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2022.02.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館で『藤田嗣治パリを歩く』という本を、手にしたのです。
先日『パリの日々』という本を読んだところだが、その勢いでチョイスしたわけです。




清水敏男著、東京書籍、2021年刊

<「BOOK」データベース>より
フジタの足跡をたどる「エコール・ド・パリ」15日間の旅ー。ピカソやモディリアニなどとともに時代のど真ん中で活躍した画家・藤田嗣治。藤田の足跡を追ってパリを追体験し、作品の背景や込められたさまざまな物語を読み解く。当時の面影が強く残るパリの美しい街並みの写真も多数掲載。パリへの慕情も募る、もう一歩深く楽しめるガイド。

<読む前の大使寸評>
先日『パリの日々』という本を読んだところだが、その勢いでチョイスしたわけです。


rakuten 藤田嗣治パリを歩く


大使の土地勘がはたらくリュクサンブール公園が語られているので、見てみましょう。
p56~60
<第4日:パンテオン 5区>
 私は坂をゆっくりと登った。
 昼過ぎまでリュクサンブール公園の花壇のまわりで日光浴をしていた。花壇は色彩に溢れ緑の木々は日の光に輝いている。印象派が絵に描いたような光と色彩の洪水だ。皆思い思いに椅子を引き寄せて公園で過ごす時間を楽しんでいる。離れがたい場所だが出かけることにした。

 公園を出てスフロ街の坂を登る。パリは意外と起伏がある。ここはパリの守護聖人の名をとってサント・ジュヌヴィエーブの丘と呼ばれている。
 この通りには思い出がある。20歳の時初めてパリに来た。それは秋の兆しがパリを満たし始めていた9月初旬のことだった。秋らしい透明な朝の光の中、この坂をスーツケースを引きながら登った。坂の途中に交差するサン・ジャック街を左に曲がってすぐのところにあった小さな家族経営のホテルに投宿し、パリ最初の日々を過ごしたのだ。その日の昼食、パリ最初の食事はスフロ街の中腹にあったカフェのオムレツだった。

 そんな思い出に浸っているとサント・ジュヌヴィエーブの丘の頂上の広場に着いた。広い石畳で左の方にはマルセル・デュシャンがほんの数年だけ司書をしていたサント・ジュヌヴィエーブ図書館がある。右側には「偉大な人々」ホテルと「パンテオンのご婦人」ホテルが並んでいる。そして目の前にはパンテオンの大伽藍が立ち上がっている。

「偉大な人々」ホテルには銘板が掲げられていてここで1919年春、アンドレ・ブルトンとヒリップ・スーポーが自動筆記を発明し超現実主義を生み出した、と書いてある。

 さて先ほどのスフロ街はこのパンテオンを建てた建築家ジャック=ジェルマン・スフロの名前を戴いている。スフロはこの建物で鉄筋コンクリートを使ったことで有名だ、と建築史で習ったことがある。列柱が並びその上に破風が載っている。近くからだと見上げるのが大変なくらい大きい。パンテオンを眺めるには遠くから見た方が良いかもしれない。

 先ほどのリュクサンブール公園を出たところから眺めたパースペクティブの奥、丘の上にそびえるパンテオンは美しい。


『小さな職人たち/レオナール・フジタ』 (2011年)や、 『もっと知りたい藤田嗣治』 (2016年)で藤田の足跡を見てみましょう。





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Last updated  2022.02.03 07:21:07
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