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天候不良のため延期されていた笏取り虫ツーリングが5月26日に開催された。月曜日とあって参加希望者が減って今回は、ディアベル、ルマンⅡ、ハーレー、V7の4台でのツーリングとなった。午前6時30分、V7を駆って第一集合場所のディアベル宅へ向かう。気温は14°と少し肌寒いが震えるような事はない。予定の7時にルマンⅡを交えて3台で出発。丁度、通勤時間帯とあってクルマが多いので、矢掛まではクルマの後についてノロノロと走る。矢掛を過ぎると、クルマも減って、追い越しも可能なセンターラインが破線に変わると、ディアベルが本領発揮する。コーナーのRに合わせて、バイクのバンクをピタリと合わせスルスルと抜けて行くが、コーナーの出口のスピードが速い。タイヤと排気量の余裕もあるのだろうが、あの美しいコーナリングはやはりテクニックだろう。その後をTT100GPの細いタイヤを履いたルマンⅡがピタリと追従する。同じくコーナリングがぶれない。脱帽である。私はと言えば、コーナーのRの読みが甘いので、コーナリングスピードが落ち、オマケに右カーブが苦手なので、更にスピードが落ちるのだ。しかし、ここでは焦らない。技量が違う者と同じように無理をして付いて行こうとすると、必ず事故を起こす。そこは自分のペースで楽しんで走れば良いのだ。それにしてもいつもの道である矢掛成羽線と成羽神郷線は走りやすい快走路だ。ハレーとの待ち合わせ場所である第二集合地点のレストランしんごうに到着してエンジンを切った瞬間、隣にハーレーが滑り込んで来た。Goodタイミングだ。休憩の後、県道8号を日南に向けて北上。ディアベル、ルマンⅡはすっ飛んで行ってしまったので、ハーレーの後に付いて次回のキャンプツーリングについてインカムでしゃべりながらゆっくりと走る。タイトなコーナーでは大きく重い車体のハーレーはコーナリングポイントを決めるのが難しそうで、車体がふらつき、後で見ているとヒヤヒヤする。ハーレーはこんな道は苦手だろうし第一似合わない。安全第一である。道の駅にちなん日野川の里で先行車2台と合流し休憩。ここからはR183、県道9号、102号、101号と乗り継ぎ、R9号へ出るまでは初めて走る道だったが、信号も殆ど無く快走路が続く。山間の田んぼでは農作業を行う姿が多く見られ、新緑の山々は目の保養になる。気温は依然として14°~16°と昼近くになってもなかなか上がらない。天気予報では今日は晴れの予報だったが、太陽が見えないのが原因だろう。R9から米子に入り、弓ヶ浜の反対側を走り、航空自衛隊美保基地南地区展示場にあるF-4EJ改ファントムⅡを見学する予定であったが、道路脇のフェンス越しに見えた輸送機2機と共に展示されていたファントムは余りにもボロだったので、見学する気にもなれずそのままスルー。江島大橋(通称ベタ踏み坂)に向かう。この坂は遠くから望遠レンズで撮ると、恐ろしい急勾配をクルマが登って行くように見えるのでこの名が付いたようだが、実際に走ってみると、そうでもない。橋を渡ったら大根島だ。下って直ぐの所にお目当ての「うなぎ処山見世」がある。2階建ての大きな店舗に広い駐車場、角にはうなぎ神社も祀っている高級店のようだ。自動ドアで入店すると、礼儀正しい店員が席に案内してくれた。まだ11時過ぎとあってか、先客は2組のみ。大きなテーブルにゆったりと座り鰻丼を注文。ご飯大盛りで吸い物に肝も追加した。ハーレーさんとルマンⅡさんは特上鰻重だ。鰻はフワフワだが皮はパリパリでタレも丁度良くお腹一杯美味しく頂いた。腹ごしらえも出来たところで、中海の堤防道路に向かう。この堤防は中海を干拓する計画のため作られたのだが、途中で計画が中止され堤防道路だけが残ったと言う訳だ。何も無い堤防道路を対岸に向けて走るが、途中には駐車場所も無いので対岸近くまで一気に走る。次は古事記に出て来る黄泉比良坂(よもつひらさか)へ向かうべく、そのまま松江方面にバイパスを走るとナビが川津ICに入れと指示を出すが無視してそのまま走るとリルートしない。間違いに気づき、Uターン。再び川津ICに戻り、松江JCTからR9バイパスに乗り東出雲ICまでの無料区間を走り黄泉比良坂へ向かう。今日は月曜日なので一番上の駐車場は空いていると踏んで行ってみると、小さな駐車場には自転車が2台、やはりガラガラだ。黄泉比良坂はこの世とあの世の境目にあるとされる坂で伊邪那岐命が黄泉の国から黄泉比良坂を通って命からがら現世に戻って来た時に塞いだとされる千引の岩がある。神話に思いを馳せながら散策し、近くに鎮座する黄泉比良坂に因んだ揖夜神社(いやじんじゃ)に参拝。改修を終えた荘厳な社殿を拝し、帰途につく。最後にR9沿いの道の駅あらエッサーで休憩、お土産を買いたい人は買い物を済ませ、米子西ICからR9へ乗り、米子JCTから米子道へ、上野PAで最後の休憩。走行距離から計算して残り少なくなったガソリンに不安があったが、自宅までの距離を勘案すると何とか持つ踏んで、出発。V7が先頭で距離を見ながらスピードを決める。久世ICでハーレーさんと分かれ、中国道の真庭PA辺りで燃料警告灯が点灯するも岡山道と乗り継いで、最寄りのICまで到着。ガソリンは十分大丈夫だった。5時30分に来客予定があったが5時過ぎに無事帰着。5月らしい爽やかなツーリングとなった一日であった。到着したハーレーとレストランしんごうにて道の駅にちなん日野川の里にてうなぎ処山見世から見たベタ踏み坂うなぎ処山見世のうなぎ神社鰻丼「松」大盛り、肝付き中海に続く堤防道路/遠くに大山が見える黄泉比良坂と千引の岩揖夜神社拝殿に掛かる立派な注連縄改修を終えた大社造りのこけら葺本殿道の駅あらエッサーにて
2025.05.27
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5月23日は蒸し暑かった気温も平年に戻り、朝から爽やかな五月晴れとなったので、午後から気になっていた備前市吉永町にある林道加賀美線の探訪に出掛けた。今回の出番は、距離もあり林道ということで、YAMAHAセローで自走する事とし、前回虫明林道から帰還の際に外しておいた左右のバックミラーを取り付けようとしたのだが、またクルマに積載する時に外さなければならないので、TLM220に取り付けてあるアンダーミラーを拝借して、午後1時GSでガソリンを満タンにして出発。足守から建部を通ってR484に合流した所でスマホナビとインカムを接続し、吉井川まで走る。突き当たりのR374を南下して直ぐの県道90号赤穂佐伯線に入り岡山国際サーキットから八塔寺ふるさと村の入口を過ぎて直ぐに左折し白水方面の山に入って行くと、林道加賀美線起点の看板が現れた。ここで休憩を兼ねてこれからオフロードを走るため、フロントとリアタイヤの空気を抜く。エアーゲージを持って来ていないので、タイヤのサイドを触りながら大体1気圧程度と思われるまで抜いて準備万端だ。起点は舗装路であるが、農場を過ぎた辺りからオフロードとなり、道は湾曲しながら高度を上げて行く。男滝の看板がある分岐点までは幅員もあり、酷いガレ場もないので軽四程度の車幅のクルマなら走れそうである。分岐点を右折すると、いきなり曲がりくねった急坂になり、路面も荒れて来た。何箇所か真っ黒なヌタ場もあり、避ける事が出来ずスピードを殺して突っ込むが、タイヤの空気圧を落としているのでマッドにもガッチリ対応しているのが分かる。軈て林道は下り坂になり、雨で抉られて凸凹になった路面や倒木なども現れるのでスピードは出せない。フロントタイヤが石や土嚢袋に当たる時にリム付きがあるようなので、少し空気を抜き過ぎたようである。しかし、その分車体が跳ねたりせず、しっかり路面をグリップして安定感は抜群である。植林された大きな杉の森の中で一人で走っていると、心地よい気分になるが、もしもここでバイクが壊れたらどうなるのかとの不安も過ぎるので、先ずは安全に無理をぜず楽しむ事を心掛けながらカーブをクリアして行くと、いきなり白水の滝が現れた。岩を伝う何本もの細い流れが柔らかい気品のある滝である。ここからは落ち葉の積もった舗装路となり間も無く白水の集落に到着して林道加賀美線の終点となる。出口に道を半分塞ぐバリケードがあり、通行止めかと思い振り返ってみると落石注意の看板だった。兵庫県方面と角南方面の分岐点で休憩を兼ねてタイヤの空気圧を元に戻すべく電動空気入れを繋ぐと前後共0.7気圧だった。やはり空気を少し抜き過ぎていたようだ。今日は剣山スーパー林道でも使用した電動空気入れを持参しているので、空気の注入は容易い。この空気入れの良い所は予めセットした空気圧になると自動でポンプが止まるので、エアーゲージが不要になるという事だ。これで帰りのセローは高速対応となったので、角南に向けて走り出す。同じ道を帰っても面白くないので、少し南下して延喜式内社である天石門別神社に立ち寄ってみる。この神社は以前2回程参拝していたが、神寂びた本殿は彫刻や造形も美しく当時のままだった。境内奥には琴弾の滝もあり、社叢も良い雰囲気なので、パワースポットとして整備すれば、人気になりそうに思えた。再び岡山国際サーキットを回り、和気に南下して広域農道を使って峠越えを行い熊山へ。吉井川沿いを更に南下し、竹原からR2に合流。このまま一気に帰還と思いきや、時刻は午後5時を回っており、名物の岡山渋滞に巻き込まれた。R2は片側2車線なので、右ハンドルに取り付けたアンダーミラーでは左側の確認が難しい。1車線道路ではそれほど問題はないのであるが、2車線の場合、追い越し車線から走行車線へ戻る時に左側後方は目視をしなければならず危険が伴うので、リスクを減らすため走行車線をゆっくり走って帰った。アンダーミラーは街乗りには向かない装備だろう。ドンキーベースにセローを格納し、改めて車体を眺めたら、ヌタ場での泥炭がシートまで跳ねて汚していた。オフロードを走った感はあるが、洗車が必要だ。今年に入って2回目のオフロード走行であったが、明るい虫明林道と暗い加賀美林道と両極端を満喫出来た事は良い経験となった。中国自然歩道の看板とセロー起点の看板がある林道加賀美線オフロードになった林道加賀美線始めの内は幅員もあり走りやすい林道の分岐、男滝方面、右に分岐して坂を登るガレ場が続く林道加賀美線林道脇を流れる白水の滝オフロードから舗装路に変わった白水の滝休憩所林道加賀美線終点の白水の集落電動空気入れで空気圧を元に戻す雰囲気のある天石門別神社入口境内の佇まい泥に汚れたフレーム泥炭が跳ねたリア回り
2025.05.24
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ボンゴフレンディーのパワステポンプからのオイル漏れが確認されたのは、12年も前の平成25年の車検の時だった。オイルシールの劣化による漏れで、ポンプと工賃で15万円程度掛かるという事なので、漏れ止めの添加剤を投入して、急場を凌いでいたのだが、昨年になって再度漏れが始まった。最初はその場凌ぎでパワステオイルを補充しながら走っていたが、配管からの漏れが酷くなり、補充頻度が嵩んで来たので、応急処置として配管の漏れ止めを施し養生シートで包んで貰った。この処置により、一見直ったかに見えたが、今年の2月、鳥取での雪中キャンプの帰途で漏れが再発。もうこうなったら抜本的な対策を講じなければならない時期に来ていると判断。ポンプと配管の修理に踏み切る事にした。後、何年乗れるか分からないクルマなので、新品部品は必要無い。パワステポンプはリビルト品を探して貰い、配管は純正が廃番となっているので、サクションホースで製作して貰った。4月中旬にクルマを預け、昨日やっと帰って来た。恐る恐る請求書を開いてみたら、リビルト品に交換とは言え、何と予想額を遙かに下回る金額に驚いた。何と良心的な事であろうか。1ヶ月近く代車のボンゴバンを乗り回し、洗車までして貰ってこの物価高のご時世にも拘わらず至れり尽くせりである。早速、どの様な施行をしているのか確認してみたら、ピカピカのパワステポンプから延びる配管に至るまで一部の配管を除き、新品に取り替えられていた。パワステオイルも満タンだ。これでパワステ関係は廃車になるまで大丈夫だろう。リビルド品のパワステポンプ配管のジョイント部分
2025.05.19
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吉田キャンプ場に夜の冷気が襲って来たが、ジャケットとカイロのお蔭で寒くて寝られない事はない。しかしカイロの熱が届かない足は少し冷たかったものの無事朝を迎える事が出来た。心地よいウグイスの鳴き声で夜が開けたのでテントの外に出てみると、昨夜酔っ払っていて靴を仕舞うのを忘れていたので、夜露で濡れていた。今日も快晴のようだ。朝日を眺めながら辺りを散策していると、クロスカブさんが起き出して来た。「寒かったでしょう。」と尋ねると、「途中で寒くなったのでジャケットを着て寝たので大丈夫だったが、このシュラフではダメだ。」との事。当たり前だ。それは夏用だ。寝る前にモバイルバッテリーに繋いでいたiPhoneが充電71%で止まっている。バッテリー切れのようである。昨日は1日ナビを使用したので、バッテリー残量が15%にまで減っていた。カブ90には充電設備を施していないので、モバイルバッテリーが切れたら終わりである。LEDランタンからの充電を試みたがこれも何故か充電しないので、今日は出来るだけカーナビの使用を制限して運用する事にする。日が昇り暖かくなって来たので、朝食の準備に取り掛かる。ガスバーナーにマルチグリドルを掛けて湯を沸かし、コーヒーを淹れ、次にベーコンと卵を焼く。フランスパンを半分に切って、切れ込みを入れポテトサラダを挟んだら朝食の出来上がりである。クロスカブさんは当然、私の作業を見ているだけである。砂浜の低い防波堤に2人座って海を見ながら仲良く食事タイムになったが、クロスカブさんの話しが弾んで、小一時間もうだうだとしている内に、4組ほど居たキャンパーは殆ど帰ってしまった。9時前になってようやく後片付けと、撤収に移ったが、お蔭で夜露で濡れていたフライシートも乾いていたので、ダラダラしていたのも良かった。出発準備が整ったので、インカムを繋いで、吉田ダムに向かって出発だ。寒霞渓までの道は昨日の漁師に教えて貰ったし、標識もあるようなので、節電のためにナビは使わない。吉田ダムは島に不釣り合いな程大きな規模で、回りの岩や海を見下ろす絶景が広がる。堰堤を少し散策して、寒霞渓に向かう。途中に、鳴門大橋と明石海峡大橋が望めるポイントがあると教えられていたのだが、その場所が良く分からなく通り過ぎてしまったらしい。木々の茂る山道は涼しく実に快適である。寒霞渓のロープウエイ山頂駅に到着してみると、広島ナンバーのスクーターが1台駐車していた。寒霞渓の眺めを堪能しての帰り道で、瀬戸内芸術祭の看板が目に止まった。そう言えば連休の前辺りから始まっている事を思い出したので、行って見る事にした。この作品は渓谷に迫り出すように鉄の輪で作ったドームで、全て溶接で接合されていた。溶接も私とは違い綺麗なのだが、作品名も作者名も表示が無い。パンフレットにはあるのだろうが、表示すれば良いのにと不満を感じた。次は尾根沿いに走り、寒霞渓よりも絶景で標高が高く777メートルある四方指大観峰に立ち寄った。遮る木々も無く180°以上の視界が開け、青い空と海に緑の山々のコントラストが実に美しい。天気も良いし正に絶景ポイントである。次は山を下って中山千枚田に向かうのでここからはiPhoneのナビを使用する。県道26号への合流地点までは急勾配の下り坂が延々と続くので、ローギアに入れろとの注意看板が多く設置されており、ブレーキが効かなくなった時の待避所も数カ所設置されている程の急勾配だ。車重の軽いカブなどはセカンドギアで下れば問題ないが、車重のあるクルマでオートマ車の場合、Dレンジだとブレーキだけで減速する事になるのでベーパーロック現象を引き起こしてしまう可能性がある。従ってエンジンブレーキが掛かるローレンジを使用せよと言う事だ。当たり前の事で教習所でも習っている筈だが、分からない人もいるのだろう。県道26号に合流して更に下ると山間部に入る県道252号に分岐する。長閑な風景が広がる道を進んで行くと中山の千枚田に出る。何処かにバイクを駐めようとスピードを落とすと、警備員風のオジサンが出て来て駐車場に行けと合図を送るので、そのまま走るが駐車場らしき物は見当たらない。仕方がないので、少し広くなった路側帯にカブを駐めると、そこは瀬戸芸の作品展示場の入口になっていたので、行ってみることにした。斜面に作られた小さな田んぼに続く石段を下るとイノシシ除けの柵があり、自分で閂を外して中に入るような仕組みになている。田んぼを渡り切るとまた柵がある。柵を抜けると目の前に竹で作られた進入路とアーチ状のオブジェに続く竹を編んだ巨大なドームに繋がる。入口には東南アジア系の女性2人が受付をしていた。ここは入場するのに料金が必要らしい。折角だから500円払って入場した。ドームの中は竹が並べられ座敷のようになっており、座敷に上がるには靴を脱ぐ必要がある。面倒くさいので靴を履いたまま座敷には上がらずそのまま寝転んでみたら竹の上だが実に気持ちが良い。目を閉じてじっとしていると、小川のせせらぎと鳥の囀りが聞こえ、何とも不思議な感覚で微睡んでしまいそうである。クロスカブさんも隣で微睡んでいる。このままずっとここで眠りたいような衝動に駆られながら、長い間微睡んでいると突然静寂を破るけたたましい音で電話が鳴った。妻からの来客への指示だったが、どうしてこんな時に気分を台無しにする電話が鳴るのか。一度崩れた雰囲気は元に戻らないので退出する事にした。ここで、クロスカブさんが何やらゴソゴソしているので尋ねたら、カブのキーが無いとの事。昨日の私と同じだ。落とす事は考えられないので、ポケットの奥をよく見てみればある筈だと言ってみたものの、全て探したが何処にも無い。取り敢えず駐車したカブの所まで戻ってみる事にして元来た道を引き返す。カブのキーシリンダーを覗いてみると、キーが刺さったままだ。大間抜け。しかしこれで一安心だ。クロスカブさんはキーにキーホルダーを付けていないので、どうして付けないのかと尋ねると、キーホルダーを付けると車体に当たって傷が付くから付けないそうだ。それなら傷が付きにくい素材の物にすれば良いのにとアドバイス。キーだけ持ってる人を初めて見た。中山千枚田の規模はかなり大きく、見上げた山の上の方にも広がっているので、山の上から見てみたいので、Uターンして道を探すと、至る所に観光車は進入禁止の看板が立てられている。どうやら千枚田の中を通る狭い道路に入り込んで来るクルマが多いらしい。それで入り口と出口に警備員を配置しているのだろう。これも観光公害の1つになっているようである。次は小豆島オリーブ園に向けてカブを走らす。オリーブ園は島の南側にあるので、R436まで下り海岸沿いを東に進むと道路沿いにオリーブ園がある。駐車場にカブを駐めたのが11時。クロスカブさんは何処に持って行くのかお土産をどっさり買って、オマケに蛙のバフバフキーホルダーまで買ってカブのキーに付けていた。ここにはオリーブの原木があるとの事で、オリーブ園の中を歩いて探しに行った。原木のオリーブは年数は経っているのだろうが、想像よりは幹が細く小さかった。少し早いがレストランで昼食とし、お洒落に海の見える席で10食限定のオリーブ牛のひしお丼を食したが、量が少なく物足りない。フェリーの出発時刻は14時丁度なので、滞在時間は2時間弱。土庄港への帰り道に鎮座する富丘八幡神社に寄って、境内から2度目のエンジェルロードを見学し、有名なダンジリ祭りを見学する為の桟敷を見て回った。クロスカブさんが、讃岐うどんが食べたいと言うので、ネットで探すと港の近くに「おおみねのうどん屋さん」なる店が14時まで営業しているとの事で、行ってみた。地元の人気店のようで、ナビが無かったら行けないような場所にあり、13時を回っているにも拘わらず大勢の客で賑わっていた。かけの大400円とおろしぶっかけ550円を注文、食したが美味かった。14時前に港に戻ると、隼がバイクレーンの一番前で上船待ちをしていたので昨夜の宿を聞いてみると、ライダーズハウスだったようで、ここは布団付きで1泊1,000円との事。キャンプ場とあまり変わらない。スポーツバイクで旅をするなら、荷物が減らせるこういった旅も良いだろうと思った。愛知から毎年北海道や東北に旅をしているので、2型の隼は走行距離が既に10万キロを越えているとの事。ヨシムラの2本出しフルエキゾーストを含めて羨ましい限りである。帰りのフェリーは隼を含めて赤い新型フェアレディZ、小豆島オートビレッジYOSHIDAに駐まっていたキャンピングカーも昨日と同じ顔ぶれだ。帰りが早いのでクロスカブのリコール修理に行くというクロスカブさんをR2まで送る途中、ジムニーと軽バンが正面衝突の事故に遭遇、軽バンは横転していて、救急隊がぐったりした怪我人を運んでいたので、地元の強みで迂回して午後4時無事帰宅と相成った。毎回、寝具と酒以外は紙コップと割り箸しか持ってこないクロスカブさんであるが、次は天空の林道キャンプツーリングに誘うとしよう。吉田キャンプ場の夜明け出発準備が整ったカブ2台吉田ダムから小豆島オートビレッジYOSHIDAを望む吉田ダムの堰堤風景寒霞渓展望台からの風景四方指大観峰から四国を望む中山千枚田に設けられた瀬戸芸の作品休憩所となっている竹ドームの中千枚田の一部と瀬戸芸作品オリーブ園の中にあるオリーブの原木オリーブ牛のひしお丼とレストランからの風景おおみねのうどん屋さんの店構え下船後のカブとフェリー
2025.05.10
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先月に予定していた小豆島ツーリングキャンプは寒冷渦の接近により、クロスカブが県北から集合場所へ参加を試みたものの、危険な寒さで途中断念となり急遽中止と相成ったのだが、大型連休の終わった7日、8日は好天になるとの予報からリベンジツーリングキャンプに踏み切った。今回出動するバイクはフェリー料金を勘案してカブ90の出番となる。キャンプ道具は中止になった時から積みっぱなしになっており、追加で数点用意するだけなので朝一番で近所の会社に用事に出掛け、コーヒーの接待を受けていたら、妻から「クロスカブさんがもう到着して待っている。」との連絡を受け慌てて帰宅した。予定より20分も早い。あたふたと用意を済ませ、予定より5分早い9時15分、小豆島リベンジツーリングキャンプの幕が華々しく切って落とされたのである。今日はカブ2台なので、信号が少なく二輪しか通れない道を交えながら山火事の痕が生々しい飽浦を通る最短ルートで新岡山港に到着。クルマの他にスクーター2台が乗船待ちをしていた。早速券売機で小豆島までの往復切符(原動機付自転車3,920円)を買って目前の高島の説明をしていたその時、クロスカブさんが財布に仕舞おうとしていた往復切符が突然の疾風に煽られ、手から離れ防波堤の上を転がった。2人とも「あっ!」という声を上げながら硬直したが、クロスカブさんの矢のような手さばきで海まであと10センチの所で捕まえた。ドキドキである。もう少しで3,920円が泣き別れとなる所だった。船上では、以前何回も試したが繋がらなかったB+COMの設定を試みるが、なかなか繋がらない。繋ぎ方をネットで調べていたら、いきなり圏外。船内でヘルメットを被ったおっさんが2人で、あーでも無い、こーでも無いとやっていたらいきなり繋がった。これでクロスカブさんに指示が送れる。予定通り11時20分土庄港に到着。今回は初めて訪れる場所が多いので、予め全て調べておいた住所を、ハンドルに取り付けたiPhoneのカーナビソフトに入力してインカムと画面で確認しながら、先ずは昼食場所の「喫茶よしの」を目指す。看板はあったものの、休みなのか、閉店しているのか分からないような荒廃ぶりに怖じ気づいて、土庄に引き返すも飲食店が無い。やっと見つけた喫茶店は昼前というのに客は1人もいない。恐ろ恐ろ焼きめしとカレーを注文して食す。来た道を引き返し、最初の見学地「重岩」を目指す。喫茶店のおばちゃんの話では、二輪だと石段の下まで行けるとの事なので急な細い道をインカムで話しながら進んで行くと、クロスカブさんが今夜使用するシュラフの話しを振ってきた。そこでハッと気づいた。フロントステーに括り付けている筈のシュラフが見当たらないのである。何故?どういう事?インカムから聞こえて来るクロスカブさんの脳天気な話しはもう上の空で聞き流している。よくよく考えたら、小豆島行きが中止になってから、カブを使う事があり、いくら何でもみっともないので、冬用の大きなシュラフをフロントステーから降ろしていたのだ。それを今回は装備は全て整っていると勘違いをしてそのまま出掛けてしまったのである。何と言う大失態。明日の朝は10°前後まで気温が下がる予報なので、このままでは凍え死んでしまう。石段の下の小さな駐車場に着いてから、この緊急事態を何とかしなくてはと、色々と考えを巡らす。ネットでスポーツ用品店を探すと、幸運にも1件ヒットしたので、電話を掛けてみるが休みでもないのに出ない。仕方がないのでここは一旦諦めて重岩に向けて長い石段を登って行く、足をガクガクさせながらやっと御堂のある展望台まで来たが、そこからは設置された鎖を持たないと登れない難所が続く。息を切らしながら登った頂上には、見事な重岩が鎮座していた。コバルトブルーの海の向こうには四国や瀬戸大橋まで霞んでみえる。絶景である。駐車場まで降りると、クロスカブさんがポツリと佇む小さなカフェの女店主と話し込んで、スムージーを注文していたので、仕方なく追加で注文。シュラフを忘れてキャンプに来てしまった話しをしていると、女店主が土庄にホームセンターDCMがあるとの有り難い情報をくれた。再び来た道を引き返し、エンジェルロードに向かうと、フェリーで一緒だった隼がいたので、声を掛けて少しバイク談義を行い、カップルや若者だらけの展望台でおっさん2人が混じって写真撮影。場違いも甚だしい。こんな所には来ては行けない。そそくさと駐車場に帰り、DCMに電話するとご丁寧にも売り場に見に行ってくれた。電話での回答は如何に。「…3ヶあります。」ありがたやありがたや。早速DCMに向かうと、そこは夕食の食材を調達する予定だった、オリーブタウンだった。ホームセンターの安物シュラフは1種類のみ、しかも使用気温は15°以上なので夏用だ。これだけではきっと寒いだろうが、死ぬことはないだろうし、幸いにも使い捨てカイロをリアボックスの中に忍ばせているので何とか凌げる算段である。シュラフ代2,728円の特別支出を計上。隣接したマルヨシセンターで夜の宴会用であるアヒージョの食材と朝食の買い物を済ませ、発泡ケースに収納し、出発しようとしたその時2つめの事件が起こった。今度はカブのキーが見当たらないのだ。ジャケットには8つのポケット、ズボンには6つのポケットが付いているのだがどのポケットにもキーが見当たらないのだ。ヘルメットや手袋の中、発泡ケースの中まで探したが見当たらない。レジに戻って、買い物カゴの中まで捜索して貰ったが見当たらない。最後の手段で、イグニション配線の直結を行おうにも今回は工具を持って来ていない。冷静になってよく考えたら、キーは確かにポケットに入れた。と、思う。たぶん。他に入れる所は無い。筈である。ジャケットのポケットを再度捜索。すると一番使わないポケットの一番奥に押し込まれていたキーを発見。やれやれである。これにてキー紛失事件一件落着。次は最後の見学地大阪城残石記念公園だ。島の北側の県道26号線は海岸線を通る道で、海に浮かぶ小島や本土を眺めなら走れる快走路だ。この公園は道の駅も兼ねており、大阪城築城に用いられた残石が展示されているのだが、無料の資料館もあり、巨石の運搬方法や歴史が具に紹介されている。大阪城大手門の正面にある石垣の巨石は豊島産で、巨石のベスト⒈、2は小豆島産である事が記録で分かった。本日のキャンプ地は島の東北にある福田港手前の福田キャンプ場なので、海岸線のワインディングを走りながらディアベルが一緒なら何処にも止まらずコーナーを高速で抜けていくだろうなぁとインカムで話しながら無事到着。このキャンプ場は県道から海側に進んだ海岸沿いに細長く作られており、綺麗なフラットな芝生にフェニックスやシュロ系の南国植物が植えられ、気分は宮崎のリゾート地のようだ。非常に良く整備されており、ゴミ1つ落ちていない。炊事棟と水洗トイレもあるのだが、管理棟は無く、定期的に管理人が来て受付を済ませるようだ。薪場が無いので宴会用の薪を頼むべく電話をしてみたら、1時間後に持って来ると言うので、テントを設営していたら、姫路からバイクキャンパーが1台やって来た。クロスカブさんは前回の天神峡キャンプでコンクリートの上にテントマット無しで寝ていたので、テントマットを買うように教えていた。なのでクロスカブのリアボックスから誇らしげに4,500円の値札が付いたままのゴリラマットなる物を取り出し、「どうだ」と言わんばかりに広げて見せたのだが、どうも少し変だ。エアーを入れる口が無いのだ。よく見てみると、それはグランドシートであった。クロスカブさんにあれほどテントマットとグランドシートの違いと、使用方法を嚙み砕いて教えたのにこのザマだ。この人は人の言うことを全然聞かない。それなら、このマットをテントの下に敷くと言い出したので、折角打ったペグを抜かないと敷けんよ!と言ったら、それならテントの中に敷いてその上で寝ると言い出した。もう勝手にして下さい!続いてシュラフを取り出したのだが、話しに聞いている今冬新たに間違って2個も購入したという噂の極寒用の毛が付いたシュラフではなく、何時もの夏用シュラフだったので、何でこんな物持って来た。と尋ねたら、極寒シュラフは嵩張るのでリアボックスに入らないと言うではないか。何の為に極寒を買った?今使わなければ何時使う。明日の最低気温は見た?と尋ねたら、「知らん」との返事。これだったら、私が買った夏用ホームセンターシュラフと一緒じゃん。この人の頭を開けて一度脳味噌を見てみたい。そうこうしている内に約束の5時になったので管理人のオジサンがカブに乗ってやって来た。ノートに住所と名前、電話番号を記入し、宿泊代1人600円と薪代400円を払って雑談タイムに入る。このキャンプ場は島で一番安い上に、クルマの乗り入れも可と言う事で結構人気らしく、連休には満員となり、溢れたキャンパーは海岸にテントを張って貰ったようである。管理人は、若い時に水島で働いていたと言う事で、当時の華やかな夜の水島について、疲れるまで激論を交わしてお開きとなり、温泉に行く事にした。吉田温泉ふれあいの湯は県道を挟んで山側の吉田ダムの下に広がるオートキャン場、小豆島オートビレッジYOSHIDAの中にあり、歩いても行ける距離だが、カブで出動。何区画もある広いオートキャンプ場には本日キャンピングカー1台のみ。温泉好きのクロスカブさんは入浴料600円を払い、1時間の入浴宣言をして温泉に突入した。湯温は丁度良く、これなら1時間でも付き合えそうだと思っていたら、20分もしない内に上がると言い出した。クロスカブさんは気変わりが早く嘘ばかりだ。外の休憩所で漁師のオジサンから寒霞渓に行く最短ルートは吉田ダム越えだが、幅員が狭くカーブで膨らんで来るクルマが多いので、交通事故が多発している事や、若い頃モンキーで6時間掛けて高知へ行った話しなどを楽しく聞かせて貰った。やることは全て終わったので、いよいよお待ちかねの宴会に入る。その前に凍らせて発泡ケースに忍ばせていた缶ビールで乾杯。焚き火台に火を入れて、マルチグリドルを掛け、ニンニク、鷹の爪を入れたオリーブオイルを熱する。熱が入ったところで、イカ、エビ、ホタテ、ブロッコリー、シメジを投入し煮る。何時もの事だが、クロスカブさんは料理が一切出来ないので、傍らで見ているだけで何の役にも立たない。アヒージョをつまみに、今回もクロスカブさんが倉吉のスナックのママさんから貰った大吟醸の4合瓶2本とマルヨシセンターでいつの間にか買った何故か山梨産の白ワインを飲み進める。次はアマゴの塩焼きを食し、酒2本とワインが半分空になった所で、余った食材に水を投入し、スパゲティを煮る。水分が無くなったところでオリーブスパゲティの完成である。酔っ払い2人は簡単に片付けを済ませて、夏用シュラフに潜り込むのだが、クロスカブさんに予備のカイロを使うよう進めたのだが、断られた。寒くても知らんで!もう勝手にして下さい!私はカイロをお腹と背中に入れて眠りにつく。長い大失態の一日が終わった。小豆島行きフェリーにロープで縛られたバイクフェリーと遠くに見える岡山の山火事痕昼食にありついた小さな喫茶店作れる食事は焼きめしとカレーとスパゲティーのみ重岩に続く急な鎖道山頂の見事な重岩山頂から望む四国方面の眺望チョコレート付きスムージー600円ナリ本日一番人の多かったエンジェルロード絶景ロードが続く県道26号線大阪城残石記念公園の石柱とオリーブの木大阪城築城に使用する予定だった残石群県道県道26号から本土側を望む南国を想わせる風景絶好のツーリング日和りとカブ2台吉田キャンプ場マルチグリドルで作る大量のアヒージョ忘れていたアマゴを焼く〆のスパゲティー
2025.05.09
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フレーム等にプラサフを吹き終えたので、耐水ペーパーで軽く水研ぎを行ったのだが、研ぐ前から表面は滑らかでゆず肌ににもなっていなかったので、その他の部品は研ぐのを止めた。ここで一気に塗装とも思ったのだが、リアサスのスプリングが気になる。フレーム、スイングアーム、スタンド、エンジンハンガーの塗装色は1号機と同じで無難なシルバーと決めていたので、同色を塗装するなら、スプリングも一緒に塗装すれば手間が省けるので、リアサスの分解に取り掛かる。リアサスの分解はターンバックル2本とナイロンロープ2本と鉄棒があれば簡易スプリングコンプレッサーが作れ、簡単に分解出来るので、その方法でダンパーとスプリングを分離した。取り外したダンパーを縮めてみると、戻りが無い。ガスが完全に抜けているようだが、密閉式で分解は出来ない構造になっているので、修理不能。この年式なら皆同じようなものであるので、不本意ながらこのまま組立てるしかない。このスプリングは以前シルバーで塗装しておいたのだが、長期保管のためあちこちに既に錆が出ている。たぶん下処理がマズかったのだろう。大きなペール缶の中に珪砂と吸い上げ式ブラストガンのホースを突っ込み、スプリングの塗装剥離と錆取りを開始。スプリングのような形状の物はサンドペーパーやワイヤブラシでの作業は困難を極め、時間も掛かるが、サンドブラストなら残す事無く素早く全体を剥離する事が出来るので大変重宝する場面である。今回は錆の再発生を防ぐために、錆があった部分に赤サビ転換剤を塗ってから、アストロプロダクツで買って来たスプレー缶のプラサフを吹いた。これでやっと塗装の準備が整ったので、塗装に掛かる事が出来る。塗料は今回も1号機と同じ十数年前に写真屋から貰った日本ペイントのアドミラ(1液ベースコート型アクリル樹脂塗料)を使用するので、硬化剤は不要であるが、クリヤは硬化剤入りの2液混合型ウレタンを使用しなければならない。ただ、缶を開けてみると、塗料の残量が心許ないので、足らなかったら追加購入の必要がある。塗装準備が整ってからも、何かと忙しく時間が取れたと思ったら風が強くなかなか決行できず、とうとう連休まで延びてしまったが、やっと塗装を終えクリヤを吹く事ができた。水研ぎ中のフレーム塗装下から赤サビが浮き上がったリアサス自作の簡易スプリングコンプレッサーでスプリングを外すスプリングが縮んでロッドナットが見えて来たリアサスペール缶の中でブラスト中のスプリングブラストを終えたスプリング錆びた部分に赤サビ転換剤を塗ったスプリング塗料とクリヤを吹き終えた部品
2025.05.05
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