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2004年11月27日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今週からできるだけ昼間に仕事をしようと思うのだが、カウンセリングをするとひどく疲れてしまい、翻訳の仕事が後回しになってしまって、埋め合わせをするべく夜遅くまで起きる日が続いた。カウンセリングの予約を入れなかった今日は、朝いつもの時間に(七時)起きられなかった。今週は火曜日が祝日だったので学校に行かなくてよかったので、振り返れば今週は診療所に行ったきり、夕食の買い出しに行く以外は、どこにも出かけなかった。起きれば、すぐに仕事にとりかかり(そういうことは容易にできるのである)、疲れたら横になり、楽になるとまた仕事にとりかかるという実に単調な生活が続いた。

 僕はまだどこにこの記述があるか確かめてないのだが、森有正の『バビロンの流れのほとりにて』の中には誤植があって、「すべての余事を忘れて」というところが、「すべての食事を忘れて」になっていたという(辻邦生『森有正』p.31)。森有正は、「いくら何でもこれはひどいですね。これは食事じゃなくて、余事ですよ」と憤慨した。しかし、そういう時の森は声を出して笑っていた。生きることを大切にし、それを愛した森は、大食で、何でもおいしそうに食べたという。そんな森にとっては、この「すべての食事を忘れて」という表現がふさわしいのかもしれない。僕はどうなんだろう、と考えこんでしまった。生きることを大切にし、愛せているのか。

 昨日はCDを求めた後で(何軒もまわらないといけないかと思っていたが、最初に行った近くの店にあったのは幸運だった)、ふと思いついて、いつも通りかかるだけで中に入ったことがなかった店に立ち寄った。ここであるものを手に入れ(それが何かはここには書けないのだが)、週末に間に合わせるべく宅急便で送った。こんなことが僕の生活の中の「遊び」であるが、そのためにこそ生きているといえないこともない。東京で講演した時、すべては無駄に終わるかもしれないが、それでもいいのだという話をした。講演全体の基調は逆説的で、無駄なことなど何一つないと考えているのだが、思えば、こんなことも、それに仕事だって、さらに、そもそも生きることだって無駄といえないことはない。しかし、まさにこれこそ人生であって、無駄なく効率的に生きることなど何の意味もないだろう。こんなことを書いていたら、前のパッセージで僕はどうなんだろう、と考えこんだ自分に返答できる。生きることを大切にし、愛せているではないか、と。





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最終更新日  2004年11月27日 23時25分06秒
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