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【つらい過去を、やさしく抱きしめるために】ふとした瞬間、心に浮かぶのは、なぜか、悲しかったことばかり。 研究によると、私たちが思い出すことの約8割は、嫌な記憶だそうです。 年齢を重ねるほどその割合は増え、70代、80代になるとほとんどが「つらかったこと」になってしまうのだとか。「人生をやり直したい」「こんなはずじゃなかった」 そんな言葉が、胸の奥で静かに響くこともあるでしょう。けれど、過去の自分を責め続ける限り、幸せは遠ざかってしまうのです。江戸時代の禅僧・盤珪(ばんけい)さんは、こう語りました。 「責めず、比べず、思い出さず」 この言葉を、そっと心に置いてみてください。 まるでお守りのように、口ずさんでみるのです。 何度も唱えるうちに、心の景色が少しずつ変わっていきます。散歩の途中、風に揺れる木々を見ながら、ふと、昔の記憶がよみがえることがあります。 それが楽しいものであればいいけれど、多くの場合、痛みを伴うものかもしれません。そんなときは、こう言ってみてください。 「あの時は、あれでよかったのだ」 過去を否定するのではなく、その出来事が、今の私を育ててくれたと やさしく受け入れてみるのです。「あの時は、つらかった。でも、あれは私にとって必要な体験だった。 あの判断も、あの選択も、あれでよかった。」 そう思えた瞬間、心の中にある“変換ボタン”が押されて、画面が肯定の世界へと切り替わります。過去は変えられないと言われるけれど、その意味は、今の私が自由に選び直せるということです。「嫌な過去」を「よかった過去」に変える力は、誰の心にも、あなたの中にもそっと眠っています。 (by ハートリンクス)
2025年10月31日
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【遠くを見つめると、心は自由になる】ふと、心が曇る日があります。誰にも会いたくない、誰かと話すのも、ちょっとつらい。何もしたくない、なんだかうまく笑えない日。きのうのことを思い出して、胸がぎゅっとなる。友だちの言葉や、SNSの通知、全部が重たく感じる。そんなとき、アランはこう言います。――遠くに目をやってみて――『夜空の星を見上げるとき、海の向こうをぼんやり眺めるとき、 目の奥に張りついていた緊張が、かたい心がすっとほどけていきます。 すると、心も静かに解き放たれ、歩く足どりに少しずつ自信が宿る。 体の奥にあったこわばりがほどけて、心もやわらかくなるのです。 人の目は、遠くを見つめることで安らぐようにできていて、 それは、わたしたちに大切なことを教えているのかもしれません。 思考は、からだを自由にする力を持っている。 人間の運命と、からだの働きには、深く美しいつながりがあるのです。』遠くを眺めていると、気持ちが少しだけ広がったように感じます。空の色、風の匂い、雲のかたちなど、目に映る自然のすがたが、静かに心に語りかけてきます。そのとき、人もまた自然の一部へと還っていくのかもしれません。人間には、他の生き物よりも、心の変化を繊細に感じ取る力があります。その心とからだの関係を、やさしく整える力も、すべての人に備わっているからです。そのことを思い出せば、本当の幸福は心のあり方の中にあると気づきます。 (by ハートリンクス)
2025年10月15日
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【心のアップダウンに振り回されないために】格言に「失意泰然(しついたいぜん)」「得意淡然(とくいたんぜん)」という言葉があります。ちょっと難しい言葉ですが、意味はとてもシンプルで、心を穏やかに保つためのヒントなんです。・「失意泰然」は、うまくいかないことがあっても、落ち込みすぎず、静かな心で受け止めること。・「得意淡然」は、うまくいったときも、浮かれすぎず、冷静さを忘れないこと。たとえば、試験に落ちたとき。悔しくて泣きたくなるし、自分を責めたくなるかもしれない。でも「失意泰然」の心を持っていれば、「今回はうまくいかなかったけど、次がある」と前を向ける。逆に、SNSでバズったり、仕事や部活で褒められたとき。「得意淡然」の心があれば、「嬉しいけど、調子に乗らずに次も頑張ろう」と落ち着いていられる。人生って、ジェットコースターみたいに「山あり谷あり」。上がったり下がったりするのが普通なんです。でも、浮かれすぎたり落ち込みすぎたりすると、その“落差”が大きくなって、心が疲れてしまう。だからこそ、どんなときも「ちょっと一歩引いて見る」ことが大事。心が穏やかなときって、自分のことも周りのことも冷静に見られる。 逆に、落ち込んでるときや舞い上がってるときは、自分を見失いやすい。たとえば、恋愛でうまくいってるとき。「この人しかいない!」って思いすぎると、もし別れが来たとき、すごく辛くなる。でも、少し冷静さを持っていれば、「この時間を大切にしよう」と思えるし、別れが来ても「自分を大切にしよう」と立ち直りやすくなる。心の波を小さくすることは、穏やかに生きるためのコツ。 「嬉しい」「悲しい」どちらの感情も大切だけど、そこに飲み込まれすぎないように、静かな視点を持っていたいですね。
2025年09月30日
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【悩むあなたへ──それは誠実さの証】悩みは、心の奥に静かに降り積もる雪のようです。 冷たくて、重くて、時に動けなくなるほどつらいものです。 どうすればいいのか、何が正しいのか── 答えを探しても、霧の中をさまようようで、なかなか見つからない時もあります。でも、それはあなたが誠実に生きている証。 本気で向き合っているからこそ、簡単には動けないのです。 人は、これまで信じてきた自分のやり方を変えるとき、深く悩みます。 それは、自分自身を否定するようで、痛みを伴うから。 「こうすればうまくいくよ」と誰かに言われても、すぐに変われない自分に、もどかしさを感じるかもしれません。 けれど、すぐに変われる人よりも、悩みながらも自分と向き合う人のほうが、ずっと信頼できます。 なぜなら、その人は時間をかけて、本当に変わる力を持っているからです。悩むあなたは、まっすぐに生きている人。 自分の心に嘘をつかず、丁寧に歩こうとしている人。 だからこそ、少しずつでいいのです。 今までの自分を否定するのではなく、そのままの自分を抱きしめながら、やさしく変わっていけばいいのです。 変化の途中には、苦しさもあるでしょう。 でもそれは、新しいあなたが生まれるための“産みの痛み”かもしれません。悩みの先には、きっと、もっと自由で、もっと優しいあなたが待っています。答えが出せない日も、自己嫌悪に沈む夜もあるでしょう。そんな時は、悩んでいる自分を、少し離れた場所から見つめてみてください。「私は今、ちゃんと自分と向き合っている」 そう思えたら、ほんの少し、心が軽くなるかもしれません。そして、あなたの中にはもうひとり、そっと寄り添い、誠実さを認めてくれる“やさしい自分”がいることを、どうか忘れないでいてください。
2025年09月15日
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【他者への不満に気づいたとき、心を整えるために】私たちが他者に対して抱く不満は、大きく二つに分けられます。 ひとつは「望ましくない行動をされた」という不快感。 もうひとつは「期待していたことをしてくれなかった」という落胆です。前者への対処は、可能な限り距離を取ること。 たとえ物理的に関わりを断てなくても、心理的な境界線を引くことはできます。 表面的な関係にとどめ、心の中ではそっと手放す。 それは、感情の整理術であり、自分を守る知恵でもあります。しかし、後者の不満――「してほしいことをしてくれない」――は、親しい関係の中でこそ生まれる繊細な感情です。 友人、恋人、家族、職場の仲間。 関係性が深いほど、期待もまた深くなり、その期待が満たされないとき、心は揺れます。そんなとき、自分に問いかけてみてください。 「私は、相手の望みにどれだけ応えているだろうか?」 ただし、迎合する必要はありません。 自分が納得し、喜びを感じられる行動であることが前提です。もし「自分ばかりが我慢している」と感じるなら、その行動の動機は、見直すべきかもしれません。 「せっかくしてあげたのに」という思いが心を支配しているなら、それは感謝を強要する傲慢さに近づいてしまいます。本当に満たされた人は、「自分のために」生きながら、自然と他者にも手を差し伸べます。その行動には、見返りを求める気配がありません。 だからこそ、不満も生まれにくいのです。不満は、心の鏡です。 それは、相手との関係性だけでなく、自分自身の依存心や期待の在り方を映し出します。「~してくれて当然」という気持ちが芽生えたとき、その根には気づかぬ依存があるかもしれません。 そして、その依存が満たされないとき、不満という名の感情が顔を出すのです。不満を感じたときこそ、立ち止まるチャンス。 自分の心の状態を冷静に見つめ直すことで、人間関係の質も、人生の質も、静かに変わっていきます。 (by ハートリンクス)
2025年08月31日
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【前進で成長し、後退で我を捨てる】幸せな生き方をするためには、バランスが欠かせません。プラスとマイナスの両方がほどよく調和されているとき、人は感情に流されず、落ち着いた心を保つことができます。古代ギリシャにスパルタという国がありました。ある父親が息子を鍛えようと、剣を与えました。ところが息子は、「自分の剣は友人の剣より短い。これでは戦っても負けてしまう」と不満を漏らします。そこで父親はこう諭しました。「一歩前に踏み出せばいい。一歩前に出ると剣は相手に届き、見える景色も変わる。前に出るから勝てるのだ」この父親は、少しの勇気を持つことの大切さを伝えたかったのです。現代を生きる多くの人は、できるだけ苦労せずに目的を成し遂げたいと考えます。それは、居心地がよい今を守りたいという気持ちや、未知への不安からくるものです。しかし、時には今の場所から一歩踏み出すことでしか成長できないこともあります。一方、古典『菜根譚』には次のような言葉があります。「人の心は、時々刻々と手のひらを返すように変わりやすい。人生の道は険しい。どうしようもない壁にぶつかったときは、一歩退くことも知っておくべきだ」常に前進していかなければ気がすまない人もいます。何事にも挑戦し、目標を成し遂げることに喜びを感じる人です。しかし、「進むことこそすべて」という考えにとらわれると、かえって物事がうまくいかなくなることもあります。そんなときこそ、一歩退くことが大切です。それは相手に譲ることも含まれます。「前へ前へ」という思いが、いつの間にか自分の我を通そうとする執着になっている場合もあります。この気持ちをいったん手放してみると、新しい何かが見つかることがあります。このように、前進と後退の両方の視点を持つことで、その時々の問題に柔軟に対応することができます。この対応力があれば、人生を力強く生きていくことができるでしょう。 (by ハートリンクス)
2025年08月15日
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【自分を責めないことが、自助の精神の始まり】仏教や儒教の影響を受けてきた日本人にとって、「人を助ける」という考え方には自然と馴染みがあります。一方、西洋では「個人」を重視する傾向が強く、サミュエル・スマイルズの著書『自助論』はベストセラーになりました。明治時代、この本は中村正直によって「西国立志編」として翻訳され、日本でも100万部以上発行されました。スマイルズは次のように述べています。「自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし、元気づけるのだ。自分に対して“最良の援助者”になれ」人は、何かに挑戦して失敗すると、自分を責めてしまいがちです。あるいは、小さなミスでも、無意識のうちに自分を否定してしまうことがあります。そんなときこそ、冷静に「この気持ちをどう小さくできるか」を考えることが大切です。これが本当の意味で“自分を助ける”ことにつながります。これは、つらさから逃げることとは違います。逃げずに、どうすれば気持ちを切り替えられるかを考えることが、自助の第一歩なのです。例えば、ニュートンが研究に没頭したある日、愛犬ダイヤモンドが机の上のローソクを倒し、貴重な書類をすべて焼いてしまいました。ニュートンはそのショックでしばらく寝込んでしまうほどでしたが、やがて再び書類を作り直す決意をし、記憶をたどりながら書き上げたのです。彼の忍耐力は、その後の研究や実験にも大いに生かされました。本当の自助の精神を身につけるには、自分を責めるよりも目的を持ち、前を向き、マイナスな自分に過敏に反応しないことが最も大切なのです。
2025年07月31日
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【人との比較も、成長の糧になる】人はつい、周囲と自分を比べてしまいます。そして、他者の優れた点が目に留まると、羨ましさが湧き、その感情が嫉妬へと変わることで、自分も相手も傷ついてしまうことがあります。古典『菜根譚』には、こんな言葉があります。「物事が思うようにならない時は、自分より恵まれない人を思えば、不平不満は消える。やる気がなくなった時は、自分より優れている人を思えば、やる気が湧いてくる」つまり、他者の存在をどう受け止めるかによって、自分の心の状態は大きく変わります。相手を不快な存在と捉えれば、心は乱れ、苦しみが生まれます。けれど、その存在を前向きな刺激と捉えられれば、苦しまずに自分のすべきことへ集中できるのです。比較すること自体が悪いのではなく、その“比較の仕方”が重要なのです。卑屈になり沈むこともあれば、自分を奮い立たせる力にもなります。人の心には、どちらを選ぶかの自由が与えられており、結果もまた、その人自身の選択によって変わります。「比較の仕方」とは、すなわち「心の使い方」。そこに気づくことができれば、生きる力は自然と湧き上がってくるでしょう。人は壁にぶつかったとき、「このままではいけない」と感じます。その瞬間こそが、新しい道へのスタートなのです。そして次第に、自分がどれほど狭い視野にとらわれていたかに気づき、物事を多角的に捉えられるようになっていきます。このように、自問自答には反省と自己成長の力があります。もちろん、見方を変えるのは簡単なことではありません。不安になったり、自信を失ったりする瞬間もあるでしょう。それでも、「このままではいけない」と感じたら、少しずつでも前に踏み出すことが大切です。ほんの少しの積極的な気持ちが、新しい道を切り開いてくれるのです。 (by ハートリンクス)
2025年07月15日
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【悩みは幸せの障害物ではない】何か悩みを抱えていると、「この悩みさえなければ幸せなのに」と思うことがあります。 多くの人は「悩みは幸せの障害物」だと考えがちで、目の前の悩みこそが不幸の原因だと感じてしまうのです。しかし、考え方を少し変えるだけで、悩みが違った意味を持ち始めます。ある作家が33歳のとき、長女を授かりました。すでに「慶子」という名前を用意し、誕生を心待ちにしていました。 ところが、慶子さんは知的障害をもって生まれてきました。医師から「治りません」と告げられた瞬間、世界から色が消え、すべてがモノクロに見えるようになったといいます。 それから半年間、花の色も人の顔色もわからなくなり、深い苦しみに沈みました。自分の子どもに障害があるという事実を、なかなか受け入れることができなかったのです。 そんなある日、彼は次のような文章に出会いました。 「新生児の600人に1人は障害をもって生まれる。ということは、将来、自分の子どもが障害児として生まれてくる可能性がある。そのときのための心構えを持っていた方がよい。」この文章を読んだ後、彼は少しずつ考え方を変えていきました。 「慶子ちゃんは、うちの家に生まれてきてよかった。 どこかの家庭に必ず生まれなければならなかったのなら、私たちを選んでくれて、本当によい選択だったと思う。 私も妻も、障害を持つ子どもを差別したりいじめたりする人間ではない。優しく包み込める両親を選んで、慶子ちゃんは生まれてきたのだ。」そう思えた瞬間、モノクロだった世界に再び色が戻ったそうです。障害という「大きな悩み」は、本当は「自分の認識の問題」にすぎませんでした。「娘よ、よく来てくれたね」と受け入れたとき、悩みは悩みでなくなったのです。悩みが成長の種だと思えるようになると、人は感謝することができます。 心の持ち方ひとつで、人生は大きく変わるのです。 (by ハートリンクス)
2025年06月30日
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【幸福と不幸の境界線】ブッダに次のような言葉があります。「欲望が燃え盛れば人生は灼熱の地獄となり、貪欲の世界に浸れば救いのない苦界となります。それらの欲からいったん離れれば、苦界を渡る船であっても極楽の世界にたどり着けます」人間の欲をすべて否定すれば生きていくことはできません。ブッダは、「欲は慎むという節度がなくなると苦しみは増えていく」と説いています。そのため、注意が必要です。つまり、欲望に支配されるよりコントロールするよう心がける生活が幸福につながるのです。例えば、現代と江戸時代を比べると、情報の伝わるスピードは違っています。そのため便利になり、快適な生活環境を享受できるようになりました。特に、人との交流が簡単にできるようになり、顔も知らない人とのネットワークも広がりました。一方、悩みや不安を持って生きる人たちは増え、心が疲れやすくなっている人も増えています。民俗学の研究者によれば、「江戸時代はスローライフの生き方の時代だったが、現代に生きる人々よりも、人間らしい生き方をしていて幸福度は高かったのではないか」という意見があります。また、現代は自然界のリズムにそぐわない性急な生き方をしていることが多いのです。春の美しい花、暑い夏に吹く風の心地よさ、秋の夜空と月の美しさ、冬の雪が与える水の恵みなどを感じることができれば、心のゆとりも生まれます。幸福と不幸の境界線は、欲望の世界に支配されずバランスの取れた心を持てるか持てないかによって、大きく左右されるといっても過言ではありません。人の悪口を言わず、欠点ばかりを見ないようにすれば、感情の高ぶりを抑えることができるでしょう。急がず、自分のペースでゆっくり豊かに過ごす時間を持つことで、心のバランスを保つことが大切です。 (by ハートリンクス)
2025年06月15日
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【自分と向き合うための条件】現代社会では、情報が容易に手に入るようになりました。膨大な情報があふれる一方で、その質には疑問を感じることもあります。多すぎる情報に振り回され、何が正しいのかを判断する時間がないため、結果として心の不安を抱える人も増えています。古典『菜根譚』には次のような一節があります。「心を静め、落ち着かせれば自分の本性が現れる。心を動揺させたまま本性を見ようとするのは、波をかきわけて月を見ようとするのと同じである。表層の意識が清ければ、本性も清くなる。意識の整理をしないまま自分の本性を見ようとするのは、汚れた鏡で自分の姿を見るのと同じである。本当の自分と向き合うには、まず意識的に心を静めることが大切である。」つまり、本当の自分と向き合うには、まず意識的に心を静めることが何よりも大切なのです。静寂な時間を持つ習慣のある人は、自分と向き合いやすくなります。しかし、多くの人は、仕事と睡眠の繰り返しの中で、心が落ち着く時間を持てずにいます。とくに、世の中にあふれる情報の多くは感覚的な刺激を優先するものです。例えば、美味しい食べ物や、流行のファッションなどは、人生を楽しむための要素ではありますが、それだけで十分ではありません。心の豊かさや強さがあってこそ、人生は充実したものになるのです。何かの壁に直面した時、自分自身と向き合うことで、はじめて問題を乗り超えることができます。そのためにも、一日のうちほんのわずかな時間でも心を静め、自分を振り返る習慣を持ちましょう。 (by ハートリンクス)
2025年05月31日
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【運がよくなるための思考法】同じトラブルに直面したとき、「これくらいで済んでよかった」と思う人がいれば、「こんなひどいことが起こるなんて、どうしよう」と嘆く人もいます。この考え方の違いは、人生に大きな影響を与えます。「自分はついている」と思うタイプの人ほど幸運に近く、「自分はついていない」と思う人ほど幸運から遠ざかります。幸運を引き寄せるためには、まず「自分はついている」と信じることが大切です。ポジティブな思考は、自然と積極的な行動につながり、結果としてチャンスをつかみやすくなります。例えば、歌手の五木ひろしさんは、何度名前を変えても成功できず、キャバレーでの仕事が増えた時期がありました。しかし、「自分の目標は、レコード歌手になることだ」と初心を貫き、テレビのオーディション番組に挑戦。その結果、見事トップ歌手へと成功しました。才能や努力だけでは、成功が保証されるわけではありません。しかし、「自分はついている」と信じ、挑戦を続ける人こそ、幸運を引き寄せられるのです。 (by ハートリンクス)
2025年05月15日
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【不運の奥にある幸運】不運な出来事に遭遇したとしても、それが幸運の種になることがあります。その鍵となるのは、その境遇をどう捉え、どう生きるかという考え方です。例えば、イギリスのSF作家ハーバード・ジョージ・ウェルズは、次のように述べています。「その時、とんでもなく不運に思えたことが、思いがけない人生の転機になることがあります。」彼は少年時代、高所から転落して片足を骨折しました。しかし治療がうまくいかず、一年間家に閉じこもる生活を送ることになります。そんな環境の中、本を読むことが唯一の心の支えとなり、やがて文学の面白さに目覚めました。その後、父親の陶器店が廃業し、母親が家政婦として生計を立てるという厳しい境遇の中で過ごしました。そして13歳になると、生地屋の店員として働き始めます。朝5時から夜7時までという過酷な労働環境に耐えかね、彼は恩師に「僕は惨めです。胸が張り裂けそうです。もう生きるのもいやになりました。」と手紙を書きました。すると、まもなく恩師から「教師の仕事があるからやってみないか?」という返事が届きました。彼は喜び、教師としての道を歩み始めました。しかしその後、フットボールの試合中に選手に押し倒されて腎臓が潰れ、右の肺が破裂するという重傷を負いました。12年以上の闘病生活を続ける中、彼は好きだったSF小説を書き続け、代表作の『透明人間』『宇宙戦争』を完成させました。ウェルズは後年、次のように語っています。「少年の頃に骨折し、本を読むことで文学が好きになったこと。生地屋の店員として過酷な仕事をしたこと。フットボールで大きな怪我をして長い闘病生活を経験したこと。すべては、一見不幸なことのように思えますが実は幸運だったのです。」このように不運な出来事も見方を変えれば人生に意味を与え、幸運へとつながることがあります。どのような環境であっても、前向きな姿勢を持ち、肯定的に生きることで、幸運を引き寄せることができるのです。 (by ハートリンクス)
2025年04月30日
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【心の乱れを整えるには】心の乱れには様々な原因がありますが、日々のコミュニケーションや環境の変化が影響を与えることもあります。精神科医の斎藤茂太さんが、心の乱れを整えるためのいくつかの方法を挙げています。1、 自分の気持ちを書き出す習慣を持つこと。紙に書かなくても、乱れた心を文字化することで心が落ち着きます。文字化することで気持ちの整理ができストレス解消になります。2、 焦らず、急がずに過ごす。人は焦ると正しい判断ができなくなり、感情の世界で片付けようとします。そのため、自分の思った通りにならないと怒りが湧きやすくなります。3、 相手や自分への要求水準を下げる。心の余裕がなくなると、相手や自分に完璧さを求めたくなります。なぜかと言えば自分の不安定さは、完璧なもので埋めてバランスを取ろうとするからです。それでは問題を解決できません。まず、完璧を求めなくても半分でもいい、と要求を下げれば心が楽になります。4、プライドを捨てること。プライドを持つのは良いことですが、気持ちに余裕がない時は自分を苦しめる原因になります。自然に身についたプライドは周囲からの信頼を得ることになり、その人の魅力になります。 心が乱れているときは、視点を変えることで、新たな気づきが得られる絶好の機会になります。例えば、川を船で下っていくとき岸だけを見続けていると、自分の船が後ろに動いているように感じます。しかし、乗っている船に意識を向ければ船は先に進んでいます。このように、悩みに心が奪われているときほど、自分の現在地を見失いがちです。乱れた心を静めるには、物の見方を変えてみましょう。目まぐるしく変化する社会では、自分の心の足元をしっかり見つめていく姿勢が大切です。 (by ハートリンクス)
2025年04月15日
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【あきらめずに努力を続ける】川の渓流にはヤマメという魚がいます。東北地方や九州の一部で生息し、体長は約30センチで塩焼きや酢漬けで食べます。一方で、サクラマスという魚がいます。体長は約60センチです。これらは生まれた時は同じ種類の魚です。卵の時は、どちらがヤマメかサクラマスかの区別はありません。稚魚時代に競争に敗れた魚は川を下り海で成長する特性を持っています。ところが、逃げてきた海にはエサがたくさんあるため稚魚はサクラマスとして大きくなり、再び川に戻り産卵するという生態系を繰り返していきます。もしかすると、サクラマスは生涯を川で生きたかったかもしれませんが、海ではヤマメより大きな魚になりました。このように、負けてもあきらめずに自分を信じれば新しい自分になることができます。つまり、自分に見切りをつけない限りチャンスはめぐってくるのです。ある哲学者が次のように述べています。「偉大なことをやり遂げる人は稀であるが、それは困難であるからだ。 それでも、あきらめず努力を続けることが大事である」この言葉は、挫折を経験したときに再び立ち上がる力を教えてくれます。多くの人は、自分の夢を実現させたいと思っていますが、実はこれも偉大なことです。大きな発明や発見だけが偉大なことではないからです。一例をあげれば、病気で苦しむ人を救いたいという人は医師を目指しますが、そのために難しい国家試験の合格を目指し努力するのです。とはいえ、どのような夢であっても努力の過程では、さまざまな困難に直面し弱気になることがあるかもしれません。それでも自分を信じるのは大事なことです。偉大な人は、特別な才能の持ち主ではなく、あきらめなかった人なのです。自分にもその力があると思えば、前に進む力が生まれてくるものです。 (by ハートリンクス)
2025年03月31日
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【小さな喜びで不安をなくそう】悩みが原因で不安を感じるとき、気分を切り替えることで気持ちを落ち着かせることができます。例えば、自分より厳しい境遇にいる人のことを考える下方比較という考え方を用いると、不安が軽減されることがあります。 ある男性作家が更年期障害に悩んでいました。更年期障害は女性特有のものと思われがちですが、実は男性にも起こり得ます。40代後半から少しずつ症状が現われ、筋肉痛や頭痛といった不調を伴うことがあります。その作家は、日常生活の中で「一日一度」の喜びを見つけ、記録する習慣を始めました。例えば、「新幹線の窓際の席に座り、富士山が真正面に見えて嬉しかった」「空港の売店で鱒寿司を買おうとしたら、最後の一個が残っていてラッキーだった」などを書き留めていったのです。こうした習慣を続けるうちに、更年期障害の症状は次第に改善したといいます。このように、小さなことに喜びを見いだす習慣が身につくと、体内の健康ホルモンが血液中に流れ出し、体調が良くなるという好循環が生まれます。気分や感情を良い状態に保つことは、とても大切なことなのです。また、不快な気分やネガティブな感情は健康を害するという意識を持つことができれば不安は次第に消えていきます。こうした生活習慣は心身の健康に良い影響をもたらします。その結果、さらに向上したいという積極的な姿勢が芽生え、自分よりも恵まれた境遇にある人を目標にして努力するようになるでしょう。不安を抱えた状態が続くと、「自分はダメな人間だ」といった否定的な思考に支配されてしまいがちです。しかし、不安がある現実を受け入れながらも、日々の喜びを見つけて生きていこうとする姿勢を持つことで、不安を恐れることなく、困難を乗り越える力を手にすることができるのです。 (by ハートリンクス)
2025年03月15日
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【不幸と思えても実は幸福につながっている】黒柳徹子さんは「徹子の部屋」という番組の司会を長く務めています。彼女によると、この番組に出演された人の9割が、現在の仕事を最初から好きではなかったそうです。本来なら別の仕事を選びたかったものの、生活のために仕方なく続けていたら、いつの間にか仕事が面白くなり続いていたという話です。もちろん、「この仕事以外は考えられない」という気持ちで生きがいを見つけた人も多くいます。次のような話があります。ある女性が車で通勤中に追突されました。幸いむち打ち症などの後遺障害は残りませんでしたが、1ヶ月間入院しなければならいケガを負いました。しかし、彼女の性格が楽天的だったのかもしれませんが、見舞いに来てくれた人には「事故には遭ったけど、死なずにすんで助かった。とてもラッキーだった」と話してくれたというのです。この事故は、追突されて前の車と後ろの車にはさまれてしまうという大きなものでした。当時、彼女にはつき合っている男性がいましたが、入院した彼女を心配した彼は、彼女の大切さに気づき結婚を決意したそうです。事故という現実だけを見れば、災難という不幸な事実そのものです。しかし、災難という環境を恨まず、助かってよかったと思うこともできます。また、自分が望まない環境にいても、そこから逃れることが正しいとは限りません。今の環境が辛くても、未来の幸福を育てる栄養になると信じることもできます。心の持ち方次第で、不幸と思えてもその延長線上には幸福があります。
2025年02月28日
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【生きる目的が悩みを消してくれる】一日のスタートをため息交じりで、「嫌だな」「仕事に行きたくない」という気分で始めるのか、「大変だけどひとまず出かけて仕事をしようと」と前向きに行動するのでは、大きな違いが生まれます。また、仕事が終わった後に「今日の仕事はやり遂げた」と思うことで充実感を覚えることができます。ため息交じりで仕事をするのは気分に振り回されている状態ですが、仕事をしようと思って行動するのは、目的意識を持った生き方です。この生き方が定着すると、苦と感じていたことが徐々に感じなくなります。明治時代、精神科医に森田正馬(もりたまさたけ、通称、しょうま)という人がいました。彼はのちに「森田療法」という精神療法を作りあげた医師です。森田は、若い頃パニック障害に苦しんでいました。大学生の時、思うような勉強ができずに悩んでいましたが運悪く、父親の仕事がうまくいかず仕送りが止まってしまいました。しかし、目の前に試験が控えていたため、勉強を続けるしかありませんでした。お金もなく、薬も飲まずに寝る時間も減らして勉強しました。ところが、そんな生活を続けているうちに、パニック障害の発作が起きなくなっていました。この体験が、精神医学の道に進ませ、「森田療法」が生まれました。彼は、その時々の気分や感情に振り回されず、目的をもって行動することが大事だと考えて治療にあたりました。ある調査によると、人間は生きている間に36回、大きな出来事に遭遇するといいます。入学や試験、就職、恋愛、結婚、思わぬ病気や事故などの出来事は避けることができません。そのような時でも、自分が生きていく上での目的意識がある人は、その出来事が良いものであっても、悪いものであっても経験として役立てる力を身につけています。気分や感情に支配される生き方より、目的を持った生き方を目指しましょう。そのほうがはるかに豊かな人生となるに違いありません。 (by ハートリンクス)
2025年02月15日
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【人の過ちを責める前に自分を振り返る】情報が氾濫すると、何が正しくて何が間違っているかわからなくなります。さらに間違った情報が拡散されると、感情優先で人を追い詰めてしまいます。情報が簡単に手に入るのは大変良いことですが、事実ではない情報によって人が傷つくことは避けなければなりません。聖書に次のような話があります。キリストが民衆の前で説話をしていました。キリストを嫌っていたユダヤ教の指導者たちが、キリストを懲らしめてやろうと考え、あることを企てました。説話をしているキリストのところに、姦淫の罪で捕らえられた女を連れてきたのです。ユダヤ教の指導者はキリストに言いました。「先生、この女は姦淫の罪を犯しましたが、法律では石打ちで死刑にするように決まっています。先生はどうされますか?」実はこの問いかけは、ユダヤ教指導者たちの罠でした。もし死刑に値すると答えると、その権限はローマ帝国の支配下にあるユダヤ人にはなく、ローマへの反逆になります。さらに、死刑に値しないと答えれば、法律に従わないことになります。つまり、いくらキリストでも答えに窮するに違いないという企みでした。キリストは答えました。「あなたたちの中に、これまで罪を犯したことのない人がいたらその人から石を投げなさい」それを聞いたユダヤ教指導たちは、何も言い返せずに去っていきました。キリストは女に告げました。「私はあなたの罪を定めるとはしません。これからは罪を犯してはいけません」この話が意味するところは、人の過ちを責める前に自分はどうであるかをよく考えて行動しなさいということです。禅語には「莫妄想」(まくもうぞう)という言葉があります。妄想ばかりしてはけません、という意味です。人間ですから妄想することもあるでしょう。事故や不幸を想像して備えるのは、悪いことではありません。しかし、一つの想像を次々に膨らませるとこれは妄想となります。その妄想が人の過ちを誇大化していきます。人の過ちを声高に叫ぶより、生じた問題を冷静に判断できる心の持ち主でありたいものです。 (by ハートリンクス)
2025年01月31日
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【緊張に負けない方法】1月も後半になると受験シーズンが始まります。目指す希望校に合格するかどうかは、人生の岐路になるかもしれません。普段の実力が発揮できれば大丈夫だと思っていても、実際その時になると緊張してうまくいかないものです。緊張も適度なものであれば問題ありませんが、過度になると判断力が落ち視野を狭くする原因となります。緊張をほぐすには三つの方法があります。1、体をリラックスさせる。2、心をリラックスさせる。3、リラックスできる自分独自のやり方を持つ。この三つを実践できれば緊張感に支配されることはないでしょう。まず、体をリラックスさせるには、肩の力を抜き深呼吸すると効果があります。緊張している時は気づかないうちに肩に力が入り、呼吸が浅くなっています。次に心をリラックスさせるには、イメージングがよい方法です。イメージングとは想像することですが、自分がゆったりとした状態でいることを思い浮かべるのです。静かな森の中で、鳥の声を聞きながらそよ風に吹かれてリクライニングチェアでくつろいでいると想像してみましょう。また、リラックスできるための自分独自のやり方ですが、例えば自分の好きなミュージックを心のなかで口ずさむなど、自分だけの方法を持っておくことです。この三つを、日頃行われる試験の時などに試しておくとさらに効果があります。また、自分が信頼できる人や身近な人から励ましてもらうと緊張感が軽減されることもあります。こんな話があります。大谷翔平選手が所属するドジャースであった実話です。ある年のワールドシリーズにカール・アスキン投手が登板しました。相手はヤンキーズで、ドジャースがリードしていましたが彼は連続ヒットを浴び逆転されてピンチになります。観衆はカールが交代させられると思っていた時、監督がカールのもとに来て声をかけました。カール自身も交代させられると覚悟していました。監督が告げました。「今日は君の結婚記念日だよね」カールは驚きました。監督が記念日を知っているとは思っていませんでした。「今夜はどうする? 奥さんを夕食にさそってやると喜ぶと思うよ。 夕食前に相手を退治できるかどうかやってみろ! 頼りにしてるぞ!」こう言って監督はベンチに戻っていきました。カールはそれから19人を連続アウトにしてチームは勝ち、その後シリーズ優勝を成し遂げました。信頼する人の言葉で、緊張感がなくなり実力を発揮できることもあります。緊張することは悪いことではありません。緊張感を生かすには心の使い方が鍵です。緊張を恐れず、普段からどのような心を持つべきかを考えておきましょう。 (by ハートリンクス)
2025年01月15日
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【心が人生をつくる】2025年(令和7年)の干支(えと)は、巳年で一般的に蛇年と呼ばれています。元々、干支は古代中国で考案されたもので、一年の流れに意味を持たせています。その年に生まれた人は、その干支の象徴的な性格を持つとされています。多くの人は「あの人は蛇年生まれだから、執念深く粘り強い」といった基準で人を判断しますが、それはその人の執念深さや粘り強さだけが目立って見えるためです。しかし、厳密にいえば、どの干支に生まれても人の性格はさまざまです。つまり、自分の心の中にある一定の基準で物事を見ているだけで、偏った見方をしているに過ぎないのです。本当の心はそういうものではなく、自分次第でどのようにでも変えることができます。稲盛和夫氏は著書「生き方」の中で、「人生は考え方と熱意と能力によって決まる」と述べています。考え方、熱意、能力の三つの要素を掛け合わせて人生を創造していけば、成功と幸福を手にすることができるのです。よく考えてみると、この考え方、熱意、能力も生まれ持ったものではなく、すべて自分の意思と心によって生み出せるものです。これから、自分の心の持ち方次第で人生は大きく変わってくることがわかります。大谷翔平選手も読書家であり、稲盛氏の書籍を読み参考にしたそうです。心の持ち方とは、心をどんな状態で維持するかということです。心はその時々で変化します。嬉しいことがあれば嬉しくなり、悲しいことがあれば悲しくなります。しかし、人には心の状態をコントロールする知恵(本当の心)があります。感情はあっても感情に支配されない心を持つことによって、新しい年は自分の可能性を信じて生きていきましょう。 (by ハートリンクス)
2024年12月31日
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【明るく耐える人は最も幸福に近い】予期せぬ困難な出来事に遭遇することがあります。そんな時、驚いたり落ち込んだりするのは当然です。それでも、気持ちを取り直して前向きに生きていく人もいれば、いつまでもくよくよした気持ちのまま過ごす人もいます。ある作家が困難に対する心構えはどうあるべきかについて、次のように述べています。「困難な状況でも、弱音を言わない。希望のある言葉を口にする。 困難な状況でも、愚痴を言わない。何をすればいいかを考える。 困難な状況でも、誰かのせいにしない。 困難な状況でも、暗い顔をしない。明るい表情でいる。 困難な状況でも、自信を失わない。自分の力を信じる。 困難な状況でも、投げ出さない。忍耐強く頑張っていく。」さらに、「弱音や愚痴を言いながら耐えていくのは良くありません」と指摘しています。困難に直面すれば誰もが一時的には心が折れそうになることがあります。大切なのは、どのような姿勢で臨んでいくかです。心には波動があります。わかりやすい例としては脳波があります。心で考えたことは脳に伝達され、感情や表情に現われ、行動につながっていきます。つまり、様々な出来事をどのような気持ちで受け止めるかによって、未来は変わっていくのです。人の心や考え方には、感受習性というものがあります。これは、物事を感じて受け入れる時の習性です。感受習性は、「自分の意思を持ってコントロール」ことができます。この「自分の意思を持ってコントロール」する能力は、感情に流されることなく意思の力によって培われます。例えば、夜、就寝する時、一日を振り返って不快な気持ちで眠りにつく習慣の人と、楽しかったことやうまくいったことを思い浮かべることを習慣にしている人がいるとします。どちらが幸せに近いかは明白です。ただ何となくその日に起きた出来事を、感情の世界で終わらせるのではなく、どのように考えればうまくいくかという心の習慣を身につけましょう。この習慣によって人間性が優れ、幸福な人生につながっていくでしょう。
2024年12月15日
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【心が折れた時の対処法】仕事に集中している時、予期しない出来事が原因でイライラした気分になることがあります。すると、集中力が消え意欲がなくなります。しかし、それでも仕事をやり遂げなければならず、ストレスが生まれます。これを何度も繰り返すうちに、悪い出来事に直面すると心が折れてしまいます。心が折れた時の対応にはAとBの二つのタイプがあります。Aは、「もうイヤになった。何もしたくない」と感じ、すべてに対してネガティブな気持ちになります。そして、「何をやっても自分はダメな人間ではないか」というマイナスエネルギーが膨らみ、他人と自分を比べても劣っている自分しか見えなくなります。これは自己肯定感がなくなっている状態です。つまり、心が折れるとは自己肯定感をなくしてしまうことです。一方、Bは、心が折れて一時的にネガティブな心境になっても、プラスエネルギーを膨らませて自分を鼓舞します。このタイプの人は他人と自分を比べた時、成功した人を見て「どうしてあの人は失敗や不幸な出来事を乗り越えたのだろうか」と考えます。つまり、一時的に心が折れても自己肯定感を完全には失っていないのです。AとBの違いはどこにあるのでしょうか?Aはネガティブな思考に流されやすく、物事をポジティブに考えることが苦手です。このタイプの人の特徴は、完全主義です。自分の中で「こうでなければならない」という決めつけがあり、その枠から外れるとストレスを感じます。Bタイプの人は様々な状況に適応し、自分と異なる考えでも受け入れることができます。完全主義にならず、自分という芯を持ちながらできることから始めるという柔軟な思考ができます。もし心が折れたら、一つだけポジティブな思考ができる自分になる時が来たと考えてみましょう。成功も幸福も、その人の考え方が現実化されたものです。失敗や悩みがあれば、多くの人は不安になりますが、そのような時こそ自分を変えるチャンスであると考えることが大切です。
2024年11月30日
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【向上心を強くする方法】向上心のある人は、成功と幸福を手にすることができます。何事にもやる気のある人ほど向上心も強いという特徴があります。しかし、やる気があってもなかなか行動に移せない人も多くいます。その原因の一つは先入観です。よく「私にはできない」と自己限定をする人がいますが、これも自分に対する先入観があるためです。例えば、バスケットボールをやりたいと思っていても、「体が大きくないから自分には無理だ」あきらめる人がいます。しかし、体が大きくなくても世界で活躍する選手もいるのです。大谷翔平選手が、高校時代の野球部監督から教えられた言葉があります。それは「先入観は可能を不可能にする」というものでした。この教訓のおかげで彼は野球の世界で二刀流を目指すことができました。向上心を妨げるのは先入観ですが、人間関係においても先入観があるために損をすることがあります。例えば、初めて会う人がいた時、その人の過去の経歴を参考にするのはよくあります。しかし、経歴が素晴らしくても現在はどうかはわかりません。また、経歴が良くなくても今は立派な人であるかもしれません。禅の言葉に「前後裁断」というものがあります。これは「人や物事の前後を見ずに、今を見ることが大切である」という意味です。人に対してもその人の過去を見て評価し、決めつけることは先入観です。これは、相手にとって失礼であると同時に、自分も損をすることになります。自分の可能性を信じて向上心を持つため、また人間関係を良好に築くためにも先入観を持たないように心がけましょう。それがより良い人生につながるのです。
2024年11月15日
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【不運を幸福に変える方法】 ナイチンゲールやデール・カーネギーに大きな影響を与えたジェームズ・アレンという作家が次のように述べています。「人の心は庭園のようなものです。 知的に耕すこともできますが、野放しにもできます。 自分が咲かせたい花があるなら、心という庭の世話をし、 不純で誤った思考が育たないようにすることが大切です。 運命の形成には、自分の思考力や心の持ち方が大きく作用します。」不幸と思える現実も、思考力と心の持ち方で人生を変えることができます。例えば、松下幸之助さんの幼少期には、父親が破産し10人の家族は離散しました。そのため学校に通えず、小学校4年で中退しています。その上、病弱で、家族の多くを結核で亡くしました。しかし、彼は丁稚奉公で商売の道を学び、3人で始めた小さな町工場も10万人の社員を抱える企業に成長させました。後年、松下さんは成功できたのは「運がよかったから」と語っています。具体的には、以下のような理由でした。1、貧乏だったから、人の心と物を豊かにしようと思うことができた。2、学問がなかったから、人の話をよく聞くことができた。3、体が弱かったから、人から助けてもらうことができた。つまり、不幸と思えることを逆転の発想で考え、感謝しました。このように、考え方ひとつで不運が幸運になります。それは不幸の種というのは、じつは幸福の種でもあるからです。現実は不幸であっても、心の力によって不幸の種も幸福の種に変えることは可能です。そしてその力は限られた人だけに与えられているのではなく、すべての人々に与えられています。心の力を発揮できれば、生きている素晴らしさに気づくことができるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年10月31日
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【幸せを思い続ければ人生はうまくいく】どんな人も幸せになりたいと思っています。しかし、心の中では自分が傷ついた出来事を忘れられない一面があります。それでも、日頃から心の傷のことをあまり考えず、嬉しいこと楽しいことを大切にしている人もいます。このような人は、幸せを思い続けて人生がうまくいくようになります。イギリスの作家、ジェームズ・アレンが次のように言いました。「人は、悲しみに打ちのめされると、失ったもののことしか考えられなく なります。 そうなると、人生を大きな視野からとらえることができません」悲しみにも大きなもの、小さなものがあり、それは自分の思い通りにならないことからやって来ます。思い通りにならないために、不安や怒り、焦りと恐怖が生まれます。もともと人の心は自由で、生きていく中で生じる苦悩を取り除く力がありますが、その力を発揮するには心の柔らかさが必要です。心の柔らかさとは、現実を受け入れてどのように考えればよいかを選択する力のことです。例えば、相手から自分が傷つくことを言われたとしましょう。もちろんその時は悲しい気持ちになり、心は傷つきますが思い起こすと相手からやさしい言葉をかけられたことがあるかもしれません。ところが人は、相手から受けたネガティブなことばかりを大きくとらえてしまいます。しかも、そのことを繰り返して思い出し、そのたびに悲しい気持ちになっているのです。それでは人生がうまくいくことはないでしょう。大切なのは、いつまでも心の傷にしがみつくのではなく、傷を癒すにはどうすればよいかを考えることです。そのためには不安や怒りの感情より、感謝と喜びの感情を大切にすることが重要です。この生き方が、人生を大きな視野から見る力を身につけ人生を楽しめるようになるのです。 (by ハートリンクス)
2024年10月15日
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【完全を求め過ぎると自分が傷つく】より良い成績や完全な結果を求める意識は、向上心をもたらします。この考えは、人や組織を統率する原動力になります。しかし、何事も完全であるべきだと固執すると、息苦しさを感じることがあります。その反動として、結果を出せない自分を情けなく思い、悔しくて自分を責めるようになります。自分を責め続けると、自己処罰の心理が働き、自分の心さえも傷つけることになるのです。実際、現代社会にはこのような傾向の人が増えつつあります。自然の成り立ちを含めて、人の心にはバランスが大切です。例えば、仏教や儒教でも、「中庸の精神」の重要性が説かれています。中庸とはバランスのことです。例えば、人の体は年齢によって変化をしますが、水分が60~70%で残りは水以外だと言われています。地球は、海が約70%で、30%が陸です。心理学や精神医学の世界でも、70点主義や80点主義で生きることが、人間らしい生き方ではないか、という考えが一般的です。完全を目ざすことも大事ですが、無理をしないことが人間らしい生き方です。自分に完全を求める人ほど、他人や家族に完全を求めます。優秀な親が自分の子どもに、同じ優秀さを求めることがあります。自分が優秀だったから、子どもも優秀でなければならない、という考えを持つ人もいます。大事なことは、子どもがその環境の中で楽しく生きられるかどうかです。楽しく感じるのは、バランスがとれている心から生まれます。良い成績を残すために努力したことにフォーカスし、「よく頑張ったな」「次はもっと努力しよう」という意識を持つことで、健全な精神が育ちます。個人差はありますが、60点から80点で十分だという考えを基本に持つ人が、結局は幸せな人生を送ることができます。 (by ハートリンクス) 【お知らせ】いつもご覧いただきありがとうございます。10月より、記事の配信を月に2回(15日・月末)行うことにいたしました。10年にわたり配信させていただき、多くのことを学び成長できましたこと、心から感謝申し上げます。今後も皆様の心に残るような内容を目指していきたいと考えております。
2024年09月30日
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【嫌いな人がいるのは当然?】仏教の言葉に「怨憎会苦」(おんぞうえく)というものがあります。これは、自分の嫌いな人と出会う苦しみのことです。人が生きていく中で、嫌いな人と出会うのは避けられませんが、ブッダはその苦しみにどのように対処すればよいかを説きました。パレートの法則というのがありますが、これは物事を2:8に分けることができるというものです。この法則から派生した2:6:2という法則があります。これは働きアリの法則とも呼ばれますが、2割のアリがよく働き、6割は普通に働き、残り2割はサボっているという分類をします。この法則を人間関係に当てはめると、好きか、何も感じないか、嫌いに分けられます。そうすると、いかに努力しても10人の知り合いの中に嫌いな人が必ず2人存在し、嫌いな人がいるのは当然であるということになります。一方、人間関係を哲学的に捉え、どのように対処すべきかを考えた人物がいます。黒住宗忠という人です。彼は次のような言葉を遺しました。 「立ち向かう人の心は鏡なり、己が姿を映してや見ん」 <己がすがた>とは「自分の姿、自分のこと」です。意味は、誰かを嫌いだと思うのはその人の欠点を見て裁いているからで、自分のことを相手より上に置き、自分にはその欠点はないと思っているが、そうではない。相手の中に見る嫌いなところは、じつは自分の中にあるのだから、自分をを省みて改めなさい。相手を嫌いだと思う必要はない。相手のおかげで、自分の欠点に気づくことができるから、ありがたいことなのだ……。人と人の間で生きるから、「人間」という説もあります。うまくいかないのが人間関係ですが、好き嫌いという感情を抜きにして奥深く考えることで、自分の成長につながることができます。 (by ハートリンクス)【お知らせ】いつもご覧いただきありがとうございます。10月より、記事の配信を月に2回(15日・月末)行うことにいたしました。10年にわたり配信させていただき、多くのことを学び成長できましたこと、心から感謝申し上げます。今後も皆様の心に残るような内容を目指していきたいと考えております。
2024年09月29日
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【人の気持ちを包み込むコツ】人間関係がうまくいくには、誠実さが必要です。相手に対して高圧的な態度で接していては、嫌われてしまうでしょう。それぞれの立場が違っていても、誠実さがあれば人間関係が悪化することはありません。エジソンが、世界で初めて録音機を発明したときのことです。彼は職人ところに行き、自分のアイデアを書いたスケッチを持って、試作品を作ってくれないかと頼みました。職人はスケッチを見るなり、「無理だ、そんなものうまくいくはずがない」と文句を言いました。エジソンは「どうしてそう思うの?」と尋ねました。職人は「機械が話すなんて、誰も作ったことはないじゃないか!」と答えました。このとき、職人とエジソンとの関係は良好ではありませんでした。普通の人が部下からこのように言われたら、怒りが湧いても当然のことです。 しかし、エジソンは違っていました。「君の意見は分かった。しかし、とりあえずこのスケッチどおりの試作品を つくってくれ。もしそれがうまくいかなかったら、私の負けを認めよう」その後、試作品は完成し1回目のテストでその録音機は作動に成功しました。吹き込まれたのは「メリーさんの羊」の歌だったそうです。職人は、それ以後エジソンに対する気持ちが変わりました。エジソンは、職人との関係を悪化させまいとして、うまくいかないなら自分が悪かったことを認めるという気持ちを伝えています。ここに、エジソンの誠実さが表れています。誠実さとは、相手の感情を否定せず受け入れ、自分が不利な関係になることを覚悟する意思です。意思は感情を上回るエネルギーです。エジソンは、たんに発明家としての能力があっただけではなく、人の気持ちを包み込む力もあったのです。ある作家の人が次のように語っています。「人間というのは不思議だ。 人との関係がわずらわしくてストレスを感じるのに、 人との関係の中でストレスを解消する」私たちが幸せに生きるために欠かせないのは、良い人間関係です。他人に誠実な人ほど、人間関係に恵まれ、幸福な人生を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月28日
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【人間的に成長する人の特徴】ある教育者によると、20代から30代の人の場合、人間的に成長しそうな人と、そうでない人には共通した特徴があると言います。それは、好奇心が強いかどうかということです。好奇心とは、自分が傷つくことを恐れないという意識のあらわれです。やってみて、失敗するかもしれない、それでも何かを得ることはできる。これが好奇心の本質です。野生の鳥のヒナは、独り立ちできる頃になると自分でエサを見つける訓練を親から受けますが、初めて見る世界に強い好奇心を持ち、冒険を通して成長していきます。 私たち人間も、幼児期は目に付くものすべてが珍しく、好奇心だけで生きているような時期があります。ところが私たちは、ある程度の年齢になると経験豊富なことがじゃまをして物事への好奇心や、関心が薄れていく傾向があります。しかし、人はいくつになっても、好奇心を捨てない生き方をしたほうが心の成長と、幸福を手にする確率は高くなります。 例えば、香水で有名なココ・シャネルは子どものときから、好奇心が旺盛な性格でした。彼女は、孤児院で育ちましたが、裁縫の技術を身につけて帽子専門のお店を開きました。ある時、「どうして女性は、コルセットをつけて、重いドレスを着るの?」という疑問をもちました。そこから、重いドレスを着るよりもっと自由に動ける服をつくれないか、という好奇心から、パンツスーツをデザインしました。さらに、「香水は、なぜどれも同じ香りなの?」と考え、10種類の香りの香水を作り、試作品を自分の顧客に無料で使ってもらいました。その中で、特に人気の高いのが5番目の香水だったのです。「シャネルNo.5」はこうして誕生しました。孤児院にいたココ・シャネルは、みすぼらしい服のままでもいいとは考えずに、街を歩く時も好奇心を持ちながら、新しいアイデアとデザインを生み出としていました。好奇心を持つことで、自分にはできないという消極的な心が、積極的なものに変わっていきます。自己限定よりも未知の自分に挑戦していく生き方は、好奇心を持つことから始まります。 (by ハートリンクス)
2024年09月27日
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【簡単な心身のリフレッシュ法】メンタルの特性は個人によって異なり、リフレッシュの方法も自分に適したものであれば効果的です。まずは、気分転換をすることが大切です。自分独自の手軽で簡単な方法があれば効果的です。しかし、そこで終わるのではなくリフレッシュを通して、心を成長させることも大事です。リフレッシュのあと、心をどのような方向に持っていくかが大事です。例えば、2~3日前か一週間前のことでもかまいません。思い出してみて相手の立場や気持ちを考えて言動をしていたかを振り返り、自分を俯瞰してみましょう。相手に注意したことや指導したこと、提案したことが相手への批判になっていなかったかを思い出してみます。もし反省すべきことなら、次に生かせばよいのです。これは、古い心のリズムを、新しいリズムに変えていくことになります。まだ記憶に新しい時期に、自分を俯瞰する意識が強い人ほど、物事の全体像を把握する能力が高いと言われています。これは、部屋の空気を入れ替えることと同じように、心の中の空気を入れ替えることになります。これで心のリズムは変わり、運気も良い流れに変えていくことができます。また、体を動かすことも大切です。体を動かすと血液の循環が良くなると言われていますが、具体的には体を動かすと血液の循環速度が一時的に速くなることで、爽快な気分になるのです。ウォーキングなどの有酸素運動は高い効果があります。疲れがたまりやすい習慣も体を動かす習慣に変えていけば、ストレスは軽減されます。以上のように、思い出して自分を俯瞰することと、体を動かすことで、心と体のバランスも整い、メリハリのある生活を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月26日
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【顔には自分の価値が表れる】生き方は顔つきに表れます。人間の顔は同じ顔というのが存在しない個性です。誰かに似ていても、その人にしかない魅力であり、それを具体的に表現していく場が人生です。ココ・シャネルには次のような言葉があります。 「20歳の顔は自然がくれたもの 30歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる 50歳の顔には、あなた自身の価値が表れる」観相学の大家、藤木相元という人がいました。藤木師は若い頃、僧として修行し、その後、松下幸之助さんの支援を受けてドイツに留学し、観相学の研究を行った人物です。藤木師も、ココ・シャネルと同じようなことを述べています。人間の顔は、年齢ごとに個性を表わし赤ちゃんは、純粋無垢な表情です。幼少期は、好奇心に満ちあふれたエネルギッシュな表情です。成人までは親に似た顔つきですが、その後は社会の波にもまれ自分の価値観がつくられていきます。ある女性作家が、何十年ぶりかで中学校時代の同窓会に出席しました。中学時代には目立たず、それほど美しくなかった友人が、深い静けさのある美人に変わっていました。作家は、その人のことを、「上手に苦労をした人だな」と思いました。反対に、当時は美人だと周囲からもてはやされた人が、目立たない人になっていたといいます。さらに、静かな美人の友と話してみると、幸せとはいえない人生でした。人生にはよいこともあれば、苦労することもありますが、大切なのは苦労の仕方です。自分はこんなつらい目にあったと、ふり返る人は苦労を悪いものと思いがちです。「生きてこれた」、と苦労をよいものと思う人もいます。この考え方が、自分の価値になり表情として表れます。心の持ち方は生き方であり、人生になります。人を寄せつけない表情より、人から慕われる表情を心がけましょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月25日
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【どんな仕事にも意味がある】仕事に対する考え方は人それぞれです。今の仕事が好きで毎日が楽しいと思う人がいれば、仕方なく生活のためだと思いながら好きではない仕事をする人もいるでしょう。例えば、テレビで活躍している林修さんは予備校の講師をしていましたが、その仕事は好きではありませんでした。しかし、それが縁となりテレビに出るようになりました。本当は、林さんが一番やりたいのは本を書くことだそうです。それなら、テレビの仕事を断って本を書けばいいのではないか言う人もいますが、林さんはそれでも今の仕事を続けています。なぜかというと、林さんには「頼まれた仕事は引き受ける」という考えがあるからです。どんな人にも、仕事に対する考え方となる「仕事観」があります。林さんは、仕事は自分の好き嫌いを超えたもの、ととらえています。中には、自分が本当にやりたい仕事があるのに、それができないことが悩みだという人がいるかもしれません。林さんは、次のように語っています。「やりたくない仕事でも、一生懸命やっていると、やりたい仕事に近づき ます。それが幸運にめぐりあえる秘訣です」。仕事に対する考え方を変えれば、それまで気づかなかったスキルや可能性を見いだすことができます。仕事観は人生観につながるものです。「好きではないが、やってみるか」というチャレンジ精神を抱くことは、長い人生では貴重な経験となるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月24日
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【下方比較の法則は心を楽にする】作家の曽野綾子さんが、次のようなことを述べています。 「アフリカの貧しい国では、人として根本的な苦悩があります。 つまり、『生きられない』、ということです。 お金がないから食料を買えない。そのために満腹感を知らない。 ここ数ヵ月の間、体を洗ったことがない。雨が降っても濡れて寝る。 病気になっても医者にかかれないので、痛みをこらえて土間に寝る。 そのような人たちのことを思ったら、自分はなんと恵まれているのか と思います」。心理学に、「下方比較の法則」と呼ばれるものがあります。「私だけ、なぜこんな目にあうのだろうか?」という問題に直面した時に、「私よりも、もっとつらいことで苦しんでいる人がいる」と、自分よりも 大変な人と比べることです。すると、「私のほうがはるかに恵まれている」という気持ちになり、もう少し頑張ろうという力が生まれます。曽野さんのようにアフリカで生きている人たちを基準に考えれば、日本で生きていることはありがたいと思うことができます。何事もポジティブに考える人でも、何か心配事が起きて気持ちが萎えることがあります。人間ですから、落ちこめば心配性の状態になります。そういう時に、下方比較の法則で物事を考えると心が楽になります。気持ちを切り替えようと思っても感情に流されることもありますが、今が幸せであると理屈抜きに考えるのも大切なことです。今あるものに喜び、感謝することを基準にする生き方を続ければ、問題が起きたとしても不安は軽減され、穏やかな日々を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月23日
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【徳のある人には人が集まる】人間性のバランスがとれている人ほど人気があり、欠点さえも魅力に感じることがあります。人間性というのは目に見えるものではありませんが、その人がいつも考えていることが態度やしぐさになり、見る側からは魅力となるのです。「菜根譚」という古典の中に、人間性に関する言葉があります。 『徳のある人には、人が集まる』「徳」をわかりやすくした言葉が、「人間性」です。人間性の優れた人には人気があり、人が集まります。では、その人間性の、具体的な要素にはどんなものがあるのでしょうか。 それは、「明るさ」「謙虚さ」「誠実さ」「寛容さ」「感謝心」です。これらの逆のことから考えてみるとよりわかりやすくなります「明るさ」の逆は「暗い」です。暗い表情で暗い発言をされたら相手は、笑顔にはなれません。「謙虚さ」の逆は、「傲慢」です。人を非難する、自分の意見を強要する、上から目線で発言するなどは、人の共感を得ることはできません。「誠実さ」の逆は、「自分中心」です。人の話を聞くことができない、自分に利益をもたらす人には従順など、自分の利益を優先する人には近づきたくありません。「寛容さ」の逆は、「狭量」です。偏狭ともいいます。自分の価値観が一番優れていると考えるために、自分の意見に沿えない人には厳しく接し、少しのミスにも腹を立てるため、協力者はいなくなります。「感謝心」の逆は「当たり前」の心です。仕事をもらっても当たり前だと思うために、努力しようとする向上心がなく、自信過剰で周囲には尊大な態度で接することが当たり前になり、人はついてこなくなります。人間は完全ではありませんが、人間性を優れたものにする努力は必要です。できることから改善し、自己向上心を持って大切な日々を送ることが、幸せな生き方となるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月22日
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【ストレスの原因を横に並べない】ストレス解消のコツを身につけるためには、ストレスとの向き合い方を知る必要があります。昔話に次のようなものがあります。堪忍六助という人がいました。六助はどんな事にも、腹を立てなかったので近所の人たちから注目されていました。ところが、それを気にくわない若者たちおり、六助をどうにかして怒らせようと考えました。ある日、六助が道を歩いているとき、二人で後ろから頭を叩きました。ところが六助は、平気な様子で通り過ぎました。次の日、若者たちは5人がかりで、六助に殴りかかりました。それでも、六助はまったく意に介せず、泰然自若として通り過ぎました。とうとう若者たちは、六助のすごさに感服し、殴られても顔色一つ変えない人間になるにはどうしたらよいかと謝罪して尋ねました。六助は答えました。「なにも難しいことはありません。頭を何百回叩かれても、堪忍するのは たった一つずつです」この昔話について、ある作家は次のように述べています。 「堪忍六助が堪忍をためなかったように、ストレスをためこまないことが 大切です。 なるべくその場であるいは、一日単位で処理したほうがよいのです。 なぜかと言えば、ストレスをためやすい人はストレスの原因となる問題点 を横に並べる傾向があります。 横に並べるとはそれらを同列に扱うことになり、問題を羅列しているだけ で、整理整頓されていません。 それだと問題を解決する速度より、ストレスがたまる速度が上回りストレス は山積みとなります。 反対に、ストレスをためない人は、ストレスの原因となる問題点を縦に並 べる傾向にあります。 大きなストレスの原因になる問題点の中から、小さな労力で解消できる ものを一番上に、その真逆を一番下に置き、上から順番に片づけていき ます。 すると、ストレスがたまる速度より、問題を解決していく速度が上回り、 ストレスが山積みされることはありせん」。このように、ストレスを横に並べるか、縦に並べるかがストレスとの向き合い方の違いです。ストレスを自分の味方にしようと思えば、ストレスを縦に並べる意識を持つことが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年09月21日
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【夢は集中の繰り返しで実現する】仏教の経典の中に、次のような言葉があります。「あなたがもし、信念をもって取り組めばできないことはありません。 わずかな水でも、常に流れれば固い石でも穿つことができます」穿つ(うがつ)とは、穴をあける・突き通すという意味ですが、昔の家には雨どいのない家が多く、屋根から雨水が落ちる場所には平たい切り石を並べていました。その石も、何年もすると小さな穴や大きな穴ができています。雨水のしずくが、固い石に穴をつくるのです。このように、一つのことを集中してくり返すことを信念と言います。例えば、ビートルズのメンバーの一人、ジョン・レノンは子どもの頃、両親ではなく伯母に育てられ、恵まれた環境ではありませんでした。しかし、彼は音楽が好きで特にエレキギターを誰よりも得意としていました。彼は、ロックンロールの音楽を世の中に広めたい、という夢を目指して毎日練習を続けたといいます。彼があるインタビューで、こう語っています。「私にとっての神は、ロックンロールです。 ロックンロールがビートルズを導いてくれたのです」行動力の源泉となるのが「信念」です。『信念』という文字には、「今の自分の心を信じ通す」という意味があります。今という文字の下に心という文字を置いて「念」となりますが、今に集中することを繰り返して信念が鍛えられていきます。夢を途中であきらめてしまう人もいますが、集中力とくり返す努力が不足していたからで、信念が弱かったのです。年齢に関係なく、夢と目標を実現した人は、計画を立て集中をくり返しながら信念を鍛えています。信念があれば生きる自信が湧き、結果的に幸福な人生を送ることになります。 (by ハートリンクス)
2024年09月20日
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【災難を転機にする心の持ち方】世の中には予想できない、不測の出来事が起きてしまいます。例えば、道を歩いていたら、突然上からモノが落ちてきたり、安全運転で車を走らせていたら後ろの車から追突されたりすることもあります。そういう時、どのような心がまえで現実を受け止めるかで、その後の人生が大きく変わります。ある青年が、突然父親を亡くしました。父親は、会社を経営していましたが3億円の借金がありました。相続放棄という法律を使えば、その負債が家族に及ぶことはありませんが、彼は「父が作った借金だから自分が一生かけて返す」と決めました。それから勤めていた会社を辞めて家業を継ぎ、死にもの狂いで頑張った結果、借金は10年で返済することができました。彼が素晴らしいのは、借金を返済した後も同じような気持ちで仕事に取り組んだことで、お金が貯まり、まもなく資産家になったことです。常識で考えれば、亡くなった父親を恨みたくなるところですが、彼は次のように考えました。「父は借金を残したのではない。情熱と本気と稼ぐ力を残してくれた」このように、人によっては予測不能の出来事を肯定的に考え、自分を向上させる転機にできる人もいます。思ってもみなかった出来事に出遭った時、動転して冷静な判断ができなくなりますが、それでも何ができるかを考えるところに人間の強さがあります。また、その時にはわからなかったことでも、何年か経てば「ああ、そうだったのか」と思うこともあるでしょう。どのような出来事にも、何かを学ぶヒントがあると考えることで、人間としての成長があります。 (by ハートリンクス)
2024年09月19日
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【心が変化に対応すれば不安は消える】人間には変化を恐れる特性があります。例えば、自然界の「春夏秋冬」は季節が変化することを昔から知っているため私たちは不安になることはありません。しかし、もし春の次に秋がくるかもしれない、秋の次に冬は来ないかもしれない、となったら不安でいっぱいになります。春夏秋冬は、順序よくやってくるとわかっているからこそ、季節の変化に不安を感じることはないのです。不安は、これからどうなるかわからないことから生じる感情です。「これから、こんなふうになりますよ」、とわかっていれば不安を感じることもないでしょう。不安なことばかり考えると、生きる力が湧かなくなります。ブッダは、この世は「諸行無常」であると説きました。諸行無常とは、「世の中や物事、人の心も変化していく」という意味ですが、一方では「人生は、心に基づいて展開する」とも教えています。 ブッダがある国で遊説をしていた時、村と村との争いごとが起きブッダや弟子たちは、食べるものも泊るところもない日々が続きました。弟子の一人が言いました。「ブッダのような聖人でも、このような苦しい出来事に遭うのですね」ブッダは答えました。「何が起きるかわからないのが世の中です。かといって、怖がる必要はあり ません。しばらくしたら、村人たちは疲れて争いごとをやめるでしょう。 それまで、私たちは瞑想でもしましょう」 ブッダは、世の中は日々変わるものですが、人の心も変化に対応して順応させていけば、不安になることはありません、と言いたかったのです。不安なことばかり考えずに、わずかな時間でも瞑想やマインドフルネスなどで気持ちを静める習慣があれば、順応力は高まり、明るい心で生きていくことができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月18日
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【感情は伝染する】一人の明るい笑いが、周りの人をにこやかにします。これは、人の心や感情が伝わるものであることを示しています。ある心理学者が40名の人を、20名ずつA班とB班に分けヘッドホンをつけてもらいちょっとした小話を聞いてもらいました。A班の小話には、途中で人の「アハハハハ」という笑い声が聞こえるような仕組みになっています。その小話の内容は、特に面白い話ではなく、ただ笑い声が聞こえるだけです。すると、A班の人は途中の人の笑い声が聞こえると、自分もつられて笑うことがわかりました。B班の小話は、A班とまったく同じ話ですが、人の笑い声はありません。それでも、A班の人が笑ったことにつられて、B班の人も笑うことがわかりました。これを人類生理学では「感情伝染・情動伝染」と言います。人の感情や情動には伝染する性質があり、脳にはミラーニューロンという共感を呼び起こす神経細胞があると言われています。このミラーニューロンには、他人の感情をコピーする役割もあります。明るい感情が伝染するように、暗い重苦しい感情も伝染するのです。これが理解できれば、人と人との関係をよくするために活用できます。あくびも伝染するとよくいわれますが、これも感情伝染、感情の転移の一種です。ただし、あくびについては身近な人や、関係性の違いによって伝染の度合いが違うという説もあります。例えば、10人程度の人数でミーティングをしているとき、自分の嫌いな人があくびをしても反応せず、自分の上司や信頼できる人があくびをすると反応するというデータもあります。良い感情が伝わるように、自分から笑顔をつくるだけで人間関係を改善することができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月17日
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【縁起の悪い出来事も、良いことだと考える】「不幸中の幸い」という言葉があります。不幸なことが起きても、最悪の事態を免れた時にこの言葉がよく使われます。こんな話があります。仏像が好きな、あるご主人がいました。とくに信仰心が篤いわけではありませんが、休みの日には京都などに行き、仏像めぐりをして、気に入れば小さな仏像を買って家に飾っていました。ある日、飾っていた仏像の一つにひびが入っているのを見つけました。家族からは、気味が悪いと言われましたが、捨てるのも簡単ではないと悩んでいました。すると、子どもさんが自転車で転んでけがをしたり、奥さんが急な腹痛で病院に行くなど、良くないことが続きました。そこで、ご主人は知り合いの住職を訪ねて、このいきさつを話してどうすればいいか相談しました。住職はつぎのように言いました。「それは、不幸中の幸いでしたね。仏像とはいえ、木片ですから乾燥すれば ヒビがはいることもありますよ」。その人は、住職の言葉に安心することができました。縁起の悪い出来事でも、良いこととして考えることができます。例えば、ひびのはいった仏像が、家族に起こる良くない出来事を最小限度に抑えてくれた、と考えればよいのです。運の良し悪しも、とらえ方しだいで変わります。運がいいと思う時は、何かいいことがあっただけとは限りません。イヤな出来事に遭った時は誰もが「運がなかった」と思うでしょう。しかし、「自分は運がいい」と日頃から思っていれば、仮に不都合な出来事でも、良いこととして考える習慣が身につき、物事に動じない人生を送ることができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年09月16日
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【幸せになる方程式】幸せになる方程式があるのか、というテーマで映画が作られました。2012年にアメリカで制作されたドキュメンタリー『happy? しあわせをさがすあなたへ』です。その中に一つのシーンがあります。インドのコルタカという貧民街に住む、人力車のドライバーが登場します。彼の住む家は、雨が降れば雨漏りがするほど屋根に穴があいています。それでも彼は次のように語っています。「雨が降ると、びしょびしょになるけど、晴れた夜は星が見える。 家族がいれば僕は幸せ」さらに、こんな話もあります。医療の仕事に従事している人たちに、2週間だけ日記を書いてもらいました。病気の人をお世話する仕事のため、ストレスも多い職種です。それでもあえて、感謝の気持ちを書いてもらいました。すると、それまでよりイライラすることが減ったという人が2~3割いました。また、自殺未遂で入院した患者さんたちに、誰かに感謝の気持ちを伝える手紙を書いてもらったところ、約8割の人に気持ちが楽観的になったという結果が出たそうです。神経科学の分野ではまず「ありがとう」と言うと、その気持ちを抱く習慣が身につくという説があります。コルチゾールというストレスホルモンの分泌量が減少すると言われています。一日の中で、「私は幸せだなぁ」という気持ちを何回も味わえる人には、たくさん感謝しているという特徴があります。これは、幸せなことがあったから感謝しているのではなく、まず感謝するから幸せだと感じるのです。状況に関係なく、まず感謝の気持ちになれば、イライラすることが減り幸福感を味わうことができます。 (by ハートリンクス)
2024年09月15日
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【課題が多い人ほど頭が良い】テレビを見ていると「CMのあとには、衝撃的な出来事が!」という文字が表示され、アナウンサーが呼びかけている光景を目にします。これは、視聴者をその気にさせ、期待させるための演出ですが、行動心理学では「ザイガニック効果」と呼ばれています。ザイガニックという心理学者が実験で得た結果、人間は取り組んでいる作業を途中でやめてしまうと、中断したことが気になり長く記憶する傾向があることがわかりました。一つのことをやり始めたら、完成するまでやり遂げなければという意識が芽生えますが、固執状態になると完全主義、完璧主義になります。最後まであきらめないことはとても大事な心構えですが、固執すると良い結果は出ません。なぜかと言うと、人の心は元気な時もあれば疲れている時もあり、疲れている時は、休養するなどしていったんやるべきことから離れる必要があるからです。これを、「努力が足りない」「忍耐力がない」という通り一遍の評価をするのは間違いです。吉田松陰は27歳の時に、松下村塾を開きましたが、広さ二十畳に満たない粗末な部屋でした。彼の教育法は、一つのテーマを与えて討議させ結果を発表させますが、正解は言わずに次のテーマを与えていくというものでした。答えが出ないまま新たなテーマを与えていくと、塾生たちは混乱するように思いがちですが、実際は違っていました。塾生たちの頭の中には討議したが未完成の課題は残り、塾が終わってもずっと考え続けることで、思考力が鍛えられました。吉田松陰は塾生を鍛えるために、あえてそのような教育を行ったのです。100名足らずの塾生でしたが、久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文や桂小五郎、山形有朋などの明治維新に活躍した人物が育っていきました。答えを出すことが正しいと言えません。人生にも、さまざまな課題が生じますが、絶えず考えることで問題を解決する力が生まれてくるのです。 (by ハートリンクス)
2024年09月14日
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【不登校でも心は成長する】不登校や登校拒否の経験があるからといって、卑屈になる必要はありません。その経験を通して、人間的な成長ができた人は数多く存在します。大同大学の学長を務めた、澤岡昭さんは子どもの頃の体験を通して次のように話しています。「私は、小学校6年になる頃、朝学校に行く時間になると頭が痛くなり、 今でいう登校拒否になりました。 その時に母から言われて、一年間休学したのです。 病院に行っても原因が分からず、母は私が心の病になっていることに 気づきました。 母は校長に呼ばれてずいぶん叱られたようですが、頑として行かなくて いいと言いました。 でもそのおかげで、私はもともと勉強のできる子どもではなかったの ですが、活字を読む習慣が身につきました 家にいてもやることがないので、母の書棚にあった婦人雑誌や本を読 んで過ごしたのです。 そして一年遅れて6年生になりましたが、友達もいないので毎日問題集を 眺めて過ごしていたら、中学校に入って受けた実力試験でクラス2番にな りました。 友達からは『勉強ができるんだね』なんて言われて、それをきっかけに 人間がガラッと変わったのです。 高校では生徒会長や文化祭委員長まで務める活発な人間になりましたが、 あの不登校の一年がなければそういうことはあり得ませんでした。 その不登校の体験から確信したことは、人間は変われるということです。 それは私の教育の原点でもあります」。教えて育てることを教育と言い、英語では教育のことを『Education』と表現します。語源のラテン語をたどっていくと、「導く」「能力を引き出す」という意味になります。人には個性があり隠された能力を持ちますが、これを環境という外部の力と、導く立場にある親や教師の引き出す力が関わりあうことが大事です。本人の意欲も大切ですが、子どもたちの可能性をいかに引き出せるかを絶えず考える人々の意識が、人を育てていきます。 (by ハートリンクス)
2024年09月13日
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【つきあうべきタイプ10の特徴】アメリカの思想家、ジェームズ・スベンソンがどのようなタイプの人とつきあえば運が向き、充実した人生になるか、について次のように語りました。1、 約束を守る誠実な人特徴:約束を守ることで人間関係を大切にします。行動:期限を守り、他人の期待に応えます。2、 他人をほめる温かい人特徴:他人の良いところに敏感で、周囲の人を励ましてくれます。行動:小さなことも感謝の言葉を伝え、他人の成功を祝ってくれます。3、 他人の秘密を守る慎重な人特徴:他人のプライバシーを尊重します。行動:秘密を漏らさず慎重に行動し、他人の信頼を裏切りません。4、 もらうことより、与えることを優先する利他的な人特徴:他人の幸福を自分の喜びと感じ、無償の愛の心があります。行動:困った人を助け、ボランティア活動に積極的に参加します。5、 いつも楽観的な見方をする明るい人特徴:ポジティブなエネルギーを持ち、周囲の人を元気づけます。行動:笑顔を絶やさず、困難な状況でも前向きに考えます。6、 相手の気持ちを大切にする優しい人特徴:共感力が高く、他人の感情に敏感です。行動:他人の話をよく聞き、思いやりのある行動をします。7、 性格や態度に裏表のない人特徴:正直で一貫性があり、他人から信頼されます。行動:自分の意見を率直に伝え、偽りのない行動をとります。8、 他人の幸せを喜ぶ寛大な人特徴:他人の成功や幸せを心から喜ぶことができます。行動: 他人の成功を祝い、嫉妬せずに応援します。9、 自分の感情をコントロールできる冷静な人 特徴:感情に流されず、物事を冷静に判断します。 行動:ストレスをうまく管理し、冷静な対応を心がけます。10、自分が間違っていれば素直に反省する謙虚な人 特徴:自己反省ができ、成長を続ける姿勢があります。 行動:間違いを認め、他人の意見を受け入れます。 これら10項目のすべてを備えている人を見つけるのは至難の業です。ただ、自分自身が目指すべき人間像としてとらえることが大事です。つきあわないほうがいい人は、この逆のタイプの人です。まず、自分の存在が相手にとって大切なものとなるよう自覚し、自分自身を成長させていきましょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月12日
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【笑うと人生がうまくいく】ブッダやキリストが生きていた時代から、明るい表情や前向きな言葉を使うことがすすめられていました。ただ、それはとくに科学的な裏付けがあったわけではなく、彼らの体験によって、普遍的な法則としてとらえられていました。笑顔の人は周囲から好かれて、人間関係もうまくいき、健康にも恵まれます。現代では、人間が苦しむ原因の一つは、人の体内で生じる神経ホルモンが原因であることがわかりました。怒りや苦しみはアドレナリンという、脳内神経ホルモンから生まれ、その原因は心や考え方にあります。私たちの先祖は、時代の変化とともに人の心や、感情が神経ホルモンに多大な影響を与えることを突き止めたのです。その中で、「笑う」ことが健康になり、運さえも変えていくことができると証明しました。例えば、笑っているときの私たちの呼吸は、臍下丹田での呼吸を行っており、ヨガの呼吸に最も近いと言われています。息を吸うことより、吐くことに時間をかけることで健康になります。笑うと全身の筋肉が柔らかくなり、仕事も勉強も運動もベストな結果に導くことができます。陸上100メートル走で10秒台の壁を破れなかった時代、カール・ルイスは笑いながら走ることで9秒台の記録を出しました。オリンピックで3連覇した、ウサイン・ボルトも笑いながら走るという走法を用いています。スポーツ心理学でも笑うことの研究が行われています。朝起きたら、笑うことから一日をスタートさせましょう。仕事や日常生活においても、にこやかな表情で取り組むことは大切です。この生き方が幸せな人生に導いてくれます。 (by ハートリンクス)
2024年09月11日
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【思いやりホルモンは健康のもと】ある研究では、高齢者の人が1年間、200時間以上のボランティア活動をすると、高血圧になるリスクが4割ほど減ると言われています。その理由はなぜでしょうか?人のために何かをすると、思いやりの気持ちが強くなるからです。最初は勇気がいるかもしれませんが、相手が喜んでくれると、また何かをしてあげようと思います。この思いやりホルモンは、脳にオキシトシンという血管を広げる神経伝達分泌液を作ってくれます。つまり、ボランティア活動は血圧を下げる効果があるのです。最近では、子どもたちにも高血圧が多いといわれていますが、食生活が乱れることで肥満児が増えて、血管に関する病気も見られます。できれば、子どもたちにもボランティア活動に積極的に参加できる環境が必要でしょう。人間は、他の生き物より心の機能が優れており、人のために行動する力があります。鍵山秀三郎さんは、人間には三つの幸せがあると言いました。1、「してもらう幸せ」人は、生まれてすぐにおしめを替えてもらい、おなかが空いたらお乳を飲ませてもらい、抱っこしてもらいたいときは泣きます。これが赤ん坊のときの幸せです。2、「できるようになる幸せ」3歳ぐらいになると親から食べさせてもらっていたご飯も、自分で食べたくなります。さらに、自分で箸とお茶碗をもって食べようとします。それまで誰かにしてもらっていたことを、自分でできるようになると嬉しくなるのです。3、「してあげる幸せ」ある程度の年齢になると、親や兄弟姉妹から何かを頼まれた時、それをしてあげると、とても喜んでもらえます。自分以外の人のためにしてあげると、喜びを感じます。幸せを感じれば、健康になれます。健康の専門誌などには、病気を予防し健康で長生きするには、心が影響すると書かれています。してもらうことより、何かをしてあげることをより多く考えてみましょう。幸せになる可能性がはるかに高くなります。 (by ハートリンクス)
2024年09月10日
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【心を疲れさせない生き方】松下幸之助さんが次のようなことを言いました。 「疲れないコツ」 苦しかったらやめればいい、無理をしてはならない。 無理をしないといけないのはレベルが低い証拠。 真剣に生きる人ほど無理はしない。 無理をしないというのは、消極的な意味ではない。 願いはするが無理はしない。 努力はしても天命に従う。 これが、疲れないコツである心が疲れる最大の理由は、心の柔らかさがなくなるからです。心が固くなるために、固いところに負担がかかりすぎている状態です。例えば、腰痛は同じ姿勢のままだと、腰の筋肉の一部に支えようとする力が過剰に働き痛くなります。心では気にしないようにしていても、実際は気にしていることが多いのです。心の柔らかさをなくしている状態を、精神科医の斎藤茂太さんは次の三つで説明しました。1、考え方に融通がきかない。真面目であることは、こだわり過ぎて頑固になりやすいのです。頑固さは自信の強さにつながり、自分の考えを貫きたくなります。2、几帳面すぎる。几帳面さは、完璧さを求めたくなります。完璧、潔癖でありたい気持ちが強いほど、自分に厳しさを求めます。追い込まれた心は固くなります。3、失敗した時、悲観的になる。自分を信じる心が強いため、失敗するとその反動で自分を否定することでバランスをとります。その結果、悲観的になります。特に年齢を重ねていくほど、この傾向は強くあらわれます。理由は、年齢を重ねて得た経験が、プライドに変質してしまうからです。本当は、年齢を重ねるにつれ、心がやわらかくなるべきなのですが、それができなくなるのです。歳を重ねるほど心の訓練が必要です。 (by ハートリンクス)
2024年09月09日
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【人をほめると人間関係が良くなる】人はほめられると、自分の存在が認められ、嬉しくなり承認欲求が満たされます。特に目上の人からほめられれば、幸福感も強くなります。もちろん、ほめるだけではなく悪いことをしたら、叱ることも大切です。叱るときは、愛情で裏付けられた叱り方が必要です。感情で叱るだけでは憎しみを伴うものになるからです。心理学では、人には三つの欲求があると説きます。1、「自己重要感」自分は、重要で大事な存在だと認めてほしい欲求。自分は価値ある存在であるという価値観のこと。2、「自己有能感」やりたいことを、やればできるようになりたいという欲求。『すごいね』『成長したね』と言われると満足する。3、「自己好感」人から好かれたいという欲求。『好きだよ』『好感が持てる』と言われると満足する。ただ、ほめる時に注意すべきことがあります。「ほめる教育」活動をする、原 邦雄さんは次のように言います。『大切なのは、「結果」をほめるのではなく、行動したこと・努力したこと・ 人間性をほめること。例えば、子どもが100点をとったら「100点とって エライね」ではなく、「あのとき、テレビを見たいのをガマンしていたね」 「いつもより、早起きしてお勉強していたね」 「お友達と遊びたいのをガマンしてがんばっていたね」』このように、具体的に努力したこと、がんばったこと、その「過程」をほめることが大事だと言います。結果も大事ですが、子どもはその過程で自分がやってきたことを体で覚えていき大人になっても、この経験が財産として残っていきます。相手が誰であっても、真心をこめてほめましょう。それが人間関係を改善し、人生にも大きな影響をもたらしてくれます。 (by ハートリンクス)
2024年09月08日
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【自分の後ろ姿を見る】「初心忘るべからず」という有名な格言がありますが、多くの人は「初めに抱いた志を忘れてはいけない」という意味に解釈しています。この格言は、能楽の世阿弥(ぜあみ)という人の言葉と言われていますが、本来の意味は、「新しい物事に対処するときや、人生の試練に直面したとき、どのようにして 乗り越えたか、その心がまえを忘れてはいけない」 というのが正しい解釈です。生きていれば様々な問題があらわれ、どうしてよいかわからないこともあります。そのたびに努力を重ねると、つい高慢な気持ちになりますが、自分は未熟であるという謙虚さを忘れてはいけないのです。世阿弥はさらに、「目前心後」(もくぜんしんご)という言葉も遺しています。目は前を見ていても、心は後ろに置きなさい、という意味です。よく、「人は背中で人生を語るものだ」と言いますが、人が歩んできた人生は背中を見ればわかることを指しています。しかし、人は自分の後ろ姿を見ることができません。子どもの頃は、親や家族が後ろから守ってくれますが、大人になれば自己管理する必要があります。例えば、すぐには答えが出せないような問題が起きた時、目の前にある事象にとらわれず、冷静な心を自分のうしろに置いて物事を判断すべきです。自分を客観的な視点で見ることは、能や歌舞伎など演劇だけの世界に限ったことではありません。多くの人は、目の前の出来事に振り回されやすいものです。「目前心後」という心構えがあれば、問題が生じても冷静に見極める力が身につくでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年09月07日
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