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2025.01.10
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『韓国の行動原理』という新書を、手にしたのです。
小倉紀蔵さんの専門は東アジア哲学とのことで・・・なにやら難しそうで、興味深いのである♪




小倉紀蔵著、 PHP研究所、2021年刊

<「BOOK」データベース>より
日韓請求権協定に関わる報道に接して、韓国人の法意識に疑問を持つ人は少なくない。著者は韓国は法よりも道徳にこだわる国だと説く。朱子学の影響で、韓国では道徳は敵を叩き潰すための武器になっている。また、韓国の前近代が王朝であり、日本の前近代が封建社会であったことの違いも大きいといえる。ただし韓国の法曹的能力は日本よりも高く、「法を軽視する韓国の民主主義はレベルが低い」と考えるのは危険である。さらに著者は韓国を国家と思わず、一つの「運動団体」と捉えたほうがよいと論じる。韓国の実像を知るための視座が得られる一冊。

<読む前の大使寸評>
小倉紀蔵さんの専門は東アジア哲学とのことで・・・なにやら難しそうで、興味深いのである♪

rakuten 韓国の行動原理


「第一章 韓国を正確に認識しなくてはならない」の冒頭を、見てみましょう。
p22~25
<1 日本の韓国認識は甘すぎる>
■「朝鮮半島認識」が欺瞞だった時代
 この20年ほどのあいだに、日本人の朝鮮半島認識の質は全般的にいえば、飛躍的に高くなった。

 それ以前は主に、韓国語・朝鮮語を解しない学者や評論家たちが、偏ったイデオロギーによって「分析もどき」をしていただけだといってよい。表面上はいかにも立派な言説のように見えたとしても、その中身は、現場の実態を無視した政治的見解にすぎなかった。現地の言葉を解さないひとがその地域の分析をするという知的欺瞞が、もっとも大手を振ってまかりとおっていたのが「朝鮮半島認識」という分野だった。

 右も左も同断である。ひとことでいって20年前までの日本における韓国・朝鮮認識は、左右それぞれの立場からの政治的メッセージそのものであり、実態とは乖離しており、認識というよりは信念体系の表現であったといってよい。

 私事で恐縮だが、わたしが『韓国は一個の哲学である』(講談社現代新書)という本を出したのが、いまから23年前(1998年)である。この本は刊行されてすぐ、実に数多くの新聞・雑誌で書評された。だが、諸表してくれたのは主に、それまで日本で「朝鮮半島認識」を主導したり、それにかかわっていた人たちではなかった。そういう人たちはこの本を、ほとんど無視した。無視せざるを得なかったのであろう。

 わたしは1988年から8年間、韓国の知性的プライドのど真ん中であるソウル大学で韓国哲学を研究した。わたしの韓国認識のレベルは、政治的な信念体系である日本の「朝鮮半島認識」とは、懸隔の差があったと思う。これは自慢なのではなく、おそらく、事実である。だから、それまでヘゲモニーを握っていた人々は、この書を無視したのであろう。

■道徳指向性の淵源となった朱子学
 この『韓国は一個の哲学である』という本でわたしが主張したことを一言でいえば、「韓国人は道徳を叫ぶが、それは韓国人が道徳的だからなのではない」ということだった。これはわたしが8年間、韓国社会をつぶさに見聞きした結果得た認識である。
 わたしの核心的な疑問は、「韓国人はなぜ、自分たちがさして道徳的な生を営んでいるわけでもないのに、四六時中、道徳ばかり叫んでいるのか」ということだった。これをわたしは「道徳志向性」という言葉で表現した。そしてその傾向性の淵源は、朝鮮王朝を五百年間支配した朱子学にあると見た。

 朱子学は儒教の一学派で、南宋の朱子が集大成した学問である。元代以降の中国および朝鮮王朝では主流の世界観として君臨することになる。その特徴は、宇宙や人倫社会のすべてを理と気で説明することにある。

 気とは霊的な物質であり、理とは根源的な道徳である。このうち理は、宇宙の秩序の原理であると同時に人間関係の根本を規定する道徳でもある。朱子学的な社会においては、この理を体現している人間でなければ主体性を持つことができない。理を体現できなければ、他者に支配されてしまうのである。だから、人間関係がすべて、「自分と相手とどちらがよりたくさん理を体現しているのか」という競争的なものにならざるを得ないのである。


ウーム 何やら難しいが、韓国を上から目線で論じているのがちょっと気になるのである。





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Last updated  2025.01.10 08:00:14
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