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去年のブログで、シロタエギクの花が観賞の対象になっていないことを書いた。それにもかかわらず、今年も気になってアップ。 今年の開花は10日ほど遅れたようである。写真の撮影が24日で、今は満開になっている。 中心部の管状花や周辺の舌状花が黄色く染まり、茎や葉っぱのシルバーと微妙なコントラスト。舌状花が舌を伸ばすのを合図に、いよいよ行動開始です。
2006年06月30日
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アジサイの時季。うちのアジサイは、親に反してどれもピンク調。「公式」に従えば、土壌がアルカリ性ということだが、にわかに信じがたい。土壌のpHを計らないといけないと思いつつも、金属イオン(たとえばアルミニウムイオン)が欠乏している、などと考えたりする(ここは区画整理地なので)。 「ピクシー桂の舞姫」は、鉢植え向きの小形アジサイ。その花の上をセスジツユムシがお散歩中。彼の「保護色」が見事なので、区別がつきますか?
2006年06月29日
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ヒルザキツキミソウは宵待草(誤称だそうだが)の仲間。花がもつ、「薄命」を感じさせる、頼りないイメージがいい。 ピンクの大きなカップの真ん中、雌しべの下に、小さな「ブラックホール」。おそらくこの奥には、花の蜜があるのだろう。よく見ると小形のアリが首をつっこんで消えた。やがて顔を出したアリが、雌しべの「ポール」にしがみついて、ユサユサ揺らしている。 しかし雌しべと雄しべを渡り歩くことはないから、受粉には無縁にちがいない。ムシトリナデシコの花茎にある「鳥もちバンド」がアリを防ぐためとの説があるが(6月20日のブログ)、今日の写真は間接証拠?
2006年06月28日
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長い間アスチルベの花序をひとまとめにして見ていた。だが、急に花の形が気になった。 仙人の肉眼では、あまりにもゴチャゴチャしてよく判らない。そこで接写写真を撮り、パソコンで拡大してみた。 花の形は、花の新旧によるのだろうが、鐘形から杯形。その口から雄しべが飛びだしている。しかし興味を惹いたのは、花が濃いピンクと白のまだらになっていたこと。それを遠くから見ると、柔らかいピンクの花色になるらしい。品種名はピジョンピンク。
2006年06月27日
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九州北部は激しい雨が降っているというが、こちらは雨が止んでいる。 田んぼに稲が植えられてから久しい。去年は春から少雨が続いて、水が足らない田んぼが見受けられた。しかし今年は苗の生育が悪かったのだろうか。せっかく「代掻き」をしたのに、苗が植えられず、干からびてしまった田んぼを見た。 写真のスポットは、西条盆地でも建売の見あたらない、純農村地区。だが、田んぼの上から近代工場が田んぼを見下ろす。横長で灰色の工場は、エルピーダメモリの主力工場。メモリであるDRAMの生産で世界と競争している。 (追記:仙人の称える「西条盆地・サイクリングサーキット」の西部分をバリエーション・ルートで走った)
2006年06月26日
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梅雨前線が北上してきて、朝から雨。2,3日前の予報に比べ、半日ほど遅れた。 カワラナデシコは大和撫子ともいうが、自生の花は見たことがない。かといって、ひとの庭にも見あたらない。わが家では種を買って導入したので、あちこちに各色が咲いている。 カワラナデシコの花姿にもいろいろある。細い「触手」が開き、しかし伸びきらない姿を美しいと感じて、写真にした。
2006年06月25日
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昨年のブログで「どくだみ邸」の話を書いた。自分で読んでもけっこう内容が濃い。それに比べ昨今のブログは手抜きですね。 「どくだみ邸」のドクダミはいまだに大繁盛。去年の秋、大木の枝を切って庭を明るくし、問題のドクダミも見たところでは全部、抜いたのだが、効果がない。日当たりがよくなれば、ドクダミを負かす植物が出てくるかと思ったことも、希望的観測。 それにしてもドクダミの匂いは強い。素手で抜くと、風呂に入っても匂いが残っている。にもかかわらず、ドクダミの「林」の中には、ヤブ蚊やナメクジ、ミミズがいっぱいいた。 否定的な文章が続いたが、ドクダミの花そのものは悪くないのです。
2006年06月24日
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本日のネタは、このブログで扱ってこなかったカテゴリーに属する。仙人の東京行きと同じころ、沖縄に出かけた16トンさんのブログを読んで、姪の結婚を「おぼえがき」に記す気になった。 エノテーカ・ピンキオーリ(銀座店)。イタリアの名門メディチ家の宮廷料理を提供するこのお店を、草に埋もれて生活する仙人が知るよしもない。高校時代に初めて、「真知子の数寄屋橋」から「服部時計店の銀座4丁目」までの界隈を歩いたが、それから○○年、時代の変化を追い切れない。 だから、新郎や新婦の意図をまったく理解せずに、披露宴に挑んだ。しかし仕事着のシェフが、新郎、新婦の脇で今日の料理を事細かに説明する段になって、ことの「重大さ」に気づく。自分の文章ではとても全体像を表現できないので、メニューを見て頂こう。創始と和音(Creazione e Accordo)・・・テーマがあるのでまずビックリホワイトアスパラガスを冷たいクリームにブルターニュ産オマール海老のゼリーとキャビアと共にシャラン産鴨胸肉とオレンジ、クレソンのサラダ凍らせて薄く削ったフォアグラと共にオマール海老をリガティーノ、セージ、ローズマリーと共にフリカッセにタリオリーニ 旬の野菜とトマトをじっくり煮込んだソースと和えて仔牛フィレ肉、フォアグラ、季節のフランス産茸生ハムのパン包み焼き アスパラガスと共に本日のデザート小菓子、コーヒー3種類のワイン テースティング・・・お酒に関心が高いので料理とのハーモニーに意識集中ANTINORI NATUREAntinori(白)RAMI 2004Di Majo(白)MOREY ST.DENIS RUE VERGY 2000Perrot Minot(赤) 最初のワインはスパークリング。親族紹介から乾杯、前菜まで使われていた。炭酸の刺激味。ちょっと甘く優しいイメージ。2番目の白は、仙人が飲んだことがないタイプ。ドライで、あえて言えば、これでバランスが取れているの?という印象。しかし「鴨胸肉」料理のフォアグラと味が相補することを発見する。これも「和音」の1つ?赤ワインは後半に登場。フルボディ寄りのミディアム?デカンテーションの後にしだいに味が丸くなったかも? メディチ家と言えば、世界史で覚えた名前である。14~15世紀、イタリア・フィレンツェを支配し、イタリア・ルネッサンスに力を貸した。その流れを引く料理ということで、仙人の目が姪から離れてしまったのは「遺憾な」ことでありました。
2006年06月23日
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ハコネウツギの花は、ちょっとモダンな庭や公園を演出する樹木だと思っていた。 ところがである。田舎道に沿って、畑を区切るように、ハコネウツギが10メートルほど連なっていた。遠く田んぼを見下ろしながら、幻想的な雰囲気。 ハコネウツギは海沿いに多いという。標高二百メートル余のこの地は、異境の地か?
2006年06月22日
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仙人がいつも拝見しているブログに登場したキキョウソウ。花が紫色で目立つ野草らしいのだが、当地ではなかなかお目に掛からない。 だが、まずストリートの植え込みに発見。次いで自転車散歩中、いつもは通らないルートで「群落」に出会う(幸運!)。 ネットで見るキキョウソウは、5弁の花びらが平らに開いたものが多い。しかし写真の株は口が少し閉じて、よりキキョウ似。キキョウソウは北アメリカ原産の帰化植物だという。
2006年06月21日
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温度が上がると、植物の動きが激しい。4日間ブログを休んでいる間に、ムシトリナデシコの花も終わりになって、今日の話題に新鮮さがなくなってしまった。 だが約束もあり、ムシトリナデシコに死した昆虫の写真をアップした(上と下)。もともとはムシトリナデシコの「鳥もち」に引っかかるバカな虫はいないと思っていた。ところがよく観察すると、動けなくなった昆虫がけっこういる。意外だった。 ムシトリナデシコのネバネバの「目的」については、蟻などが花の蜜を盗むのをこれで防ぐという話をネットで読んだ気がする。しかしそれは人間の立場で想像する「目的」であって、ほんとうに植物の「目的」であるかどうかを証明するのは難しい。
2006年06月20日
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シモツケの花はそんなに珍しくないが、かといって、撮影自由の場所に多くない。自転車で田園地帯を走っていたら、空き地にポツンとあったので急停車。 シモツケの花には、なんとなく惹かれる。花がビッシリだからでなく、花が咲くと、雄しべが重なり合って、霞がかかったようになるから。
2006年06月15日
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街路樹や公園樹のヤマボウシの花を写真にするのは難しい。下枝が切られているし、花が空に向かって咲くので、花の裏側しか見えない。 当地では今、ヤマボウシの最盛期。被写体のヤマボウシを長らく探していたが、ついに発見!それは小児科医院の玄関脇。玄関が北西に向いているので、ヤマボウシは日光を求めて傾いていた。 白い花は、病気の子どもたちにどう映るのだろう?仙人だとつい「看護婦」さんと重なってしまうのだが・・
2006年06月14日
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ブタナで間違いないと思うけれど、十分に確認されていない。花がぜんぜん違う「ブタクサ」と記憶が混線した。 ブタナはヨーロッパ原産の帰化植物だが、当地でもはびこって今、花盛り。 明るい黄色の花は、オートで露出を決めると花びらの区別がつかなくなる。そこで露出を「0.3」ほど絞った。これ以上絞れば、緑が黒くなりすぎる。
2006年06月13日
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ムシトリナデシコの花は、ヒオドシチョウのお気に入りなのだろうか。長い花の管に「口吻」を入れたり出したりするのは、けっこう大変だと思うのだけれど・・。しかしきのうは2匹が舞うのを目撃。 ヒオドシチョウの生きた「複眼」を写して欲しいという要望があったので、それに挑戦する。だが、フォーカスが少し甘いものの、お目々が撮れてみると、ベニシジミとは違い、眼の周りとのコントラストが弱い。仙人のカメラでは、上の写真が精一杯のようです。
2006年06月12日
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上から見た姿が多いが、これは4月22日にアップしたフレンチタイムの果実。長さ3ミリ、幅1.5ミリほど、小さな、小さな果実である。 写真に写った姿は、「ハサミムシ」のお尻ののよう。しかしお尻のほうから見ると、大きく口を開いていて、可愛い「鐘」である。ただ縁の2箇所から「角」が2本伸びて、それが面白い。鐘の奥には、秘密めかしく黒い点がポツン。これがタネなの?
2006年06月11日
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タイサンボクの花はどっしりとした白い花。だが、タイサンボクが高木のため、花を写真に収めるのはけっこうやっかいなようだ。 アップしたのは、花の写真を始めた数年前のもの。そのときは気がつかなかったが、写真運に恵まれたらしい。木は、日当たりの悪い大きな建物の陰にあった。だから生育が悪く、やっと1輪の花を着けた風情。背伸びもせず、望遠も使わず、楽々と華奢な姿を撮影できた。
2006年06月10日
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雨が止んでしだいに空が明るくなってきた。梅雨入り宣言の翌日に晴れるのか? ちょっと飽きるところもあるが、ムシトリナデシコの赤紫が今、鮮やか。増えすぎて困るとか思いながら、今もってわが家に生き残っている。 ムシトリナデシコの花は、色を出しにくい。銀塩カメラ風に言えば、「露出オーバー」の感じになって、フォーカスが飛ぶ。かと言って露出を絞ると、不自然になる(2005年5月29日のブログ)。 今年はうまい具合に蝶を見つけたので、蝶とムシトリナデシコの組み合わせ。蝶はヒオドシチョウのようだが、蜜を吸うのに夢中でカメラを意識しない。ただ、重い蝶が花にしがみつき、さらに風が吹くのでブランブラン。フォーカスがいまいちでした。
2006年06月09日
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ベロニカ(クワガタソウ)属と言っても、花の印象はとりどりのよう。「るりとらのお」や「姫とらのお」と聞けば、あっ、そうか!だが、本家の「クワガタソウ」という名前が面白いからとて調べてみると、印象の隔たりが大きいのにビックリする。 写真は、園芸種の「ロイヤルキャンドル」(種名は不明)。ロウソクに見立てた命名だろうが、仙人には「花のタワー」に見える。なぜって、小さい花が下端から先端までビッシリ詰まっていて、花序を解体しないと、1つ1つの形がよく判らないほどである。ただタワーに「角」がいっぱい生えているので、これがクワガタソウと共通なのかな?
2006年06月08日
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安芸太田町の吉水園から、すぐ近くの長尾神社に向かう小径で見かけたカラーのミニガーデン。 小径から階段を数段上れば引き戸のある門へ、その階段と小径の間に設けられている。調べると、花はオランダカイウとかミズカイウとか言われる、湿地を好むカラーの仲間のようだ。なるほど、小さい窪みを造って植えられていた。 背景にあるヒナギクのような紅白の花は何だろう?ハンギングしているので、ヒナギクではない。今の季節に合わせた巧みな「作品」でした。
2006年06月07日
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広島市やその周辺に住む方々で催す「趣味の『古木工芸展』」というのがあった。年1回で、5月の20日前後に第27回が開かれたのだから、ニュースとしてでなく、そこで感じたことの一つを書く。 「古木工芸」と言うと、古い日本旅館とかお寺に置いてある、なにか不可思議に形が乱れ、ときに空いた穴から向こうが覗ける、艶々光った「置物」を連想する。しかしそれが間違っているとも言えない。何百年かを生きて、倒れ、枯れた古木が素材だから、あちこちが腐り、空洞化している。人はそこになにを感じ、そしてなにを求めるのか。 幹周りがとてつもなく大きく、何百年かを経た巨木は、国境を越えて人々の心を動かす。時には信仰的ですらある。だがその延長線上に「古木工芸」があると考えるのは、安直にすぎる。 試みに、「古木工芸」でネット検索をしてみた。すると上から2,3番目に、1年前に自分が書いた第26回『古木工芸展』のブログが出てきた。これはひどい驚きで、古木工芸をHPで取りあげる人が少ないのか、それとも古木工芸という単語が普及していない用語なのか。 それはそれとして、今回の第27回には、伝統的な手法から現代のオブジェへ脱皮する動きがあったと思う。私の友人のO君は、その先端を開こうと意図している一人のようだ。彼はもともと、私と同じ化学屋さん、これからどんな作品が生まれるか。 下に今年の作品「隠された本心」の2面を示す。ここで彼が使った照明は、LED。タングステン電球とは違った澄んだ光を出す。光を反射している縦長のガラス管は、ガリレオ温度計。数字が付いている浮子がいくつも入っていて、浮き上がった浮子の数字で温度が分かる仕組み。しかし、表示された温度に意味はなく、温度計がガリレオの発明であることから、「隠された本心」がガリレオの心を示唆するのだと言う。ただ私としては普遍の心であってもよいと思う。 他にもオブジェとして注目される作品があった。「古木」にして「古木」にあらずになれば、楽しいことである。 以下はアフィリエイトなる「雑念」です。ガリレオ温度計光るコースター
2006年06月06日
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きのうは広島市の北、安芸太田町で開かれた「かえるまつり」に出かけた。 同時に公開された名勝・吉水園(仙人の紹介記事)の所有者に呼ばれた、広島大学・ジャズ研のライブを応援するのが目的の1つ。今は退職している16トンさんが、学生・院生を引き連れて、あるいは逆に引っ張られて出演した。楽器はヴィブラフォーン。 まっ、これは吉水園、春の目玉、「モリアオガエル」向けのアトラクションで、ライブは1日だけ。しかし吉水園は今週末(10,11日)にも公開されるので、吉水園関係者に伺った話をお伝えする。 悪天が多かった5月も、最近10日ほどは雨がない。だから実を言うと、モリアオガエル(仙人の写真)は産卵をお休みしている。今週は梅雨入りもささやかれているから、今度の公開ではモリアオガエルが産卵を再開するのではないか。上の写真で、赤い野球帽の上に1つ、右下角に1つ、白く見える塊が、泡に包まれたモリアオガエルの卵塊である。 別に、廃線になったJR加計駅を壊して造られた広場で演ぜられた神楽を紹介する。演出に工夫が凝らされていて、正直のところ、神楽がこんなにアトラクティブとは知らなかった。写真ではその魅力を伝えられないが、ワンカットを下にアップ。
2006年06月05日
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フウリンソウ=カンパヌラ・メディウム=Campanula medium。これの苗は、前年の秋によく売っている。昨シーズンはその苗を花屋で買い、その顛末を2005年6月1日のブログに書いた。 しかし苗代が高くつくので、今シーズンは種まきから始めることにした。以前、フウリンソウは、前年の春まきだったらしいが、今では秋まきで翌春に咲くように改良されていた。便利ではあるけれど、なんとも横着な!使った種は、メイ・シリーズの各色混合。 育苗は難しくなく、今、赤紫のムシトリナデシコ(写真には入っていない)と入り混じって、華々しく咲いている。
2006年06月03日
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いつも通る水路脇の道、水路にはホタルがいるといううわさもある。 そこにマルバウツギ?の枝が、花を着けて枝垂れていた。まるで小菊の懸崖作りのよう。思わずカメラでキャッチ。 水路のため、手が届きそうで、届かない。ウツギかマルバウツギかと迷ったが、葉の形で判断した。
2006年06月02日
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アカバナユウゲショウは、昨年、このブログにアップして名前を教えていただいた。図鑑ではなかなか名前の判らなかった花。 この植物は可愛いピンクの花を咲かせる。しかし、庭のような人の管理下にある場所ではすごい繁殖力を誇る。それならと、「雑草」の中の様子を観察すると、あえなく埋没してしまう。 その理由の1つは、アカバナユウゲショウの葉が虫に好まれるためかもしれない。食虫の姿は確認していないが、しばしば葉っぱが穴だらけになってしまう。「穴だらけ」の草姿は、どうにも可愛くない。 アカバナユウゲショウは、面白い種子の散布術をもっている。エッセイ「化学と生物の里山へキマグレ散歩」に、その観察を記した。よろしければご覧ください。
2006年06月01日
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