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この作品の最大の魅力はジャケット写真である、というのはあまりにも痛烈な皮肉かもしれないが、ジャケットがこのディスクの魅力の要素のひとつであるのは間違いない。問題のジャケ写、雲一つない晴天の下でトロンボーンを吹くクリーブランドを下から仰いだ写真だが、この空の青さと、"jimmy cleveland and his orchestra"という赤い文字にトロンボーンのブラスの輝きのコントラストがとても印象的なデザインとなっている。猫麻呂は、このデザインに、その昔「仮面ライダーカード」に感じた毒々しさというか、懐かしさを感じてしまった。それで、ついつい衝動買いをしてしまった。ここで重要なのは「LPである」ということ。LPジャケットの魅力もさることながら、この作品は「まったり聴き」がふさわしい内容で、CDのクールな音よりもLPの音の方がイメージに合うだろうし、アンプは真空管だとより良いのではないかと思う。(聞き比べたわけではないので、あくまでも推測の話だが。)猫麻呂の印象としては、この作品は「分析的な聴き方」をしても楽しくないが、まったり聴くと「そこそこの幸せ感」を味わうことができる、と感じた。ジャケ写衝動買いとは言え、一応はメンツを確認して買うものだ。アート・ファーマー、ベニー・ゴルソン、ウィントン・ケリー、エディー・ジョーンズ、チャーリー・パーシップという豪華メンバーの参加を確認して、このディスクを買わない人は勇気がある、とも言えるだろう。しかし、良いメンバーを集めても良い作品ができる保証はない。この作品、例えれば、鍋の具は良いものを揃えたのに、だしで失敗した感がある。単刀直入に言えば、アーニー・ウィルキンスのアレンジが面白くない。「面白くない作品を紹介するなよー!」というお叱りの声が聞こえてきそうだが、ちょっと待って欲しい。この作品、決して悪い作品ではない。ジャズ喫茶での業務用ディスクとしては、ヘビーローテーションの可能性が十分考えられる。ジャズ喫茶では、あまりに長居する客は迷惑であり、早く帰って欲しいもの。そのために、客帰し用ディスクがあるという。薄気味悪い女性ボーカルものや気の抜けた炭酸飲料のようなディスクがかかると帰りたくなるものだが、せめて「ちょっと気になる」ような作品を掛けて欲しい。そんな時にピッタリなのが、このクリーブランドの作品だろう。全体としては薄味で散漫な印象でも、各ソロを単品として聴くと実は「巧い」。ファーマーの名人芸をひとつ堪能したらコーヒー代払って帰ってやろう、という気持ちになるものだ。この用途を応用すると、例えば自宅でやっつけ仕事をする場合、傘貼りその他内職仕事をする場合(そんな人いるのかよー?)、当ブログのような駄文を執筆する場合等々・・・のBGMとしての用途も考えられる。耳障りでなく、ふと耳を傾けた時にコンパクトな名人芸が飛び込んできて、気分を変えてくれる。これも、やはり業務用ということになるだろうか・・・。猫麻呂ポイント:★★★☆(3.5)Jimmy Cleveland / Cleveland Style (EmArcy)
2007年10月28日
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アンドリュー・ヒルの未発表作品が次々と発表されるのは嬉しいのだが、ヒル自身が既にこの世にいない(2007年4月に他界)ことが何とも残念だ。今回の作品は、ヒル追悼盤という企画ではないらしいが、2007年6月にタイムリーに再発されたものだ。この作品、1967年に録音されて以来全くの未発表だったのではなく、1975年にサム・リヴァース名義の"Involution"という2枚組LPの一部として発表されていたらしい。アルフレッド・ライオンはアンドリュー・ヒルの才能を非常に高く評価していたことから、BNでのヒルのリーダーセッションの数は多い。しかし、ヒルの残したBNでのセッションが果たしてヒルの目指した音楽だったかどうかは疑問である。時代はハードバップの余韻が残る1960年台後半。ジャズは時代と共に進化する・・・という「ジャズ進化論」に疑問の余地がなかった時代、ジャズは新主流派とフリージャズという2極で考えられていたのだろう。ヒルの作品にも、新主流派とフリーの影響が色濃く出てくるが、これらがヒルの意図なのか、プロデューサーの意図なのか、というのが問題となる。今回の作品が長くお蔵入りとなったのは、出来上がった音楽が当時のBNの製作方針と異なったためだろう。少なくとも、内容には問題がないどころか、素晴らしいと思う。だから、この作品が、あまり新主流派っぽくなかったというか、ヒルのオリジナリティが出てしまったため、お蔵入りとなってしまったのではないだろうか。ヒルの音楽性は、猫麻呂的にはフレディ・レッドに近いと思っている。演奏スタイルの話ではなく聞いた印象だが、ヒルとレッドの共通点は、音楽から「風景」や「空気」を感じられる点だと思っている。絵画や映像を見ているような音楽だと感じるのだ。このような味わいは、他のヒル名義の作品よりは強く感じられ、猫麻呂としては大満足なのである。ただし、この作品の"Violence"という曲だけは雰囲気が異なる。セシル・テイラーやアルバート・アイラーのような、立派なフリージャズだ。ヒルよりもサム・リヴァースの爆発テナーが目立っていて、まるでピアノレスのフリージャズ・トリオのようだ。これでは、リヴァース名義のLPとして発表されても仕方ないが、フリージャズとしてはかなり気持ちよく聴ける。他の曲では比較的おとなしく吹いているリヴァースなのだが・・・。BNには、ヒルの未発表作品がまだ残っているらしい。ヒルに関しては、お蔵入り作品の方が面白いのではないか・・・などと、密かに期待しているのだ。猫麻呂ポイント:★★★★☆(4.5)Andrew Hill / Change (BlueNote)
2007年10月21日
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最近はいい時代になったというか、トンデモナイ時代というか、次から次へと「幻の名盤」と呼ばれるディスクが復刻されている。レコードやCDは「一期一会」のものであり、出会った時にゲットしないと次に会えるかどうか分からない・・・というのが信条の猫麻呂なので、「取りあえず買い」が最近増えて困っている。今回のCDも「取りあえず買い」だった。この作品、トミー・ポッターが1956年にロルフ・エリクソン一座としてスウェーデンに外遊した際に、現地ミュージシャンと録音した作品なのだそうだ。当時はメトロノームからEPとして発売されたらしいが、このレーベルが関係すると何でも「幻の名盤」化するらしい。恐らく流通枚数が少なく、アメリカや日本にはほとんど入って来なかったのが理由だろう。その後、1958年にアトランティックの傍系レーベル「イースト・ウェスト」で初LP化されたらしいが、「傍系レーベル」というのが泣けてくる。アトランティックでLP化されていれば"幻化"することもなかったろうに・・・。その後、このディスクが再発されたかどうかは知らないが、恐らく再発されていなかったのだろう。そして、半世紀後、突如としてCDとして再発され、ネットショップの紹介記事やブログで一時大騒ぎになった。しかも、同時期に録音されたフレディー・レッドの「幻の名盤」と同時再発だっただけに、その衝撃は大きかった。商売上手なLoneHillに座布団3枚!猫麻呂家の「取りあえず買い」のCDは、未開封のまま山積みになっていることが多いのだが、世間が忘れた頃に「そろそろブログネタに使うか・・・」となることも多い。CDには賞味期限がなくて良かったなぁ。「幻の名盤」様を恐る恐るプレイヤーにかけてみた。うーん、思ったより音が良くないなぁ。1956年もので、しかも、スウェーデンだから、仕方ないか・・・。トミー・ポッターという名前は、バップ好きには特に愛着がある。パーカーやゲッツの名作の影にポッターあり。だから、仲間内では「ポッターの入ったセッションに外れなし」と言われていた。そんなありがたいポッター様の(唯一の)リーダー作なのだから、ジャズの神様のお墨付きである・・・、と思ったら、世の中それ程甘くはないようだ。ポッターは「キング・オブ・裏方」であり、強烈な個性の親分の下でいい仕事をする職人だった。ポッター作品の出来不出来は、周りのメンツの活躍次第ということらしい。それでは、この作品でのサイドメンはどうかというと、全体的に「小粒」なんですねー。当時のアメリカではキラ星のような超個性派ハードバッパーが乱立していたことを考えると、スウェーデンのジャズメンは「悪くもないが、良くもない」となるのだろう。アメリカでも珍しい程の超個性派フレディー・レッドが参加しているのだが、この人の個性はリーダー作でしか発揮されないので、あまり意味がない。その点、一人だけ気を吐いている個性派アメリカ人がいた。トランペットのベニー・ベイリーだ。マイルスや、ブラウニー、リー・モーガンがなどのスタイリストが持ち上げられる時代には、どうやっても認められそうもない淡い味わいなのだが、一見「淡白」なベイリーのスタイルの裏にメラメラと燃え上がるバップの炎を感じるのだ。ようやく猫麻呂も微妙な味わいがわかるお年頃になってきた、ということだろうか・・・。話を「幻の名盤」としての評価に戻すが、この作品は主に「稀少性」に価値があったのだと思う。内容的には、どうしてもこの作品でなければ満足できない、という要素は見当たらない。将来、ジャズ喫茶の店主にでもなろうという人はともかく、間違ってもヤフオクで3千円以上だして買う程のものではないように思う。まぁ、これも一度手に入れた人の余裕ってもんですかねぇ・・・。Tommy Potter's Hard Funk (LoneHill) 1.The Imp 2.Keester Parade 3.Russ And Arlene 4.Punsch 5.T.N.T. 6.Reets And I 7.Spontaneous 8.Tunnelbanen 9.Star Eyes 10.What Is This Thing Called Love? 11.Guessin'Tommy Potter(b), Rolf Ericson(tp), Benny Bailey(tp), Ake Persson(tb)Hacke Bjorksten(ts), Stig Gabrielsson(bars), Erik Norstrom(ts)Freddie Redd(p), Joe Harris(d)録音:1956年9月 ストックホルム
2007年10月13日
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三連休ジャズ・ヒッキー・シリーズ第3段は、大興奮の"DMQ Live"だ。このCDに対するいろんなショップのコメントがあまりにも良いので、猫麻呂もずーっと気になっていたのだが、先日VENTO AZULさんのショップで買ってしまった。このCDに関する情報については猫麻呂は全く疎く、メンバーがどのような人達なのかも分からない。解説としてはVENTO AZULさんのコメントがポイントを突いた素晴らしいものなので、今さら猫麻呂ごときがコメントすることなんか何もないのだが、折角このブログを見て頂いた方のために、一応猫麻呂なりにまとめておきましょう。西海岸で活動しているドラムのJeff DonavanとベースのLarry Muradianがハードバップユニット"The Nairobi Trio"を結成し、TpとTsを加えた2管クインテットでハードバップまっしぐらなライブ活動&レコーディングを続けている。今回の作品はその3作目にあたるが、前作まで"The Nairobi Trio"と名乗っていたところ、公正取引委員会から「クインテットなのにトリオとはけしからん!」という不当表示の警告でも受けたのだろうか、今回より"Donavan-Mutadian Quintet"という名称となっている。演奏は、1960年前後のハードバップそのまんまを直球勝負で押しまくったもので、とても21世紀に録音されたとは思えない雰囲気がある。この作品、最初に書いたとおり「大興奮」というのが特徴なのである。「興奮」という言葉は「歓び」と書き換えても良い。まず、演奏者が興奮している。今時のジャズは興奮していながらも、どこかクールな感じがする。ライアン・カイザーしかり、エリック・アレキサンダーしかり、ハードバップ風演奏をするときには、過去のハードバップを現代風にリメイクした感じがするのだ。しかし、このバンドの演奏は、ハードバップを現在進行形で演奏しているように聴こえるのだ。ハードバップの息吹というか、「あられもない興奮」が演奏者からビシビシと伝わってくる。みんなハードバップが好きで、好きで、嬉しくて堪らないのだろう。いいなぁ、この雰囲気。次に興奮しているのは、CDに録音された観客の反応である。演奏者と観客が一体となって興奮し、幸福感に満たされているではないか。ジャズの神様が我々に与えうる最大のご利益がここにある。(たったコレだけ・・・というのは寂しい限りだが。)選曲も泣かせるのである。いきなりショーターの"Black Nile"ですよ。テーマ演奏だけで嬉しくなってしまうオイシイ曲。ショーター曲はもう1曲"Edda"が入っているが、両方ともリー・モーガンゆかりの曲だなー。他にも"Whisper Not"や"Lovomotion"というモーガンゆかりの曲を演奏しているので、猫麻呂は嬉しくて仕方ないですよ。つまり一番興奮しているのはCDを聴いている人ということか・・・。VENTOさんいわく「特に、鋭角的に切り込んでくるパルマーのトランペットは、少しリー・モーガンを彷彿させるとっぽさと不良性を感じさせるもので、テクニシャンなのだけど優等生のトランペッターが多い中、こういうタイプのトランペッターはかえって新鮮に感じます。」ということだが、猫麻呂が興奮している理由は恐らくコレだろうと思う。パルマーの吹いているフレーズはモーガンのフレーズとは全く違うけど、昔のトランペッターにはあって最近の優等生トランペッターにはないオーラがパルマーにはあると思う。何だろう、アマチュアトランペッターの気迫みたいなものをプロの技術で聞かせる稀有なトランペッターという感じだろうか。聴いていて「ボクも練習しなきゃ!」って触発されるCDなんですよねー。ただし、興奮勝負で内容的には目新しさのない作品なので、繰り返し何度も聞き込むといつか飽きが来るかも・・・。猫麻呂ポイント:★★★★☆(4.5)Donavan-Mutadian Quintet / DMQ Live (Live To 2 Track) 1. Black Nile 2. Whisper Not 3. It's You or No One 4. Edda 5. Softly as in a Morning Sunrise 6. Stella by Starlight 7. LocomotionKye Palmer(tp), Chuck Manning(ts), Curtis Brengle(p)Jeff Donavan(ds), Larry Muradian(b)録音:2005年9月2日VENTO AZULさんのお店はこちらからどうぞ!
2007年10月08日
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三連休だというのに風邪を引いてしまい、すっかりジャズ・ヒッキー(引きこもり)となってしまった。おかげでブログを毎日更新できるのだが、せっかくの機会なので普段なら書かないようなネタを引っ張り出してみたのが今日の作品。デイヴ・ペルなんて聴いてる人はどうやら少ないらしい。さもありなん、と思うのは簡単な理由だ。聴いても感動のない音楽なのである。「ジャズ」というよりも「イージーリスニング」に分類すべき音楽なのだろう。こう書くと「イージーリスニング」は感動のない音楽か、とお叱りを受けそうだが、「感動のない音楽」=「悪い音楽」とは言っていないのでお許しを。耳に心地よい音楽は必ずしも「感動」を求められないが、「上質さ」は求められるのだ。(これでイージーリスニング派へのフォローになったかな?)デイヴ・ペルの音楽は、まさに1950年代までのアメリカジャズの「上質さ」の結晶とも言える。アメリカの上流社会ではジャズがまだ"Hot"と"Sweet"という二極で考えられいた時代であり、ジャズを"Hot"と"Cool"で捉えることさえも一部のイカレポンチ団の戯言とされていた時代なのである。"Sweet"の代表格のレス・ブラウン楽団のピックアップメンバーで始まったデイヴ・ペル・オクテットは、まさに"Sweet"の王道。ウェスト・コーストの腕利きアレンジャーが、毒にも薬にもならない三文曲、もとい、心地よいスタンダードナンバーを見事に編曲し、それを腕利きミュージシャン達が演奏するのである。なんとゴージャスなんでしょう!かくして誕生した「上質」な音楽、猫麻呂のような下衆なジャズファンが聴くと何とも言えないユルユルで退屈な音楽に聞こえる訳だ。しかし、これ程の「上質な」音楽なのだから、この味が解らない人間の品性に問題があるのに違いない。そう自分に言い聞かせて聴くと、あら不思議、なんとなくノーブルな気分になるではないか。麻呂はもうフリージャズなんてお下品な音曲なぞ、聞かぬよぞ!しかし、不思議なのは、こんなおハイソな音楽がアトランティック・レーベルから出された事実である。キャピトルやRCAが出しそうなものを、よりによってソウルや黒っぽいジャズのイメージが強いアトランティックが出しているところが何とも可笑しいのだ。そんなことも考えながら聴くと、この作品が妙に可愛くなってくるのである。また、ウェスト・コーストの職人派トランペッターのドン・ファガーキストが参加していることもあり、猫麻呂はそれだけでも嬉しい。それに、ジャケット写真が何ともキュートなのだ。この作品はCDで聴いても味気ないが、LPでジャケットを眺めながら聴くと、何とも言えない味わいがある。こういう作品にハマり出すということは、猫麻呂もヤキが回ったのかなぁ・・・。猫麻呂ポイント:★★★(3.0)Dave Pell / Love Story (Atlantic)
2007年10月07日
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最近の猫麻呂的一番人気がネイサン・デイヴィスのこの作品。衝動的ジャケ買いだったのだが、これが見事にツボにハマったのだ。ネイサン・デイヴィスの作品は、実はこれまで聴いたことすらなかった。あまりにもマニア層にカルト的人気があるので、真っ当な社会生活を営むジャズファン中級の南浦猫麻呂としては近づいてはいけない世界だと思っていたのだ。パンドラの箱を開けてビックリ、やっぱりイケナイ世界だったんですねー。この作品を聴いていると、「夜」と「オトナ」と「黒」という言葉が浮かんでくるのである。猫麻呂は夜のクラブ活動というのは行ったことがないので勝手に想像してしまうのだが、こんなカッコイイ音楽がかかる店で、カッコイイお兄さんやお姉さん達が黒っぽい服着て何故かサングラスして踊ってるんだろうなァ・・・。ふんっ、どーせ猫麻呂には関係ない世界ですよー。ウチでカッコイイ音楽聴きながら2ちゃんねる見てるジャズオタで悪かったねー(逆ギレ)。そんな話は置いといて、とにかく「カッコイイ」のである。その昔、FM番組「マイ・ディア・ライフ」でフュージョンというかクロスオーバーというか、エレベがブーン、パーカッションがシャカシャカァ~、エレピがピロピロォ~とした音楽が毎週のように放送されていた。当時リアル厨房/工房だった猫麻呂は「オトナの音楽ってこういうものなんだ・・・」と憧れながら聴いていたのだが、あの感覚が何となく思い出されるから不思議なものだ。今や立派なオジサンとなり、ハードバップは聴き倒した自称ジャズオタ中級となっても、少年の頃にリアルタイムで聴いて憧れた音楽は絶対的存在ということなのか?一応、このブログもディスクレビューの端くれなので、マジメに中身を紹介しましょう。ネイサン・デイヴィスの魅力は、コルトレーンとドルフィーを散々聴いてきた上でたどり着く楽園といえるのかもしれない。コルトレーンやドルフィーの辿ってきた道程をシンプルに整理し、信仰や執念・怨念・キッタ・ハッタ・預金通帳に借用証明書その他諸々全てを捨て去って、エッセンスだけ残したような演奏ではないか、と猫麻呂は思うのである。ネイサンの音にかすかに漂う重量系ジャズの歴史の残り香と、ファンクビートでグルーブするリズムの見事なブレンドに、ジャズオタは涙するのであろう。最初の1音目からエレベのブーンが心地よく、ノリノリ気分で聴けてしまうのだが、次第にネイサンのサックス&フルートに耳が釘付けになって行くのだ。ああ、これがネイサンのカルト的魅力なのか・・・。猫麻呂ポイント:★★★★★(5.0)Nathan Davis / If (Tomorrow Internationa)
2007年10月06日
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