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一昨日取材したネタ、昨日から文章に綴り始めたのですが、まあまあ好調よ。 今書いている本は、すごくお気軽な本で、1つの知識が1つの文章になるような感じ。普通、研究書とかだと、10の知識を1つの文章に詰め込む、みたいなところがあって、調べたことと書くことの分量差が大きいわけですが、今書いているのは、聞き取ったことを右から左へ書いているようなところがあるので、深みはないけど書くのは楽。材料さえあれば、もうジャンジャン書ける。 ということで、GW後半はヒマに任せて一気に書くぜ。年内出版を目指すからね。また、年内に出版すると非常に有利な社会情勢でもあるのよ。 と言いながら、私が一体何を書いているか、私のことをよく知る人でも想像がつかないだろうな・・・。 とにかく、ガンガン書けるのは気分がいい。今年のGWは、なかなか充実したものになりそうでございます。
April 30, 2013
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「ウクレレ漫談」という空前絶後の芸を極められた牧伸二さんが自殺されたとのこと。子供の頃、あの「あーあーあ、やんなっちゃった、あーあーあー、驚いた」というフレーズ、随分真似しました。 大人になった今日でも、職場で、あるいは教授会の最中に、このフレーズの通りの感想を抱くことって、多いです。牧さんは長年に亘って我々の気持を代弁してくれたようなもの。ご冥福をお祈りいたします。 さて、GW前半戦の最終日となった今日、私は久しぶりに家内に代わって夕食を作ることにいたしました。というのも、先日、さるテレビ番組の中で「トマト麻婆豆腐」なるものをSMAPの草なぎさんが作っていたのを見ていて、「あ、これ作ってみたい!」と、ピンと来てしまったもので。 草なぎさんの作った通りかと言われると自信がありませんが、とにかく今日私が作った手順は以下の通り:○にんにく半カケと玉ねぎ半分をみじん切りし、塩コショウと適当なスパイス(私は家にあったクミンやガラムマサラなどを適当に入れた)を投入しつつ、軽く炒める。○そこに豚のひき肉120グラム(2人分)を入れてさらに炒め、肉の色が変わったところで赤ワインを適量投入。さらにトマトケチャップを大匙3杯分ほど、それにオイスターソースを小さじ半杯分ほど入れ、大き目なトマト1個分位を適当な大きさに刻んだものを入れてさらに炒め、ここで味を見る。もし味が足らないようであれば、粉末のコンソメを適量入れるなどして味を調える。○最後に木綿豆腐1丁を大き目のサイの目に切ったものと、黒オリーブの輪切りを適量入れ、豆腐にある程度火が通るまで炒め煮にすれば完成。○皿に盛りつけてから、仕上げに粉チーズをかける。 ってな感じです。どう、簡単でしょ? で、実際に食べてみますと、これがなかなか。今日はご飯のおかずとして食べましたが、パンでも行けそうです。またさらに一工夫するならば、例えば耐熱皿にご飯を敷き、そこにこのトマト麻婆豆腐を載せ、さらに溶けるチーズを載せてオーブンで焼けば、簡単な「トマトとひき肉と豆腐のドリア」が出来そうです。これなら一品でランチ・ネタになりそう。 そして、ここが重要なところですが、食後は私がすべての食器やフライパンを洗いました。ここまでやらないと、家内孝行にはならんのよ。 ということで、簡単でおいしい料理のレシピを試すことが出来、休日最後の夜を楽しんだ私だったのでした、とさ。今日も、いい日だ!
April 29, 2013
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今日は朝からいいお天気。GWらしい五月晴れでしたね。五月じゃないけど。 こんないい天気に家の中にずっといても仕方がないということで、昼食後、家内を連れて家の周辺をお散歩をすることに。 で、エレベータで1階まで下がって降りようとすると、たまたま我が家のお隣さんの老夫婦がエレベータに乗ろうとされていたところで、すれ違いざまに挨拶することに。すると、向こうのご主人が「この前、新聞に載っていましたよね!」と満面の笑みで声を掛けてこられたので、「いや~、まあ~、テヘへ・・・」と曖昧に肯定。16年近くお隣同士ながら、生活のリズムが違うせいか、普段、めったに会うことのない御夫婦と、妙なことで会話しちゃった。 それはともかく、街路樹の新緑や、他人の家のよく整えられた庭園の草花などを楽しみながら、天白川の土手などを小一時間ほど散策。そして、どこにも遊びに行かない分、少しくらい贅沢してもいいだろうと、「ミルグレイ」というおいしいケーキ屋さんでおやつに食べる苺パフェを買ったり、スーパーで夕食の食材などを買ったりして帰宅。 その後は、読書などをして過ごしましたが、夕食後、これから書く本のための材料集めとして、某キーパーソンに会いまして、1時間ちょい取材をさせてもらいました。細かいことは後回しにすることにし、大まかなことだけざっとお話を伺って、まあ、当面の役に立つだけの材料はメモできたかな? 明日以降の仕事のための材料は揃いましたので、今日の分の仕事としてはバッチリOK。明日からちょいと書き物が始められるぞ、と。 ってなわけで、GW中の最初の日曜日を有意義に過ごすことの出来た私なのでした、とさ。今日も、いい日だ!
April 28, 2013
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私のような商売をしておりますと、学生にプリントを配ることが多いわけで、そしてまたそのプリントがちょっとずつ余ったりするんですな。で、そんな無駄紙を捨てないでとっておくと、いつの間にやら結構な量になる。 で、そんな時、私はウラが白紙の余りプリントをメモ帳に作り替えまして、日常の役に立てるのでございます。 A4の紙なら4つ折、B5の紙なら2つ折にカットして厚さ1センチくらいに束ね、束ねた頭の部分に「木工用ボンド」をある程度の厚みをもって塗る。この場合、「木工用ボンド」というところがミソでありまして、この白いボンド、乾くと透明になるんです。しかも強からず弱からず程よい粘着力があるので、市販のメモ用紙のように、用件を書き付けたメモをペリペリと心地よく引きはがすことが出来るわけ。 まあ、なんということもないリサイクルなんですけど、不思議なことに、私はこの自家製メモ用紙づくりが好きでして。なんかね、とても心が落ち着くの。 で、たまたまGW前に無駄紙が相当量溜まっていたので、裁断機を事務で借りてカットし、それを家に持ち帰っていたんですけど、今日はそれで沢山メモ用紙を作りました。楽しい~! 今は木工用ボンドが乾くの待ちなんですけど、これで当分の間役に立つ分のメモ用紙が出来たので、何となく裕福になった感じ。持てる者の余裕と言いましょうか。 というわけで、GWにふさわしい工作をして、いい気分な私なのでございます。
April 27, 2013
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大学がお休みだったので、実質上、私は今日がGW初日! GWが大好きな私としては、特に初日には何か思い出に残ることをしたいのよね~。ということで、今日は昼を外で食べることにしました。 で、今日は今までに行ったことのない店に行こうということになり、長久手と尾張旭の中間くらいにある「玄寿」というお蕎麦屋さんをセレクト。前からちょっと気になっていた店なものでね。 と、その前に、家から玄寿までの道の途中にある浅井屋製菓舗に立ち寄り、和菓子を買っていくことに。黒糖饅頭の「たべらっせ」はもちろん、季節からしてチマキなどをゲット。これは、家に帰ってからのお楽しみでございます。 で、肝心の玄寿に到着~。ここは基本、黒蕎麦と白蕎麦の二種だけで、メニューはそんなに多くはありません。そこがまた、何となく店の気合いを感じさせるところで、これまたなかなかいい感じ。期待が高まります。私は白蕎麦で鴨せいろ、家内は黒蕎麦のもりを注文。 で、やってきた蕎麦は、白も黒もいかにも旨そう! いただきまーす! つるつる。もぐもぐ。 うーむ・・・。 惜しい! あのね、基本路線としてはさほど間違っていない気がするわけ。蕎麦自体は本格的で不味くはない。だけど、何と言いますかね、蕎麦ツユとの相性がイマイチなのか、蕎麦の味と歯ごたえの力が勝ってしまっていて、ツユと合わせた時の総合芸術として見ると、どこかバラバラな感じがする。バランスが悪いというか。 まあ、私は蕎麦にはうるさいからね。この店みたいに本格派だと、余計に点数が辛くなるところがある。ここまで頑張ったのなら、もうチョイ頑張れよ、みたいな。 ということで、玄寿、私の好みからすると、及第点にちょっと足らず、というところでしょうか。 さて、蕎麦である程度お腹が膨れた我らが次に向かったのは「オオロラ・バールヒューセット」。北欧雑貨なんかが置いてある雑貨屋兼カフェですな。 で、入ってみると、アチラの可愛い子供服なんかが置いてありましたが、うーん、私が買うものはなかったかな・・・。 ちなみにオオロラ・バールヒューセットにはカフェも併設されているので、ここでお茶を飲むことはできたのですが、それはまた今度ということにし、以前一度行って気に入ったはなみずきどおり駅近くの「萬々由」でお茶することに。 が! 萬々由に着いたら、木・金が定休日だったよ~! ガーン! ということで、仕方なくプランBを実行することに。プランBは長久手の図書館のすぐ裏手のところにある「木もれ陽」というカフェ。 で、中に入ると、おばさま方で一杯。ここはギャラリーを併設したカフェで、ギャラリーの方ではちょうど「ポーセリン・ドール」の展覧会をしていたのですが、それを見に来た方たちなんでしょうか。 それでも何とか席を見つけてコーヒーとケーキを注文。 ちなみにこのカフェは老夫婦が切り盛りしていらっしゃるのですが、この老夫婦が実にいい感じで、コーヒーはサイフォンで淹れてあり、カップもヘレンドとかウェッジウッドとか洒落たものばかり。隣の席のおばさまたちの中にジュースを注文していらした方がおられましたが、見ているとこのジュース、まさに生のオレンジをゴリゴリと絞って作っている。本物の生ジュースです。 ふうむ。定年後、自宅を改装してギャラリー兼カフェを切り盛りする。老後の過ごし方としては、なかなかよろしいのではないでしょうか? ということで、今日は初めてのお店に沢山行きましたが、GW初日としてはいい思い出になりました。明日は、もうちょい勉強もしましょうかね。 追伸:浅井製菓舗のチマキとたべらっせ、旨しでございました!
April 26, 2013
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木10ドラマ、無惨ですな・・・。あれ、この先どうなるんだろう。 まあ、ひどいならひどいで見なければいいわけですが、私がちょっと興味あるのは、ああいう場合の制作サイドというか、現場はどうなんだろうということ。 ゴールデンな時間帯を渡されちゃった制作サイドとしては、当てなかったらやばいという背水の陣的な切迫感はあるのでしょうが、しかし、作りながら「アレ? これひょっとして・・・すごく滑ってない?」という気づきはある・・・でしょ、当然? しかし、もう撮影はスタートしちゃってるし、今更、ストーリーも設定も変えられないし、という時。 そういう時の気分って、どうなんだろう。血の気が引くような感じがするのかな? 俳優さんたちとかも、台本読みながら、「コレ・・・」って絶句する時とか、ないのかな。 それとも、現場ではそういうことは全然気が付かなくて、ハッピーにやっているのかしら。意外にそうだったりして。 ま、どういう風になるのか、私には分かりませんが、そういう、見事なまでの失敗作を作っちゃった時の関係者それぞれの右往左往する思いって、それの方がドラマだって気がするけどなあ。
April 25, 2013
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はあ~。 今日は教授会だったのですが、ちょいと大立ち回りを演じてしまいましてね。面白かったけど、疲れた~。 それはさておき。 今年の秋に図書館にまつわるシンポジウムの司会を務めるもので、少しは情報を仕入れておこうと、菅谷明子氏の『未来をつくる図書館 ニューヨークからの報告』(岩波新書)を読み始めたところ、これが結構面白くて。 この本、ニューヨークのパブリック・ライブラリーがどのように運営され、どのように機能しているかを調べた本なのですが、色々と勉強することがありました。 例えば、この巨大図書館(群)、市営でも州営でもないんですってね。個人や企業からの寄附を基に市民の便宜のために作られた独立図書館なんだそうで、それゆえに「public library」なのだとか。あんな巨大な図書館(群)が、寄附だけで作られ運営されているというのが、まずアメリカの底力を感じさせます。 でまた、そのサービスがすごい。ただ単に本を管理し、読ませてくれたり貸してくれたりするだけでなく、所有する膨大な規模のデータベースを無料で市民に提供し、情報を必要としている市民を徹底サポートしているというのです。 だから、ビジネス用に特化した図書館では、ニューヨーク市民のビジネスライフをサポートするばかりか、起業のサポートなんかも手厚いというのですな。だから一文なしでニューヨークに辿り着いた人が、この図書館を利用して情報を集め、発信し、オフィスとして使わせてもらい、最終的には起業する、なんてことが無料でできると。 つまり、図書館を利用し尽くすことで、ホームレスから億万長者になることも夢ではない。 うーーん。いいね、いいね。アメリカだねえ。 っていうか、ワタクシ、このネタ好きかも。 私、子どもの頃「もし自分が孤児だったら・・・」って想像することが好きでね。 天涯孤独で無一文。孤児院で育てられ、寂しい子供時代を過ごすのだが、やがて何かのきっかけで図書館なるものがこの世に存在するということを知る。以来、暇な時間はすべて図書館で過ごし、膨大な本を読破するばかりでなく、図書館が提供するありとあらゆる無料サービスを使い尽くしながら・・・、と、ここから色々なパターンが可能なわけで、「作家になる」バージョン、「科学者になる」バージョン、「ビジネスマンになる」バージョン等々、想像は膨らむばかり。そして、成功し巨万の富を得ることとなった元孤児のワタクシは、図書館から広がる外の世界を見せてくれたステキな司書のお嬢さんと恋に落ち・・・。なんちゃって。 あー、楽しい。 そんな子供の頃の夢を、アメリカの図書館は実際に実現しているんだ、ってことを、この本は教えてくれます。 まあ、そんなアホ過ぎる夢想をしたことのある人ばかりじゃないと思いますが、図書館って、こんなに素敵な機関になり得るんだということを知るだけでも意味あり。日本の図書館も、もう少し頑張らないといけませんな。 ってなわけで、まだ最後まで読んでいないのですけど、この時点で「教授のおすすめ!」って言っちゃいます。これこれ! ↓【送料無料】未来をつくる図書館 [ 菅谷明子 ]価格:798円(税込、送料込)
April 24, 2013
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一昨日の日曜日のことですが、学会があり、私も発表をして参りました。学会での発表って、一昨年に某学会のシンポジウムに出たのが最後で、ほとんど2年ぶりかな? 今回は「新ネタ披露」でして、テーマは「ブッククラブ」。主としてアメリカにおけるブッククラブなるものの来歴・現状などを報告しつつ、そこで行われている不思議な読書形態について述べ、またそのことがもたらす文学的諸問題に触れるという趣向。 で、そもそもブッククラブなるものは、排他的なまでに女性のものであり、また極めて中流階級的なものなので、中流階級の女性(主婦)が数人集まって読書すると、一体どういう事態が生じるのか、というあたりに焦点を当てて発表したのですが・・・ うーん、イマイチ、受けが良くなかった。ような。気が。する。 あれえ? おかしいなあ。情報量もバッチリだし、この話題についてまったく無知な人にもよく分かるように説明し、かつ、それなりに面白い話も盛り込んだつもりだったのに。 で、何となく手応えが薄いなあと思っていたのですが、発表後の休憩時間中に、ある女性会員から、「釈迦楽さん、今日は女性を敵に回しましたね」と言われまして・・・。 ははあ。女性の本の読み方が男の分析的な読み方と違って面白い、ということを述べたのを、女性を馬鹿にしていると思われたのか・・・。 それは心外。それに、そもそも私が今回の発表に際して依拠した研究論文のほとんどは女性研究者が書いたものですからね。 はあ。言葉というのは、実にその、通じないものですな。 まあ、私は基本的に、分からない人には別に分かってもらわなくてもいいや、というスタンスなので、そういう風に思う人がいたのなら、それはそれでいいです。 だけど・・・それでもなお、なんか今一つ納得が出来ず、学会の後の懇親会でN大のN先生を捕まえて、「今日のパフォーマンス、どうでした?」と聞いてみた。 するとN先生、ズバリ「うーん、まだ研究が緒についたばかり、という印象だったかな」と。 おお、そうでしたか。確かに今回のネタは新ネタで、実際、その通りなのですが。 で、N先生続けて曰く、「全体として面白くはあったけど、釈迦楽さんがこの話題のどこに特に強く惹かれているのか、どこを面白いと思っているのかがちょっと曖昧だったんじゃない?」。 うーーん。なるほど。 まあ、一つ言い訳をさせてもらうならば、このネタをやるに際して、発表時間が30分ちょいというのはちと短すぎた、ということがありますかね。あともう30分あれば、N先生が物足りないとおっしゃった部分を補えたでありましょう。 だけど、N先生にそう言ってもらって、サッパリしました。やはり、手応えが無いという気がしたのは、気のせいではなかったんだなと。そしてなぜそうだったのか、ということも分かった。 納得。 それにしても、さすがはN先生、なまじ塗り薬なんかでごまかさないで、ズバッと切り裂いて膿を出してくれたぜ。そのせいで、清々したいい気分になりました。持つべきものは、時に善き批判者になってくれる人ですな。そうじゃないと、私なんぞすぐ天狗になるからね。 というわけで、発表直後の、何となくもやもやした気分がようやく晴れて、ちょっと反省しながら、帰路についた私だったのでした、とさ。
April 23, 2013
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なんか最近、大学内でよく使われる言葉に「ポンチ絵」っていうのがあるんですよね・・・。特に得意になって使うのが、うちの大学の執行部。 彼らが「ポンチ絵」という時に意味しているのは、「概念図」のことなんです。あるアイディア、例えば大学が提供するカリキュラムが「基礎」→「発展」→「応用」みたいな感じで積み上げて行く仕組みになっているんだ、というようなことを、言葉ではなく図で表したもの。 で、今、うちの大学では改組を計画しているので、執行部から「お前のところの学科が目指す新しいカリキュラム・ポリシーをポンチ絵にして提出せよ」みたいなことをやたらに言われるわけ。 しかし、「ポンチ絵」って、そういうものを指すのではないと思うんですよね。 「ポンチ絵」ってのは、あれでしょ、「戯画」とか「風刺画」のことでしょ? 対象を批判したり、皮肉をこめて揶揄したりする一コママンガのことでしょ? 岩波文庫の『ワーグマン日本素描集』に出てくるような絵のことを言うのでしょ? そもそも「ポンチ」というのは、イギリスの風刺漫画雑誌『Punch』から来ているわけで、だから「ポンチ」というのは風刺漫画のことですよね? だから、「カリキュラム・ポリシーを戯画化して出せ」って言われてもねえ・・・。「いや、こちらは大真面目ですから・・・自分で自分の戯画は出せません」と答える他ないよね。 概念図を出せというのなら、「概念図を出せ」と言えばいいじゃない。なのに、得意になって「ポンチ絵、ポンチ絵」って・・・。 はっきり言って、教養がない。 まあ、そもそも執行部のやることなすこと嫌いだから、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いということなんですけど、嫌だねえ、流行りの言葉を使いたがる輩というのは・・・。いや、流行りの言葉を使うのはいいのだけど、センスの無い言葉を使いたがるのが嫌なんだよなあ。 ほんと、連中が「ポンチ絵」と言う度に虫唾が走る。今度、連中のお望みのものを提出する時に、「これ、『ポンチ絵』じゃないですから。『概念図』ですから」ってはっきり言ってやろう。「ポンチ絵」・・・、あーーーー嫌だ、嫌だ!
April 22, 2013
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ひゃー、今日は学会がありまして、発表もしてきちゃった。疲れた。 で、それについてはまた後日、なんですが、学会の後の懇親会で一つ面白い話を聞いてしまいました。 学会仲間のK先生から伺った話なんですが、私同様、クルマ好きのK先生、最近トヨタの「アヴェンシス」というクルマに買い替えたそうで、これが実にいい、というのです。 「アヴェンシス」というと、日本国内ではあまり馴染みのない車種かも知れませんが、トヨタが主としてヨーロッパ市場向けに開発したクルマで、彼の地ではフォルクスワーゲンなどと伍して結構な人気を誇っている。 それだけにクルマもヨーロッパ車的な作りになっていて、足回りがよく、ブレーキも強力。その代り乗り心地は日本人好みのふわふわなものではなく、硬めでカッチリしているんですな。だから、一般的な日本人ドライバーからすると、ちょっと敬遠されがちかも。 で、クルマ好きのK先生は、そのヨーロッパ車的なところを見込んで、このクルマを敢えて買ってみたと。 そしたら、これが想像していた以上に良かった、というのです。良かったというのは、走り味が、という意味ですが、燃費も案外良かったと。だから、K先生的には大満足とのこと。 ふうむ! そうですか! トヨタも、やろうと思えばそういうクルマが作れるわけね。日本市場向けにはやらないだけで。 我が愛車のアルファロメオもそろそろ買い替えかなあ・・・と思い始めている時だけに、K先生からの情報はちょっと心動かされましたなあ。ひょっとして、今日の学会で一番の収穫だったかも?! ということで、そそくさとアヴェンシスにまつわる情報サイトなどを熟読ガン見しているワタクシなのでありました、とさ。
April 21, 2013
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将棋の電王戦、コンピュータの「GPS将棋」が将棋界のトップ、A級棋士を負かしてしまいました・・・。 ううむ、ついにこの日が来ましたか・・・。 かつて「ディープ・ブルー」なるコンピュータ・プログラムがチェスの世界チャンピオンを下した時、「いや、チェスはともかく、将棋のように複雑なゲームではまだまだ人間の方が・・・」と思いましたが、その砦も崩されてしまいました。 「機械より人間の方が優れている」という通念がどんどん通用しなくなってくるってのは、何だか悲しいね。もっとも、プロ棋士を倒したコンピュータ・プログラムを作ったのも人間なんだから、まあ、いいのか・・・。 でも、今はまだ何百台というパソコンをつなぐ形で成立している「GPS将棋」ですが、あと10年もしたら、個人が10万円くらいで買えるパソコンで、そのプログラムが動くようになるんじゃない? それで、どのパソコンにも付録でついてくるようなコンピュータ将棋ゲームに、トップのプロ棋士が勝てない、なんて時代になったら、もう、将棋をやる意味なんてなくなっちゃうんじゃないかな? どうなんだろう? ほんと、文明の進歩って、良いような悪いような、だよね!
April 20, 2013
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昨日、歓迎会をやった新任のH先生というのは、私と同世代の女性で、大阪ご出身なんです。 で、さすが大阪人だなあと思ったことがありまして。 我々の科の事務を担当されているOさんという方が居るのですが、この方、無口というのか、仕事以外のことを口にすることがほとんどないので、私も知り合って長いのですが、その方と無駄口を叩いたことがない。よって、その方が仕事以外で何をされているのか、何が好きで何が嫌いなのか、何を考えているのか、全く分からないわけ。謎の人なんですな。 ところが、H先生、浪速女のど根性でガンガンOさんに迫ったらしいんです。相手が嫌な顔をしたって構わず、Oさんの個人的領域に踏み込み、彼の人となりにメスを入れたと。 で、その結果、Oさんの趣味がなんとなんとスキューバ・ダイビングであることを白状させたのであります。 それを知った我々はもうビックリ! うそ~! あのOさんが、スキューバ・ダイビング?!ってな感じで仰天。およそ運動とは縁のなさそうなOさんの趣味が、そんなアクティヴなものだったとは・・・。 Oさんの二十年に亘る牡蠣のような沈黙も、大阪人H先生の猛攻の前には一週間も持たなかったという。この分じゃ我々も、H先生に赤子の手をひねる位簡単に落城させられることでありましょう。 おそるべし大阪人・・・。
April 19, 2013
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今日は新任の先生の歓迎会がありました。で、久々に同じ科の先生方10人ほどが集まって、楽しい会食となった次第。 ところで、様々な話題が飛び交う中、ちょっと聞き捨てならなかったのは、夫婦別寝室問題。 いやあ、ちょっとビックリしたのですが、多いんですよね、夫婦別の寝室で寝ているという先生方。 理由は様々で、「『いびきがうるさい』と言われて渋々」というケースとかね。「面倒くさい」というケースも多かったかな。面倒くさいというのは、夫婦それぞれ好きな時に寝て好きな時に起きたいというのがあって、一緒に寝ているとそれができないから、という意味ですが。 でまた、夫婦別寝室を選ぶ熟年夫婦というのは、ちょうど子供が大きくなって独立して、家の中に部屋が余るようになる時期と重なるらしいんだよね。それを機に、というのがすごく多い。 うーん、そうか。しかし、他人事ながら寂しい人間関係だなあ・・・。そんな夫婦だって、結婚したての頃には、相手に対して「うるさい」とか「面倒くさい」とか思わなかったでしょうに。ということは、結局、「冷めちゃった」ということなのかしら。段々、お互いに空気みたいな存在になっちゃうのかな。 うちは違うけどね! でも、同僚の多くがそんな希薄な夫婦関係の中で生きているんだと知って、なんかちょっとうすら寒い気がする私。じゃ、何のために勉強しているの?って、聞きたいわ。私が学問するのは、人生を豊かにするためであって、夫婦なんて、その豊かな人生を築くための基本じゃないの。肝心な目的をないがしろにして、なんのための勉強?って感じ。 まあ、他人事だから、いいか・・・。
April 18, 2013
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今日は給料日だったので、夜は外食することに。向った先は長久手にある「スキレット・ダイナー」というお店。基本的にはアメリカ料理の店で、グルメ・バーガーが美味しい店なんですが、前に一度行ってものすごくおいしかったもので、リピートしてみたわけ。 で、今日メインで注文したのは、スペアリブのBBQソースとジャンバラヤだったのですが、特にスペアリブは絶品! ほろほろのお肉、そして濃厚にして甘すぎないBBQソース、これをマッシュポテトと一緒に口いっぱい頬張る幸せ! やっぱりジョニさん(シェフ)の腕は確かだわ・・・。 ところで、ワタクシ、お店で美味しい料理を食べた時は、必ず褒めることにしているんです。褒めるというか、「美味しかったです」ということを伝えるようにしている。私自身、褒められるのが好き、というのもあるのですが、いい仕事にはちゃんとした評価をしたいという気持があるんですわ。 ですので、今日もお皿を片付けに来てくれた感じのいいウェイトレスさんに、「これ、すっごく旨かったです!」と褒めたわけ。 するとそのウェイトレスさん、すごく嬉しそうににこにこして、「そう言っていただいて、すごく嬉しいです。皆さんがそう言って下さるわけではないので・・・」ですって。 で、彼女があんまり嬉しそうにしてくれるので、こちらまで嬉しくなっちゃった。余計、気分が良くなって、このお店のことがますます好きになりました。 まあ、ちょっとしたことだけれど、「美味しかったです」の一言で、彼女もハッピー、シェフのジョニさんもハッピー、そして美味しいものを食べた私と家内もハッピーなんだから、言うことないですよね! 世の中には、ボストンのテロみたいな不幸な連鎖もあるけれど、ちょっとしたことで幸せの連鎖だって作れるのにね。何でそんな簡単なことが、分からないのかな。
April 17, 2013
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春休みに実家に戻っていた際、母が「万歩計が欲しい」と言い出しまして。 そんなの100円ショップでも売っているのじゃないかと思って、そのうちに買いに行ってあげようと思っていたら、結局、大昔に父が誰かからもらったものを探し出し、電池を替えて使うことにしたとのこと。 で、なんでまた急に、と思っていたら、毎日2000歩以上とか、目標を決めて歩くようにしたというのですな。ほう、母にしては珍しい。 で、それから2週間。先日、電話で母と話をしていたら、意図的に歩くようにしてから、血圧が下がったというのです。上が130で安定していると言いますから、血圧の薬を飲んでいた人にしてはまあまあの数字でしょう。 ふうむ。ウォーキングって、そんなに効果テキメンですかねえ・・・。 まあ、しかし、実際に効果が出たというのなら、悪い事はないでしょう。これでこのまま習慣として続くのであれば、素晴らしい。やっぱり、ただ漫然と歩くのではなく、万歩計を身に着けて、毎日の実績を数字として感じながら歩くというところが、いいのでしょうな。 ということで、自発的に運動などしたことのない母のウォーキングの報せに、少し驚きもし、また大いに喜んでいる私なのでありましたとさ。今日も、いい日だ!
April 16, 2013
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今日はゼミOBのM君が研究室に遊びに来てくれました。 M君は、いわばうちのゼミのお目付け役で、年に何度かは後輩ゼミ生の卒論の面倒を見に来てくれるのですが、4月というと、うちのゼミ生たちもまだ卒論より就活の方に気合が入っている状態。ということで、どちらかというと、就職方面のアドバイスの方が主になっちゃったかな? しかし、まあ、大きく見れば、卒論も就活も同じでありまして、いかに自分の好きなことをやるか、というところに尽きるわけ。 就活に関して言えば、誰もが自分の好きなことを仕事にできるわけではない。様々なファクターがあって、ある程度妥協しなくちゃいけないところもある。 だけど、どこで妥協するかっていうね。そこは自分のやりたいことと現実のせめぎあいで、現実を見ながら、なるべく自分の好きな方面のことができるような環境を探すしかない。 卒論も、それと同じでしてね。 卒論テーマになるものとならないものがあるので、それはやはりテーマになるものを探すわけですが、一方で、自分のまったく興味のないことを選んでも意味がない。だから、ものになるテーマと、自分の好きな主題と、双方をどこで折り合いをつけるかって話になる。 だから、今日M君にいろいろアドバイスしてもらったことは、就活にも卒論にも当てはまるわけ。その辺のことを、現役ゼミ生は分かったかな? 多分、分かったことでしょう。 M君、またもう少しして、ゼミ生それぞれテーマが決まり、少し調べだした頃にでもまた来てください。そしてその時はまた、おいしい清水味噌を僕へのお土産に頼むよ!
April 15, 2013
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先日、このブログに髪の話題を出したところ、読者のぷうぷうさんから「椿油がいいですよ」という経験に基づくアドバイスをいただきまして。で、それ以来「椿油」なるものに興味津々。 そう言えば、たしか私の母も椿油を使っていたなあ・・・。やっぱり日本人の髪には、椿油が一番合うのかもしれない・・・。そのことを日本人は経験的に知っていたのではないか・・・。 で、買ってしまった。椿油。これこれ! ↓日本女性の髪を守り続けるツバキ油!大島椿のヘアオイル!大島椿 ヘアオイル 40ml価格:750円(税込、送料別) これ、昔からありますよね! で、昨夜、早速使ってみたわけですよ。 商品のパッケージの中に使用法が書いてありますように、椿油というのは色々な使い方が出来るようなのですが、私の場合、まずは髪の毛の養生ということで、シャンプーする前、まだ髪が濡れていない状態でこの椿油を適量手に取り、髪の毛というよりは地肌(頭皮)に擦りこむようにしてマッサージ。そして5分ほど置く。 すると、毛穴に詰まっている悪い脂分が椿油の中に溶け出すらしいんです。 油で油を落とす。要するに、女性が化粧を落とす要領と同じですね、おそらく。 で、その後、シャンプーで2度洗い。これによって、頭皮の悪い油分を椿油と共に完璧に洗い流すわけ。 これ、実際にやってみますとね、何だか、ものすごくスッキリします。トニックシャンプーによる人工的な「スッキリ感」ではなく、汚れが芯から洗い流されたような感じといいましょうか。久々に、何の油にも覆われていない地肌が出現した、というような実感がある。 で、その後、ドライヤーで乾かす際、これまたごく少量の椿油を髪につけ、ドライヤーの熱から髪を守るというね。つまり、今度はコンディショナーとして椿油を使うわけ。 ちなみに、この椿油はまったく無臭で、かつさらっとしているので、「油」という言葉の響きにも拘らず、べたべたすることはありません。洗い流さないタイプのコンディショナーってありますが、あれの天然バージョンですな。 で、一夜明けた今日。髪の調子はと言いますと・・・ あら~、なんかいいんじゃなーい? いい気がする。 椿油を使った地肌マッサージは、1週間に1度くらいでいいそうですから、私もこれから週末の習慣にしようかな。髪を乾かす時の少量使用は、毎日でもいいですしね。 というわけで、教授の髪質改善運動、またしても一歩前進、という感じ。椿油、教授のおすすめ!です。
April 14, 2013
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今朝方は地震警報でビックリさせられましたね! 枕許に置いてあるケータイがけたたましく鳴り出し、何事かと思って見ると、地震警報じゃありませんか。で、来るぞ来るぞと思っていたら、確かに30秒後位にグラグラと。 まあ、幸いなことに名古屋地方の震度はさほどでもありませんでしたが、それにしてもこの地震警報という奴、素晴らしいね! たかが30秒とはいえ、これだけの時間があればとりあえず身構えることが出来る。ふいを突いて襲われるのと比べたら天と地の差。こんな有効な地震対策がしてある国なんて、先進国の中でも日本位なものなのではないかと。 日頃、日本政府に対して厳しい私ではありますが、こと地震予知に関しては褒めてあげましょう。これは素晴らしいシステム。日本政府、エライ! さて、お話は変わりまして。 「カーリル」というシステム、ご存じ? これ、日本中の図書館の検索システムなのですが、パソコンを使って家に居ながらにして、自分の探している本が日本中のどの図書館にあるか、検索することができるんです。で、その本が読みたければ、借り出すこともできる。だから「カーリル」ってベタなネーミングになっているわけ。 で、ふと思いついて、先日出版した自分の本が、日本各地の図書館にどの程度収蔵されているか、調べて見たと。すると・・・ うーん、いかんせん、まだ発売後日が浅いということもあってか、収蔵図書館があるのは大都市部だけで、地方になるとまだまだ・・・。 が! ちょっと嬉しかったのは、拙著が収蔵されている図書館のほとんどで、「貸し出し中」になっていたこと。中には「予約」が入っているところもあって、とにかく実際に読まれているらしい。東京の図書館なんか、全部が貸し出し中でしたからね。 で、「ほう・・・」と思って、試しに、私の本よりもちょっと前に発売された知人の本を同じように検索してみたところ、収蔵図書館の数でこそ私の本を上回っておりましたが、そのすべてが「貸し出し可」でした。つまり、収蔵はされているが、今のところ誰も借りていないと。 なーるほどね! ということは、私の本、結構、読まれているってことじゃないの? それなりに話題になっているということなんじゃないの?? 一方、私よりちょっと若い同業者が書いた本で、『マルタの鷹講義』というすごく内容が濃くて面白い本があるのですが、これを同じように調べて見たら、1年くらい前に出た本でありながら、そこそこ貸し出し中になっている。ふうむ、このレベルの本ともなると、出版後1年経っても借りて読もうという人が絶えないわけね。 ということで、ほんの遊び心から始めた「カーリル」検索、市場調査の方法として結構面白いということが判明。そして拙著も結構読まれているんだという手応えもフライング・ゲット。なんちゃって。 ま、せっかく書いた本ですから、少しでも多くの人に読んでいただきたいもの。久しぶりに自己宣伝しちゃいましょう。自分で言うのもなんですが、いい本ですから、読んでみて下さいね~! お住まいの近くの図書館に、購入リクエストしちゃって下さいな!これこれ! ↓【送料無料】S先生のこと [ 尾崎俊介 ]価格:2,520円(税込、送料込)
April 13, 2013
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九條今日子著『ムッシュウ・寺山修司』(ちくま文庫)を読了しましたので、心覚えを。 著者の九條今日子さんというのは、元の名前が九條映子さん、SKDや映画で活躍したダンサー・女優さんです。この本は、その九條映子さんが若き日の寺山修司と出会い、結婚し、二人三脚で天井桟敷を立ち上げ、その後、寺山が演劇にのめり込んでいく中、あまりの多忙さの中ですれ違いが生じるようになり、やがて離婚。しかし離婚後も九條さんは戦友として寺山と天井桟敷の活動をサポートし続け、47歳にして他界した寺山の最後を看取るまでの思い出を語った本。 奥さんが書いた本ですから、身近な人の目線で見た寺山の姿が書かれているわけで、それによるとやっぱり寺山さんというのは、面白い人だったようなんですな。九條さん自身、「この人と一緒に居たら、一生退屈することはないだろう」という直感を得て結婚するわけですが、それは本当にそうだったんだろうなということが、この本を読んでいるとよく分かる。 天井桟敷設立の件にしても、最初は人から持ち掛けられての、降ってわいたような話だったらしい。ところが「それは面白そうだ」ということになって、乗り気になって以降の寺山の熱中ぶりがすごくて、自分の全生活を天井桟敷の活動に投入するようになる。 しかし、それは同時に、私生活を擲つことをも意味していた。二人だけの時間がなくなってしまった時、もはや九條さんにとって結婚している意味がなくなったんですな。 その辺の、「仕事上の快進撃と、私生活の破綻」の件は、まさにドラマ。結局、47歳でこの世の生を駆け抜けた寺山にとって、妻に捧げる時間は無かったんでしょう。 だけど、一緒にものを作り上げていく同志としてだったら、二人は依然として意気投合していた。だから九條さんは最後まで寺山と一緒に居られた。 いや、それどころか、寺山の死後、寺山の母親のたっての頼みで、彼女は寺山家の養女となって名前を継いだので、戸籍上は寺山の妹になっている。九條さんは、寺山の妻にして、今は妹なんですな。そこがまたすごい・・・。 その他(親の悪口になるのであまりはっきりは書かれていませんが)、寺山の猛母・はつさんの異常な行動(結婚に反対なあまり、新婚の寺山家に放火するとか・・・)などもちらっと書かれていて、大変だったんだろうなと思わされたり、天井桟敷からやがて東京キッド・ブラザースを設立する東由多加さんと九條さんとのあやうい関係など、ちょっとハラハラさせられたり。そうそう、東京キッドブラザースと言えば、例の『あしたのジョー』の力石徹の葬式というのは、あれは天井桟敷と東京キッドブラザースという二つの劇団が合同で行った「演劇」だったんですってね。そんなことも、この本を読んで初めて知りました。 ということで、すごく上手に書かれた本ではないですけれども、とにかく当時の寺山修司のことが色々分かるという点で、なかなか面白い本でした。寺山ファンであれば、一読の価値あり。教授のおすすめ!でございます。もっとも、今は古書でしか手に入らないのですけどね。
April 12, 2013
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お寒うございます~。 と、言いたくなるほど寒いね! 4月も中旬だというのにこの寒さ。まったく何を着ればいいのやら。 ってなわけで、クロゼットをごそごそしながら、何かこの時期に着るものはないかと探していたら、ちょっと昔に着ていたジャケットが奥の方に掛かっていたんですわ。 あらま、そう言えばこんなのがあったんだ。最近着てないけど、まだ着れるかな? と思いつつ、とりあえず袖を通してみた。すると・・・ ひゃー、何だかカッコ悪い~! 品物はバーバリーですからね、決して悪いものではない。だけど、なんかサイズが合ってないような感じで、ダボダボ。裾も長くて、変。 いやいや、そんなはずは・・・。だって、昔はこれ、一張羅みたいな感じで、自分に似合うなあと思いながら着ていたはずなのに。それに、当時と比べて今の方が痩せているとは思えないし、むしろ柔術のせいでガタイが良くなっているはずなのに、なんでダボダボなの? いやあ、不思議だなあ。 でもまあ、アレですな、服の寿命というのは、こちらが思っている以上に短いものなんですな。だから、良い服、値段の高い服を買っても、せいぜい2、3年着られればいい方で、大事に大事に何年も寝かせておいたら、結局あまり着ないうちに、似合わないモノになってしまうということなんでしょう。 それは分かっているはずなんですけど、それにしても、ちょっと前の一張羅がこれほどカッコ悪いものになっていたとは・・・。 ま、これからは良い服、気に入っている服ほど、短期間に着まくって、未練なく捨てる、という方向で考えた方がいいのかもね。
April 11, 2013
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今日夕方、文部科学省からメールをいただきまして。 何かと思ったら、某国からのミサイルに対するアラートだったという・・・。 しかし、それがまた馬鹿な話で、「いつ何が降ってくるかわからないから気をつけなさい」と。そして「万が一、近くに砲弾の破片とか降ってきたら、うかつにそれに触らないように」だって。 誰が触るか、そんなもん! 一応、アラートは出しましたよ、文科省としてはあらかじめ警告しておいたわけだから、砲弾に当たって死んだり、砲弾に触って被ばくしたりしても、責任を問わないでね、ということなんでしょうな。 なんかさあ、そういう下心ミエミエなアラートとか、出さないでほしいんだよね。こっちにも常識てもんがあるわけだし。それに、ほんとにミサイルが飛んできたら、避けようがないんだからさ。 それともミサイルって避けられるの? ドッジボールみたいな要領かな? それだったら、ワタクシ、自信あるよ。小学校の頃、ドッジボール得意だったし。右へ左へ、ひらりひらりだよ。
April 10, 2013
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ひゃ~、今日は私の誕生日! ついに大台に乗っちゃったよ! (どの大台かは、ナ・イ・ショ。30代かなあ・・・? 40代かなあ・・・?) 誰かおめでとうって、言って! まあ、そんなことより、大台に乗ってしまった腹いせに、アホな政治家をぶった切ってやろうか。 今朝の某新聞を読んでいたら、以下のような記事に遭遇しました: 自民党教育再生実行本部(遠藤利明本部長)は8日、世界で活躍できる人材の育成策をまとめた提言を、安倍首相(自民党総裁)に提出した。英語教育の抜本改革と理数教育の刷新、ICT(情報通信技術)教育の充実を柱に、国公立大学の受験や卒業に、英語能力テスト「TOEFL」で一定以上の成績を求めることなどを盛り込んだ。 TOEFLは米国の非営利団体が実施する試験で、留学生の英語力を測る際などに使われる。提言では、受験・卒業の基準点は各大学で定めるとしているが、トップレベル30校程度については、TOEFL90点(120点満点)以上を卒業要件とするよう求めた。(読売新聞、2013.4.9) はあ~・・・。日本人の英語コンプレックスというのは、いつまで経っても治らないねえ・・・。 私、このブログでもしばしば言っておりますが、言語習得能力ってのは、ピアノを弾く能力とか運動神経とかと同じで、ある意味普遍的な能力であるとはいえ、一般論としては特殊能力なのよ。 だから「誰でも練習すればピアノが弾けるようになる」と言える一方、実際にはピアノが自在に弾ける人は少ないし、また弾けなきゃいけないというものでもない。 英語もそれとお・な・じ。 だから、「TOEFL何点以上じゃないと大学卒業させない」とかいうのは、「ピアノが弾けないと大学卒業させない」とか、「鉄棒の大車輪ができない奴は大学卒業を認めない」というのと同じくらい、ナンセンスなの。 っていうかさあ、自民党の政治家諸君がそれほど英語にご執心なら、「国会議員になるには、TOEFL90点以上である必要がある」という制度をまず決めて、自ら模範を示しなさいよ。政治家なんて、外国の政治家と話し合いをすることも多いのだから、英語なんかすごく必要なんじゃないの? ということで、アホな政治屋どもには、アホな提案で対抗しよう。 政治家諸君、まず「国会議員になるためにはTOEFLスコア何点以上必要」という基準を決めなさい。大学の卒業要件の話は、その後にしようじゃないか!
April 9, 2013
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4月後半の学会で軽く発表することになっておるのですが、その原稿が、9割方完成。 昨日まで10割完成していたのですが、今日、実際に原稿を読んでみたら、40分近く掛かることが判明。だから、ちょっと削らなくてはならなくなったわけ。ま、どこを削るべきかは分かっているので、ちゃっちゃと削ればいいのですが、全体のバランスがあるからね。微調整が必要になる。 だけど、実質あと一日あれば完成だな。資料を作るのにプラス半日。これで片がつく。この方面の仕事は一段落かな。 ということで、心はもう次の仕事へ向き始めております。 だ・け・ど。 この「次の仕事」というのがね・・・。仰天ものなんですわ。 私が次にどんな本を書くつもりか、身近な人でも想像すら付かないでしょう。 っていうか、呆れられるかもね。 しかし、人がどう思おうと、私は構わないの。書けるという勝算がある限り、誰よりも上手に書いてみせる。目標は年内完成の短期決戦。 ということで、私の次の意外な仕事に、乞うご期待と言っておきましょう。
April 8, 2013
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今日はですね、ワタクシ、ついに新聞デビューしちゃった! 某新聞の書評欄にどーんと。 これに先立ちまして、先日、その新聞社の方から取材を受けまして。ICレコーダーを睨みながらのトークというのも初めてですが、一番緊張したのは写真ね。 連写で100枚くらい撮られたのではないかと思いますが、何しろ新聞社に写真を撮られるという経験がないので、どうしていいものやら。遠くの、あらぬ方角を見た方がいいのかと思ってそうしていたら、「はーい、カメラの方に目線下さーい!」なんて言われちゃったりして。 グラビア・アイドルの気持がちょっと分かりましたわ。 ということで、何だかちょっと気恥ずかしいのですが、まあ、でも、地元では強い新聞なので、この地域での拙著の売り上げが上がってくれると嬉しいな!
April 7, 2013
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世界各地で行われているモーター・ショーの様子をフォローしていて思うのですが、スバルのデザインが凄いことになっておりますな。どちらかというと「イマイチ垢抜けしない」というのが、これまでのスバルのデザインの特徴なんですが、最近発表されたコンセプトカー「VIZIV」のデザインの素晴らしいことはどうよ。これこれ! ↓ スバル「VIZIV」 まあ、これはコンセプト・モデルですから、数年後に市場に出る時はもう少しダサくなってしまうのでしょうが、このまま出たら凄いよね。レンジローバーの「イヴォーク」と比べて遜色ないじゃん。 で、これだけじゃないんだよね。「WRX」のスタディ・モデルがまたカッコいい。これこれ! ↓スバルWRXコンセプト スバル、一体どうなった?! デザイナーが変わったな・・・。 とにかく、これらのコンセプト・モデルがこのままの形で世に出て、アイサイト付で、しかもトランスミッションがCVTじゃなかったら、買っちゃうよ、ワタクシ。 というわけで、マツダに続いてデザイン・コンシャスな車を登場させつつあるスバルを、一人のクルマ好きとして、大いに褒めてあげたいのであります。頑張れ、スバル!
April 6, 2013
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今日は満開の桜の下、大学の新しい年度が始まりました・・・ だけど、そんなこたぁ、どうだっていいんだ。 重要なのは、クリス・ボッティですよ。 先日注文しておいたクリス・ボッティの『クリス・ボッティ・イン・ボストン』が届いたので、今日は夕食後、たっぷり2時間ほどそいつを楽しみました。そしたら、もう、大学での仕事なんかどうでもよくなっちゃった。これこれ! ↓【送料無料】ライヴ・イン・ボストン~デラックス・エディション [ クリス・ボッティ ]価格:4,249円(税込、送料込) ハンサムな顔立ちと、顔立ちにふさわしい端正なトランペットで、ジャズ・トランペット界の貴公子と呼ばれるボッティ。これは彼がボストン・ポップス管弦楽団を従え、スティングやスティーヴン・タイラーなどの大物ゲストを迎えつつ行なったライブ・パフォーマンスでございます。 で、CD/DVDの二枚組になっているので、DVDの方ではボッティの演奏が目でも見られるというね。ボッティのようなカッコいいトランぺッターの場合、DVDは必須! でまた実際、ボッティの演奏の素晴らしいこと! 美しいの一言。音も、姿も、う・つ・く・し・い。うっとりと聴き惚れる至福の2時間。一日の疲れも吹き飛ぶね。 とにかく、まだクリス・ボッティの何たるかを知らないあなた! あなたは人生で一つ、損をしておりますぞ。まずこのアルバムを買うあるね。DVD見るあるね。もちろんCDも聴くあるね。そして、至福のトランペット体験を私とシェアしようではありませんか!
April 5, 2013
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髪の毛の質って、年齢で変わるもの、なんですかねえ・・・。 私自身は自分の髪はクセのない真っ直ぐな髪だと思っているのですが、家内に言わせると相当なクセ毛で、ポワポワだとのこと。 ポワポワって・・・。いやいやいや、そんなはずはない。 しかし・・・。確かに最近、若干ポワポワしているかも・・・。 ひょっとして、自分の髪はポワポワなのか?! クセのない真っ直ぐな髪だと思っていたことは、幻想か妄想に過ぎなかったのか??!! と、若干アイデンティティ・クライシスに見舞われていたところ、先日実家で、たまたま大学時代の自分の写真を見ることがありまして。すると・・・ おお! そこには天使の輪が輝く、蛍原さんも真っ青の、サラサラヘアーの緑なす黒髪の私がいるではあーりませんか! ほーれ、見ろ! やっぱり私はクセのない真っ直ぐな髪質なのだ! ・・・と、断言したい私。しかし、実のところ、自分でも学生時代の自分の髪と、今の自分の髪の質が同じとはとても思えなかったという・・・。確かに昔の写真の自分の髪と比べると、今の私はパッサパサのポワポワだ・・・。 ということは、やっぱり髪の質というのは、年齢で変化するものなのか・・・。 しかし、若い時の自分の黒々とした真っ直ぐで素直そうな髪の毛を写真で見た衝撃は大きく、出来得るものならば、あの時代に帰りたいと思ってしまったワタクシ。 おーし。悪い方に変化するものならば、良い方への変化だってするだろう。ワカメを食べよう。ひじきを食べよう。トリートメントもしよう。ブラッシングもしよう。 脱ポワポワ、脱パサパサ、頑張るぞ~!
April 4, 2013
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私の春休みもそろそろ終了。今日は名古屋に戻って参りました。 名古屋に戻る=仕事モードに戻るということですから、遊び人の私といたしましては非常にガックリくるシチュエーションなわけですが、重い心を引きずって名古屋の自宅に戻りますと、某メルマガに寄稿した際の原稿料(代わりの図書カード)やら、これまた私が文章を書かせていただいた雑誌の当該号やら、さらには数年前に共著で出版した本が何度目かの重版をされたということで、その最新版が寄贈されているやら、まんざら嬉しくないこともない事柄が色々と私を待っておりまして。 ま、良い事も悪い事も相半ばして人生、ってなもんですかね。良い事を励みに、悪い事を笑顔で乗り切ることにいたしましょう。 ということで、今日はこの辺でおしまい。それでは皆さま、お休みなさいませ~!
April 3, 2013
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明日、名古屋に戻りますので、今日は実家に居られる最終日。特にすることもなかったので、午後、小田急多摩センターにある丸善書店に一人でぶらりと行ってきました。 最近は本を買うと言ってもアマゾンみたいなバーチャル書店ばかりで、実体のある大型書店に行くのは久しぶりだったのですが、やはり大型書店ってのはいいですな! 本の実物がそこに並んでいて、直に手に取れるわけですから、「へえ~、こんな本が出ていたんだ~」的な発見が大いにあった。 今年の秋の学会で図書館に関するシンポジウムが計画されていて、それの司会兼コメンテイターを仰せつかっているのですが、どういう下調べをすればいいのか若干悩むところがあっただけに、丸善の図書館に関する本を集めてあるコーナーに行き、今、図書館に関してどんな本が出ているのか、ざっと頭の中に入れることができたことは結構大きな収穫でした。研究費で買うべき本もばっちりリストアップしましたしね。 その他、仕事上必要な本から趣味の本まで色々と見て回れたので、2時間たっぷり楽しめました。やはり文系人間にとって、大型書店ってのはまさにテーマパークですな。 そして、夜。小学校以来の親友H君と新百合ヶ丘で待ち合わせて、夕飯を共にすることに。 大手電機メーカーに勤務するH君とは1年半ぶりくらいに会うのかな? 本人は全然変わっていなかったですが、会社的にはなかなか厳しいようでしたなあ。彼曰く、日本のモノづくりメーカーは自動車メーカーを例外としてどこも厳しくて、一歩間違えばシャープやパナソニックの轍を踏みそうだとのこと。 で、仕事環境もがんじがらめで、まず残業が出来ない。残業が基本、禁止されているらしいんですな。だけど仕事はあるので、残業代無しのサービス残業しようとすると、それも禁止される。仕方がないから家で仕事をしようってんで、データを家のパソコンに送ろうとすると、情報保持の観点からそれも禁止される。じゃあ、どうすりゃいいの?! ってH君もそう言ってました。 またH君には3人のお子さんがいるのですが、今日び学校も色々厳しくて、修学旅行みたいなのに行くにしても、1週間くらい前から体温を測らせられるんですってね。私なんかが中学・高校の時にはそんなアホな制度、ありませんでしたけどねえ・・・。また小学校でプールに入るにも、前日の体温の記録と親の承認が必要だ、っていうのを、今日初めて知りました。昔はプールを休むのに親のサインが必要だったけど、今は逆なんですなあ・・・。 企業にせよ学校にせよ、何をやるにもがんじがらめ。それが今のこの国の状況なんだ、というのをH君から教わりました。そういう情報は、企業に勤めておらず子供もいない私には縁のないことなので、今日は大いに社会勉強になりましたよ。 で、そんな息苦しくなるような話とは別に、昨年の夏、H君が息子さんを連れて乗鞍の3000メーター級の山に登ってきた、なんて話を聞くと、ちょっとホッとします。男親が息子を連れて山登りするなんて、いわゆる「いつか息子とキャッチボール」的な喜びがあるの?と尋ねると、「まあね」なんて、まんざらでもなさそうな顔をしておりましたけど、H君は友人としてもナイスガイだけど、親としてもナイスガイなんだなあと実感。 春休み、実家で過ごす最後の日、書店に行ったり、友人と会ったり、大いに楽しんだ私だったのであります。
April 2, 2013
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今日は両親と家内と、小田原城まで桜を見にドライブしてきました。私の誕生日が近いので、そのお祝いの食事会の意味も含め、先日父が新調したカメラの写し初めをしようというわけ。 で、東名から小田原厚木道路を経て小田原東インターで降り、市内を10分ほど走るともうそこは小田原城。南門の近くのパーキングに止め、まずは二宮尊徳ゆかりの報徳神社の脇にある報徳会館へ。今日はこの会館の中にある広東料理のレストラン「樹麻」(KONOMA)で食べようというわけ。 中国料理の店らしからぬしゃれおつなしつらえの店内ながら、お味の方はまあ可もなく不可もなしといった感じ。でも、とにかくここでちょっと早めの誕生祝いをしていただきましたので、味の良しあしはとりあえず云々しないことにしておきましょう。 ただ一つ面白かったのは、報徳会館のトイレ。なんとこのトイレの壁面には二宮尊徳翁の教えが書いてある。「大きなことを成し遂げようと思ったら、まずは簡単に出来る小さなことから始めよ」とか、「経済なき道徳は戯言に過ぎず、道徳なき経済は犯罪である」とか。あるいはまた「足ることを知らない人は、浴槽の中に立って『湯が足らん!』と怒る人のごとし。浴槽に座れば、たちまち湯は肩の高さまで来るであろう」などなど、尊い教えの数々。トイレで用をたしながらも、賢くなれるというね。さすが尊徳翁の会館だけのことはありますな。 さて、お腹が一杯になった我らが次に向かったのは、もちろん小田原城そのもの。城内や、お堀に植えられた桜は今が満開で、そろそろ散り始める頃。そんな城と桜のベタな組み合わせを撮って撮って撮りまくろうというわけでございます。 で、まだ新調したカメラの扱いがよく分かっていない父のそばにくっついて色々指南しながら、とにかく写真をパシャパシャ撮ったわけですけれども、やっぱり最新のカメラは凄い! もちろん普通に撮ることもできるし、様々なモードで撮ることもできる。 例えば「トイカメラ」モードとか。このモードで撮ると、何だか明治時代の懐かしい絵ハガキみたいな色調で撮れる。それから「ダイナミックモード」にすると、色の濃淡が普通よりはっきり出るので、確かに劇的な写真になる。その他、モノクロで撮ってみたり、モノクロなんだけど、赤い色のものだけは赤く映るモードとか。私も父に借りて「富士フイルムX20」で色々撮ってみましたが、実に面白い。 うーん、写真って面白いなあ。今まではあんまり興味なかったけど、このカメラを使ってみたら、急に興味が出てきた。弘法は筆を選ばずと言うけれど、写真に関してはカメラの性能がモノを言うんじゃないかしら。 ってなわけで、ますますこのカメラが欲しくなってきた私なのでございます。 それはともかく、今日は早めの誕生祝いをしてもらったし、小田原城の桜も見れたし、良い一日でございました。
April 1, 2013
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