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大学UNAMの特別祭壇Mega Ofrenda制作の模様・・ 今日が発表日と勘違いして到着すると学生の皆さんが制作中の様子に一瞬ガッカリ.. (犬さんも穏やかにzzzz)が、暫く見ていて実は制作中の様子が1番面白い事に気が付き撮影開始。 今年は68年の追悼がテーマになっているだけあって、全ての祭壇に「意志」が感じられ非常に興味深いものとなっています。多くの祭壇に登場しているのは戦車、そして兵隊、、舞台Olimpia 68のように靴が散りばめられたものも・・ 祭壇の飾られるサントドミンゴ広場の前に医学部の博物館があり、初めて入館。すごいものを見てしまい絶句。正に人間の標本特集といっていい・・こういった研究の成果で医学が発達、なくてはならない解剖、そして現実の厳しさを目の当たりにして呆然。親しい大学の先生に目の調子がよろしくない方がいらっしゃって・・気になっているので一つだけ撮影。他はトテモでないですがリアルすぎて目をそむけるものばかり・・思わぬ衝撃的な体験。再び現場に戻ると関わりの深い学部の関係者と遭遇。制作を少し手伝ったり・・ そのうち雨が降り始めたのでビニールシートをゲットするため走りました。なんだか日々いつのまにか御手伝いの身となる今日この頃・・ 御案内と制作でスッカリ遅ればせですが自宅祭壇の制作もTo be continued.. 今日は気になっていた祭壇に飾るレベルの高い「ガイコツ菓子」を仕入れました。佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango
2018.10.31
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今日は再び御案内でシティを闊歩しておりました。既にホテルの入り口にレベルの高い飾り付けが!(Hotel Casa blanca)経営者の心意気が飾りつけに現れるようで・・多くの場所に思わぬ祭壇が設置されていて大いに楽しめます。お馴染みPalacio Bellas Artes 王宮芸術劇場には手工芸学校の生徒による、コンテンポラリーな作品が設置されていました。この日は「死者の日スペシャル」で劇場内に無料ガイド実施中。この建物の建築家や御馴染みカトリーナに扮した俳優さん達が、劇場の歴史を語ってくれました。久しぶりに座る劇場の前方の席にシミジミ・・(幼少以来)舞台の幕は27トンの重さがある立派な造りとのこと。大理石の大部分はオアハカから運び込んだそうです。革命で中断、地盤の緩さで中断を経て30年近くかかって完成した大建築。 ローマ法王の写真と共に、意表をつく飾り付けが大聖堂の中にもありました。ガイコツで溢れたメキシコシティ。本当に映画COCOの影響は絶大で、観光の皆さんの多くは映画を見て「死者の日にメキシコに行きたい」と思った方ばかり・・ シーズン航空券も50万近くに跳ね上がっており、死者の日・経済効果は絶大。そんな中、サッカーボールで飾り付けされたカトリーナも。以前のように、頻繁にスタジアムに伺う機会はなくなりましたが、引き続きパチューカの試合を中心に追いかけています。パチューカは例のごとくLiguilla 8強に入るか入らないかの瀬戸際。それでもVictor Guzmanの安定した活躍とFranco Jaraの復活、キーパーは安定した45歳Conejo氏が復帰。今年引退を宣言したChaco Gimenezもゴールを決め、やはり親しんだチームの活躍は喜びもひとしお。 残念ながらコパ杯は準決勝でクルスアスルに敗れ、明日はモンテレイVSクルスアスルの決勝が行われますが、世論はダントツにクルスアスルの勝利を待ち望んでおり、モンテレイの元パチューカDiego Alonso監督の采配に期待。見逃せない一戦となりました。佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.30
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数日前、誘って頂いてみることが出来た舞台 OMPHALOS 坂本龍一さんが音楽を担当されているという話を伺って即決。振付はDamien Jaletさん。円形の大きな舞台装置がグルグルと周り、次々と状況が変化していくのですが、開いた口が塞がらない衝撃でした。円形の舞台装置の中心が開いていて、そこから土人間が出没、、鷲の形のヘルメットを被った宇宙飛行士のような方々がガイド的に存在していて、土人間が進化していきます。非常にハードは振付を踊り続けるダンサーはCEPRODACのメンバー。 彼是2年前にバスコンセーロス図書館にてダンス講義を彼等から受けたことがあるのですが、当時のメンバーは1人も見当たらず、日々の更新をシミジミ・・ そして舞台の形も日々更新されていく・・ とにかくただただ圧倒されるばかりのダイナミックさに呆然。そんな今日は再びCineteca Nacional 国立映画館へ。上映されている作品に振付Demien Jaletの名前を見つけEl Barquero (The Ferryman) 調べてみると、音楽は坂本龍一さんが担当されていて即決で駆けつけました。これまた衝撃的な映像で・・ 先日の舞台を思わせる円形舞踊もありましたが、メインの「鹿」に釘づけ。非常にハードな内容でした。この映画と先日の舞台の様々な場面が目に焼き付いて・・ショックです。(ナレーションはパフォーミングアーティストのMarina Abramovic さんが担当) 余談ですが.. Cinetecaの死者の日の飾り,とってもアーティスティックで素敵でした。その少し前にもTeatro UNAMに勤める俳優 Carlos Komukaiさんより誘って頂いてRAIZ 2.0という舞台を見てきたのですが、La Nabeという劇場が入り口から既に異空間で、貨物用なエレベーターで最上階に到着。舞台ではスマホを使用して、舞台の進行を観客が決めるシステムとなっていました。原始時代から人類が進化していくのですが、それは必ずしも一つの道ではなく思わぬ形で全く違う結末となること・・ 映像も素晴らしかったです。日々進歩している舞台制作。素朴な場所に留まっていてる時代遅れを反省しつつ呆然..。前衛な才能ある方々が集まって創る「新作」を見ることができた貴重な機会に感謝。ちなみにメキシコは本日から時間が冬時間となり、1時間巻き戻されていて.. 何時になく待ち時間が長かったので、Cineteca 最寄りの墓地に立ち寄ってみると死者の日の飾りが・・ 今日は確か「不慮の死」を遂げた方が訪れるとされる日。そして近々訪れる赤ちゃんの追悼で飾り付けが限定されているだけに、小さなお墓に合掌。街では祭壇に飾る菓子の販売で盛り上がっています。 佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.28
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今日は学生演劇の旅立ち準備会議を実施。今後を模索しつつ訂正と修正を繰り返す日々。永遠にサポートは続いていますが, 一区切りまで後僅か。そんな一環として航空券を手配中です。(新しいメキシコ観光の素敵なオフィスにて)帰り道、再びレフォルマ並ぶ怪獣「アレブリヘス」を夕方に見てみると、今日は先日程の人波はなく、夕陽に輝くアレブリヘスは一段と素敵でした。見過ごしていたアレブリヘスの中にトッテモ共感できる佇まいの Cotoro(鳥さん)発見。先日の「青い鹿」に続くベスト・アレブリヘス。人気作品の前は相変わらずの人だかりができていて、別の角度から見ると周囲の景色と共にマタ違った楽しみ方もできるもので、アレブリヘス以外にも様々な撮影スポットが設置されているのも面白い。エンターテイナーなメキシコ文化の勢いにシミジミ。 帰り道、Insurgente駅に隣接するホセマルティ文化センターの姉妹文化センター Xavier Villarrutia に立ち寄ってみると、素晴らしい祭壇がオープン記念を祝っていました。2015年に制作を共にしたFelipe君の作品、サスガです。68年がテーマになっており、大きなガイコツが兵隊のヘルメットのように並べられています。そして新しい壁画も公開、そこには何と名女流アーティスト、Remedios Varo とLeonora Carringtonが描かれていました。不思議世界を描く彼女達が壁画に登場することは且つてなかったと思うので、画期的な壁画に感動。メキシコ芸術ムーブメントとどまる事知らず・・佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.26
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時折ふいに放送を通じた現地情報お届けの機会が訪れます。今朝は緊急でメキシコ「死者の日」について収録が・・ JFN ON THE PLANET DJ 弥園綾奈さんが世界と繋ぐ素敵な番組。 世界各国でハロウィンに向かって準備が進んでいる今日この頃、アナウンサーの方も今日はハロウィンな衣装だったようで・・時差で寝起き状態でしたが即、黒系のシャツに着替えつつ対応。(今思えば、ルチャのマスクでも被れば良かったかも.. )メキシコの「死者の日」は本当に盛り沢山のため、少し話を込めすぎてしまい、わかりずらかったかもしれません。基本は31日から始まり11月2日に至るのですが、28日に不慮の死を遂げた方が訪れ、30日は洗礼を受ける前に亡くなった子供(赤ちゃん)が訪れ、それに合わせて墓場の飾りが移り変わっていきます。他メキシコならではの死者に尽きそう怪獣「アレブリヘス」やガイコツで溢れる街の様子・・本当に今年は映画の影響もあって多くの観光客が訪れ盛り上がりは何時になく大きなものとなっています。我が家でも昨日から御馴染 Papel Picado 切り絵を設置して雰囲気がでてきました。明日には祭壇も創ろうと思っています。そんな特別な朝の後は打合せのため大学へ。その後、はちどりPachu の第一発見者の友人と共にお墓参りにいきました。周囲には多くの花が咲いていて、いつ訪れても癒される場所です。久しぶりの再会となった友人は日本へ訪れた友人にもらったという、招き猫がまぐち財布を見せてくれて、丁度ツルを入れるために持ち歩いている猫丸と同じ様式だったので記念撮影実施。日々追悼と再会の日々 to be continued ..佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango</a
2018.10.25
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毎週・火曜日のUNAM「羽ばたき講義」、次回が「死者の日」にさしかかるため10月最終日。既に街中に飾り付けが施されている今日この頃。せっかくなので野外講義のテントにも、御馴染みPapel Picadoを装着、テントの前の展示机にはミニ祭壇を設置しました。我が家の大家さんにcempasúchil千寿菊の植木を祭壇からお借りして、2015年に制作した「ガイコツなツル」再び・・今日は一段と参加者も多く、参加者の学部も多様でした。獣医学課の学生さんとは一段と話も弾み、この祭壇の主人公・丁度1年前に亡くなったハチドリPachuの話や、アマゾンインコMarioの物語、そしてカモのPanchoとPonchoに至るまで、、皆さん呆然と耳を傾けて下さって恐縮。それにしても多くの鳥さん達と素敵な日々を過ごすことが出来た奇跡に感謝。現在は突然やってきたカモの「茂ちゃん」と日々絆を深めています。とはいえクリスマスの「結末」がわかっているだけに時折、複雑な気持ちになり、茂ちゃんと逃亡する夢など見たり・・講義の後は久しぶりに国立映画館 Cineteca Nacional へ。今年に入ってから1度も映画館に足を運んでいなかったことに気がついて・・汗。 サッカーと演劇、メいっぱい情報の海に流されています。今日の目的は国際交流基金主催・木村恵介監督作品の特集オープニング上映「花咲く港」に伺うためだったのですが、せっかくなので気になっていたOlimpia 68 監督Fravio Gonzalez Mello氏が台本を担当した話題のアニメ「Ana y Bruno」を早めに駆けつけて鑑賞。この物語はマイリアルタイムでした・・精神病院が舞台となっており、子供向けのアニメにしては非常に毒の強い、衝撃的な結末。心を病んだ人々が作り出す怪獣が大活躍、意表をつく展開の連続。個人的にはダニエルくんという目の見えない少年の佇まいと話し方に惚れました。一見の価値あり。予告編 https://www.youtube.com/watch?v=4MFURbSQbpwあまり古い映画に精通していないので、木村恵介監督の作品は初めて見たのですが、「花咲く港」は非常に道徳的な良いお話で、悪い心を様々な状況によって改心できること、、演劇課の学生と伺ったのですが、正に彼等が模索している舞台のテーマに一致。 とっても共感できる体験だったようで、映画の中に何度も繰り返される「はい」という御返事も深め、映画を見てから何だかイロイロ思わぬ形で前進したような・・ 「映画力」って素晴らしい。佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.23
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1年で1番活発な日々・・芸術の秋と共にメキシコでは多くの大きな文化行事が「死者の日」に向かって集中しています。レフォルマ通りには御馴染みの怪獣「アレブリヘス」が勢揃い、今年は何時になくレベルが高いオリジナルな作品の数々・・映画COCOの影響もありツーリストも急増、物凄い人波に呆然。アレブリヘスのパレードの翌日、メイクアッププロジェクト・死者の日の主役「カトリーナ」パレードが行われるため、皆さん死者の日メイクで盛り上がっていました。 アレブリヘスはコンクールの一環でもあり、アーティストの皆さんが切磋琢磨されています。受賞作品の傾向は本来のアレブリヘスならではの特徴が重視されるので、「多分この作品が受賞するのではないか」と観衆は予測しつつ鑑賞。そういった作品の周辺には特に人が集中。一緒に撮影する人々の様子も素敵です。 個人的には受賞傾向を離れた優しい佇まいの作品、鹿やハチドリの「マイベスト2018」探しつつ・・ 今年は「青い鹿」に遭遇。心に深く刻まれる眼差しに一目惚れ。 何はともあれ、、死者の日の勢いには毎度、圧倒されるばかりですが、本来の追悼は忘れることないように・・今年はミニ祭壇(Ofrenda)を準備中。「羽ばたき講義」の場所で公開予定。佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.21
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昼食をとりつつ、フト入ってきたメッセージを見ると「今日17時から、あなたの参加した映画の上映があります。来てください」・・?? 一体なんのこと?・・一瞬「詐欺師」かと思う突然の連絡に戸惑いつつ詳細を確認すると、2年ほど前に文化センターで、ある特別講義を受けていた際に、クラスメートより「コメントを撮影させてほしい」と依頼され、渡された手紙を読みました。 手紙は刑務所からのもので、非常に癖のある文字で読みづらかったことを覚えています。内容は淡々とした日々の想いを綴ったもので、本人の人生については特に語られておらず、読む事も、コメントをする事も、全て戸惑いながら言われるまま早急で実施。すっかり忘れていた出来事が、見事「映画作品」という形となって登場。案の定、戸惑いで溢れた撮影場面は、少し誤解を招く使われ方がされていて「これは取り除いて頂くか、訂正頂くか・・」早速そんな意義申し立てをしたところ、そこから始まる創作の道。 作品自体は非常にオリジナルでアーティスティック。とても共感できる素敵なものだったので、この2年間、きっと黙々と制作を続けられていた、、そんな日々を想うと、より多くのわかちあう機会を演出させて頂きたい。大学のオフィスで作戦会議実施。初上映はInstituto la MoraというMixcoac駅の傍にある場所で、訪れて気が付いたのですが彼是3年前にアルゼンチンからメキシコに引っ越しをして、暫くホテル住まいをしている際に、同じホテルの住人の新居物件手配にお付添しました。その目の前にある公園に隣接した文化施設。興味津々3年前に訪れて以来・・ ここに3年後にこういった形で戻ってくることが出来た不思議。時代は巡り、出来事も巡り、こういった時に何時も後程「何かの理由」に気が付いたりするのですが、メキシコマジック再び・・ 何かお力になりたい日々 to be continued....佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.17
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7月に日本一時帰国よりメキシコに戻ってきて即、始まった緊急で特急な制作日和。8月23日の公開目前まで一気に煮詰めた日々が、今となってはマルデ「夢」のように思えます。まさに最後まで「夢の舞台」でした。 内容的には「悪夢」でもあり・・68年の華やかなオリンピックと、舞台裏で起こった惨劇が交錯、メキシコ的な笑いをとる場面を重ねつつ、ハッと我に返る衝撃の展開。 名劇作家Fravio Gonzalez Mello氏が2008年に一度公開された作品をバージョンアップさせ、1000人余り収容できる大舞台に挑まれました。主人公はオリンピックに各国から訪れたアスリート。その中に日本人の飛び込み選手とコーチが登場。二人ともメキシコ人の俳優さんですが、彼等は日本語を完璧に話すことが必用とされ、原稿10枚程の長いセリフを覚えなければならないという厳しい任務が.. しかも普通に演ずるのではなく、時代劇や歌舞伎の雰囲気を踏まえ、「三船敏郎のように」という監督の意向も..セリフはポエトリー満載、俳句に至るまでの翻訳に苦戦しました。公開が差し迫っていたため、3日間の徹夜で一気に仕上げ、一週間ほど訂正を繰り返しながら完成。その間に俳優さんと言語トレーニングを重ね、最初は新鮮で興味深々たのしんで頂いていたのですが、公開が近づくにつれ困難に途方に暮れるばかり.. 「間に合うのでしょうか?」・・しかも舞台上で翻訳を読む役割の方と息を合わせなければならず、そこに合いの手を音響効果で添える方も加わり大混乱。 それでもさすがプロの俳優さん、本番目前の1週間で何とか形に。そんな公開の日の幕開けの瞬間は忘れられない感動の一時でした。 これまで培ってきた創ることへの情熱で様々なアイディアも提供。監督に喜んで頂けたので楽しかったです。 様々な要望はプロデューサーXimenaさんのサポート。大舞台には裏側をシッカリと支える要となる方々がいます。本公開では制作に関わった全員で舞台挨拶がありました。 全30公演を経た最終日、劇場に埋め込まれるプラカードの式典が行われ、そのミニサイズのプラカードを全員が舞台で授与されました。公演は5回程みさせて頂きましたが、回を重ねるごとに舞台が成長していきます。30公演を演じきった俳優の皆さん、そして照明、音響担当者、監督、、 個人的には恐縮な立場につきるのですが、素晴らしい作品を深く鑑賞させて頂いて、68年の出来事を心に刻む日々となりました。68年にメキシコに滞在した父の眼を想いつつ・・11月10日、18時半より同じ劇場で(Teatro Julio Castillo) メキシコ演劇週間の最終日に特別公演が行われるとのこと。しかも入場無料。再度大きな最終日を迎えることでしょう。 今年のメキシコでの死者の日には先月出版された本と共に、このプラカードを父に捧げたく思います。佐野まり http://www.facebook.com/danzac harangonn
2018.10.14
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先月の終わりのダメ出しの後、大幅な舞台構成の変更を経て、発表に向かって努力を重ねた学生グループ。彼等と衝突しながらも、大きな変更に寄り添ってきましたが・・これ以上は口出し無用、彼等の自主性と自由を尊重したく「卒業の日」を迎えたことを実感。最終の授業とすることを発表の前に告げました。日本から持ってきたオモチャも活躍・・今思えば全てが面白い展開でした。発表の日は雰囲気づくりに徹し、試験管の側ではなく彼等のサポート・応援的な立場で現場に滞在。桜の香りのお香をたいたり、教官の皆さんに日本茶をサービスしつつ、衣装をチェック・・ 音響をギリギリまで整えている状況にハラハラ(前もってやりなさい、と心の中で叫びつつ) 本番では彼等がノビノビとはじける瞬間を目の当たりにすることができました。モチロン教官の厳しい批評は免れませんが、土台はシッカリ完成することができたと思います。 後は日々より良いレベルに向かって精進あるのみ。6か月に渡って共に過ごしてきた日々を継続したいのは山々ですが、、今はただ彼等の羽ばたきを祈っています。きっと多くのサプライズに溢れた素敵な旅が始まることでしょう。佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.08
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1968年にトラテロルコで起こってしまった惨劇から50年、この50年目の節目・メモリアルな日々を深く煮詰める今日この頃。学生運動を鎮めるために政府が虐殺を行い、未だに責任追及には至らず、大学では非常に多くの講義、本の出版、コンサート、映画上映、ダンス、芝居、、ありとあらゆる制作が、追悼のために開催されていました。数日前から今年の行進について話されており、トラテロルコからソカロ広場に向かって4時に出発とのこと。昼過ぎに自宅を出て一時間程前に到着。撮影に徹しました。最寄りの駅では既に多くの人々で溢れ、活気がみなぎる人の流れが・・広場には追悼のモヌメントがあり、多くの花束が飾られていました。ここに白衣をきたUNAMの学生が花束で創った鳩を設置するため訪れており、その佇まいが実にさりげなく、記念撮影をすることもなく、そっと鳩を設置して去っていきました。鳩はツルのようにも見え・・涙を流して佇んでいる方、亡き同級生を偲ぶ集団など・・特別な場面が、このモヌメントを中心に繰り広げられていました。広場で「これから行進がソカロ広場に向かって出発します」というアナウンスが流れ、トラテロルコからラテンタワーに向かう道へ。そこは1時間の間にギッシリと多くの人々が訪れており、撮影のため高台を模索、大通りを渡るためのトラテロルコ文化センター前の歩道橋が目に留まり、そちらに向かうと同じ事を考えた多くの撮影者や報道が集中。 先日の地震で少々痛んでいる歩道橋は微妙に揺れており、危険な状況・・ 歩道橋をささえる軸の付近に滞在、場面を待ちました。 見たことのない光景に呆然・・行進の最後尾から同行しつつ撮影に徹し、何度も涙が溢れる特別な一時。なによりも学生が中心となり、先日大学で起こった学生襲撃事件への抗議デモが、今日も引き続き行われており、過去に留まらない「よりよい未来」を願う学生のパワフルな行進の数々・・50周年の追悼が、50年後の新しい始まりとなる日々が続いています。佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango
2018.10.02
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