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2004年04月27日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 明治東洋医学院の講義。まだ三回目であることに驚く。忙しい時はあっという間に一週間が過ぎるように感じられることがあるが、充実した、密度の濃い日々を送ってきているので時間の経つのが遅く感じられる。生のエネルギーが漲っているといえばいいか。

 鬼畜米英という言葉について瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン、鶴見俊輔の鼎談『同時代を生きて』(岩波書店)に誰かが(おそらく鶴見)発言していたと思って探したが見当たらなかった。戦争する相手国の人を憎むことを強制することが可能なのかどうか、考えていた。

 別のところに書いたのだが、この本に三國連太郎の話が紹介されている。三國は兵役を拒否し、逃げ回っている時に母親に密告された。母親だから大丈夫だと思って葉書を書いたらそれを警察に持っていかれたのである。密告をしなければいけないような圧迫がまわりからも警察からもあったのだろう、と瀬戸内は母親を弁護しているが、親が子どもに代わって謝罪するという光景を今回見て、今も昔もあまり変わりがないのではないか、と思った。

 同じ本の中で鶴見俊輔がある文脈の中で「重大な決断の底には必ず深いものがあって、知的な命題に換えられないんです」(p.50)といっているのが注意を引いた。傍から見れば無謀であったり無思慮に映るようなことも、本人にとってはきっと深い意味がある。僕が哲学を専攻するといった時父は反対し母に止めさせるようにといった。母は父の言葉を聞いて答えた。「あの子がすることはすべて正しい。だから見守ろう」(『不幸の心理 幸福の哲学』pp.129-30)。僕は母の期待に反してそれまでもその後も正しくないことをたくさんしてきたが、僕の決断を止めても無駄なことを母は知っていたのかもしれない。どうしてイラクに行くのを止めなかったのか、と家族が責められているのを今回見てふと思い出した。





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最終更新日  2004年04月27日 23時33分46秒
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Re:あの子がすることは(04/27)  
tomitomi さん
いつも読んでいます。はじめてメールします。
>なぜ親は子どもたちを止めなかったのか
そりゃ悪いことをしに行くわけじゃないからです。私は「それを言うならなぜ自衛隊派兵を止めなかったのか」と思います。今回人質になった若者とその家族がなぜ謝罪しなければならないのか,私にはさっぱり分かりません。まあ感謝すべき人たちというのはいるかもしれませんが。でもそういう人たちはおそらく感謝なんか求めていないと思います。 (2004年04月28日 15時37分33秒)

Re[1]:あの子がすることは(04/27)  
tomitomiさん
 ありがとうございます。前に日記の中に引きましたが、今井紀明さんの父親が「息子を誇りに思っている」と日本外国特派員協会での記者会見でいってられるのを見て心動かされました。子どもの味方になりたいと思います。 (2004年04月28日 21時12分50秒)

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