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【東京五輪】選手村での飲酒はOK 国民の不満爆発「アスリートだけ特別扱い」東京五輪の開幕まで残り2か月を切ったが、国民の怒りが噴火間近となっている。米国などでは新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、一部地域では規制が緩和がされつつある。一方で、日本では9都道府県に発令中の緊急事態宣言が6月20日まで延長。東京都の小池百合子知事は、酒類を提供する飲食店、カラオケを使用する飲食店、遊興施設に引き続き休業を要請しており「居酒屋に行きたい」との声が多方面から聞かれる。そんな中、関係者によると、東京五輪に出場する選手らが宿泊する「選手村」に、アルコール類の持ち込みが許可される見込みだという。この判断にネット上では「国は五輪のことしか考えてない」「居酒屋でも節度をもって飲酒すればOKですよね!」「アスリートだけ特別扱いはおかしいな?」などのコメントがあふれている。(以下略)---緊急事態宣言を公然と無視して三宅島に探鳥に行ったinti-solです。いや、だって都道府県境は超えてないし(笑)、日帰り(夜行だけど)だし、10人部屋に往路2人、復路1人だけの超ソーシャルディスタンス確保の船旅だし、帰路の乗船前を除いて誰とも話していないし、人がいる時はマスクしているし、あれで感染するようなら、毎日の通勤電車で百回くらい感染してますから。オリンピック云々とは無関係に、もうこれ以上自粛は無理と思ってはいましたけど、それでも、もし東京オリンピックが中止になったら、あえて今三宅島までは行かなかったかも知れません。東京オリンピックをやるなら、何の気兼ねもなく三宅島でもなんでも行ってやれと思いましたね(実際には多少気兼ねと逡巡はありましたけど)。だって、ここまでの感染状況を鑑みるに、交通機関で感染したという話はないわけです。前述のとおり、交通機関で感染するようなら、毎日の通勤電車でとっくのむかしに感染しています。通勤電車も昨今はそんなに混雑はしていませんが、それでも休日に利用するどんな交通機関よりも、平日朝晩の通勤時の方が圧倒的に混雑していますから。おそらく、感染があるとすれば家族経由か外での飲食時でしょう。外での飲食時は、こればっかりは避けようがありませんが、昨今は前後左右の席と仕切り版で仕切られている飲食店も多いので、リスクはかなり低くなってきています。というわけで、進んで感染して自爆する気はないので自分なりの感染予防はしますが、かといって外出を自重するようなことは一切必要なさそうです。丸一日や泊りがけの遠方も含めてです。だってオリンピックをやるのに、なんで私が外出を自粛する必要性があるんですか。しかも、選手村でアルコールの持ち込みが許可されるんですって?何だか飲食店でアルコール提供禁止、ばかりではなくアルコールの持ち込みも問題視されてませんでしたっけ?しかも、それによって営業できない、つまり収入の途絶えている飲食店が山ほどあるというのに、です。もちろん、オリンピックに限った話ではありません。政治家の資金パーティーも自粛の気配はなく、日本医師会のトップがそこに出席し、更に寿司デートとか何とか。「自粛要請なんか真面目に従う必要はない」と、政治家の面々も日本医師会すらも、全力を挙げてそう説いてくれているのですから、それに従おうではありませんか。いや、私個人としては、もうしばらくの間、家族以外との飲酒は自重しておこうと思います。でも、それは正直なところ、演奏活動や山登りや探鳥に比べれば、他人との飲酒の欲求はそこまで強くはなく、我慢できる範囲のものだからです。それに、人と一緒に、というのは相手のある問題ですし(演奏活動も同様ですが)。だけど、もし自分がもう少しお酒好き、というか飲み会が好きだったら、この記事を見た瞬間に誰彼構わず人を誘って、外に酒飲みに行きますよ。あまりにバカバカしくて、自粛要請など従ってられないから。人間は、不自由にはなかなか耐えられないものです。しかし、それ以上に耐えられないのは不公平です。みんなが不自由で自分も不自由なのは(みんなが貧しく自分も貧しい、も同様)、もちろん嫌です。でも、まだあきらめもつきます。しかし一部の人だけが自由で自分たちは不自由を強いられる(一部の人だけが豊かで自分たちは貧しい)のは、もっとも不満を蓄積しやすいものです。ところが、こういう現状に対して、こんなバカバカしいことを言い出すやつがいる。高橋洋一氏「日本は先進国で唯一、緊急事態条項がない国」憲法改正の必要性を訴えるツイッターでの「さざ波」「屁みたい」発言の責任を取り、内閣官房参与の職を辞した嘉悦大教授の高橋洋一氏が29日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。辞任について改めて言及した。~ツイートに添付していた各国の行動制限を数値化した図を示し「民主主義国は規制がしにくいと言われているが実はできている。日本だけできていない。鎖国すればと言うけど、私権制限になるからできにくい」と問題点を指摘。続けて「日本は先進国で唯一、緊急事態条項がない国だから、あるところにしわ寄せしたり、長々とやったりする。憲法の改正のない国はない。緊急事態条項ない国なんてない。この際、きちんと議論した方がいい」と憲法改正の必要性を訴えた。---コロナ禍は「さざ波」だからオリンピックを開催しても問題がないと言いながら、そのためにどうして強権発動が必要なんですか?論理破綻の最たるものです。憲法に緊急事態条項を設けるということは、上記の緊急事態宣言が、国民に「自粛を求めるもの」ではなく、「国民に強制するもの」になるわけです。オリンピックはやります、オリンピック選手村は酒の持ち込み自由です、でも一般国民は「多様不急の外出はしないでください」「飲食店は8時以降営業しないでください」「酒は出さないでください」「酒は持ち込ませないでください」だったものが、「不要不急の外出は禁止」「8時以降の営業は禁止」「酒の提供は禁止」「酒の持ち込みは禁止」になる。多分、政治家や医師会トップのような人たちの好き勝手も変わらないでしょう。医師会の政治力から考えて、憲法に緊急事態条項ができても、この程度の「微罪」で医師会のトップが逮捕されたり地位を追われたりするはずがありません。つまり、緊急事態条項を設けるということは、現状の「お願い」レベルでの不公正が、「命令」レベルの不公正に拡大するわけです。「憲法に緊急事態条項を」と言っている連中は、そうなっても仕方がない、あるいはたいした問題ではないと思っているのでしょうね。でも、そんな法律の規制をどうやって国民に納得させる気ですか?現状の「お願い」レベルでもすでに国民のフラストレーションは相当に溜まっています。それが「命令」レベルでこんな不公正がまかりとおったら、フラストレーションは極大化します。それに対して「グダグダ文句を言わず、汝臣民黙ってお上の命令に従え」という理論もへったくれもない威圧以外に、何か納得できる説明がありますか?そうなったら、そんな法律は誰も守らなくなるだけです。法律と政治・行政に対する信頼感は地に落ち、国民の遵法意識など消えてなくなる、百年前の米国の禁酒法がそういう事態を招いたようですが、そういう社会がお望みですか?緊急事態条項を作って振りかざせば、みんなが黙ってそれに従って、問題が解決すると思っているような人たちは、人間の本性というものがまるで分かっていないと言わざるを得ません。
2021.05.30
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三宅島夜行日帰りの探鳥、前回の続きです。伊豆岬で鳥探しを続けます。ちょっと海の方に目をやってみました。ウの仲間です。私の目にはヒメウに見えるのですが、ヒメウは東京近辺では冬鳥なので、この時期にまだこんなところをうろついているのだろうか?もう1枚。でも、ウミウやカワウには見えません。ということは、消去法的にヒメウしかないと思うのですが、果たして??小さな貨物船がやってきました。船名から検索したら、伊豆七島海運の第五十八日祥丸だそうです(写真では、「丸」の字は見えませんが)。総トン数460トン、航海速力12ノットとのこと。この後おそらく錆が浜港に入港したようです。またまたウチヤマセンニュウ、と言いたいところですが、この辺りでウグイスも撮影しているのです。これは、多分ウグイスだったと思います。多分、というのは、撮影した時は、さえずっているところを撮っているのでウグイスであることは明白に識別できたのですが、写真だけになってしまうと、姿ではウチヤマセンニュウもウグイスも識別不能なので、正直言って確証がありません。多分これがウグイスだったような・・・・。これはウチヤマセンニュウです。ウグイス、センニュウ類、ムシクイ類、それにヨシキリ類。分類的にはウグイス科、センニュウ科、ムシクイ科、ヨシキリ科と別れるのですが、姿は互いに酷似していて、さえずってくれないと識別は至難の業です。だから、元々はみんなウグイス科またはヒタキ科ウグイス亜科とされていましたが、DNA鑑定してみたらそもそもヒタキ類とは系統がかなり異なっていること、これらの各グループもかなり古い時代に分岐していることが分かったため、別々の科に分けられちゃいました。ウチヤマセンニュウ。北海道の湿原に分布するシマセンニュウと、元々は同一種と考えられていましたが、現在は別種とされています。ただ、姿はもちろん、さえずりもそっくりです。シマセンニュウは北海道、ウチヤマセンニュウは伊豆七島(および紀伊半島と九州の島の草原にもごく少数が分布)と分布域が違うので間違えることはありませんが、両者を並べたら、事実上識別は不可能と思います。ウチヤマセンニュウ。イソヒヨドリもいました。雄山方面を撮影。海岸が黒っぽいのは、みんな溶岩です。この辺りも全部溶岩。ウチヤマセンニュウをいっぱい撮影したので、次なる単中ポイントに向かいます。バスは1日5往復で(船の到着に合わせた早朝バスは除く)、7時半過ぎに伊豆岬を通る始発バスで移動します。朝5時半から撮影しているので、滞在時間2時間ですが、ずいぶん撮影しました。ウチヤマセンニュウを撮影していた場所は海岸沿いで草原ですが、バス停のある三宅島一周道路はわずかに内陸なので、すぐに照葉樹林におおわれます。草原と森では鳥相が異なり、先ほどとは違う種類の鳥はいっぱい鳴いています。コマドリ(亜種タネコマドリ)やコジュケイなど。しかし、森がうっそうとしているので姿はなかなか見えません。ホオジロです。そして、姿を現したのがこちらです。イタチ。元々、伊豆七島の中でイタチが天然分布するのは、本土に近い大島だけです。それ以外の島にはイタチはいませんでした。しかし、利島と八丈島には、かなり以前からイタチが放たれています。三宅島は「バードアイランド」と呼ばれるのに、もっと南の八丈島はそう呼ばれません。八丈島にはイタチが放たれたために、鳥が激減してしまったためです。しかし、そのバードアイランドである三宅島にも、1980年代にイタチが放たれてしまいました。八丈島に比べればイタチが放たれてからの期間が短いので、まだ鳥相は豊富ですが、それでも以前より激減しているともいわれます。というわけで、三宅島において望ましい動物とは言えないのですが、でもそういう理屈は抜きにして、かわいいのは間違いないです。イタチは三宅島の生態系において望ましくはない移入動物ではありますが、導入の経緯は複雑な経過をたどっています。1970年代にいったん移入されているのですが、この時は勝手に増えたりしないように、オスだけを少数もちこんでいます。その結果、いったんは「イタチの移入は望ましくない」として、それ以上の導入はしないことに決まったのですが、それにもかかわらず、非公然的に誰かがイタチを雌雄で持ち込んでしまい、それが増殖して現在に至っています。そこだけを捉えれば、生態系を破壊するけしからん行為ということになるのですが、そうなった理由は、ネズミによる農業への被害が無視できないものになったことがあるようです。もちろん、ネズミのまた元々離島に分布するものではなく、人間が(意図せずして)持ち込んだものです。三宅島にはヘビがいないので(それもまたバードアイランドたる所以)ネズミの捕食者としては猛禽類のノスリとアオバズクくらいしかいません。そうすると、ネズミの増殖を抑える手段もないわけで、それはそれで島の生態系に悪影響を及ぼす可能性が大きいわけです。何とも正解のない話ですが、事実として三宅島でイタチは増殖しつつあります。移入種と言えば、先ほど書いた「コジュケイ」(「ちょっと来い、ちょっと来い」聞きなしされる特徴的な鳴き声の、キジ科の鳥)もまた移入種です。三宅島の、というより、日本全国的に大正年間に中国から持ち込まれています。またもニホンイタチ自体、三宅島では移入種ですが、本土では移入されたチョウセンイタチに圧迫されて生息域を縮小しつつある動物です。まあ、そういう難しい理屈は抜きにして、本当にストライクゾーンど真ん中の可愛さだと思います。で、8時ちょっと過ぎに、次なる探鳥ポイント、大路池に到着しました。この辺りは照葉樹林に囲まれています。以下次回に続きます。
2021.05.29
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東京の中でも有数と言われる野鳥の楽園に行ってきました。都内だけど夜行で行く場所です。しかも、夜行日帰りの超強行軍その鳥の楽園には、ここから出かけるのです。なんか、こんな乗り物に乗っていくんですよね。座席はなくて、こんな場所にごろ寝です。こういうご時世のせいで、2等和室、10人部屋に往路は2人、復路はなんと私一人でした。なお、枕はありますが毛布は有料レンタルです。でも100円なので、もちろん速攻で借りました。ベイエリアの夜景レインボーブリッジの下をくぐりレインボーブリッジを後にします。竹芝桟橋発は10時半、11時半に消灯でしたが、私はその前に11時過ぎにはガーっと寝てしまったのですが、1時過ぎにトイレに立ったら、そのあとなかなか寝付けなくなってしまい、多分3時前にやっと寝て、4時過ぎに起きたので、合計3時間くらいしか寝てません。はい、ここが今回の目的地です。東京都ですよ。朝4時半過ぎです。ここも東京都。こちらも東京都。ここも鳥の楽園らしいのですが、今回の行き先ではありません。朝5時前に接岸。船は島内3か所の港のどこかに入港します。入港先はその日の波の状態で直前に決まるので、出発時には分かりません。この日の入港は錆ヶ浜港でした。というわけで、この日の行き先はこちらです。れっきとした東京都です。船の入港に合わせてバスが待機しており、これに乗ると、何と5時半前には鳥の撮影が始められます。伊豆岬。ここがこの日最初の探鳥地です。歩き始めてそうそう、アカコッコを見かけましたが、撮影する前に飛んでしまいました。後から考えると、これは若干痛かった。しかし、この伊豆岬でまず見るべき鳥は、これです。ウチヤマセンニュウです。日本でも最大の繁殖地がこの伊豆岬です。ウチヤマセンニュウ。草原で見晴らしがよく、あっちでもこっちでもさえずっているのが容易に観察できます。ウチヤマセンニュウ。さえずりは3年前に北海道の霧多布湿原で見たシマセンニュウとそっくりです。ほとんど同じ鳥に見えます。この時は図鑑をもっていかなかったのですが、帰宅後に図鑑を確認して納得しました。元々シマセンニュウの亜種とされていたものが近年別種になったようです。ウグイス、センニュウ、ヨシキリ、ムシクイの仲間は、姿かたちは互いに酷似していて、生息環境、分布地、さえずりからしか識別は困難です。シマセンニュウとウチヤマセンニュウはさえずりもそっくりで、識別は事実上不可能なのですが、シマセンニュウは北海道、ウチヤマセンニュウは関東以西の離島や海岸に近い草原で繁殖するので、その意味では簡単に識別できます。本当に、いっぱいさえずっていました。この伊豆岬は日本では最大のウチヤマセンニュウ繁殖地だそうです。展望台があります。人はいませんでしたが。灯台もあります。以下次回に続きます。
2021.05.28
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「必要な渡航、禁止ではない」 米国務省勧告に丸川五輪相米国務省が新型コロナウイルスの感染状況を理由に日本に対する渡航警戒レベルを最も厳しいレベル4の「渡航してはならない」に引き上げたことを受け、丸川珠代五輪担当相は25日の記者会見で「必要な渡航まで禁止されているわけではない。影響が特に何か見込まれることはない」と述べ、東京オリンピック・パラリンピックへの選手団派遣に支障がないとの認識を示した。---米五輪委「安全な参加を確信」 渡航中止勧告を受け声明米国務省が日本への渡航警戒水準を引き上げ、「渡航中止」を勧告したことについて、米国五輪・パラリンピック委員会(USOPC)は24日、取材に対し、「選手たちの安全な参加を確信している」とする声明を出した。USOPCは声明で「日本に関連する国務省の勧告が更新されたことは認識している」とした上で、「USOPCや東京の組織委が現在選手やスタッフのために講じている安全策や、渡航前や来日後、大会期間中に実施する検査により、選手たちは今夏、安全に参加できると確信している」と大会参加への強い決意をにじませた。(以下略)---米国務省が日本に対する渡航中止を勧告したことについて、日本政府や米オリンピック委員会が一生懸命火消しに走っているようです。確かに、渡航中止は勧告であって命令ではありません。また、現状世界の大半の国がもっとも厳しいレベル4に指定されているので、日本だけが特別に厳しい警戒レベルに引き上げられた、というわけではありません。ただ、いくら強制力のない勧告と言えども、渡航中止勧告の出ている国に、「国の代表」であるオリンピック選手団を何百人も派遣するのでしょうか。重要なことは、この渡航中止勧告の決定をしたのは米国務省(政府)であって、オリンピック委員会ではないし、ましてや日本政府でもない、ということです。日本政府や米国のオリンピック委員会がこの件についていくら「認識」を示したところで、それは米国務省の認識とイコールである保証はありません。その米国務省は今回の渡航中止勧告の選手団派遣に対する影響について、回答していません。米国務省、渡航中止勧告の五輪選手団派遣への影響 明確な回答せずアメリカ国務省は、日本への「渡航中止」勧告を出したことが東京オリンピックへの選手団の派遣に影響を及ぼすかどうかに関するJNNの取材に対し、明確な回答をしませんでした。アメリカ国務省の報道担当官はJNNの取材に対し「オリンピックのために日本に行くアメリカ人の区分は非常に限られている」とした上で、「大会組織委員会と日本政府、IOCは緊密に協力して、オリンピックで日本に行く人のための具体的な入国や移動の規則と手順を設定した」と、これまでの経緯を説明しました。 その上で、「これらの手順は、オリンピックに関わるすべての人と日本人を確実に保護することを目的としている」としましたが、今回の国務省の勧告がアメリカ選手団の派遣に具体的な影響を及ぼすのかどうか、それ以上の明確な回答はありませんでした。---どうやら、日本政府や米国のオリンピック委員会の「影響はない」「安全な参加を確信」という解釈に、米国務省はお墨付きを与えていないようです。つまりそれらは希望的観測に過ぎず、根拠のある話ではない、ということです。さてさて、どうなるんでしょうかね。
2021.05.26
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「種の保存に反する」 性的少数者めぐり 自民・簗議員自民党が内閣第1部会などの合同会議でLGBTなど性的少数者への理解増進法案を審査した際、簗和生衆院議員が性的少数者について、「種の保存」に反するとの趣旨の発言をしていたことが分かった。複数の党関係者が明らかにした。合同会議は20日に開催。出席者の一部からは発言を問題視し、その場で訂正を求める意見が出たという。簗氏の発言をめぐり、関係団体からは「当事者ばかりでなく家族や友人を傷つけ存在を否定する、到底看過できない発言だ」(LGBT法連合会)などと批判の声が上がっている。---最低最悪の差別発言を平然と口にできる人間が自民党の国会議員という存在だということです。それにしても、こういうことを言って、何かがおかしいと自分で気が付かないものかね、と思います。なるほど、確かに純粋に生物学的に「より多くの子孫を残す」ということだけを生命の存在意義と捉えるなら、LGBTは「種の保存に反する」かのように見えなくはありません。しかし、それはあまりに表層的理解というものです。第一に、自然界においても生物のすべてが、「種の保存」だけを条件に生きているとは限らない、ということです。成長して生殖行動が可能になっても、生殖行動に参加しない個体は、たいていの場合は存在するものです。そういう個体の存在は、近視眼的には種の保存に反するように見えたとしても、より広い意味で自然の摂理には反していません。ドイツで、第二次大戦中から戦争直後に生まれた男性に同性愛者が多い傾向があります。これは、戦時下に連合軍の空襲や侵攻によって、当時妊娠中の母親が強いストレスを受けたことが原因だと言われています。人間の体は胎児のある段階までは女性の脳を持っています。それが男性は男性ホルモンを浴びることで、男の脳になる。しかし、ちょうどそのタイミングで母親が極度のストレスに晒されると、胎児は男性ホルモンをうまく分泌できなくなり、体は男性でも脳は女性のままで生まれ、それ故に同性愛者となってしまう例か数多くありました。戦争に限らず、母親が妊娠中に強いストレスを受けることは、どんな社会でも、人間以外の哺乳類でも起こりえます。もちろん、これは同性愛者が生まれる要因の一つであり、他にも様々な要因がありますが、いずれにしても、「男が好き」「女が好き」というのは、本人の主体的な「好み」「意志」による選択ではなく、本能に基づくものなのです。LGBTは、確かにそのままでは子孫を残しません。でも、生れ出たLGBTが社会の中で居場所を得て、生涯を全うすることは、何ら自然の摂理に反することではありません。前述のとおり、人間以外の動物にも脳と体の性的不適合は生じる可能性があるし、そういった個体が生まれてすぐに死んでしまう、というのでもありません。「気持ち悪い」と他の動物から白眼視されることもありません。むしろ、LGBTを目の敵にするのは、人間の一部の、社会的文化的偏見に基づく行動でしかありません。ただの偏見に「種の保存」とか似非科学を持ち込むなと言いたい。第二に、そもそも文明とは種の保存とは相反するものです。人類が文明を発達させて生活水準を向上させてきたこれまでの歴史は、少なくともある段階以降は「より多くの子孫を残す」という生物としての基本原則とは矛盾してきました。人類の歴史が始まって以降、大筋では、文明、科学技術の水準が上がるにつれて、出生率は低下してきたはずです。その一方で食糧生産の増大と安定化、科学技術の向上による公衆衛生と医療水準の向上によって死亡率、とりわけ乳幼児の死亡率も、一貫して下がってきています。(長い目で見て、ということです。中・短期的には気候変動や疫病、戦争、動乱などによって出生率も死亡率も単純な直線ではなくかなりの波はあるでしょう)人類の歴史は多産多死→多産少死→少産少死という経過をたどってきました。文明の発達は、多産少死の段階までは生物学的には「種の保存」と矛盾はない※ものの、それが少産少死に至る過程で、種の保存とは対立的になります。※もっとも、そのまま人口爆発を続ければ、最後には人口が生産力を越えて破綻を来す(大量死につながる)ことになります。自然界においても人間界においても、そういう例は過去多数あります。その将来像が、少子高齢化よりマシなものとは言えません。大筋において、先進国と呼ばれる国々は数十年、下手をすると百年以上前から出生率が低下しており、現在では中進国と呼ばれる国々(東南アジアは特に)も出生率が急減しています。つまり、文明の発展とは、少なくとも死亡率が十分下がり切って以降は、「種の保存」とは反するものになっているわけです。日本で言えば、1970年代後半か80年代以降がそれに相当します。ネット社会もパソコンも携帯電話も、種の保存には反するものだからやめましょう、ということになりますが、そんなことができますか?だいたい、技術の進歩や文明の発展には様々な側面があり、その中には一見すると死亡率の低下とは何ら関係のないものもあります。旧石器時代の昔から絵画というものは存在するわけですが(ラスコーなどの洞窟壁画)、絵を描くことが死亡率の低下と何の関係がありますか?食料生産にも医療の進歩にも、一見すればまったく無関係にしか見えません。近視眼的に見れば、それこそいわゆる「不要不急」の最たるもので、「種の保存」とは無関係なところに、「無駄なエネルギー」を消費してきた、ということになります。でも、そういった「余白」の部分があってこその文明であり、 人間社会というものです。「遊び」「余白」「無駄」のないところに、個人の心身の発達も、社会的な文明の発達もありません。だからこそ、私は人間社会に「不急」なものはあっても「不要」なものはないと言っているわけです。前述のとおり、LGBTは自然状態でも不可避的にある程度の割合で生じるものです。それを「種の保存に反する」などと言って社会から排除する、そんな余白も遊びも無駄も認めないような狭い狭い考え方が、文明の発展に資することはないでしょう。以前の記事で指摘しましたが、「出生率を左右する最大の要因は女子教育」です。つまり、近視眼的に「子孫を増やす」ことのみに価値を置くなら、女子に教育を禁じればよい、ということになります。女子教育こそが「種の保存に反する」最たるものだからです。当然、そんなことを実行したら、文明国ではいられない。気の狂った狂信国家同然です。科学技術も何もかも捨て去って未開の国に戻ることを覚悟の上でそう主張するなら止めはしません。でも、誰の賛同も得られないでしょう。人間は高度な文明を手にしましたが、それは「種の保存」のみを唯一の価値基準とする生活から離れていくプロセスと言っても過言ではありません。そうでなければ今での人類は原始人のままです。それなのに、馬鹿の一つ覚えのように「種の保存に反する」などという言葉を振りかざして回る行為は、自然と文明と社会に対する無理解を吹聴しているに等しいものです。
2021.05.24
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前回より続きます。蓼科山を下って天祥寺原まで降りてきました。謎の足跡。その時は熊と思ったのですが、後日ネットで検索してみると、どうもツキノワグマの足跡とは違うかも。でも何の足跡かは今のところ分かりません。結構大きな足跡です。亀甲池に到着。ここから北横岳まではものすごい急登。しかも、この時のコース中ではもっとも積雪量が多かったので、かなり登るのがきつかったです。あまりに急登で、亀甲池を出てから山頂直下で樹林が切れて視界が開けるまで、写真を1枚も撮っていませんでした。1800m余りの登山口から2530mの蓼科山に登り、1900m余りの天祥寺平に下り、また2480mの北横岳までに登り返す、結構きつかったです。昨夜降ったばかりの雪でシラビソ・オオシラビソが真っ白に。北横岳の北峰。北横岳山頂から蓼科山を望む。下って登って、キツかった。蓼科山のアップ。この写真は縮小しているので分かりませんが、原版の写真では山頂に人がいるのが分かります。海老の尻尾。八ヶ岳連峰(南部)例によって硫黄岳~横岳・赤岳・阿弥陀岳。だいぶ雲が多いですが視界は充分です。同じく八ヶ岳連峰八ヶ岳って、南の端と北の端に「横岳」が二つあるのです。その横岳から横岳を撮ってみました(笑)元来はどちらも横岳なのですが、そういうわけで混乱しやすいので、今いる北側の横岳は「北横岳」と呼ばれます。南側の横岳の方が標高が高いので、そちらは「南横岳」とは、あまり呼ばれません。(区別のために言われることはある)北峰から数分ほど歩くと南峰に到着です。北横岳の三角点はこの南峰にあります。しかし実際の標高は三角点のない北峰の方が高いです。眼下に縞枯れ山荘の青い屋根が見えます。山頂から少し下ると北横岳ヒュッテがあります。ここで昼食。北横岳ヒュッテの前で昼食を食べた後、ピーヒャララ。この時はケーナ1本サンポーニャのマルタとサンカ各1組ずつの最小単位だけ持っていきました。(これで最小単位かよ!)北横岳は、そういうわけで20年以上ぶりに登ったのですが、坪庭から山頂までは雪山超入門コースという記憶しかなかったのですが、案外急な下りでした。そこをノーアイゼンで下っている人が何人かいて、びっくり坪庭まで降りてきました。ここから先はロープウェイでビューっと下山。
2021.05.22
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2020-21シーズン最後の雪山登山の写真をアップしていなかったので、ちょっと時間がたってしまいましたがアップします。行先は八ヶ岳最北端の蓼科山と、その南隣の横岳(北横岳)実は、蓼科山山頂までは天気が悪く、見るべき写真がないので省略です。なので、1枚目の写真は、まさかの山頂からスタート。山頂の夜明け標高2530m、初めて登る山でした。山頂から夜明け前の八ヶ岳連峰を望む。左から硫黄岳~(南)横岳・赤岳・阿弥陀岳。視界は十分の晴れでしたが、やや薄曇りなのできれいな朝焼けにはなりませんでした。蓼科山は快晴なので、ここは朝焼けです。中央が八ヶ岳連峰(南部)、右奥が南アルプス。すっかり日が昇りました。朝日に輝く八ヶ岳連峰。南アルプス方面を望む。少し日数が経ったので、ちょっと記憶が曖昧ですが、北アルプス方面、だったかな。山頂の標識中央アルプス。これも記憶が少し曖昧でしたが、他の写真から確認しました。朝日を浴びる八ヶ岳連峰。山頂周辺下山にかかります。前日降ったばかりの雪がきれいです。山頂から将軍平までは、結構急勾配です。登ってくる人も結構います。そのあと、一気に天祥寺原まで下山。ここで標高2000mを少し切るくらい。蓼科山の全容が見渡せます。しかし、ここで登山は終わりではありません。実は指導標にある竜源橋からこの天祥寺平を経て、ここから先のルートは全部、過去に何回か、夏も冬も歩いています。ただし、最後に登ったのは、20年以上前ですが。以下次回に続きます。
2021.05.21
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「士気下げる」防衛大臣が接種予約の“ザル”ぶり暴露のマスコミに逆ギレ抗議逆ギレなのか、不正アクセスなのか。岸防衛相は取材目的で架空情報を使って大規模センターのワクチン接種を予約した朝日新聞出版社と毎日新聞社に対して抗議した。両社は大規模センターの予約システムで架空の接種券番号や市区町村コードを使っても予約ができると報じていた。岸氏はツイッターで「(両社の記者が)不正な手段により予約を実施した行為は、本来のワクチン接種を希望する65歳以上の方の接種機会を奪い、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない極めて悪質な行為です」と指摘。両社が予約をキャンセルしていることには触れなかった。続けてツイートを連投し、「この国難ともいうべき状況で懸命に対応にあたる部隊の士気を下げ、現場の混乱を招くことにも繋がります」「他方、今回ご指摘の点は真摯に受け止め、市区町村コードが真正な情報である事が確認できるようにする等、対応可能な範囲で改修を検討してまいります」とした。こうした事態を受けて、「朝日新聞出版」「逆ギレ」「不正アクセス」がトレンドワードになるほどネットでは議論が交わされていた。「報道機関が不正アクセスして攻撃する国日本」「過失ではなく故意による不正アクセスだから、犯罪だからな」と予約システムの穴を報じた両社を責める書き込みがある一方で、「防衛大臣の逆ギレは見苦しい」「不備を指摘されて逆ギレとは。子供か」と岸氏の対応を疑問視する意見もあった。今から大幅に改修される見込みは薄そうだが、悪用されないことを祈るばかりだ。---先にコメント欄で話題になった件ですが、システムの欠陥というより、根本的にザルなシステムとしか言いようがありませんが、それを指摘すると、報じた朝日、毎日がけしからん、とか、あまりに明後日の方向を向きすぎた反応です。こんなおこちゃまレベルのどうしようもない欠陥を指摘されると、不正だとか士気を下げるとか、そんなことを言い出したら、自衛隊以外のワクチン関係の仕事は、とっくのむかしに士気はマイナス無限大になっています。この問題は、何故か「不正」の可能性ばかりが言われていますが、問題の本質はそこではありません。不正と言ったって、ワクチンを一人で5回も6回も打ったところで何の利益もありませんし、そもそも実際には接種会場で接種券と照合するので不正に予約はできてもそれで接種は受けられません。だから、極めて少数の、意味もなくワクチン接種を妨害することに喜びを感じるような愉快犯(もちろん、世の中にそういう人はゼロではありませんが)以外は、そんなバカバカしいことはやりません。架空の接種券番号でも予約が取れてしまうことの最大の問題は、不正ではなく、うっかり番号を打ち間違えて、意図せず「架空予約」になってしまう人が大勢いる、ということです。各自治体で接種予約に使われているシステムは、全国共通なのかいくつかの会社が開発しているのかは知りませんが、実家のある自治体をはじめ、調べた範囲ではすべての自治体で、ログインID(接種券番号)とパスワードの入力を求められます。パスワードは、初期状態では西暦での生年月日です。従って、IDかパスワードのどちらかをうっかり打ち間違えると予約を取ることはできません(もっとも、先の記事に書いたように、実家では正しいIDと正しいパスワードでもログインできなくて難渋してしまいましたが)。ところが、防衛省のシステムでは、パスワード不要でIDも架空でも通ってしまいます。ちなみに、私も検証してみました(予約はしていません、その前の予約日時を選ぶ画面まで検証しました)。市町村コードも接種券番号も生年月日も適当に入力しても、桁数さえ合っていれば(市町村コード6桁と接種券番号10桁)通ってしまいます。入力は一度だけで、そのあと一応確認画面に入力した市町村コードと接種券番号が表示されます。しかし、6桁と10桁の、本人にとっては何の意味もないランダムな数字を間違いなく入力し、あるいは入力後に見直して間違いに気づいて修正できる人がどれくらいいるでしょうか。私でも、このくらいの桁数の数字を100回入力したら、10回とまでは言わないけれど何回かは打ち間違えます。後期高齢者だったら、10回以上間違えてもまったく不思議はありません。しかも、人間には正常バイアスというものがあるので、意味のある文章ならともかく、意味の分からない数字の羅列を見直しても、間違いを見落とすことは結構多いです。そもそも見直しなんかしないそそっかしい人もある程度いるでしょうが。結局、私の予想では、高齢者が自力で操作したら、間違った番号で予約を取ってしまう人が1%以上、下手をすると4~5%は現れる可能性があります。若い人が代わりに予約を取れば、その割合は大幅に下がるでしょうが、それでも0.1%か0.2%くらいはそういう間違いが起こり得ます。そういう間違った予約を弾けないということは、結局その人たちが当日接種会場に行って初めて、間違った番号を入力していたことに気づくということになります。当然、接種は受けられないことになる。そんな事態が大量発生したら、目も当てられません。そうならないためには、こういう情報は一刻も早く周知すべきことです。遅れれば遅れるほど、そういう間違いがどんどん増えていくんだから。それなのに、「悪質な行為」だって??馬鹿言ってんじゃねえ、ですよ。しかも、この問題は朝日(アエラ)と毎日新聞だけが報じているのではありません。少なくとも日経も「不正」予約を検証したうえで報じています。さらに、この問題は各社報道しているわけですが、それら報道各社は、先行するアエラと毎日の記事だけを根拠に、何も検証せずにコピペ記事を出したのでしょうか?いくら何でもそんなはずはないよね。一応はその情報は事実なのか検証して、つまり架空予約を試みたうえで報じているはずです。フジテレビとかも報じているけど。それなのに、朝日と毎日だけをやり玉に挙げる恣意性はなかなかのものです。だいたい、この問題は入口から間違っているのです。市区町村の予約システムと防衛省の予約システムが互いに独立しているから、両方で予約ができてしまいます。これは、国と各自治体が「あちらで予約したらこちらはキャンセルしてください」と大々的に注意喚起しています。朝日と毎日の報道を「妨害」などと言うのなら、これだって「二重予約の可能性を大々的に宣伝することで二重予約を誘発する妨害行為だ」なんじゃないんですか?それはともかく、市区町村の接種とは別個に、あとから防衛省の集団接種を付け加えるからこういうことになるのです。システムがダメダメすぎるのはもちろんですが、そもそも根本的に二つのシステムを並行稼働しようとするからこういうことになる。何も防衛省が自前で集団接種を手配しなくても、「防衛省の医官を、接種に当たる医師の不足で困っている全国の自治体に派遣します」とすれば、こんな事態は起こっていません。しかし、「自衛隊の医官がこんなに活躍しています」というある種プロパガンダのためにこんなことをやろうとするから、目も当てられない事態に陥っただけのことです。
2021.05.19
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詳細は非公開としますが、今月某日、80代の私の母のために休みを取って、ワクチン接種予約にアタックしてみました。母は、すでに一度予約を試みてみたものの、まったく電話もつながらなかったようです。朝は別のところに出かけたものの、10時過ぎに実家に行き、まず実家の固定電話から電話をしてみたものの、当然お話し中です。インターネットで予約サイトにアクセスしたものの、白い画面になったまま、まったく反応ありません。仕方がないので再び電話作戦。お話し中か、「こちらはNTTです~大変つながりにくくなっております」のアナウンスのどちらかが続きます。そのうち、ずっと無反応だった予約サイトが、待つこと20分ほどで案内画面までたどり着きました。しかし、そこまでです。「ログイン画面はこちら」をクリックしても、その後1時間、真っ白なブラウザでぐるぐる時計が回るだけです。しかたがないので、再び実家の電話と私のスマホで連続電話攻撃をかけました。しかし、かけてもかけてもお話し中か「大変つながりにくく」の自動音声のどちらか。そうこうするうちに12時に。昼食を食べて仕切り直したら、午前中はあんなにつながらなかったインターネットの予約サイトが、あっさりとログイン画面までたどり着きました。やったー!これで予約できる。ところが、実家に送付されていた接種券の番号(ID)と、事前に設定されているパスワードを打ち込んでも、「IDかパスワードが違います」と出てログインできません。んな馬鹿なことがあるか、と調べ直すも、当然間違っていない。何度かログインにアタックするも、結果は同じです。そのうち、マニュアルに恐ろしい説明があることを発見します。ログインに×回失敗するとロックがかかり、一定時間経過しないと解除されない、というのです。・・・・・・いや、とっくにその回数以上ログインに失敗しています。けど、ロックはかかっていません。(多分)ということは、そもそもIDもパスワードも照合すらできていないんじゃ??仕方ないのでまた電話攻撃に回帰。実家の固定電話と私の携帯から、かけまくるも、午前中と変わりません。さすがに心が折れてきて、2時過ぎついに断念、いったん実家を後にしました。またまた別の用事で外出の後、今度は子どもが応援に参加してくれることになり、午後5時前から最後の大攻勢に挑みます。しかし、ネット予約も電話攻撃も、結果はまったく変わらず。ついに禁断の手、その自治体の役所の代表電話にかけてみたものの(そんなことをしても無駄と分かっていたので、そこまで役所の代表電話にはかけていませんでした)、結果はまったく予想通りでした。この日一日、電話をかけた回数は数えていないので分かりませんが、一度の電話の発信から切ってかけ直すまで15秒から長くても20秒、1分で3回か4回、それを実家の固定電話と私の携帯、何回かはははの携帯、子どもの携帯からもかけており、もちろん、ずっとかけ続けていたわけではないものの、100回は軽く超え、おそらく200回くらいかけたのではないかと思います。が、すべての努力は潰え、その日の成果はまったくなしに終わりました。いや、私も仕事ではその電話を受ける側なのですが、電話をかける側になって、心の底から思いました。この作業は心が折れます。そして、もちろん電話を受ける側としても、何とも言えぬ絶望の予感しかしません。まあしかし、まる一日全て徒労に終わったその翌日、何と母が電話したら予約センターにつながって、予約が取れたと連絡が来ました。もちろん、その日も母は何度も電話して、やっとつながったらしいのですが、ともかく予約は取れたと連絡がありました。私の1日の努力は、まったく無駄に終わったわけです。そこまでやって取った接種の予約ですが、日にちは7月半ばです(1回目の接種日)。2回目の接種日は8月。えっ高齢者の接種は7月中に完了する、ですって??何かの空耳でしょう。ともかく、私はこのとき、完全に心が折れました。こんなことは母の接種だけで、もうおなかいっっっっぱいです。自分のことではこんな心が折れることはしたくありません。私は反ワクチン主義者に転向することにしました。これまで、当ブログで、「私はワクチンの接種を受ける」と言ってきましたが、ワクチン接種のために、これほど精神衛生に悪いことは、もうしたくありません。50歳代の新型コロナでの死亡率は0.3%くらいなので、10代20代と比べてリスクがないわけではないのですが、おそらく死者の大半は基礎疾患のある人でしょうから、基礎疾患がなければ死亡率はもう少し低いはずです。ワクチン求めてイライラするよりは、0.3%あるいはそれ以下の死亡リスクと引き換えに、心穏やかにいる方がマシです。まあ、ほとんどの希望者が接種を終えて、まだワクチンに余りがあり、予約も何も不要で希望すればいつでも接種が受けられる状態になったら、ワクチン必要派に再転向しますけどね。もっとも、50代以下にワクチン接種の順番が回ってくるのがいつかは、謎ですが。1年以内くらいですかねえ。順番が回ってきても、希望者に対してワクチンが足りず、接種できない可能性もありますが、そうなったらなったで仕方がありません。
2021.05.17
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5月も鳥の撮影をしています。5月1日葛西臨海公園チュウシャクシギキアシシギ鳥って、一見ひ弱そうな足だけど、立ったままで寝られるし、それどころか片足立ちで寝られるんだからすごいです。私なんか、片足立ちでケーナ1曲吹ききるのが結構大変(爆)5月4日また葛西臨海公園ヘラサギ。クロツラではない方の普通のヘラサギです。世界的にはクロツラヘラサギのような珍鳥ではないものの、日本ではかなり稀な鳥です。ヘラサギ。くちばしの先端が黄色いのがクロツラヘラサギとの相違点。ヘラサギ。そうなのか!ヘラサギは初列風切羽先端が黒のか!初めて知りました。全身真っ白だと思っていました。(クロツラヘラサギも、翼の先端にわずかに黒い部分がありますが、ヘラサギより黒い部分はずっと小さいです)ヘラサギ。口をあんぐり。アオアシシギが泳いでいる!!・・・・・・わけではなく、水浴びをしているだけです。ソリハシシギチュウシャクシギがカニをゲット!・・・・・・しかし、ちょっとでかすぎでは?チュウシャクシギ、どうやってカニを料理するのかと思ったら、ぐりぐり振り回して、一本ずつ足をちぎり取っていくのです。チュウシャクシギが食べるには大きすぎと思ったカニも、手足全部もぎ取られ、最後はこんな姿に。5月5日秋ヶ瀬公園キビタキの声はあちこちでするのに姿を捉えられず、まったく何も撮れずに、笛練習だけして、帰ったら、途中、雨が降り出したので、わざとゆっくり歩いていたら(森の中は雨に当たらないから)、やっとキビタキに遭遇。雨の中で暗いので画質は最悪ですが。キビタキ。5月8日石神井公園カイツブリの親子キビタキ。遠くて画質は厳しいけど、黄色いのは分かります。キビタキ。この日も、珍しい系の渡り鳥には遭遇できず、唯一キビタキだけいました。キビタキ、さえずっていました。だから、いることはすぐわかります。居場所を見つけるのは結構大変ですが。キビタキ。
2021.05.16
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東京五輪〝損切り〟中止せよ! 経済打撃は限定的「テレビの買い替えくらい」東京五輪は開催すべきか、中止すべきか――。~一部では開催を中止することによって生じる経済損失を危惧する声も根強いが、経済評論家の山本伸氏は「開催中止で生じる経済損失は限定的」として、経済的観点から中止による“損切り”も有力な選択肢との見方を示した。~実際、読売新聞の世論調査では国民の59%が東京五輪について「中止する」と回答し、もはや国民の機運は下がりつつある。また、5日には米紙ワシントン・ポストが、IOCのバッハ会長を「ぼったくり男爵」とののしって東京五輪の開催中止を勧告するなど、世界の論調も開催中止を促す流れになっている。~東京五輪を中止した場合については一部で経済損失を危惧する声が上がっているが、経済評論家の山本伸氏は「東京五輪開催を中止することによる経済損失は限定的」として、こう話す。「東京五輪による経済特需の主たるものはインフラ整備だが、もうとっくに終わっている。ほかは世界中から来る観客のインバウンド効果だが、今は新型コロナで開催してもしなくても元からゼロ。これから開会式までの間に起こる需要もテレビの買い替えくらいで微々たるもの。中止を発表しても株価は織り込み済みで大きな変動はなく、経済損失はほとんどない。経済的観点から“損切り”のための開催中止は有力な選択肢であるべき」世界的に新型コロナの流行が収まっていない状況で開催した場合、残念ながら新たな変異株ウイルスが国内に持ち込まれるリスクは否定できない。もし、そうなれば現在の緊急事態宣言以上に厳しい対策が求められ、それこそ日本経済にとって死活問題となる。「もし、開催中止した場合、問題になってくるのは全米での放送権を持っているNBCへの補償。当然ながら、すでに東京五輪中継の広告は売り切っているが、どうやらNBCは中止を見越してこれに保険をかけていたという話がある。また、IOCへの違約金が発生するという話もあるが、開催都市契約にそんな条項は存在しないようだ」(山本氏)つまり、東京五輪開催を中止することに経済損失はほぼないということになる。それ以上に、万が一の事態が発生した場合のリスクが大きいと言えそうだ。---オリンピック擁護派は必至でオリンピックを開催しようとしており、中止すると巨額のキャンセル料と言います。それが嘘か本当かは不明ですが、仮に事実だとしても、緊急事態宣言による経済損失の方が遙かに巨額であることは明らかです。そもそも、数千億円の違約金という話自体が、どこまで事実なのでしょうか。遠い昔の話ですが、1995年、東京で世界都市博というイベントが計画されたことがあります。鈴木俊一知事退任直前にが計画したものですが、これを批判し、中止を公約に掲げた青島幸男が次の都知事に当選、逡巡はあったものの、最終的に公約どおりに都市博を中止しました(実現した公約はこれだけで、他の多くの公約は反故になったのですが)。そうしたら、開催の是非が議論になっていたときにに言われていたキャンセル料等の「中止のための費用」が、実際にはそれよりかなり少ない金額で収まった、ということがありました。この種の巨大プロジェクトは、計画する側(実行したい側)はどうしても実現のためにリップサービスをしがちです。だから、費用については多くの場合甘い見積もりを言います。東京オリンピックも、まさしくそうです。一方、始めてしまったプロジェクトを中止したくないから、中止に伴う費用や労力は、過大に言いがちです。都市博がそうでした。東京オリンピックも、おそらくはそうである可能性が高いと思われます。いずれにしても確実にいえるのは、もはや、投じた費用を回収する(黒字になる)ことなどできない、ということです。引用記事にも触れられており私も前回記事で紹介しましたが、読売新聞の世論調査では6割近くがオリンピック中止と回答しています。この世論調査の設問を見て私は思わず笑ってしまったのですが、そこにあって不思議はない選択肢が2つ抜けているのです。一つは、「再度延期する」、そしてもう一つが「通常どおり定員いっぱい観客を入れて開催する」です。どちらも、もはや絶対不可能と明らかなので、選択肢から省いたのでしょう。というわけで、仮に開催を強行しても観客は半分、入場料収入も半分、ということになります。引用記事が指摘するように、海外からお客が来ないからインバウンド収入はゼロ、国内でも景気刺激効果はほぼ見込めません。潤うのはテレビ業界だけ、と言いたいところですが、それもどうでしょうか。現状ではオリンピックのブランドイメージは極度に悪く、そのスポンサーとなることの企業イメージへのプラス効果は、かなり限定的ではないかと思われます。視聴率だって、どれだけ取れるかは何ともいえません。つまり、払った放映権料に見合う広告収入が得られるかどうか、払った広告収入に見合う企業イメージ向上効果があるかどうか、かなり危ういというところでしょう。何より、国内外を問わず、多くの大手マスコミがオリンピック中止論を正面から堂々と取り上げていることが、その間接的証明です。オリンピックの商業利用についてはマスコミもIOCと利害は一致します(儲けが見込まれる限りは)。だから、コロナ禍以前は、大手マスコミ、特にテレビがオリンピック反対論を取り上げることなど、まずありませんでした。それが今では遠慮なく中止論を取り上げているというのは、オリンピックから儲けが見込まれない、そのためIOCと利害が一致しなくなった、ということでしょう。オリンピックを開催して生じる赤字と、中止して生じる違約金、どちらが大きいかは分かりませんが、オリンピックを契機に感染がまた拡大すれば、それによる損失は、違約金なんて問題にならないくらい大きな額になるでしょう。先に取り上げた高橋洋一が、ツイッターに大要「中止するなら違約金は反対派が払え」みたいな愚にもつかないことを書いていましたが、じゃあそれ以前に、開催したら損失は賛成派だけで補填するんだよね、と申し上げたいですね。
2021.05.13
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高橋内閣官房参与「日本は『さざ波』。これで五輪中止とか笑笑」批判集まる日本の新型コロナウイルス感染状況や東京五輪の開催について、内閣官房参与で嘉悦大教授の高橋洋一氏がツイッターに「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿し、批判が高まっている。高橋氏は9日に、各国の新規感染状況を比較するグラフを引用して投稿し、五輪中止を求める世論に反論した形。これに対し「1万人以上亡くなってるのにさざ波って言い方はあかん」「ウチの母親も『この程度のさざ波』の中で亡くなったんですよ」「“この程度のさざ波”にマトモに対応できていない国がどうやって国際大会を開こうというんです?」など批判するコメントが相次いだ。~高橋氏は元財務官僚で菅義偉首相と近く、昨年10月、内閣官房参与に任命された。菅氏は10日の参院予算委で投稿について問われ、高橋氏について「経済見通しや経済運営について、官房長官以前から相談している」と説明し「五輪については全く相談していない」と強調。「個人の主張について答弁することは控えるべきだろう」と、それ以上の言及を避けた。~---高橋洋一に品位など求めるのは八百屋で魚を求めるようなものだとは知っていますが、それにしても・・・・・・「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」だそうです。いや、言っていることの是非を度外視しても、この言いぐさは論外でしょう。世間的には「さざ波」が問題視されていますが、私の感性では、「笑笑」の方が最低だと感じますが。・・・・まあ、いいでしょう。さざ波だから、大したことはないからと言うなら、当然緊急事態宣言も蔓延防止もいらないよね。あれ、高橋は内閣官房参与という立場で、政府の緊急事態宣言に対して、「これで緊急事態宣言とか笑笑」とは言わないのでしょうかね。この人はあちこちに文章を書き散らしているので、全部の発言をチェックはできないけれど、例えばYouTubeチャンネルで今回の緊急事態宣言について言及している動画がありますが、効果に懐疑的な見方はしているけれど、一方で「日本は憲法の制約で法的拘束力のある外出禁止ができないから、海外に比べて何もやっていない」なんて語っている。いやいや、「この程度のさざ波」なのに法的拘束力のある外出禁止って何?それなのに、オリンピックはやるべきだって、理屈もへったくれもありゃしません。いくらオリンピックが世界最大級のスポーツイベントでも、緊急事態宣言の有無の方が、経済に与える影響ははるかに大きいことは確実です。高橋のツイッターを見ると、五輪中止の違約金が数千億円という趣旨のことが書いてあるのですが、その金額が仮に信用に足るものだとしても、緊急事態宣言による経済損失、それによる税収減、様々な支援策による支出増、とても数千億円なんて額じゃ収まっていないでしょうよ。その10倍、ひょっとしたら100倍にも達するかもしれません。もっとも、見方を変えれば、反対派に対して、こういう論理もへったくれもない下品な攻撃が始まったということは、それだけオリンピックの開催が危機に瀕している、という認識が、政府やネトウヨ陣営にも強まったということなんでしょうけどね。少し前まで、オリンピック中止論なんて、大手マスコミに取り上げられることはありませんでした。主張する人はしていたし、内心でオリンピックに積極的に賛成ではない人は、元々決して少なくはなかったと思いますが、その声が大きく取り上げられることはなかったし、決まってしまったオリンピックを中止させよう、とまで言う人は限られていました。だから、野党やリベラル派に対する攻撃に余念のないネトウヨ陣営も、そこを主たる標的とはしていませんでした。要するに眼中になかったのでしょう。それが、昨日取り上げた竹田のオリンピック賛成署名とか、今回の高橋の暴言とか、オリンピック反対派を標的とした攻撃の増加は、それだけオリンピックに懐疑的な見方が急激に拡大していることの反映です。それもそのはずです。御用メディアの代表であるはずの読売新聞の調査で、東京オリンピックについて、中止59%、無観客で開催23%、観客の人数を制限して開催16%という、驚きの結果が出ています。さすがに、イデオロギーの左右を越えて、オリンピックができるのか、ということについて懐疑的な見方が急拡大しています。中止署名があっという間に30万筆も集まったのも、その反映です。それに対して、こういう知性も理性も感じられないような暴言を返すような輩が調子に乗ると、なお一層人心はオリンピックから離れていくでしょうね、いい気味でけど。まあ、それでも政府はオリンピックをやるつもりなんでしょうね。いいですけど。オリンピック、そして聖火リレーが中止にならない限り、私は自粛なんかしないだけのことですから。・・・・と、常々書いておりますが、念のため補足しておきますと、これには多少偽悪的な表現も含まれます。実際には私だって相当の自粛をしています。外出時のマスク着用、家族以外との飲み会自粛、演奏活動ほぼ中断(事実上個人練習しかできない状態)全部我慢してます。音楽に関しては、正直我慢できかねていますが、こればかりは一人じゃできない、演奏する場がなければどうにもならないことなので、否も応もありません。唯一、わずかに残った「自粛しなくてもコロナに罹患して自爆する可能性の低いもの」の最後の砦だけを守っているにすぎません。
2021.05.11
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「中止」に30万の賛同 オンライン署名で五輪開催“支持VS反対”コロナ禍での東京オリンピック(五輪)開催の是非をめぐり、弁護士の宇都宮健児氏がオンライン署名サイト「change.org」上で5日に始めた大会中止を求める活動で、9日午前11時すぎまでに30万人近い賛同が寄せられた。宇都宮氏は「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」と主張。英語版も作成して、世界中に呼びかけを続けている。一方、同じサイトには8日になって、開催の「支持」を呼びかける動きが登場。作家、政治評論家の竹田恒泰氏が呼びかけたもので、9日午前11時すぎまでに約1万8000人が賛同した。竹田氏は「change.org」の中で、「5月7日にSNSで池江璃花子選手に『五輪中止』や『反対』の声を上げるべき、との書き込みが溢れたことを知り、五輪開催賛成の署名をすることを決めた次第です」と主張。宇都宮氏が訴える反対の署名の数に及ばなくても「それなりに『開催すべき』と思う人々がいること、決して世論は開催反対で染まっているわけではないことを示すことができたら、目標は達成できたと考えます」などとしている。---私も署名しました!人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます Cancel the Tokyo Olympics to protect our livesもちろん、オリンピック中止を求める署名の方です。4日間で30万人が賛同しています(引用記事には30万人近いとありますが、5月10日夜時点では約32万筆)。宇都宮健児の主義主張には賛否はあるかもしれませんが、今この状況でオリンピックをやるのか、ということについては、イデオロギーの左右無職に関わらず、相当の異論反論懐疑論があることは明らかです。で、その中で行き過ぎて、池江選手に『五輪中止』や『反対』の声を上げるべき、などと求める人が少なからずいたそうです。そりゃ、ダメでしょう。池江選手には申し訳ないけれど、オリンピックという巨大イベントの可否は、一選手の活躍の場がどうとか、そういう次元で判断されるべきことであるとは思いません。池江選手が賛成したから、反対したから開催されるべき、中止されるべき、というものではないでしょう。であるなら、池江選手に反対の意思表示をしろ、というのは、第一に不必要なことです。第二に、オリンピックに対して色々な意見がある中で、そのオリンピックを目指して、すべてをささげて頑張ってきた選手がいることも事実です。その選手に対して、お前が目指しているものは無駄だから反対しろ、と言うんですか。いや、それはあまりに人情というものが欠けているでしょう。正しい意見なら、いつでも誰に向かって言ってもよい、というのは結局その正論に対して多くの人にそっぽを向けさせる元凶になりかねません。と、思っていたら、更に驚いたのは、竹田恒泰が開催支持の署名を始める、という話。いや、やりたければやればいいでしょう(笑)しかし、あまりの馬鹿さ加減に絶句します。第一に、武田といえば言うまでもなく、父親は竹田恆和IOC元会長で、オリンピック招致の贈収賄疑惑でフランスの捜査当局から操作されている人物です。そんな、オリンピックに関して利害関係ありありの人間の親族が、オリンピック支持のネット署名って、「私利私欲が混ざっているだろう」って思われても仕方がないでしょう。しかも、「宇都宮氏が訴える反対の署名の数に及ばなくても「それなりに『開催すべき』と思う人々がいること、決して世論は開催反対で染まっているわけではないことを示すことができたら、目標は達成できたと考えます」って、こちらは1万8千筆しか署名が集まっていません(追記:5月10日夜時点で約4万筆)。いくら「数で及ばなくても」と予防線を張ったところで、人はどうしたって数を見ます。もちろん、勝ち負けが問題ではないのは確かですが、それはいい勝負になった場合に言えることです。相手側の1割2割の署名数しか集められないようでは、むしろ恥をさらすだけのことです。もちろん、この期に及んでもオリンピックに賛成という人がいるのは確かですが、現にこの状況下では、元々賛成でも迷いがある人は相当多いはずで、そういう人は「支持」の署名を相当ためらうに違いありません。何より、竹田は先の愛知県知事リコール運動に加担していた前科があります。そのリコール署名簿に多くの水増しがあった、というよりほとんど全部が水増しだったことは、すでに明らかになっているとおりです。「ああ、今度もまた署名捏造に関わるのか」と思われるだけのことです。実際、今集まっている約4万筆にしても、まあ怪しいよね。結局、偽造なしではみっともないほどの大差がついて、開催賛成派の支持の少なさを露呈する可能性が高いでしょう。相手側と同じ土俵で同じ手法で張り合わなければならない必然性があるわけじゃないですから、マトモな損得勘定があれば、別のアピール手段を考えて、こういう馬鹿な行動はとらないと思うのですが、そこがネトウヨのネトウヨたる所以なんでしょうね。
2021.05.09
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人前で演奏する機会が次々と潰れてしまい、まったく演奏のチャンスがないので、多重録音で演奏してみました。曲は、曲はチャマメのメドレー。つまり、新潟茶豆とだだちゃ豆と枝豆のメドレー・・・・・・ではなく、アルゼンチン北東部リトラル地方の舞曲「チャマメ」の3曲メドレーです。曲は、Canción para Carito(カリートへの歌) - kilometro11(11km) - Merceditas(メルセディータス)以前にも録音したことがある曲ですが、その時は音声のみ、今回は動画です。いつものケーナサンポーニャではなく、フルート、マンドリン、ギターの構成です。しかし、正直に言いますと、マンドリンは「練習」というものを普段まったく、一切やらないので、当然この録画もぶっつけ本番(3~4回失敗して撮り直しているので、それがみれば練習のようなもの)。ということで、マンドリンの出来には目をつぶってください(笑)いやしかし、多重録音だけじゃなくて人前で演奏したい今日この頃・・・・・・。
2021.05.08
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好転する材料なく かすむ五輪、悲観の声―緊急事態宣言延長東京都などへの緊急事態宣言延長を聞くまでもなく、五輪への道はかすんでいる。大会本番へ向けたコロナ対策への反発、不備などが重なり、五輪関係者は「好転する材料がない。環境がドラスチックに悪くなり過ぎている」と嘆く。変異ウイルスによる感染の広がりで医療体制が厳しい中で、大会組織委員会は看護師500人の確保を依頼し、スポーツドクター200人を募集した。こうした動きにSNSなどで不信が拡散された。テスト大会では飛び込みで陽性者が出て、札幌のマラソンでは沿道で五輪反対の声が上がった。聖火リレーは公道中止が相次いでも続けられている。組織委のやり方が負の感情を助長している、と指摘する国内スポーツ関係者もいる。4月下旬に公表されたコロナ対策のプレーブック第2版も穴が多い。海外のスポーツ界からの直近の反応について、国際競技団体の幹部は「すごくネガティブ」だと明かす。日本国内の感染状況や、進まないワクチン接種など政府のコロナ対応も懸念しているという。今後無観客を決めたとしても、もはや開催への追い風にはならないだろう。IOCは選手団向けにワクチン提供を受けることで合意したが、世論が五輪からさらに離れる火種にもなり得る。組織委の周辺からは「やっても歓迎されない五輪になる。やめる方が正しいのか」という声も聞こえてくる。---以前から何度か書いているように、私は元々オリンピックに、反対とまでは言わないけれど極めて懐疑的です。ただ、中止したらしたで、その後始末(違約金等々)も困難を極めるであろうことから、何とか赤字を最小限で抑える手立てをとるしかあるまいと思っていました。しかし、現在は違います。「こんなに感染は収まりました、皆さんの行動は自由です、だからオリンピックの開催できます」ならよいのですが、実際には「こんなに感染がひどいけどオリンピックはやるから、そのためにお前らの行動は制限しろ」です。それに対する思いは、「ふざけんな」しかありません。これだけ緊急事態宣言で外出するな、外で酒を飲むなと市民の生活を圧迫しながら、オリンピックはやります、聖火リレーもやります、と言うのです。偉大なるオリンピック様のためにお前らの自由な生活は召し上げるということかと考えざるを得ません。そんなものに真面目に協力しようという気には、まったくなりません。今回、それでも政府はオリンピックを強行するのか、さすがに中止を決断するのか、どちらでしょうか。さすがに中止を決断するかな、という気はしますが、まだ分かりません。しかし、開催を強行するにしても今から中止にするにしても、その先には地獄しか待っていません。開催しても、いわばこそこそ隠れて行うような大会で経済への波及効果はなく、開催に要した費用は回収不能で残ることは間違いありません。スポンサーも、投じた広告宣伝費に見合う利益は出るはずもありません。中止したらもちろん後始末が困難を極めるでしょう。進むも地獄、退くも地獄です。それにしても、東京はオリンピックの開催権を3回得て、そのうち1回しかまともに開催できないという、不出生の大記録を打ち立てることになりそうです。しかし、冷静に考えてみると、近代オリンピックの歴史の中でオリンピックの中止はそう稀な事態ではありません。今回までの夏32回、冬22回のオリンピック※の中で、夏3回、冬2回が戦争によって中止になっています。※オリンピックの第×回という数え方は、夏32回の大会には中止になった3回も含まれており、冬22回の大会は中止になった2回はカウントされていません。したがって、冬は24回中2回中止、という方が正確でしょうそれ以外に1976年モントリオール、80年モスクワ、84年ロサンゼルス大会が多くの国のボイコットに晒されて片肺大会となることを余儀なくされています。全体としては、1割以上の大会が中止か不正常な開催、ということになります。オリンピックが商業的に成功して、「ビジネス」として急拡大したのは1984年ロサンゼルス大会が契機と言われます。そのロサンゼルスオリンピックを旧東側諸国がボイコットしたのを最後に、以降の大会ではボイコット騒動とか中止などはなかったので、オリンピックは決まれば開催されるもの、開催されれば儲かるもの、というような前提でビジネスモデルが構築されてきました。しかしそのビジネスモデルは、実はそうそう安全確実なものでもなかった、ということです。一度でも失敗すればその損失は破滅的な金額になります。そのリスクは、これまで考える必要もないくらい小さいと思われていたのか文字ませんが、今回の事態で、「オリンピック中止」(もしくは、開催を強行して興行的に失敗)という事態は、決して小さくはないことが満天下に示されてしまった。オリンピックという商売のモデルが崩壊した、と言ってもいいのかもしれません。今後、それを踏まえてオリンピックへの開催を立候補する都市は激減するんじゃないでしょうか。
2021.05.07
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維新・松井代表「私権制限、議論すべき」日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「政治の責任としては、タブー視することなく、私権制限についても議論すべきだ」と述べた。松井氏は市役所での記者会見で、性急な私権制限の導入には否定的な見方を示しつつ、緊急事態宣言が発令されても大型連休中の人出の抑制につながっていないと指摘。「有事に際し、どういう形で人の動きを抑制できるのか、私権制限も含めて議論すべきだと思っている」とした。その上で「要請だけでは一人一人の行動を止めていくということは非常に困難だと今回はっきりした」とも語った。---緊急事態宣言を発しても効果がないから私権制限をって、どれだけ短絡的な発想かと思います。「要請だけでは一人一人の行動を止めていくということは非常に困難」というのはそのとおりですが、それは何故でしょうか?1年前の緊急事態宣言では、あんなに多くの人が外出を控えたのに(少なくとも東京ではそうでした。関西ではどうかは把握していませんが)、3回目の今回はそうなっていないのは何故か。みんな、この1年でもううんざりしているからです。緊急事態宣言こそ断続的に3回目ですが、外出時はマスクを、3密は避けろ、といったコロナ対応はこの1年2か月、途切れることなくずっと続いています。多かれ少なかれ、それまで問題なかったことができない、あるいはやりにくい状態になっています。法律上の定義はともかく、実質的に「私権」は制限されているのです。そうやってみんな我慢して1年が過ぎた、そのご褒美に、サイドの緊急事態宣言で、もっと我慢してください。そう言われて、がっくりこない人間がいるでしょうか。要請だけでは止められないから法律で縛れ?そうしたら法律を守らない人が大勢出てくるだけの話ですが。人間の我慢には限度があります。そりゃもちろん、大災害で人がバタバタ死んでいる状況が可視化されれば、多くの人は驚いて我慢を続けます。が、それも1年続くかは分かりません。しかも、コロナの日本でのこれまでの累計死者は全国で1万人です。東北3県の沿岸部だけで短時間のうちに1万8千人の死者を出し、多くの町で市街地全体が水没した東日本大震災と比べてれば、差は歴然としています。その東日本大震災と言えども、地震の1年後もまだ多くの人が耐乏生活を送っていたわけではありません。右を向いても左を向いても死者がゴロゴロいる、という状況ではないのに、我慢を強いられ続けても無理なのです。法律で縛れば人間の行動をいくらでも制限できるというのは安易な考えであり、甘い考えです。そんなもの、振りかざせば振りかざすほど、効き目がなくなっていくに決まっているでしょう。緊急事態宣言と同じです。かつて米国で悪名高い禁酒法が制定された際、ほとんど誰もそれを守ろうとせず、法律とは遵守すべきものである、という「社会規範」としての価値を失墜させた、それと同じことが起こるだけです。個人的なことを書かせていただくと、実は昨年コロナ禍がクローズアップされ始めた、昨年2月半ば頃に風邪をひいて以来風邪をひいていません。いまの社会情勢下で風邪をひくと、ただの風邪でも厄介なことになり、職場に迷惑をかけることになります。私は普段はだいたい年に1~2回は風邪をひいてしまう人間なのに、この1年2か月間一度も風邪をひいていないのは、かなり幸運でした。何故なのかと考えてみると、理由は「人混みでは常時マスクをしていること」でしょう。手洗いもありますが、みれはコロナ以前だってそんなにおろそかにはしていませんでした。私の職場には在宅勤務は一切ありませんから、毎朝晩、以前よりは空いているとはいえ、多くの乗客を乗せた通勤電車に乗っています。それでも風邪をひかないコロナにも感染しないで1年2か月過ぎたのは、ひとえにマスクの功績だと思っています。逆の言い方をすれば、マスクさえしていれば、毎日の通勤電車以下の混雑度にはそこまで神経質になる必要は、おそらくなかろう、ということです。飲食は別ですが、それ以外の外出は、そこまで神経質になる必要はないと判断しています。そうでなかったら、毎日の通勤電車でやまほどクラスターが発生しているはずですから。そのことをこの1年で学んだので、なおさら、やみくもに「外出するな、要請をきかないなら私権制限だ」と権威を振りかざしたがる向きには、強い反発を感じてしまうのです。
2021.05.05
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4月後半から5月はシギ・チドリの渡りシーズンです。4月24日船橋三番瀬海浜公園ミヤコドリとハマシギ、ミユビシギ、オオソリハシシギ、ダイゼンなど。翌日から潮干狩りが始まるので、潮干狩りエリアはがっちりと網で囲まれています。シギ・チドリの大半ははこの網の中で採餌しており(何しろ餌がいっぱい)、網に阻まれて近づけず、今ひとついい写真は撮れませんでした。もちろん潮干狩り開催日は人だらけで鳥なんか1羽もいません。実は三番瀬で野鳥撮影にもっとも不適なシーズンはこの潮干狩りシーズンだったり・・・・・・。オオソリハシシギ。赤い夏羽になりました。オオソリハシシギ(夏羽)真っ赤な夏羽のオオソリハシシギがいる一方、まだ冬羽のオオソリハシシギもいました。メダイチドリ。ホウロクシギ。ダイシャクシギと並んでシギ類中最大種。ダイシャクシギとホウロクシギは酷似していて、この写真だけでは判別困難なのですが、三番瀬にはホウロクシギは頻繁に現れるのにダイシャクシギは滅多に飛来しないので、これはホウロクシギ。ホウロクシギ。お尻の下面が白いのがダイシャクシギで褐色の班があるのがホウロクシギ。この写真は逆光気味なので一見お尻が白く見えるけど、画質補正をかけてみると褐色の班が見えます。だからやっぱりホウロクシギ。直線距離では5~6kmしか離れていない葛西臨海公園にはダイシャクシギとホウロクシギの両方が頻繁に現れるのに、なぜか三番瀬にはダイシャクシギは滅多に現れず、ホウロクシギだけ。ホウロクシギが何かを食べたようです。ホウロクシギ。体の大きさもシギ中最大種ですが、くちばしの長さもまた異様です。キョウジョシギ。定番のシギの一種で、頻繁に見るのですが、どうもいつも今一つピントの合わない写真しか撮れません。今回もやっぱり今一つ、いや、今二つ。4月25日葛西臨海公園この日は、先にBBQ広場の残念過ぎる「宴の後」写真を掲載しましたが、鳥の写真も撮っています。チュウシャクシギ。三番瀬で撮影したホウロクシギ(ダイシャクシギも)と同属で近縁種。よく似ているけれど、体つきは一回り小さく、くちばしも常識的な(笑)長さ。それでもかなり長いけど。チュウシャクシギ。東京湾に面した人工なぎさには、この時期20~30羽の群をよく見かけます。この写真は海から数十メートル隔てた汽水池の下ノ池で撮影していますが、ここにはたいてい1羽か2羽しか来ません。ただ、撮影用の窓があるので、至近距離から撮影できることが多いです。アオアシシギ。写真では伝わりませんが、声が非常に美しいシギです。アオアシシギ。これも不思議なのですが、アオアシシギは葛西臨海公園では頻繁に見かけますが、三番瀬では見たことがありません。飛来記録自体はありますが、滅多にいないようです。同属のキアシシギは両方で頻繁に見かけるのですが(この日はいませんでしたが)。アオアシシギ。この日は3羽いました。公衆の面前で愛を語る二人、いや、2羽。普段ドバトを撮影することなんて滅多にありませんが。
2021.05.04
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本記事につきましては、大筋では間違ったことを書いてはいないと考えていますが、感染が急激に拡大しており、しかも40代50代の中年層の重症者が増えてきていることから、若年層も、「周囲にウイルスをまん延させない」という意味でのワクチン接種の意義は無視できない、と考えるに至りました。この時はこう考えていた、ということで以下の文章自体はそのまま残しておきますが、現在の私の意見(というより、重要視するポイント)とは必ずしも一致はしなくなりました。---レイズ筒香「本当に良くない状態に」ワクチン接種で体調不良訴えてIL入りレイズ筒香嘉智外野手(29)が29日、新型コロナウイルスのワクチン接種に伴う副反応で体調不良を訴え、コロナに関する負傷者リスト入りした。キャッシュ監督によると、「昨夜も体調が良くなかったが、彼はプレーしたいと言ってくれた。ただ、今朝は本当に良くない状態になった」と、症状が悪化したことが分かった。---大谷翔平も「ワクチンですね」開幕直後の体調不良の要因に挙げていた新型コロナウイルスのワクチン接種で体調を崩したのはレイズ筒香だけではない。エンゼルス大谷翔平投手(26)も開幕直後の不調の原因に挙げた。9日(日本時間10日)のブルージェイズ戦でメジャー通算50号本塁打を放った際、現状の打撃を開幕時と比べ「体調がそんなに良くなかったというのもありますし、今は戻ってきて、だいぶスイングもいいんじゃないかなと思います」と話した。体調不良の要因として考えられることを聞かれ「ワクチンですね」と苦笑いで振り返った。---どうも、20代30代のかなり多くに副反応が出るようですね。MLBで活躍する日本人選手2人に副反応とは、結構な高確率です。もちろん、重篤な副反応ではありません。二人とも、すぐに回復したようですから。とは言え、一日か二日寝込むだけでも、相当の損失がありそうな2人です。一方で、以前の記事でも指摘しましたが、20代以下の若者にとっては新型コロナ自体がそれほど重篤な病気ではありません。年代別の死者を見ると、これは4月28日時点の日本国内のデータですが、10代以下のの罹患者約5万7千人で死者は0、20代は罹患者12万5千人中3人です。加えて、このうち基礎疾患のない死者がどれだけいるでしょうか。(少なくとも1人は大相撲3段目の28歳力士で糖尿病がありました。あとの2名は不明ですが、何らかの基礎疾患があった可能性は高いと思われます)基礎疾患がない10代20代の若者がコロナで死ぬリスクは、ほぼない、と言ってよさそうです。私は50代なので、感染したらそれなりのリスクはあるでしょうから、順番が来たら予防接種受けようと思います(もっとも、50代だって罹患者約7万5千人中死者212人で死亡率は0.28%、基礎疾患がなければ死亡率は多分さらに低い)。でも、10代20代の若者で基礎疾患がなければ、コロナで死亡するリスクは事実上ゼロなのに、ワクチンの副反応リスクは低くはありません。それほど重篤な副反応ではないとはいっても、メリットもまた限りなく小さいので、若者にとっては、新型コロナのリスクと、ワクチン接種のメリットのつり合いがあまりとれておらず、少なくとも個人の損得では、ワクチン接種を受けて得になることはあまりなさそうです。もちろん、社会防衛という意味では意味があるのですが(MLBの選手が接種を受けたのも、接種率が上がれば、試合運営上のいろいろな制約が解除されるというのが大きいようです)、それは全員に行き渡るくらいワクチンが確保できたらどうするか考えればいい話じゃないかなあ。根本的に高齢者にすらワクチンがまだまったく行き渡っていない日本で、若者が早期に接種を受けるべき理由は乏しいように思います。だから、私がもし今20代以下だったとしたら、多分接種は受けないと思います。うちの子はどうするのかな。(追記:子どもは接種の申し込みをしました)
2021.05.03
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立・共連立、重ねて否定 連合の神津会長連合の神津里季生会長は5日の記者会見で、共産党が次期衆院選に向け立憲民主党に呼び掛けている「野党連合政権」構想について「あり得ない」と重ねて否定した。神津氏は「共産党に民主主義の原理原則が貫かれているか疑問を持っている」とし、その状況が変化していく兆しは「全く見えない」と断言した。---野党共闘、立・共の歩み寄り焦点 自民、二階派が波乱の芽―衆院選次期衆院選での野党陣営の協力は、野党第1党の立憲民主党と一定の組織力を持つ共産党がどこまで歩み寄れるかが成否を握る。ただ、立憲の支持団体の連合は両党の連携に消極的。共産党は政策合意や対等な形の相互支援が必要との構えを崩さず、不透明感が漂う。~立憲、共産両党は全289選挙区のうち67選挙区で競合する。25日投開票の衆参3選挙では共産党が候補者を取り下げるなどし、立憲候補らが全勝した。立憲幹部は「1対1の構図をつくれたことが大きい」と分析。次期衆院選へ接戦区中心に共産党の譲歩に期待する。連合の神津里季生会長は15日の記者会見で「共産はやたらと候補を立てて自民に漁夫の利を与えるのか、との有権者の厳しい目にどう答えるのか」と圧力を強めた。ただ、「比例代表850万票」の目標を掲げる共産党は一方的に譲るわけにいかない。小選挙区候補の減少は比例票減少につながるためだ。(以下略)---主義主張は人それぞれ、各党それぞれなので、連合のトップが共産党を毛嫌いするのは、それはそれで仕方がないことなのかもしれません。「連合」結成時に分裂した全労連に対する遺恨もあるのかも知れません。いずれにしても、共産党との連合政権は「あり得ない」「共産党に民主主義の原理原則が貫かれているか疑問」とまで言い切っているんだから、要するに「敵」ということでしょう。ところが、その「敵」に向かって「共産はやたらと候補を立てて自民に漁夫の利を与えるのか、との有権者の厳しい目にどう答えるのか」って、どういうことなんでしょうか?敵である以上は、自分たちの思惑を邪魔するように動くのは当たり前でしょう。敵なのに自分たちの思惑に従うように動け、というのは、虫が良すぎるにもほどがあるでしょう。普通に考えて、候補者を取り下げろ、というのは、敵ではなく味方に対して要求することです。そうであれば、「では、その代償は何ですか?」ということになるでしょう。連合政権は組まない、連携もしない、ではどんな代償と引き換えですか?まさか、何の見返りもなく、ただ一方的に候補者を取り下げろ、票だけをよこせ、と?もちろん、共産党より立憲民主党の方が議員数も得票も多い(党組織そのものは共産党の方が強固だし、党員数は多分共産党の方が多いと思う)ので、多くの選挙区で共産党が立憲民主党に協力する形になるのはおかしなことではありません。でも、そうするためには、双方の組織が譲歩しあって、互いに納得しなけりゃ始まらないでしょう。片方の集団だけが常に便宜を受け続け、片方の集団は便宜を与え続ける、長い目で見て、そんなやらずぶったくりの関係が安定的に継続できるはずなんかないのは、当たり前の話です。共産党が、かつての宮本体制時代ように他党すべてを敵と攻撃して、「唯我独尊」の孤高の立場に戻ることは望ましくはないと思いますが、共産党にそんな路線に回帰させないためには、連合や立憲民主党にもやるべきことがあるんじゃないかなと思うわけです。いや、もちろん「共産党がすり寄ってくること自体望ましくない、共産党支持票はいらないから対立候補を立ててくれる方が望ましい」ということであれば、別にやるべきことは何もないわけですが。
2021.05.01
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