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10月から始った2010年メキシコ公演、無事終了しました。最期の公演は本当に厳しかった。予定にない公演で、ホセマルティ劇場を訪れたある市役所のコーディネーターが企画を持ちかけたのですが、、とんでもなくいいかげんな方で、しかも嘘に嘘を重ね、本人も何を言っているのか自分でわからなくなっている状況でした。今後は簡単に誘いにのらないことを心に誓った次第です。なにはともあれ、、2010年メキシコは革命200周年ということもあり、本当に多くの歴史的な機会に遭遇することができ、そんな勢い溢れた街角で感動に満ち溢れた日々をおくることができました。厳しい日々でもありましたが、なにか歴史を残すことができた、、最期の舞台を終え充実したメキシコでの日々を始めて振り返っています。物語の完結として再度おとずれたメキシコ。次回に向けて様々な手続きを行っています。終わりではなく、始まりだった、、新しい舞台制作と踊るチャンランゴの前進、、メキシコに感謝です。佐野まり Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.11.30
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いろいろ噛みあわない事が重なっていて、非常に複雑で厳しい事情の中で公演を行わなければならず、一体どうなることやらの状況だったのですが、、土壇場に一気に好転、良い流れで公演を終えることができました。 方々で逆流しているエネルギーを整えるのに精神的にメイッパイの状況で、腹痛と疲労で踊るためのバランスをとれるかどうか不安だったのですが、本番前に一度ホテルに帰宅して、部屋で笛を無心に吹きました。好きな曲を1曲、1曲かさねる中で身体の中から整ってくるものがあります。オカリナ、リコーダー、、管楽器は息を吹き込む中で気が整い、自から奏でる音色が身体に響き、調和されていく。その後、バレエのバーレッスンをリリアーナ先生を思い出しながら行って会場に戻りました。 相変わらず会場はトンでもない混乱で、公演まで劇場で開催されていた映画上映の質疑応答で本番30分前に劇場に入り、30分で音響、照明、舞台美術を整えなければならない状況でした。(通常は3時間) 詰まりすぎな予定の中で間に合わせることに徹しなければいけない、できればこういった無理は避けたいのですが、文化庁の擁する場所は次々と国家のイベントの予定が入ってくるため、事前に予定された個人のものは気が付くと非常に微妙な立場となっていきます。画像、映像はこちらで、、 そうして向かえた本番、劇場のディレクターの心ある紹介で始りました。この日は世界的に人権尊重を唱える特別な1日でした。元・新聞社政治面の記者であったディレクターの人権尊重におけるメキシコでの歴史を踏まえたコメントに心を打たれ、その流れで舞台を煮詰めていきました。音響担当者もディレクターが出席していることもあって何時になく真剣。そして最期、音響担当者と共に御挨拶。この舞台は本当に音響担当者の力量に左右されます。昨年の担当者も会場に駆けつけてくれました。 何かが変わる、、そんな瞬間に辿りつくこと。色々ありますが長い目で見て実は、それが1番大事なことなのかもしれない。それにしてもメキシコでの日々は本当にハードです。佐野まり Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.11.28
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現在暮らしているホテルの近くで擦れ違った親しくなった画家の方から「その場所はメキシコシティの中でも歴史的に極めて社会的、芸術面での歴史は浅い、できれば公演を実施してほしい、必ず良い流れが作られる」 完成したばかりの絵をみせて下さいました。その絵は彼是1ヶ月前、出会ったばかりの頃に下絵だったもの、、。昨日、担当者から電話があり相変わらずハッキリしないことばかりですが、画家の方のお言葉で実施の方向で動いていくことを決めました。この週末の冒険はサテオキ、その前に明日の本番に集中。今回で3度目の公演となるホセマルティ文化センターはスタッフの方々との友好が充実していて、特に今回の音響担当者へスス君の臨機応変でクリエィティブな照明ワークは、共に創る楽しみが分かち合え、あらためて新鮮な舞台となりそうです。佐野まり Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.11.24
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残念ながら引き続き複雑な公演を抱えてしまいました。始めから嫌な予感はしていたのですが、1ヶ月前に区役所のオフィスで打ち合わせまでして実際、区役所の主催するイベントに予定が掲載されていませんでした。別件の手続きを済ませた後だったので即、区役所に伺って事情を究明。様々な事を進めるに至りましたが、肝心な責任者は例のごとく自分の都合を並べるだけに徹していて肝心なオーガナイズには至りません。初めてキャンセルを検討しています。明日、現場に行って現場に実際勤務している関係者と話をして最終的な決断、無理をするか、しないか、するべきか、しないべきか、、直前まで27日の予定は不明。メキシコでの日々はマルデ綱渡りをしているように思える時が度々あります。ただ、そんな日々を超えて辿りつく強力な信頼関係、その後は本当に心から煮詰めていける道が開けていく。簡単でない方が面白い。精神的にはキツイですが、まだ難しさを愛おしく思える。昨日は革命100周年記念日でした。朝からソカロ広場に待機、シッカリ当日を見届けるために朝から夜11時まで様々な催しを追いかけていました。革命の主人公達に仮装した人々が馬に乗って市内をサッソウと駆け抜けていき、広場では革命のメッセージが次々と2400人に登る兵隊さん達によって描かれていました。夜ソカロ広場で行われている光のショーではメキシコの歴史が、ダンサーと照明による演出でソカロ広場全体に映し出され、最期はドカンドカンと花火の打ち上げ、、メイッパイ革命エネルギーを充電、「ビバ・メヒコ・・」心の中で何度もつぶやいていました。画像、映像はこちらで、、
2010.11.22
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昨日、公演の際に持って帰ることが出来なかった機材を取りに公演先のRadioUNAMに伺いました。昨年から1年間の打ち合わせ、準備期間を経て実施された今回の舞台の反響は思いの他、大きく、、スタッフの方々が大変喜んで下さってホッとしています。父の存在が終始、あたまをよぎっていました。今までにない力を発揮できたのは、きっと父が何処かで後押ししてくれていたからだと思います。メキシコで9週間、舞台の袖で泣きながら進んできましたが、何とか出発地点に辿り付く事ができました。先日、放送されたメキシコシティ文化庁のページに掲載されました。Codigo DF Kinoko Powerこのページに音源があります佐野まり Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.11.17
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先週の水曜日に番組の録音が2時間近くに渡って行われました。メキシコシティの文化庁にある放送局 Codigo DF の主に日本文化を紹介する番組、「きのこパワーKINOKO POWER」彼等はキノコという言葉の響きが気に入ったそうです。いかにもJAPANというタイトルにはしたくなかった、、とのこと。アナウンサーは大の日本音楽ファンでした。興味津々のパーソナリティーの皆さんを前に今回の舞台の内容を中心に、これまでの物語も含めてユックリくつろいでお話しできました。皆さんは公演にも駆けつけて下さいました。今日、放送されるそうです。(放送局が素敵な案内を作ってくださいました)20時 (日本時間 火曜日 朝11時放送局 Codigo DF "KINOKO POWER"インターネット放送メキシコにて9週間、徐々に地に足がついてきたような気がしています。来週は公演が二件続くので、また忙しくなりそうですが、、その前にユックリ以前から訪れたかった世界の惨状をテーマにした博物館 Museo de Tolerancia に行ってきました。ユダヤのホロコースト中心に世界で起こった様々な惨劇が展示されています。期間限定でなく、常設のこのような場所が存在するのは稀な事だと思います。人権尊重における仕事を非常にパワフルに行っているメキシコならでは。今日は少し疲れていたのでザッと見てきましたが、何度も訪れる中で色々学ぶことのできる素晴らしい場所でした。特に、、館の中央に展示されている「世界の涙」のオブジェに見とれていました。 佐野まり Mari Sano
2010.11.15
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昨日、撮影したリハーサルの映像を見て多くのことに気が付きました。今回の会場は舞台は広いのですがスクリーンに比べ映される映像は思ったより小さい、映像にあわせ振り付けのポジションを全て低くした方がいいかもしれない、、直前に全ての振り付けを変えました。低いポジションでバランスが安定され、客席から見て、より迫った形となったことで演奏も深くなり、反響は何時になく大きかったようです。踊るチャランゴは完成に至ったのかもしれません。直前に結束できたスタッフに始る前に舞台に集合してもらい、今回の舞台の会場と共にある流れをアラタメテ模索しました。「千羽鶴と一羽のハチドリ」 Mil Grullas y un Colibri が会場の国立大学ラジオ局が設定したタイトルなのですが、、舞台が終わった時点で一羽が沢山のハチドリになる。そのハチドリは舞台を共に制作したスタッフ、会場を訪れている観客もハチドリになる、そんな流れを模索したいことを伝え開演。一つの舞台が完成しました。反響は次回へ繋がっていきます。別の州の大学における公演へ向けての制作が始ります。父の学んだことがあるUNAM、メキシコを初めて訪れた際に家族で見たUNAMのシケイロスの壁画を見上げた時の感動がマルデ昨日のことのようによみがえってきました。佐野まり Mari Sano http://www.myspace.com/marisano
2010.11.14
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今日、最終リハーサルを終える予定でした。ここ数日、最終段階にきてガッカリすることが続いています。というよりもメキシコ滞在全ての一時に、このガッカリは常に共にありました。最終のリハーサルの直前、落ちていく様々な約束の数々。その中で準備を進める難しさ。哀しい一時を乗り越え煮詰める寂しさ、、照明担当者、何人かのスタッフ、今回、急遽参加の撮影技師、、共に歩んでいる彼等のため、訪れて下さる方々のため、、前日なんとか最善を尽くして良い流れを作っていけるように、心無い方々に心を取り戻してもらえるように、、多分そのためにある厳しさだと思います。何かが変わる機会となるための仕事に向かっています。11月13日(土)19時開演Radio UNAM sala Julian CarrilloAdolfo Prieto 133 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.11.12
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メキシコでの8週間、今までになく労力を注ぎました。物を落としたり、紛失が増えているのはギリギリの場所で過ごしている時。なんとかここまで来た、、後は振り返らず目の前の事を一つ一つ行うのみ、、とはいえ心労には逆らえないもので、、特に精神的な重圧は歳を重ねるごとに少しこたえます。 今日は親しい友人と行っている、お馴染み映画クラブ(Cine Club Colibri)を急遽開催。友人お薦めのBARAKAに感動。物凄いスケールで撮影された全世界の様々な背景、素晴らしさと問題、歴史と佇まい、、本当に視野と心が開かれました。 その後、コーヒーを飲みながら何となく見始めたドキュメンタリー「シケイロス」 何度か見ようと思いつつ後回しになっていたメキシコ文化丁Conaculta制作の偉大な人物シリーズの一つ。シミジミ偉大な芸術家シケイロスのトテツモナイ仕事量と情熱に圧倒され、深く怠け者を反省。 疲れている場合でない! 今日の映画会にパワーをもらいました。友人に感謝。 今日はメキシコ初、2本のラジオの取材があります。これまでのメキシコ物語を初めてメキシコの皆様に少し聞いて頂けるかもしれません。何より御連絡を下さったアナウンサーの方が喜んでくれるものをお届けできるといいのですが、、有意義な一時を演出できるように話題と音楽を準備しています。 14時 Radio UNAM 19時半 Radio Codigo DF そして音響、照明と総合リハーサル (水)16-18時 (木)18-20時 (金)16-18時 本番 (土)19時 Radio UNAM sala Julian Carrillo 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.11.10
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疲れと急激な寒さで熱をだしつつ、、とめることの出来ない公演の準備に追われ、気が付くと1週間近く何も綴ることなく時が流れていました。文章がまとまらないというのが正直なところです。メキシコでの日々は、やや分裂気味。アルゼンチンの自宅と違って、ホテル生活のため仕事モード、観光モード、芸術モード、、この3つの環境に幼馴染との再会で「家族モード」まで加わって、多忙な心持ち。公演本番5日前、気を引き締めて集中しなければ、、メキシコの地下鉄掲示板に公演ポスターが無事設置されました。佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.11.09
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本日グアナファト・セルバンティーノ音楽祭から、メキシコシティに無事戻りました。メキシコの暖かい家族の下で死者の日・最終日の恒例でもあるココアを頂いて心身温まっています。複雑な立場であることにグアナファト行きのバスに乗車して気が付いて、到着したら即、帰ろうかと思いましたが、短い一時と割り切ってサポーター兼アシスタントとしての立場を貫くことを誓いました。何よりも誘ってくれたアーティストを尊重、黒子に徹して周囲との和を模索。カルミーナ・カンナビーノ、素晴らしいコンサートと舞台裏も含めてのアーティスト魂に惹かれています。私にとっては芸術のお姉さん、いつも勉強させてもらっています。この一時を糧に11月メキシコで全力投球。佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.11.03
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