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ブログの再開ではありません、あまりにもひどい日本政府の指導力・国民不在の政治に黙っておれなくなって書いています。日本の国防を担う防衛省の次期政務次官人事のあまりのお粗末さに呆れています。 守屋政務次官の長期にわたる在職期間に対して新人事案が発表前に新聞報道でリークされてしまい、報道によって守屋政務次官がこの人事を知ったこと、新しい次官が防衛省出身者でなくて警察庁出身であることに不快感をあらわにしたことから始まってしまった人事に関する不祥事。あえて不祥事と言えるドタバタ劇。守屋次官が報道の前に「知らされていなかった」と述べており、小池大臣は報道前夜に2度次官の携帯電話に電話をかけて事情を知らせようとしたが、2度とも次官が電話に出なかったと報道陣に釈明をしています。 次官から電話がかかってきたのが翌朝だったとも述べています。大臣、次官は省のナンバーワン、ナンバーツーです。 この次官人事の相談に携帯電話で説明しようとした小池大臣の意識の浅薄さ・事の大事さを考える上で重大な示唆を与えてくれています。 国防の要となる人事に携帯電話で? 誰もがそう考えるでしょう。 携帯電話に出なければ秘書官を通じて探せばいいのです。 秘書官はどんな事態の時でも次官の所在を把握しています。 そんな逼迫さがない人事とでも小池大臣は考えておられるのでしょうか?そこに国防をまかせられる人なのだろうかという疑念が湧いてきます。また参院選で大敗を喫しても退陣しない安部首相とそれを容認する官房長官との態度にも疑念を持たざるを得ません。政務次官人事は各省局長クラスの人事とともに、内閣の掌握するところと橋本内閣時代に決められていることで、一省自体で決められないことです。 それを小池大臣は内閣検討会議に持っていかずに独自に決めようとして官房長官は記者会見で不快感を露にしています。安部首相は「私のところにまだ上がってきておりません」と平然と記者会見で述べています。結局8月27日の内閣改造後に検討すると先送りになっています。臨時国会中に行かなければならない程の緊急の問題でもないのに、訪米した感覚とも兼ね合わせて小池大臣の「感覚」を疑わざるを得ません。 彼女は27日以降も防衛大臣として選ばれると思っているのでしょうね。そして内閣官房の求心力の低下をこれほどまでに露呈している内閣も珍しいし、「携帯電話云々・・・」と記者の前で述べる小池大臣の感覚の無さに呆れています。参院選大敗の何を反省しているのか国民に明快な説明をしない安部首相と共に、次期実力者は本当にいないのでしょうか?国防を担う大臣はこういう感覚でいいのでしょうか?
2007年08月17日
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