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2015.10.31
XML
カテゴリ: 中国
図書館で『中国人の論理学』という本を手にしたが・・・・
とにかく、尖閣の漁船衝突事件以来、中国人の自己中心的な論理は、どのように生まれ、形成されているのか?知りたいわけでおます。



中国

加地伸行著、中央公論新社、1977年刊

<「BOOK」データベース>より
古書につきデータ無し

<読む前の大使寸評>
中国人の自己中心的な論理は、どのように生まれ、形成されているのか?知りたいわけでおます。

Amazon 中国人の論理学


中国人の思考様式を見てみましょう。
p147~149
<部類の歴史好き>
 さて、こうした分類という手段から、どのような文化が生まれてくるのか、ということになる。私は、その最大のものを、歴史において見ることができるといいたい。

 まずその歴史そのものであるが、中国人の歴史好きは、他の民族にくらべて異常なほどである。このことは、隣国のインドとくらべてみるとよくわかる。インド人は、中国人と正反対に歴史観の希薄な民族である。そのことは、文献の成立ということを見るとよくわかる。たとえば、ある文献がいつごろできたか、ということについてインド人はあまり関心を持たない。そのようにして伝えられてきたため、文献相互の関係など、非常に漠然としたことしかわからないのである。

 これに対して、中国における文献の場合、その成立年代は、かなり具体的にわかる。それほど記録ということに関心を強く持っているわけである。
 だから、その文献のうち、歴史記録などを見ると、まさに、歴史の基礎である年月日に対して、詳細に記録を残しているのである。いや、年月日だけではなくて、起こった事実に対して詳細な記録を残そうとするのである。

 たとえば、日本で行われている邪馬台国論争における最大の史料である『魏志倭人伝』にしても、その史料内容の信憑性は別として、外国についてあれほど詳細な記録を残しているというのは、中国人の分類主義、そして事実主義からくるもので、もし、中国の位置にインドがあったとしたならば、きっと『魏志倭人伝』のような詳細な記録は存在しなかったであろう。

 そういう発想で歴史を書くことのモデルを作ったのは、漢の時代の歴史家、『史記』を書いた司馬遷である。司馬遷は、王朝の歴史、諸侯の歴史、文化史、年表、といった歴史の骨組を作ったうえに、個人の伝記集(列伝)というものを特につけ加えたのである。

 その個人伝記集は、なにも偉人英雄ばかりではなかった。名医や文学者、あるいは金貸しだの軽評論家だの、はては男娼やヤクザに至るまで、さまざまなタイプの人間を描いている。そしてこの個人伝記集にこそ『史記』のおもしろさがある。


著者はさらに、中国人個々の様式を見つめています。
p157~161
<実際主義>
 名実一致という観点から広がってくる中国人の即物的感覚は、生活において最大限に発揮される。たとえば、音楽の場合、バイオリンを習うとする。日本であったなら、基礎練習を順序だてて習うということになるだろう。そして技術的なトレーニングを十分に積んだうえで、やっと曲にはいるということになる。

 ところが、中国人は、いわゆる初歩的なことを習うとすぐ曲を引きはじめる。その曲は、自分の知っている歌であったり、簡単なバイオリン曲であったりして、その辺の区別は気にかけない。だから、私が台湾にいたとき、中国人がバイオリンを引いてやろうといって引いてくれたのは、「ウサギ追いしかの山・・・」であったり、「G線上のアリア」であったりする。彼らはなにも技術至上主義的小音楽家になろうとは思っていない。音楽を楽しむということを直線的に求めるわけである。

<個我の強さ>
 また、中国人は、日本人と異なり、個我が非常に強いが、その個我の強さと実用主義とが結びつくと、さらに強力な個我の主張となる。その結果、体育の場合など、個人競技では傑出したのが出やすいが、団体競技はどうもあまり向いていないようである。

 さらにいえば、実用主義に相乗されたその個我の強さは、しばしば、法という抽象的な強制力を実感しようとしない。中国では公安(警察、憲兵など一切を含めて)関係の人数が多いということは、民衆が法に対してその強制力を実感しないからである。日本だと、たった一人の警官であっても、その背後にある抽象的な強大な法と国家権力を意識するから、一人の警官が多数の人間を統御できる。

 しかし、中国人は、相手が一人の警官であるなら、なるほど背後に法と国家権力があることは知っているが、それよりも実感として相手を一人の人間として意識する。すなわち、1対1の関係として意識するのである。だから、中国では、極端にいえば、十人を押さえるのには十人の警官の力が必要なのである。

 法治国家といえば、日本ほど抽象的な法に従順に支配されている国家は、世界でもまれにみるものであろう。逆に、中国ほど中央政府に服従しないで、地方分権的に独立する傾向にある国家も少ないであろう。反乱や反体制運動が絶えない。これは、単に領土が広いというような地理的な問題とは思えない。絶えず、中央政府や国家に対して忠誠を要求する論調が絶えないことからも、そのことがよくわかる。

<<実の実>に徹する>
 そういう実質主義は至るところで見られる。たとえば、小さなバクチのやりとりにそのことがよく現われている。台湾で学校の用務員がトランプを使って、小銭をやりとりするバクチをしていた。連中とは親しかったものだから、横でよく見ていた。まあいってみれば、日本の会社におけるかけマージャンみたいなものである。

 その日本のマージャンの場合、仲間は逃げることのない同僚だから、数字で計算だけしておいて、給料日に清算、ということであろう。ところが用務員たちの清算方法はそうではない。1ゲーム―といっても、その日のゲーム全部をいうのではない。カードを配るその1回1回ごとのゲームで上がりが出ると、すぐ清算するのである。なんと1回1回ごとに小銭のやりとりをするのである。

 日本の会社の場合のような1ヵ月後などという抽象的な清算方法ではない。具体的も具体的、そのものずばりである。だから、いつでも席を抜けることができるし、いつでも参加することもできる。

 いろいろな解釈が可能であるが、そばで見ていた実感としていえば、1回ごとの評価を重んじているという雰囲気であった。
 当然、<実の実>たる商売において特性が出てくるといえよう。しかしそれはなにも商売人に限ったわけではない。


民度の低さが出てくると思いきや、関西人に通じるようなラテン系のノリもあるのが意外ですね。
(著者は台湾人を通じて中国を見ているのだが)

あまり好きではないのだが、現代中国語のあたりを見てみましょう。
p104~105
<毛沢東の文体>
 前章において、古代中国人の論理学意識というものを見てきた。それは、中国語という言語の性格、すなわち概念語が中心という性格、概念語を並べるということで成りたつような言語の性格を基礎としていた。それだけに、概念語としての漢字一つ一つの意味をがっちりと押さえる必用があった。

 その結果、出てきたものが、名と実との一致、という考え方である。この名実一致をめぐって、名の優先派と実の優先派とが争ったのである。そして、その論争は、古代中国から後の時代へとずっと続くのであった。その中で、一貫しているものは、名実一致という理想である。名の優先派も、実の優先派も、結局のところは、名実一致をめざしていたのである。

 この名実一致とは、とりもなおさず概念の固定ということである。漢字という概念語一つ一つの安定である。そういう安定があってこそ、中国語の安定も生まれるわけである。であるから、漢文から現代中国語へという大きな変化が生じたとはいえ、漢文・現代中国語の両方を包み込む中国語としては、古代以来、依然としてそういう概念語の安定へという観念が生きているといえる。

 現代中国語は、翻訳を通じてかなり西欧近代語の影響を受けている。その意味でも、漢文から変容をとげている。しかし、一方、伝統的な漢文の基盤を離れることができない。西欧近代語風のものは、時枝文法流にいえば、<辞>の要素が強く、漢文風のものは、<詞>の要素が強いといえよう。

 この<辞>と<詞>とが綱引きをしてひっぱりあいをしているのが、現代中国語であり、その代表的文体として毛沢東の文章があげられよう。毛沢東の文章は、西欧近代語風であるかと思えば、漢文風でもあるのである。

 このように、現代中国語は、純粋に概念語中心的とはいえないものの、全体として、やはり依然としてその流れが主流であることにはまちがいない。とすると、現代中国語によってものごとを考える現代中国人が論理学についてどのように考えているか、ということを見ることは、漢文によって論理学を考えていた古代中国人との対比を示すことになるであろう。

 そして、概念語中心という中国語の性格が一貫している以上、古代中国人と現代中国人との間においても一貫するものがありはしないか。いや、その可能性は大いにあると考えられる。


ここで、日中の言語を見てみましょう。
(著者は英文和訳の際、各単語に訳す順番の番号を振っていたそうです。さすが訓読のエキスパートというべきか)
p30~33
<訓読について>
 これはつまり、漢文でいえば返り点を打って読むのと同じことである。中学生や高校生のほとんどは、英語をさっと読んで、英語そのままでさっと理解できない。たどたどしく英語を読んだあと、ヨイショヨイショと返り点(あるいは番号)を打ち打ち訳すわけである。すなわち漢文法流にいえば<訓読>しているわけで、これが日本人の外国語理解のオーソドックスな方法である。そしてまたこの方法で器用に読みこなすのだから驚きである。
 私は、日本人が外国語を学ぶ際、話すことよりも読むことに長じてゆく理由の一つは、この訓読の伝統があるからであろうと思う。奈良朝、いやそれ以前から、鍛えに鍛えて練りあげられてきた漢文読解法―訓読の技術が、しらずしらずのうちに伝承されている。日本人は、訓読の要領で外国語を読んでいるというのが真相である。

 もっとも、奈良そしてそれ以前では、漢文を中国人が読むのと同じように音読していた。音博士という官職などがあり、音韻の問題を担当していた。

 けれども、中国音で読んでそのまま漢文を理解できるのは、当然のことながら、ごく少数の語学の熟達者にすぎない。大部分の学生は、日本語として理解するのに、なにか便利な術はないものかと考えたであろう。その結果、原文の漢文に記号をつけて、その記号をたどって日本語訳に結びつけるという奇想天外なことを思いついていったのである。

(文字数制限により省略、全文は ここ






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Last updated  2015.10.31 06:37:47
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