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“A列車で行こう” by 美空ひばり 1955 6月24日 “穴沢ジョージの Good Old Music” では、73歳の誕生日を迎えたジェフ・ベックのプチ特集をお送りしました。お届けした曲は次の12曲です。 1. Travelin’ Man (リッキー・ネルソン) 2. 涙のムーディーリバー (パット・ブーン) 3. Donna (リッチー・ヴァレンス) 4. ひまわりのテーマ (サウンド・トラック) 5. マサチューセッツ (Bee Gees) 6. Fire (The Crazy World of Arthur Brown) 7. Goo Goo Barabajagal (Donovan & the Jeff Beck Group) 8. Jailhouse Rock (Jeff Beck Group) 9. Somewhere Over the Rainbow (Jeff Beck) 10. A列車で行こう (美空ひばり) 11. Wonderland (Shelby Flint) 12. That’s When the Tears Start (The Blossoms) 3.~5.がリクエスト曲。3.ミスターコーラさん。4.ケメ子さん。5.さくらさん。 1.~2.&6.~12.が穴沢選曲。1.&2.は1961年6月24日付ビルボード Hot 100 の2位と1位。6.~9.は誕生日特集。6.はアーサー・ブラウン。7.~9.がジェフ・ベック。Happy Birthday! 10.は、美空ひばりの命日だったので。11.&12.は、ワーナー・ガールグループ・ナゲッツより。 以上お楽しみいただけたでしょうか。では、次回もよろしくお願いします。 ********** 美空ひばりが元祖三人娘の中では一番売れたのは間違い無いでしょう。 亡くなってからもテレビでは何度も特集が組まれ、その人気ぶりはある年齢以上の人たちの間では確固たるものがあるようです。 男性歌手では、圧倒的に石原裕次郎でしょう。 僕は個人的にこの人たちに何の興味もなかったので、どんなに人気があろうと、全然お二人の歌に惹かれたこともありませんでした。今もです。 声が良いとか歌が上手いとかいうのは、もちろん理解できます。でも、その声や歌に惹かれない限り、これはどうにもなりませんね。 何に魅力を感じるかは、本当に個人差があるのだなあと、小学校高学年から中学校くらいにかけて随分思い知らされて、自分はむしろ少数派に属するということを認識してしまったので、今更何もいうことはないです。 その美空ひばりがまだ10代の後半だった頃にジャズを歌ったのがこちら。後半のスキャットは圧巻です。↓↓↓ “A列車で行こう” by 美空ひばり 1955
2017.06.28
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“戦場に消えたジョニー (Cruel War)” by Nancy Sinatra 1963 大田昌秀さんが亡くなりました。一方では、現政権がまたもやみっともない採決強行。我が国の民主主義が死にゆくのを見つめる1週間となりました。6月17日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では大田さん追悼の意味も込めて、ちょっとプロテストソングをお送りしました。お届けした曲は次の10曲です。 1. It’s Too Late Baby 2. Hippy Hippy Shake (以上、The Swinging Bluejeans) 3. 恋はボサノバ (金井克子) 4. Jump into the Fire (ニルソン) 5. ノックは三回 (ドーン) 6. Highway Star (Deep Purple) 7. A Change Is Gonna Come (Sam Cooke) 8. 風に吹かれて (ジャッキー・デシャノン) 9. 戦場に消えたジョニー (ナンシー・シナトラ) 10. What a Wonderful World (ルイ・アームストロング) 5.~7.がリクエスト曲。5.さくらさん。6.シュガーさん。7.座波ソーメンさん。 1.~4.&8.~10.が穴沢選曲。1.~4.は誕生日特集。1.&2.はスウィンギング・ブルージーンズのドラマー、ノーマン・クルク。3.は金井克子さん。4.はギタリストのクリス・スペディング。Happy Birthday! 7.~10.がプロテスト・ソング特集。8.&9.は、ポップス畑のシンガーが歌うプロテストソング。10.は本物の反戦歌だと思います。 以上。次回もよろしくお願いします。 ********** 60年代前半には、普通の歌手がプロテストソングを歌っているようなこともよくあった。 例の『レモンの思い出』の入ったナンシー・シナトラのアルバムに『悲惨な戦争』が入っていてびっくりしてしまいました。ただし、これが日本で6枚目のシングルとして発売された時の邦題は『戦場に消えたジョニー』だったということなんですが、これは記憶にありませんでした。そもそもナンシー・シナトラがこれを歌っているというのも、初めて知ったんですから。 いわゆるフォークシンガー達の歌う反戦歌とは一味違うけれど、メッセージの伝わり方には変わりはないように思うし、場合によっては、最初から構えていない分、こちらの方が素直に伝わるということもあるかもしれませんね。 『悲惨な戦争』は最初 P.P.M で聴いたんですが、原題は “Cruel War” なので、よく「狂えるウォーだな」などとくだらない冗談を言ったもんです。 この歌は、戦場に向かう恋人ジョニーに向かって、自分も行くと言っている女性の歌だが、ベトナム戦争当時によく歌われていたから、その頃の歌かと思ったけれど、ずいぶん昔の歌だということだった。それで Traditional と記されていたというわけですね。 大田昌秀さんが、慰霊の日まであと10日ほどという6月12日、92歳の誕生日に亡くなりました。その3日後の15日朝、「共謀罪」法案が強引な形で可決成立した。 この一連の出来事が、日本の民主主義の死にゆく姿なのかと、思わず絶句してしまいそうな1週間だった。 6月15日とは!現首相のことだ。あらかじめこの日を予定していたに違いない。わかりやすいやつだなあ。相変わらず。ほら、1960年の6月15日といえば、あの日ですよ。国会前が30万人以上の安保反対のデモ隊で埋め尽くされた日。現首相のじい様は、その時我が国の首相だったわけさ。この時のデモ隊に対する首相の仕打ちは、まず右翼・暴力団を動員して襲撃を加え、警官隊と議事堂前で衝突させるというものだった。樺美智子さんはこの時亡くなった。 そして2017年のこの日、現首相はとんでもない形で「共謀罪」法案を通してしまった。森友も加計も疑惑を深めただけで何も解決していないというのに。じい様の悲願、憲法改正も目の前かい。 ああ、いやだいやだ。こんな奴に自由や基本的人権まで奪われたら、末代までの恥だ。 6月23日は「慰霊の日」です。この日、沖縄では各地で慰霊の催しがありますが、大田元知事が建立した平和記念公園の「平和の礎」の横で、首相は何を語るだろうか。いつも通り、全く心のこもらない原稿の読み上げで終わるだろうか。それとも、いきなり「印象操作はやめてもらいたい」とか言い出すのかなあ。NHK は「安倍!帰れ!」という声が聞こえるといけないから、集音マイクのボリュームを絞るのかなあ。 “戦場に消えたジョニー (Cruel War)” by Nancy Sinatra 1963
2017.06.21
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“Les Champs-Elysées (オー・シャンゼリゼ)” by Joe Dassin 1969 テニスの全仏オープン、シングルス男子はナダルが優勝。これは順当かな。女子はラトビアのオスタペンコさん。こちらは、ノーシードからの優勝。驚きましたね。でも、どんなボールでもとにかく打ち込んでゆく姿は、見ていて気持ちよかったです。まだ二十歳になったばかりですから、これからが楽しみですね。去年は大坂なおみさんに1回戦で負けているので、年齢からいっても、来年は大坂さんの番かな。というわけで、“穴沢ジョージの Good Old Music” では今回も後半にプチフランス特集をお届けしました。お送りしたのは次の12曲です。 1. ラ・パロマ (Edmundo Ros & His Orchestra) 2. 泣かずにいられない (レイ・チャールズ) 3. 君が好き (坂本九) 4. 恋の砂文字 (ディック・ミネ) 5. ライオンは寝ている (トーケンズ) 6. Spanish Harlem (Ben E. King) 7. そよ風に乗って (マージョリー・ノエル) 8. オー・シャンゼリゼ (ジョー・ダッサン) 9. Grands Boulevards (イヴ・モンタン) 10. Ces Bottes Sont Faltes Pour Marcher (アイリーン) 11. Les Framboises (ストーヌ) 12. L’Homme En Noir (シルビー・バルタン) 5.~7.がリクエスト曲。5.さくらさん。6.糸満のワーナーさん。7.座波ソーメンさん。 1.~4.&8.~12.が穴沢選曲。1.は鳩をよく見かけるので。2.~4.は命日特集。3.は作曲の中村八大。4.の原曲は、もちろん、“Love Letters in the Sand”。録音した年がはっきりしませんが、1930年代前半であることは間違いなし。若き日のディック・ミネ、いいね。7.~12.が今回のプチフランス特集。8.&9.は、パリの大通りを歌った歌。10.~12.は前回同様フランス版カヴァーポップス。元歌は英語です。9.はナンシー・シナトラの “These Boots Are Made for Walkin’(にくい貴方)” 10.が ビーチ・ボーイズの “You’re So Good to Me”。11.はロイ・オービソンの “Oh, Pretty Woman”。 以上。次回もよろしくお願いします。 ********** 初めてジョー・ダッサンの『オー・シャンゼリゼ』を聴いたのは、1969年に発売されてすぐだった。あの当時の世相に見事に逆行するような、その明るいメロディーと弾むリズムが妙に気に入って、この曲の入った LP を買い、よく聴いた。 この曲に対してはいくつかの誤解があった。 まず、日本語のタイトルと曲中に繰り返される「♪ オー・シャンゼリゼ・・・」の「オー」は、てっきり感嘆詞の「オー」つまり “Oh!” だとばかり思っていた。実際にはフランス語の「前置詞+冠詞」の “aux (発音:オ)” だった。 だから、途中のリフレインの歌詞としては次のように表示されるわけですね。 ♪ Aux Champs-Elysées, aux Champs-Elysées シャンゼリゼ大通りには シャンゼリゼ大通りには でも、これに関しては、後に訳詞が付けられた時にも、「オー」は感嘆詞として解釈され歌われたであろうと推測されますね。「♪ オー・シャンゼリゼ・・・」「おお、シャンゼリゼよ!」っていう感じでね。 まあ、これはこれで間違っているということでもなくて、たまたま発音が同じだったものを当てはめることができた例だと思えば良いわけですね。 もう一つ。これが元々イギリス人の手による英語の歌だったということ。 これを知ったのはずいぶん経ってからだったが、大変な衝撃だった。 何しろこんなにパリの風景とマッチしたメロディーが、英国製だったとは! 1968年に Jason Crest というバンドの “Waterloo Road” という歌が原曲だった。 当然歌詞は英語で、その「ウォータールー・ロード」を「シャンゼリゼ」に置き換えて、あたかもそちらが本家であるかのようなフランス語の歌にしてしまったところが素晴らしい。このアイディアは大したものだ。 でも、それもこれも原曲の良さが前提であることを忘れてはいけないかな。 そういえば、元はシャンソンだった曲に英語の詞をつけて、見事に成功している曲もたくさんありますからね。 では、聴いてみましょうかね。アレンジも似てます。 “Waterloo Road” by Jason Crest 1968 “Les Champs-Elysées” by Joe Dassin 1969
2017.06.14
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“Marie Douceur, Marie Colère (優しいマリー、怒れるマリー)” by Marie Laforêt 1966 (Original : “Paint It Black” by the Rolling Stones) 6月に入りました。毎年のことですが、テニスの全仏オープンに合わせて、“穴沢ジョージの Good Old Music” では今年もプチフランス特集を後半にお届けしました。お送りしたのは次の12曲です。 1. たのしいバカンス (マンシー・シナトラ) 2. I Should Care (June Hutton) 3. 朝日のごとくさわやかに (June Christy) 4. In the Morning (The Bee Gees) 5. 太陽がいっぱい (サウンドトラック) 6. 悲しみの兵士 (シルビー・バルタン) 7. Bien Trop Timide (ジョニー・アリデイ) 8. はじめてのバカンス (フランスギャル) 9. 優しいマリー怒れるマリー (マリー・ラフォレ) 10. Fille ou Garçon (ストーヌ) 11. Baby Love (アニー・フィリップ) 12. A Garden in the Rain (コニー・フランシス) 4.~6.がリクエスト曲。4.ミスターコーラさん。5.サロン純の金城さん。6.さくらさん。 1.~3.&7.~12.が穴沢選曲。1.~3.は6月に因んで、“June” 特集。1.は原題が “June July and August”。2.&3.は名前が June なので。7.~11.がプチフランス特集。特に9.~11.は、フランス版カヴァーポップス。つまり英語の歌をフランス語に訳した歌詞で歌っています。9.は “Paint It Black” 10.が “Sloop John B” を元歌としています。内容はどちらも元歌を無視していますがね。11.はシュープリームスのタイトルのままで、中身も近いです。たぶん。 テニスの全仏オープン、錦織くんベスト8に残りました。マレーとの準々決勝、楽しみですね。 以上。次回もよろしくお願いします。 ********** 60年代前半に一世を風靡したいわゆるカヴァーポップスですが、これは日本だけのことでなく同じようなことが世界各地であったわけです。 特にフランスの場合、シルビー・バルタンによる何曲かは、日本でも紹介されましたし、色々と興味深いモノがあることはわかっていたつもりですが、2000年代に入って発売された “Femmes de Paris” のシリーズにこの辺りの素晴らしい楽曲が、何曲も紹介されていて楽しいです。 この “Femmes de Paris” の中古盤を、Vol.1から1枚ずつ買いはじめて、2枚目まで買ったところで、シリーズ Vol.1~3までと姉妹盤の “Gentlemen de Paris” を加えた4枚組のスペシャル・エディションが手に入ったんですよね。 4枚の CD の他に大きな1枚紙のポスターが入っていたぞと思ったら、ポスターの裏がきっちり全曲の歌詞カード。これは嬉しいサービスでした。 ラジオで今回かけた3曲『優しいマリー怒れるマリー (マリー・ラフォレ)』『Fille ou Garçon (ストーヌ)』『Baby Love (アニー・フィリップ)』は、“Femmes de Paris Vol.1” から選曲しましたが、マリー・ラフォレの『優しいマリー怒れるマリー』はストーンズの『黒くぬれ!』ですから最初に聴いたときはびっくりしてしまいましたね。 次の『Fille ou Garçon (ストーヌ)』は “Sloop John B” ですから、これにも驚いてしまいました。こういうものをフランス語で聴くのも楽しいです。 上の2曲はどちらも原曲とは無関係の歌詞をつけたようですが、3つ目の『Baby Love (アニー・フィリップ)』はシュープリームスのアレンジをきっちり踏襲していて、歌詞もかなり原曲に忠実だ(・・・と思います)。 Marie Douceur, Marie Colère (優しいマリー怒れるマリー)” by Marie Laforêt 1966
2017.06.07
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