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図書館で『物流は世界史をどう変えたのか』という新書を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、世界の物流の歴史が述べられているが・・・英蘭の東インド会社や香辛料貿易が出てくるのががええでぇ♪【物流は世界史をどう変えたのか】玉木俊明著、PHP研究所、2018年刊<「BOOK」データベース>より国力を左右する主な要因は軍事力や工業力、あるいは人口だと考えられることが多い。だが多くの識者にとって盲点となっている重要なファクターが一つある。「物流」である。漢の武帝はヨーロッパに先駆けて、物流に国家が介入するシステムを構築して財政を安定させた。オランダはバルト海地方から輸入した穀物を、食料不足にあえいでいた欧州各地に運搬することで覇権国家となり、イギリスではクロムウェルが航海法を制定したことがパクス・ブリタニカの要因となった。さらにフェニキア人の活躍から社会主義国家の決定的な弱点まで、経済史研究の俊英が平明に語る。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、世界の物流の歴史が述べられているが・・・英蘭の東インド会社や香辛料貿易が出てくるのががええでぇ♪rakuten物流は世界史をどう変えたのか中国の物流システムが気になるので・・・見てみましょう。p74~76<第5章 なぜ中国は朝貢貿易により衰退したのか>■朝貢貿易―物流システムを他国にゆだねる 第3章で明の鄭和が乗った宝船と呼ばれる大型の船について言及した。この船はヴァスコ・ダ・ガマがポルトガルからはるばるやってきたときに乗っていた船よりも、はるかに大型であった。 最初の航海では、船舶数は60隻以上、乗組員が2万8000にんほどであったといわれる。鄭和の航海は、きわめて大規模であり、当時のヨーロッパでは不可能な規模だったと考えられる。中国の海運力は、非常に大きかったのだ。 これほどの大艦隊を、しかも合計7回も送った目的については明らかになっていない。ところが永楽帝が逝去すると、中国は積極的な対外進出をやめてしまい、内にこもってしまうのであった。 中国は、伝統的に朝貢貿易という制度をとっていた。その体制にふたたび回帰したのである。朝貢貿易とは、貿易の一形態であり、中国周辺の朝貢国が朝貢品を中国に差し上げ、その見返りとして下賜品を朝貢国に渡すという行為である。中国王朝が、周辺の「蛮夷」に対して恩恵を施す、という理念にもとづく国家間の関係も意味した。 すでに、中国では唐代に朝貢貿易を実行していた。宋代はそれに代わり、民間貿易が発展した。遼、金、元の時代にも、民間貿易が行われていた。中国の周辺諸国は、金銀、奴隷、畜産、原料を中国に送り、それに対し中国は、陶磁器、絹織物、鉄器、銅器、漆器、書籍などを下賜した。 明代には、洪武帝が、対外政策においては海禁政策をとり、海外との貿易や大型船の建造を禁止した。ところが永楽帝の時代になると、ふたたび中国は活発に海外との貿易をおこなうようになった。だが、依然として朝貢貿易は続けられたのである。 さらに清代になっても、この傾向は続いた。ただし、明ほどそのウェイトは高くなく、中国とスペインのあいだでの貿易もさかんにおこなわれた。中国からは生糸・陶磁器・茶などが輸出され、スペインから銀を輸入しはじめた。しかし周知のように、1757年からは、広州だけが外国との貿易港になった。 そもそも朝貢貿易というシステムは、いうまでもなく、中国が隣国よりも圧倒的に経済力があったからこそ成り立った制度であった。朝貢品よりも中国が下賜する品々の方がはるかに価値があったからこそ成立したのである。しかし、中国の経済力は、徐々に落ちていった。 中国が世界で一番豊かな国であるなら、近隣諸国が朝貢品を自国船でもってくるというシステムを使い、流通を軽視しても、何の問題も生じなかった。中国は、自国船を使うことによってえられる利益など考える必要もないほど、豊かな国家だったのである。『物流は世界史をどう変えたのか』1:英蘭の東インド会社
2022.08.31
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今回借りた3冊です。 だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば、「動物」でしょうか♪<市立図書館>・あなたの人生の物語・人体 神秘の巨大ネットワーク 1・コトラ、母になる・それでも美しい動物たち<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************【あなたの人生の物語】テッド・チャン著、早川書房、2003年刊<「BOOK」データベース>より地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれ、驚くべき運命にまきこまれていく…ネビュラ賞を受賞した感動の表題作はじめ、天使の降臨とともにもたらされる災厄と奇跡を描くヒューゴー賞受賞作「地獄とは神の不在なり」、天まで届く塔を建設する驚天動地の物語ーネビュラ賞を受賞したデビュー作「バビロンの塔」ほか、本邦初訳を含む八篇を収録する傑作集。<読む前の大使寸評>2017年17刷のこの本の表紙には、映画「メッセージ」原作と表記されています。<図書館予約:(8/23予約、副本9、予約0)>rakutenあなたの人生の物語【人体 神秘の巨大ネットワーク 1】NHKスペシャル「人体」取材班、東京書籍、2017年刊<出版社>より今、医学の世界で、これまでの「人体観」を覆す、巨大なパラダイムシフトが起こりつつある。今までは、人体のイメージと言えば、「脳が全体の司令塔となり、他の臓器はそれに従う」というものだった。ところが最新科学は、その常識を覆した。なんと「体中の臓器が互いに情報を直接やりとりすることで、私たちの体は成り立っている」。そんな驚きの事実が明らかになってきた。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、「臓器同士の会話」とか「生体イメージング技術」ということばなどが並び・・・胃のない私には興味深いのです。tokyo-shoseki人体 神秘の巨大ネットワーク 1【コトラ、母になる】岩合光昭著、クレヴィス、2015年刊<「BOOK」データベース>より『ふるさと』とふるさとのネコたちを撮り続けた一年四カ月の記録。NHK BSプレミアム岩合光昭の世界ネコ歩きスペシャル「津軽の四季」の撮影エピソードが満載。<読む前の大使寸評>ふるさとのネコたちというか、北国の母子ネコたちという写真集になっていて・・・ええでぇ♪rakutenコトラ、母になる【それでも美しい動物たち】福田幸広著、SBクリエイティブ、2017年刊<「BOOK」データベース>より自らの体や経験を頼りに、過酷な環境でも暮らす野生動物。理不尽に耐えているようでありひょうひょうともしている彼らにじっと目を凝らすと、意外な事実や生き方の本質が見えてきます。そこで本書では、1年につき200日以上、国内外をたずね、数々の動物を見つめ続ける写真家がその作品を披露し、実際の生態を語ります。人に通ずる、あるいは想像を超えた動物の素顔に迫る1冊。<読む前の大使寸評>追って記入rakutenそれでも美しい動物たち************************************************************図書館大好き562
2022.08.31
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『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。<予約中>・人新世の「資本論」(12/18予約、副本24、予約389)現在57位・今村翔吾『塞王の楯』(1/21予約、副本11、予約522)現在186位・『スマホ脳』(1/28予約、副本40、予約511)現在99位・「監視資本主義」(2/07予約、副本1、予約30)現在12位・西加奈子『夜が明ける』(2/15予約、副本16、予約531)現在268位・女のいない男たち(3/31予約、副本8、予約207)現在103位・酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎』(5/02予約、副本3、予約49)現在27位・砂川文次『小隊』(5/11予約、副本3、予約43)現在31位・絲山秋子『まっとうな人生』(6/21予約、副本6、予約40)現在16位・ブレイディみかこ『両手にトカレフ』(7/01予約、副本2、予約37)現在6位・村山斉『宇宙はなぜ美しいのか』(7/14予約、副本2、予約19)現在14位・『帝国日本のプロパガンダ』(7/30予約、副本1、予約5)現在8位・松本修『言葉の周圏分布考』(8/15予約、副本1、予約16)現在17位・小田嶋隆『東京四次元紀行』(8/29予約、副本2、予約21)<カートで待機中>・N・ネフスキー著『月と不死』・8月の果て・ある日うっかりPTA(副本4、予約39)・グレタたったひとりのストライキ<予約候補>・村田紗耶香『信仰』:図書館未収蔵 ・嶋田博子『職業としての官僚』・野口悠紀雄『円安が日本を滅ぼす』・『アマゾン帝国の闇』:図書館未収蔵 ・半藤一利『太平洋戦争への道 1931-1941』:図書館未収蔵・『中国戦線、ある日本人兵士の日記』・山口晃『すヾしろ日記 参』:図書館未収蔵 ・『猫の文学館I』『猫の文学館Ⅱ』・藻谷浩介『進化する里山資本主義』・『カラハリ アフリカ最後の野生に暮らす』・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵・ネルケ無方著『迷える者の禅修業』:図書館未収蔵<予約分受取:6/04以降> ・伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』(10/30予約、6/04受取)・グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』(12/23予約、6/22受取)・戦争は女の顔をしていない(4/07予約、7/01受取)・るるぶ宇宙(4/12予約、7/01受取)・パンデミック監視社会(4/24予約、7/08受取)・『猫が30歳まで生きる日』(12/06予約、7/14受取)・横田増生『潜入ルポamazon帝国』(7/08予約、7/14受取)・山下裕二『商業美術家の逆襲』(7/17予約、7/22受取)・鎌倉殿と13人の合議制(5/18予約、7/28受取)・テッド・チャン『あなたの人生の物語』(8/23予約、8/30受取予定)**********************************************************************【人新世の「資本論」】 斎藤幸平著、集英社、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(12/18予約、副本24、予約389)>rakuten人新世の「資本論」【塞王の楯】今村翔吾著、集英社、2021年刊<出版社>より近江の国・大津城を舞台に、石垣職人“穴太衆”と鉄砲職人“国友衆”の宿命の対決を描く究極のエンターテインメント戦国小説。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(1/09予約、副本4、予約6)>shueisha塞王の楯【スマホ脳】アンデシュ・ハンセン著、新潮社、2020年刊<「BOOK」データベース>より平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存ー最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(1/28予約、副本40、予約537)>rakutenスマホ脳【監視資本主義】 ショシャナ・ズボフ著、東洋経済新報社、2021年刊<「BOOK」データベース>より世界的ベストセラー!監視資本主義という言葉を生み出したハーバード・ビジネススクール名誉教授が描く新世界。私たちを急襲する隠された力とその対抗策。オバマ元大統領が選ぶ2019年ベストブック選出!<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(2/07予約、副本1、予約30)>rakuten監視資本主義【夜が明ける】西加奈子著、新潮社、2021年刊<「BOOK」データベース>より思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。現代日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働ー。「当事者でもない自分が、書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした渾身の作品。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(2/15予約、副本16、予約531)>rakuten夜が明ける【女のいない男たち】村上春樹著、文藝春秋、2014年刊<「BOOK」データベース>より絡み合い、響き合う6編の物語。村上春樹、9年ぶりの短編小説世界。【目次】ドライブ・マイ・カー/イエスタデイ/独立器官/シェエラザード/木野/女のいない男たち<読む前の大使寸評>村上春樹の短編小説集ってか・・・『1Q84』ブームの後に、こんな本が出ていたとは、春樹ファンを自認している大使としては不覚であった。rakuten女のいない男たち【ブルシット・ジョブの謎】酒井隆史著、講談社、2021年刊<「BOOK」データベース>より仕事とは何か?悩み苦しむすべての人へ。誰も見ない書類を作成する事務、上司の虚栄心を満たすだけの部下…資本主義や効率化が進めば進むほど無意味な仕事が生まれる「不思議」。『ブルシット・ジョブ』翻訳者が贈る特別講義!世界的現象の「謎」を解き明かすー<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(5/02予約、副本3、予約49)>rakutenブルシット・ジョブの謎【小隊】砂川文次著、文藝春秋、2021年刊<出版社>より元自衛官の新鋭作家が、日本人のいまだ知らない「戦場」のリアルを描き切った衝撃作。北海道にロシア軍が上陸、日本は第二次大戦後初の「地上戦」を経験することになった。自衛隊の3尉・安達は、自らの小隊を率い、静かに忍び寄ってくるロシア軍と対峙する。そして、ついに戦端が開かれたーー。<読む前の大使寸評>元自衛官の作家といえば、浅田次郎さんが、まず思い当たるが・・・砂川文次さんは次につぐ作家ではなかろうか。ロシアのウクライナ侵略に揺れる昨今、興味深い作品である。<図書館予約:(5/11予約、副本3、予約43)>heibonsha小隊【まっとうな人生】絲山秋子著、河出書房新社、2022年刊<「BOOK」データベース>より名古屋出身の「なごやん」と繰り広げた九州縦断の脱走劇から十数年後ー。富山県のひょんな場所でなごやんと再会した「花ちゃん」。夫のアキオちゃんと娘・佳音の成長を愛おしむ日々に、なごやん一家と遊ぶ楽しみが加わった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大でその生活が一変!!続々とやってくる不安の波に押しつぶされそうになりながら、花ちゃんが出会ったもうひとりの自分とは?富山県を舞台に『逃亡くそたわけ』の続編が幕を開ける!<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(6/21予約、副本6、予約41)>rakutenまっとうな人生【両手にトカレフ】ブレイディみかこ著、ポプラ社、2022年刊<出版社>よりブレイディみかこ氏からのメッセージ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』には出てこないティーンたちがいました。ノンフィクションの形では書けなかったからです。あの子たちを見えない存在にしていいのかというしこりがいつまでも心に残りました。こうしてある少女の物語が生まれたのです。<読む前の大使寸評>追って記入rakuten両手にトカレフ【宇宙はなぜ美しいのか】村山斉著、幻冬舎、2021年刊<「BOOK」データベース>より夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来、人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか?宇宙はどこまで美しいのか?最新の研究成果をやさしく解説する知的冒険の書。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(7/14予約、副本2、予約19)>rakuten宇宙はなぜ美しいのか【帝国日本のプロパガンダ】 貴志俊彦著、中央公論新社、2022年刊<「BOOK」データベース>より日清戦争に始まり、アジア太平洋戦争の敗北で終わった帝国日本。日中開戦以降、戦いは泥沼化し、国力を総動員するため、政府・軍部・報道界は帝国の全面勝利をうたい、プロパガンダ(政治宣伝)を繰り広げた。宣伝戦はどのように先鋭化したか。なぜ国民は報道に熱狂し、戦争を支持し続けたのか。錦絵、風刺画、絵葉書、戦況写真、軍事映画など、戦争熱を喚起したビジュアル・メディアから、帝国日本のプロパガンダ史を描きだす。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(7/30予約、副本1、予約5)>rakuten帝国日本のプロパガンダ【東京四次元紀行】小田嶋隆著、イースト・プレス、2022年刊<出版社>よりなんだ、小説じゃないか? そう、これはコラムではない。稀代のコラムニストが、初めての小説を通して描く東京の街と人々<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(8/29予約、副本2、予約21)>rakuten東京四次元紀行【月と不死】N・ネフスキー著、平凡社、1971年刊<出版社>より著者は日本民俗学界の異色の存在として知られるロシア人学者で,柳田国男,折口信夫らと親交を結び,沖縄,東北などの民俗を採録した。本書は日本語で発表された論文・書簡を網羅した唯一の著作集。<読む前の大使寸評>ロシア人にして、日本民俗学界の異色の存在が気になるのです。<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>heibonsha月と不死【8月の果て】柳美里著、新潮社、2007年刊<「BOOK」データベース>より日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が封印を解かれ、歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへと押し上げる。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>rakuten8月の果て図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。・本屋の店頭に出た直後の新刊本・ウィキペディアでめぼしい著作を探す・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。予約分受取目録R26好書好日トップ図書館情報ネットワーク 蔵書検索システム
2022.08.30
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図書館で『世界まちかど地政学』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪【世界まちかど地政学】藻谷浩介著、毎日新聞出版、2018年刊<「BOOK」データベース>より世界は行かなきゃわからない!毎日新聞「経済プレミア」好評連載の書籍化!地理と歴史で読み解く「世界経済がわかる旅行記」!【目次】第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた/第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業/第3章 旧ソ連・コーカサス三カ国“世界史の十字路”の混沌と魅惑/藻谷さんに聞く「私の旅の極意」/第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学/第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ/第6章 南北米州の隅っこから、二十一世紀の地球が見える<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪rakuten世界まちかど地政学「第5章」から高速鉄道乗り比べを・・・見てみましょう。p173~176「第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ」 「飛行機に対抗できる都市間高速鉄道」というジャンルを、1964年開業の東海道新幹線が切り開いて半世紀。日本発のこのイノベーションは世界に広がり、日中韓や西欧では主要都市が高速鉄道網でネットワークされる時代となった。日本の国土構造を大きく変えたこの発明は、他国ではどのような使われ方をしているのか。台湾、韓国、中国での乗車機会に観察した、「所変われば品変わる」、あるいは「変わらず」の実態。■機能的で気軽 日本の新幹線と同感覚の台湾高鐵 沖縄のすぐ先にあって、日本各地の空港から多くの路線が飛ぶ台湾。それも当然で、台湾では日本を地方を探訪するのが大人気だ。2017年1年間だけで台湾居住者のなんと5人に1人が訪日している。 逆に日本人は何人に1人が、台湾を見知っているだろうか。気軽に飛び快適に旅行できる場所なので、日本人も自分で何度でも足を運んでほしいものだ。ということで今回紹介するのは、まち歩きではなく、台湾高速鉄道(台湾高鐵)に絞る。台湾高鐵 700T型■気軽に乗れて通勤にも使われる“台湾高鐵” 2016年4月。二度目の台北市内観光で、北郊の北投温泉や、南郊の猫空ロープウェーなどを楽しんだ筆者は、同行の皆さんと別れ、夕方四時半過ぎに台北駅にやってきた。市街を東西に貫く「台鐵」(台湾鉄路管理局=在来線)と、台湾の西海岸を南に向かう「高鐵」(台湾高速鉄道=新幹線)の拠点駅である。別途、地下鉄も南北に二線が交わる。 駅舎は広場に囲まれた巨大な四角形の建物だが、一件では駅に見えない。1989年以来、線路は地下を走っており、ホームもすべて地下にある。 台湾高鐵は、これまでのところ海外で唯一、日本の新幹線方式を採用した高速鉄道として知られる。それに対して韓国や中国は、欧州動揺、在来線の駅を使いつつ途中区間で専用軌道に乗り入れて行く方式を採用した。 高鐵が新幹線方式を受け入れたのは、「台湾人が親日的だから」と説明されることが多いが、実際の理由は台湾の鉄道の状況が日本と似ているからだろう。台鐵は日本の在来線と同じ狭軌(軌間1067ミリ)であるため、標準軌(同1435ミリ)である新幹線車両の乗り入れができないのだ。だからこそ専用軌道を一から建設するしかなかったし、そうであれば独立したシステムとした方が混乱が少ない。 新幹線方式は他にも、事故が少ない、高頻度運行ができるなどの特色があるというが、次回以降に紹介する韓国や中国でも言われるほど事故は多くないし、中国では線によっては日本同等の高頻度運行が行われている。台湾高鐵の運航本数も、韓国や日本の九州新幹線、北陸新幹線などと同レベルで、中国の北京-上海ほでではない。 昔からある台鐵と2007年に開業した高鐵は別会社なので、切符売り場も改札もホームも別々だ。“台”と“高”の違いがわかる日本人には難しい区別ではないが、欧米人にはややこしいかもしれない。切符売り場も、日本と同じく窓口と自動販売機に分かれていて、窓口には日本と同じく自動発売機を避けた人の列ができている。『世界まちかど地政学』4:スリランカの「一帯一路」『世界まちかど地政学』3:北アイルランド(続き)『世界まちかど地政学』2:北アイルランド『世界まちかど地政学』1:カリーニングラード
2022.08.30
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図書館で『138億年の宇宙絶景図鑑』という新書を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪【138億年の宇宙絶景図鑑】高橋典嗣著、ベストセラーズ、2015年刊<「BOOK」データベース>より宇宙138億年の歴史を解く! 宇宙は「火の玉」に始まった!? 2020年に帰還予定、「はやぶさ2」が宇宙の謎を解く!? 古代メソポタミアの天文観測から最新宇宙論までを一冊に!<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten138億年の宇宙絶景図鑑「第3章」からブラックホールを・・・見てみましょう。p156~157「第3章 天の川銀河」■ブラックホールとは何者なのか? 太陽の40倍以上もの大きな質量をもつ星は、その最期、急激に収縮して崩壊(重力崩壊)し超新星爆発を起こす。そのあとにはブラックホールが残ると考えられている。 1916年、ドイツの天文学者カール・シュバルツシルトは、アインシュタインの「一般相対性理論」を解くと、強い重力場から、ある半径までは脱出速度が光速を超える領域が存在することに気づいた。この半径をシュバルツシルト半径といい、このなかからは光でさえも脱出できない。 また、1939年にアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーは、「大質量の星が重力崩壊を起こすと収縮に歯止めがきかず、どこまでもつぶれていく。その結果、光さえ脱出できない天体が誕生する」と発表した。これをブラックホールと呼んだのは、アメリカの物理学者ジョン・ホイーラーである。 最初に有力なブラックホール候補天体とされたのは、地球から約6000光年離れたところにある「はくちょう座Ⅹ—1」だ。「はくちょう座Ⅹ—1」想像図 ブラックホールを直接観測することはできないが、1971年に発見されたこの天体は、太陽の約10倍の質量をもち、近くにある超巨星のガスを吸い込んでいて降着円盤を形成していた。そして、この円盤から放出される強いⅩ線の観測によって、存在が明らかになったのだ。 ブラックホールの存在を示唆する密度と重力が無限大になる重力の特異点は、大質量星の超新星爆発以外にも存在する。それはたとえば、活動銀河の中心核である。 活動銀河とは、中心から強力な光や電波、Ⅹ線などを放射している銀河のことで、強い電波を出す電波銀河、小さく明るい中心核をもつセイファート銀河、爆発的に星が生まれているスターバースト銀河、宇宙のはるか遠くですさまじいエネルギーを放っているクエーサーなどである。 そして、これら活動銀河の中心には、質量が太陽の数百万倍から数億倍もある「超大質量ブラックホール」が存在していると考えられているのだ。なお現在では、活動銀河以外のほとんどの銀河の中心にブラックホールがあると考えられている。2019年、おとめ座銀河団M87のブラックホールがついに見えたのです♪ブラックホールが見えた!よりブラックホールを直接、見てみたい。そんな夢に挑んだプロジェクトがイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)プロジェクトである。国立天文台が欧米と共にチリで運用しているアルマ望遠鏡を中心に、アメリカ・ハワイ、アリゾナ、メキシコ、スペイン、そして南極など、世界各国の8つの電波望遠鏡を地球規模で組見合わせることで、空間分解能をあげて、月面に置いたゴルフボールが見えるほどの視力300万を達成し、初めてブラックホールの観測に挑んだのである。そして、その成果が4月10日に発表された。見事に、おとめ座銀河団の中心にある巨大な楕円銀河M87の中心に存在するブラックホールがついに見えたのだ(下画像)。その重さは、なんと太陽の65億倍だという。今後も、われわれの銀河系の中心にあるブラックホールが見えてくるかもしれない。われわれ人類はついにブラックホールを直接観測する時代に入ったのである。イベントホライズンテレスコープで観測した銀河M87の中心の巨大ブラックホールの影(提供:EHT Collaboration、国立天文台)イベント・ホライズン・テレスコープ・プロジェクトがM87ブラックホールごく近傍の磁場の画像化に成功より2019年4月10日、科学者たちはブラックホールの最初の画像を公開し、ブラックホール・シャドウという暗い領域と、その周りの明るいリング構造を明らかにしました。それ以来、EHTプロジェクトは、2017年のM87観測データを深く解析し、M87ブラックホール周辺の大部分から来る光が偏光していることを発見しました。『138億年の宇宙絶景図鑑』3:最新の天体観測(続き)『138億年の宇宙絶景図鑑』2:最新の天体観測『138億年の宇宙絶景図鑑』1:天の川のきらめき
2022.08.29
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図書館で『オデッセイ号航海記』という本を、手にしたのです。捕鯨が個人的なツボであるのでチョイスしたわけであるが・・・この本は、マッコウクジラの体内に蓄積する有害化学物質を測定する世界一周の旅という、かなり毛色の違うテーマのようです。【オデッセイ号航海記】 ロジャー・ペイン著、角川学芸出版、2007年刊<「BOOK」データベース>より生物への限りない愛情を胸に、海洋調査船オデッセイ号で100回を超える航海に出た鯨類研究の権威が綴る、海からの報告。<読む前の大使寸評>捕鯨が個人的なツボであるのでチョイスしたわけであるが・・・この本は、マッコウクジラの体内に蓄積する有害化学物質を測定する世界一周の旅という、かなり毛色の違うテーマのようです。rakutenオデッセイ号航海記「第3章 熱帯太平洋Ⅱ」でポリネシア人の航海を・・・見てみましょう。p82~84<■ポリネシアの航海の達人> 航海の達人たちの領域であるポリネシアにやってきました。彼らが生息する島々はあまりにもまばらなため、ヨーロッパの多くの探検家たちは、ポリネシアやミクロネシアの何千という島々の間を航海したにもかかわらず、一度も陸を見ることはありませんでした。 ポリネシアの人たちは、太平洋の広大さをものともせず、遠く離れた島々の間を移動するために必要な能力や技術を編み出すことによって、この世界で最も大きい海の広い範囲に暮らしていました。ポリネシアの航海士たちは、ヨーロッパ人がやってくるはるか昔から、コンパスをはじめとする航法計器を使うことなく、数百キロ、時には数千キロ離れた島々の間を敢然と往き来し、10マイル以上近づかないと見つけることができない低い島すらも当たり前のように見つけていたのです。 こうした航海と操船の技があまりにも優れていたため、クック船長がハワイ諸島を発見した時にまで遡って、当時のハワイの住民たちの中に、4300キロ以上離れた自分の島とハワイの間を何度も往復したことのある航海士がいたという事実を、多くのヨーロッパ人たちはつい最近まで受け入れることができませんでした。 では、これらの優れた船乗りたちは、陸地を見逃せば飢えや渇きで命を落とすことを意味する状況の中で、これだけ広大な大海原を計器なしでどうやって航海することができたのでしょうか? 彼らはとてつもなく観察力が鋭かったのです。彼らは、島が地平線の下にあってまだ見えない時点で近くに島があることを示すわずかな手がかりを読み取る力を身につけていました。当時のヨーロッパの船乗りたちは、海鳥がいるということは沖合に陸があることを意味していることを理解し、島が見えるはるか前から低い島の上の雲が見えることにも気づいていました。 しかし、大きな外洋のうねりが島の横を透ると屈折し、その際、うねりの下手(風下)に交差海面ができることを知っていたのはポリネシア人だけでした。経験豊かなポリネシアの航海士たちは、波の種類や方向にすべての神経を集中させることによってこのようなうねりのパターンを検知し、交差海面へと変化する瞬間を見過ごしません。 それは、うねりの上手に向きを変えることによって、そのうねりが生まれる原因となった島を見つけられることを教えてくれました。そうした手がかりは、少なくとも世界の猟の達人たちが獲物を追うために用いたそれと同じくらいわずかなものです。例えば、ボツワナのカラハリ砂漠に暮らすコイサン語族の人たちは、わずかな手がかりを読み取ることができ、ポリネシアの航海の達人に匹敵する能力を陸で持つ人たちであると言えます。 少し前、私は捕鯨船エセックス号の生存者について書きました。エセックス号は、航海の歴史上でも極めて稀な無甲板船による旅と称される、7200キロにおよぶ航海という偉業を成し遂げた船です。しかし、そのような主張は私たちのヨーロッパ的思考の枠を出るものではありません。 ポリネシアやミクロネシアの人たちがアウトリガーやカタマラン船などの無甲板船による航海を行っていたことはほぼ間違いなく、彼らは景気を使わずに広大な太平洋で同等またはそれ以上の距離を旅していたと思われます。 現代社会が素晴らしい実績をあげたことは確かですが、私たちより優れた方法で物事を行うことを学んだ人たちが他の文化圏にもいることを私たちは忘れがちです。私たちの祖先が、より優れているポリネシアやミクロネシアの多胴船をなかなか取り入れなかったことは、その好例です。『オデッセイ号航海記』1:序文
2022.08.29
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図書館で『オデッセイ号航海記』という本を、手にしたのです。捕鯨が個人的なツボであるのでチョイスしたわけであるが・・・この本は、マッコウクジラの体内に蓄積する有害化学物質を測定する世界一周の旅という、かなり毛色の違うテーマのようです。【オデッセイ号航海記】 ロジャー・ペイン著、角川学芸出版、2007年刊<「BOOK」データベース>より生物への限りない愛情を胸に、海洋調査船オデッセイ号で100回を超える航海に出た鯨類研究の権威が綴る、海からの報告。<読む前の大使寸評>捕鯨が個人的なツボであるのでチョイスしたわけであるが・・・この本は、マッコウクジラの体内に蓄積する有害化学物質を測定する世界一周の旅という、かなり毛色の違うテーマのようです。rakutenオデッセイ号航海記まず「序文」を・・・見てみましょう。p3~5<序文 海からの警告> 本書は、マッコウクジラの体内に含まれる有害化学物質の濃度を測定するため、調査船オデッセイ号(ケッチと呼ばれる長さ30メートルの帆船)に乗り、5年半の年月をかけて世界各地を巡った時の航海日誌によって構成されています。 私たちが調べたかったのは、人間が合成したのち、官吏の軽率さゆえに海へと流れ出し、そこで濃度がさらに高められた後、海産物を経由して私たちのところに戻ってくる化学物質です。私たちの口に入る海産物の汚染が増していることに懸念をいだいた私は、自ら運営するオーシャン・アライアンス研究所でこの航海を行うことにしました。 この脅威がいかに深刻であるかについての包括的なデータが存在しないことも知っていました。魚があまりにも有毒になって、海で獲れた魚を人間が食べられなくなるのではないかという心配もありました。いざふたをお開けてみると、この航海から得た調査結果の書記分析を行った時点で、汚染の度合いは私の想像をはるかに上回っていることがすでに判明しています。 私は、世界を一周して海の食物連鎖の中で人間と同じところから捕食している海洋生物からの標本採取を試みた政府機関や非政府組織(NGO)がないことを知っていました。私たちがこの気が遠くなるような仕事を行わないかぎり、他に行う人はまずいないだろうということもわかっていました。 そこで私は、マッコウクジラの体内にある一連の化学物質や重金属の基礎濃度を測定する世界一周の旅の実現に向けて努力することを決意しました。生物検定対象にマッコウクジラを選んだのは、それが世界中の海に生息し、食物連鎖で人間と同じくらいのところに位置するからです。 食物連鎖の頂点にいる捕食者の標本を世界各地から集めたかったことも、マッコウクジラを選んだ理由の一つです。乗組員の中に漁師が一人もいなかったため、メカジキ、サメ、マカジキ、マグロといった大きな魚を捕まえることはできませんでしたが、クジラに近づくことにかけては誰もが豊富な経験を持っていたため、世界中にいるマッコウクジラを用いて生物学的検定を行うことにしたのです。 マッコウクジラを選んだもう一つの理由は、オスのマッコウクジラが、北極海と北緯40度の間、そして南極海と南緯40度の間という緯度の高い海域に生息しているのに対し、メスと子供たちはその二つの海域の間に生息し、北緯40度を超えて北に行くこともなければ、南緯40度を超えて南に行くこともないからです。 ある晩、この航海のことを考えていて、北緯40度と南緯40度の間をオデッセイ号で世界一周すれば、メスとその子供だけでなく、交尾するメスを捜し求めて局地近くの餌場からやってくるオスのマッコウクジラからも標本を採取できることに気づきました。そして都合のよいことに、オスは極地の餌場で蓄えた脂肪を体内に蓄えてやってきます。 北極海と南極海ではオスの脂肪に含まれる安定同位体の比率が異なるため、どちらの海から来たクジラであるかも区別することができます。 さらに、オスのマッコウクジラがそれらの標本を持ってきてくれるため、オデッセイ号を熱帯海域の外に連れ出し、「吠える40度台」、「激しい50度台」、「絶叫する60度台」と船乗りが呼ぶ悪天候の海域で激しい嵐に遭遇することなじゅ、北極海、南極海、そして熱帯の汚染レベルの標本を採取できるのです。生物検定対象にマッコウクジラを選んだ最後の理由は、たとえばシイラのような魚よりも、マッコウクジラの汚染レベルのほうが世間の関心が高いと思ったからです。 私にはこの大胆な計画を成功させるための秘密兵器がありました。それは、オーシャン・アライアンス研究所の責任者で、きの遠くほど複雑な航海を管理することができる比類なき能力の持ち主、イアン・カー船長でした。航海とそのフォローアップが完了するまで彼が決してあきらめないことを私は知っていました。そして実際に彼はそれをやり遂げたのです。大使の関心は捕鯨なんですが、この本のテーマはやや異なっているようです・・・でも、ま、いいか。 Nスペ『鯨とりの海』 『日本捕鯨史』3 供給が半減しても在庫が増加し続けるクジラの肉
2022.08.28
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<『Spectator つげ義春』(復刻)> 「桃源行」(つげ義春×正津勉)と題する東北の秘湯探訪が興味深いので・・・正津勉氏へのインタビューで、そのいきあたりばったり旅を見てみましょう。***********************************************************図書館で『Spectator つげ義春』という本を、手にしたのです。ざっとめくると、漫画、年譜、インタビューなど載っていて、つげ義春に関する情報が満載で・・・ええでぇ♪【Spectator つげ義春】ムック、幻冬舎、2018年刊(商品レビュー)より判型が大きく、レイアウトもすっきりしているので、「ねじ式」のころから、つげ漫画を愛読している老人にも読みやすい。「アックス」みたいなマイナーな雑誌かと思ったら、ノースフェイスやグレゴリーの広告(しかもカラー)が載っていて意表をつかれた。内容は、それほどマニアックではなく、フツウに、よくまとまっている。「ねじ式」の元ネタの古い写真の数々は、よく発掘しましたね。<読む前の大使寸評>ざっとめくると、漫画、年譜、インタビューなど載っていて、つげ義春に関する情報が満載で・・・ええでぇ♪rakutenSpectator つげ義春さびれた温泉をめぐるなど、いきあたりばったり旅について、見てみましょう。p165~167<いきあたりばったりの旅:正津勉、つげ義春を語る> 1976年10月、『ポエム』(すばる書房)というリトルマガジンが創刊された。「新しい時代の新しい感覚」と銘打たれたこの雑誌はつげ義春を雑誌の柱に据え、創刊号に「夢日記」を掲載。 また「桃源行」(つげ義春×正津勉)と題する秘湯探訪の連載も行われ、会津、群馬、秋田、福島の、いまや「忘れられた日本」と呼ぶべき知られざる温泉地や村落をめぐり、イラストと文章を組み合わせた作品が残された。 つげ義春は当時、どのように取材旅行をしていたのだろうか。当時『ポエム』編集長で、すべての取材に同行され、現在もつげさんと親交のある詩人・正津勉氏に高田馬場ルノアールで話をうかがった。正津勉氏にとってつげさんは「旅の師」であるという。編集部:『ポエム』という雑誌の編集長を務めておられたそうですが。正津:当時、友人から小さな出版社(すばる書房、現在廃業)を紹介されるのですが、そこでこれまでなかったタイプの詩の雑誌をやってみようと『ポエム』を創刊したのです。編集部:「つげ義春特集」を組んだ経緯から聞かせていただけますか。正津:創刊号から『ガロ』の愛読者だったし、学生時代からつげさんの大ファンでした。同志社大学で鶴見俊輔さんのゼミにいたのです。鶴見さんが当時筑摩書房で「現代漫画」(全15巻)の監修を務めていて。そのとき「つげ義春を選集に入れてください」と言ったことがあるのですが、まもなくそれが実現化して嬉しかったりして。 それぐらいつげ義春の作品のファンでした。いつかつげさんと仕事をするというのが夢でしたね。編集部:当時からつげさんは寡作でしたか。正津:発表誌というと北冬書房の『夜行』くらいでしょうか。それにも年に1本くらいしか短篇を描いていなかったほどで、仕事をしてない時代でした。前年(76年)の漫画文庫ブームで旧作が次々文庫化され、懐が潤ったからでしょうか。編集部:つげさんには最初どうやってコンタクトされたのでしょうか。正津:「新しい雑誌で仕事を」という意味の葉書を書いて出して、それから電話をして会いに行ったら、どういうわけか初対面から打ち解けるものがあったんですよ。「創刊号から描きます」と言ってくれて、二号目からは一緒に各地のさびれた温泉をめぐって旅の企画をやろうという話になりました。 今でも新潮文庫(『新版 つげ義春とぼく』)に「桃源行」というタイトルで抄録されています。その後バブル景気になって日本が大変動していくのですけど、近代化に押されて消えた村落の姿など、この時つげさんが描いたような昔のおもかげを残す情景にギリギリ間に合ったんです。編集部:初めて会うつげさんは気難しい性格の方ではなかったですか?正津:全然。たぶん僕がフラフラしているタイプで田舎っぺだったから気に入ってくれたのではないかと思います。当時つげさんの周囲は、評論家や作家とかインテリの人が多く、「つげ義春と旅行する」と言うと、誰もが驚いてましたから。編集部:『ポエム』では毎回、二人で、地方の知られざる秘湯、湯治場巡りをされています。正津:全部つげさんに随行してね。湯宿温泉(1976年)編集部:目的地はどのように決めていったのでしょうか。正津:つげさんに全面的に委ねました。僕は福井の生まれで大学は京都。だから東京が訪れた土地で一番「北」なのですが、当時それ以北に出たことがなかったのです。編集部:つげさんが「桃源行」についてエッセイで書いています。「行き先が決まらないまま上野駅に来て、とにかく東北方面に行く列車に乗る」正津:実際その通りで、行き当たりばったり(笑)。編集部:「連載のテーマがまだ決まっていないので、明日の行動が定まらない」正津:列車に乗るまで目的地を知らない。列車に乗ってもまだ分からないくらい。出たとこまかせの旅でした。編集部:湯宿(群馬県)、西山「中の湯」(福島県)、黒湯(秋田県)、早戸(福島県)、福島・湯本、二峡、那須「北温泉」(栃木県)など訪れています。 正津:つげさんのひと言から目的地を決めたりしましたね。西山温泉(福島県会津若松)に行ったときのことですが、話の流れで海を見ようとなって二人で新潟に向かいました。そのときつげさんが「新潟に“毒消し売り”の村があるよ」と言うんですね。「新潟なら僕の友人でトラック持ちのやつが住んでいるから、その男に運転させて見に行きましょう」と訪ねて行ったことがあります。編集部:同じエッセイに「毒消しをたずねて行くがもう廃絶している」とありました。正津:廃村になっていました。新潟では角田浜、角海浜周辺を海を見たのですが、帰りに群馬の湯宿温泉に泊まったりと、すべて「出たとこ勝負」。そのときつげさんと旅行するのはこんなに楽しいのかと思いました。『Spectator つげ義春』2:つげ義春の「創作術」『Spectator つげ義春』1:はじめに
2022.08.28
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図書館で『138億年の宇宙絶景図鑑』という新書を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪【138億年の宇宙絶景図鑑】高橋典嗣著、ベストセラーズ、2015年刊<「BOOK」データベース>より宇宙138億年の歴史を解く! 宇宙は「火の玉」に始まった!? 2020年に帰還予定、「はやぶさ2」が宇宙の謎を解く!? 古代メソポタミアの天文観測から最新宇宙論までを一冊に!<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten138億年の宇宙絶景図鑑スーパーカミオカンデまず「第1章」から最新の天体観測を・・・見てみましょう。p51~52「第1章 天文学、天体観測の歴史」■ニュートリノや重力波を観測する時代へ 宇宙の謎を解明するための天体観測手段には、光(電磁波)だけでなく、ニュートリノや重力波を使ったものも登場している。 ニュートリノは素粒子のひとつで、電荷をもたず、質量が非常に小さく、ほとんど相互作用せず(ほかの物質とぶつかることがなく)、物質を通り抜けてしまうという性質をもっている。 このニュートリノは、星の中心で起きている核融合や超新星爆発などによって大量に放出され地球にやってきている。ニュートリノを検出することで、ニュートリノが発生するときの過程を検証することができる。 1987年、天の川銀河の近くの大マゼラン銀河で超新星爆発が起こり、その際に放出されたニュートリノが、岐阜県神岡鉱山にあるパーカミオカンデという素粒子観測装置で検出された。太陽以外の天体からのニュートリノが検出されたのは世界で初めてのことで、ここから本格的なニュートリノ天文学がスタートすることになった。現在は、より高性能で大規模なスーパーカミオカンデ、カミオカンデ跡地に建設されたカムランドが観測を続けている。 アインシュタインの「一般相対性理論」によると、質量とは時空のゆがみであり、質量を持った物体が運動すると時空のゆがみが波となって光速で伝わっていくとされる。この波が重力波と呼ばれるものだ。 重力波はすべてを通り抜けて伝わってくるので、検出できれば天体がどんな動きをしているのかがわかる。しかし、これまで重力波は直接観測されたことがない。重力波源としては、ブラックホールや中性子星といった非常に強い重力をもつ天体が激しく運動するような連星系や超新星爆発、宇宙初期のインフレーションの痕跡などが考えられている。 現在、重力波検出はレーザー干渉計型検出器が主流になっており、アメリカではLIGO、ヨーロッパではGIO600、Virgo、日本ではTAMA300が稼働している。また、岐阜県飛騨市神岡町の地下では、東京大学が中心となり世界初の大型低温重力波望遠鏡(LCGT)、KAGRA(かぐら)の建設が進行中だ。ほかにも、NASAとESAが共同でLISAという宇宙重力波検出器プロジェクトを進めている。KAGRAのトンガ噴火(2022年1月15日)によるKAGRAの環境データより『138億年の宇宙絶景図鑑』2:最新の天体観測『138億年の宇宙絶景図鑑』1:天の川のきらめき
2022.08.27
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図書館で『激動の日本列島 誕生の秘密』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪【激動の日本列島 誕生の秘密】 Nスペ「列島誕生ジオ・ジャパン」、宝島社、2017年刊<「BOOK」データベース>よりこの地球に、奇跡の大地があること。ご存知でしょうか?それは、私たちの住む日本列島です。驚くほど表情豊かな四季ー。国土の真ん中にそびえる3000m級の山々-。流氷からサンゴ礁まで驚くほど多様な四方を囲む海ー。そして、密集する110もの活火山ー。こんな場所は地球上に日本列島しかありません。知られざる大地の物語を紐解き、奇跡の列島誕生の秘密に迫ります。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten激動の日本列島 誕生の秘密「第1章」で大地の移動を・・・見てみましょう。p28~30<第1章 第1の事件「大陸からの分離」><2 岩石内の鉄が示す「大地の移動」とは?>佐渡の尖閣湾■日本列島は大陸から引き裂かれて誕生した? 大陸の一部だった日本列島は、どのようにして大海原に浮かぶ現在のような姿になったのだろうか? その答えとして考えられているのは、日本列島は大陸から引き裂かれて移動してきたということである。 その誕生の痕跡は、今も日本海の断崖絶壁などに残っている。岩肌に残る何本もの筋は、日本列島がとてつもない力で大陸から引き裂かれた名残をとどめている地形だと推測されるのである。 日本列島が大陸から引き裂かれたという証拠は、日本海の海底にも残っている。日本海の海底の一部の地形が、パズルのピースをはめ込むように、大陸の地形と合致するのである。また両者の地下構造などを調べると、大陸と同じ構造をもっていることも明らかになっている。 ■火成岩が記憶している大昔の北を示す方位 その証拠は、岩石の中にも残されている。方位磁石のN極が北を指すことでわかるように、地球には磁場が存在する。それは地磁気と呼ばれている。 マグマが冷え固まった岩石を火成岩とというが、火成岩や火山灰には鉄が含まれている。 そして、それらが地表で冷えて固まるとき、岩石に含まれる鉄は、その時代の地磁気の方向に磁化し、そのときの「北の向き」を記録する。いわば、岩石の中の鉄が“方位磁石の化石”となっているのである。 そのため、その岩石を含む大地が移動したときには、岩石の中で“方位磁石の化石”となっている鉄も同じように動き、北を指していた向きがずれてくる。それを調べれば、岩石があった大地がどの向きに動いたかがわかることになる。■「2本の列島」が回転して日本列島ができた? 長年、日本全国をまわって岩石を採取し、そこに残るわずかな磁力から過去の地磁気を調べてきた神戸大学の乙藤洋一郎名誉教授。 乙藤氏は不思議な傾向を見つけた。1500万年前より古い岩石では、東日本と西日本で記録された地磁気の向きが異なり、東日本では北西方向、西日本では北東方向を指したのだ。 日本列島は昔、大陸にあり、岩石に含まれる“方位磁石の化石”は、もともと同じ北を向いていたはずである。それが今、東日本と西日本で異なっているということは何を意味するのだろうか。 乙藤氏たちは大胆な仮説を考えた。 日本列島は、もともとは“1本”ではなく、東日本と西日本の“2本”であった。そして、東日本は反時計回りに、西日本で時計回りに、別々に回転しながら大陸が引き裂かれたというのだ。東日本、西日本のふたつは、ちょうど観音扉が開くように、大陸から現在の位置へと移動してきたというのである。『激動の日本列島 誕生の秘密』2:大陸からの分離『激動の日本列島 誕生の秘密』1:まえがき
2022.08.27
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図書館で『激動の日本列島 誕生の秘密』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪【激動の日本列島 誕生の秘密】 Nスペ「列島誕生ジオ・ジャパン」、宝島社、2017年刊<「BOOK」データベース>よりこの地球に、奇跡の大地があること。ご存知でしょうか?それは、私たちの住む日本列島です。驚くほど表情豊かな四季ー。国土の真ん中にそびえる3000m級の山々-。流氷からサンゴ礁まで驚くほど多様な四方を囲む海ー。そして、密集する110もの活火山ー。こんな場所は地球上に日本列島しかありません。知られざる大地の物語を紐解き、奇跡の列島誕生の秘密に迫ります。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten激動の日本列島 誕生の秘密「第1章」で大陸からの分離を・・・見てみましょう。p21~24<第1章 第1の事件「大陸からの分離」><1 太古、日本とロシアの陸地はひとつづきだった>飛水峡■飛水峡に広がる縞模様のチャートの正体 岐阜県白川町白川口から七宗町麻生まで、飛騨川の流れに沿い約12㎞にわたって、えぐられたような切り立った崖が続く。ここは飛水峡と呼ばれる、飛騨川の流れが硬い岩を削ってできた峡谷である。 この飛騨川の河床からは、日本列島最古の岩石のひとつ(20億年前のもの)が見つかっている。 飛水峡には、チャートと呼ばれる縞模様の岩石が露出している。チャートは、数㎝のあつさの硬い部分と数㎜の柔らかい泥とが交互に重なって縞模様となっている岩石である。 飛水峡のチャートなどの岩石は、中生代三畳紀からジュラ紀前期(約2億5000万~約1億6000万年前)に海底に堆積したものであることがわかっている。■ハバロフスクで見つかった飛水峡そっくりの地層の壁 美濃帯と呼ばれる地層群を調査している岐阜大学の小嶋智教授は、飛水峡を形づくるチャートとそっくりな地層を、まったく違う場所で見つけた。 その場所とは、飛水峡から北へ1400㎞離れたロシア極東の町・ハバロフスクである。ハバロフスク郊外のアムール川の岸辺には、飛水峡とそっくりの縞模様の層状チャートが見られる。そのチャートなどからは、地層の場所や時代を特定する際の指標となる生物、放散虫の化石が見つかっている。 ハバロフスクのチャートから見つかった放散虫の化石を顕微鏡で調べてみると、飛水峡の放散虫の化石と同じ形のものが数十種類も見つかった。さらに、飛水峡のある美濃帯の上に堆積した地層からは、陸上に棲む恐竜化石見つかっている。 このことから、現在、飛水峡がある一帯は1億年以上もの大昔、ロシアと繋がった大陸の一部だったことがわかるのである。さらに言えば、当時このあたりには、大陸と同じように恐竜が闊歩する世界が広がっていたのだ。『激動の日本列島 誕生の秘密』1:まえがき
2022.08.26
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図書館で『激動の日本列島 誕生の秘密』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪【激動の日本列島 誕生の秘密】 Nスペ「列島誕生ジオ・ジャパン」、宝島社、2017年刊<「BOOK」データベース>よりこの地球に、奇跡の大地があること。ご存知でしょうか?それは、私たちの住む日本列島です。驚くほど表情豊かな四季ー。国土の真ん中にそびえる3000m級の山々-。流氷からサンゴ礁まで驚くほど多様な四方を囲む海ー。そして、密集する110もの活火山ー。こんな場所は地球上に日本列島しかありません。知られざる大地の物語を紐解き、奇跡の列島誕生の秘密に迫ります。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten激動の日本列島 誕生の秘密まず「まえがき」・・・見てみましょう。p8~9<まえがき> 山、川、そしてたっぷりと水を張った田んぼ・・・誰もが思い浮かべる“日本の原風景”が、地球全体の中で見ればたぐいまれだといわれると、皆さんはいかがお感じになるでしょうか? 私たちの暮らす日本。その面積は列島すべてを合わせても、地球上の陸地の1%にもなりません。しかし狭いながらも地形は変化に富み、各地に“宝物のような絶景”が満ち溢れています。 さらに、海原のただ中にある「島国」なのに、3000mを超える険しい峰々を持つ「山国」でもあります。(たとえば、同じ島国でもイギリスの最高峰は1340mほどです)。 高い山々に季節風がぶつかることで大量の雨や雪が降ります。日本の年間降水量はおよそ1700mmと、温帯では世界のトップクラス。この尽きることのない水が溢れる命を支え、日本で独自に進化した動植物は3000種を超えています。 すべては、高い山々を抱く島国・日本の独特の地形がはぐくんだものです。世界広しといえども、こんな場所は日本列島しかありません。 この日本列島がは、どうやって生まれ、どんなドラマを経て、今の姿となったのでしょうか? 最新科学は、日本列島誕生の“大地のドラマ”を解き明かしつつあります。その結果、日本列島は過去3000万年のあいだに「4つの大事件」を重ねて、今ここに存在していることがわかってきました。 大陸から引きちぎられ、火山島が連続衝突。さらに地球最大規模の噴火が起こり、突如として大隆起しました。どれも地球46億年の歴史のなかでもきわめてまれな激動です。私たちが当たり前に目にしている日本の山・川・海は、そんな激動を重ねて創られた“たぐいまれな大地”なのです。 「列島誕生 ジオ・ジャパン」では、最新科学の成果をもとに、かつての激動の痕跡が残る日本各所の絶景や、列島の風土と深く結びついた“和食”から、日本列島が誕生するまでの知られざる物語を読み解きます。 私たちが生きる奇跡の大地・日本列島。ではさっそく、秘められた“大地のドラマ”を見てゆきましょう。 「列島誕生 ジオ・ジャパン」制作統括 北野和宏 江川寛
2022.08.26
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図書館で『138億年の宇宙絶景図鑑』という新書を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪【138億年の宇宙絶景図鑑】高橋典嗣著、ベストセラーズ、2015年刊<「BOOK」データベース>より宇宙138億年の歴史を解く! 宇宙は「火の玉」に始まった!? 2020年に帰還予定、「はやぶさ2」が宇宙の謎を解く!? 古代メソポタミアの天文観測から最新宇宙論までを一冊に!<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten138億年の宇宙絶景図鑑スーパーカミオカンデまず「第1章」から最新の天体観測を・・・見てみましょう。p51~52「第1章 天文学、天体観測の歴史」■ニュートリノや重力波を観測する時代へ 宇宙の謎を解明するための天体観測手段には、光(電磁波)だけでなく、ニュートリノや重力波を使ったものも登場している。 ニュートリノは素粒子のひとつで、電荷をもたず、質量が非常に小さく、ほとんど相互作用せず(ほかの物質とぶつかることがなく)、物質を通り抜けてしまうという性質をもっている。 このニュートリノは、星の中心で起きている核融合や超新星爆発などによって大量に放出され地球にやってきている。ニュートリノを検出することで、ニュートリノが発生するときの過程を検証することができる。 1987年、天の川銀河の近くの大マゼラン銀河で超新星爆発が起こり、その際に放出されたニュートリノが、岐阜県神岡鉱山にあるパーカミオカンデという素粒子観測装置で検出された。太陽以外の天体からのニュートリノが検出されたのは世界で初めてのことで、ここから本格的なニュートリノ天文学がスタートすることになった。現在は、より高性能で大規模なスーパーカミオカンデ、カミオカンデ跡地に建設されたカムランドが観測を続けている。 アインシュタインの「一般相対性理論」によると、質量とは時空のゆがみであり、質量を持った物体が運動すると時空のゆがみが波となって光速で伝わっていくとされる。この波が重力波と呼ばれるものだ。 重力波はすべてを通り抜けて伝わってくるので、検出できれば天体がどんな動きをしているのかがわかる。しかし、これまで重力波は直接観測されたことがない。重力波源としては、ブラックホールや中性子星といった非常に強い重力をもつ天体が激しく運動するような連星系や超新星爆発、宇宙初期のインフレーションの痕跡などが考えられている。 現在、重力波検出はレーザー干渉計型検出器が主流になっており、アメリカではLIGO、ヨーロッパではGIO600、Virgo、日本ではTAMA300が稼働している。また、岐阜県飛騨氏神岡町の地下では、東京大学が中心となり世界初の大型低温重力波望遠鏡(LCGT)、KAGRA(かぐら)の建設が進行中だ。ほかにも、NASAとESAが共同でLISAという宇宙重力波検出器プロジェクトを進めている。『138億年の宇宙絶景図鑑』1:天の川のきらめき
2022.08.25
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図書館で『138億年の宇宙絶景図鑑』という新書を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪【138億年の宇宙絶景図鑑】高橋典嗣著、ベストセラーズ、2015年刊<「BOOK」データベース>より宇宙138億年の歴史を解く! 宇宙は「火の玉」に始まった!? 2020年に帰還予定、「はやぶさ2」が宇宙の謎を解く!? 古代メソポタミアの天文観測から最新宇宙論までを一冊に!<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten138億年の宇宙絶景図鑑夏の大三角(出典:県立ぐんま天文台Webサイト)まず「序章」から・・・見てみましょう。p3~5「序章 人類と驚異の天文現象」■46億年前から変わらない天の川のきらめき 46億年前、地球誕生のそのときから、夜空には天の川がかかっていた。地球に生命が宿った太古の時代、やがて生まれた人類にとって、夜空にかかる天の川や無数の星々の輝きはいかほどだったか。そのきらめきに、人々は感動や畏怖、神秘の念を覚えたことだろう。 天の川は1年を通じて見ることができるが、日本では、夏がもっとも明るく見応えがある。夏の風物詩・七夕は、そんな天の川の美しい光景から定着した物語だ。 七夕のストーリーは、中国の織姫星と彦星(牽牛星)の伝説がもとになっている。かねてより日本には、川や水はけがれを祓う存在とされ、夏前に稲の成長と雨乞いを祈願する「棚機津女(たなばたつめ)」という巫女を据える行事があった。棚機津女の記述は、水辺で機(はた)を織りながら、髪の訪れを待つ少女として「古事記」にも残っている。 そして、雨乞いの儀式が、次第に農村での水神祭として大きくなり、中国の「織姫と彦星の再会のロマンス」が融合、現在のような七夕祭りになったのである。「天の川 水蔭草の 秋風に なびかふ見れば 時は来にけり」 飛鳥時代の歌人・柿本人麻呂も、水際で揺れる草と、織姫星と彦星の逢瀬を心待ちにするようすを重ねて、このロマンスを詠んでいる。時を現代に戻すと、たとえば小説家・芥川龍之介が「銀漢の瀬音聞ゆる夜もあらむ」(「銀漢」は天の川を意味する)と、闇夜に川音が聞こえそうなほど美しくきらめくようすを歌にしている。 雲のように漂う天の川は、英語でミルキー・ウェイと呼ばれる。語源はギリシャ神話で、女神ヘラと夫で全能の神デアルゼウスの逸話からきている。ヘラの不死の力を得させようと、ゼウスが眠っている彼女の母乳を赤ん坊のヘラクレスに吸わせたが、ヘラが驚き起きたことで乳が飛び散ってしまった。その母乳の飛沫が、天の川になったというもの。天の川は、洋の東西を問わず、神話や寓話に結びつけられる大きな存在だったのだ。 南半球で見る天の川には、南十字星や石炭袋、カリーナ星雲が加わりにぎやかである。宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』に登場する南十字星や大マゼラン銀河は南半球でよく見える天体だ。旅は北十字(はくちょう座)に始まり、天の川に沿って南十字で終わる。賢治は、見たことのない南半球の夜空に思いをはせて執筆したのであろう。
2022.08.25
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今回借りた3冊です。 だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば、「ビジュアル本」でしょうか♪<市立図書館>・激動の日本列島 誕生の秘密・138億年の宇宙絶景図鑑・オデッセイ号航海記<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************【激動の日本列島 誕生の秘密】 Nスペ「列島誕生ジオ・ジャパン」、宝島社、2017年刊<「BOOK」データベース>よりこの地球に、奇跡の大地があること。ご存知でしょうか?それは、私たちの住む日本列島です。驚くほど表情豊かな四季ー。国土の真ん中にそびえる3000m級の山々-。流氷からサンゴ礁まで驚くほど多様な四方を囲む海ー。そして、密集する110もの活火山ー。こんな場所は地球上に日本列島しかありません。知られざる大地の物語を紐解き、奇跡の列島誕生の秘密に迫ります。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten激動の日本列島 誕生の秘密【138億年の宇宙絶景図鑑】高橋典嗣著、ベストセラーズ、2015年刊<「BOOK」データベース>より宇宙138億年の歴史を解く! 宇宙は「火の玉」に始まった!? 2020年に帰還予定、「はやぶさ2」が宇宙の謎を解く!? 古代メソポタミアの天文観測から最新宇宙論までを一冊に!<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、カラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten138億年の宇宙絶景図鑑【オデッセイ号航海記】 ロジャー・ペイン著、角川学芸出版、2007年刊<「BOOK」データベース>より生物への限りない愛情を胸に、海洋調査船オデッセイ号で100回を超える航海に出た鯨類研究の権威が綴る、海からの報告。<読む前の大使寸評>追って記入rakutenオデッセイ号航海記************************************************************図書館大好き561
2022.08.24
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『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。<予約中>・人新世の「資本論」(12/18予約、副本24、予約389)現在57位・今村翔吾『塞王の楯』(1/21予約、副本11、予約522)現在186位・『スマホ脳』(1/28予約、副本40、予約511)現在99位・「監視資本主義」(2/07予約、副本1、予約30)現在12位・西加奈子『夜が明ける』(2/15予約、副本16、予約531)現在268位・女のいない男たち(3/31予約、副本8、予約207)現在103位・酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎』(5/02予約、副本3、予約49)現在27位・砂川文次『小隊』(5/11予約、副本3、予約43)現在31位・絲山秋子『まっとうな人生』(6/21予約、副本6、予約40)現在16位・ブレイディみかこ『両手にトカレフ』(7/01予約、副本2、予約37)現在6位・村山斉『宇宙はなぜ美しいのか』(7/14予約、副本2、予約19)現在14位・『帝国日本のプロパガンダ』(7/30予約、副本1、予約5)現在8位・松本修『言葉の周圏分布考』(8/15予約、副本1、予約16)現在17位・テッド・チャン『あなたの人生の物語』(8/23予約、副本9、予約0)<カートで待機中>・N・ネフスキー著『月と不死』・8月の果て・ある日うっかりPTA(副本4、予約39)・グレタたったひとりのストライキ<予約候補>・村田紗耶香『信仰』:図書館未収蔵 ・嶋田博子『職業としての官僚』・小田嶋隆『東京四次元紀行』・野口悠紀雄『円安が日本を滅ぼす』・『アマゾン帝国の闇』:図書館未収蔵 ・半藤一利『太平洋戦争への道 1931-1941』:図書館未収蔵・『中国戦線、ある日本人兵士の日記』・山口晃『すヾしろ日記 参』:図書館未収蔵 ・『猫の文学館I』『猫の文学館Ⅱ』・藻谷浩介『進化する里山資本主義』・『カラハリ アフリカ最後の野生に暮らす』・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵・ネルケ無方著『迷える者の禅修業』:図書館未収蔵<予約分受取:6/04以降> ・伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』(10/30予約、6/04受取)・グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』(12/23予約、6/22受取)・戦争は女の顔をしていない(4/07予約、7/01受取)・るるぶ宇宙(4/12予約、7/01受取)・パンデミック監視社会(4/24予約、7/08受取)・『猫が30歳まで生きる日』(12/06予約、7/14受取)・横田増生『潜入ルポamazon帝国』(7/08予約、7/14受取)・山下裕二『商業美術家の逆襲』(7/17予約、7/22受取)・鎌倉殿と13人の合議制(5/18予約、7/28受取)**********************************************************************【人新世の「資本論」】 斎藤幸平著、集英社、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(12/18予約、副本24、予約389)>rakuten人新世の「資本論」【塞王の楯】今村翔吾著、集英社、2021年刊<出版社>より近江の国・大津城を舞台に、石垣職人“穴太衆”と鉄砲職人“国友衆”の宿命の対決を描く究極のエンターテインメント戦国小説。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(1/09予約、副本4、予約6)>shueisha塞王の楯【スマホ脳】アンデシュ・ハンセン著、新潮社、2020年刊<「BOOK」データベース>より平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存ー最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(1/28予約、副本40、予約537)>rakutenスマホ脳【監視資本主義】 ショシャナ・ズボフ著、東洋経済新報社、2021年刊<「BOOK」データベース>より世界的ベストセラー!監視資本主義という言葉を生み出したハーバード・ビジネススクール名誉教授が描く新世界。私たちを急襲する隠された力とその対抗策。オバマ元大統領が選ぶ2019年ベストブック選出!<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(2/07予約、副本1、予約30)>rakuten監視資本主義【夜が明ける】西加奈子著、新潮社、2021年刊<「BOOK」データベース>より思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。現代日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働ー。「当事者でもない自分が、書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした渾身の作品。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(2/15予約、副本16、予約531)>rakuten夜が明ける【女のいない男たち】村上春樹著、文藝春秋、2014年刊<「BOOK」データベース>より絡み合い、響き合う6編の物語。村上春樹、9年ぶりの短編小説世界。【目次】ドライブ・マイ・カー/イエスタデイ/独立器官/シェエラザード/木野/女のいない男たち<読む前の大使寸評>村上春樹の短編小説集ってか・・・『1Q84』ブームの後に、こんな本が出ていたとは、春樹ファンを自認している大使としては不覚であった。rakuten女のいない男たち【ブルシット・ジョブの謎】酒井隆史著、講談社、2021年刊<「BOOK」データベース>より仕事とは何か?悩み苦しむすべての人へ。誰も見ない書類を作成する事務、上司の虚栄心を満たすだけの部下…資本主義や効率化が進めば進むほど無意味な仕事が生まれる「不思議」。『ブルシット・ジョブ』翻訳者が贈る特別講義!世界的現象の「謎」を解き明かすー<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(5/02予約、副本3、予約49)>rakutenブルシット・ジョブの謎【小隊】砂川文次著、文藝春秋、2021年刊<出版社>より元自衛官の新鋭作家が、日本人のいまだ知らない「戦場」のリアルを描き切った衝撃作。北海道にロシア軍が上陸、日本は第二次大戦後初の「地上戦」を経験することになった。自衛隊の3尉・安達は、自らの小隊を率い、静かに忍び寄ってくるロシア軍と対峙する。そして、ついに戦端が開かれたーー。<読む前の大使寸評>元自衛官の作家といえば、浅田次郎さんが、まず思い当たるが・・・砂川文次さんは次につぐ作家ではなかろうか。ロシアのウクライナ侵略に揺れる昨今、興味深い作品である。<図書館予約:(5/11予約、副本3、予約43)>heibonsha小隊【まっとうな人生】絲山秋子著、河出書房新社、2022年刊<「BOOK」データベース>より名古屋出身の「なごやん」と繰り広げた九州縦断の脱走劇から十数年後ー。富山県のひょんな場所でなごやんと再会した「花ちゃん」。夫のアキオちゃんと娘・佳音の成長を愛おしむ日々に、なごやん一家と遊ぶ楽しみが加わった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大でその生活が一変!!続々とやってくる不安の波に押しつぶされそうになりながら、花ちゃんが出会ったもうひとりの自分とは?富山県を舞台に『逃亡くそたわけ』の続編が幕を開ける!<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(6/21予約、副本6、予約41)>rakutenまっとうな人生【両手にトカレフ】ブレイディみかこ著、ポプラ社、2022年刊<出版社>よりブレイディみかこ氏からのメッセージ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』には出てこないティーンたちがいました。ノンフィクションの形では書けなかったからです。あの子たちを見えない存在にしていいのかというしこりがいつまでも心に残りました。こうしてある少女の物語が生まれたのです。<読む前の大使寸評>追って記入rakuten両手にトカレフ【宇宙はなぜ美しいのか】村山斉著、幻冬舎、2021年刊<「BOOK」データベース>より夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来、人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか?宇宙はどこまで美しいのか?最新の研究成果をやさしく解説する知的冒険の書。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(7/14予約、副本2、予約19)>rakuten宇宙はなぜ美しいのか【帝国日本のプロパガンダ】 貴志俊彦著、中央公論新社、2022年刊<「BOOK」データベース>より日清戦争に始まり、アジア太平洋戦争の敗北で終わった帝国日本。日中開戦以降、戦いは泥沼化し、国力を総動員するため、政府・軍部・報道界は帝国の全面勝利をうたい、プロパガンダ(政治宣伝)を繰り広げた。宣伝戦はどのように先鋭化したか。なぜ国民は報道に熱狂し、戦争を支持し続けたのか。錦絵、風刺画、絵葉書、戦況写真、軍事映画など、戦争熱を喚起したビジュアル・メディアから、帝国日本のプロパガンダ史を描きだす。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(7/30予約、副本1、予約5)>rakuten帝国日本のプロパガンダ【あなたの人生の物語】テッド・チャン著、早川書房、2003年刊<「BOOK」データベース>より地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれ、驚くべき運命にまきこまれていく…ネビュラ賞を受賞した感動の表題作はじめ、天使の降臨とともにもたらされる災厄と奇跡を描くヒューゴー賞受賞作「地獄とは神の不在なり」、天まで届く塔を建設する驚天動地の物語ーネビュラ賞を受賞したデビュー作「バビロンの塔」ほか、本邦初訳を含む八篇を収録する傑作集。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(8/23予約、副本9、予約0)>rakutenあなたの人生の物語【月と不死】N・ネフスキー著、平凡社、1971年刊<出版社>より著者は日本民俗学界の異色の存在として知られるロシア人学者で,柳田国男,折口信夫らと親交を結び,沖縄,東北などの民俗を採録した。本書は日本語で発表された論文・書簡を網羅した唯一の著作集。<読む前の大使寸評>ロシア人にして、日本民俗学界の異色の存在が気になるのです。<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>heibonsha月と不死【8月の果て】柳美里著、新潮社、2007年刊<「BOOK」データベース>より日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が封印を解かれ、歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへと押し上げる。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>rakuten8月の果て図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。・本屋の店頭に出た直後の新刊本・ウィキペディアでめぼしい著作を探す・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。予約分受取目録R26好書好日トップ図書館情報ネットワーク 蔵書検索システム
2022.08.24
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図書館で『世界まちかど地政学』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪【世界まちかど地政学】藻谷浩介著、毎日新聞出版、2018年刊<「BOOK」データベース>より世界は行かなきゃわからない!毎日新聞「経済プレミア」好評連載の書籍化!地理と歴史で読み解く「世界経済がわかる旅行記」!【目次】第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた/第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業/第3章 旧ソ連・コーカサス三カ国“世界史の十字路”の混沌と魅惑/藻谷さんに聞く「私の旅の極意」/第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学/第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ/第6章 南北米州の隅っこから、二十一世紀の地球が見える<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪rakuten世界まちかど地政学「第4章」からスリランカを・・・見てみましょう。p153~157「第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学」■スリランカで出くわした、中国「一帯一路」の現場 216年最後の海外ショート・トリップで、スリランカのコロンボを訪れた筆者は、「インド入門編」とでもいうべきこの国の歩きやすさを堪能する。 しかしスリランカの60倍以上の人口を擁する「お隣の超大国」インドと、スリランカの関係には微妙なものが感じられる。そのインドと対抗関係にある中国を、「敵の敵は味方」と歓迎した結果が、また問題を引き起こしているようだ。■コロンボの中心部にできた中国の租借地 筆者が宿を取ったのは、インド洋に面したフォート地区だった。かつてポルトガル人が要塞を築いたコロンボ発祥の地であり、現在も政府機関と軍隊が置かれていて、店や人家は少ない。海辺まで出てみると、以前はビーチだったところが広く埋め立てられ、立ち入り禁止になっているのに気がついた。 その横に、1960年代に国威発揚のために造ったという感じの、武骨なコンクリート造りの仏塔がそびえている。入り口で靴を脱ぎ、横に建てられた怪談棟を裸足でぐるぐる歩いて上り、高所恐怖症の方にはお勧めできない連絡橋を渡って、展望階に入る。 眼下にはガントリークレーンの並ぶコンテナ港。そしてその南横に先述の立ち入り禁止埋め立て地が広がり、さらにかなり南に下がったところに延長1キロほどのビーチが残されていて、そこだけが市民の憩いの場になっていた。誰がなぜ、こんな無残な埋め立てをしたのだろうか。 筆者は予習せずに現地に行き、仕込みなしに歩き、「犬も歩けば棒に当たる」ことにこだわっている。今回も帰国後に偶然読んだ新聞記事で、くだんの埋め立て地が中国による租借地であることを知った。 かつて英国に香港を99年間租借させた中国が、立場を入れ替えてスリランカ政府から当該海岸部を99年間租借し、国際貿易港を核にしたウォーターフロント都市開発を行っているのだという。2014年11月に中国が発表した、一帯一路構想の重要プロジェクトの一つ、ということに違いない。 インドと対立し中国との友好を深めた前ラジャパクサ政権が、身の丈を超えた高速道路建設などで中国に対して作った多額の借金のカタに、そういう話を飲まざるを得なかったらしい。時代劇の悪代官ではあるまいに、何とも強欲な話であり、元シリセナ政権はそうした裏のない正直者・日本を再評価しているという。■日・中・米よりはるかに抜き差しならないスリランカ・印・中の関係 そう聞けば、「中国はスリランカにまで領土獲得の手を伸ばしているのか」と騒ぐ人がいるかもしれない。だがスリランカ人の身にもなって欲しい。彼らの現実の脅威は、彼方の中国ではなく、過去2000年以上にわたって、真横のインドであり続けているのだ。 人口2000万人のスリランカの国民の七割はアーリア系のシンハラ人で、その多くが仏教徒だが、日本語に文法が類似したタミル語を話すタミル人も400万人ほどいる。彼らは主としてヒンズー教徒で、しかも同族がインド南部に700万人も住んでいる。ヒンズー教の盛んなインド本国では仏教がほぼ衰亡してしまったことから、シンハラ人には「スリランカは正統を受け継ぐ仏教国である」という意識が強い。だがタミル人も、早くは2000年以上前から当地に住み始めているのだから、立派に国民である。 英国は植民地支配時代、人種対立を統治に利用すべく少数派のタミル人を優遇した。その反動で独立後の政権はシンハラ語と仏教を優遇したが、それが最もインドに近いジャフナ半島をを拠点とした、タミル人武装ゲリラの蜂起につながる。 四半世紀に及ぶ内戦は、2009年に政府側による完全鎮圧で決着し、タミル人は結局のところ自治権を得られなかった。スリランカ国内の20倍近く数のタミル人を抱える隣の大国・インドにしてみれば、この結果は面白くはないだろう。それに対してスリランカは、インドからの圧力に陰に陽に感じて反発する。 この事態を日本に移し替えて、喩えとして説明するならば、広東語の話者が紀元前から第二次大戦中までの間に西日本各地に移住してきて国民の二割にもなり、その一部が自治権を求めて、最近まで武装闘争を展開したというようなものだ。日中間の尖閣問題の比ではない複雑さ、深刻さである。ウン 時代劇の悪代官ではあるまいに、と中国の強欲ぶりを批判する著者がいいではないか♪『世界まちかど地政学』3:北アイルランド(続き)『世界まちかど地政学』2:北アイルランド『世界まちかど地政学』1:カリーニングラード
2022.08.23
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<118年後の“君”死にたまふことなかれ>先日放映されたNHK番組が気になったので紹介します。与謝野晶子が、激戦地にいる弟を思って詠んだこの詩がウクライナ人にはどう響いたのか!?118年後の“君”死にたまふことなかれより「ああおとうとよ 君を泣く 君死にたまふことなかれ」歌人・与謝野晶子が、日露戦争の激戦地にいる弟を思って詠んだこの詩を、今、ウクライナへ届けようとしている人たちがいます。100年以上前に詠まれた歌は時と言葉の壁を超えて、今に何を伝えているのでしょうか。ボグダンさんたくさんの子どもを含む民間人が殺されて、言葉にならない。しかしブチャで起きた惨状を見れば、もう戦うしかないんです。降参して占領されたらもっと多くの人が殺されてしまう。これ以上ウクライナ人に死んでほしくない、身近な人を守るためには戦うしかないんです誰にも死んでほしくないからウクライナは戦う。与謝野晶子が弟に呼びかけた「戦うな」とは逆です。それでも、武器を取らざるをえない過酷な状況に置かれているからこそ、ボグダンさんは「大切な人に死んでほしくない」というこの詩の思いに強く胸を打たれたといいます。ボグダンさん今のウクライナ人と100年前の日本人が同じことを考えていたことに感銘を受けました。日本とウクライナはいくつの共通点があると思っています。ウクライナにはコサックが、日本には武士がいた。チェルノブイリと福島は、ほかの国は体験したことがない原発事故。そして日露戦争の時に生まれたこの詩で歌われた思いも、共通点の一つかもしれませんボグダンさん「君」を泣くということは、ある意味弟だけではなく、戦争に行く弟の同世代だったり、死にゆく人たちのことを指したのかなとも感じました。そんな「君」を思って、どうしようもないけど泣くしかないと。そして、戦争が終わったらどうか戻ってきてください、という気持ちも感じました■文学は戦争を止められないかもしれないけど…8月上旬、およそ2週間かけた「君死にたまふことなかれ」の翻訳が完成しました。意訳せずに与謝野晶子の思いに忠実に。ウクライナ語のリズムも意識しました。翻訳した「君死にたまふことなかれ」は、より多くのウクライナの人々の目にとまるよう、日本ウクライナ文化交流協会のホームページでも公開されています。さらに、冊子にして、小野さんが支援してきたウクライナの避難所を9月に訪れて、直接配布することにしています。
2022.08.23
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早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?しかしまあ、このところの大雨と蒸し暑さは、たまらんでえ・・・『日本のならわしとしきたり』という蔵書に二十四節季の記事があることを思い出したのです。【日本のならわしとしきたり】ムック、 徳間書店、2012年刊<内容紹介>ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。<大使寸評>とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪Amazon日本のならわしとしきたりこの本で、処暑のあたりを見てみましょう。和暦p22<処暑>太陽の勢いが鎮まり新涼の気配を感じるころ 現行の暦では、8月23日ころ第1日目を迎え、この日から立冬(9月9日ころ)に入る前日までの15日間が「処暑」となる。 ちなみに二十四節季の名称には、1日目のみを指す場合と期間全体を指す場合があり、混同を避けるため、初日を「処暑の日」、期間全体を「処暑」あるいは「処暑節季」と呼び区分している。 処暑に入ると、『暦便覧』に「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と記されている通り、夏の太陽の勢いが徐々に鎮まり、朝夕は過ごしやすい陽気となる。春先のひと雨ごとに暖かくなる「三寒四温」に対して、逆バージョンの現象といえよう。 処暑の期間の行事には、教育関連では夏休みの終了と新学期の始まり。地域の催しでは、子供達の健やかな成長を願って開催される「地蔵盆」、二百十日の台風などがある。地蔵盆は京都を中心とした近隣地区のならわし。残念ながら関東以北では行われていない。 処暑の期間の七十二候には、「綿話しべ開(わたのはなしべひらく)」綿を包むガクが開く、「天地始粛(てんちはじめてさむし)」ようやく暑さが鎮まる、「乃登(こくものすなわちみのる)」米などが実る、がある。 綿花がはじけ、中の白い綿が見える。これは、収穫が近いことを表している。二十四節季の大暑に注目(復刻)
2022.08.22
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図書館で『世界まちかど地政学』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪【世界まちかど地政学】藻谷浩介著、毎日新聞出版、2018年刊<「BOOK」データベース>より世界は行かなきゃわからない!毎日新聞「経済プレミア」好評連載の書籍化!地理と歴史で読み解く「世界経済がわかる旅行記」!【目次】第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた/第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業/第3章 旧ソ連・コーカサス三カ国“世界史の十字路”の混沌と魅惑/藻谷さんに聞く「私の旅の極意」/第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学/第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ/第6章 南北米州の隅っこから、二十一世紀の地球が見える<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪rakuten世界まちかど地政学「第2章」から紛争の地・北アイルランドを・・・見てみましょう。p47~50「第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業」■多数決に従うなら実現しないアイルランド再統一 ケルト人(アングロサクソン族などのいわゆる「ゲルマン民族」が渡米する前の欧州の先住者)の血を濃く残すアイルランドは、1652年、清教徒革命でイングランドの独裁者になったオリバー・クロムウェルに侵略され併合されてしまう。 その後の長き独立闘争を経て、第一次大戦後の1922年に自治権を回復したのだが、その際に英国政府は、多年の移民により英国系住民の多い北部6州と、他の20州を分けて、それぞれに自治政府を設立させるという手法を取った。 北部の6州は翌日に自治権の放棄と英国への再統合を宣言(現在の北アイルランド)。残りの20州は1937年に独立を果たし(現在のアイルランド)、第二次大戦では中立を維持、1949年に英国女王を国家元首とする英連邦も脱退して共和国となったのである。 共和国側に「北アイルランドを英国から取り戻したい」という要求があるのは当然だ。だが、北アイルランドの住民は過半数が英国残留に三世のまま、今日に至っているのである。ベルファストでいえば10対9くらいの僅差だが、英国民であり続けたい人の方が多い。つまり民主主義的に物事を決めるのであれば、アイルランドの再統一はそうそう進展しない。 経済的な損得だけで言えば、北も英国などについていないで、アイルランドに戻った方が得策のようにも思う。だが人の心はそんなに簡単なものではない。ベルファストの住宅街に分け入っていくと、「どうにもこうにも、そうはいかないのだろうな」という現実に出くわした。■残るテロの傷跡、ブレグジットに揺れる北アイルランド 飲んだくれでにぎわうアイルランドの首都ダブリンから、人影の少ない北アイルランドの中心地・ベルファストへ。2時間少々の列車の旅は、EUの中での比較優位を生かして成長するアイルランド共和国と、製造業中心の古い産業構造を残す英国領北アイルランドの格差を際立たせるものだった。 そこに降って湧いたブレグジット(英国のEU離脱)で、状況がさらにややこしくなりそうな悪い予感が・・・。■21世紀に残る「壁」の語る深い傷跡 ベルファストの都心から西へ、丘の上の住宅地に分け入っていくと、壁画で有名な地区が現れた。このあたり、英国残留を望む住民の多く住む区画と、アイルランドへの統合を望む住民の多く住む区画が入り込んんで隣接しており、随所にかつてのベルリンを思い出させるような壁が設けられていて、その壁画にいろいろ鮮やかな絵が描かれているのだ。 多くは最近までテロ活動をつづけた非合法組織IRA(アイルランド共和軍)の闘士を記念するののようだが、中には、彼らのテロによって命を落とした数千人の市民の側を記念するものもあるのかもしれない。 英国のアイルランド支配は過酷なものだった。特に19世紀半ばには、英国人大地主が輸出用農作物を搾取し続ける中で100万人の餓死者を出し、米国への移民が激増(ケネディ、レーガン両大統領はその子孫)、800万人いた島内の人口は半分近くまで減ってしまった。独立運動への血の弾圧で命を落とした者も数知れない。アイルランド側には、言葉に尽くせぬ恨みが沈殿しているだろう。『世界まちかど地政学』2:北アイルランド『世界まちかど地政学』1:カリーニングラード
2022.08.22
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図書館で『世界まちかど地政学』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪【世界まちかど地政学】藻谷浩介著、毎日新聞出版、2018年刊<「BOOK」データベース>より世界は行かなきゃわからない!毎日新聞「経済プレミア」好評連載の書籍化!地理と歴史で読み解く「世界経済がわかる旅行記」!【目次】第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた/第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業/第3章 旧ソ連・コーカサス三カ国“世界史の十字路”の混沌と魅惑/藻谷さんに聞く「私の旅の極意」/第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学/第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ/第6章 南北米州の隅っこから、二十一世紀の地球が見える<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪rakuten世界まちかど地政学「第2章」から紛争の地・北アイルランドを・・・見てみましょう。p17~20「第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業」■雑踏のダブリンからひと気のないベルファストへ 2016年5月。ロンドンで講演をした機会に、アイルランドと英国各地(北アイルランド、スコットランド、ウェールズ、そしてロンドン以外のイングランドの四都市)を巡った。(中略) ちなみにその時点では、その翌月に国民投票で「ブレグジット(英国のEU離脱)」が決まるとは予想もしていなかった。■ベルファストで感じた、アイルランドと北アイルランドの逆格差 肌寒い土曜日の夜20時台。フィンランド・ヘルシンキ経由で着いたアイルランド共和国の首都ダブリンで筆者は、飲食街を埋め尽くす酔客の群れに圧倒された。しかし皆さん、ビールの系統かウィスキーか、あるいはワインを飲んでいるかで、港町だというのに食欲をそそるようなつまみを食べている人は見当たらない。 筆者はアルコールに弱いので後ろ髪を引かれる思いをすることもないまま、街の北東にあるコノリー駅に向かい、英国領である北アイルランドの中心地ベルファストに向かう国際特急「エンタープライズ号」に乗った。(中略) ダブリンからベルファストへは、ちょうど東京から福島県いわき市へ、という距離感の移動だ。アイルランドと北アイルランドの境界線も、関東と東北の境のような感じだ。丘陵地の中にぐねぐねと引かれていて、横断する道路も無数にある。 通貨はユーロからポンドに替わるが、出入国管理はない。以前は膨大な数のチェックポイントがあったらしいが、いまさらそれらを復活するのはお金の無駄だし、やれば通勤通学の毛色が分断されてしまう例も多々出るだろう。 終点のベルファストは、造船や航空機産業の集まる工業都市だ。20世紀初頭に客船タイタニック号が建造された場所でもある。ベルファスト中央駅に降りると、下関や長崎や台湾の基隆のような、港町の終点駅に共通の香りがした。 翌日曜日の午前中、重く雲が垂れこめ、時にぼそぼそと雨の降るベルファスト市街を歩き回る。欧州の町の日曜日は、店も開いていなければ活気もないのが通り相場だが、それにしても通行人がいない。(中略) ベルファストはそもそも産業構造の変化に乗り遅れているのだろうが、それにしてもダブリンとの活気の差は歴然で、これでは英国の面目にもかかわるだろう。 いや実際には、英国には失うほどの面目はない。アイルランドの一人当たりのGDP(国内総生産)はルクセンブルクに次ぐEU二位で、英国の1.5倍もあるのだから、2009年のユーロ・ショックで大打撃を受けたアイルランド経済は、ITや金融を中心に急速に持ち直した。 原動力は、低めのビジネスコストと少ない規制、英語の通じる環境という、EUの中での比較優位7だ。EUへの加盟継続は、今や英国側より豊かになったアイルランドの生命線なのである。そんな最中でのブレグジット騒動をアイルランド国民は、英国から企業を移転させるチャンスだとほくそ笑んで見ているだろう。『世界まちかど地政学』1:カリーニングラード
2022.08.21
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図書館で『マーズ 火星移住計画』という大型本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、2ページぶち抜きのカラー画像も多く、とにかく大迫力が・・・ええでぇ♪【マーズ 火星移住計画】 レオナード・デイヴィッド著、日経ナショナルジオグラフィック社、2016年刊<「BOOK」データベース>より20××年、人類はついに火星の地に降り立つー。そんな近未来への道程を、科学面、技術面、精神面から考察。NASAやESAといった世界の宇宙開発機関をはじめ、スペースX社などの民間の取り組みを徹底取材。火星を“第2のふるさと”にするために必要なこと、解決すべき課題を多角的に分析。探査機がもたらした赤い惑星の姿、開発中のロケットや居住施設など、迫力満点のビジュアルを約200点収録。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、2ページぶち抜きのカラー画像も多く、とにかく大迫力が・・・ええでぇ♪rakutenマーズ 火星移住計画第6章で火星移住後の光景について・・・見てみましょう。p245<マーズランド> 人類が移住してから半世紀後の火星を想像できるだろうか。火星の移住地と聞けば、ゲートで囲われた居住区域にエアロック付きのドーム型住宅が並ぶ光景が思い浮かぶかもしれないが、実現までには探査を重ね、様々な準備をする必要がある。 探査の最前線は常に危険と隣り合わせだ。しかし、人類はこれまで危険を目の前にしても足を止めることはなかったし、火星でもその歩みを止めることはなかったし、火星でもその歩みが止まることはないだろう。T・S・エリオットの言葉を借りれば、「あえて遠くまで行こうとしなければ、どこまで行けるかは分からない」ということだ。 わずかな重力、長時間におよぶ移動、放射線に宇宙線といった問題は解決されるだろうか。予想だにしなかった新たな火星の支配者が現れることはないだろうか。私たちは来るべき重大なターニングポイントに備えて心の準備をしておかなければならない・・・と多くの専門家が警鐘を鳴らす。 火星での人類の未来について考えてみるように勧める人物の一人が、カリフォルニア州立大学のB・J・ブルース名誉教授だ。かつてヨーロッパから新大陸に渡った人々は、次には西部を目指し、移動するにつれて人も文化も変わっていった。「ものの考え方や価値観、生き方は大きく変化しました。同じことが火星移住を選んだ人々の身にも起こるでしょう」。その影響は精神面にとどまらないと彼女は言う。宇宙の開拓者たちは、身体も、免疫機能も、文化や社会も、地球で暮らしていた祖先とは違ってくるだろう。 有人火星着陸を目指すだけでなく、火星で人間社会を築くという前提に立つなら、長期的に生活を送ることによる生物学的影響を考えなければならない。突き詰めていけば、太陽系第4惑星で誕生する子どもたちについても考慮する必要がある。 まっさきに検討しなければならないのは、放射線の影響だ。火星で暮らす人間の健康に関する最大の問題は、放射線被ばくだと考えられている。火星に滞在する宇宙飛行士は常に宇宙線にさらされる。特に、定期的に発生する太陽嵐の時期は放射線も強くなる。 バージニア州フォールズチャーチにある研究機関ANSERに所属する宇宙放射線の専門家、ロン・ターナー氏は、「放射線で最も恐ろしいのは、放射線被ばくに起因するがんです。無事に地球に帰還した後でも、時間をおいて発症する恐れがあります」と話す。『マーズ 火星移住計画』2:生命の痕跡『マーズ 火星移住計画』1:移住者の身体面や医学的問題
2022.08.21
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図書館で『マーズ 火星移住計画』という大型本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、2ページぶち抜きのカラー画像も多く、とにかく大迫力が・・・ええでぇ♪【マーズ 火星移住計画】 レオナード・デイヴィッド著、日経ナショナルジオグラフィック社、2016年刊<「BOOK」データベース>より20××年、人類はついに火星の地に降り立つー。そんな近未来への道程を、科学面、技術面、精神面から考察。NASAやESAといった世界の宇宙開発機関をはじめ、スペースX社などの民間の取り組みを徹底取材。火星を“第2のふるさと”にするために必要なこと、解決すべき課題を多角的に分析。探査機がもたらした赤い惑星の姿、開発中のロケットや居住施設など、迫力満点のビジュアルを約200点収録。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、2ページぶち抜きのカラー画像も多く、とにかく大迫力が・・・ええでぇ♪rakutenマーズ 火星移住計画キュリオシティの着陸地点付近火星における生命の痕跡について・・・見てみましょう。p155~156<生命のしるし> 火星に生命体が存在する可能性、あるいはかつて存在していた可能性を探るために送り込まれた米国のバイキング1号と2号が火星に着陸してから、数十年の時間が流れた。何年もかけてデータが解析され、26回もの生命検出実験が行われたが、バイキングから望む答えが返ってくることはなかった。 バイキングプロジェクトに関与した研究者のほとんどは、火星に生命は、火星で声明は検出されなかったと考えたが、この判断に納得しない科学者も一部にいたため、探索は続けられた。それから数十年が経過した現在、各国が火星探査に投じた費用の総額は数十億ドルにのぼる。火星の生命は遠い昔に死に絶えているかもしれないし、そもそも存在すらしなかったのかもしれない。それでも、火星の生命を探す計画は現在もしっかりと息づいている。 バイキングのミッション以来、「高度な科学技術を取り入れた火星探査が盛んに行われてきました。現在も火星の気候変動や、過去に存在した生命の痕跡の可能性について調査が進められています。また、火星で生物が暮らせるかどうかという点も、以前からの大きな研究テーマです」―こう話すのは、NASAのゴダード宇宙飛行センターの主任研究員にしてマーズ・サイエンス・ラボラトリー/キュリオシティ火星探査車科学チームの一員、ジェームズ・ガービン氏だ。 火星は世界的にみても非常に重要な科学のフロンティアだと彼は言う。その根拠として彼が挙げるのは、最近になって発見された有機分子の存在や、大気中に微量に含まれるメタンガスの量の変動だ。 過去の火星の地質的変化には堆積過程が関わっていた形跡があり、水が重要な役割を果たした可能性が強く推測されるため、こちらも興味深いという。 目前に迫った火星探査の次のステップは、さらに高度なミッションを進めることだとガービン氏は言う。「現在、NASAは2030年代に火星に人間を送り込むことを目指しています。これに先立って、2020年代に私たちは有人探査に向けた準備という転換点を迎えます。その際、まずは無人ミッションで態勢を整えていくことになるでしょう」 NASAは原子力電池で走行し、多様な地形に対応した次世代の火星探査車の打ち上げを2020年に予定している。この探査車は、すでにキュリオシティが行っている探査活動をに加わり、調査対象として選ばれた地点の探査を行って過去の生命の痕跡を探す。また、最終的に地球に持ち帰るためのサンプルを集める作業も検討されているが、非常にコストがかかるため、賛否が分かれている。 火星のサンプルを地球に持ち込むリスクは非常に小さいと考えられているが、ゼロとは言えない。火星のサンプルは生物学的に非常に貴重なものだが、地球に持ち帰ることにはリスクも伴う。マイク・クライトンの「アンドロメダ病原体」(早川書房)で描かれた大惨劇のように、火星からやってきてはい回る気味の悪い生き物が地球の生物圏を蝕む可能性に対して冷静さを欠いた“口撃”が始まったり、社会的な不安が高まったりすることも予想される。『マーズ 火星移住計画』1:移住者の身体面や医学的問題
2022.08.20
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図書館で『ブラックボックス』という本を、手にしたのです。著者の作品『小隊』を図書館に予約しているが、なかなかまわってこないのです。でも『ブラックボックス』が見つかってラッキー♪【ブラックボックス】砂川文次著、講談社、2022年刊<「BOOK」データベース>よりずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自分の中の怒りの爆発を、なぜ止められないのだろう。自転車便のメッセンジャー、サクマは都内を今日もひた走る。第166回芥川賞受賞。<読む前の大使寸評>著者の作品『小隊』を図書館に予約しているが、なかなかまわってこないのです。でも『ブラックボックス』が見つかってラッキー♪rakutenブラックボックスまず、冒頭から・・・見てみましょう。p1~5 歩行者用の信号が数十メートル先で明滅を始める。それに気が付いてか、ビニール傘を差した何人かの勤め人が急ぎ足で横断歩道を駆けていく。佐久間亮介は、ドロップハンドルのポジションをブラケット部分からドロップ部分へと変えた。状態がさらに前傾になる。 サドルから腰を上げ、身体を左右に振って回転数を上げる。車体は、振られた身体とはほんのわずかだけ逆方向に傾くが、重心は捉えている。雨音の合間を縫うようにしてラチェット音が聞こえる。速度が上がるにつれて頬を撃つ雨粒一つ一つがちくりとした痛みを伴うようになった。 信号なんかで足止めを食らいたくなかった。 歩行者の信号が赤に変わる。サクマは口をすぼめて腹の底から息を吐きだす。視線を車道の信号に一瞬向ける。ドロップハンドルをさっきよりも強めに握った。バーテープのクッション感と心地よい反発がグローブを通して伝わってくる。追い越し車線を走る車のブレーキランプが先頭から順々に点灯しだす。車道の信号は黄色。横断歩道まであと少し。左右の景色が流れていく。 いける、とサクマは即座に判断した。判断すると同時に身体はもう動いている。サクマにとっての判断とは、思考というよりもむしろ習性(過去の経験と現在との類似性を照合して当てはめるのではなく、その瞬間瞬間の環境に脊髄とか筋肉とかが反応するという点において)に近いものだ。 シフトレバーはブレーキと一体型のものだったから、中指と薬指で以ってこれを左側に弾くようにして1ノッチ上げる。変速機からBB(ボトムブラケット)、クランク、シューズ、脚という順を経て負荷が増したことを身体が知る。だけどこれを頭で理解するのはもう少し後だ。 それまで気にならなかったのに、とたんに胸に熱さと、痒いような痛いような感覚が広がる。熱した砂粒を肺の中でばらまかれたみたいな感じだ。斜めにかけたメッセンジャーバッグがいつもよりキツく締まっている気もした。 風の音がする。汗と雨水が風圧で後ろに流れて首筋で合流した。前輪は拘束で回ってアスファルトに溜まる雨水を一定のリズムではね上げていた。自分の吐息が誰かのものに思えた。 あと少し、と思った矢先、ドロップハンドルの突端に、申し訳程度につけられた小さなミラーが何かの影を捉える。 いけるぞ、という判断と止まれ、という警告が頭の中で交錯した。意識するとどうしたって身体の方はワンテンポ遅れる。両脚はまだペダルを回していて、腰は立つとも座るともいえぬちぐはぐな位置で泊って、両手はブレーキレバーにかけこそすれまだ握りしめて制動をかけるには至っていない。バラバラだ。今一度信号に一瞥をくれてやると、まだ黄色のままだった。だけれども、身体と意識とマシンの一体感はすでに失われている。 ミラーが捉えた何かは車で、むしろ速度を上げて交差点に進入しようとしていた。 意識が身体を取り戻し、一挙に緊張と激しい動悸と息苦しさと汗と雨の不快感を全身に伝える。気が付くとブレーキレバーを目いっぱい握りこんでいる自分がいた。ブレーキシューがリムを挟み込むが、雨の日はどうしたって制動力が落ちる。思考と習性は、速度に応じて関係性が変わる。サクマはこういうことを言語化することはできないが、肌で分かっていた。 速度が速いとき、身体は習性で動き、遅かったり止まったりしているとき、とりとめのない思考が縦横無尽に駆け回る。バイクの速度が落ちるにつれて、思考のほうが「これは間に合わない」、と結論を導き出していた。かといって習性の方が万能なのかといえば決してそういうわけではなく、頭の片隅ではまだ「いけるぞ、渡り切れ」と叫んでいる。サクマを追い上げていたのは白いベンツで、すでに並走していた。 こっちのタイヤは止まってはいたが、濡れたアスファルトの上だったから、それこそ氷の上みたいに慣性の任せるままに滑っていった。ハンドルを左に切り、身体はしかし反対方向に傾けた。車を避けようとする恐怖からきた行動だった。悪手だった。 なんだか全部が止まったみたいだな、とぼんやり思った。そういうのんびりとした思いとは一転、状況は結構緊迫していた。ベンツは速度を落とすことなく左折し、サクマの進路を一瞬ふさぐ形になった。向こうは自転車が並走しているのを認めたのか、はたまたその速度がためか大き目の弧を描いて曲がっていた。だめだ、と思うが早いか、サクマは身体をさらに傾ける。当然の如く落車した。横断歩道の真ん中あたりだった。ベンツは走り去っている。 歩道には信号を待つ人々がいる。車もみな停止線の手前で止まっていた。回転する景色は雨の中でもいちいち鮮明に見えた。右手にはビルが林立していて、左手には皇居の濠がある。こんな雨の中でもランニングに興じる中年男がいて、横断歩道の手前で軽快に足踏みをする。空には低い、厚い雲が広がっている。(中略) 幸いというべきか、ベンツと接触することはなかった。早々に走り去ったベンツではあったが、サクマがこういう状況になっていることは、多分今度はあちらのミラーに映っているはずだ。 ふざけんなよ、と内心毒づき、恨みがましく走り去った方向を見遣る頃には、エンブレムがどこにあるかも分からないくらいのサイズになっている。後に残るのはやり場のない怒りだけだった。大体あの手のドライバーがどのくらい周囲に気を配っているのかは疑問だ。ミラーに自分が映りこそすれ、彼又は彼女の意識に自分が投影されることはないだろう。思うと、波形の怒りがまた皮膚の下で蠢動する。ウーム 宅配ドライバーの落車事故ってか・・・アップ‐ツー‐デートなシーンではないか♪トライアスロンの練習中に落車事故を起こしたことがあるので、この作品には身につまされます。
2022.08.20
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図書館で『ダチョウはアホだが役に立つ』という本を、手にしたのです。この本の著者は神戸のダチョウ牧場で、ダチョウの主治医だったそうで、ダチョウ好きなところが、ええでぇ♪【ダチョウはアホだが役に立つ】塚本康浩著、幻冬舎、2021年刊<「BOOK」データベース>より新型コロナと闘うダチョウ抗体で経済効果700億円!?ハーバード大学やアメリカ陸軍も注目!鳥を愛しすぎる博士のドタバタ研究記。<読む前の大使寸評>この本の著者は神戸のダチョウ牧場で、ダチョウの主治医だったそうで、ダチョウ好きなところが、ええでぇ♪rakutenダチョウはアホだが役に立つ次に、ダチョウの恐竜らしさについて・・・見てみましょう。p45~48<第1章 ダチョウってどんな鳥? そのすごさとアホさ>■恐竜からあまり進化していない面白さ 哺乳類や鳥類は、生物の進化の過程で爬虫類から分かれていったとされています。なかでも鳥類は、恐竜から進化した説が最近では一般的です。 ダチョウは、恐竜が鳥類に進化していった直後くらいに枝分かれして地球上に登場し、そこで進化が止まっているんです。言ってみれば、出世街道から外れた鳥というわけです。 鳥は二本脚の生物で、手のかわりに羽があります。ところがダチョウは、羽をペロッとめくると指があり、指先には爪まで残っているんです。たまに走っているダチョウの羽が僕の体にパシッと当たることがありますが、そんなときこの指が動いたりもします。 指の痕跡らしきものが何かの役に立っているかと言えば、そういうわけでもなさそうです。原始的なものがそのまま残っている、ということでしょう。 臓器の組織を調べても、ほかの鳥類とは違います。たとえば腎臓。鳥類や哺乳類は、腎臓内にあるネフロンという管状の組織で尿が造られます。ところがダチョウの腎臓は、鳥類が他と爬虫類型の混合形です。つまり、まだ鳥になりきれていない感じです。 ちなみに舌は退化していて、ほとんどないです。正確には、舌が進化していないと言ったほうがいいかもしれません。 鳥の祖先とされる恐竜には舌骨がありますが、その形状から考えて、舌を自由自在に動かしていたわけではないようです。鳥に進化する過程で舌も進化し、エサを効率的に食べられるようになったんでしょう。何を食べるかによって、より食べやすいように進化していったので、鳥の種類ごとにしたの形状は違います。 ところがダチョウはあんまり真価が進んでませんから、舌骨はあっても舌がほとんどありません。個体差があって、舌らしきものがちょこっとあるダチョウもいてますけど、それほど役に立っている様子はないですね。じゃあどうやって食べ物を食べているかというと、丸飲みです。(中略) そんな雑な食事の仕方だから、石を呑み込んでしまったり、ときには針金などの異物を飲み込んでしまうこともあります。食べなくなると弱ってしまうので、消化管を動かす薬を投与すると、たいてい糞と一緒に石が出てきます。針金の場合は手術して取ってやるしかありません。■なまけものの進化論 恐竜の中には翼竜と呼ばれる、空を飛ぶタイプのものがいます。身長2メートル半もあるダチョウの姿と、あのゴツイ足を見ていると、確かに恐竜に似てるんちゃうかと感じます。でも、それならなんで翼竜のように飛べへんのか。 というか、一応は鳥なんだから、飛べるのがふつうでしょう。それやのになぜダチョウは飛べへんのか。素朴な疑問が湧いてきます。 現在、飛べない鳥は40種ほどいます。ダチョウやエミュー、ヒクイドリ、キーウィ、ペンギンの仲間、クイナの仲間などが飛べない鳥の代表格です。ダチョウは俊足、ペンギンは泳ぐ能力、ヒクイドリは攻撃力で、飛翔力がないことをカバーしています。 残念ながら飛べないために絶滅してしまった鳥もいます。有名なのがドードーです。大航海時代にポルトガル人がモーリシャス沖の島で発見して以来、船員たちの食糧にされたり、人間が持ち込んだ犬や豚によってヒナや卵が食べられたりして、ドードーは地球上から姿を消しました。飛べないし逃げ足も遅かったため、簡単に捕まえられてしまったんですね。そもそもトロそうな名前をつけられたんが運の尽きやったかもわかりません。『ダチョウはアホだが役に立つ』1:そんなアホな
2022.08.19
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図書館で『ダチョウはアホだが役に立つ』という本を、手にしたのです。この本の著者は神戸のダチョウ牧場で、ダチョウの主治医だったそうで、ダチョウ好きなところが、ええでぇ♪【ダチョウはアホだが役に立つ】塚本康浩著、幻冬舎、2021年刊<「BOOK」データベース>より新型コロナと闘うダチョウ抗体で経済効果700億円!?ハーバード大学やアメリカ陸軍も注目!鳥を愛しすぎる博士のドタバタ研究記。<読む前の大使寸評>この本の著者は神戸のダチョウ牧場で、ダチョウの主治医だったそうで、ダチョウ好きなところが、ええでぇ♪rakutenダチョウはアホだが役に立つまず、ダチョウのアホさについて・・・見てみましょう。p18~20<第1章 ダチョウってどんな鳥? そのすごさとアホさ>■ダチョウはアホだ ダチョウという鳥はホンマにアホです。どれくらいアホかというと、自分の家族もわからんのです。 生息地であるアフリカのサバンナや砂漠では、ダチョウは10羽くらいの小さな群れを作って暮らしています。オスはけっこうまめで、繁殖期になると砂地に月のクレーターみたいな巣を作り、卵が孵ったらオスとメスが一緒になってヒナを育てます。そこだけ見るとけっこう家族思いです。 ところがちょっとしたきっかけで、家族はお互いのことがわからんようになってしまいます。 たとえばA家のオスが、メスと子供たちを引き連れて歩いているとします。そこに違う家族の一団、B家がやってくると、場合によってはオスどうしが喧嘩を始め、大騒動になります。 あるいは音に対してけっこう神経質なところはあるので、たまたま大きな音が鳴ったりしただけでもパニックになり、両家入り乱れて大騒ぎ。騒動が収まり、「やれやれ」と群れに戻るとき、どういうわけかA家とB家はごちゃまぜになり、違う組み合わせになっていたりします。B家の子どもがA家に混じることもあれば、ときにはメスが入れ替わっていることさえある。それでも誰も、気がつきません。つまりオスは、自分のヨメさんの顔も子どもの顔も覚えてないわけです。 ヨメさんもヨメさんです。ダンナの顔も覚えてなければ、他人の子どもと自分の子どもの区別もつかない。さっきまでは子どもが5羽だったのが7羽に増えても、あるいは3羽に減っても気がつきません。数の概念もないんですね。 かくして家族構成がぐちゃぐちゃになったA家とB家の面々は、あたかも「もとから家族でした」みたいな顔をして、平然と群れとなって歩き始めます。神戸のダチョウ牧場で初めてこの現象を見たときは思わず声が出ました。「そんなアホな・・・」 これについてイギリスのある動物行動学者は、オスが自分の一族を増やすためにほかの家族の子どもを混ぜる「家族誘拐本能」だと言っています。でも23年ダチョウを観察し続けた僕の見立てでは、そんな高尚な戦略とは思えません。要するに、単にアホなんですわ。 コロニー(集団)を作るタイプのペンギンの場合、海から戻って来た親は、陸でぎゅうぎゅう詰めになっている何千羽のヒナのなかから間違いなく自分の子どもを見分けると言われています。同じ鳥類やのに月とスッポンです。
2022.08.19
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図書館で『マーズ 火星移住計画』という大型本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、2ページぶち抜きのカラー画像も多く、とにかく大迫力が・・・ええでぇ♪【マーズ 火星移住計画】 レオナード・デイヴィッド著、日経ナショナルジオグラフィック社、2016年刊<「BOOK」データベース>より20××年、人類はついに火星の地に降り立つー。そんな近未来への道程を、科学面、技術面、精神面から考察。NASAやESAといった世界の宇宙開発機関をはじめ、スペースX社などの民間の取り組みを徹底取材。火星を“第2のふるさと”にするために必要なこと、解決すべき課題を多角的に分析。探査機がもたらした赤い惑星の姿、開発中のロケットや居住施設など、迫力満点のビジュアルを約200点収録。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、2ページぶち抜きのカラー画像も多く、とにかく大迫力が・・・ええでぇ♪rakutenマーズ 火星移住計画ちょっと地味だが、移住者の身体面や医学的問題について・・・見てみましょう。p67~68<心の問題> 火星を目指す宇宙飛行士の旅は、長く危険に満ちており、旅人は長距離ランナーと同じ孤独を経験する。火星を目指す道半ばで直面する精神的ストレスや緊張に耐えるだけでも苦しいが、さらに火星滞在を成功させなければならないという重圧も加わる。 火星に行くべき人間はどんな人だろうか。宇宙旅行や火星滞在に必要な資質な資質を身につけるため、私達はどんな心の準備をすればよいのだろう。過酷な環境で人間はどのように生活するか、そのヒントを、私たちはすでに手にしている。 火星雪の長旅に向けた訓練は、様々な形で進められている。長期にわたる宇宙滞在がどのような心理的・社会的影響を与えるかを評価する拠点になりつつあるのは、国際宇宙ステーション(ISS)だ。そこでは、1970年代に米国のスカイラブ計画に参加した宇宙飛行士の一人が、管制室からの要求が多すぎるという理由で「ストライキ」を起こすという事件があった。 船内滞在日数が84日間にもおよんだ最後のスカイラブミッションで、丸1日のストライキを行ったのだ。このクルーは、スケジュールが過密なうえ、常にせかされるという不満を以前から管制室に訴えていた。 最近では、国際宇宙ステーションで1年近くを過ごすという画期的なミッションに参加した米国のスコット・ケリー宇宙飛行士とロシアのミハエル・コルニエンコ宇宙飛行士が、孤独感とどう対峙し、やり過ごしたかという記録を残している。これも火星ミッションに向けたヒントになる。(中略) 生命科学の問題も研究対象に挙がっている。例えば、宇宙で人間の免疫システムはどう変化するか。宇宙放射線は宇宙飛行士の老化を速めるのか。微小重力状態は人間の消化能力にどのような影響を与えるか。宇宙飛行士たちに視力低下が見られる理由は何か。そして、過去に報告があった、注意が散漫になって頭の働きが鈍る「宇宙霧」と呼ばれる現象の原因は何だろうか。 宇宙放射線のリスクは、大きな心配の種だ。地球を離れた宇宙飛行士たちにには、重大ながんのリスクが懸念される。国際宇宙ステーションのように地球低軌道にとどまる場合は、地球の磁場と地球そのものが宇宙放射線からある程度守ってくれる。しかし、火星に向かう宇宙飛行士は無防備なまま自然の脅威にさらされる。 一部の研究では、放射線が中枢神経系に影響し、アルツハイマー病を加速させる恐れもあると指摘されている。 火星に入って戻ってきたはいいが、何も思い出せなくては元も子もない。火星に行く前に、研究すべき医学的問題は多い。
2022.08.18
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図書館で『世界まちかど地政学』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪【世界まちかど地政学】藻谷浩介著、毎日新聞出版、2018年刊<「BOOK」データベース>より世界は行かなきゃわからない!毎日新聞「経済プレミア」好評連載の書籍化!地理と歴史で読み解く「世界経済がわかる旅行記」!【目次】第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた/第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業/第3章 旧ソ連・コーカサス三カ国“世界史の十字路”の混沌と魅惑/藻谷さんに聞く「私の旅の極意」/第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学/第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ/第6章 南北米州の隅っこから、二十一世紀の地球が見える<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると・・・地政学と名付けているだけあって、各パラグラフの目のつけどころがええでぇ♪rakuten世界まちかど地政学カリーニングラードまず、「第1章」からカリーニングラードを・・・見てみましょう。p17~20 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取ったバルト海の港町・カリーニングラード。プロイセン王国建国の地・ケーニヒスベルクとしての栄光の歴史を秘めつつ、現在はロシア共和国の飛び地として、EUの国々に囲まれて孤立している。 ドイツ人を完全に追放し、ロシア人を移民させ、建物の1つ1つまで根こそぎ“旧ソ連式”に造り替えられてしまった町。日本の北方領土よりもはるかに捻じれに捻じれた経緯の上に今に至る、この場所から見える風景とは?<ロシアの飛び地までたどり着く> 世界地図で欧州をみるとバルト海が目に入る。その東岸をみると、北のほうにロシアの旧首都で同国第二の都市であるサンクトペテルブルクがあり、次いでエストニア、ラトビア、リトアニアのいわゆるバルト三国が並ぶ。だが、その南にもうひとつ、ポーランドとリトアニアに挟まれて、まるでバルト三国の「四国目」のような場所がちょこんと存在することをご存じだろうか? それが、ロシア領の飛び地・カリーニングラード州だ。岩手県と同じ程度の面積に100万人弱が住んでいる。中心地のカリーニングラード市はバルト海に面した軍港であり、旧ソ連時代には外国人立ち入り禁止の「閉鎖都市」だった。だが現在は、ビザを取れば自由に訪問可能になっているらしい。 いったい現地はどういう状況なのだろうか。外国人旅行者も、本当に自由に動けるのか。肌感覚で知りたくて、2016年8月末、東欧旅行にくっつけて日帰りで訪問した。<簡単にはたどり着けないカリーニングラード> カリーニングラードへアクセスするには、モスクワやサンクトペテルブルクからロシアの国内線を使うのが普通だろう。だが東欧旅行のついでに立ち寄った筆者は、ベラルーシの首都ミンスクから朝晩に一往復ずつあるベラヴィア航空便を使った。マイナーだがベラルーシを代表する航空会社、いわゆる「フラッグキャリアー」である。 空路以外では、リトアニアの首都・ヴィリニュス経由でミンスクまで行く国際列車が1日3本だけあるが、ロシアの鉄道は外国人が個人でネット予約できないので不便だ。すぐ隣国のポーランドやラトヴィアはもちろん、ロシアの他の主要都市には必ず飛んでいるロンドンやフランクフルトやパリからの便もない。せっかく「閉鎖都市」ではなくなったはずなのに、この足の便の悪さは、まるで鎖国状態のままだ。 旧ソ連の15共和国は現在、いずれも独立しているが、旅行のしやすさはまちまちだ。上記バルト三国はEU加盟国かつシェンゲン協定(検査なしでヨーロッパ国家間の移動を許可する協定)加盟国なので、行くのにビザは要らないし、欧州の多くの国と国境管理なしに異動できる。同じくEU志向が強いウクライナジョージア(旧称グルジア)、モルドバの三国も、ビザなしで簡単に入れる。(中略) これに対し大使館でビザを取らねばならないのが、ご本尊のロシア、その衛星国ともいえるベラルーシ、そして中央アジアの残り三国(ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン)である。その中でもロシア、ベラルーシ、トルクメニスタンについては、事前に旅程を固め、専門旅行会社経由で現地からの「招請状」を入手し、それからビザを申請せよという、旧ソ連時代と同じ仕組みが堅持されている。
2022.08.18
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図書館で『物流は世界史をどう変えたのか』という新書を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、世界の物流の歴史が述べられているが・・・英蘭の東インド会社や香辛料貿易が出てくるのががええでぇ♪【物流は世界史をどう変えたのか】玉木俊明著、PHP研究所、2018年刊<「BOOK」データベース>より国力を左右する主な要因は軍事力や工業力、あるいは人口だと考えられることが多い。だが多くの識者にとって盲点となっている重要なファクターが一つある。「物流」である。漢の武帝はヨーロッパに先駆けて、物流に国家が介入するシステムを構築して財政を安定させた。オランダはバルト海地方から輸入した穀物を、食料不足にあえいでいた欧州各地に運搬することで覇権国家となり、イギリスではクロムウェルが航海法を制定したことがパクス・ブリタニカの要因となった。さらにフェニキア人の活躍から社会主義国家の決定的な弱点まで、経済史研究の俊英が平明に語る。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、世界の物流の歴史が述べられているが・・・英蘭の東インド会社や香辛料貿易が出てくるのががええでぇ♪rakuten物流は世界史をどう変えたのか大使のツボでもある東インド会社を・・・見てみましょう。p105~107<第8章 東インド会社は何をおこなったのか>■英蘭の東インド会社 イギリスの東インド会社は1600年に、オランダの東インド会社は1602年に創設された。オランダにはそれ以前から東インドと貿易をおこなう会社がいくつもあったが、イギリスに対抗するためそれらを統合し、東インド会社(正式には連合東インド会社)をつくった。 東インドはヨーロッパから遠すぎて、何か問題が生じたときにいちいち本国に問い合わせていては間に合わない。そこで、一種の国家のようなものをつくり、軍隊によって商業活動を保護し、交易を促進させようとしたのである。どちらの会社も軍隊をもち、本国からの指令を受けるものの、本国に相談せず、独自の行動をとることができた。 現代の欧米の経済史家は、政府が軍事力を用いて商業活動を円滑に営めるようにしたことについての研究を、さかんにおこなっている。一般に知られている経済学では、完全競争市場が前提とされており、市場メカニズムを乱すような外界からの妨害は存在しない。しかし、現実の世界は、さまざまなものが市場の健全な働きをさまたげる。 たとえば、中世のヨーロッパでは、商人は取引のために移動する際、海賊などによる略奪から自分たちで身を守るか、誰かに守ってもらうための費用(保護費用)の出費を余儀なくされた。このような出費は「保護レント(protection rent)」と呼ばれる。イギリスにせよオランダにせよ、東インド会社が商人の保護をおこなったため、かの地の商人たちは保護レントの支払いをかなりの程度免れ、商人は安心して取引ができたと考えられる。このようなシステムを創出したことが、英蘭の東インド会社の大きな特徴であった。 1623年、オランダがイギリス商館員を殺害するというアンボン事件がおこった。それからしばらくして、イギリスは東南アジアから撤退し、インドをアジアの貿易の根拠地とするようになら。以降、オランダはインドネシアを、イギリスはインドを中心に活動するようになる。 当初、ヨーロッパからアジアに輸出できるものはほとんどなく、英蘭以外の国がアジアとの交易に参入することは難しかった。ゆえに英蘭の東インド会社は、アジアからの輸入品を独占することになった。17世紀においてアジアからの輸入品としてもっとも重要だったのは、香辛料であり、代わりに英蘭からは武器などが輸出された。 中世であれば、香辛料はモルッカ諸島からインド洋をへて、紅海を通りアレクサンドリアに贈られ、そこからイタリア商人がイタリアまで運び、ヨーロッパ全体に輸送していた。 それが、1600年と1602年に東インド会社ができたことで、17世紀になると、少なくとも少しずつ、アジアにおいてヨーロッパの船舶が輸送を担うようになっていったのである。アジアの物流は、次第にヨーロッパ人の手中に収められるようになった。それは決して軍事的成功の結果だけではなかった。
2022.08.17
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今回借りた4冊です。 だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば、「手当たり次第」でしょうか♪<市立図書館>・ダチョウはアホだが役に立つ・物流は世界史をどう変えたのか・ブラックボックス・火星移住計画<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************【ダチョウはアホだが役に立つ】塚本康浩著、幻冬舎、2021年刊<「BOOK」データベース>より新型コロナと闘うダチョウ抗体で経済効果700億円!?ハーバード大学やアメリカ陸軍も注目!鳥を愛しすぎる博士のドタバタ研究記。<読む前の大使寸評>追って記入rakutenダチョウはアホだが役に立つ【物流は世界史をどう変えたのか】玉木俊明著、PHP研究所、2018年刊<「BOOK」データベース>より国力を左右する主な要因は軍事力や工業力、あるいは人口だと考えられることが多い。だが多くの識者にとって盲点となっている重要なファクターが一つある。「物流」である。漢の武帝はヨーロッパに先駆けて、物流に国家が介入するシステムを構築して財政を安定させた。オランダはバルト海地方から輸入した穀物を、食料不足にあえいでいた欧州各地に運搬することで覇権国家となり、イギリスではクロムウェルが航海法を制定したことがパクス・ブリタニカの要因となった。さらにフェニキア人の活躍から社会主義国家の決定的な弱点まで、経済史研究の俊英が平明に語る。<読む前の大使寸評>追って記入rakuten物流は世界史をどう変えたのか【ブラックボックス】砂川文次著、講談社、2022年刊<「BOOK」データベース>よりずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自分の中の怒りの爆発を、なぜ止められないのだろう。自転車便のメッセンジャー、サクマは都内を今日もひた走る。第166回芥川賞受賞。<読む前の大使寸評>追って記入rakutenブラックボックス【マーズ 火星移住計画】 レオナード・デイヴィッド著、日経ナショナルジオグラフィック社、2016年刊<「BOOK」データベース>より20××年、人類はついに火星の地に降り立つー。そんな近未来への道程を、科学面、技術面、精神面から考察。NASAやESAといった世界の宇宙開発機関をはじめ、スペースX社などの民間の取り組みを徹底取材。火星を“第2のふるさと”にするために必要なこと、解決すべき課題を多角的に分析。探査機がもたらした赤い惑星の姿、開発中のロケットや居住施設など、迫力満点のビジュアルを約200点収録。<読む前の大使寸評>追って記入rakutenマーズ 火星移住計画************************************************************図書館大好き560
2022.08.17
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『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。<予約中>・人新世の「資本論」(12/18予約、副本24、予約389)現在73位・今村翔吾『塞王の楯』(1/21予約、副本11、予約522)現在212位・『スマホ脳』(1/28予約、副本40、予約511)現在127位・「監視資本主義」(2/07予約、副本1、予約30)現在14位・西加奈子『夜が明ける』(2/15予約、副本16、予約531)現在293位・女のいない男たち(3/31予約、副本8、予約207)現在115位・酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎』(5/02予約、副本3、予約49)現在30位・砂川文次『小隊』(5/11予約、副本3、予約43)現在33位・絲山秋子『まっとうな人生』(6/21予約、副本6、予約40)現在24位・ブレイディみかこ『両手にトカレフ』(7/01予約、副本2、予約37)現在16位・村山斉『宇宙はなぜ美しいのか』(7/14予約、副本2、予約19)現在16位・『帝国日本のプロパガンダ』(7/30予約、副本1、予約5)現在8位・松本修『言葉の周圏分布考』(8/15予約、副本1、予約16)<カートで待機中>・N・ネフスキー著『月と不死』・8月の果て・ある日うっかりPTA(副本4、予約39)・グレタたったひとりのストライキ<予約候補>・村田紗耶香『信仰』:図書館未収蔵 ・嶋田博子『職業としての官僚』・小田嶋隆『東京四次元紀行』・野口悠紀雄『円安が日本を滅ぼす』・『アマゾン帝国の闇』:図書館未収蔵 ・半藤一利『太平洋戦争への道 1931-1941』:図書館未収蔵・テッド・チャン『あなたの人生の物語』:映画「メッセージ」の原作・『中国戦線、ある日本人兵士の日記』・山口晃『すヾしろ日記 参』:図書館未収蔵 ・『猫の文学館I』『猫の文学館Ⅱ』・藻谷浩介『進化する里山資本主義』・『カラハリ アフリカ最後の野生に暮らす』・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵・ネルケ無方著『迷える者の禅修業』:図書館未収蔵<予約分受取:6/04以降> ・伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』(10/30予約、6/04受取)・グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』(12/23予約、6/22受取)・戦争は女の顔をしていない(4/07予約、7/01受取)・るるぶ宇宙(4/12予約、7/01受取)・パンデミック監視社会(4/24予約、7/08受取)・『猫が30歳まで生きる日』(12/06予約、7/14受取)・横田増生『潜入ルポamazon帝国』(7/08予約、7/14受取)・山下裕二『商業美術家の逆襲』(7/17予約、7/22受取)・鎌倉殿と13人の合議制(5/18予約、7/28受取)**********************************************************************【人新世の「資本論」】 斎藤幸平著、集英社、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(12/18予約、副本24、予約389)>rakuten人新世の「資本論」【塞王の楯】今村翔吾著、集英社、2021年刊<出版社>より近江の国・大津城を舞台に、石垣職人“穴太衆”と鉄砲職人“国友衆”の宿命の対決を描く究極のエンターテインメント戦国小説。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(1/09予約、副本4、予約6)>shueisha塞王の楯【スマホ脳】アンデシュ・ハンセン著、新潮社、2020年刊<「BOOK」データベース>より平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存ー最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(1/28予約、副本40、予約537)>rakutenスマホ脳【監視資本主義】 ショシャナ・ズボフ著、東洋経済新報社、2021年刊<「BOOK」データベース>より世界的ベストセラー!監視資本主義という言葉を生み出したハーバード・ビジネススクール名誉教授が描く新世界。私たちを急襲する隠された力とその対抗策。オバマ元大統領が選ぶ2019年ベストブック選出!<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(2/07予約、副本1、予約30)>rakuten監視資本主義【夜が明ける】西加奈子著、新潮社、2021年刊<「BOOK」データベース>より思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。現代日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働ー。「当事者でもない自分が、書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした渾身の作品。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(2/15予約、副本16、予約531)>rakuten夜が明ける【女のいない男たち】村上春樹著、文藝春秋、2014年刊<「BOOK」データベース>より絡み合い、響き合う6編の物語。村上春樹、9年ぶりの短編小説世界。【目次】ドライブ・マイ・カー/イエスタデイ/独立器官/シェエラザード/木野/女のいない男たち<読む前の大使寸評>村上春樹の短編小説集ってか・・・『1Q84』ブームの後に、こんな本が出ていたとは、春樹ファンを自認している大使としては不覚であった。rakuten女のいない男たち【ブルシット・ジョブの謎】酒井隆史著、講談社、2021年刊<「BOOK」データベース>より仕事とは何か?悩み苦しむすべての人へ。誰も見ない書類を作成する事務、上司の虚栄心を満たすだけの部下…資本主義や効率化が進めば進むほど無意味な仕事が生まれる「不思議」。『ブルシット・ジョブ』翻訳者が贈る特別講義!世界的現象の「謎」を解き明かすー<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(5/02予約、副本3、予約49)>rakutenブルシット・ジョブの謎【小隊】砂川文次著、文藝春秋、2021年刊<出版社>より元自衛官の新鋭作家が、日本人のいまだ知らない「戦場」のリアルを描き切った衝撃作。北海道にロシア軍が上陸、日本は第二次大戦後初の「地上戦」を経験することになった。自衛隊の3尉・安達は、自らの小隊を率い、静かに忍び寄ってくるロシア軍と対峙する。そして、ついに戦端が開かれたーー。<読む前の大使寸評>元自衛官の作家といえば、浅田次郎さんが、まず思い当たるが・・・砂川文次さんは次につぐ作家ではなかろうか。ロシアのウクライナ侵略に揺れる昨今、興味深い作品である。<図書館予約:(5/11予約、副本3、予約43)>heibonsha小隊【まっとうな人生】絲山秋子著、河出書房新社、2022年刊<「BOOK」データベース>より名古屋出身の「なごやん」と繰り広げた九州縦断の脱走劇から十数年後ー。富山県のひょんな場所でなごやんと再会した「花ちゃん」。夫のアキオちゃんと娘・佳音の成長を愛おしむ日々に、なごやん一家と遊ぶ楽しみが加わった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大でその生活が一変!!続々とやってくる不安の波に押しつぶされそうになりながら、花ちゃんが出会ったもうひとりの自分とは?富山県を舞台に『逃亡くそたわけ』の続編が幕を開ける!<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(6/21予約、副本6、予約41)>rakutenまっとうな人生【両手にトカレフ】ブレイディみかこ著、ポプラ社、2022年刊<出版社>よりブレイディみかこ氏からのメッセージ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』には出てこないティーンたちがいました。ノンフィクションの形では書けなかったからです。あの子たちを見えない存在にしていいのかというしこりがいつまでも心に残りました。こうしてある少女の物語が生まれたのです。<読む前の大使寸評>追って記入rakuten両手にトカレフ【宇宙はなぜ美しいのか】村山斉著、幻冬舎、2021年刊<「BOOK」データベース>より夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来、人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか?宇宙はどこまで美しいのか?最新の研究成果をやさしく解説する知的冒険の書。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(7/14予約、副本2、予約19)>rakuten宇宙はなぜ美しいのか【帝国日本のプロパガンダ】 貴志俊彦著、中央公論新社、2022年刊<「BOOK」データベース>より日清戦争に始まり、アジア太平洋戦争の敗北で終わった帝国日本。日中開戦以降、戦いは泥沼化し、国力を総動員するため、政府・軍部・報道界は帝国の全面勝利をうたい、プロパガンダ(政治宣伝)を繰り広げた。宣伝戦はどのように先鋭化したか。なぜ国民は報道に熱狂し、戦争を支持し続けたのか。錦絵、風刺画、絵葉書、戦況写真、軍事映画など、戦争熱を喚起したビジュアル・メディアから、帝国日本のプロパガンダ史を描きだす。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(7/30予約、副本1、予約5)>rakuten帝国日本のプロパガンダ【月と不死】N・ネフスキー著、平凡社、1971年刊<出版社>より著者は日本民俗学界の異色の存在として知られるロシア人学者で,柳田国男,折口信夫らと親交を結び,沖縄,東北などの民俗を採録した。本書は日本語で発表された論文・書簡を網羅した唯一の著作集。<読む前の大使寸評>ロシア人にして、日本民俗学界の異色の存在が気になるのです。<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>heibonsha月と不死【8月の果て】柳美里著、新潮社、2007年刊<「BOOK」データベース>より日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が封印を解かれ、歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへと押し上げる。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>rakuten8月の果て図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。・本屋の店頭に出た直後の新刊本・ウィキペディアでめぼしい著作を探す・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。予約分受取目録R26好書好日トップ図書館情報ネットワーク 蔵書検索システム
2022.08.16
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<NHKスペシャル・アーカイブ(改11)>ブログで取り上げたNHKスペシャルを集めてみました。個人的アーカイブという趣きでんな♪なお、クローズアップ現代も一部ふくめています。NHKスペシャル放送予定改11:2022年を追加********************************************************************【2022年】・NHKスペシャル『沙漠の英雄と中東百年の悲劇』2022.07.27・NHKスペシャル『鯨とりの海』2022.07.03・NHKスペシャル『RBG 最強の女性判事』2022.07.04・『ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生』2022年4月18日 (ニナ・ハーゲンのコンサート、物理学者メルケルが政治に関わる、シュレーダーに勝ったメルケル、難民支援策、退任式典でハーゲンの歌を採択)【2021年】・『パンデミック 検証“医療先進国”(後編)なぜ危機は繰り返されるのか』2021.06.27・『パンデミック 検証“医療先進国”(前編)なぜ保健所は追い込まれたか』2021.06.22【2020年】(追って記入)【2019年】・NHKスペシャル『ノーベル賞会社員』2019.2.17・NHKスペシャル『アメリカvs中国 “未来の覇権”争いが始まった』2019.1.19【2018年】・クローズアップ現代『難問!どう遺品を整理』2018.10.25・NHKスペシャル『“脳” すごいぞ! ひらめきと記憶の正体』2018.2.04・NHKスペシャル『万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった』2018.1.14【2017年】・あなたの家電が狙われている2017.11.26・追跡 パラダイスペーパー2017.11.23・NHKスペシャル『人体 脂肪と筋肉 』2017.11.05・NHKスペシャル『 巨龍中国 一帯一路』2017.10.14・NHKスペシャル『人体 神秘の巨大ネットワーク 』プロローグ2017.10.03【2016年】・NHKスペシャル『自閉症の君が・・・』2016.12.11・NHKスペシャル『終わらない人 宮崎駿』2016.11.13・NHKスペシャル「縄文 奇跡の大集落」2016.5.01・NHKスペシャル『狙われる日本の機密情報』2016.2.07・NHKスペシャル『世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた』2016.1.24【2015年】・NHKスペシャル「縄文 奇跡の大集落」2015.11.8・NHKスペシャル『雇用激変』2015.10.24・NHKスペシャル『戦後70年、豊かさを求めて』2015.6.5・プラントハンター西畠清順2015.4.3・空き家列島の衝撃22015.2.17・空き家列島の衝撃12015.1.19【2014年】・本を読まない人が急増 2014.12.11【2013年】・再発・転移する元凶「がん幹細胞」が見つかった 2013.09.19・NHKスペシャル【メルトダウン】2013.03.10【2012年】・NHKスペシャル「中国文明の謎」32012.12.11?・NHKスペシャル「中国文明の謎」22012.11.11・NHKスペシャル「中国文明の謎」12012.10.14・NHKスペシャル「魚の町は守れるか」2012.2.12
2022.08.16
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この本の冒頭あたりで著者の歴史認識が披露されています。この歴史認識が、言語学者の歴史認識とタカをくくっていた大使をまずたしなめるわけで・・・・このあと、居ずまいを正してこの本を読み進めた次第です(笑)【漢字がつくった東アジア】石川九楊著、筑摩書房、2007年刊<「BOOK」データベースより>始皇帝が文字を統一したとき、漢字が東アジアの歴史を照らし始め、漢字文明圏が決定づけられる。やがて大陸(中国)の変動に呼応する形で、平仮名(日本)、ハングル(朝鮮)、チューノム(越南)が生まれ、それぞれの文化の枠組みが形成されてゆく。その延長上に現代を位置づけなおすとき、二十一世紀が目指すべき方向が見えてくる…。鬼才の書家が巨視的な観点から歴史をとらえなおし、国民国家を所与とする世界観を超え、読者を精神の高みへと導く知的興奮に満ちた一冊。 <読む前の大使寸評>漢字の生い立ち、漢字文化圏に関する本には、つい手が出てしまうのです。Amazon漢字がつくった東アジアp15~16 第二次大戦のときに、日本は「アジアはひとつ」「八紘一宇」といったスローガンを掲げて、大陸や半島に侵攻し、植民地化していったことは周知のとおりです。そうしたスローガンの背景には、「アジアの盟主は日本である」という視点がありました。 しかし、アジアの盟主は日本ではありません。あくまでも盟主は中国です。ただし、この場合の中国という意味は、中華人民共和国という具体的な国家を指すのではなく、歴史的な概念としての中華、正確には漢語・漢字文明です。その中華に照らし出されることによって、周辺の朝鮮半島や弓なりの列島・孤島(=日本)が誕生しました。その歴史上の延長上に現在が繋がっています。 つまり中国を、「南北朝鮮、ベトナム、日本、台湾、琉球、沿海州を含めた東アジアの中央部」と捉えるわけです。このような視点から歴史を考えることは、決して日本にとって屈辱的なことではなく、むしろ東アジアを、ひいては世界をありのままに見ることに繋がります。 このことを強調する理由は、北朝鮮をめぐる問題で異様とも思える状況が日本で起こっているからです。もしかすると将来に遺恨を残しかねない問題を孕んでいます。だからこそ、きっちり東アジア問題について考えてみる必要があると思います。 ただ、われわれのような庶民レベルの人間が国家のやり方について論評しても、あまり意味がありません。それよりはむしろ、日本人と北朝鮮の人々がどうすれば仲良く平和に交流することがでいるのかを考えるほうが、第一義だと思います。 そのときに大切なのは歴史を考える視点であり、「東アジアは中国を中心とする非常に曖昧なグラディエーションで繋がる地方であり、中国といわれている国も複数の国の寄り集まってできている」という視点をもつことです。 なるほど、中国とは地政学的にも、言語においてもEUのような地域なのかも知れませんね。 また、北朝鮮に関する著者の認識はナイーブに過ぎるけど、北朝鮮を中国と読み替えるならば、まったくおっしゃるとおりであり・・・全面的に著者の論旨に賛同いたします。なお、大使としては「奢る中国共産党も久しからず」という認識を追加したいと思うわけです。次に現代の中国語が明解に述べられています。p22~23 よくいわれる話ですが、北京語と広東語の違いは、イタリア語とスペイン語の違いと同じ、もしくはそれ以上あります。それほどの差がある言語が漢字で結びつけられているのです。それは日本にも朝鮮半島にも当てはまりますし、越南もかつてはそうでした。 このことを逆から考えてみます。もし中国が漢字を廃止すればどうなるでしょうか。完全にヨーロッパと同様の事態に陥ります。ヨーロッパは、スペイン、ポルトガルがあり、イタリア、フランスがあり、ドイツがあり、スイスがあるというように小さく分かれていきます。分かれる過程で当然戦争、内乱が起きますから、結局、中国は漢字を廃止できずに、現在のような簡体字を用いることでなんとか辻褄を合わせているのです。 漢字語のみの言語というのは非常に厄介です。1万字ぐらい知らないと、本当の意味で読み書きできないからです。日本語の場合には、やさしい文であれば漢字を使わずに平仮名だけで済ますこともできます。ところが、中国には平仮名がないから全部漢字を使わざるをえない。1万字もの漢字を覚えるのは大変なので、どうしても無文字の民が多くなります。これを文字の民にするために中国政府が採った政策は、使用する文字の数を3000~4000ぐらいに抑え、かつ簡体字で書き方もできるだけやさしくするというものでした。 ここまでの話を少し整理しておきましょう。一言で説明すれば、「中国語というのは漢字語で、中国語という言葉はない」ということです。その実態は、北京語であり、上海語であり、福建語であり、広東語であり、客家語であるわけです。そういう言葉が中国語と総称されるのは、要するに漢字語としてひとつに括られるからです。そういう言葉があったのではなく、中国語(漢字語)になったということです。
2022.08.15
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ネットを巡っていて「液化水素運搬船、日本からオーストラリアに到着」というサイトに出会ったのです。あのプーチン大統領が日本出資のLNG製造プラントを取り上げてしまったが・・・日本にはエネルギー多様化策として液化水素輸入という手がありまんねん♪ビジネス短信「液化水素運搬船、日本からオーストラリアに到着」よりすいそ ふろんてぃあオーストラリアの大手エネルギー会社AGLエナジーと、川崎重工業、電源開発、岩谷産業、丸紅、住友商事が参画する水素エネルギーサプライチェーン(HESC)プロジェクトは1月21日、液化水素運搬船が日本からオーストラリアに到着したと発表した。HESCプロジェクトは、ビクトリア(VIC)州ラトロブバレーで産出される褐炭から水素を製造し、同州ヘイスティングス港で液化・積荷して、日本の神戸にある液化水素荷役実証ターミナルへ輸送する世界初の実証事業だ。日本政府だけでなく、連邦政府とVIC州政府も支援する同プロジェクトは、温室効果ガス排出削減や雇用創出に貢献するとして、大きな期待が寄せられている。2021年3月には、VIC州に建設した褐炭ガス化・水素精製設備と水素液化・積荷基地が運転を開始した(2021年3月15日記事参照)。液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」は12月24日、神戸の荷役実証ターミナルを出港。約半月の航海を経てヘイスティングス港に到着した。同船は、液化水素の積荷作業や各種機器の点検を実施した後、オーストラリアを出港し、2月中下旬に日本へ帰港する予定だという。HESCプロジェクトはまた、クリーン水素の製造を目指して、二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)に取り組む。連邦政府とVIC州政府がバス海峡のギプスランド盆地で開発している「カーボンネット」プロジェクトと連携し、水素製造の際に発生するCO2を地中に貯留する計画だという。モリソン首相は、「HESCプロジェクトは、両国にとって、またオーストラリアの水素産業にとって、重要な取り組みだ」と述べ、同プロジェクトの商用化の前段階を支援するため、さらに750万オーストラリア・ドル(約6億1,500万円、豪ドル、1豪ドル=約82円)を拠出する用意があるとした。なお、連邦政府は1月7日、水素サプライチェーンの構築に当たって、海外からの投資を呼び込む新たなイニシアチブ「オーストラリア・クリーン水素貿易プログラム(ACHTP)」を立ち上げ、1億5,000万豪ドルを拠出すると発表した。ACHTPの第1弾では、日本へのクリーン水素の輸出を支援するとしている。(住裕美)ついでに、水素スマートシティ神戸構想を見てみましょう。水素スマートシティ神戸構想より神戸市では、他都市に先駆けて、地球温暖化の切り札として期待されている水素に注目し、「水素スマートシティ神戸構想」を掲げ、民間企業が進める技術開発への支援や市民の皆さんの身近な分野での利活用拡大に向け、産学官の連携のもと、様々な取組みを推進しています。<世界初の実証事業に挑戦しています>神戸市では、水素を多くの人々に利用してもらうために、水素を「つくる」「運ぶ」「貯める」「使う」までのサプライチェーンの構築に向けた、次の2つの世界初の実証事業が行われ、世界中から注目されています。①海外から液体にした水素を船で運ぶ実証水素が身近なエネルギーとして利用されるためには、安価で安定した水素の流通が必要となります。水素サプライチェーン構築実証事業は、オーストラリアで水素を製造し、神戸港まで海上輸送した後、水素を荷揚げ、貯蔵までに挑戦する世界初のプロジェクトです。●水素をつくる未利用エネルギーである褐炭(かったん=水分を多く含んだ石炭)から水素を製造します。褐炭は輸送時に乾燥して自然発火するなど取り扱いが困難なことから、オーストラリアでも限定的に利用されている資源です。この資源を活用し水素を製造することで、安価で安定した水素の供給が期待されています。さらに、オーストラリア連邦政府とビクトリア州政府は、水素の製造時に排出される二酸化炭素を回収し、貯蔵する取り組み「Carbon Net Project(カーボン ネット プロジェクト)」を推進しています。将来は、褐炭から水素を製造するプロジェクトとの連携を見据えていて、二酸化炭素を排出しない水素(CO2フリー水素)の供給への期待が高まっています。
2022.08.15
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図書館で『300点の写真とイラストで大図解 世界史』という大型本を、手にしたのです。めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪【300点の写真とイラストで大図解 世界史】ジェレミー・ブラック著、ニュートンプレス、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類1000万年の歴史がこの1冊でわかる。【目次】第1章 先史時代の人類(1000万年前~紀元前1万年)/第2章 古代世界(紀元前1万2500~紀元前1000年)/第3章 古典文明(紀元前1000~紀元500年)/第4章 中世(500~1500年)/第5章 ルネサンスと啓蒙思想(1500~1750年)/第6章 革命とナショナリズム(1750~1914年)/第7章 争い合う世界(1914~1945年)/第8章 現代の世界(1945年~現在)<読む前の大使寸評>めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪rakuten300点の写真とイラストで大図解 世界史「第6章 革命とナショナリズム」でイギリスのインド支配を・・・見てみましょう。とにかく、英蘭の東インド会社は大使のツボでもあり、見逃すわけにはいかないのです。プラッシーの戦いp167~168<イギリスによるインド支配> ヨーロッパ人が国民意識を強めていきましたが、ヨーロッパの外の人々が抱く国民意識に敬意を払うことはありませんでした。ムガル帝国の崩壊に伴って、インドへのヨーロッパ勢力の拡大が始まります。イギリス東インド会社やオランダ東インド会社のような貿易会社はこの亜大陸を直接支配しようとし始めました。しかし間もなくオランダは香辛料の産地であるインドネシアの島々に目を転じ、インドをイギリスの手に委ねることにします。 ロバート・クライブが指揮するイギリス軍はプラッシーの戦い(1757年)でベンガルの太守を破り、東インド会社の支配が当地に及びます。マイソール王国とマラーター同盟に対する勝利は、インド全域に支配を広げるため、そして一部の地域を併合するための序章でした。 ほかの国と異なり、イギリスにはインド全土にまたがる戦略を考え、物流を維持するだけの力がありました。1842年には、アフガニスタンへの冬期の出兵がうまくいかず、イギリス軍の師団が全滅するという事態に陥りはしましたが、1818年に西インドのマラーター同盟領、1826年にビルマからアラカンとテナセリム、1831年にマイソール、1843シンド、そして1845年からの2度にわたるシク教徒との激しい闘いを経て、1849年にはパンジャーブを手に入れました。カシミールは1848年にイギリスの属国となりました。こうしたイギリスの勝利の陰には、インド人兵士の大きな助けがあったのです。 イギリス王室は1858年、インドの統治権を東インド会社から奪い、1877年にはヴィクトリア女王がデリーの即位宣言式でインド皇帝の称号を得ることになりました。 インドの大部分は地方の藩王(マハラジャ)の支配下にとどまりましたが、これは重層的な統治を維持しようとした試みの一環であり、そうした分割統治はおおよそうまくいっていました。同時にインドは大英帝国でも最大規模の植民地になりました。ウーム イギリスの覇権(パクス・ブリタニカ)には、良い悪いは別にして、見るべきものがありまんな『300点の写真とイラストで大図解 世界史』3:拡大する中国『300点の写真とイラストで大図解 世界史』2:太平洋戦争『300点の写真とイラストで大図解 世界史』1:清の衰退
2022.08.14
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図書館で『300点の写真とイラストで大図解 世界史』という大型本を、手にしたのです。めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪【300点の写真とイラストで大図解 世界史】ジェレミー・ブラック著、ニュートンプレス、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類1000万年の歴史がこの1冊でわかる。【目次】第1章 先史時代の人類(1000万年前~紀元前1万年)/第2章 古代世界(紀元前1万2500~紀元前1000年)/第3章 古典文明(紀元前1000~紀元500年)/第4章 中世(500~1500年)/第5章 ルネサンスと啓蒙思想(1500~1750年)/第6章 革命とナショナリズム(1750~1914年)/第7章 争い合う世界(1914~1945年)/第8章 現代の世界(1945年~現在)<読む前の大使寸評>めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪rakuten300点の写真とイラストで大図解 世界史「第8章 現代の世界」で戦後の中国を・・・見てみましょう。どうしても拡大する中国が気になるんです。p224~225<中国の台頭> 第二次世界大戦の結末も、東アジアに安定をもたらしてはくれませんでした。日本が敗北すると、たちまち国民党と共産党との間の反目が蒸し返されました。5万人もの米軍の協力を得て、国民党軍は日本軍に占領されていた領土をただちに奪回し、1946年に共産党軍に対して攻撃を開始します(国共内戦)。 1947年には共産党の拠点だった延安を占拠しましたが、この勝利は短命に終わりました。1948年から1949年のジュン海と平津の戦役で共産党が決定的な勝利をおさめたため、国民党の指導者蒋介石は、軍を率いて台湾へ退却しました。 1949年10月1日、中国共産党の指導者毛沢東が中華人民共和国の樹立を宣言します。毛沢東のもとで中国は一連の急進的な改革を進めました。1958~1962年にかけて実施した「大躍進政策」では農業を集約化し、中国を工業社会に変えることを目指しました。1966年に始まった文化大革命は、共産党があらゆる階層の人々に党の価値観を行きわたらせ、国民の文化生活に劇的な変化をもたらすことを狙ったものですが、この改革は大きな犠牲を伴いました。 1976年の毛沢東の死後、制作には著しい変化が起きます。京安藤の支配層が相変わらず実権を握っていたとはいえ、表向きは共産主義の信条を掲げながらも、国の政策はそれほど急進的ではなく資本主義にも順応できるようになったのです。1980年代になると、新しい指導者である鄧小平が経済の自由化と近代化政策(改革開放)を推し進めました。価格を自由化し、民間企業を認め、農民には余剰作物を手元に置く権利を与え、外国からの投資を誘致しましたが、これらの政策はすべて外国市場の存在にも助けられて好景気を呼びました。 中国のGNPは、特に南部の海岸地方で跳ね上がりました。中国は豊かな労働力に助けられて競争力の点でほかの輸出国に比べ有利だったため、国内への投資を呼び込むこともできました。しかしながら環境の劣化、社会格差、汚職の蔓延という点では大きな代償を支払ったといえます。中国は2000年代に世界第2の工業生産国となり、2010年代には第1位になりました。 1990年代の終りには、アジアを席巻し、アメリカと競合できる主役は、日本から中国へ移りました。2000年代からは戦力投射が中国の政策における重要なテーマとなり、2010年代になると積極的な海軍力の拡充計画と海外基地計画、東シナ海や南シナ海での強引な政策に見られるように、ますます強固なものになっています。 一党体制の国家である中国は、アメリカとは違う価値観を提示しようと務め、特にアフリカで大きな支持を取りつけることに成功しました。『300点の写真とイラストで大図解 世界史』2:太平洋戦争『300点の写真とイラストで大図解 世界史』1:清の衰退
2022.08.14
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図書館で『外国人だけが知っている美しい日本』という本を、手にしたのです。めくってみると、日本に対する目のつけどころが、ええわけで・・・チョイスした次第です。【外国人だけが知っている美しい日本】ステファン・シャウエッカー著、大和書房、2014年刊<「BOOK」データベース>より京都・美山の茅葺き民家、エキゾチック・ジャパンそのものの宮島の佇まい、その年最初の紅葉を味わえる北海道大雪山、白石川堤の一目千本桜―月間1000万PVを誇る「ジャパンガイド」の運営者として、「ビジット・ジャパン大使」として、日本を愛する一個人として語るー日本人の知らない日本の魅力。<読む前の大使寸評>めくってみると、日本に対する目のつけどころが、ええわけで・・・チョイスした次第です。rakuten外国人だけが知っている美しい日本「第5章」で日本の居酒屋を・・・見てみましょう。p130~132「第5章 食、温泉、鉄道、日本を旅する極上の愉悦■外国人は、日本の居酒屋が大好き 日本を旅する楽しみの大きな要素が、食べ物です。「ジャパンガイド」に寄せられる質問でも、食べ物に関するものは多く見られます。日本の料理は、外国人旅行者にとって、とても大きな関心事です。 今、外国人観光客の注目を集めている日本の「食」に、居酒屋とラーメンがあります。 私もそうですが、居酒屋が好きな外国人は非常に多いです。手ごろな値段の料理が豊富にあって、それをみんなでシェアしながら食べられます。店によっては、刺身も唐揚げも焼き魚もお茶漬けも注文できます。これだけバラエティに富んだ料理をあれこれ食べられるシェアというスタイルは、外国人には大きな魅力です。前菜~メイン~デザートといった形式を気にする必要もありませんから、気楽でもあります。 居酒屋には大きく分けると、チェーン店と単独のお店があります。チェーンの居酒屋では、メニューに写真が掲載されているのも、わかりやすくていいです。最近は英語入りのメニューを置いている店も増えてきましたが、日本の料理を単純に英語に訳しても、どんな料理か想像できないことが多いのです。その点、写真があれば一目瞭然です。 しかも、チェーンの居酒屋は比較的安いです。外国人には、「日本の料理・レストランは高い」というイメージがあります。でも居酒屋なら単価が低く、安心していろいろ頼むことができて、とてもうれしいです。 ただ、私のようにローカル(地元)やシーズナル(季節感)にこだわるなら、単独の居酒屋のほうがおいしい旬のメニューをそろえていると思います。 料理以上に楽しいのが、居酒屋の雰囲気です。あのガヤガヤした楽しげな雰囲気は、ちょっとお祭りのようです。そういえば、店員の皆さんが法被を着ている居酒屋もありますね。お酒を飲むと、おとなしい日本人がまるでイタリア人のように陽気になります。外国人にとっては、居酒屋という活気ある「場」が楽しいのです。 それと「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と、すべての店員が大きな声を出して迎え、送り出してくれるのも、外国人には非常に印象的です。あの接客スタイルは、少し前まで海外ではお目にかかりませんでした。 先日、久しぶりにカナダのバンクーバーを訪れてたところ、日本式の居酒屋が急増しているのに驚きました。店に入った途端の大声で「いらっしゃいませ!」と言われて、二度びっくりしました。スタッフには日本人だけでなく、地元カナダの若者もいました。「カナダ人のスタッフも、頑張って声を出しているね」と、妻も目を丸くしていました。なんでもないことのようですが、欧米人には、日本語で大声を出すのはちょっと勇気の必要な行為なのです。それだけ居酒屋という形態が世界でポピュラーになっている証拠だと思います。『外国人だけが知っている美しい日本』1:We Love Japan Tour 2013
2022.08.13
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図書館で『外国人だけが知っている美しい日本』という本を、手にしたのです。めくってみると、日本に対する目のつけどころが、ええわけで・・・チョイスした次第です。【外国人だけが知っている美しい日本】ステファン・シャウエッカー著、大和書房、2014年刊<「BOOK」データベース>より京都・美山の茅葺き民家、エキゾチック・ジャパンそのものの宮島の佇まい、その年最初の紅葉を味わえる北海道大雪山、白石川堤の一目千本桜―月間1000万PVを誇る「ジャパンガイド」の運営者として、「ビジット・ジャパン大使」として、日本を愛する一個人として語るー日本人の知らない日本の魅力。<読む前の大使寸評>めくってみると、日本に対する目のつけどころが、ええわけで・・・チョイスした次第です。rakuten外国人だけが知っている美しい日本「第6章」でWe Love Japan Tour 2013を・・・見てみましょう。p192~194「第6章 震災後の日本を世界に伝える」■震災後の日本を世界に伝えた、もうひとりのスイス人 2013年、「ジャパンガイド」は、二人の外国人が日本の日本の北側と南側から旅を始めて、日々の体験をブログにアップしながら、最後は真ん中の新潟県糸魚川市で合流するという「We Love Japan Tour」を開催しました。このツアーの元になったのは、震災直後に日本を歩いて旅したトーマス・コーラというスイス人の行動です。 トーマスも日本が大好きな40代のスイス人です。チューリヒの旅行会社に勤めていた彼は、私と同じように、海外のメディアが流す誤ったニュースを見て、衝撃を受けます。 そこで彼が取った行動は、日本全国を歩いて旅して、本当の日本の様子を実況中継のようにブログで発信する、ということでした。 トーマスは北海道から九州まで、5ヶ月かけて日本を縦断し、自身のブログで「日本は大丈夫だ」と発信したのです。 当初、私は彼のことを知りませんでした。ある日、スイスの父からメールがあり、「こんなスイス人が日本にいるぞ」と聞いて、それから彼のブログをずっとチェックし続けました。同じスイス人としても、刊行に携わる者としても、彼の行動は本当にうれしく感じました。 私はトーマスと連絡を取りたいと思っていましたが、彼はまだ旅行中ですし、私自身も震災後の嵐のような日々の中で、なかなかコンタクトが取れませんでした。 トーマスが日本の半分ほどを歩き終えた頃、彼の旅をサポートしていたロルフ・ミュラーという日本在住のスイス人から連絡が来ました。ロルフもまた日本が大好きで、奥さんは日本人です。神奈川県在住ですが、奥さんの故郷である糸魚川市にも居を構えて、「糸魚川世界ジオパーク」のアドバイザーをしています。日本を海外に紹介するウェブサイトを作っているスイス人がいると知って、いつか一緒に何かをやりたいと、私にコンタクトを取ってきてくれたのです。 トーマスが徒歩での日本縦断をなし遂げたあと、日本を心から愛する三人のスイス人が東京で顔を合わせました。私たちは日本酒を飲みながら、時間を忘れて語り合ったのです。そしてその場で、「トーマスがやった日本縦断を、ぜひ続けようじゃないか」という話になりました。「We Love Japan Tour 」の企画が、動き出しました。■旅人は、カロリーナとレイナに決定 何度かの打ち合わせの結果、ロルフが企画全体の監修を担当し、「ジャパンガイド」の広告代理店であるエクスポート・ジャパン社が、スポンサー探しと旅人が立ち寄る自治体への連絡などを請け負ってくれることになりました。私は旅人となる二人のブロガーを探すことと、南北の旅のルート設定、そしてウェブサイト作りを引き受けました。 まずはとにかく旅人を決めなければなりません。「ジャパンガイド」のサイトで募集すると、短期間の告知ながら世界中から約百名の応募がありました。過去の旅の経験やブログの文章力などから選考した結果、旅人は二人とも女性になりました。フィンランド出身でその頃はスイスに住んでいた(偶然です)カロリーナ・タツミブリオと、日本で暮らしたこともあるシンガポール出身のレイナ・オンです。 旅人が決まったら、今度はツアーの概要と南北ルート&ウォーキングイベントを行う場所の詳細が書かれたページの作成です。これがないとイベント参加者を募集できませんし、スポンサー探しも困難になります。大急ぎで作り上げ、「ジャパンガイド」のサイト内に日英両言語で掲載しました。「We Love Japan Tour 2013」サイトで、ルート図を見てみましょう。「We Love Japan Tour 2013」より北ルート南ルート
2022.08.13
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図書館で『クジラのおなかに入ったら』という本を、手にしたのです。【クジラのおなかに入ったら】松田純佳著、ナツメ社、2021年刊<「BOOK」データベース>より調べたクジラの胃、300以上!調査での移動、地球2周分!クジラに呼ばれて北へ、南へ!【目次】1 イルカやクジラを研究するということ/2 鯨類研究者への道/3 「イカ」の研究者に弟子入り/4 イルカの種類によって餌が違う?/5 まだまだ続くよ研究は/6 ストランディングの研究機関をつくる<読む前の大使寸評>追って記入rakutenクジラのおなかに入ったらまず捕鯨について・・・コラムを見てみましょう。p172~174<日本と捕鯨> 日本における捕鯨の歴史は長い。縄文時代に形成された貝塚からイルカ・クジラの骨が多く出土しているし、壱岐島や根室でも、クジラ漁の様子を刻んだ縄文時代の捕鯨図が出土している。 近世捕鯨と呼ばれるような、商業的な沿岸捕鯨の始まりは江戸時代初期である。和田義盛の一族が紀州において、簡単な武器を使って熊野灘のクジラを突いて捕る仕事を始めたそうだ。その後、海に深く潜る鯨をもっと効率的に捕るために網を用いた方法を考え、捕鯨の技術は一気に発展し、セミクジラをよく捕るようになった。セミクジラは比較的ゆっくり泳ぐので、捕鯨に向いていた。日本各地にクジラの供養塔があるが、だいたいセミクジラの碑が建てられている。クジラ1頭からは、牛などに比べるとかなり多くの肉や脂が一気に採れるので、ぜひ捕獲したいと考えていたんだろうと思う。 江戸時代後期になると、各地に鯨組と呼ばれる組織ができて、捕鯨は盛んになっていく。その頃アメリカでも遠洋航海をしながらマッコウクジラを採ることが盛んに行われていた。鎖国時代にペリーが浦賀にやってきたのも、捕鯨船の保護のためだったと言われている。 日本が南氷洋での捕鯨に参入したのは、1934年のことだ。その頃は欧米各国も南氷洋での捕鯨を行っていたが、採りすぎによって個体数の減少が不安視されるようになる。1948年には、国際捕鯨取締条約が発効し、その管理機関として国際捕鯨委員会(IWC)が設立された。IWCで管理している鯨類は大型鯨類とくくられている種類で、すべてのヒゲクジラやマッコウクジラ、トックリクジラの仲間の十数種類である。ツチクジラやゴンドウ、イルカなんかは管理対象としては含まれていない。IWCでは、1982年に商業捕鯨モラトリアムが採択され、商業捕鯨を停止した。 日本はその後、1987年に商業捕鯨ではなく、鯨類捕獲調査(いわゆる調査捕鯨)を開始する。科学調査を目的としており、南氷洋と北太平洋で捕獲調査を行っていた。捕獲調査は、調査航路をあらかじめ設計し、群れの中の捕獲対象個体もランダムに選ぶなど、野生集団の縮図となるように調査個体を決定する。2019年に、日本はIWCから脱退し、日本の領海と排他的経済水域内での商業捕鯨を再開した。 そのせいか、スーパーに日本近海で捕られたミンククジラの赤肉が売られているのを見ることが増えたかもしれない。映画などで有名になってしまった和歌山県太地町のイルカ漁は、そもそも対象が小型鯨類であり、IWCの管理している鯨類に含まれていない。捕りすぎて枯渇することがないよう、関係機関が厳密に管理を行っている。 捕鯨を巡っては、多くの考え方が存在しているが、考え方というのは人それぞれなので、対立が起こるのは仕方のないことだと思う。鯨肉を食べること自体は太古から行われてきたことだ。イルカやクジラを殺すことがかわいそうだと思う人たちがいるのも理解できる。ただ不思議に思うのは、人々の野生動物に対する考え方の変化である。シャチが漁獲物を横取りするから、シャチのことを駆除しようとがんばっていた時代だってあるのだ。今だときっと考えられないだろう。NHKスペシャル「鯨獲りの海」に現代の捕鯨が見られるので、紹介します。「鯨獲りの海」より3年前から、再開されている日本の商業捕鯨。今回私たちは、再開後はじめて、日本唯一の捕鯨船団の長期航海に密着を許された。古来から続く捕鯨。ある人は『残酷』だといい、ある人は『文化』だという。価値観が多様化する現代。なぜ鯨を獲り続けるのか。私たちが乗船したのは、捕鯨船、第三勇新丸。捕鯨会社の漁船だ。船に乗り込むのは17人。北海道から沖縄まで全国から集う。年齢は57歳から18歳。はじめての漁となる若者もいる。航海は53日間。これを繰り返し、1年の半分を洋上で過ごす。かつて日本では1万人以上が、長期の捕鯨航海に出ていた。しかし今は170人ほどだ。獲る鯨の数は、国によって定められている。You Tube「鯨獲りの海」で動画が見られます。
2022.08.12
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図書館で『日本の名機をつくったサムライたち』という本を、手にしたのです。【日本の名機をつくったサムライたち】前間孝則著、さくら舎、2013年刊<出版社>より日本の傑作機はこうして生まれた! 真実の航空機史を描く感動ヒストリー「零戦」を設計した堀越二郎の冷淡とも思える態度、「YS-11」を開発した東條輝雄の知られざる葛藤、「紫電改」をはじめ傑作機を次々に生んだ菊原静男の独創性、戦前戦後を通してジェットエンジン開発に賭けた土光敏夫の強烈な信念……。欧米と肩を並べる航空機大国を目指し、多くの男たちが全身全霊を捧げて航空機と、それに搭載されるジェットエンジンを開発してきた。航空ノンフィクションの第一人者が傑作航空機およびジェットエンジンの開発設計者および関係者にインタビュー。彼らの劇的な人生および名機誕生の軌跡が今、明かされる。<読む前の大使寸評>追って記入rakuten日本の名機をつくったサムライたち「第7章」で紫電改を・・・見てみましょう。p266~268「第7章 「九七式大艇」「紫電改」など、独創的な名機を次々開発」■名機「紫電改」開発に着手 層流翼や自動空戦フラップなど画期的な新技術が幾つも取り入れられて開発された「紫電」だったが、菊原や海軍の期待に反して飛行試験ではトラブルが続出した。「紫電」はとにかく早く試作機を完成させることを売りとして、海軍への提案が薦められた感がある。新設計は改造部分だけですまして、「強風」の機体をそのまま使う。だから1年足らずで完成できたのだが、そのしわ寄せが至るところに出てしまった。 例えば、飛行艇や水上機では必要がなく、また経験もなかった二段式引込却の機構・構造においてトラブルが多かった。また、主翼が太い胴体の中段から張り出しているため、前下方の視界が悪い。これらは改善の余地がなかったため、パイロットの評判が悪く、実戦上からも問題だった。「誉」エンジンも相変わらずトラブルが多く、そのうえ新しく採用したVDMプロペラも不調だった。 菊原たちは「強風」に素早く見切りをつけ、「紫電」を提案したことと同様、今回も新たな試作機の開発をスタートさせた。「『紫電』の初飛行後1ヶ月たって、その改造形『紫電改』の設計に入った」と菊原は当然のごとく記している。このようなやり方は、組織が大きい三菱や中島飛行機では難しかったかもしれない。中堅でコマ割りが利く川西だからできたのであり、設計陣のチームワークの良さおよび俊敏さも見逃せない。もちろん、菊原のリーダーシップによるところも大だった。「紫電」ですでに採用していた先の層流翼や自動空戦フラップなどの新機軸に対して海軍の期待は大きかった。やがて設計部長に昇進した菊原は250人ほどの川西設計陣を率いることになるが、その能力の高さは、「紫電」につづき開発をただちに進めた「紫電改」においても立証された。(局地)戦闘機の第二弾で、早くも日本を代表する、後に名機と謳われることになる「紫電改」を、これまた改造による開発で生み出したのだ。「胴体を細くし、中翼形を低翼形としてパイロットの視界をよくした。包絡線(自動空戦)フラップと4挺の20㎜機銃は『紫電』と同じである。構成部品の数を減らし工数と自重を減少させた。着手後11ヶ月で1号機は飛んだ。開戦後約2年である。『紫電改』は速度も上昇力もよく、包絡線フラップのおかげで小回りがきき、20㎜機銃の威力もあり、強い戦闘機になって、米軍の新しい戦闘機と有利に対戦できた」と菊原はこれまたあっさりと振り返っている。 もちろん初飛行の後、様々な問題も出たため、飛行試験をつづける過程で改良を重ねていった。「紫電改」の最高速度は時速620キロ、空戦性は自動空戦フラップが威力を発揮して秀でていた。 昭和20(1945)年1月、「紫電改」は「紫電」21型として正式採用された。海軍は、日米戦の前半で華々しい活躍を見せた零戦の後継機の開発に期待を寄せていたが、望むような高性能機は得られなかった。三菱が零戦の設計チームによって開発した局地戦闘機「雷電」はトラブルも多く、性能も今一つだった。つづいて開発に着手した艦戦の「烈風」は「零戦の再来」と言われたりしたが、トラブルを抱えており「不採用」となった。 このため、次期主力戦闘機として「紫電改」が本命視され、海軍の期待を一身に担って、大増産計画が打ち出されたのである。とても川西一社では生産は無理である。三菱水島製作所、昭和飛行機、愛知航空機、それに海軍航空ショウの呉第11、大村第21、厚木高座の各所で量産することが決まり、昭和20年夏には月産1000機にまでも引き上げる計画を立てたのである。(中略)■空戦で大戦果を挙げた「紫電改」「紫電改」の真価を示すときが、初飛行からわずか3ヶ月後にやってきた。最大の海軍基地である呉を攻撃する米機動部隊が四国沖に接近し、新鋭艦載機のF6F、F4U戦闘機など約300機の編隊が西日本各地を攻撃した。このとき、真珠湾攻撃を立案するなどした源田実大佐率いる「紫電改」50機の343航空部隊は、飛来した約150機のF6Fなどと空戦を演じた。 この頃は、開戦当初と違って腕のいいベテランパイロットは少なくなっていた。にもかかわらず、自動空戦フラップと「紫電改」の性能の良さが相まって、52機を撃墜し、343部隊の被害はわずかだった。大戦果によって、豊田副武連合艦隊司令長官から川西に感謝状が授与された。自衛隊の新鋭機に二式大挺の進化形が見られます。
2022.08.12
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図書館で『300点の写真とイラストで大図解 世界史』という大型本を、手にしたのです。めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪【300点の写真とイラストで大図解 世界史】ジェレミー・ブラック著、ニュートンプレス、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類1000万年の歴史がこの1冊でわかる。【目次】第1章 先史時代の人類(1000万年前~紀元前1万年)/第2章 古代世界(紀元前1万2500~紀元前1000年)/第3章 古典文明(紀元前1000~紀元500年)/第4章 中世(500~1500年)/第5章 ルネサンスと啓蒙思想(1500~1750年)/第6章 革命とナショナリズム(1750~1914年)/第7章 争い合う世界(1914~1945年)/第8章 現代の世界(1945年~現在)<読む前の大使寸評>めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪rakuten300点の写真とイラストで大図解 世界史空母「飛龍」「第7章 争い合う世界」で太平洋戦争について・・・見てみましょう。p206~208<太平洋戦争> 1940年にフランスとオランダがドイツの攻撃に敗れ、すでに弱体化していた太平洋でのイギリスの地位が揺らぐと、東アジアと東南アジアに権力の空白が生まれます。その空白を狙って南下しようとしたのは日本軍でした。この地域における日本の主な敵はアメリカ(仏領インドシナ、特にベトナムへの日本の清軍に抗議していたため)でした。 1941年12月7日、事前の宣戦布告がなされないまま、日本はアメリカの太平洋艦隊の拠点であったハワイの真珠湾で、破壊的な空爆を行います。また1941年から1942年の冬、フィリピン諸島、マレーシア、オランダ領東インド諸島(現在のインドネシア)およびビルマ(現在のミャンマー)を制圧しました。当初日本軍の攻撃は成功し、脆弱で統率もとれていなかった敵を尻目に広大な領土を獲得しましたが、それでも米軍は、長期戦で巻き返しを図ろうと勤めました。 アメリカは平和への妥協案には興味を示さず、短期決戦で有利な停戦に持ち込もうと図っていた日本は、重ねた勝利を束ねる現実的な戦争計画をもたなかったのです。 1942年夏、アメリカ海軍は太平洋で日本の艦隊を封鎖し、ミッドウェー島で日本軍に深刻な打撃を与えます。このとき日本側では、海軍の新しい戦力として広く使われていた空母4隻が鎮められました。1943年になると、アメリカは空母の援護を受けて水陸両用作戦を開始し、日本軍を太平洋の南西部と中央で撃退する一方、1944年末にはフィリピンに侵攻します。日本海軍は壊滅状態でした。 1945年8月、アメリカによる広島と長崎への原子爆弾投下は、なおも闘い続けようとする日本の自殺行為を阻止し、日本本土への上陸が行われれば避けられなかった犠牲を食い止めるために必要だったと主張されました。原爆投下ののち、日本はただちに無条件降伏しました。 『300点の写真とイラストで大図解 世界史』1:清の衰退
2022.08.11
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図書館で『300点の写真とイラストで大図解 世界史』という大型本を、手にしたのです。めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪【300点の写真とイラストで大図解 世界史】ジェレミー・ブラック著、ニュートンプレス、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類1000万年の歴史がこの1冊でわかる。【目次】第1章 先史時代の人類(1000万年前~紀元前1万年)/第2章 古代世界(紀元前1万2500~紀元前1000年)/第3章 古典文明(紀元前1000~紀元500年)/第4章 中世(500~1500年)/第5章 ルネサンスと啓蒙思想(1500~1750年)/第6章 革命とナショナリズム(1750~1914年)/第7章 争い合う世界(1914~1945年)/第8章 現代の世界(1945年~現在)<読む前の大使寸評>めくって見ると、1頁半ほどのカラー写真があったりして、すごい迫力です。まさに百聞は一見にしかず・・・だがや♪rakuten300点の写真とイラストで大図解 世界史英メネシス号の中国兵船砲撃「第6章 革命とナショナリズム」で清の衰退について・・・見てみましょう。p170~172<清の衰退> 19世紀には中国の清朝もまた、経済と政治の衰退に苦しんでいました。1850年には4億5000万の人口を抱えながら、かつては強大だった産業基盤を発展させることができなかったのです。西洋諸国が世界的な経済の結びつきやグローバル化の動きの中心となっていくにつれ、対照的にそれ以外の大国は力を失いました。 その一つである清も19世紀に徐々に衰え始めました。理由の一部は内乱や格差の拡大でしたが、西洋で見られたような工業化への変革や強力な政府の樹立が理論上も実践上もなかなかできなかったためでもあります。アヘン戦争(1839~1842年、1856~1860年)は清朝政府にとって、西欧の列強に比した自国の脆弱さを露呈してしまう危機的な結果となりました。 1830年代の末、アヘンの中毒者が増えていたことは中国社会の悩みの種となっていました。総督であった林則徐がこの麻薬の禁輸を上奏したことは、イギリスの商人たちを狼狽させます。イギリスにとってアヘンで得られる利益ガアジアにおける茶の取引との経済バランスをとるうえで大切だったために両国とも譲ろうとはせず、あつれきは激しくなる一方でした。 林はヴィクトリア女王に対してアヘン取引に反対する旨の書簡を送り、そのなかでイギリス人を「蛮族」と呼びました。何の対応もないのを見てとった清朝政府は、イギリス商人を広州から追放し、アヘンを没収します。 大衆からの声に押され、イギリスは1842年に長江付近にある清の要地を封鎖し、そこから南京まで長江を北上しました。結果は清の敗北でした。勝利したイギリスは南京条約で清から香港島を割譲されます。この条約で清側は自国の経済や社会を律する権利を失い、イギリス製品への課税を下げ、1839年に破棄されたアヘンに対する賠償金を支払い、5つの港をイギリスとの貿易のために開くことを余儀なくされました。 これは西洋の国が中国にしかけた最初の戦争、中国に対するヨーロッパ勢の最初の勝利であり、さらにこれがまさに中国で起きたということに大きな意味がありました。 2度目の戦争が勃発したのは、イギリスが自国との貿易のために清の港をすべて開くよう求めたためです。広東の領事を務めていたハリー・パークスとイギリス首相パーマストン子爵は積極的に戦争を唱えていました。そうしたなか、イギリス国旗を掲げた香港の貨物船、アロー号に乗り込む中国人船員を広州で抑留したことが格好の口実となり、イギリスは1856年、広州を攻撃しました。 英仏連合軍は1858年1月1日にこの都市を占領し、さらに北上して天津近くの太クーにある要塞へと戦いの舞台を移します。そして、1859年にはうまくいきませんでしたが1860年にこの要塞と天津を掌握しました。その後北京の郊外で清軍に勝利して北京に入城したことは、清朝政府の威信を大いに失墜させました。さらに皇帝の夏の離宮までもが、清側の残虐行為への報復として破壊される事件が起きています。 1860年の戦争終結に伴って結ばれた北京条約では、清は香港島に加えて九龍半島南部を割譲し、英仏に賠償金を支払い、国内での宗教の自由を認めたうえ、さらにアヘンを含めた外国との貿易のため、ほかの港も開くことになりました。 多くのヨーロッパの列強と同様、イギリスも自国の制度や規則を押しつけ、自国の利益を重視しました。一方、敗北の屈辱を味わった中国では清朝の威信が大いに傷つき、改革を望む動きが高まって洋務運動が始まります。
2022.08.11
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昨今では、日中韓の歴史認識がトレンディであるが・・・ナショナリズムを静める意味でも、過去の日記(2012.5.24)から「漢字文化圏の成り立ちについて」を読み返してみようと思い立ったのです。****************************************************************************中華思想には反発するが、漢字文化圏という括りが好きな大使である。それでは「日本古代語と朝鮮語」という本で、漢字文化圏の成り立ちについて見てみましょう。【日本古代語と朝鮮語】大野晋編「日本古代語と朝鮮語」毎日新聞社、1975年刊<大使寸評>中国に過剰適応してしまった朝鮮が見えてくるが・・・つくづく日本という辺境の有りがたさが解りますね。Amazon日本古代語と朝鮮語この本の漢字文化のあたりを紹介します。<漢字文化>p120~121 いったい日本、あるいは朝鮮が、なぜ漢字文化を必要としたか。それはご承知のとおり、中国からこの政治の仕組みを学ぼうとしたのです。日本の各地にはたとえば紀の臣、葛城の臣、播磨の臣・・・などと呼ばれる豪族どもがおりました。それぞれの豪族がみな私民を持って独立支配をしているわけです。ところが、そのうちの有力豪族にかつがれた大君というのが起こってきて、各地豪族の持っている私民を取り上げて自分の直轄支配の中に置こうとする。あるいは朝鮮や中国から渡ってきた人たちを職業団体として受け入れ、それをまた朝廷の直轄支配のもとに置いて、品部(しなべ)とし、それから貢物を取り立てようとする。そういう時代になってきて、いよいよ政治の制度が必要になってくるわけです。行政制度が必要になった時代というのは、おそらく倭の五王のころでしょう。そこで倭の五王が、あれほど頻繁に中国に使いをやる。何を学ぼうとしたか。何はともあれまず、この官僚制度を学ぼうとしたのです。 それの具体的なあらわれは、後のトヨミケカシキヤヒメ(推古)のときに、いわゆる「十六階の官位」を制定し、そして「十七条の憲法」を発布して、「私民を廃して公民とせよ」「この世の中に二人の王があってはいけない、大君が全国を統一するのだ」そういう意図をはっきり「憲法」としてうち出します。さらに下って、「大化の改新」に至って初めて「律令制」を日本に取り入れるということになってくるわけです。だから中国の文化を必要としたというのは、要するにそういう全国支配の官僚体制、政治の知識がほしかったわけです。でなければ、万里の波濤を越えてあんなに頻繁に使いを出すものですか。漢字文化というのは、漢字文化というのは、徹底的に「政治的なもの」であるということを、日本の歴史のがわからもご理解いただきたい。 なお、ここでちょっと申し上げますが、「律令」の律というのは刑法のことです。漢の刑法のことを「漢律」と申します。そして令というのが、いまいいましたような、官庁の組織法です。ですから中国の律令制度は、秦の始皇帝に始まり、漢の時代に大躍進を遂げ、魏の時代に完璧になった。その律令制度を六朝の宗の国へ行って学んできた、これが倭の五王が使いを出した原因です。またそれを隋の王朝へ行って学んできた、それがトヨミケカシキヤヒメ(推古)のときに遣隋使が行った原因です。同じように、遣唐使を出した主たる目的も、やはり唐の行政組織と行政のやり方を輸入する、それが最大の目的でございました。 同じことは百済についてもいえます。百済が五世紀から六世紀にかけて、「郡県のごとし」(魏書にみえる言葉)といわれる地方の役所を置くようになります。それから宮廷の内部にも「内官」というものを置くようになります。それから冠位の制定も決めます。やや遅れて新羅も冠位の制定をする。そういう時期になって百済も新羅も盛んに中国の文化に取り入れるわけです。その主たる目的は、いうまでもなく律令制を取り入れるということにあったわけです。そのほかの、たとえば暦だとか、天文だとか、薬草・食品だとかは付随的に入ってきたのであって、主たる目的はあくまでこの官僚制を導入することにあったわけです。日本古代語と朝鮮語では、漢字をどう読んだのか?・・・・文献はあるがテープレコーダーが無かったので、学者の間で好き勝手な推論が飛び交っています。<漢字の訓読み>p159~161 鈴木:ところで、朝鮮では漢字の万葉仮名的な一時一音的な表記がありますね。それから、かなり早い時代に、漢字の意味をそのまま朝鮮語に当てはめたり、あるいは訓読みのような形で使ったりしていますが、これについてお話ししていただけませんか。大野:「郷歌」の文字の使い方は、「万葉集」の巻一、巻二などの古い書き方に非常によく似ていますよ。むしろ一時一音という「古事記」の表記は新しいんですね。そして意図的にきちっと整理して使ったものです。「万葉集」巻五は、大伴旅人の歌に、当時唐の都に留学したという山上憶良の歌などを収めたものですが、これは一時一音になっている。それから東国の歌を集めた巻十四--これがまた東歌で大和地方とは非常に言葉が違っているものだから、手直ししてある。これは時代にどうも問題点があります。 巻十五が新羅に遣使された人たちのもので、これも一時一音、巻十七~二十はそれぞれ用字法が違っているので、これはおそらくさまざまの書き方がしてあるのを四人の人に一時一音に直させたんだろうというのが私の見解です。ともかく「古事記」のほうが新しいんです。むしろ「万葉集」だけについていえば、巻一、巻二などは音もあり訓もあり、その他いろいろに当てて使う点で、郷歌の書き方と同じなんです。ともかく場合によっては、「万葉集」の古い時代の書き方は、朝鮮から習ったものであり、それを日本的に当てはめたものであると考えます。梅田:鈴木先生のおっしゃった一時一音表記というのは史読や吐のことだと思いますが、史読というのは文書類に用いられた表記法で文を書き表す時にその実質的な意味を表す部分は主として漢語で表記し、助詞や助動詞などの文法的要素に当たる朝鮮語を漢字の音や訓を借りて表したものであり、また、吐は漢文につける送り仮名のことでこれも漢字の音や訓を借りて表記されました。吐には漢字の略体も使われ、日本の片仮名と形が同じものもあります。 しかし、史読にしろ吐にしろ、いわば漢文表記の補助手段ですが、郷歌は朝鮮語の文全体を漢字を使って書き表している点でちがっています。おっしゃるとおり、成立は郷歌のほうが恐らく先行すると思います。ただ史読の前身ともいえるような漢字使用法が新羅の金石文に見られますが、これはかなり古いといえます。なお、史読と吐について言えば、それに含まれている語法から考えると、史読はかなり古い語法を含んでいてその成立が吐よりも古いことを思わせます。前述の郷歌式の表記法はその後用いられなくなりましたが、史読や吐は近世まで使われました。鈴木:そうすると、中国から朝鮮へ漢字が入ってきたときに、それを最初に表記したときは最初から一時一音と訓読みの両方が入っていたのかどうかということですが。大野:最初は漢文ですよ。鈴木:固有名詞の読み方なんですけれども、たとえば新羅の王子の名前が波珍(ハトリ)という形で出てきます。珍という字にトリという音を当てていて、これは三品彰英さんが訓読みだということをおっしゃっています。ですから、いわゆる訓読みのようなものと音読みとが、最初からごっちゃに使われたのか、それともどちらが先なのかということについてお聞きしたいのです。大野:それは中国語に習熟している人なら全部漢字音で、漢字で書くでしょう。ところが、十分中国語に習熟していない者は最初から混同して書きますよ。漢語に習熟するということはたいへんやっかいなことですからね。長田:『古事記』については成立上そういうことが考えられるかもしれませんが、いわゆる推古朝遣文の仮名書きは一時一音です。それから『古事記』の序文で例の有名な、一時一音で書くと趣旨が長くなるからやめるというくだりを見ると、一時一音のほうが先にあったというふうに考えられる。鈴木:『古事記』の序文は、日下(クサカ)とか帯(タラシ)はそのままで使って一時一音にはしないとも言っていますね。大野:一時一音にすれば、倭国の言葉を倭国の言葉としてはっきり書くことはできる。しかし、それは、今度は長々しくなるからわずらわしい、そういう意味じゃないですか、序文のあのくだりは。
2022.08.10
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今回借りた4冊です。 だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば、「世界」でしょうか♪<市立図書館>・世界まちかど地政学・300点の写真とイラストで大図解 世界史・外国人だけが知っている美しい日本・日本の名機をつくったサムライたち<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************【世界まちかど地政学】藻谷浩介著、毎日新聞出版、2018年刊<「BOOK」データベース>より世界は行かなきゃわからない!毎日新聞「経済プレミア」好評連載の書籍化!地理と歴史で読み解く「世界経済がわかる旅行記」!【目次】第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた/第2章 求心力と遠心力が織り成す英国、その多様性と業/第3章 旧ソ連・コーカサス三カ国“世界史の十字路”の混沌と魅惑/藻谷さんに聞く「私の旅の極意」/第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学/第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ/第6章 南北米州の隅っこから、二十一世紀の地球が見える<読む前の大使寸評>追って記入rakuten世界まちかど地政学【300点の写真とイラストで大図解 世界史】ジェレミー・ブラック著、ニュートンプレス、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類1000万年の歴史がこの1冊でわかる。【目次】第1章 先史時代の人類(1000万年前~紀元前1万年)/第2章 古代世界(紀元前1万2500~紀元前1000年)/第3章 古典文明(紀元前1000~紀元500年)/第4章 中世(500~1500年)/第5章 ルネサンスと啓蒙思想(1500~1750年)/第6章 革命とナショナリズム(1750~1914年)/第7章 争い合う世界(1914~1945年)/第8章 現代の世界(1945年~現在)<読む前の大使寸評>追って記入rakuten300点の写真とイラストで大図解 世界史【外国人だけが知っている美しい日本】ステファン・シャウエッカー著、大和書房、2014年刊<「BOOK」データベース>より京都・美山の茅葺き民家、エキゾチック・ジャパンそのものの宮島の佇まい、その年最初の紅葉を味わえる北海道大雪山、白石川堤の一目千本桜―月間1000万PVを誇る「ジャパンガイド」の運営者として、「ビジット・ジャパン大使」として、日本を愛する一個人として語るー日本人の知らない日本の魅力。<読む前の大使寸評>追って記入rakuten外国人だけが知っている美しい日本【日本の名機をつくったサムライたち】前間孝則著、さくら舎、2013年刊<出版社>より日本の傑作機はこうして生まれた! 真実の航空機史を描く感動ヒストリー「零戦」を設計した堀越二郎の冷淡とも思える態度、「YS-11」を開発した東條輝雄の知られざる葛藤、「紫電改」をはじめ傑作機を次々に生んだ菊原静男の独創性、戦前戦後を通してジェットエンジン開発に賭けた土光敏夫の強烈な信念……。欧米と肩を並べる航空機大国を目指し、多くの男たちが全身全霊を捧げて航空機と、それに搭載されるジェットエンジンを開発してきた。航空ノンフィクションの第一人者が傑作航空機およびジェットエンジンの開発設計者および関係者にインタビュー。彼らの劇的な人生および名機誕生の軌跡が今、明かされる。<読む前の大使寸評>追って記入rakuten日本の名機をつくったサムライたち************************************************************図書館大好き559
2022.08.10
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昨晩のNHK「声なき声に耳を澄ませて~吉永小百合とともに~」で、無言館に展示されている絵画のエピソードが放映されたが・・・NHKアーカイブを見てみたのです。「声なき声に耳を澄ませて 吉永小百合とともに」より【朗読】 吉永小百合【ナレーション】 広瀬すず長野県上田市に、太平洋戦争で若くして命を落とした画学生の絵を集めた美術館がある。戦没画学生慰霊美術館・無言館。その入り口に飾られている、まっすぐな視線の20歳の女性を描いた絵画。作者は20代の鹿児島県の青年で、太平洋戦争に出征し27歳で戦死した。それから半世紀、モデルの女性が絵と対面し、心境を感想文ノートにつづった。彼女の想いを吉永小百合さんが朗読し、美術館の館主と語り合う。吉永小百合ファンというほどではなかったのだが・・・無名の画学生が遺した絵画と、地道にフォローしてきた吉永さんを今頃になって見直したのだ♪
2022.08.09
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図書館に予約していた『商業美術家の逆襲』という本を、待つこと5日でゲットしたのです。この本がとりあげている商業美術家たちが壮観です。・・・つまり川鍋暁斎、小村雪岱、渡辺省亭、鏑木清方、横尾忠則、つげ義春がええでぇ♪【商業美術家の逆襲】 山下裕二著、NHK出版、2021年刊<「BOOK」データベース>より本書では、日本美術のメインストリームから外れたことで、美術史上、正当な評価を受けてこなかった商業美術家たちを「再評価」するだけでなく、むしろ彼らを本流として明治以降の美術史を再考してみたいと思っています。…おそらく20年後には、本書に登場する画家の幾人かは「この人が忘れられていたなんて信じられない!」と言われるようになっているでしょう。<読む前の大使寸評>この本がとりあげている商業美術家たちが壮観です。・・・つまり川鍋暁斎、小村雪岱、渡辺省亭、鏑木清方、横尾忠則、つげ義春がええでぇ♪<図書館予約:(7/17予約、副本3、予約0)>rakuten商業美術家の逆襲写楽「初代中山富三郎の宮城野」「第4章」で写楽の浮世絵を、見てみましょう。p103~107 <第4章 浮世絵というターニングポイント>■写楽の登場は事件だった 当時の日本人には、人物は全身を描く、という伝統がありました。立ち姿はもちろん、座り姿も寝姿も、基本的にちゃんと全身を描いています。身なり・着こなし・仕草などでその人の身分や職種、歳の頃までわかるように描写してきたのです。師宣の「見返り美人図」や、清永の八頭身美人も、その伝統に則って描かれています。 この掟を破って大ブレークしたのが、美人画を得意とした喜多川歌麿の「大首絵」です。代表作「冬至三美人 富本豊ひな 難波屋きた 高しまひさ」も美人の顔に寄って、画面いっぱいに三人のバストアップを描いています。 この手法を役者絵に応用し、しかも大胆にデフォルメして浮世絵界に革命を起こしたのが東洲斎写楽でした。 写楽の登場は事件だったと思います。版元の蔦屋重三郎と組んで人気歌舞伎役者の大首絵28枚を刊行したのは寛政6年(1794)5月。本書に収蔵した「初代中山富三郎の宮城野」も、その1枚です。yakusyano顔立ちや劇中のポーズ・表情を、度肝を抜くほど極端なデフォルメによって、単純な線と少ない色数で見事に表現しています。 じつは、写楽の作品は版の数が極めて少ないのです。あれほど少ないパーツで人間の内面まで抉り出し、黒雲母摺の背景の中に浮かび上がらせた写楽のセンスと画力は、世界に冠たるものと言っていいでしょう。 私は浮世絵の中では写楽がダントツで好きなのですが、贔屓のスターの華やかで美しい姿を愛でたい人々には浮標だったようで、戦列のデビューからわずか10ヶ月で忽然と姿を消してしまいました。 一体どこへ消えたのか。そもそも写楽とは何者なのか。この謎に挑み、初めて写楽に関する研究書を著したのはドイツ人の美術史家、ユリウス・クルトでした。明治43年(1910)にミュンヘンで出版された『SHARAKU』を発端として、日本でも長らく論争が繰り広げられてきましたが、阿波藩お抱えの能役者・斎藤十郎兵衛が写楽その人だったということで、現在はほぼ決着をみています。クルトが主張した歌舞伎堂艶鏡説は結果的に間違っていましたが、100年以上前に、しかも海外にいながらあそこまで掘り下げて研究したクルトの写楽愛と功績は、浮世絵研究史に残る偉業の一つと言えます。 なお、写楽に関してはNHKが素晴らしい特集番組『写楽―200年の旅路』(1995年放送)を制作しています。映画監督のアンジェイ・ワイダが戦時下のポーランドで開かれた浮世絵展で写楽と出会い、衝撃を受けたと語り始めるところから始まるこの番組は、この謎多き浮世絵師が海外に与えた影響の大きさを示した、NHKの歴代美術番組の中でも最高の傑作だと思います。『商業美術家の逆襲』3:知られざる名工『商業美術家の逆襲』2:小村雪岱の続き『商業美術家の逆襲』1:小村雪岱という衝撃
2022.08.09
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<嫌中本あれこれR8>図書館で『中国壊死』という本を借りたのだが・・・この本はまさに嫌中本なんだろうと、借りる際、若干躊躇したのです。過去に読んだ中国関連の本で、嫌中感のあふれる本を並べてみます。・・・壮観やで。・中国はなぜいつも世界に不幸をバラ撒くのか(2020年)・「中国」という神話(2018年)・儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇(2017年)●日本の武器で滅びる中華人民共和国:兵頭二十八(2017年)・日本人が知らない中国人の不思議な生活:富阪聰(2016年)・エラい人にはウソがある:パオロ・マッツァリーノ(2015年)・中国「歴史認識」の正体:石平(2015年)・中国壊死:宮崎正弘×宮脇淳子(2015年)・中国を捨てよ(2014年)・貧者を喰らう国 中国格差社会からの警告:阿古智子(2014年)・中国の破壊力と日本人の覚悟:富阪聰(2013年)●2014年、中国は崩壊する:宇田川敬介(2012年)●「無法」中国との戦い方:古森義久(2012年)●日中もし戦わば:富阪聰、他(2011年)・日本と中国は理解しあえない:日下公人×石平(2008年)・中国はなぜ「反日」になったか:清水美和(2003年)注:●印はわが蔵書でおますR8:『エラい人にはウソがある』を追加【中国はなぜいつも世界に不幸をバラ撒くのか】石平著、徳間書店、2020年刊<「BOOK」データベース>より新型肺炎、南シナ海問題、知財パクリ…なぜ中国は世界のトラブルメーカーなのか。歴史背景から儒教、中華思想まで習近平政権に見る「中国の本性」を解説!<読む前の大使寸評>新型コロナウイルスの対応などが載っていて、ディープスロートのホットな話題が借りる決め手になりました。rakuten中国はなぜいつも世界に不幸をバラ撒くのか***********************************************************************【「中国」という神話】楊海英著、文藝春秋、2018年刊<「BOOK」データベース>より「中華民族の偉大なる復興」を唱える習近平。しかし、その世界戦略「一帯一路」のターゲット、内陸アジアこそ中国最大のアキレス腱だ。歴史の改変、暴力による弾圧、洗脳教育、結婚外交ー「中国は巨大な一つの国家であり、その支配は正当だ」という神話づくりの数々を鋭く暴く。<読む前の大使寸評>目次を見てみると、どれも興味深いテーマが並んでいます。・・・モンゴル生れで静岡大学教授という著者の出自には一目置くわけでおます。rakuten「中国」という神話『「中国」という神話』3:世界史におけるチンギス・ハーンの評価『「中国」という神話』2:ウイグル人「テロ」の背景『「中国」という神話』1:モンゴル人を殺して匈奴を愛す***********************************************************************【儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇】ケント・ギルバート著、講談社、2017年刊<出版社>より日本人に「自虐史観のアホらしさ」を気づかせてくれたのはアメリカ人だった……ベストセラー連発、日本人より日本文化を深く知っているケント・ギルバートの新境地! 中国や韓国と上手に付き合うには、まず「自己中心主義」の大本たる儒教の本質を知り、そして日本は儒教国家でないことを認識すべし!!<読む前の大使寸評>おお 嫌中本で稼いできたギルバートさんが今回は儒教に着目しているがな・・・これは興味深いでぇ♪rakuten儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇***********************************************************************【日本の武器で滅びる中華人民共和国】兵頭二十八著、講談社、2017年刊<「BOOK」データベース>より日本国が、自衛隊の最新の戦闘機や艦艇をいくら増やそうとしたところで、中共の領土的な野望が消えてなくなることはありません。核武装国の中共が日本に降伏することもあり得ません。しかし、マレーシア、ベトナム、フィリピン等、地政学的に中共の味方とはなり得ない国々に対して、わが国から「機雷敷設専用の超小型潜航艇」等を武器援助するならば、日本の有権者は、驚くほど廉価な負担で、東アジアから侵略的な専制政体を除去し、世界の平和に貢献することができます。これが、「日本の武器で中華人民共和国が滅びる」という意味です。<読む前の大使寸評>嫌中本に喰いつかないよう自戒していたのだが、5年ぶりに喰いついてしまったのです。rakuten日本の武器で滅びる中華人民共和国日本の武器で滅びる中華人民共和国byドングリ***********************************************************************【日本人が知らない中国人の不思議な生活】富坂聰著、海竜社、2016年刊<商品の説明>より●中国人が絶対口にしない本音を暴露します・なぜ中国人だけが「爆買い」できるのか?・中国人は腹の底で日本をどう思っているのか?・中国の若者に希望はあるのか?ここ数年、中国人の爆買いが日本でも注目されています。多くの場合、中国のごく一部の富裕層がそれに興じている、と語られています。ですが、実態は? 国有企業の社員でさえ、日本のサラリーマンに比べて見劣りする報酬しかもらっていないのです(少なくとも帳簿上は)。そこには汚職だけではない、中国独特の金儲けのカラクリがあるのです。本書ではその驚きのカラクリから派生する中国人の生活のすべてを完全暴露します!<読む前の大使寸評>著者はテレビや雑誌でよく見かけるチャイナ・ウォッチャーであるが・・・中国人の不思議な生活とは、如何なるものか♪amazon日本人が知らない中国人の不思議な生活日本人が知らない中国人の不思議な生活byドングリ***********************************************************************【エラい人にはウソがある 論語好きの孔子知らず】パオロ・マッツァリーノ著、さくら舎、2015年刊<「BOOK」データベース>より人間くさいダメおじさん孔子に共感をおぼえるか、軽蔑するか!?『論語』を素直に読めば、ヘリクツと強がりと負け惜しみばかり並べる孔子のポンコツぶりはだれにでも読み取れるはずなのに、孔子は偉人と刷り込まれている人たちには、孔子の真の姿が見えなくなってしまってるらしい。長年にわたって染みこんだ政治思想や道徳観、歴史ファンタジーによって『論語』の解釈は歪められてきました。そのため多くの日本人が『論語』を誤読し、孔子の思想の本当の価値をも見失っています。残念でなりません。本書は“ありのままの孔子”の姿をお届けします。<読む前の大使寸評>パオロ・マッツァリーノという人・・・イタリア人のようでも、日本人のようでもあり胡散臭いのだが、孔子を茶化すところがええでぇ♪rakutenエラい人にはウソがある 論語好きの孔子知らず『エラい人にはウソがある』2:孔子と論語の基礎知識『エラい人にはウソがある』1:ありのままの孔子***********************************************************************【中国「歴史認識」の正体】石平著、 宝島社、2015年刊<「BOOK」データベース>より「ご都合主義」でつくられる中国史の病巣。日本軍から逃げていただけの「抗日戦争」、尖閣諸島領有権、南京大虐殺ー。捏造された中国史観は打ち破れるか!嘘が真実に変えられる!<読む前の大使寸評>まるで、ネトウヨのような石平さんの鋭い舌鋒がすごいでぇ♪生活のためとはいえ売国奴のような論調の石平さんであるが、その経歴を見ると愛国的であることが分かります。rakuten中国「歴史認識」の正体***********************************************************************【中国壊死】宮崎正弘, 宮脇淳子著、ビジネス社、2015年刊<「BOOK」データベース>より転んでもただでは起きない嫌われ者の中国人が雪崩込む!歴史捏造と漢字支配の恐怖。いやでも中国人と戦う時代がやってきた!【目次】第1章 強盗国家の常識/第2章 漢字支配と歴史捏造の実態/第3章 中国を動かす客家コネクション/第4章 中国は大分裂するのか/第5章 「習王朝」権力闘争の行方/第6章 経済大崩壊の末路/第7章 いやでも中国人と戦う時代<大使寸評>あまた出てくる嫌中本には食いつかないようにしているのだが・・・目次にもある「いやでも中国人と戦う時代」なんかを見ると、つい手が出たのです。rakuten中国壊死中国壊死3byドングリ***********************************************************************【中国を捨てよ】石平, 西村幸祐著、イースト・プレス、2014年刊<「BOOK」データベース>より超軍事強国化を進める習近平政権と、それに対峙する第二次安倍政権。この構図は、戦後体制の矛盾を体現した民主党政権の崩壊が用意したものだった。強硬一辺倒の姿勢を貫く隣国に対して、日本が取るべき正しい戦略とは?「もう、中国を捨てる時代がやってきた。韓国は中国にくれてやってもいい!」尖閣諸島問題勃発後の日中関係を中心に、反日プロパガンダを強める韓国、さらにアメリカやロシアの動向も踏まえ、東アジア情勢を多角的に考察する。稀代の中国問題評論家と保守論壇の雄の「同志」二人による、憂国の提言!<読む前の大使寸評>いわゆる嫌中本なんだろうけど、この種の本を時々読みたくなるわけです。ガス抜きしないと、ガスが溜まり過ぎて体に良くないから(笑)rakuten中国を捨てよ***********************************************************************【貧者を喰らう国 中国格差社会からの警告】阿古智子著、新潮社、2014年刊<「BOOK」データベース>より焦燥、怨嗟、慟哭、絶望…「格差」が人間を破壊する!中国建国65周年、共産主義の理想は、なぜ歪んだ弱肉強食の社会を生み出したのか。エイズ村、農民工、学歴競争、役人汚職、ネット世論、反日デモ…中国社会の暗部に深く踏み込んだ研究者による衝撃レポート。格差社会の臨界点へと突き進む隣国を、ソフトランディングに導くことは可能なのか。日本人必読の書。【目次】第1章 エイズ村の慟哭/第2章 荒廃する農村/第3章 漂泊する農民工/第4章 社会主義市場経済の罠/第5章 歪んだ学歴競争/第6章 ネット民主主義の行方/第7章 公共圏は作れるのか<読む前の大使寸評>朝日新聞の記事「書棚から見える中国 書店「万聖書園」」で、この本の存在を知り図書館に予約を入れたら、二日後にゲットできたのである。ラッキー♪この本は、なかなか根性の入ったフィールドワークとなっているようです。(予約して借りたのは、2009年刊のハードカバーです)<図書館予約:(9/15予約、9/17受取)>rakuten貧者を喰らう国 中国格差社会からの警告***********************************************************************【中国の破壊力と日本人の覚悟】富坂聰著、朝日新聞出版、2013年刊<「BOOK」データベース>より尖閣衝突、反日デモで見せた無法ぶりが怖い。軍事力が怖い。残虐性が怖い。環境汚染が怖い。要するに何を考えているかわからないのが怖い。でも、厄介なことに、中国は必ずやってくる。日本人のための「中国恐怖症」克服講座。中国がもたらす“災禍”はさらに増大。正しく対処する武器としての知識。【目次】第1章 中国軍はどれだけ怖いか(火器管制レーダー照射問題の発端/解放軍を把握できていない外交部 ほか)/第2章 “殺到”が破壊力を生み出す(緊迫した日中関係/漁船衝突事件の本当の被害者 ほか)/第3章 中国はなぜかくも「残酷」なのか(中国から見れば日本は残虐/中国の「極刑史」 ほか)/第4章 環境汚染と危険食品「負の連鎖」(PM2.5にまつわる中国環境事情/PM2.5に対する政府の反応 ほか)/第5章 「何をするか分からない国」の核心(たくましいが危険な中国人/負の側面から見た中国の怖さ ほか)<読む前の大使寸評>とにかく、中国の脅威にどう対処するか?…この難問に、日本人の覚悟が試されているわけですね。rakuten中国の破壊力と日本人の覚悟***********************************************************************【2014年、中国は崩壊する】宇田川敬介著、扶桑社、2012年刊<内容紹介より>13億の人民の暴走が始まる!尖閣諸島の奪取に失敗し、頼みの経済成長も減速。やがて、自壊する中国。日本人よ準備はできているか? ■本書の構成第1章 尖閣諸島で敗北した中国第2章 日本人が知らないメンツ社会第3章 中国経済の問題第4章 中国崩壊とその後<大使寸評>amazonより今日発送されたので、到着後に寸評の予定。他力本願になるけど、ひたすら中国の自壊を待つわけですね。Amazon2014年、中国は崩壊する怒りの衝動買いbyドングリ***********************************************************************【「無法」中国との戦い方】古森義久著、小学館、2012年刊<内容紹介より>「中国を刺激するな」「ホワイトハウスも日中交戦は望んでいない」「日本の強硬論が戦争を招く」――尖閣諸島の国有化以降、日本側の毅然たる対応が、日中間の戦争を引き起こしかねないという批判が一部で起きています。しかし著者の古森氏は、「中国を刺激するな」的なこの種の主張は、中国側の尖閣奪取への意欲を増長するだけだとして、米国の中国研究者の次のような警告を紹介しています。「中国が、東シナ海の尖閣諸島に対してはまだ南シナ海でのような攻撃的な態度をとっていないのは、紛争相手の日本が、東南アジア諸国よりも強い立場にあるからです」――。つまり、「相手が弱い」と判断すれば、ためらうことなく軍事的手段をとるのが中国の常套手段だと、著者は看破します。さらに米国の足元を揺さぶる中国の熾烈なロビー活動等も紹介。他では読めない論考が満載です。 <大使寸評>他力本願でひたすら中国の自壊を待つのも方便だが、やや情けないので・・・・アメリカ流の戦い方を知っておくことも肝要かと思い、本屋で衝動買いした本です。「共産党支配が続く限り、反日暴動は繰り返される」と著者が説くとおり、日本の敵は中国共産党であり、中国人民ではないのだ。Amazon「無法」中国との戦い方***********************************************************************【日中もし戦わば】マイケル・グリーン×張宇燕×春原剛×富阪聰、文春新書、2011年刊<amazon紹介>より緊張高まる日中両国だが、実際に戦ったらどうなるのか。日米中を代表する専門家・ジャーナリストが一堂に会し激論を交わした。<大使寸評>人民解放軍の暴走を抑えることのできるのは共産党中枢9人のうち2人だけという、薄氷を踏むような文民統制システムが怖いわけで・・・・その中華のシステムを究明したいわけだけど、日米の専門家にしても不透明さは変わらないようです。Amazon日中もし戦わば『日中もし戦わば』byドングリ***********************************************************************【日本と中国は理解しあえない】日下公人×石平著、PHPパブリッシング、2008年刊<「BOOK」データベース>より付き合わないときが、お互い一番幸せだった。かくも異なる両国は、根本が違うからそうなる。深く付き合うと、両方とも歪みが出てしまう。だからほどほどがいい。友好・親善、善悪や正邪を論ずるなかれ。<読む前の大使寸評>この本のタイトルが断定的であるが・・・大使は日中を、文明の衝突であるとさえ思うほどなので、このタイトルがこの本を借りる決め手になったのです。日下公人×石平というマッチングを企画したことが、この本を単なる嫌中本となることを防いだようですね。rakuten日本と中国は理解しあえない***********************************************************************【中国はなぜ「反日」になったか】清水美和著、平凡社、2003年刊<「BOOK」データベース>より 中国が「反日」姿勢を鮮明にしたのは、たかだか十数年、江沢民が実権を握ってからに過ぎない―。一九七二年の国交回復以来、親愛と憎悪の間を大きく揺れ動いてきた日本と中国の関係を、歴史の遠近法で検証してみると、なぜ中国側が首相の靖国参拝を問題とし、繰り返し「歴史問題」を取り上げて謝罪を要求するのかが明確になる。全土を覆うかにみえる「反日」は、中国側が仕掛けた戦略なのだ。<大使寸評>日本たたきも過ぎると、光栄に満ちた同床異夢のような歴史認識が生まれるようです。また、日本たたき、言論統制、幹部の腐敗がセットで生まれるところが、中国の政治状況であるが・・・民主主義が一度も根付かなかった中華帝国の特殊事情ではないだろうか。amazon中国はなぜ「反日」になったか軍拡、言論統制、幹部の腐敗がセットで生まれるところが、中国の政治状況であるが・・・民主主義が一度も根付かなかった中華帝国の特殊事情ではないだろうか。
2022.08.08
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図書館で『鳥マニアックス』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、各チャプターのテーマが興味深いのです。京大卒の著者は、カラス研究の権威者のようで・・・鳥からひもとく身近な科学技術がええでぇ♪【鳥マニアックス】松原始著、カンゼン、2019年刊<「BOOK」データベース>より人間の偉大な創造は妄想×試行錯誤の賜物だったー鳥からひもとく身近な科学技術。【目次】1 鳥×テクノロジーーこんなところに鳥と工学(鳥とヒコーキ/鳥と二本足/羽毛と悲劇/鳥と新幹線)/2 鳥×メカニズムー鳥の体と行動学(鳥とナビゲーション/鳥とセンサー/鳥とテーブルマナー)/3 鳥×ビヘイビアー鳥は何を考える(鏡よ鏡/鳥を捕まえる/鳥と闘争)/巻末企画1 鳥マニア的BOOK&FILMガイド/巻末企画2 鳥マニア的「この人に会いたい!」スペシャルインタビュー 松本零士(漫画家)<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、各チャプターのテーマが興味深いのです。京大卒の著者は、カラス研究の権威者のようで・・・鳥からひもとく身近な科学技術がええでぇ♪rakuten鳥マニアックスツバメやカイツブリの歩行を・・・見てみましょう。p53~55<CHAPTER 2 鳥と二本足>■重心位置をどうするか ところで、脚の位置と長さは鳥の生活史と直結している。一般に地面を歩き回る鳥は脚が頑丈なだけでなく、長い。特に高速で走り回る動物は歩幅を大きく取るため、脚が長い傾向がある。 鳥の場合、脚の取り付け位置の問題もある。先に書いたように、鳥は大腿部を体側に引き付けた姿勢だが、大腿骨の長さは種類によって違う。 大腿骨を短くした場合、骨・筋肉ともに減らして軽量化はできるが、重心位置が合わないという問題が出てくる。だが、鳥が枝に止まる時は体を起こしてもいいのだ。仮に体を垂直に立ててしまった場合、もはや脚の長さなど関係ない。申し訳程度の足でも、枝をつかむことさえできればバランスは取れる。ただ、その状態から体を寝かせようとした場合、枝を握りしめて、足を踏ん張って必死で耐えなくてはならない。 鳥の中には「お前、歩くことを捨てたろ」と言いたくなる連中がいる。一つは空中生活に重点をおいた、ツバメの仲間、そしてアマツバメの仲間だ。どちらもツバメとつくが、ツバメはスズメ目ツバメ科、アマツバメはアマツバメ目アマツバメ科なので、分類上は全然違う。 ツバメという鳥、電線や軒先に止まることはあっても、地面に降りることが非常に少ない。降りないわけではなく、巣材となる泥を集める時は、もちろん地面に降りている。稀にだが、アリの引っ越し行列の横に降りてパクパク食べていることもある。だが、ツバメが用もなく地面に降りて歩き回っている、なんて姿を見たことはない。 彼らは脚が極端に短く、地面から体を離して立つのがほとんど無理だからだ。電線に止まる時も、脚はほぼ羽毛の中に埋まっており、指だけを出して電線に引っ掛けるような止まり方をしている。骨格にするとそこまで短いわけではなく、骨格にするとそこまで短いわけではなく、止まった状態で姿勢を変えられる程度の余裕はあるのだが、やはり体を倒しすぎるとバランスが取れなさそうだ。だが、彼らがそんな姿勢を取るのは、交尾か抱卵だけなのだろう。(中略) もう一つ、地面を忘れたような鳥が、カイツブリの仲間だ。彼らは完全に水辺に特化しており、営巣もアシの茎などを集めて組んだ浮巣で行う。浮巣は低い島のようなもので、水面から腹をつけたままズルズルと這い上がれるので、必ずしも立ち上がって歩く必要がない。いや、実は立って歩くこともできるらしく、その映像を見たこともあるのだが、もう目を疑うばかりであった。 カイツブリは潜水の得意な鳥だが、推進力も方向転換も却で行う。おそらくそのためだろうが、脚の位置がひどく後方にある。船のスクリューと舵が船尾にあることを考えれば、効率がいいのだろう。だが、そのせいで、体を70度くらい立てないと、重心位置が足の上に来ないのだ。そういうわけで、カイツブリは冗談のように直立した姿勢で、ヨタヨタと立って歩く。日常的にやる行動とは思えない。 水鳥は他にもいるが、どれも地上で草を食べたり、岩場に営巣したりするので、地面を歩くという行動がどうしても必要である。ここまで無茶ができるのはカイツブリならではだ。『鳥マニアックス』2:鳥と恐竜の違い『鳥マニアックス』1:鳥や人間の二足歩行
2022.08.08
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早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?暦の上では立秋であるが実際は蒸し暑い盛夏であり、高校野球でも足をつる選手が頻発している・・・まったく季節感が狂ってくるよなあ。『日本のならわしとしきたり』という蔵書に二十四節季の記事があることを思い出したのです。【日本のならわしとしきたり】ムック、 徳間書店、2012年刊<内容紹介>ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。<大使寸評>とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪Amazon日本のならわしとしきたりこの本で、立秋のあたりを見てみましょう。和暦p20~21<立秋>過ぎてしまえば朱夏、また楽し秋立つ己 現行の暦(太陽暦)では、8月07日ころ「立秋」を迎える。この日から立冬(11月7日ころ)の前日までが「秋」の季節となる。立秋は1日だけでなく、次節気「処暑」の前日までを立秋としている地域もある。 しかし一般的には、立秋に入った日を「秋立つ日」とし、次節までは「立秋を迎え~」とか「立秋を過ぎて~」のような使い方をされている。 立秋を過ぎるころはまだまだ残暑が厳しく、体感的には「夏」の感じが濃厚だが、日一日と深まる朝晩の涼しさや空の高さに「秋の気配」を感じることがある。俳句では、立秋から立冬前日までの期間は秋の季語が用いられるが、秋に入ったばかりのころの微妙な気候を言い表した季語に「新涼」という言葉がある。 炎暑、猛暑の季節から小さな秋を見つけ、ホッとする風情がにじみ出ていて、言い得て妙な季語となっている。ちなみに『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆえなれば也」と説明している。 また「立秋」から、時候の挨拶は「秋」となり、「暑中見舞い」は「残暑見舞い」となる。さらに全国高等学校野球選手権大会も立秋のころが開幕となる。こうした定例行事や約束事が消化されつつ季節は移ろい、秋が深まっていくのである。 一方、旧暦で暮らした時代の人々に大きな影響を与えた概念に「陰陽五行思想」がある。中国の春秋時代の成立で、わが国には仏教、暦法などと共に5~6世紀に伝えられた。陰陽と五行の概念を合わせて、複雑な事象の解明が目指された思想である。「陰陽五行思想」によると、季節は春夏秋冬と中央の5つに分類され、内訳は、春は、「青・青龍・東」、夏は、「朱・朱雀・南」、秋は、「白・白虎・西」、冬は、「黒・玄武・北」、中央は、「黄・麒麟・真ん中」となっている。 神獣はいずれも想像上の動物で、朱雀は鳳凰に似た鳥、玄武は亀に蛇が巻き付いたもの、麒麟は市販のビールのラベルに同じ、青龍の絵は縁起物としてわが国でもふだんに見ることができる。わが国へのこの思想の影響は大きく、たとえば「会津の白虎隊」の名の出典にも影響があるようだ。 西欧の古典の理解には「聖書」の素養が必用なように、わが国の古典をひも解く場合や旧暦の理解に、知っておくと便利な概念ではある。 また七十二候には「涼風至(すずかぜ、いたる)」「寒蝉鳴(ひぐらし、なく)」「蒙霧升降(ふかき、きり、まとう)」がある。いずれも一読で風景がわかる候となっている。 ちなみに、蝉は夏の季語だが、蜩(ひぐらし)は秋の季語、また、霧は秋の季語である。霧と霞は良く似た事象だが、霞は春の季語となっている。「大暑」は、現行の暦では7月23日ころに初日を迎え、立秋(8月7日ころ)の前日までがその期間である。快晴が続くなか気温は上がり続ける。『暦便覧』では「暑気いたりつまりたるゆえんならばなり」と記されている。二十四節季の大暑に注目(復刻)
2022.08.07
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図書館で『鳥マニアックス』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、各チャプターのテーマが興味深いのです。京大卒の著者は、カラス研究の権威者のようで・・・鳥からひもとく身近な科学技術がええでぇ♪【鳥マニアックス】松原始著、カンゼン、2019年刊<「BOOK」データベース>より人間の偉大な創造は妄想×試行錯誤の賜物だったー鳥からひもとく身近な科学技術。【目次】1 鳥×テクノロジーーこんなところに鳥と工学(鳥とヒコーキ/鳥と二本足/羽毛と悲劇/鳥と新幹線)/2 鳥×メカニズムー鳥の体と行動学(鳥とナビゲーション/鳥とセンサー/鳥とテーブルマナー)/3 鳥×ビヘイビアー鳥は何を考える(鏡よ鏡/鳥を捕まえる/鳥と闘争)/巻末企画1 鳥マニア的BOOK&FILMガイド/巻末企画2 鳥マニア的「この人に会いたい!」スペシャルインタビュー 松本零士(漫画家)<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、各チャプターのテーマが興味深いのです。京大卒の著者は、カラス研究の権威者のようで・・・鳥からひもとく身近な科学技術がええでぇ♪rakuten鳥マニアックスまず、鳥と恐竜の違いについて・・・見てみましょう。p42~45<CHAPTER 2 鳥と二本足>■しっぽをなくしちゃった問題 鳥の先祖は恐竜だと考えられている。といっても研究者の間でも意見の不一致はあり、アラン・フェドゥシアのように「鳥類の祖先は恐竜よりも古い」と主張する人はいるが、まあ、現在のスタンダードな考えとしては、恐竜が鳥の先祖だと言っていい。というより、絶滅せずに生き延びた恐竜の一派を「鳥」と呼んでいる、と言ってもいいくらいの解釈がされている。 恐竜は爬虫類の一種だが、四つ足のものと、二足歩行のものがいた。ティラノサウルス、タルボサウルス、アロサウルス、あるいはデイノニクス、ヴェロキラプトルといった肉食の連中には、二足歩行のものが多かったようだ。そして、鳥の先祖もこの仲間である。 となると、鳥の二足歩行はその前適応として、恐竜時代からご先祖さまがやっていた、ということになる。おお、ラッキーだ。前肢を翼にしてしまっても、二足歩行なら困らない。・・・というほど、あっさりはいかないようなのだ。残念ながら。 現生の鳥と恐竜には非常に大きな違いがある。いや、違いはいくつもあるのだが、体のバランスという点で考えてほしい。 大きな違いは、尾の骨だ。 恐竜には長い尾がある。一方、鳥の尾骨はごく短い。鳥の「しっぽ」は尾羽だけでできており、身も骨もない。この移行はどの時点で起こったか? 残念ながら、鳥と恐竜をつなぐ化石は十分に見つかっているとは言えない。昔のように「始祖鳥しかなくて困る」とは違って、「羽の生えた連中がいくつか見つかったので余計に道筋がわからなくなり、さりとて全体像が見えるには全然足りない」という困り方なのだが。ともかく、シノサウロプテリクスのような「羽毛があって飛べたっぽい」連中には、長い尾があった。 おそらくジュラ紀の鳥であった始祖鳥も、ちゃんと中軸骨格を備えた尾があり、その左右にシダの葉のように羽毛が並んで生えていたと考えられている。一方、白亜紀になると、ヘスペロルニス(これは飛べないが)のように尾骨が短くなり、現代の鳥に近い形になった鳥が登場している。ということは、まあジュラ紀から白亜紀にかけて、鳥の尾骨は短くなったのだろう。 さて、恐竜の長い尾は何のためにあるか。 ここでティラノサウルスの復元図を考えてもらおう。よく発達した大きな顎を備えた頭があり、ほぼ水平に近く倒した胴体があり、胴体の後端にがっしりした脚がある。そして、腰から後ろに向かって、全長の半分ほどを占める太い尾が伸びている。二足歩行で活発に行動したと考えられているヴェロキラトプルやデイノニクスも同じような構成だ。デイノニクス こういった恐竜は、非常にざっくりと言うと、腰の前に胴体と頭、腰の後ろに長い尻尾があって、腰が真ん中にある。そして、その腰に脚が付いて、体を支えている。つまりはヤジロベエである。二本足で立とうとすると、腰より後ろにカウンターウェイト、釣り合いを取るための重りがないと、前につんのめってしまう。 デイノニクスなどではさらに尾が重要だったらしく、長い尾は半ば骨化した腱で固められ、棒のようにピンとしたものだったようだ。これをビシッと後ろに伸ばしていないと安定しないのだろう。また、急カーブなどの運動を助けるバランサーになっていたとも考えられる。『鳥マニアックス』1:鳥や人間の二足歩行
2022.08.07
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