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2004年11月07日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 東京で講演。朝方まで講義ノートを何度も読み直していた。一体何時に眠ったのかはわからない。直前までノートをチェックして講演にのぞんだが、すぐにノートにとらわれると話せないことがすぐにわかった。一度、休憩を挟んでからは、言葉が溢れ出し始めた。1時から5時までの講演だったが、途中、二回しか休憩を入れなったことに後で気がついた。質疑応答もとぎれることなく(僕はいつも直接に質問してもらうことにしている)最初一時間講義をしたが、後は、前に(11月2日)日記で書いたように、講義ではなく対話をした(しようとしたという意味であるが)。講演後、講演にもこられていた金子書房の天満さんと仕事の打ち合わせをし、11時くらいに帰宅。遠方(大阪、京都、函館、群馬、千葉…)からもきていただくことができてありがたかった。

 すべてのことは無駄になるかもしれない、何をしても無駄かもしれない、それでもそんなふうに覚悟して生きたいという話。しかし、そういいながら、無駄から無駄ではないかといえば、無駄なことは何一つないといえるかもしれない、と話した。なぜなら、(アリストテレスのエネルゲイアの話の流れで)今、我々は生き、かつ生きてしまっているので、後になって(たとえば、死の間際になって)初めて人生が無駄であったか、あるいは、有用であったかわかるというふうに考えてなくていいだろうからである。生を今この瞬間に完成させることはできる。今を次の生の準備段階だと見る必要はない。来世という意味ではなく、たとえば、世に出ることがなくても、今は雌伏の時期だと考える必要はないということである。「次」はないかもしれない。それでも生がこの瞬間に完成していれば、次はなくても、道なかばで倒れたということにはならない。いつもそんなふうに思えるように生きたい…こんな話をする時、僕にはいろいろなことが頭の中でかけめぐった。そのことについても次々に話した。途中、気づいていた人もあったと思うのだが、何度か涙を流しかけた。言葉がつまってしまうのである。僕は感情的になることを怖れるのでこらえてしまったが、こらえなかったらどうなっていたのだろうか、と思う。恩師のことや、若くして亡くなった人のこと、僕に生きる喜びを感じさせる人のことなどなど。今夜は眠る前に、自分の話などに何度も頭の中でリフレインさせることになるだろう。

バロック音楽さん が、講演の感想を書いてくだっている。





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最終更新日  2004年11月08日 18時47分30秒
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