差し伸べられる手　～誰の上にも平等に訪れる事を願って～

向井樹里

境界性パーソナリティ障害・うつ病にて現在、半引きこもり状態。今迄何度となく音楽に心救われてきたので、音楽に対しての思い入れは、人一倍強いです。また活字中毒か収集癖といわれる程の本好きです。現在、飼っている11匹の猫(チンチラ)が心の拠り所。

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もの思う葦　（その二）

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2005.10.31

最近腹の立つ事が多く、就寝前の薬を処方通りに呑んでおります。
但し、トリプタノールを除くのですが。

だって。ドクターってば、どれ程キラキラする涙目で
「うう…鬱が酷いんですぅ」と言おうが、「薬が効かなくて…
辛いんですぅ」と訴えようが、 決して変更しようとはしない 。
あくまでもトリプタノール一筋（しかも５mg限定）。

薬価は高くないだろうに。別の選択もあるだろうに。
これほどまでに効かないと、患者が言っているだろうに。

激鬱の波が襲ってくるかぐらいは知っている。…現にもう来てるし。
こんな形で中断なんてしたくなかった。けれど。
効かない薬を出されて嬉しい筈もない。副作用だけが目に見えて出て
くるだけなのに。

うちのドクターは一体何を考えて……いや、実は何も考えていない
のかも。毎回機械的にお馴染みの処方をするだけだし。楽だな、おい。
…近頃心が荒んでいるから、口調まで荒くなってきちまったよ。

私はただ良心が欲しい。医者としての、医療者としての良心。
患者を診ているという良心。
ちゃんとあなたを診ていますよという態度、素振り。
それが欲しいのだ。

良心的な医者って、本当はもういないのだろうか。

精神科や心療内科って、目に見えないがとても大切な「心」という
ものを扱っているところだ。
そういう場所である筈が、実際は忘れ去られてやしないか。

望む医療を受けられる病院。質の高い医療。

やはり今が決断の時だ。
関東への移住も無くなった事だし、本腰を入れて探さねばならない。

しかし私に、今のカウンセラーさんとお別れできるだろうか。
人も変わればまた一から対話を始めなければならないのに。

どうする？どうする、俺！
…ちょっとだけパクってみました…。オダジョー大好き！…。

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