「片づけなさい!」と叫んでしまう!
夫や義母、母に「子どもを甘やかして、しつけが出来てない」と言われると、
頭にきてしまうけど、面と向かって言い返せず、
子どもに「あなたたちのせいで怒られた」と当たってしまう・・・
思い当たることは、多々ありますね。
さすがに手を上げることはしないけど、言葉の暴力はあるかしら。
傷つけてしまってると思うけど、止められないときがある。
お互いに言い合って、私も傷つくけど、子どもはもっと傷ついてるんだろうな。
でも、罪悪感を持つより、子どもの治癒力を信じなさいとも言われた。
虐待と地続きでも、踏みとどまる勇気を持ちなさいと
教えてもらった講演会でした。
そこで買った「チャイルドライン実施報告書」から。
虐待には、身体的、性的、ネグレクト(放置)心理的虐待があります。
いずれにしても、子どもに精神的な圧迫やストレスを与え、
子どもの心身に負の影響を与えることになります。
(子どもの権利侵害)
生後4ヶ月ごろから人間らしい自己主張が始まり、虐待もはじまりやすい。
子どもの心を傷つけるのは、行為そのものよりも、虐待環境によるものが多い。
子どもは自分を最も愛し、守ってくれるはずの親に、そして
最も安心できて、保護されてるはずの家庭の中で、
暴力(心身ともに)を受けているという事実そのものに
傷ついているケースが多いのです。
虐待を受けている子どもに見られる特徴的な症状(愛情剥離症候群)
・無表情(感情を表さず、年齢以上に行儀がよいことがあります)
・ホスピタリズム(低身長、低体重)
・二者関係を求める(大勢の人からではなく、1人の人に愛されたがる)
・過食(愛情に飢えるように食べたがる)
虐待されても多くの子はそれを認めたがらない。
親に嫌われてたと認めるのは、子どもにとって絶望となります。
自分に問題があって、親がしつけてくれていると思いたがる。
それは、親の暴力に対する正常な反応であり、
子どもの順応性を物語っています。
ただし、重症になると、徘徊を始めたり、帰宅を望まなくなります。
虐待の被害者の60%が2歳から8歳の子どもたちです。
身体的虐待は50%(育児不安による中軽症が50%強。
命にかかわる重症は、30%)
虐待する親の60%は実母であり、25%は父親です。
死にいたる虐待においては、直接手を下した親だけでなく、
放置した片方の親も罪に問われます。
虐待する親は、学歴に関係なく、自己評価が低く、
肯定されたり、認められた経験がなく、
子を持って、子どものしつけの行き届いた親と見られたいと願います。
また、甘やかされたり、受け入れられた経験がなく、
自分の子を甘やかすことができないで、
形からしか入れず、あいさつや儀式(記念日など)を重んじたり、
家族写真をたくさん撮ったりします。
そして、子どもがこどもらしくあること
(わがままで傲慢で、貪欲で・・・)が許せないのです。
「子どもが片づけない・・・腹が立つ・・・でも子どもってこんなものか」
というような程よい間合い(good enough)を
育てられる中で学ぶチャンスがなかったということです。
虐待を受けたことがある親(世代間連鎖)の約30%が、
子への虐待経験ありと答えています。
残り70%は、努力してやらないようにしています。
しかし、要因は様々ですが、、厳しいストレが親の育児能力を超えたとき、
虐待に走る危険があります。
また、泣き虫だったりして、育てにくい子を持ったための
育児ストレスからの虐待もあります。
育児不安にある親の話を話をきちんと受け止め共感することが、
親のストレスを吐き出させることになり、罪悪感をおろし、
心を自由にすることになり、虐待防止につながっていきます。
そのためには、支援者も心を自由にし、従来の価値観にとらわれることなく、
時には非常識といわれるぐらいの感覚を持つことがよい。
たとえば、食事を作らないことがあっても良いし、
必要ならうそをついても良いなどと助言できるし、
子どもが可愛くないという親に共感できる。
さいたまチャイルドライン 048-486-8888
問合せ先 チャイルドライン事務局 048-486-7171