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お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その8)多摩川氷川渓谷の散策が終わったので、奥多摩駅近くにあるビジターセンターに行って展示を見る。山岳遭難情報なども掲載されていた。奥多摩ビジターセンター。登山、トレッキングなどコース案内や相談にのって貰える。所要時間、注意事項などアドバイスもしてくれるありがたい存在である。駅の北側、役場の向かいあたりに要塞の如く聳えるセメント工場。昨日行った御嶽の蕎麦店で聞いた話によると、鍾乳洞で知られる日原方面に石灰石の産地があり、かつては貨物線(鉄道)が通じていたとの事。現在は線路は無くなり、トラックで工場まで原石を運んでいる。奥多摩町役場付近の氷川渓谷。この清流をみているだけで癒し効果抜群であろう。駅前で日本蕎麦と麦酒で昼食を摂り、バスで奥多摩湖(小河内ダム)へ行く。奥多摩駅から水と緑のふれあい館(ダムの広報展示施設)まで約20分であった。水を湛える奥多摩湖。渇水の影響で貯水率は66%程度であった。崖にある水面の痕跡から水が少ない事が素人でも判る。ダム堰堤下流側の眺め。目も眩むような高さである。小河内ダムは戦前(昭和11年)に着工、戦争末期に工事が中断したが、戦後工事を再開して昭和32年に完成した。多摩湖は今回の旅で最初に訪れた相模湖と似た境遇のダム湖であると思う。両方とも戦前に着工したものの、下流域に海軍工廠をはじめとする軍需工業地帯をかかえていた相模ダムは工事続行、生活水としての用途が主の小河内ダムは工事中断と対照的であった。いずれも戦後完成している。ダムの建設時には資材運搬用に鉄道が敷かれていたとの事で、廃線跡らしき橋梁や隧道がバスの車窓から瞥見出来た。このほか水と緑のふれあい館でダム建設中の写真や水没した小河内村の風景などの展示を観覧した。今回は行かなかったが、ダム湖の上流側には歩行者用の浮橋もあるとのことだが、ダム水位低下のため現在は一時的に撤去されているとのこと。奥多摩方面は比較的冷涼で、清流もあることからワサビも出来るようで、ワサビアイスや、ワサビの根が売られていたが、自分は信州在住なので土産用に買わなかった。これで、今回の旅の予定を全て消化して立川駅経由信州まで戻った。 (相模湖・青梅紀行の巻 <完> )
2013年08月24日

カテゴリ:国内旅行 お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その7)御嶽山の観光を終えて、この日の日程を終えた。翌日(16日)は、朝青梅線の電車に乗って、終点の奥多摩駅で下車する。JR青梅線奥多摩駅。奥多摩方面観光の拠点となっている。東京の駅とは思えない山の駅であった。駅の向かい側は多摩川が抉った深い谷となっており、氷川渓谷と銘されている。日原街道の橋の袂にある奥氷川神社と三本杉。神社を左手に見ながら橋の下を川へ降りて行く。車道の橋の下を降りると、吊り橋があった。吊り橋を渡らず脇を通って河原へ降りる。川では水遊びに興じる家族連れが居た。多摩川もこの辺りは水が澄んでいて清流といった趣である。都心に比べればかなり涼しい。深い谷と豊かな水と緑のお陰で天然の涼を感じる事が出来る。先程の吊り橋を渡って、上から河原を見下ろす。氷川渓谷は長区間の遊歩道が設けられており、楽しく散策する事が出来たが、藪の中の道を歩いていると、足元から突然蛇が現れた。マムシ or ヤマカガシなのか定かでは無かったが、急に散策が嫌になって来た道を慌てて引き返した。見た目は何となく蝮っぽかったので冷や汗が出た。(次回に続きます)
2013年08月22日

お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その6)御嶽山神社の参拝と昼食を終えて、来た道を引き返す。ケーブルカー山頂駅付近は御嶽平と銘されていた。標高831米。ケーブルカー山頂駅。「御嶽山驛」と正字体で看板が掛かっていた。往路と同じ青い車輌で山を降りる。急な坂道を一気に下って行く。経路中間地点で対向車と交換(すれ違い)をする。ロープウェイもケーブルカーも釣瓶の原理なので、対向車と交換するのは中間である。遠ざかって行く黄色い対向列車。470パーミルとの勾配標が見える。水平方向へ1000m進んだときに470m上がっていると言う(三角函数のタンジェント)かなりの急坂である。山麓駅に着いてから、鉄橋を渡るケーブルカーを撮った。ドアが車体が傾いた状態に適するように取り付けられているのが面白い。ケーブルカー山麓駅となる滝本駅舎。ここから再びバスで御嶽駅まで戻る。駅の前を多摩川が流れているのだが、谷が深く峡谷となっている。橋の上から眺めた御嶽渓谷。川遊びをする人達が見える。JR青梅線御嶽駅から再び電車に乗って都会まで戻った。都市部は相変わらずの酷暑で奥多摩の涼しさと別世界であった。(次回に続きます)
2013年08月21日

お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その5)引き続き御嶽山である。急な坂道にある御師集落を進み、神社入口鳥居前まで来た。いかにも門前町といった雰囲気の鳥居前。蕎麦屋などの飲食店が並んでいる。この鳥居から散々石段を登る。ここで神社に着いたと思ったら甘かった。結構な勾配の石段を上がって行く。両脇には○○講といった石碑が多い。熱心な信者も居るようだ。やっと拝殿が見えてきた。立派な拝殿で二礼二拍手を以て参拝し、家内安全を祈願する。拝殿脇にある宝物殿。拝殿の奥には本殿がある。丁重に参拝を終え、石段を降りて昼食を戴く。門前の食堂「龜屋」でざる蕎麦を注文する。幅が広めの切り方は高尾山の蕎麦と似ている。美味しくいただき、大女将に話を伺う。「今日は暑くて29℃もあるね、昨日は27℃くらいだったけど」との仰せで、下界は36℃の猛暑にもかかわらず30℃以下とはさすがに標高900mの恩恵である。開け放した店内を通る風も実に気持ちがよい。代金を払って龜屋さんを出るときにお土産に杓文字をいただいた。御嶽神社参拝の良い記念となった。帰ってから拙宅の神棚に飾らしてもらった。(次回に続きます)
2013年08月20日

お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その4)15日朝、立川駅を発って青梅線に乗り御嶽駅まで行く。電車は青梅駅まで10輌編成であったが青梅駅で乗り換えるとたった4輌となり、結構な混雑となった。車内は登山の格好をした人が多く、御嶽や終点の奥多摩方面を目指すものと思われた。御嶽駅へ着くと、登山姿のかなりの人が下車した。この駅からバスでケーブルカー山麓駅まで10分である。バスを降りて坂道を上るとケーブルカー乗り場がある。駅で待っていると青いケーブルカーが来た。これに乗って僅か6分、山麓駅が標高408mで山頂駅が831m、標高差423mを一気に上ってしまう。実に楽である。ケーブルカーを降りると風が涼しい。さすがに海抜800mあるので麓とは気温が全く違う。下界の酷暑が嘘のような気持ちよさである。とは言っても夏の日差しは容赦なく皮膚を刺す。日なたにいればやっぱり暑い。ケーブルカー山頂駅に隣接するミニリフトで大展望台へ行く。料金100円、短いリフトに乗って大展望台のある高台へ着いた。大展望台からの下界眺望。くっきり澄んでいればスカイツリーなども見えるとの事。大展望台の裏手にはちょうど見頃を迎えた「レンゲショウマ」が可憐な花を咲かせていた。花を高級カメラに収める中高年の姿も多かった。下向きに咲く花なので結構撮りにくい。大展望台から10分程度歩くと、御師集落へ到着する。御師とは神社仏閣への参拝者に宿や食事などを提供し面倒を見る人達の事を言うらしい。ケーブルカーも無かった時代から、こんな山奥に集落があったこと自体がびっくりである。集落内は平地がほとんどなく。家屋は斜面を利用して建てられている所も多い。写真は都の有形文化財なっている馬場家御師住宅。この辺りは急坂の両脇に宿坊(旅館・民宿)や飲食店、土産物店、人家などが建ち並んでおり、御嶽山神社への参道となっている。ひたすら坂道を上ってゆく。ケーブルカー山頂駅から御嶽山神社拝殿まで徒歩25分と地図に書かれている。(次回に続きます)
2013年08月19日

お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その3)相模湖方面の観光が終わったので電車で八王子駅へ戻る。ここから京王グループの西東京バスが運行する八20系統で秋川橋(五日市町)へ向かう。秋川橋一帯は河川敷が公園となっておりBBQ、水遊びなどで賑う。冷房のよく効いたバスに45分程乗って、体も冷え、退屈したころにやっと秋川橋停留所に着いた。河川敷はテントが一面に張られ大BBQ場となっていた。気温は先程居た相模湖に比べれば暑く汗が出てくる。それでも川面があると視覚的には涼を感じる。 既に夕方に近いのでバーベキューは終わって方付けをしていた。川では水着姿で川遊びを楽しむ家族連れや若者が多かった。このBBQ場は鉄板などの道具と燃料(炭・薪等)は持ち込み禁止で、有料で借りて利用する。食材は別途予約しておけば届けてくれる店もあるとのこと。よってほとんど手ぶらで行くことが出来、新宿駅から僅か1時間程度で、レジャー気分を存分に味わえる。そのためか結構人気なスポットのようであった。秋川橋から階段を上がると、武蔵五日市駅(JR五日市線)がある。ここから中央線と同じ色の電車に乗って拝島乗換、立川駅で下車して今宵の宿へ向かった。青梅線と五日市線の電車はドアの開閉ボタンがついており、停車中でもドアを閉めて置くことが出来る。酷暑の中、折角冷房している冷気が逃げて行かなくてたいへんありがたかった。(次回に続きます)
2013年08月18日

お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その2)相模湖の遊覧を終えて、丁度昼時なので湖畔の旅館・食堂の「清水亭」で昼食を摂る。清水亭名物の糅(かて)飯。チラシ寿司のような素朴な混ぜご飯であった。味は悪くなかったが、観光地価格で1260円と高く、接客にあたったおばさんはツンツンしてとても感じが悪かった。隣接する相模湖公園を瞥見する。昭和二十二年の竣工以来使用されて来た古い発電機と水車が展示されていた。現在は新しい機器に更新されており三万一千キロワットの発電能力があるとの事。ダムの堰堤上部。神奈川県營らしい。これで相模湖観光が終わったので、一旦駅まで戻りバスで数分の小原宿へ行く。小原には甲州街道の宿場が置かれており、参勤交代の大名が泊まった本陣が現存している。貫禄ある造りの小原宿本陣。信州の高島藩、高遠藩、飯田藩も利用したらしい。お殿様が泊まる立派な奥座敷も見る事ができる。小原宿の古民家。通りに向かって梁は張り出した「出桁造り」という様式が特徴とのこと。国道二十号線に面して、古い家が何件か残されていた。これで相模湖町の観光は終わったので再びバスで駅まで戻る。酷暑期でなければ歩いていっても良い距離なのだが、さすがに暑いのでバスで楽をする。この辺りは神奈中バスのエリアでスイカ・パスモが使えるので便利であった。(次回に続きます)
2013年08月17日

お盆休みを利用して、神奈川県の相模湖と、東京都の青梅方面に行って来た。(その1)8月14日朝、高速バスで松本を発つ。中央道は下り線は混んでいたが、上り線はガラガラで快調に走る。日野バス停で降りて、モノレールで立川駅へ出る。中央線に乗り換えて相模湖駅で下車する。先程通過した場所に戻るようで面白くないが、相模湖付近で高速バス停車の設定が無いのでやむを得ない。駅横にあったモニュメント。意味は良く判らない。駅前。駅はスイカ対応圏内である。観光案内所があり、地図など貰う。徒歩で湖まで坂を下って行く。天気は快晴、日差しは容赦なく照りつけるが先程まで居た日野市、立川市と比べるといくぶん涼しい。10分ほど歩いて湖畔にたどり着く。湖面を風が抜けて気持ちがよい。早速遊覧船に乗り込む。遊覧船は3社が運航しており、この日は白鳥型の船に乗った。勝瀬観光(株)が運行するニュースワン号。このほかイルカ型とクジラ型の遊覧船が他社で運行されているが、料金はいずれも800円、25分間の周遊となる。遊覧船から見た湖面。二葉目の写真左側中ほどにある橋は中央自動車道。湖面を心地よい風が吹き抜けるので暑い中で涼を感じることが出来た。遊覧船の船内放送で相模湖の歴史などが説明される。当湖は人口のダム湖であって戦前に計画され、昭和十五年起工、戦時中も中断することなく工事が続行され、昭和二十二年に竣工した。発電、灌漑・水道用水、洪水調節などの多目的なダムとして造られたとのこと。戦時中も工事が行われていたのは、下流側にある相模原市などの軍需産業へのエネルギー供給源としての役割も考えられていたのだろう。優雅な斜張橋となっている勝瀬橋。橋の脇に見える建物はリゾートホテルかと思ったらラブホテルであった。そうと判ると無粋に見える。なお、勝瀬という地名はダム建設に伴って相模湖に沈んだ集落の名前とのこと。勝瀬集落の住民達は戦時下(昭和十九年)に海老名市などへ移住させられたとの事であった。向こう岸(南側)の湖面をまたぐ大注連縄。神社のご神体は直下の水中にあるとの事だが、詳細不明だそうである。右手に見えるアーチ橋が相模湖大橋。この先にダムの堰堤があり下流側へ水が流れて行く。また、カヌーが写っているが、相模湖は東京五輪の際にカヌー競技場として使用されたとのこと。現在もカヌーの練習や競技大会が行われているとの事。遊覧船は湖を一周して桟橋へ戻ってきた。桟橋近くには旅館、食堂、土産物店などある。(次回に続きます)
2013年08月16日

8月3日~4日、友人と埼玉県の長瀞・秩父方面へ行ってきた。(その4)秩父鉄道線のSL列車に乗り、御花畑駅を目指す。なかなかの商売熱心で、特製弁当、飲み物、SLグッズ類の販売、記念写真撮影まであって次々と売り子が廻って来る。途中、荒川に架かる鉄橋を渡る。ボートに乗ったラフティングの人達も汽車が来るのを待っていたようで、手を振って見送ってくれる。秩父駅へ着いたときに停車時間を利用して機関車を撮影した。銘板に「高」と表記があったので、国鉄(JR)高崎機関区の所属なのだろう。客車は三輌連結していた。むかし急行列車で乗った懐かしい車輌であった。デッキがついており、椅子は全部ボックス席である。そう言えば地元を走っていた国鉄(JR)の急行列車はいつのまにかひとつも無くなってしまった。最後に御花畑駅で発車を見送る。煙と湯気をたてて、汽笛を鳴らして、”ボッ・ボッ・ボッ”という音とともに動き出す。実に絵になる光景であった。SL列車には二十数年振りで乗ったがなかなか楽しかった。丁度昼時なので西武秩父駅に隣接した「西武秩父仲見世通り」で昼食をいただく。写真はB級ご当地グルメとしても人気な「みそポテト」。このほかにも”わらじかつ”や”味噌豚”もご当地グルメとして売り出し中であったが、自分達は麦とろろ飯を食べた。帰路は西武特急ちちぶ号で所沢駅まで行き、ごちゃごちゃと乗り換えて玉川上水駅からモノレールに乗り、高速バスに乗り継いで信州まで戻った。(長瀞・秩父紀行の巻 <完> )
2013年08月13日

8月3日~4日、友人と埼玉県の長瀞・秩父方面へ行ってきた。(その3)宿の長生館でゆっくりくつろぎ、10時近くにチェックアウトする。長瀞駅を過ぎて寳登山神社への坂道を上ってゆく。沿道にはかき氷を出す店が実に多い。この辺りの名物なのだろうか。大きめなガラスのどんぶりに盛ったかき氷は600円と結構なお値段である。普通に売られているソフトクリームさえ、もてあましてしまう自分には巨大なかき氷は見ただけで降参である。坂道の中程にあった店はとても人気のようで、既に行列が出来ていた。汗をかきながら坂道を上りきって、寳登山神社へ参拝する。なかなか立派な拝殿である。背後の寳登山頂に奥社もある。二礼二拍手一礼を以て家内安全を祈願する。参拝を終えて有隣倶楽部の重厚な建物を見ながら坂を下る。途中にある旧新井家(長瀞町郷土資料館)へ寄ってみる。江戸時代の名主の家とのこと。板葺きの屋根に石が載っている。建物内部。昔の家らしいどっしりとした造りである。厩も家の中にある。天井裏(二階部分)はかつて蚕室として使われていたらしい。古い蚕具の展示もあった。天井部分。屋根の裏側は藁のようなもので覆われていた。梁もがっちりしている。外は暑いのだが、家の中は不思議なことに少しひんやり感じる。昔の家は夏向きに建てられているので、冬はかなり寒いが夏はクーラー要らずと言った感じである。新井家を瞥見して、長瀞駅へ戻る。秩父鉄道では観光客誘致のために汽車(SL)を走らせている。これがまもなく到着する筈である。どこからともなく人がたくさん集まって来ている。やがてホームに汽車が入線してきた。思ったより音も煙も少なく静かに停車した。早速切符を買って乗り込む。団体客がどっと降りてくる。乗車駅までバスで送り、客を汽車に乗せておいて、バスを空車で先回りさせて再び載せるのだろう。汽車に乗り込むと、汽笛の音とともにゆるりと出発した。最近の電車の加速に慣れてしまっているので、ノロノロとした汽車の加速が勿体ぶっているように感じた。(次回に続きます)
2013年08月12日

8月3日~4日、友人と埼玉県の長瀞・秩父方面へ行ってきた。(その2)再び岩畳周辺へ戻って、付近を散策する。水着姿で川遊びを楽しんでいる若者も居た。ゴムボートでラフティングを楽しんでいる集団もいた。舟からわざと川へ転落して水遊びも楽しめる。岩畳と荒川峡。川を見下ろす断崖上にある。荒川峡の眺めを楽しんで、岩畳通りの坂道を上って今宵の宿「長生館」へ向かう。荒川に面した高台にある老舗旅館で、客室からの景色が良い。客室ベランダから俯瞰する長生館の庭と、荒川。ラフティングの人達も岩場に上陸して気焔を上げていた。時間的にこれで解散なので1本〆みたいなものだろう。長生館の夕食。別館花水木の個室食事処で戴く。地元産の食材も多く、料理のセンスも良い。肉はぼたん鍋(猪)、囲炉裏で焼いた鮎の塩焼、鯉の洗いなど山里らしい味覚に堪能した。ゆっくり酒を呑んで深更まで語り合い、旅館を満喫した。翌朝、チェックアウト前に外を眺めると、早くもラフティングの人達が川へ出ている。朝9時過ぎと早い時間にもかかわらず結構観光客が多い。もっとも都内からも近いので7時頃出てくればこの時間には着いてしまうのだろう。(次回に続きます)
2013年08月11日

8月3日~4日、友人と埼玉県の長瀞・秩父方面へ行ってきた。(その1)3日、池袋駅を西武鉄道の特急ちちぶ号で出発する。東京から長瀞へ行くルートは複数あって、西武池袋線+秩父鉄道、東武東上線+秩父鉄道、高崎線(上越新幹線)+秩父鉄道が一般的だろう。旅の気分が出るのが特急列車なので迷わず西武特急にした。所要時間はどのルートも似たり寄ったりである。車窓の風景は入間市あたりまでは東京近郊のベットタウンと言った趣で住宅が多い、飯能で進行方向が逆になり、この辺りから田舎らしい景色になって行く。線路もいつの間にか単線になり、トンネルもある。やがてセメント工場と貨車が見えて西武秩父駅へ到着した。西武秩父駅から徒歩数分のところにある秩父鉄道線御花畑駅へ移動する。途中、アーケードのような商店街となっており、飲食店や土産物店がある。翌日にこの辺りで昼食を摂る予定である。御花畑駅から秩父鉄道の電車に乗り換え、20分ほどで長瀞駅へ着く。早速駅前にある乗船案内所で川下りの手続きをする。荒川下りルートはA,Bの2つあり、両方楽しむコースもある。以前来たときには上流側のAコースを利用したので、今回は下流側のBコースにした。早速Bコース始点へ向かう。駅の裏から岩畳通り商店街を下り、荒川の河川敷へ降りる。Aコースの終点兼Bコースの始点。近くには奇岩景勝地として有名な岩畳がある。瀞(とろ)とは水の淀んだ所との意で長瀞の地名もそこから来ているとの由。時間が来たので舟に乗り込む。舟は屋根がないので容赦なく日差しがあたって暑い。川なので視覚的には涼しいが、気温は高めであった。船頭さんは前と後に1名づつ乗っており、観光案内もしてくれる。この辺りは瀞っぽい感じの場所である。所々に水深の浅い場所があって、流れが速くなる。川下りの醍醐味はこう言った場所であるが、この日はあいにくの渇水(雨が降らない)で水量が減り、流れも穏やかでスリルを感じる場所は無かった。残念であった。再び瀞っぽいところを進む。水中にある岩を避けながら舟はゆっくり下って終点に辿り着いた。二十数分の乗船であった。船頭さん曰く水量が増すとあっと言う間に下ってしまい、所要時間は十数分とのこと。乗船時間は短いがスリルを楽しめるので、台風・大雨で無い水量の多いときに是非再訪して下さいとのことであった。なお、川下りに使用した舟の回送は、驚くべきことに起重機で吊り上げてトラックの荷台へ4艘づつ重ねて積んで始点まで陸送しているとのこと。船外機が付いていなかったのでどうやって回送しているか不思議であったが、終点でユニックのついた平ボデ車(トラック)が待っていたのでやっと判った。下船すると、待機していたマイクロバスに乗り、長瀞駅前まで送って貰う。バスの冷房が嬉しかった。(次回に続きます)
2013年08月10日
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