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2002年11月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 塚口で講演。マンションの一室でマイクも使わずに二時間話をする。若い女性ばかりだったので育児の話ではなく男女関係に焦点を当てて私とあなたの関係がよいといわれるための要件について話してみた。つき合い始めた初めはいいのになぜいつの頃からか関係がよくなくなるのかという話。ひょっとしたら途中からよくなくなるのではなくて最初からよくはなかったのかもしれないのだが。
 帰り、本屋。『イタリアンばなな』(アレッサンドロ・G・ジェレヴィーニ、よしもとばなな、NHK出版)。ジェレヴィーニはばななの翻訳者。二人の対談、エッセイ、論文などを収録。目下、半分くらい。
 日本では本を出版するとすぐにお金の話になる。ずいぶん売れましたね、何を買いましたか、というふうに。どういう小説を書き続けたいか、というような質問は心ある数人の人しかいってくれないという話が印象に残っている。
 ばななは小説を通してしたいこととして次のようにいっている。あらすじもわからなくていい、人の名前も覚えなくていい。物語の内容もほとんど覚えてなくていいから、読んだ時に「あるひとつの感覚」(p.35)を持ってほしい、と。自殺しようと思っている人が自分の小説を読んで、二時間別の世界に行ったら自殺を明日まで思いとどまるかもしれない。「一生のばすまでの力はなくても、その二時間とか、その一晩をのばしていく可能性をつくれたらいいなと思うんですね」(ibid.)
 僕もそんなことができたらと思うが、感覚ではなくて論理、つまり僕の書いたものを読んで納得して、また、僕の話を聞いて納得して、人生を変えてほしいと思う。ばななは読んでなくてもわかってなくてもいいというが、このあたりずいぶんと違うと思った。





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最終更新日  2002年11月16日 21時22分08秒
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Re:『イタリアンばなな』(11/16)  
akinoyozora  さん
はじめまして。
須賀敦子さんがお好きなのですか。
一時期ずいぶん読みました。
そして今、山下和美さんの「天才柳沢教授の~」を友人に借りて読んでいるところです。モデルはお父さんだったんですか。知らなかった。 (2002年11月17日 17時11分56秒)

Re:Re:『イタリアンばなな』(11/16)  
Ichiro_Kishimi  さん
akinoyozoraさん
 ようこそ。自分では須賀さんの書かれるようなものを書けないのは知っているのですが、日本語を書くときの文体のモデルにしたいと思っています。
 柳沢教授については前にも書いたことがあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/kishimi/diaryold/20020614/
 作者の山下和美の生き方にも共感して興味を覚えました。別のところに以前書いたのですが…

 作者の山下和美は、好きなことをして生きたい、しかし、好きなことだけでは生きてはいけない、と思っていたが大学三年生の時に漫画家にデビューした。ところが出版社に出向いた折に、脳血栓で倒れた。二十歳だった。右視野の失い、当初しばらく右半身に麻痺が残った。山下はいう。

 「私は、身体の機能の一部を失って、初めてこれからの人生をどう生きるか真面目に考えたんだと思う。病院のベッドで考えぬいたあげく、自分の人生保険を捨てることを決心した」 (2002年11月17日 18時06分29秒)

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