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金時山の続きです。金時山から明神ヶ岳に向かいます。矢倉沢峠付近だったと思います。金時山振り返って撮影。結構急な下りでした。所要時間が書き換えてある謎の指導票。ここから明神ヶ岳まで、果たして25分なのか40分なのか???実際には42分かかったので、書き換えてある方が正解のようです。丹沢方面を望みながら歩きます。中央火口丘の神山、箱根駒ケ岳方面を望む。そして明神ヶ岳に到着。昭文社の登山地図でコースタイム3時間10分のところ、所要2時間40分でした。富士山頂にだいぶ雲がかかってしまったのが残念。ここで昼食。と言っても、実は金時山で昼食の半分を食べてしまいましたけど。金時山よりは少なかったけど、結構な登山者がいました。そして明神ヶ岳から下山にかかるとすぐ。眼下に海です。箱根って山の中という印象ですが、実は海からすぐ近くです。もちろん、明神ヶ岳は箱根湯本よりずっと内陸(強羅よりさらに内陸)なのですが、それでも山の上から見下ろすと、海は目の前なのです。この景色には圧倒されました。右端遠方は大島です。南斜面の日なたは雪がありませんが、北斜面、日影は雪です。アイゼンが要るほどではありませんでしたが。そして、実は下山中に滑って転んだのですが、転んだ場所は雪の上ではありません。解けた泥濘で滑って、ズボンが泥だらけに。雪の上より泥の上の方が滑ります。(もちろん、雪は状態によって滑りやすさが違いますが)金時鞘の山頂で笛を吹きたかったのですが、人が多すぎて吹けず、明神ヶ岳の山頂でも人が多くて吹けず、結局下山口少し手前でぴーひゃらら。(笑)下山して、登山口から川を越えて箱根登山鉄道強羅駅まで、この登り返しが一番キツかった気がします。改めて調べたところ、早川の宮城野橋が標高440m、強羅駅が標高541mというので、標高差100mも登り返しているんですね。山の中ではなく、街中(というほど都会じゃないですが、とにかく人家の多い人里)をです。向こう側に、下山してきた明神ヶ岳が見えます。強羅駅から箱根登山鉄道に乗り・・・・。箱根湯本からはこれに乗って帰りました。小田急ロマンスカーに乗ったのも久しぶりです。金時山だけならそれほど所要時間もかかりませんが、そこから明神ヶ岳までが長かったです。乙女峠登山口から金時山までが1時間半、約20分休憩して明神ヶ岳までが2時間40分、そこから宮城野の登山口まで1時間半(途中笛吹きタイム約20分くらい?)、そこから早川渡って強羅駅まで街中のアップダウン(いや、ダウンアップ)で更に30分以上かかりました。アイゼンが要らない程度のこういうプチ雪山も楽しいものです。
2021.01.31
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高校同期の仲間と、箱根の金時山に登ってきました。箱根に行ったのは、2004年生後1歳の子どもを連れて家族旅行で行って以来、そして箱根で山登りは初めてです。金時山も初めて登りました。朝、高速バスで乙女峠登山口へ。登山口の標高が800mくらいのようです。そこから乙女峠まで25分。あっという間につきました。眼前に富士山がドーーーンとそびえています。実は鳥撮影用の100-400mmのレンズも持って行ってしまったので、無駄に望遠してみました。(鳥の写真は今日は1枚も撮らず)静岡側の南斜面でこんなにしたまで雪で真っ白な富士山は初めて見た気がします。目いっぱいの400mmで撮影。乙女峠から金時山に向かいます。木曜日に東京で降った雪は積もりませんでしたが、ここではこんなに積もったようです。それとも先週末の東京の雨も雪だった?そして、早くも金時山に到着。乙女峠から約1時間、10時40分頃です。左は箱根の最高峰神山、箱根駒ケ岳を中心とする箱根の中央火口丘。金時山は箱根火山の外輪山に位置します。左は芦ノ湖。その下が仙石原。富士山のすぐ近く。ただ、乙女峠から撮影した際は雲一つありませんでしたが、この時間には少し雲が出始めています。富士山の右奥に南アルプスが見えます。左端が北岳、ということはその右隣が間ノ岳、農鳥岳?、そして右寄りの黒っぽい山が鳳凰三山、右端が甲斐駒ヶ岳。箱根火山中央火口丘のアップ。箱根駒ケ岳と神山、金時山よりこちらの方が標高は高いです。箱根の山に登るのは初めてなのですが、箱根で山というと第一印象はこちらでしたが、登山対象としてはどうも金時山の方が人気は高いみたいですね。大涌谷の噴気がよく見えます。一時期火山活動の活発化で大涌谷は立ち入り禁止、神山や箱根駒ケ岳も入山できませんでしたが、今は同なのでしょうか。アッシーの湖、じゃなくて芦ノ湖。金時山を後にして、明神が岳に向かいます。以下次回に続きます。
2021.01.30
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菅首相「最終的には生活保護ある」コロナでの困窮問われ菅義偉首相は27日の参院予算委員会で、新型コロナの感染拡大によって生活に苦しむ人たちへの対応を求められた際、「政府には最終的には生活保護という仕組み」があると述べた。立憲民主党の石橋通宏氏は、「弱い立場の方にも自助を求めるのか」「収入を失って路頭に迷う方、命を落とされる方が多数に上っている。政府の政策は届いているのか」などと質問。その上で、「政府の政策が届いていないことが明らかになれば、首相の責任で届ける約束をしてくれるか」と首相の姿勢をただした。これに対し、菅首相は「いろんな見方がある。対応策もある。政府には最終的には生活保護という仕組みも。しっかりセーフティーネットを作っていくことが大事だ」と答弁した。首相がめざす社会像「自助・共助・公助」について、立憲など野党は、競争と効率を重視する「新自由主義」と指摘してきた。第3次補正予算案では、生活に苦しむ人への支援が少ないことから、「持続化給付金」と「家賃支援給付金」の継続、再支給を求めたが、首相に拒まれた。そうした中、首相が「最終的には生活保護」と発言したため、野党は批判を強める。---すでに各所で話題沸騰の発言ですが、生活保護は「最後のセーフティーネット」のはずなのに、「最初(で最後)のセーフティーネット」と化しているともいわれます。それをとうとう国のトップが堂々と言ってしまったわけですよ。もちろん生活保護というセーフティーネットは重要です。だけど、あくまでも「最後のセーフティーネット」なのですよ。仕事を失ったり収入が減って、生活が苦しくなったらいきなりそこですか?「サッカーの試合でディフェンス陣がみんな倒れています。」「ゴールキーパーがいるから大丈夫」「飛行機が墜落しないように安全対策を」「パラシュートを装備してありますから安心してください」「彼は心臓が悪いから医者に診てもらわないと」「AEDがあるから安心して」と言っているようなもんでしょう。いやいやいや、それは最後の手段であって、いきなりそこじゃないでしょ、と。どんな分野でも、安全対策というものは多重に設定されているし、そうでなければ安全対策なんて機能しないのに、いきなり最後の手段ですか?ちなみに、福祉事務所関係の知人に聞いたところによると、生活保護の受けられる基準は、細部を除くと申請の時点で1.収入が保護基準以下であること2.手持ち金が保護基準の0.5か月分、または1か月分以下であること。の2点ということです。では、保護基準とは具体的には?世帯人数と年齢、家賃額によって変わりますが、東京23区の場合(1級地1)単身世帯で生活扶助はで7~8万円。家賃(住宅扶助)は53800円以内の実額(家賃が上限とすれば合計12~13万円)、2人世帯だと生活扶助11~12万円で住宅扶助上限64000円、合計18万円くらいです。子どもの教育扶助、障害加算、母子加算、医療費自己負担額なども保護基準に加算しますが割愛して、保護基準と収入の差額が保護費として支給されます。この保護基準より少ない収入で生活している人は、大勢いると思いますが、より敷居が高いのは手持ち金基準。1か月分の保護基準の、通常は半分、特に事情がある場合は1か月分より手持ち金が少なくなった時※に、初めて生活保護が受けられます。持ち家で家賃かからない一人暮らしだと、保護基準が7~8万円なので、その半分、手持ちが4万円。家賃が上限だとしてもせいぜい6万円くらい。収入だけならまだしも、手持ち金もこの額になるのは、文字どおり生きるか死ぬかの瀬戸際でしょう。そこで初めて受けられるのが生活保護です。そういう最後の最後の最後の手段であるはずの生活保護が真っ先に出てくる時点で、何も対策を打つ気がないと言われても仕方がありません。※手持ち金が保護基準0.5か月分を超えていても生活保護は受けられますが、「手持ち金認定」でその月の保護費が減額されるので、通常はメリットは少ない、場合によっては損にしかならないこともあります。
2021.01.28
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DHC会長の“サクラ投稿指示”に反対した新入社員が年末に懲戒解雇されていた!《本人告発》「文春に情報を出した」DHC新入社員が“濡れ衣”で懲戒解雇 弁護士は「不当解雇にあたる可能性が高い」昨年末、差別的な発言で炎上した大手化粧品メーカー「DHC」の代表取締役会長・吉田嘉明氏。「文春オンライン」特集班は、差別発言以外にも吉田氏が従業員に消費者の口コミを大量にSNSに投稿するよう指示していたことや、「愛社精神指数」と呼ばれる指標で賞与額を決めていること、人事評価で低評価の社員を「穀潰し」と呼んでいることなどを詳報した。そんな中で、ひとりの男性新入社員が研修中の人事部付きの身でありながら、懲戒解雇処分を受けてDHCを去っていた――。2020年4月、Aさんは都内の有名大学を卒業しDHCに入社した。しかしAさんの希望に満ちた日々は長くは続かなかった。2020年8月、“サクラ投稿” についての社内通達が掲示されたのだ。“サクラ投稿”とは、「らくがき板」というハガキに書かれた消費者の感想コメントを、SNSや口コミサイトに消費者に“成り代わって”大量投稿せよと吉田氏がDHCの社員に対して指示したものだ。引き受けた社員には月10万円の報酬が提示されていたが、無償で引き受けた社員は“ゴールド社員”、“DHC特別社員”といった称号で賞与・人事評価での優遇が約束された。Aさんは「これを知った瞬間、自分のなかで何かが崩れる音がしました」という。「だって、社員があたかもその消費者本人かのように振る舞い報酬を受けながら宣伝活動をするなんて、正々堂々としたやり方じゃないと思います。」「研修部署の先輩や、人事部との面談でも『この施策、おかしいと思います』と疑問をぶつけるようになりました」12月18日にAさんは人事部の女性社員X氏から突然の呼び出しを受け、退職を勧められた。Aさんは会長の差別発言について問題だと思っていないのかと尋ねた。X氏は突然早口になり、まくしたてるようにこう語った。「あれは問題じゃないけどね、会社としては問題だと思っていないけどね、はい。ヤケクソくじ何か問題ですか?」「自分のどの行為が退職を勧められるほど悪いことなのかを確認したかったため、『就業規則』を見せて欲しいと研修先の上長に頼みましたが見せてもらえませんでした」3日後Aさんは再度X氏に呼び出され、面談を受け退職勧奨された。自主退職を勧められていが失業保険が下りる『解雇』にしてくださいとお願いした。だがAさんに伝えられたのは「懲戒解雇」。「28日の夜にその理由がわかった」という。「文春オンライン」の DHC内部告発記事だ。取材班は12月25日にDHCへ質問状を送付しているため、Aさんが内部告発者であると考えたのだろう。しかし、取材班がはじめてAさんと連絡をとったのは記事公開後、年が明けてからだ。Aさんにかけられた嫌疑はまったくの事実無根なのである。「人事からは事前に『28日付で辞めたとしても賞与支給対象』だと伝えられていたのですが、懲戒解雇だったためか、その後に賞与が振り込まれることはありませんでした」---酷い会社です。ただ、多分中小企業のワンマン社長には、この手の手合いは少なからずいるだろうと思います。世の中の創業者社長は、他を圧するようなパーソナリティを持っている例が少なくないので。それが中小企業のままならよい、いや、よくはありませんが、規模が小さいだけに巻き込まれる人も少なくて済みます。しかし、間違ってこういうワンマン社長の体質のまま会社だけが急成長を遂げると、「巨大ブラック企業」の誕生です。私は先行する12月28日の記事は読んでいなかったのですが、「サクラ投稿」自体は他にもありそうな気はしますけど、やっぱりそれはどう考えても「禁じ手」です。それを社内でこんなに堂々と募っているとは驚きです。そりゃ、そんなことをすれば、一人の新入社員だけではなく、各方面から漏れるでしょう。こういう会社で、社内で誰もワンマン社長をいさめる人がいないから、ああいうネトウヨ発言の暴走も止まらないのでしょう。残念ながら、そういう種類の発言に喝采を上げるような種類の人も、社会の中に一定数いるのが現実ですし。ただ、そういう人たち、よりはっきり言えば、ネトウヨ層の人たちが果たしてどの程度化粧品だの健康食品だのを買うのだろうかと考えると、どうも吉田社長支持層(笑)とDHC顧客層は、それほど重ならないのではないか、という気がします。そういう顧客層に、ネトウヨ発言への反感があるかどうかは正直なところ分かりませんが、サクラ投稿に対する反感は、ないでは済まないんじゃないか、という気がします。以前にも書いたけど、私はDHCの製品はこれまでも買ったことがないし、今後も絶対に買わない、という思いを新たにしました。それにしても、Aさんは勇敢な人です。私は左翼(いや、元左翼)だけど、てんで意気地がないので、Aさんの立場だったら、社内で反対意見を言う勇気は全然ないな・・・・・。実生活では、右見て左見て黙っちゃうタイプ。とはいえ、それに対する仕打ちが懲戒解雇とは、これまたトンデモな処分です。おそらく労働審判あるいは裁判に訴えれば勝てる事案でしょう。Aさんにもはや復職の意志などないでしょうが、払われなかった退職日のボーナス、離職票、失業手当、履歴書の傷、金銭的にも今後の転職先探しの上でも、懲戒解雇は不利益が大きすぎますから、これだけは何としても撤回させなければなりませんね。ただ、こういうトンデモなワンマン社長、そのイエスマンの取り巻き、ブラック体質、やらせ投稿で評判づくり・・・・・・どれをとっても最低だけど、残念ながら似たような会社はいっぱいあって、氷山の一角のでしょうね。
2021.01.26
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女子高生100人調査「コロナワクチン、6割超受けたくない」記事に批判殺到。毎日新聞などが掲載→削除新型コロナウイルスのワクチン接種を希望するかどうか、「女子高生」に限定してアンケートしたという記事が、「ワクチンの不安や副作用を煽るような内容だ」という批判を集め、その後削除された。もともとはオリコンニュースが配信した記事で、毎日新聞や朝日新聞、中日新聞など他社サイトも転載。なかでも毎日新聞のTwitterで拡散し、同社は釈明に追い込まれた。ワクチンをめぐっては、専門家からHPVワクチンの教訓を踏まえ「リスクコミュニケーション」の必要性が強調される一方、一部メディアでは不安を煽ったり、有効性を否定したりするような報道も散見されている。批判を浴びたのはオリコンニュースの【新型コロナワクチン、6割超「受けたくない」 女子高生100人にアンケート】という1月20日の記事。調査会社を通じて女子高生100人に対し、「コロナウイルスのワクチンが日本で利用可能になった場合、早期に接種を受けたいですか?」とのアンケートを取った結果、 「受けたい:34人」「受けたくない:66人」という結果が出た、と伝えた。さらにその理由として、「副作用」「安全なのかわからないから」が多かったと紹介。「本当に効果があるかわからない」「まだ信用できない」「打っても変わらないと思う」などという意見も掲載している。一方で、エビデンスを踏まえたワクチンの有効性には触れておらず、「政府が臨床試験を重ね、安全性を確保してから接種を開始することは間違いないが、不安な気持ちはぬぐえないということだろう」などと、副作用を強調した記事となっていた。(以下略)---私は、反ワクチン派ではないので、新型コロナのワクチン接種は受けたいです。何度か書いていますが、安全性に何の疑念も持っていないわけではないので、真っ先に受けたいと思いません。順番は後の方で良いですが、ともかく受けたい(受けてもよい)とは思っています。今の私はそういう考えですが、もし自分が高校生だったとしたら違います。接種は受けたくないです。そもそも、政府も予防接種の対象は16歳以上としているので、高校1年生には予防接種の対象外の人がいます。何故16歳未満は対象外か、もちろんコロナの重症化リスク、死亡リスクは若いほど低いからです。10代以下ではコロナによる死亡事例は1人も記録されていません。20代も感染約5000人中死者1名(死亡率0.02%)、30代は同3600人中死者4名(0.1%)。20代の死者(28歳で亡くなった大相撲三段目、勝武士のはずです)は糖尿病があったと報じられています。30代もおそらくそうではないでしょうか。基礎疾患がない限り、新型コロナで死ぬ可能性は、「ない」と言ってほぼ間違いないでしょう。だとすれば、16歳以上だって、コロナによる危険性はほぼなく、ワクチンを接種するメリットもほぼない、ということになります。もちろん、予防接種は本人のためだけではない、という見方もあるでしょう。感染して、自分は軽症でも、家族や親しい人に広がって重症者死者が出るかもしれない。それを防ぐために自分自身にはコロナによる死亡リスクはなくても予防接種は受けるべきだ、という考え方もあるでしょう。しかし、それならば接種対象者を16歳以上に限定していることが、すでにおかしいということになります。15歳以下だって他人に感染させるリスクはあるんだから。それに、いくら社会のためでも、自分自身には何のメリットもないのに、家族や知人のためだけに、痛い注射を受けたいと積極的に思う人が、そんなに多いはずがない。したがって、私はもし自分が高校生だったら(何十年若返っても、「女子」高生にはなれませんが)ワクチンの接種は受けたくないし、「受けたくない」という高校生がいたら「そりゃそうだよな」と思うし、そんな人たちに「無理にで儲けさせるべきだ」などとはまったく思いません。で、そんなのは当たり前の話だと思うのですが、その当たり前の事実を報じると、「ワクチンの不安や副作用を煽るような内容だ」と非難攻撃されてしまうようです。ワクチンに対して少しでもマイナスイメージに結び付くようなことを報じることはすべて許されない、みたいな。それって、どう考えても過剰反応によるレッテル貼りとしか私には思えません。元々、「薬」というのは毒です。いや、正確に言えばコントロールされた毒です。そんなことは、今更私が書かなくても周知のことでしょうが、毒でなかったらウイルスや細菌やガン細胞を殺すことはできないのですから当たり前です。逆に言えば、コントロールできなければ薬はただの毒です。コントロールというのはいろいろな意味がありますが、必要ない人には薬は投与しない、ということも含まれます。ガンではない人にとっては抗がん剤はただの毒以外の何物でもないし、必要とする疾患のない人にとっての向精神薬、眠剤、痛み止め鎮痛剤の類などもそうです。だったららワクチンだって同じでしょう。で、自分自身の話に戻ると、「もし高校生だったら」という仮定はともかく、現実の私は50代です。厚労省の統計によれば、50代の新型コロナ死亡率は1%です。先日、立憲民主党の羽田議員が新型コロナで亡くなりましたが、羽田議員と私はだいたい同じくらいの年なのです。だから、死亡記事にはギョッとしましたよ。私にとっても他人事では済まないなと思いました。もちろん、50代でも重症化、死亡の大半は基礎疾患のある人でしょう(羽田議員も、軽度だが糖尿病があったと報じられています)。私は基礎疾患はないので、実際には現時点での私の死亡リスクはかなり低いとは思いますが、それでも40代以下に比べればリスクはかなり上がっているはずです。一方副反応のリスクは、あることはある(治験の期間が相当短縮されている分、顕在化していない副反応リスクが隠れている可能性は否定できない)でしょうが、レアケースが潰し切れていないだけで、いくら治験を短縮したといっても、健康で基礎疾患がない人に出てくる副反応くらいは調べがついているだろうと思います。コロナによる死亡、重度化のリスク、あるいは医学上だけではなく、罹患した場合に仕事に及ぼす影響などのリスクと、ワクチンの副反応のリスク(注射は痛い、怖い、嫌いという私の個人的感情も)と天秤にかけた場合、現時点では前者のリスクの方が重いかなと判断しています。したがって、ワクチンを一律にすべて危険なものとみなす考えにもまた、到底同意できかねます。これまた、リスクとメリットは年齢や疾患の有無と程度によって人それぞれなんだから、全部をまとめて危険なもの扱いも妥当性を欠く、と私は思います。
2021.01.24
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「政治的にただしい社会は少子化で消滅する」ポリコレを求める人が無視する事実女性からの絶大な支持を集めていた大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の続編が大きな話題となっていた。とりわけ話題を集めたのは、ドラマの方向性が「ポリティカル・コレクトネス」に先鋭化していた点だ。こうしたポリコレ・ファンタジーを真に受けて「現実もこうあるべきだ」と喧伝するような人が大勢現れ、しかもそうした人びとが実社会で一定の政治力を担保してしまうことである。またそれに従わない者に「社会悪」のレッテルを貼る――「ポリコレ表現」というジャンルには「ポリコレファンの押しつけがましく攻撃的でさえある社会正義しぐさ」が緊密にワンセットになっている。ポリコレファンたちの押しつけがましさや攻撃性に加え、他の表現ジャンルとは比較にならないほどの「政治権力」をすでに持っている。「人権思想」に基づいて、多様な価値観や思想体系(男女平等、言論の自由、思想信条の自由、内心の自由)を包摂する、自由で寛容な社会だからこそ、現代のリベラルな先進各国は人口動態的に危機的状況に陥っている。生まない自由を尊重したり、子どもを産み育てることへの倫理的責務を高めたりする風潮を強化したりすれば、子どもが生まれなくなるのは当然だ。実際、人権思想はひたすらにそうしてきた。個人の人権(とりわけ女性の人権)を手厚く保証すればするほど、子どもは生まれなくなり、人口再生産性は低下していく。これは私が差別的な偏見に基づいて放言しているわけではなく、統計的・数理的データによって裏付けられた事実でしかない(この統計的事実を道徳的にどのように判断するのかは自由だが)(要旨・以下略)---何というか、致命的な事実誤認に基づくクソみたいな論評というのが感想です。この筆者が「ポリティカル・コレクト」「リベラル」が嫌いなのだ、ということだけはよくわかります。好き嫌いは如何ともし難いので、嫌いなものは嫌いでそりゃ仕方がないです。ただ、論理的なふりをして間違った理論を振り回すのはどうかと思います。それに、「ポリコレファンの押しつけがましく攻撃的でさえある社会正義しぐさ」と言いますが、「反ポリコレ」「反リベラル」を声高に叫ぶ諸兄の「攻撃性」「押しつけがましさ」「レッテル貼り」は相当なものだと思うのですが、そのあたりには気付かないようです。好き嫌いの問題はともかく、この文中で致命的な事実誤認は、以下の部分です。「自由で寛容な社会だからこそ、現代のリベラルな先進各国は人口動態的に危機的状況に陥っている」現代のリベラルな先進各国が総じて出生率が低下しつつあることは事実ですが、先進各国だけが出生率低下しているのか、先進各国の中でも出生率もリベラルの程度も差がありますが、本当に「リベラルな国」の出生率がもっとも下がっているのか、という点を、ちょっと検討してみれば、こんなのはすぐに嘘だと分かります。例えば、リベラルということで言えば北欧が真っ先に連想されます。実際に、世界経済フォーラムの「ジェンダー・ギャップ指数」によると、第1位から4位までに北欧諸国が並んでいます(ちなみに日本は121位で主要先進国中の最下位)。しかし、その合計特殊出生率は、指数1位のアイスランドが1.74、2位ノルウェーは1.71、3位フィンランド1.49、4位スウェーデン1.85(すべて2017年)と、フィンランドが低めな以外は総じて日本よりは高いのです。一方、ヨーロッパの主要国で女性の地位が一番低いのはイタリアで(76位、それでも日本よりは高いが)、かつ合計特殊出生率もまた、ヨーロッパで最低レベル(1.34)であり、ほぼ日本と同レベルです。「ジェンダー・ギャップ指数」なんて、いかにも「反リベラル」「反ジェンダーフリー」の皆様が嫌いそうな指数であり、この筆者の論法によれば指数上位の国ほど子どもが生まれなくなるはずなのですが、現実は違うのです。アジアに目を移すと、中国はどうでしょうか。明らかに政治的自由はありません。女性の地位は、前述の「ジェンダー・ギャップ指数」によると世界106位なので、日本よりは高いけれど五十歩百歩のレベルです。その中国の合計特殊出生率は公表値は1.68ですが、この公式統計には疑念が持たれており、実態はそれよりはるかに低い(おそらく日本より低い)と見られています。また、ベトナム2.04、タイ1.53(2017年)は、いずれも日本よりは高いものの、1970年代以降急激な低下傾向にあります。両国とも、出生率低下の経過で政治的自由が拡大されましたか?女性の地位が向上しましたか?そんなことはありません。タイは今、王室をめぐって激しい抗議行動が起こっていますが、「不敬罪」なんて法律があるくらいで、政治的自由はきわめて制約されています。女性の地位も「ジェンダーギャップ指数」では日本や中国よりはマシですが、タイ75位ベトナム87位なので、高くはありません。一方、ジェンダーギャップ指数で世界16位と女性の地位がかなり高いフィリピンは、合計特殊出生率も2.64と、両国よりずっと高い。(ただし、低減傾向ではありますが)引用記事は、勝ち誇ったように個人の人権(とりわけ女性の人権)を手厚く保証すればするほど、子どもは生まれなくなり、人口再生産性は低下していく。これは統計的・数理的データによって裏付けられた事実でしかないと主張しているのですが、実際にはリンク先の記事のどこを見ても、「個人の人権(とりわけ女性の人権)を手厚く保証すればするほど、子どもは生まれなくな」るという「統計的・数理的データ」はありません。そこで触れられているのは、ただ「出生率を左右する最大の要因は女子教育」という点だけです。なるほど、女子に教育の機会を与えることは、女性の人権保障ではあります。でも、それは最低限ラインの話であって、それを「人権の手厚い保障」なんて、表現のインフレ表現も大概にしろよと言うしかありません。結局のところ、いずれの国においても、少子化を左右してきたのは経済発展です。中国には政治的自由はないし、女性の地位も低いけど、近年の経済発展は今更説明不要でしょう。タイやベトナムも同じく、政治的自由はなく女性の地位も低くても、経済発展してきているから、少子化が進んでいる、そういうことなのです。教育は、もちろん人権保障の最低限の基本条件ですが、同時に経済発展のための最低限の基本条件でもあります。字も読めない人ばかりの国で高度の経済活動なんてありえないことは誰が考えても分かるでしょう。女子に教育の機会を与えない、言い換えれば人口の半分に教育の機会を与えない社会で高度の経済発展なんて望めません。つまり、この書き手の書きぶりに準じて真実を書くなら、こういうことなのです。「豊かで発展した社会だからこそ、現代の先進各国は人口動態的に危機的状況に陥っている」豊かであるということは生活に余裕があるということであり、それは人生において様々な選択肢がある、言い換えれば自由があるということです。中国に政治的自由はないし女性の地位も高くはないけれど、豊かさはあります。金さえあればほしいものは何でも手に入る、好きな時に好きな外国に旅行に行けるという意味で、個人の選択肢のレベルの自由は保障されています。逆に言えば、「貧しく遅れた教育のない社会なら少子化の危機は起こらない」ということになります。まさしく、この筆者が嬉々としてリンクを張った記事が指摘するように、女子に教育の機会を与えなければ(言うまでもなく男子にも教育の機会を与えなければ更に)子どもはたくさん生まれるでしょう。その代わり、そんなことをしたら豊かな社会ではいられない。では、「出生率回復のために経済発展をやめよう、貧しい国になろう、教育なんかやめよう、みんなでバカになれば出生率は回復する」そう言えるんですか?言ったとして賛同が得られるんですか?無理です。自ら求めて貧しくなりたい人はいないからです。だから、本質的には少子化問題は解決しません。ただ、北欧諸国のように様々な政策によって、少子化を、解決はしないものの、ある程度緩やかなものにして、相当長期間の引き延ばしを図ることはできます。そのカギになるのは、この筆者がお嫌いなリベラル的な女性の地位向上や子育て支援策というのが現実です。それなのに、少子化の原因を見誤って、まるで見当違いな方向に原因を求めて攻撃して留飲を下げている文章は、ひとことで言って、「痛い」。これに尽きます。
2021.01.23
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ワクチン一般接種、5月を想定 医療・高齢者の終了後政府が新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、医療従事者や高齢者、基礎疾患がある人への優先接種に続く一般の人への接種開始を5月ごろと想定していることが分かった。政府関係者が19日、明らかにした。河野太郎行政改革担当相は厚生労働省から聞き取りを開始し、政府が掲げる2月下旬までの接種開始へ作業を加速させた。政府は2月下旬から同意を得た医療従事者約1万人に接種して安全性を確認し、3月中旬にはコロナの診療などに当たる医師や看護師らに接種。重症化のリスクが高い65歳以上や基礎疾患のある人には4月末をめどに終えたい考えだ。---なるほど、一般向けは5月からですか。と、思ったのですが、2月下旬からまとまった接種を開始して、4月末まで、つまり2か月余りで65歳以上や基礎疾患のある人への接種が終わるのでしょうか?日本の高齢者(65歳以上)人口は3500万人もいます。しかも、新型コロナのワクチンは、2回接種が必要とされるので、延べ7000万人ということになります。それを2か月、つまり月3500万人、土日も祝日もなく接種し続けたとして毎日110万人・・・・・・、様々の情報を総合すると、おそらく人口の多い自治体では人口10万人当たり1会場くらいの集団接種会場を用意することになりそうです※。小さな町村も1会場ずつ用意するのか、複数の自治体で共同で接種会場を用意するのか分かりませんが、仮に全国で2000か所の接種会場(6万人に1か所くらい)用意したとしても、毎日平均550人接種し続ける、という計算になります。※ファイザー製のワクチンは、975人分で1単位として梱包されているようです。それを冷凍保存し、解凍したら使用期限は10日間、つまり1日平均100人以上の接種が見込めない場所では使えません。よほどの大病院以外は、大規模会場での集団接種しか手段はないということになります。実際には、「態勢」としては1日500人に接種す準備は可能でしょう。でも、会場によって、日によって混み具合がまちまちで、どう考えても「能力」をフル稼働できない場合の方が多そうです。結局、どう考えても4月末までに高齢者と基礎疾患のある人への接種を終えることは明らかに無理、という言葉しか想像が付きません。米国では、接種開始から約1ヶ月で、1回目の接種が1000万人に達したと報じられています。日本の2倍以上の人口、人口あたりの医師数も日本と大差ない米国で月1000万人ということは、日本は頑張って月500万人ということになります。延べ7000万人の接種には、それだけで1年以上かかります。おおむね8割が接種すれば完了と見なすとしても、年内に高齢者が完了すれば御の字じゃないでしょうか。まして、65歳未満で基礎疾患のない一般国民の接種が終わるのはいつでしょうか。16歳以上の全国民の8割くらいが接種するとして、おおざっぱに8000万人が2回、延べ1億6千万人が前述のとおり月500万人ずつ接種を受けるとして、32ヶ月かかります。3年近い。このワクチンの免疫持続期間はまだ不明ですが、仮に免疫が長期持続したとしても、その間にウイルスの側が変異して、ワクチンのあまり効かない新・新型になっていそうな気がします。少なくとも、オリンピックまでにあらかたの接種が終わっている可能性は、ないといって間違いないでしょう。少し前に、自分がこのワクチンの接種を受けるのは少し様子を見てからにしたいという趣旨のことを書いたことがあります。同様の意見はかなり多く、世論調査では、「早く受けたい」と「受けたくない」が15%ずつ、「すぐではないがいずれ受けたい」がおよそ7割のようです。みんな考えることは同じか。でも、いずれにしても「すぐ」には受けられそうにないようです。「すぐに受けたい」15%の皆様に喜んで順番はお譲りしますので、来年の今頃くらいに受けられたら、いいかなあ・・・・。と。それとて甘い期待かもしれませんが。
2021.01.21
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1月9日、また石神井公園に行ったらまたマミチャジナイに遭遇しました。前回より至近距離、前回より多少は光線の状態もマシでしたが、基本逆光気味だし暗い場所なので。ピントは暇ひとつあいません。マミチャジナイツグミの仲間です。アカハラと酷似していますが、顔の周りの白い線が識別ポイント。マミチャジナイツグミの仲間はみんな地面をほじくり返して虫やミミズ、木の実などを食べます。泥んこの土をほじくり返しているから、くちばしも泥んこです。じーっと動かずにカメラを構えていたら、向こうから寄ってきた!鳥はこちらが動くとパッと飛んで逃げちゃいますが、じっとしていると「危険物」扱いではなく「動かないもの」という認識になるようで、向こうから寄ってくることがあります。でも、暗かったせいもあって、残念ながら今一つピンボケ気味の写真になってしまいました。マミチャジナイこのマミチャジナイ、右の翼をいつも上に跳ね上げていて、怪我しているのかな?とも思ったのですが、でも普通に飛んでいたように思います。マミチャジナイ日本では一般に春秋の渡りの途中で通過する旅鳥とされます。四国九州沖縄では、一部越冬するようですが。東日本での越冬は珍しいと思われます。それも、こんな池が結氷するくらい寒いときに。マミチャジナイこれが一番鮮明に撮れた写真かも。ヤマガラふと物音がして、横を見たら木に止まってました。近すぎて400mmでは撮影最低距離ギリギリ。1月11日新浦安の日の出海岸へ。実は京葉線に乗る瞬間まで、葛西臨海公園に行くつもりだったのですが、タッチの差で京葉線の各駅停車に乗り遅れてしまいました。次の各駅停車は少し先で、その前に快速(葛西臨海公園駅は通過)が出る。その瞬間に心変わりして、快速に乗って新浦安まで行ってしまいました。そうしたら・・・・・。コスズガモのメスバードウォッチャーがたくさん群がって撮影していたので、教えてもらいました。コスズガモスズガモの近縁種ですが、スズガモは主にユーラシア大陸北部で繁殖するのに対して、コスズガモはアメリカ大陸北部で繁殖します。が、ややこしいことに、スズガモにもアラスカ、カナダで繁殖するグループがいます。左がスズガモ、右がコスズガモ(ともにメス)並べば一目瞭然・・・・・じゃない、どこからどう見てもそっくり。こんなもん、どうやって識別しろと??頭の形が、スズガモは前頭部が高くて後頭部が下がっているのに対して、コスズガモは後頭部が高くなっている(結果として、スズガモより後頭部が膨らんでいるように見える)のが識別ポイント。あと、羽を広げたときに翼の内側に違いがあるとのことですが、私が撮影している間は羽を広げなかったので、自分の目では確認していません。コスズガモ実は、年末にこの場所に行ったときに、「コスズガモがいる」と聞いてはいたのです。だけど、山ほどいるスズガモの中から、こんなもん自分一人で識別できるかっっ、と。無理に決まっているので探そうと思いませんでした。コスズガモくちばしの先端に黒い部分があります。この黒い形もスズガモとコスズガモでは違いがあります。コスズガモは御覧のとおり。スズガモは黒い部分がもっと左右に広がっている・・・・・とのことですが、これだって、帰宅後に写真を見て、それも真正面から撮影したこの写真で初めて「なるほど!」と納得した状態です。ウミアイサカモの仲間って、ドナルドダックとかアフラックのコマーシャルのように(あれはいずれもアヒルですが)擬人化されやすい、かわいげのある顔立ちですが、その中でも私が一番かわいい顔と思うのが、このウミアイサとカワアイサなんですね。美的センスが変?かもですが。タヒバリ名前のとおり色や模様はヒバリによく似ていますが、実はヒバリの仲間ではなくセキレイの仲間です。タヒバリヒバリにそっくりですが、尾を振るのでセキレイの仲間だということが分かります。先日の「白鳥の郷」をはじめ、何回か撮影したことがありますが、割と警戒心が強くて、遠くからしか撮ったことがなく、こんな至近距離(トリミングなしです)で撮影したのは初めてです。タヒバリこちらはトリミングしています。そして、ミミカイツブリに遭遇。これも、教えてもらったので気が付きました。ハジロカイツブリによく似ていて、といっても先ほどのスズガモとコスズガモよりははるかに簡単に識別できるのですが、「ああ、またハジロカイツブリか」と思い込んで、きちんと見ないと見落とします。ミミカイツブリ初めての撮影です。東京湾沿岸部では、ハジロカイツブリは数多く越冬していて、冬ならいつもいる鳥ですが、ミミカイツブリは比較的珍しい鳥です。ミミカイツブリカイツブリの仲間は、カイツブリとカンムリカイツブリは簡単に識別できますが、ハジロカイツブリ、ミミカイツブリ、アカエリカイツブリはよく似ています。冬羽では特に。
2021.01.19
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先週のことですが、これまで使っていたタブレットが突然充電できなくなってしまいました。えーーー、まだ2年2か月しか使ってないのに!!!!と言っても仕方がないので、その日のうちに急遽新しいタブレットを買いに走りました。が、私が使っているタブレットのSIM(マイクロSIM)の規格は現在の主流ではなく(現在はナノSIMがほとんど)、マイクロSIMを使えるタブレットはおろか、スマホですら入手できませんでした。そうこうしているうちに、タブレットのUSBコネクタを、表裏をひっくり返したりねじってみたりと試したら、充電できるようになった!!ので、とりあえず緊急事態は脱することができました。ただ、多分USBコネクタの接触がよくないのでしょう。毎度充電の度にコネクタをねじったりしていると、そのうち更に接触が悪くなって、完全に充電できなくなることもあるかもしれません。実は、タブレットを買った際の記事にも書きましたが、先代のモバイルルータがそうなってしまったのです。そうなったとき、ガラケーだけではLINEが使えず、家族の連絡が結構不便なので、新しいスマホを買いました。それがこちらです。OPPO A5 2020という機種です。IIJmioの格安スマホで、通話SIMとセットで2980円というキャンペーンでした(実は、一昨年子どものスマホを買ったときも、同じキャンペーンで購入しました)。大手キャリアの端末セットでの販売は禁止?になったのに、これはいいのかな、よくわかりませんけど、多分セットの代償の契約期間の縛りがないからよいのかもしれません。OPPO A5 2020という機種です。同じメーカーで3種類のスマホがセット販売の対象になっている中で、一番安い機種にしました。安くあげるため、ではなく、これが一番バッテリー容量が大きかった、つまり一番バッテリーが保ちそうだからです。値段の差はほとんど画面の解像度の差で、中身の性能は大差がないようでした。中身はこんな感じです。じつは開けてセットアップした後で撮影していなかったことに気が付いたので、取説等は写っていません。画面保護シートは最初から貼ってありました。そして、カバーも別売りではなく付属品として同梱されていました。裏面。非常にきれいなのですが、触ると指紋がペタペタととても目立ちます。なので、さっさとカバーを装着しました。上下さかさまに撮影してしまったので、oppoがoddoになってしまいました。カバーをした本体。カバーもまた指紋か目立ちます。それから、SIMとマイクロSDカードスロットが一体になっているタイプで、カバーにはスロット部分の開口部がないので、日常的にスロットを開閉する前提ではないようです。SIMはそうそう抜き差しするものではありませんが、SDカードの抜き差しも簡単にはいかない、ということです。これはちょっと困った。山登りや旅行の写真を、旅先で一眼レフからSDカードをタブレットに刺し変えて取り込むことが事実上できないのですね。電源を入れてみました。(これも実は開封直後ではなく後から撮影しているので、色々と設定が終わっています)Androidだと思っていたのですが、ColorOSという聞いたことのないOSが載っていしました。えっ大丈夫なのか?と思ったけど、諸設定がAndroidそのもの、調べたらAndroidのマイナーチェンジのようです。Android9相当、みたいです。USBアダプタ。C型コネクタです。アダプタは、今使っているタブレット用と同じような、割と大きなタイプです。ちなみに、今使っているタブレットの電源アダプタは、浸水させてしまい壊れてしまいました。アダプタは他にもあるので不便はしていませんが。ちなみに、今使っているタプレットこれは、裏面の触感がざらざらした感じで、指紋の汚れがまったく付きません。画面には当然指紋が付くので時々拭きますが、裏面は指紋が付かないので拭いたこともほとんどありません。まだ2年ちょっとしか使っていないし、まだお役御免にはしません。画面の大きさは、やはりスマホよりタブレットの方が私には使いやすいのです。たとえばこのブログの記事、時々出先でタブレットからアップロードすることがありますが、スマホでブログ記事を書くのは到底無理です。だから、SIMは2枚持っても仕方がないのでこちらは解約する予定ですが、充電が完全に不可能にならない限り、今後もしばらくはテザリング接続で使おうかなと思っています。それにしても、20年前はガラケーすら持っておらず、家電だけ。それで生活が不便なんて思ったこともありませんでした。それが今ではガラケーだけでは不便と感じてしまうのですから、時代は変わります。ドコモの3G回線は5年後には使えなくなるので、ガラケーもそれまでしか使えません。スマホか、あるいは「ガラホ」に乗り換える必要がありますが、それだったら格安SIMに通話も一本化してもいいかな・・・・・。
2021.01.17
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今年も鳥写真を撮ってます。心の中の優先順位は、1フォルクローレ、2山登り、3鳥写真なのですが、山は毎週は行けないし、フォルクローレは個人練習は毎週土日欠かさずやっているけど人前の演奏を披露する機会は、このご時世ではなかなか思うに任せず、結局記事を書く頻度は1鳥写真、2山登り、3フォルクローレになっています。実際にはフォルクローレ(笛)のひとり練習が一番頻度が高いのですが、「一人で外で練習してきました」はさすがに記事にならないので。というわけで、さすがに1月1日は鳥撮影にはいきませんでしたが(笛の練習はしました)1月2日午後新浦安。ホオジロガモ(オス)。かなり遠かったのですが、ホオジロガモだということがパッと分かったのです。遠すぎて証拠写真にしかなっていませんが。ホオジロガモ。メスは葛西臨海公園でもっと近距離で撮影したことがありますが、オスはこのくらいの超遠方でしか撮影できたことがありません。年末に続きビロードキンクロとも再び遭遇。ホオジロガモハマシギが飛来しました。コオリガモを探しますが、いません。コオリガモいないなあ、いないなあ、とりあえずこのあたりにいるんじゃないか、とパシャリ。そうしたら、写していたんですよ、コオリガモを。写真のかなり左中央コオリガモです。年末に撮影した時よりもはっきり識別できます。ただし、この時は周囲に誰もバードウォッチャーがいなかったので、その場ではまったく気が付きませんでした。帰宅後、どころか、2週間後にこの記事を書く段階(1月15日)で写真を整理していて初めて「あっ!」と気が付きました。ただし、上記のホオジロガモよりさらに遠い。豆粒以下です。証拠写真にもならない・・・・いや、先日の写真と違って何とか識別可能ななので、証拠写真にはなるぞ(笑)翌1月3日石神井公園カケス。昨秋、葛西臨海公園や東京港野鳥公園でずっと観察されていましたが、私はどういうわけかあまり撮影できていませんでした。カケスエナガオカヨシガモ(オス)オカヨシガモ(メス)セグロセキレイが凍結した三宝寺池の上を歩き回っていました。ルリビタキを狙っていたのですが、教えていただいたポイントに行ったら、「さっきまでいたけど飛んじゃった」とのことでした。その代わり・・・・・。すみません、その場はアカハラだと思い込んでいました。光線が悪く、逆光だったので。しかし、帰宅後に写真を見てびっくり。マミチャジナイじゃありませんか。マミチャジナイ、ツグミ科です。日本では春秋に通過する旅鳥で、四国九州沖縄では越冬する個体もいるそうです。って、池が凍るほど寒い東日本で越冬するの???マミチャジナイ、初めて観察する鳥です。オナガ。ジョウビタキのメス。
2021.01.15
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東京五輪「中止」正式決定へ“秒読み”…デッドラインは2月の組織委・IOCの進捗確認<とっとと中止を決定して感染症対策に全力を尽くすべき>――。共同通信が9、10日に行った世論調査で、今夏の東京五輪について「再延期」「中止」が計約80%となり、SNSではこんな声が上がっている。政府が首都圏を対象に緊急事態宣言を発令、新型コロナの変異種発生もあり、大会組織委員会内部も一気に緊張感が高まっている。ある組織委関係者は、「基本的に一般職員は粛々と作業を進めていますが、感染拡大を受け『幹部クラスで“中止”が話し合われているのかも……』と疑心暗鬼になっています」と打ち明ける。というのも、中止決定の「デッドライン」が迫ってきているからだ。2月中旬にも決まるかもしれない。組織委とIOCが2月、準備状況を確認するプロジェクトレビューを行う予定。3月25日には聖火リレーがスタートするだけに、「沿道の警備やコロナ対策など、もろもろの準備作業は大変。中止するならプロジェクトレビューがある2月がギリギリのタイミング」(前出の関係者)というのだ。「3月いっぱいで組織委との契約が切れる職員も多い。彼らは五輪をやるなら契約継続ですが、中止なら次の就職先を探さないといけません。『決めるなら早く』と焦っている職員が多いのです。そもそも、今年の3月で満了となる契約自体が不自然でした。開催するなら、普通は大会終了後の9月まででしょう。以前から、『中止が視野に入っているんだろうな……』という声が上がっていました」(同)---タブロイド紙の書くことではありますが、現状オリンピックが開催できるとはとても思えないことは歴然としています。聖火リレー、各競技の予選(とりわけ国際試合)、選手団の派遣、観客の渡航や会場への入場、どれをとっても無理だろうと思わざるを得ません。しかし、こうしてみると昨年オリンピックを中止せず延期にした安倍前首相の判断にも大いに問題がありました。オリンピックを招致した時には、まさかあらかじめ感染症で開催できなくなるとを想定はしなかったでしょうが※、去年の延期決定の際は違います。※もっとも、感染症の世界的流行というのは予想もつかなかったけれど、何らかの自然災害でオリンピックが開催不能になる可能性はあると思っていましたし、そう考えた人は少なくないのではないでしょうか。311という経験もありましたから。新型コロナウイルス感染症がそんなにやすやすと終息するか、ということを冷静に分析すれば(冷静に分析しなければならなかった状況のはずです)、1年延期したって結局は開催できない可能性が相当高いことは容易に推測できたはずです。にもかかわらず延期して、結局やっぱり開催できない可能性が高そうです。それによって、昨年中止決定しているよりもさらに余計な費用と手間が発生します。去年の祝日は、オリンピックの開会式に合わせて移動されていました。結局オリンピックは延期になったので、結果として無意味に祝日を移動しただけだに終わりました。そして、私も最近まで気が付いていなかったのですが、懲りもせず今年も祝日の移動をしていたのですね。2021年の祝日移動についてそれも、決まった(法案の可決成立)のが昨年11月19日、なので多くのカレンダーがこの祝日変更を反映していません。我が家も、昨年末に買ったカレンダーがみんな反映していない。それでオリンピックが中止になれば、意味のない休日移動を2年連続でやった、ということになります。まったく余計なことばっかりしやがって、と思います。こういう、まったく下らない手間と費用を浪費させるためだけにオリンピックを延期した、結果としてはそういうことになります。オリンピックの都合をすべてに優先しようとするから、こういうことになる。オリンピックのために国があるわけじゃないのに。
2021.01.13
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先日、年明け早々に那須の茶臼岳に登ってきました。直前まで谷川岳を考えていたのですが、当日朝、天気が今ひとつよろしくない予報だったため、急遽那須に行先を変更しました。那須岳は5年前、2016年5月末に登ったことがありますが、冬季は初めてです。東京から早朝の東北新幹線に乗り、那須塩原で8時過ぎのバスに乗り継ぐと、9時20分に大丸温泉に到着します。夏季は那須ロープウェイ山麓駅がバス終点になりますが、12月から3月まではロープウェイは休業、そこまでの道路も閉鎖となるため、冬山シーズンの登山口は大丸温泉になります。休業中で無人の那須ロープウェイ。大丸温泉は海抜1300m、ロープウェイ山麓駅は1390mと建物に書いてありました。ここを、だいたい10時頃通過しました。一家に1台山の神(笑)緩い登りをどんどん登ります。峰の茶屋跡避難小屋が見えてきました。この時は晴天でしたが、ただし晴れていても雪は降っていました。5年前、5月末に登った時はロープウェイ山麓駅からこの茶屋跡まで、確か標高差300mだったと思いますが、これを36分で登ったのですが、今日はその倍、1時間10分かかっています。もちろん、夏と冬の装備の差、歩きやすさ(アイゼン着けて雪の上を歩いている)の差が大きいのですが、体力も落ちたなあ。峰の茶屋までもう少し。目の前に、ドドーンと茶臼岳。茶臼岳への登りにかかります。峠なので、風は強いです。冬の北アルプスとか八ヶ岳と大体似たようなものですが。登りの間は、時々日差しが出ました。この辺りが行程中もっとも斜度のある所でしたが、危険個所というほどのものではありません。登山者も結構いましたが、多くの人がストックしか持たず、ピッケルを持つ人は1~2割、アイゼンも軽アイゼン、チェーンスパイクの人が結構いました。私も、ピッケルは背中に背負ったままで手には持たずに登りました。足回りは12本歯アイゼンでしたが。山頂の周りをぐるりと1周(する予定ではなかったのですが、間違えて大廻りしてしまいました)そして山頂着。登山口の大丸温泉が標高1300m、茶臼岳が1915mなので、標高差は600m余りしかありません。山頂の祠鳥居もあるのです。私にとっての初詣です。初詣が吹雪の茶臼岳山頂というのも不思議なものですが。朝日岳側の稜線に雪煙が舞っています。完全に暴風雪。鼻水が凍って鼻が氷漬けになりました。(汚い話でごめんなさい)この強風下にこの稜線は歩きたくないぜ(笑)というわけで、時間に余裕があれば朝日岳まで行こうかと思いましたが、とりあえず第一目標の茶臼は登ったし、この風ではちょっときついので、こちらはあきらめ。実は、この辺りメガネが曇ったまま凍ってしまい、そんなによく見えていなかったのですが、むしろ写真の方が鮮明です。茶臼岳方面を振り返って撮影。峰の茶屋跡避難小屋まで戻り、避難小屋の中で昼食を食べたのですが、小屋の中は暖かかったです!と、思って温度計を見たら、マイナス5度。でも外よりはずっと暖かく、中で保温ポットのお湯でカップラーメンを食べたおかげもあって、20分くらい素手でいても、全然平気でした。稜線からの下山はあっという間で、ロープウェイ山麓駅の駐車場に到着。閉鎖中のロープウェイ山麓駅駐車場は当然無人なので、笛吹き放題タイム。結局、大丸温泉には3時過ぎに帰着して、3時20分のバスで帰りました。雪山としては難易度は低く、危険個所もない割にはずいぶんゆっぐりペースでしたが、ともかく雪たっぷりの冬山で、今シーズン初めて敗退せずに山頂まで行ってきました。楽しかったです。
2021.01.11
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緊急事態宣言 菅首相「1か月後には必ず事態を改善させる」「必ず」ですか。そして、百田尚樹氏「トランプが負けたら小説家引退」宣言も「負けが確定したわけではない」更にもう3年も前の話になってしまいますが安倍元首相の大見得答弁私も妻も一切、この認可にもあるいは国有地の払い下げにも関係ないわけでありまして~私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい。この人たちは、どうしてこう出来もしないことに大見得を切るのでしょうか。安倍は森本学園の「認可にもあるいは国有地の払い下げにも関係」していたことが後でバレたわけですが、首相を辞めようとはしませんでした。結局、2年半も経って、別の理由で辞めたけど、国会議員の座にはまだ居座っています。つまり、最初からその発言を実行する気なんかまったくないのに、その場の勢いか何か知らないけど、かっこつけて放言して、その責任は一切取らない。最初からそのつもりなんだろうなと考えるしかありません。言葉が軽い、いや、軽いを通り越して詐欺師の言動というしかありません。その応援団の百田も似たようなものです。「トランプの負けが確定したわけではない」と言っているそうですが、米連邦議会でバイデン次期大統領の当選が正式認定された=トランプの負けが確定です。それにもかかわらず、こんな愚にも付かない御託を並べているところから考えて、小説家を引退なんてしないでしょう。どうせ口先だけの引退です。そして菅首相です。常々書いているように、新型コロナウイルス感染症対策は、誰がやっても困難です。万人が不満を抱かず納得するような対策はありません。だから、私は安倍も菅も大嫌いだし、彼らの政治の方向性にはまったく反対ではあるけれど、こと新型コロナ対策に限っては、彼らを全面的に非難しようとは、あまり思いません。誰がやっても、それほどマシなことはできないから。でも、いや、だからこそ、どうして「1か月後には必ず事態を改善させる」とか言っちゃうのでしょうか。それ、本当に出来るんですか?これは菅の言葉ではなく東京都のフレーズですが、「勝負の3週間」なるフレーズを振り回して、それが過ぎたら今度は「真剣勝負の3週間」なるフレーズを言い出した前例があります。どうせ、同じことになる。もっとも、宣言解除の目安として言及した1日の新規感染者数500人以下が「改善」の定義になるでしょうが、これは定義としてちょっと「緩すぎる」として専門家の間では批判があるようです。基準を緩くしたから、その低い目標なら達成できると踏んだのかもしれませんが、1か月で「必ず」その状態に出来るんですか?できなかった場合に、どう責任を取るんですか?多くの専門家は、1か月でそこまで改善させられるとは考えていないようです。それとも、多くの専門家が予想もしないような秘策が菅にはあるのでしょうか?まあ当然できるわけがないし、出来なかったとして責任を取るはずもない、と私は思います。出来ることを言う、出来ないことはむやみに言わない、こういう場面では必要なことなんじゃないかと思うんですけどね。少なくとも、壮大な夢、実現可能性を無視した願望を語るべきTPOじゃないでしょう。そこでこういう実現性に乏しい楽観論を振り回すのはやめにしてもらいたいものです。
2021.01.09
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トランプ支持者が議事堂に侵入し暴動。4人が死亡し52人が逮捕されるアメリカの首都ワシントンD.C.で1月6日、バイデン次期大統領の勝利に抗議するトランプ氏の支持者らが議事堂に侵入して暴動を起こし、議員らが避難する事態になった。現地メディアの報道によると、警察が出動し、発砲が起きてガラスのドアが割れた。Twitterには南部連合の旗を持った支持者らが激しく抗議する様子が投稿されている。また大勢の怪我人が出ていると報じられており、警察はこれまでに女性1人を含む4人の死亡を発表した。AP通信によると、亡くなった女性は議事堂のドアを破ろうとしたトランプ支持者に向けて発砲した警察の銃弾に当たった。病院に運ばれたが、その後に死亡したという。 また残りの3人は「医療緊急事態」によって亡くなったと、ワシントンD.C.警察のロバート・コンティ署長が発表した。さらにCBSによると、少なくとも52人が逮捕された。この日、議事堂では大統領選挙の結果を確定する連邦議会の合同会議が開かれていた。しかしいまだに選挙での敗北を認めていないトランプ大統領は6日、支持者らに向かってスピーチし「抗議活動に自分も参加する」と述べていた---大統領選の結果が気に入らないからと、無根拠に「不正」を叫び、あまつさえ、その選挙結果を認定する手続きを行っていた議会に乱入という行動は、「暴挙」という以外の表現が見当たりません。民主選挙の結果を暴力的に覆そうという行為は、小なりとはいえ「クーデター(未遂)」と言ってもよいものでしょう。しかも、そのような事態を扇動したのがトランプ大統領その人というのだから、驚くべきことです。いわば「自己クーデター」(最高権力者自らが権力維持のために行うクーデター)と言ってもいい。もっとも、検挙結果認定の会議は、この騒動を受けて一時中断はしたものの、結局予定どおりにバイデンの当選が認定されたので、自己クーデターのたくらみは無残な失敗に終わった、ということになりますが。この状況においてすらトランプを盲信する連中の「信念」はゆるぎないようです。撃たれて亡くなった女性は「アンティファ」(アンティ・ファシスト、つまり反ファシストという左派グループ)による成りすましだ、というすぐにばれるウソを垂れ流していると聞きます。憎んで余りあるトランプの敗北を最終的に確定させる手続きの場を妨害する、いかなるメリットが「アンティファ」に存在するのか、ということを考えれば、そんなのデタラメだということは誰にでも分かることです。トランプ盲信派が「こじらせ」続ける一方で、さすがに幻滅する人も少なくないようです。米上院、民主2勝で多数派 「トリプルブルー」に米連邦議会の上院は民主党が多数派を奪還した。複数の米メディアによると、南部ジョージア州の2議席を争った5日の決選投票で民主党の2勝が確実になった。民主が大統領選の勝利に加えて上下両院で多数派を確保する「トリプルブルー」となり、20日に発足するバイデン次期政権の追い風となる。(以下略)---11月に行われた上院選の本選では、僅差で過半数に届く候補がいなかったため決選投票になりましたが、得票はいずれも共和党候補が民主党候補を上回っていました。そもそも過去20年間民主党が上院選に勝ったことがない、という土地柄でもあり、順当にいけば2議席とも共和党が決選投票に勝っても不思議はありませんでしたが、結果は2議席とも民主党の勝利。本選も決選投票もいずれも僅差とはいえ、結果が入れ替わったのはトランプ支持層がこの間に離反したからと考えるのが順当でしょう。更に・・・・・。トランプ政権閣僚ら、大統領の即時免職を協議 米報道米主要メディアは、ドナルド・トランプ米大統領の支持者らが連邦議会議事堂内に突入した問題を受け、トランプ政権の閣僚らが6日、合衆国憲法修正25条に基づいたトランプ氏の大統領の即時免職について協議したと報じた。修正25条は、米大統領が「職務上の権限と義務の遂行が不可能」だと判断された場合に、副大統領と閣僚らで構成される大統領顧問団に大統領を免職する権限を認めている。修正25条の発動には、マイク・ペンス副大統領が大統領顧問団を率いて免職の可否を問う投票を行う必要がある。米CNNは、匿名の複数の共和党幹部の話として、修正25条の発動が協議されたと報じた。この共和党幹部らは、トランプ氏について「制御不能」だと述べたという。(以下略)---おそらく、実際には免職はできないでしょう。トランプの任期は1月20日に終わります。あと2週間もない。免職のための手続きにどれだけの日数がかかるのかは知りませんが、1月20日までに手続きが終わるかどうか分からないし、間に合うとしても、残り2日や3日で免職する実質的な意味はありません。それでもこんな話が出てくるのは、そのくらいトランプの行動が異常なものであると、よりによってトランプの任命した閣僚自身がそう考えている、ということです。選挙に敗れたとはいえ、今はまだ大統領の地位にあります。だから、嫌々ながらも表向きは「大統領」に対する礼節のオブラートで包んだ対応を行っている人たちからも、彼がその地位を降りたら、もっと辛辣で赤裸々な声が湧きだしてくるんじゃないでしょうか。
2021.01.07
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週内にも緊急事態宣言を発表へ、私たちの暮らしは?緊急事態宣言が再び出ることになりそうです。新型コロナの感染拡大を受け、菅首相は首都圏の1都3県を対象にする緊急事態宣言の検討に入ったと明らかにしました。首都圏の知事らも、住民に対し、今月8日から午後8時以降の不要不急の外出自粛の要請を決めました。また、1都3県は、12日からすべての飲食店に対して午後8時までの短縮営業を要請します。知事たちが政府に要請していた緊急事態宣言。「国として緊急事態宣言の検討に入ります。東京都といわゆる首都3県は三が日も、感染者数は減少せずに極めて高い水準」(菅義偉首相) 対象となるのは東京・神奈川・埼玉・千葉。週内にも緊急事態宣言が発表される見通しです。また、菅総理は会見で、緊急事態宣言を発表した場合、今月11日まで全国で一斉停止となっているGoToトラベル事業の「再開は難しい」としました。今月16日からは「大学入学共通テスト」が始まりますが・・・「感染防止対策を徹底していただいて、実施すると基本的に考えております」(西村康稔経済再生相)去年3月には緊急事態宣言に先立ち、小中学校の一斉休校が実施されました。今回の緊急事態宣言では西村大臣は大学入試の中止や小中学校の一斉休校は必要ないとの考えを示しました。また、ある政権幹部によりますと、劇場や映画館も制限の対象から除外する方向で調整を進めているといいます。 今回、対策の中心となるのが「飲食店の営業時間の短縮」と「夜間の移動制限」です。---結局緊急事態宣言をするのですね。ただ、主眼は午後8寺以降の外出にあるようです。最大の恐怖だったのは再度の学校休校だったので、それが回避できそうなことにはホッとしています。本当に、学校休校だけは、その後にあまりに子どもへの悪影響が大きすぎて、それだけは何としても勘弁してほしいと思っていました。私は山登りにしても鳥撮影にしても、夜8時まで出歩くことはないし、そもそも行き先は人ごみではないので、その点は問題ありません。また例の「自粛警察」が色々騒ぎ出すというのはあるでしょうが、そこを気にしても始まらない。放置しておくしかないでしょう。ただ、平日の仕事、8時までに帰宅できるかというと、こりゃなかなか難しいです。まあ、「不要不急の」外出ですから、仕事はしょうがないでしょうけれど。もっとも、私は8時過ぎても帰宅すれば夕飯を食べられますが、一人暮らしで外食の人は、8時でみんな店が閉まったら、生活自体が厳しいですね。そういう意味では私はまだ恵まれています。今回の緊急事態宣言に限らず、一連のコロナ禍騒動は、家の外での様々な楽しみを制約する方向で作用しているわけですが、それは家族持ちより一人暮らしに、より強いストレスを与えるような気がします。そして、飲食店は厳しいでしょう。すでに去年2月からずーーーーっとコロナの影響を受け続けてきて1年、さらにまた緊急事態宣言です。これも今は「短期間」と言っていますが、感染者数が減らなければ解除は難しいでしょうから、いつまで続くかは分かりません。コロナの影響から脱して、元のような生活に戻れるのはいつなのか、本当にウンザリなのですが、こればかりは自分じゃ決められないですからねえ。終わりが見えない、というのがまた、多くの人をウンザリさせる要因の一つ、というところです。
2021.01.05
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政府、緊急事態宣言に慎重姿勢崩さず 「責任転嫁」の都に不信感東京都など1都3県の知事が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を求めたのに対し、政府は即座の再発令に慎重な構えを崩さなかった。飲食店にさらなる営業時間の短縮を要請しない東京都に対するいらだちもあり、再発令の前に知事が必要な措置を取るべきだとする立場を鮮明にした。「国からは、直ちに行う措置として知事に次のような要請を行った」。西村康稔経済再生担当相は2日夜、小池百合子都知事らとの会談後、記者団にこう述べ、飲食店の営業時間を午後8時までに短縮することなどを求めたと明らかにした。政府は飲食店での大人数での会合が主な感染源とみているが、時短要請の権限は都道府県知事にある。特に新規感染者数が1日1300人を超えてもなお、午後10時までの営業が可能な都の対応を問題視してきた。しかし、小池氏は「現実は厳しい」として応じていなかった。時短は飲食店にとって死活問題で、反発を招く恐れもある。政府側からは、都が反発を恐れて政府に責任を転嫁しているようにも映る。---拡大する一方のコロナ感染と瀕死の経済状況、相反するこの両方を解決する策なんて、この世のどこにもないのでしょう。私自身もどうするのが正しいのかは、分かりません。正直なところ、国全体としてどうするのがもっとも正しい、という総論の話ではなく、個人的な事情を言えば、緊急事態宣言はカンベンしてほしい、というのはあります。4月初めから5月までの緊急事態宣言の再来は、私にとっては恐怖でしかありません。そのような状況になった時、まともにそれに従ったら、私の精神の平衡はとても保てない。あの時も、はっきり言って緊急事態宣言を無視して外出していたので(それだって、かなり気を使って東京近辺しか出かけていませんが)、何とか耐えられたというところです。私以上に問題なのは子どもの学校です。あの休校騒ぎは、我が家的には深刻な悪影響があったし、おそらくそういう家庭は多かったのではないかと思います。学齢期の子どもを、1週間やそこらならともかく、3か月も家の中に閉じ込めておいたら、良い影響があるはずがないのは明らかです。経済面でも深刻な悪影響が予想されます。政府が緊急事態宣言によって半強制的に経済活動にブレーキをかければそれに対する補償ということが問題になりますが、赤字国債を発行しまくってあれもこれも補償する、というのがどこまで可能なのか、「財政赤字なんかいくら拡大しても問題ないんだ」というような主張も見かけますが、私はちょっと与することはできません。ただ、その一方でコロナの猛威は怖い、これもまた確かなのです。立憲民主党の羽田議員がコロナで亡くなりました。私とは何の接点もありませんが、ただ私と同学年なのです。糖尿病はあったということですが、重篤なものではなかった、といいます。確かに、健康に大きな問題を抱えている、というような状態ではなかったようです。それでもコロナで亡くなってしまいました。実は、私の知り合いでも、50代後半でコロナに感染して重症化した人がいます。何とか命はとりとめて(という表現が必要なくらい危険な状態になったらしいです)回復しましたが、職場復帰まで6か月くらいかかったと聞きます。基礎疾患の有無を聞いたことはありませんが、少なくとも健康状態に大きな問題を抱えている人ではありませんでした。自分自身が「高齢者」という意識はないし、社会的にも50代を高齢者とは言いませんが、ただ対コロナということでいうと、私の年齢はすでに罹患するとそれなりにリスクのある年代層、ということになっくるのだ、ということを否応なく思い知らされています。それでも私が緊急事態宣言が出ても従わない、と公言しているのは、電車での感染はこれまでのところほとんどないし(それがあるようだったら、毎日電車で通勤すること自体が不可)、単独での山登りや鳥撮影は感染リスクがないからです。演奏活動の方は、だから大きな制約があったし、それも仕方がないと思っています。感染拡大を抑えることと社会生活や経済活動を維持することは二律背反で、その双方を同時に解決することはできない、ということは以前より指摘していることですが、実は「双方を同時に」どころではなく、その片方を捨てて片方だけに集中したとしても、それすら解決は非常に困難というのが実情でしょう。解決策はない、どうにもならない、なるようにしかならない、そう思わざるを得ません。延期された東京オリンピックはどうなるのでしょうか。プロ野球のように国内だけのスポーツならできるでしょうが、国際大会です。そして、日本以上にすさまじい感染拡大が起こっている国も欧米中心に少なくない状況です。もはやオリンピックに「賛成」とか「反対」は言ってもしかたがないと思いますが、現実問題として開催可能とは到底思えません。去年が最悪の年だっただけに、今年は去年よりは良い年であってほしいですが、一方で明るい展望が拓ける材料がなかなか見つからないのも現実です。
2021.01.03
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あけましておめでとうございます。昨年は、残念ながら多くの日本人にとって、のみならず世界の多くの人にとっても、コロナのせいで「近年まれにみる最悪の1年」だったように思います。今年は良い年でありますように、最低でも去年よりはマシな年であるように願っています。さて、12月の野鳥写真があと1回分残ってしまいました。まず12月26日新浦安の日の出海岸です。2つ隣の葛西臨海公園と三番瀬海浜公園にはかなりの回数行っていますが、その間の新浦安には、野鳥観察としては初めて行きました。ビロードキンクロ(オス)。三番瀬海浜公園で何回か撮影していますが、いつもはるか彼方に天のように見えるだけです。ところが、今回は至近距離で見ることができました。三番瀬海浜公園とは別個体だと思います。左隣はスズガモのメス。色々なカモの中でも、ビロードキンクロのオスはもっとも恐ろしげな形相です。まるで鬼の仮面のような。ビロードキンクロ。一応トリミングですが、画面からはみ出しそうです。こんな近くで見られるとは、感動です。ヒドリガモの群の中に何か違うのが混ざってますよ。アメリカヒドリのオスです。ヒドリガモの近縁種で、名前のとおり北米に分布しています。左がアメリカヒドリ、右はヒドリガモ。アメリカヒドリは基本的には北米北部で繁殖し北米で渡りをしますが、間違えて(かどうかは分かりませんが)ユーラシアの方に渡ってくる個体も、わずかにいるのです。オスはヒドリガモとの違いが明白です。しかし、メス同士は酷似していて、識別は大変です。アメリカヒドリ。そういうわけで、ヒドリガモとごく近縁なので、ヒドリガモの群に混ざっていることが多いようです。もっとも、そのヒドリガモもえてして他のカモと一緒にいることが多々ありますが。日本では珍しいカモですが、私が子どもの頃、上野の不忍池に渡来していたことがありました。ヒドリガモ。これは標準的なタイプのヒドリガモのオスです。ヒドリガモ。ヒドリガモの中にも、顔に緑色が混ざっているタイプがいます。この写真がそうです。これは、おそらくアメリカヒドリとの雑種か、または逆に顔に緑色が混ざる個体群からアメリカヒドリが分岐したかのいずれかかもしれません。不意にハヤブサが飛びました。ハヤブサ。突然飛んだので、一番のシャッターチャンスは逃してしまいました。ハヤブサ。12月30日、手賀川の、とあるフクロウカフェに行ってみました。しかし、「もう閉店です、フクロウのフライングショーもハンティングショーも今日は中止です」と言われてしまいました。コミミズク、いたことはいたのですが、そういうわけで飛んでくれず、距離も近くなく、夕やみ迫る中高感度にならざるを得ず、要するに昨シーズン(今年2月)に撮影した時より厳しい写真しか撮れませんでした。コミミズク。コミミズクがあんまり遊んでくれないので、タゲリくんと遊んでもらいました。タゲリ。風変わりな姿ですが、チドリ科です。タゲリ。全部で5羽くらいいました。タゲリ。そして12月31日、年の最後の野鳥観察は葛西臨海公園にてジョウビタキのオス同じくジョウビタキのオス。東京近辺では、この葛西臨海公園を含めて、ジョウビタキはメスを観察する機会が多く、オスは圧倒的に少ない気がします。
2021.01.01
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