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2014.07.14
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カテゴリ: メディア
 12日に、NHK「55歳からのハローライフ」というドラマを見たのだが・・・
5編のオムニバスドラマの中で、最も過酷な設定であり、かなり重苦しいテーマでした。
でも、イッセー尾形の笑顔で終わるラストに、小さな希望が見えた気がするのです。
(格差、老後の不安が解消したわけではないが)

ネットでイッセー尾形のインタビューを見つけたので、紹介します。

[イッセー尾形:数字に換算されない生き方を教わる」
イッセー

 最終話となる第5話「空を飛ぶ夢をもう一度」ではイッセー尾形さんが、勤務先の出版社がつぶれ、「ホームレスになるかもしれない」という恐怖や不安を抱え、水道工事の誘導員として生計を立てている60歳の主人公を演じている。イッセー尾形さんに役どころやドラマの見どころについて聞いた。

◇自分が考えている人生ではない生き方を発見する
 今回演じた主人公・因藤茂雄について、イッセーさんは「ホームレスになったらどうしようと思い込み、負のスパイラルに落ち込んでいくパターンはよく分かる」と共感したといい、「一度そのモードに入ってしまい抜けられない中でもがき、自分としては前に進んでいるつもりがどんどん引きずられ、自分を大切にしなくなる」と表現する。そして、「自分では大切にしているつもりが自分の幸せからどんどん遠のいていくことに気が付かないという因藤の回路はよく分かります。そういう回路で一人芝居のネタも作ってきた気がします」と自身と重ね合わせ、「因藤自体が“等身大”ですから(役どころに)すぐ入っていけました」と振り返る。

 印象に残ったシーンとして因藤と福田が山谷にある旅館を訪れる場面を挙げる。「メークさんが頑張って70人のホームレスを作って、そこに(2人が)冥界のように降りていく。もやみたいなのがかかっていて、戦意喪失したような人たちの中から福田を連れ出すシーンが強烈でした」と明かす。「あれよあれよという間に福田と付き合っているとそこへ行く。そこで彼を救い出そうとして、実は自分も救い出そうというシーン。非常に大事な場面で印象深い」と重要度を解説する。

友人を助けることが、実は自分を助けることにもなっていたというお話が良かった♪

ところで、たまたま『すぐそこにある希望』という本を図書館で借りて読んでいるのだが、別にこのNHKドラマに触発されたわけではなくて、いつもの手当たりばったりで借りたのですが(笑)・・・
この本から、NHKに言及しているあたりを紹介します。

<『半島を出よ』の亡霊のような影響力>p167~168
 最近、ニュースを見るときにイライラして苦痛になってきた。NHKも民放もニュースで嘘をついているということではない。ただ何か本質を見ないようにしながら事件や国内政治・経済情報や国際情勢を報道しているような気がして仕方がない。格差がよく取り上げられるが、わたしが知りたいのは、たとえば「現状の格差は致命的なものか、それとも現状ではまだ許容可能だがいずれ致命的なリスクとコストになりうるものか」というようなことだ。
 現代の日本社会にあるとされるさまざまな格差は、今すぐに相当なダメージを社会に与えかねないシリアスなものなのか、それともこの程度の格差は何とか許容されていずれ一般的なこととして安定的に定着するものなのか、わからない。
(中略)

 日本は格差をどうするのだろうか。たとえば社会保障をパートも正規社員も同等に与えるという改革を実行したとたんに、経営と労働者の利害がシリアスに対立する。正規社員以外の社会保障の充実が長期的に考えると経営側にも利益となる、みたいなことはどうでもいい。
 現状では、社会の構成員全体に利益をもたらす改革などないということだ。効率を優先して社会格差を受け入れるのか、効率を犠牲にして社会格差をなるべく少なくするという方向に進むのか、実はどちらかしかないのだが、そのことは絶対に語られることはない。


つねづね思うのだが・・・



【すぐそこにある希望】
希望

村上龍著、ベストセラーズ、2007年刊

<「BOOK」データベース>より
自殺、格差、老後の不安…どうやって生きのびるか?村上龍の体感エッセイ’05→’07。

<大使寸評>
つねづね思うのだが・・・
5年ほど先を読むような、村上龍の切り口の鋭さを感じるわけです(褒めすぎか)

rakuten すぐそこにある希望


ところで、13日のツイッターで知ったのだが、NHKの「クローズアップ現代」が近かじか番組休止になるようですね・・・安部さんや新会長の影響が出てきたのかも?

森元 隆@kyottides:
「クローズアップ現代」休止 ⇒国谷裕子さんはNHK職員ではなくフリーランス。だから、言論統制の網からは多少は、はみ出していたのだろう。
政治部と社会部とで分けてみれば社会部的な一人のような彼女もまた、メジャーな場からは追放されるのか。
NHKの愚かさがあまりに分りやすい番組休止。


FRIDAYデジタルが次のようにNHKの騒動を伝えています。

7/11 国谷キャスターは涙した、安部政権がNHKを土下座させた一部始終 より
『クローズアップ現代』で集団的自衛権について突っ込まれた菅官房長官側が激怒、籾井会長が駆けつけ、NHK上層部は右往左往・・・・

「政府が『右』と言っているものを、『左』と言うわけにはいかない」

 今年1月、安部政権のゴリ押しでNHKの会長に就任した籾井勝人(71)が、就任会見で力強くこう発言したことを覚えているだろうか。あれから半年、会長の言葉通り、NHKは政府の意向に逆らえない放送局になり下がったようだ。7月3日に生放送された『クローズアップ現代』について、安部官邸がNHKに猛抗議し、上層部が右往左往しているというのだ。

NHKの根幹に関わる問題であるが、国営放送と揶揄されないようにしてもらいたいものだ。
聴取料ボイコットという手段もあることだし。





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Last updated  2014.07.14 22:05:36
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Re:すぐそこにある希望(07/14)  
takanebiranji  さん
クローズアップ現代のこと、本当ですか。
先週の金曜日も「今日は私が担当します」という前置きで、男性アナがやってましたけど。 (2014.07.14 17:46:51)

Re:すぐそこにある希望(07/14)  
KUMA0504  さん
あまりにもわかりやすいNHKの退廃!

たった半年で大組織のすべての機能が会長の意向のみに向き、会長はわかりすぎるくらいアベの意向しか向いてないから、番組編成もコロコロ変わる。クローズアップ現代がリベラルだとは思ったことはありません。それでも多分編成部長は「大いに反省」して抜本的な対策をとったのでしょう。一年ぐらいのスパンで見ると、つまり統一地方選挙への影響という面で見るとリスクの方が高いのに、今のNHKは一ヶ月先のことしか見えていない。まるでタイタニック現実主義、沈みゆくNHKです。 (2014.07.14 17:49:33)

Re[1]:すぐそこにある希望(07/14)  
Mドングリ  さん
takanebiranjiさん
>クローズアップ現代のこと、本当ですか。
>先週の金曜日も「今日は私が担当します」という前置きで、男性アナがやってましたけど。
-----
<FRIDAYデジタルのネット記事を追記しましたが、驚くばかりのNHKの変節ぶりです。
すべては、新会長と新会長人事からスタートしているようです。 (2014.07.14 22:11:55)

Re[1]:すぐそこにある希望(07/14)  
Mドングリ  さん
KUMA0504さん
>あまりにもわかりやすいNHKの退廃!

>たった半年で大組織のすべての機能が会長の意向のみに向き、会長はわかりすぎるくらいアベの意向しか向いてないから、番組編成もコロコロ変わる。クローズアップ現代がリベラルだとは思ったことはありません。それでも多分編成部長は「大いに反省」して抜本的な対策をとったのでしょう。一年ぐらいのスパンで見ると、つまり統一地方選挙への影響という面で見るとリスクの方が高いのに、今のNHKは一ヶ月先のことしか見えていない。まるでタイタニック現実主義、沈みゆくNHKです。
-----
<新会長人事問題について、大手メディアの追及は尻すぼみに終わったが・・・それではダメなんだよなぁ。
こういう問題こそしつこく追及し、NHKの独立を手助けするのがメディア本来の役割なんだけど。
週刊誌のようなネットメディアしか、このスクープを伝えていないが・・・
大手メディアも首相官邸が相手では腰が引けるのかも。 (2014.07.14 22:20:50)

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