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2021.03.14
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カテゴリ: 中国
図書館で『東眺西望』という歴史エッセイ集を、手にしたのです。
陳舜臣さんというフィルターを通すと、中華の歴史に親しみが湧くので不思議なものです♪



【東眺西望】


陳舜臣著、たちばな出版、2006年刊

<「BOOK」データベース>より
「世界の歴史」を俯瞰する。困難があり危機を感じると、人は歴史をふりかえる。古今東西の果てしない人間の歩みを地球的スケールで考え、世界を念頭において考察する。人間の未来への英知をめぐる好歴史エッセイ。

<読む前の大使寸評>
陳舜臣さんというフィルターを通すと、中華の歴史に親しみが湧くので不思議なものです♪

rakuten 東眺西望




「大唐の春」前史あたりを、見てみましょう。
p141~144
<非漢民族政権の時代>
 分裂と断絶の時代であったという。たしかにそうである。後漢という統一王朝が崩壊して、三国分立となり、束の間の統一ののち、南北に分裂し、北は「五胡十六国」という細かく分裂した時期もあった。

 現在の中国では、「胡」ということばが、民族差別のにおいをもっているので、できるだけつかわないようにしているようだ。北が五胡十六国の時期、南には東晋王朝があったので、「東晋十六国」という表現にすることが多い。

 差別用語をなるべく用いない趣旨はわかるが、五胡という時代名称は長いあいだ用いられている。胡とは一般に非漢族系の民族を意味するが、漢族の姓にも多く、差別の度合いからすれば、夷、テキ、戎、蛮などよりはおだやかな響きであろう。

 北方に乱立した十六の政権は、すべて非漢族系民族のものではない。前涼、西涼、北燕の三政権は漢族が支配したものなのだ。五胡とはふつう匈奴、ケツ、鮮卑、テイ、キョウの五民族をいいう。正確には五胡プラス漢族の小政権乱立時代と呼ぶべきである。だが、主流が非漢族政権であったことはいうまでもない。

 漢族の統一王朝がすがたを消し、北方では非漢族政権の支配が圧倒的だったので、漢文化の立場からは、あきらかに断絶があった。後漢がほろびたあとを、分裂と断絶の時代形容することそれ自体は正しい。だが、分裂と断絶の時代であったからこそ、かえって統一と継続にたいする願望が強烈であったという逆説も成り立つ。

<多民族国家の時代>
 分裂のなかにも分裂がある。どんな小さな政権でも、それは多民族国家であった。この時代を「民族大移動」の観点からとらえることもできる。中国史からみれば、「北方民族の南下」であり、征服王朝の誕生にほかならない。その領域には、もとから住んでいた民族(多くは漢族)と、新しく支配者としてはいった民族と、すくなくともニ民族が存在した。その意味で、北方の諸政権は、濃淡の差はあれ、多民族国家であったのだ。

 南はどうか? 洛陽を拠点にしていた西晋がほろび、一部の皇族が有力者に擁立され、南京で政権を樹立したのが東晋である。彼らも「南下」したのであり、そこにはもとから住んでいる人たちがいたのはいうまでもない。

 江南の地も漢文化圏であったが、洛陽とは異なった文化や生活があったのだ。おなじ漢族でも、風土がちがうし、方言の差もはなはだしかったのだから、南下組と原住組とでは、おたがいに異民族とかんじたかもしれない。

 また実際に少数民族もすくなくなかった。湖北といえば、中国のヘソといわれるように、位置的に全中国の中心であるのに、義陽蛮、五渓蛮、武陵蛮などと呼ばれる少数民族が住んでいた。それより南はおして知るべしであろう。

 胡といい蛮といい、あまり科学的な名称ではなかったようだ。肉体的特徴が際立った異民族とそうでないのとがある。後者のばあいは、ただ生活様式が異なるというだけにすぎないことが多い。

<武陵桃源郷>
 ユートピアのことを、中国では「桃源郷」という。陶淵明に有名な「桃花源詩」という作品があり、それによれば東晋の太元年間(376~396)に、武陵の漁師が道に迷って、とつぜん桃の花咲く桃源郷に足をふみいれたことになっている。きいてみると、そこの住民は秦の時の乱を避けて、移住したあと外界との往来がなくなったそうだ。

 秦時の乱といっても、始皇帝の暴政のことなのか、あるいは始皇帝の死後、陳勝・呉公の挙兵から、項羽と劉邦の天下争いの乱のことかよくわからない。
 始皇帝は紀元前210年に死んだから、東晋太元年間といえば、それから約600年経過している。武陵桃源郷の住民たちは、秦が滅亡して漢がおこり、前漢、後漢を通じて400年もつづいたことを知らない。そのあとに、魏があり晋があったことを知らなかったのはいうまでもない。

 秦時の乱を避けたといえば、彼らこそ中原のなかの中原、いわゆる漢文化圏の申し子のような人たちであったはずだ。言いかえると、漢族のなかの漢族である。だが、600年ものあいだ外界との接触がなければ、迷いこんできた漢族の漁師の目にも、異民族のように映ったにちがいない。


この本も 陳舜臣アンソロジー に収めておくものとします。

『東眺西望』1





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Last updated  2021.03.14 07:18:27
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Re:『東眺西望』2(03/14)  
alex99  さん
>陳舜臣さんというフィルターを通すと、中華の歴史に親しみが湧くので不思議なものです♪
ーーーー
同感ですね
翻って、今の書物は、ほとんどが、なんらかの極端なポジションで書かれている
だから、こちらでそのフィルターをわざわざ外して読まなければならない
政治にしても社会にしても、二極化と言うべきか?断絶と言うべきか?
良識が機能しない世の中になっていますね
その典型が
ー 米国の国内情勢
ー 中国のむき出しの覇権主義
(2021.03.14 14:38:45)

Re[1]:『東眺西望』2(03/14)  
Mドングリ  さん
alex99さんへ

米国の国内情勢と言えば・・・
アメリカでは今、アジア系住民に対するヘイトクライムが頻発しているそうです。
鬱憤を弱者に向けているのでしょう。まったく貧すれば鈍すと言うべきか。

その点、陳舜臣さんなんか真のリベラルだったのかも知れませんね♪
神戸が育てた温厚な風貌の陳舜臣さんが好きでした。


(2021.03.14 21:09:25)

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