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映画、DVD以外で2009年をふりかえって印象に残った本や漫画、エンターテーメントなどをまとめてみました。小説「女教皇ヨハンナ」この本はお気に入りの俳優D氏が主人公の恋人役で出演しているという情報を聞いて、まず写真や動画などを調べその後で原作を読みました。先に映像が頭に入っていたので、小説としてストーリーを楽しむよりも映画の原作本を読んだ感じでした。D氏演ずるゲロルトはヨハンナが少女時代に下宿した家の主人で騎士、初恋の相手です。その後いろいろあって2人は別れ別れになり偶然再会した時にはヨハンナは教皇になっていて、ゲロルトはただ1人彼女の秘密を知りながら護衛隊長として献身的に支えるというとってもよい役です。映画が日本で公開される日を楽しみに、何度も繰り返して読んで時代背景もしっかり調べました。ああ、それなのに・・・・来年は公開してくれるのでしょうか?この映画はぜひ大きなスクリーンで見たいです。そうそう、映画化にあたっては原作者がD氏を熱心に推薦してくださったそうです。 漫画「ヒストリエ」第5巻5巻の途中から主人公エウメネスがマケドニアに来て知っている人物がたくさん出てくるのでうれしくなりました。アッタロスは今までイヤなヤツだと思っていたのですが、この本では息子の死を嘆き、後妻として迎えたのがパルメニオンの娘で息子より年下の義弟フィロタスに気を使う気弱な男として描かれかなりイメージが変わりました。この漫画でフィロタスがとてもかっこよく描かれていたのもうれしかったです。「天上の王国」第2巻10年ほど前に出版され1巻だけで終わっていたアレキサンダー関係の漫画、続編がまた出ると聞いてとてもうれしくなりさっそく購入しました。第1巻では女の子のようにかわいいヘファイスティオンが、2巻ではかわいさはそのままでもアレキサンダーのためなら悪事にも手を染めるという人物になっていてちょっとびっくり、まあ側近というのは本来そうあるべきだし、納得できる理由があるので意外な展開に驚きながらも続きを楽しみにしています。「チェーザレ」1巻~3巻年末にたまたま立ち読みしたらちょうど少年時代に2人が出会った場面だったのですっかりツボにはまり(子供の頃から共に学んで忠実な側近になるというのが一番好きなパターンなので)古本屋で数巻まとめて買い込み、1巻から順番に読み始めました。ルネサンス期の絵画や建物、当時の衣装なども忠実に再現されていて世界史の勉強にも役立ちそうです。チェーザレと側近ミゲル、そして2人に憧れるアンジェロの微妙な三角関係(?)がとってもいいです。展示会「海のエジプト展」エジプト展は数多く行われるけど、プトレマイオス朝を中心にした展示会というのは珍しいです。展示物の大きさに圧倒され、ギリシャの神とエジプトの神を結びつけた一覧表にはうまく考えたものだなあと感動しました。「ハプスブルク展」世界史に関係ある家系の中でもハプスブルク家は特に興味を持っていろいろ本を読んでいたので、大きな肖像画をたくさん見ることができてうれしかったです。エリザベート皇妃の美しさはもちろんのこと、その夫である皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の寂しげな瞳にすっかりやられました。その他にはカール5世のコレクションであるメデューサの首のついた盾にもその精密な細工と迫力にすごく感動しました。こんなものをわざわざ作らせたカール5世はきっとギリシャ神話が大好きな王様だったのね(笑)と親しみがもてました。エンターテーメント「IL DIVO」のコンサート2009年の1番のビックイベントはこのコンサートでした。2009年をふりかえって、今年は天中殺の年なので自分自身大きな計画は立てないようにしていたし、どこにも出かけずひきこもっていた月も多いのだけど、それでもこうしてふりかえってみると、意外な本や漫画での感動があり、展示会やコンサートにも行ってそれなりに充実した1年でした。そして今年はブログやサイトを通じてのうれしい出会いがたくさんありました。今年のブログはこれで最後になります。訪問しコメントを書いてくださった方、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
2009年12月27日
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2009年に見た映画、DVDの中で最も印象に残った映画はかなり前に製作されてDVDで見た「カラヴァッジオ」でした。今日12月25日でクリスマスですが、この作品を見たことでキリストの生涯や殉教した聖人、なによりも美術史に関してかなり詳しくなりました。この作品を見ようと思ったきっかけはお気に入りブログの方が紹介していたからです。若く美しい時のS氏が見られると(笑)S氏のファンになったのは指輪物語のボロミアからでした。兄上というイメージが強烈だったため、それ以降この人が出演する映画やドラマではついつい弟を想定して見ていました。「フライトプラン」の機長だったら弟は客室乗務員でパイロットになれなかったため父に冷遇されている、「炎の英雄シャープ」なら生き別れになった弟がフランスの指揮官となっていた、などと勝手に想像して楽しんでいました(笑)そんな兄上のS氏が若い時はどうだったのだろうという好奇心で、かなり前の作品でDVDは中古品でも普通の2倍以上と高額だったのにもかかわらず購入してしまいました。でもこの作品は値段以上の価値がありました。お目当ての若き日のS氏が演じるカラヴァッジオのモデルラヌッチオ、ええ、本当に美しかったです。美少年というのではなく大人の男としての美しさ、古代戦士の盾や槍を持った姿、聖人のモデルでの赤いマントをつけたところなど本当に絵や彫刻から飛び出してきたようで、ただもううっとりと眺めていました。モデルとしてのラヌッチオがあまりにも完璧なので、この作品では弟を妄想する余地はまったくありませんでした(笑)物語の中でラヌッチオはあんまり褒められた人間ではない、酒場で殴りあいのショーをして稼ぎ、金のためなら男と関係を持つことも厭わず、それで得た金で女を誘ってとメチャクチャ、道徳心のカケラもないような男です。それでも顔立ちや肉体の美しさは完璧だからカラヴァッジオは魅せられて夢中になり、そこにラヌッチオの愛人レナも絡んで複雑な三角関係ができあがります。私は今まで映画などで美少年というのが出てきても、確かにきれいだけど自分の人生を狂わすほどではないと冷静に見ていたのですが、このラヌッチオに関してはもし自分がルネサンス期の画家や彫刻家ならこれだけのモデルを見たら絶対に夢中になって溺れるだろうと確信しました。このDVDを見た後、猛烈にカラヴァッジオの絵が見たくなり、画集を買ったり美術関係の本を何冊も図書館で借りたりしました。それまでは中世やルネサンス期の絵は知識としては知っていて日本の美術展で見られたりイタリアに行く機会があるなら見ておこうかというぐらいの気持ちでしたが、「カラヴァッジオ」をDVDで見ていらい、絵がものすごい存在感とドラマを持って見えるようになったので(それまではこれが教科書にも載っている絵かとぼんやりピンボケ状態で見ていたような気がする)本物の絵を見るためだけにイタリアへ行きたい!と思うようになりました。同じように今まではキリスト教の聖人についても、なんとなく知識として知っていただけだったのが、絵を通してそれぞれの生涯を知ったのですごく詳しくなりました。1本のDVDでここまで影響を受ける作品はめったにない、私にとって今年見た中でのベスト1です。
2009年12月25日
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2009年に見た映画、DVDの中で印象に残った作品第2位はゲバラの生涯を描いた「チェ、28歳の革命」「チェ、39歳別れの手紙」です。今日はちょうど12月24日クリスマスイブ、私はゲバラの崇拝者ではないし、その思想や行動を100パーセント正しいと思っているわけではない、でもこの人の生き方はキリストにも重なる個人の幸福や感情を超えた特別なものを目指していたと思っています。そしてこの2つの映画は、映画という表現に対する挑戦、そのまま「革命」にもなっていると感じました。俳優の個人的な魅力やストーリー、セリフや音楽で感動的に伝えるというのではなく、あった事実をドキュメンタリーのようにつなげてどこまで観客をひっぱることができるかの挑戦、カストロの弟がかっこいい(300でクセルクセス王を演じた人)なんて喜んでいたら、すぐに髭と帽子で他の人と見分けがつかなくなり、後はひたすら山にこもってのゲリラ戦、喘息の発作を起こした時の苦しげな息遣いにこっちも息苦しくなり、どこから飛んでくるかわからない銃弾の音に怯え、先の見えない戦いに苛立ち、倒れた仲間に対する敵の酷い仕打ちに目をそむけと、本当にその場にいるような気持ちにさせられ、見終わった時には疲労困憊、疲れ果てていました。それでもキューバでの戦いはまだ成功するという結果がわかっているので救いがある、ボリビアではそうした救いがまったくなく、助けがなく追い詰められていくのですからなおさら悲惨です。そして最後に殺される場面、セリフは短くされ音楽で悲しみをさそうということをしてないので、涙を流すこともできずあっけにとられたまま終わってしまいました。ここで最後涙を流して終われば普通の映画を見た後のように感想を書いて終わりになったかもしれない、でも泣くこともできずあっけにとられたということで逆に強い印象が残りました。このわけがわからずなぜこの人は死んだのだろうという目線はボリビアでゲバラの死を目撃した村人と同じであり、それはキリストの死を目撃した人の思いにも繋がる、言葉やストーリーであれこれ説明して安易に感動させるのではなく、同じ経験をさせて観客に考えさせる(本人ではなく呆然として見ていた村人の視線で)今までの映画の常識を超えた特別な作品でした。
2009年12月24日
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この漫画は前から気にはなっていたのですが、チェーザレ・ボルジアといえば美形だけど毒殺、陰謀、暗殺・・・怖ろしげなイメージがあったのでなかなか手をつけられずにいました。それがたまたま古本屋に何巻かそろって置いてあり、何気なく立ち読みしたらちょうど少年期の思い出の場面でした。チェーザレ7歳の時、父ロドリーゴが息子の側付きにするために捨て子院から連れてきたのが同じ7歳の少年ミゲルでした。スペイン人でさらにユダヤ人の血も引いているという複雑な設定の少年、幼い頃から共に育った忠実な家臣というのは私の最も好きなパターンだったので(アレキサンダーとヘファイスティオン、上杉景勝と直江兼続など)この部分を読んだ時に第1巻からきちんと読んでみようと決めました。ミゲルという名前がまた好きなので(風の影で一番好きな登場人物がミケルだったため)この名前と少年時代からの強い絆があれば何があっても大丈夫、読み進められるだろうと思ったのです。そして購入した第1巻、最初のページにチェーザレという名前はラテン語読みではカエサルとなるという部分でまずびっくりし、そして納得しました。名前というのは性格や人生も決定付けてしまうことがあるようです。第1巻は主人公のチェーザレではなく同じ大学で学ぶアンジェロの目線で描かれています。お祖父さんが石工でメディチ家に目をかけられていたという縁でピサの大学に通うようになったアンジェロ、世間知らずでおっとりした性格の彼が少しずつピサやフィレンツエの様子、大学内の人間関係を知っていくという形で入るので、とてもわかりやすいです。当時の大学というのはもちろん王侯貴族の子弟が学んでいて、それぞれの国や出身地ごとに学生団というグループが作られていました。アンジェロはフィオレンティーナ団に入れられ、そこの代表はメディチ家ロレンツの息子ジョバンニでした。彼は学校を卒業してすぐ枢機卿になることが決まっていて、同じ学生の友人からも閣下と呼ばれる特別な存在・・・貴族階級は名前の呼び方もいろいろあって難しいです(笑)そしてさっそうと登場するのが少年ミゲルが成長した青年ミケロット、彼はスペイン団のナンバー3となっていました。え、立ち読みで見た側付きの少年が一緒の大学に通っているの?スペイン貴族の服装で同じスペイン団の学生の中でもかなり威張っている感じで、かっこいいのだけど目が鋭くて怖いです(笑)チェーザレの側近なら将来多くの陰謀や暗殺に関わるわけだからあんまりやさしい顔にしたらおかしいのでしょうけど、最初に第1巻のこの怖い目を見てしまったら読み続けようと思ったかどうか、かわいらしい少年時代をまず立ち読みしておいてよかったです(笑)そしてさんざん噂話で出てきた後ようやくチェーザレが思いがけない形でアンジェロの前に登場します。さすがにこっちはものすごい美形です。7歳で初めて会った時には不安そうな顔つきで一生懸命敬語を使っていたミゲル君、学生で登場する第1巻では完全に友達どうしでの口の利き方、ため口でしゃべっています。笑顔がとっても素敵、でも彼は将来怖ろしい暗殺者に・・・なんてことを考えながらあっという間に1巻を読み終わりました。すごくおもしろかったです。ボルジア家というのはもともとはスペイン出身の貴族だということをこの漫画を読んで初めて知りました。同じスペイン人の血が流れているということでチェーザレも特別な親しみを感じたのか、ミケロット(ミゲル)と言う名の側近は実在の人物で彼らは生涯互いを裏切ることは決してなかったそうです。
2009年12月23日
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2009年見た映画の中で印象に残った作品第3位は「オーストラリア」です。今年は見た本数が少ないし、話題になった作品を全然見てないので今年のベストスリーとはとても書けず、印象に残った映画というタイトルにしました。「オーストラリア」を見にいった動機はもちろん指輪物語ファラミア役のD氏が出演しているからです。そしていろいろなレビューを見て覚悟していたのですが、D氏の演じるニールはいいところなど1つもない、正真正銘の悪役でした(笑)上映時間はとにかく長い、私は最初主人公の女性がオーストラリアに行って夫の残した財産を守るために牛追いをし、その時出会ったカウボーイと恋をしてニールが邪魔をするという単純なラブロマンスだと思っていました。オーストラリアの雄大な自然をバックにした・・・でも実際は原住民との関係や戦争のことなどが絡まり、かなり複雑なストーリーになっていました。そして正直なところ私は人種差別や混血児、さらには戦争のことについてこの作品での描かれ方にはどちらかというと反感をもってしまいました。取り上げるテーマとしてはいいけれど、こういう描かれ方をするのはちょっと納得できない、それならばいっそうのことラブロマンスとして映画を作ってくれればいいのにと思いました。いろいろな問題についての描かれ方に反感を持ち、お気に入りの俳優はどうしようもない悪役、普通なら簡単な感想を書いて終わりにしていたと思うのですが、悪役ニールを演じたのが自分がかなり感情移入しやすいD氏だったので、なぜあの人はここでこのような行動をとったのだろうかなどと妙にこだわっていろいろ考えてしまいました。そしてネット上での知り合いでしたが同じD氏のファン友達がいたので、みんなは悪役といっているけど、あの人にはこういう事情があったのでは?などとメールで長々とやりとりし、「ニールを主人公にしたオーストラリア」という裏ストーリーがいつのまにか自分の中でできあがっていました。白人でありながら土地を持つことができず、それでもオーストラリアという国と土地を愛しそこで生きるしかない彼が自分のプライドをかけて白人の上流階級に入るためにはあのような生き方をするしかなかった、彼は最初は牛の数を誤魔化しただけなのだが、1つの嘘が次の悪を呼びついにはあのようなことに、でも主人公が意地をはって牛追いの旅に出なければニールだってあそこまでの悪人にはならなかったはず、ストーリーの都合上大悪人にされている・・・等々考えてはメールに書きブログにUPしてと、気がついてみればかなりの文章をこの映画について書いていました(笑)作品については正直言ってあまり高い評価はできないのだけど、この映画について書いた文章としゃべった言葉はかなりの量になるので(笑)今年見た映画の中で印象に残ったもの第3位です。
2009年12月22日
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今年見た映画、DVD は今までの年に比べてかなり少ないです。本数が少ないので個人的なという言葉を使っても今年のベストテンとはとても書けないのですが、それでも人生観が変わるほど強烈な影響を受けた作品がいくつかありました。まずは今年1年に見た映画、DVDをざっとふりかえってみます。日にちは見た日ではなくブログに感想をUPした日です。1月11日「チェ、28歳の手紙」2月11日「ベンジャミン・バトン」2月19日「チェ、39歳別れの手紙」3月6日「オーストラリア」3月28日「ワルキューレ」4月14日「カラヴァッジオ」8月19日「ハリーポッターと謎のプリンス」ハリーポッターは夏休み子供にせがまれて見に行ったという側面もあるので、今年の映画、DVD鑑賞はゲバラで始まってカラヴァッジオで終わっていると言ってもいいです(笑)ゲバラの2部作とカラヴァッジオで今年はもう映画への興味関心やエネルギーをすべて使い切ったのかもしれないです。この2つと「オーストラリア」の感想は後に詳しく書くことにして、それ以外の作品の感想を簡単に書きます。「ベンジャミン・バトン」生まれた時は年を取っていてだんだん若返っていくという数奇な人生を送った人間の物語、奇抜な設定なのにそれぞれの人生での場面は切なく美しくて感情移入しやすい作品でした。若返った場面のブラピはため息をつくほど美しかったです。「ワルキューレ」この作品のトム・クルーズはかっこいいだけでなく深みがある、私はこの人の出演作で一番いいと思いました。結果はわかっているのだけど、成功してくれるようにと祈るような気持ちで見ました。最後、部下の中尉が主人公をかばうようにして死んでいく場面、この人はきっと不自由な体になった彼をずっと支えて見守ってきたからこそこのような行動をとったのだなと思って涙が止まらなくなりました。「ハリーポッターと謎のプリンス」話はかなり複雑になり、場面も暗くなって子供にはわかりずらかったようですが、そのぶん見ごたえはありました。そんな中でもロンは相変わらずのキャラクター、笑いをとってます。最終巻は2作品に分けての映画上映、中学生になってしまう下の子と一緒に見に行けるか微妙なところです。
2009年12月21日
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「ハプスブルク、プリンセスの宮廷菓子」という本を読みました。こういうタイプの本は美しいカラー写真がたくさん入っているし1人1人の人物についてのストーリーが短くまとめられてどこからでも読めるので、気軽に読めます。「THEハプスブルク」で大きな肖像画が印象的だったエリザベート彼女はあの細いウエストを保つためにかなり過激なダイエットをしたようです。ミルクや野菜、生肉(!)をミキサーにかけたジュースだけを食事にしたり、数時間歩き続ける、さらには王宮内に専用の運動器具なども作らせたようです。健康を壊してまでも自分の美を維持しようとしたエリザベート、自分は絶対ここまでできないと思うと同時にそこまで自分を追い詰めた孤独に痛々しさを感じました。でもダイエットに励んだエリザベートもその反面というかだからこそ甘いものの誘惑には勝てず、彼女がお気に入りだったカフェやケーキがウィーンにはたくさんあるようです。美しい食器や調度品と一緒に色とりどりのケーキの写真を見ていれば、ああ、ウィーンに行ってカフェめぐりをしたい、それがだめならせめて同じようなケーキをちょっと都心まで出てカフェでゆっくり味わいたいと妄想がたちまちふくらみました。ダイエット中の時に見るには危険な本です(笑)マリア・テレジアの愛したお菓子と王宮内で使われたティーカップなどの写真もうっとりするほど素晴らしく、やっぱり私フランスのブルボン朝などよりもハプスブルク家の宮殿や調度品の方が自分の感性に合っているのか心魅かれます。お菓子をテーマにした本のためか、王家の物語にありがちな怖い話は少なく、安心して読むことができました。それでも政略結婚の犠牲になったプリンセスとか血縁同士での結婚が続いて精神に異常を持った子が生まれたなどの悲劇もありますが、悲劇的な人生を送ったプリンセスでもやっぱりハプスブルク家の遺伝なのか甘いものが好きでお菓子を食べることで慰められたということが書いてあって、食事と違ってお菓子やデザートは必ずしも人間が生きていくうえで必要な食べ物ではないけど、心の安定や豊かさのためには大きなウエイトを占めているのだなと思いました。ハプスブルク家というのは政略結婚によって領土を広げていったためなのか、この家系の皇帝や次男、三男と弟として生まれた王子達は他の国に比べおっとりしていてあんまり王位にこだわってないように感じました。広大な領土を手に入れたカール5世は晩年は早々と引退を決めて弟と息子にそれぞれ国を譲っているし、弟フェルディナント1世はスペインで生まれ育って兄カール5世と入れ替わりにオーストリアに帰国してと複雑な境遇に育っているのに、兄を蹴落として皇帝になろうなどという貪欲な野心が感じられない、15人もの子を持ち、スペイン、ボヘミア、ハンガリーと関係ある国の菓子職人を宮廷に招いてと穏やかな人生を送ったようです。そんな弟系でオーストリアのお菓子の発展に大いに貢献したフェルディナント1世の次男フェルディナント2世がまた素晴らしい、彼は身分違いの恋に落ち(すごい金持ちの娘だけど)帝位継承権と遺産の相続権を捨ててまで純愛を貫いて結婚しています。その結婚した相手フィリピーネがまた才女で彼女の書いた料理書が今日まで残されている、政略結婚が多い王族でそこまで自分の意志を貫いてしかも選んだ女性が素晴らしい、すごく感動しました(やっぱりハプスブルク家はいい!)そんなハプスブルク家弟系の王子様の中でも特に私がその人生のエピソードに感動したのがアルプスの王と呼ばれたヨハン大公、マリア・テレジアの子レオポルト2世の子、つまりマリア・テレジアの孫にあたります。彼はチロル地方に軍事訓練で来た時になんとそこの郵便局長の娘に恋をした、フェルディナント2世のさらに上をいく身分違いの恋です。彼はその恋を貫いて彼女と結婚し、土地の産業を支援してじゃがいもを広め民衆からも大きな支持を得たようです。これぞ理想的な王子様、ハプスブルク家はこんな人物を出したなんて素晴らしいです。ちなみにこのヨハン大公は肖像画で見る限り容姿もなかなかのもの、かなりかっこいいです。お菓子という視点から書かれたこの本、歴史関係の本ではあまり紹介されてない人物についても取り上げられていて、思いがけず感動しました。
2009年12月17日
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お気に入りプログの方のところで見かけた戦国プロフhttp://usokomaker.com/busyo/というものを試してみました。ピピ101の戦国プロフ[ニックネーム]乱世亭歌麻呂[お城]一瀬城[石高]11万石[座右の銘]年齢優先[得意武器]ムチ[主な戦績]秘浜城の乱(敗北)好ヶ原の戦い(敗北)三ヶ丘ヶ原の戦い(敗北)[ホトトギス]鳴かぬなら 戦じゃ戦じゃ ホトトギス[愛馬の名前]赤髭号[辞世の句]我想う 我在りし世を 薔薇色に[最後の死に様]食べてた団子が意外と大きくて喉に・・・[その他]兜なんかやたらと大袈裟なニックネームで戦じゃ戦じゃと騒ぐわりに勝ったことがないという情けなさ、年齢重視、赤髭号、薔薇色と色好み(笑)の殿様だったようです。食べた団子が意外と大きくてとどこまで食いしん坊なんだ!そしてきわめつけが得意武器がムチというところ、ええ、ムチは大好きです。どちらかというと使うより使われる方がって、この作者私の書いた物読んだ事あるの!と思うくらいぴったりあたっていてびっくりです。戦国時代も今も人間の本性ってあんまり変わらないんだなあとうなずいた結果が出ました。
2009年12月12日
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小学生の次男がインフルエンザにかかってしまいました。昨日の朝から食欲がなく夕方から38度以上の高熱、これはそうかもしれないと覚悟して病院に連れていったらやっぱりインフルエンザになっていました。クラスで一度学級閉鎖になって仲のよい友達もなっている、何より学校から何度も対策について書かれたプリントをもらっているのでそれほどあわてたりはしませんでしたが、発熱後2日間は幻覚症状が出る場合があって危険と注意されたので、しばらく外出はできないし目が離せず落ち着かないです。10月頃、長男が風邪をひいた時にはインフルエンザだったらどうしようとかなり慌てましたが、今は高校も小学校も主な学校行事は終わったし、お正月で病院が全部閉まっているということもないので、まあちょうどいいときかなあとも思っています。何より私自身のテンションが今ものすごく低く、ここへ行きたいとかこの映画が見たいという意欲がまるでない、仕事もまあ続けていければイイヤと投げやりな態度、こんな時期に子供が病気になったのはある意味よかったと思います。いろいろ計画があってテンション高めの絶好調の時だったら「なんでこんな時に病気になるのよー」とついつい態度にも出てイライラしていたでしょう。自分もインフルエンザになっているかもしれないと思うほど頭や関節が痛く体がだるい今(でも熱は高くないのでおそらくただの風邪)余裕をもって看病できると思うのです。ただ余裕をもって看病できるのはまだまだあどけなくてかわいらしい小学生の次男だからこそ(笑)夫や体の大きくなった長男が熱を出して寝込まれたら、そうじゃなくても体がだるい時にはうっとおしく感じるだけ、この2人には絶対なってほしくないからしつこく次男には近づかないようにと言っています。思えば今年は天中殺のど真ん中、確かにあんまりいい年ではなかったなあと思っています。ところどころでいい出会いはあったものの、全体としては低空飛行でした。
2009年12月10日
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昨日の日曜日は高校の期末テスト最中ということでほとんど1日中家にこもって長男の勉強の手伝いをしていました。中でも生物は進路を考える上で一番関係のある科目なので本人も気合を入れて勉強し、おかげでこっちも細かいところまで覚えてしまいました。まあ昔高校で一度は習った内容なのでしょうけど、きれいさっぱり忘れてたので自分にとってもよい復習になりました。試験範囲は受精卵がどのように分裂して生物の形になっていくかという部分、均等に割れていく種類、卵の一部だけが分裂するものなどいろいろ種類があります。いつ孵化するかも生物によって大きな違いがあり、ウニなどはまだ丸くなって真ん中に空洞ができ、一層の細胞だけで囲まれて毛が生えているだけという初期の段階で孵化して海に泳ぎ出るそうです。そんな危ない状態で海に出たら多くの敵に襲われるに違いない、でも卵を多く産むことで生き延びてきたのでしょう。カエルの子供、おたまじゃくしもまだまだ体が完成したとはいいがたい初期の段階で孵化してしまうようです。「ちょっとこの図は変だよ。神経管だけができていて骨や筋肉に包まれていない。むき出しになった神経のまま孵化してしまうのか」「まあ危険だけど図ではこうなっているから、その状態で泳ぐんじゃないの」ああ、おたまじゃくしというのはまだ分裂途中のとても未熟で無防備な生き物だったのですね。そうと知っていたら子供の頃ざるでごっそりおたまじゃくしを捕まえ、水のない場所に置いてひからびさせるなんていう酷いこと、決してしなかったでしょう。悪いことをしたなあとちょっと反省です。そして何より感動したのが、人間や脊椎動物では退化してしまった脊索という部分、その脊索になる予定の場所、それはまだ卵の分裂が始まって初期の段階から決まっていて、その部分が他の細胞に働きかけそれぞれ合った形の細胞にしていくということです。自分が消えていく運命にありながら、周りの細胞を刺激しそのあるべき形となるよう導いていく存在があるなんて、本当にドラマチックです。世界がまだ混沌として人間が野の獣と変わらない頃、いち早く自分の使命を知ったSは周りの者を目覚めさせ導く預言者となった。人間は農耕を始め、穀物を蓄え、やがて富を手にして他の者を支配する層が出てきた。支配者はSが他の人間を目覚めさせてしまうことを恐れ、彼を人々を迷わす反逆者として処刑した。Sが生きた時代の記憶は人間が生まれる前にだけ思い出され、その記憶を持ち続ける者はいない。なんて話がついつい思い浮かび、やっぱり生物という科目は理系でありながら文系に近いと感じました。物理や数学ならこういう妄想が入る隙間はまったくありませんから・・・
2009年12月07日
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2日前の金曜日、自分ではちょっと思ってもみなかった小さなトラブルが2つありました。1つは朝、パソコンを使って店の会計をしようと思ったら、電源を入れてすぐタイピング練習用の画面が出てしまう、どうも昨晩夫がこのソフトを使って終了させないままにしておいたらしいのです。パソコンは一面拳銃を撃つ場面になっていて(タイピング練習用に)普通私が使うときは画面の端にスタートやソフトを閉じるバツ印をちゃんと残しているのにめいっぱい広げて使用したためどこにマウスをあわせて閉じればいいかわからないのです。きっと夫も使い始めて途中で眠くなり、閉じようとしたけどうまくできないので電源だけきってノートパソコンのふただけ閉めたのでしょう。きちんとソフトを終了させ、きまったとおりに終わらせて電源を切る、こんな初歩的なことも守れぬヤツにパソコンを使わせるんじゃなかったと後悔しましたが(それでも夫は自分がブラインドタッチができる日を夢見てよく練習している)後のまつり、メールチェックやインターネットは古いパソコンを使いましたが会計ソフトはその新しいパソコンにしか入っていない、このままずっと練習ソフトを終わらせることができず同じ画面が出てしまったら店の会計はどうなるか、真っ青になりました。この私だっていつもパソコン使っているけどブラインドタッチなんて夢のまた夢、適当に指を動かして一文字ずつ目で確かめながら入力しているのです。会社で使うわけではないのだから難しいことはできなくてよろしい、ただ毎日普通に使えるようにしてくれ!と本当に腹が立ちました。パソコンの方は私が何回か電源を切ったり、サポートボタンを押したりしたのですがうまくいかず、結局高校生の長男が学校から帰ってきた時に聞いて強制終了を使い元通りにしました。さすがは高校生、パソコンのことなら彼に聞くのが一番だと思いました。もう1つのトラブルは小学生の次男に関してです。その日学校で調理実習があり、1人1個ずつ生卵を持っていくことになっていました。子供に生卵を持たせるなんて途中で割られたら大変、100円ショップでちょうど卵にあった大きさの容器を買い、当日は卵をテッシュにくるんで容器に入れ、さらにそのまわりをふきんとバンダナで包んで、手提げ袋にまずエプロンを入れ、その上からバンダナに包まれた容器に入った生卵をいれるという手のこんだ方法を使って、さらに注意して持つように繰り返し言い、学校に行かせました。それにもかかわらず、彼は卵を割ってしまったのです。「どこで割ったのよ!あれだけきちんと卵は包んでおいたでしょ」「学校までは無事運んだよ。でも調理実習の時卵を出してなべに入れようとしたら手がすべって落ちてしまった。ズボンと服は卵でベトベトになったから体操着に着替えた」ああ、あんなに注意して持たせたのに・・・まさかなべに入れる直前に手がすべって落とすとは思ってもいませんでした。前日から容器を用意した母の苦労はまったくむくわれませんでした。自分の苦労が報われてないなあと思うトラブルがあったからというわけではありませんが、12月になって街や近所の家がイルミネーションで飾られクリスマスムードになっているというのに、自分のテンションは下がりっぱなしです。お店の売り上げは伸びないし、毎日の生活でも何かをがんばってやろうという気にちっともなれない唯一創作方面では思いがけない展開で続きが次々浮かんでくるのだけど、こればっかりに熱中していたら実生活はますますテンション下がるだろうと、そちらは必死でブレーキかけてます。
2009年12月06日
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