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世界の人口、31日に70億人 世界人口白書発表国連人口基金(UNFPA)は26日、2011年の世界人口白書を発表した。世界人口は今月31日に70億人に達する。貧困と不平等、高齢化、環境保護など世界が直面する七つの課題を挙げ、その克服のために70億人一人ひとりの協力が必要だと訴えている。白書によると、1950年代初期に48歳だった平均寿命は68歳に延びた。乳児死亡率は出生1千人あたり46人で、1950年代の133人から激減。予防接種が広がり、世界中で幼児期の疾病率が低下した。このため、世界人口は1987年に50億人、1998年に60億人と順調に増加、2050年には93億人になり、21世紀末には100億人を超えると見込まれる。人口分布を地域別に見ると、アジアが42億人で最も多く、世界の60%を占める。アフリカの人口は10億人だが、今後急増し、2100年には36億人に達する見込み。国別で最も人口が多いのは中国の13億4800万人だが、インドの増加が顕著で、2021年には14億人に達し、中国を追い越すと見られる。-----現生人類(ホモ・サピエンス)が地球上に姿を現したのは、15万年前から20万年前頃のことだと言われています。以前にも書いたことがありますが、我々現生人類は、遺伝的にはきわめて均質な集団です。よく言われるのは、アフリカの西端と東端に住むチンパンジーは、アフリカと南アメリカに住む人類より遺伝子の変異が遙かに大きい、ということです。何故遺伝的に均質なのか、母集団がきわめて少数であったこと、種としての歴史が新しいこと、世界に広がった後も各集団同士の遺伝的交配があったことなどが原因だと思われます。中でも、アフリカ人以外(つまり、ヨーロッパ人と、アメリカ先住民を含むアジア人)の遺伝的多様性は、特に小さいことが知られています。アフリカを出た人類集団の人数がきわめて少なかった、あるいは途中で人数が大幅に減った、つまり絶滅寸前に追い込まれたことがあったからではないかと推定されています。登場直後の現生人類の人口は、5万人という説もあります。当然、アフリカを出た集団(アジア人とヨーロッパ人の共通祖先)の人口は、それよりさらに少ないということになります。それが、最終氷期が終わる頃(約1万年前)には、100万人以上にまで増えていたと考えられています。紀元0年頃には、世界人口はほぼ間違いなく1億人を超えています(おそらく2億人以上)。西暦1000年頃には、2億から3億。1800年には10億人前後、1900年は15億以上、1950年25億人くらい、2000年が60億、そして今は70億人。猛烈な勢いでの人口増加です。このまま際限なく人口が増え続ければどうなるか。現生人類の誕生は、前述のとおり15万年から20万年くらい前と思われます。生物学的に見れば、現生人類の歴史はあと10万年や20万年は続くでしょうが、資源エネルギー、食糧、環境などの面から考えると、今のままで10万年も人類が繁栄し続けられるとは思えません。1000年だって怪しい。繁栄が限界に達したとき、どういう事態が起こるか。以前にイースター島の話を書いたことがあります。人類の未来イースター島と同じ事態が、全地球規模で起こるとしたら・・・・・・、私自身は言うまでもなく、私の子孫には、そんな目に遭って欲しくないと願うばかりです。幸いなことに人口増のスピードは、1990年頃をピークにして、かなり鈍ってきてはいます。日本は既に人口減少社会になっていますが、世界一の人口を誇る中国も、近年急激に出生率が落ちており、遠からずインドに人口が抜かれると予測されています。そのインドも出生率は落ちてきていますが。日本の人口減少を憂う意見は多いですが、私は人口がどんどん増えていった結果、どこかで破滅的な事態になるくらいなら、人口減少の方がまだマシではないかと思っているのです。もちろん、人口減少社会にも大きな問題があることは十分承知していますし、減少のスピードはできるだけ緩やかな方が良いのは確かですけれど。とはいえ、現在の予測では、世界全体が人口減少社会にはいるのは遠い未来の話です。国連の予測では、2050年の世界人口は93億人、2100年は約100億人と推計されています。そのとき地球はどうなっているんだろうか。
2011.10.31
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国士舘で学祭中止に 欠けた日の丸のポスターとシンポジウムへの批判受け国士舘大学(東京都)の21世紀アジア学部が企画した学部祭「Asia21」の告知ポスターとチラシに、国旗の一部が欠けた図柄が使われていたことが学内で問題となり、29日に予定していた学部祭が取りやめになったことが分かった。問題の図柄は、大学の発注で外部のデザイナーが制作。日中韓の各国旗を使い3カ国の関係をジグソーパズルで表現しているが、日章旗の一部のピースが外れて飛び出し「日の丸」が欠けていた。学部祭は「東アジアの連携を求めて」をテーマに、同学部の教員らが企画。ポスターとチラシは計約2千枚が印刷され、10月上旬から学内や小田急線の電車内、沿線の駅などに張り出された。学内でチラシを見た同大学の男子学生(20)が「国旗の冒涜(ぼうとく)に当たるのではないか」と、質問状を提出した。学生は、学部祭のメーンイベントであるシンポジウムが、中韓の有識者のみを招いた対談となっており、日本人有識者の出席予定がないことも指摘。「日本の立場を説明できる識者が登壇しないのでは議論にバランスが取れないのではないか」と訴えた。大学によると、他にも複数の意見が寄せられたという。開催を主張する意見もあったが、20日になって、茶道などシンポジウム以外のイベントも含めて学部祭の中止を決めた。学部祭実行委員長の原田信男教授は「さまざまな意見が寄せられており、混乱を避けたいという判断から、残念だが中止を決めた。国旗を侮辱する意図はなく、あと1ピース頑張れば3国が連携できるという意味だった。シンポジウムの前には、日本人研究者の講演も予定していた」と説明している。中止の決定に、問題を指摘した学生は「チラシの撤去は当然だと思う」としたうえで、「シンポジウムで、問題点を議論する方法もあった。全ての催しをやめる必要があったのか」とも話している。同学部は平成14年に設置され、中韓両国を中心にした留学生400人を含めた約2000人が在籍している。日本では、外国国旗への侮辱を罰する「外国国章損壊罪」(2年以下の懲役か、20万円以下の罰金)があるが、自国国旗への侮辱を取り締まる法律がない。日本大の百地章教授(憲法学)は「国民の国旗に対する意識の表れが法制度にも出ている。今回は国旗そのものを傷つけたわけではないが、自国、他国を問わず尊重するのが国際常識で、不適切に扱う風潮を防ぐため、国旗損壊に対する刑法を整えるべきだ」と指摘している。-----記事にある「日の丸の欠けたチラシ」というのは、これだそうです。・・・・・・何がどう問題なのか、私にはまったく理解できないのですが、ともかく右翼的価値観(あるいは産経的価値観)では、これが「国旗の冒涜」で大問題だ、ということになるそうです。馬っ鹿じゃない?と思ってしまいます。どこからどう見れば、これが日の丸への冒涜になるんでしょうか。国士舘といえば右翼系の大学として知られていますけど、さすがにこのチラシが問題だとは思っていなかったのでしょう。記事によれば、「国旗を侮辱する意図はなく、あと1ピース頑張れば3国が連携できるという意味」だそうです。ごく当たり前の感覚としか言いようがありません。それをけしからぬと騒ぎ立てる側の偏狭さと狂信性といったら・・・・・・。日の丸が欠けているからけしからぬ、というなら、こういうのもけしからんですよね。↓だって、日の丸が欠けているし歪んでいる(笑)2年前の総選挙の際、民主党の集会で、日の丸を2枚つなぎ合わせて作った民主党の党旗を掲げたのがけしからぬ、と騒ぎ立てた輩もいましたが、あれも同根でしょう。中韓の有識者のみを招いたシンポジウムが「バランスが取れない」というのに至ってはね、どういう「バランス」感覚だよと言いたくなります。で、それを報じる産経新聞は、「国民の国旗に対する意識の表れが法制度にも出ている。今回は国旗そのものを傷つけたわけではないが、自国、他国を問わず尊重するのが国際常識で、不適切に扱う風潮を防ぐため、国旗損壊に対する刑法を整えるべきだ」なんてことを、百地章という極右系の学者の口を借りて主張している。国民の国旗に対する意識の表れが法制度にも出ている。それはそうでしょうね。国民の意識とまったくかけ離れたところに法制度などあるわけがないのですから。で、それに対して、国民の意識の方を取り締まれと言っているに等しいですね、これは。どれだけ上から目線で、唯我独尊なんだよと思います。こういうことを主張する人に限って、人権擁護法案には反対だ、などと叫んでいたりする。産経新聞も同様です。人権救済法案 言論統制の危険が大きい(産経新聞8月3日「主張」)私も、人権擁護法案にあまり賛成ではないのですが、片方で「人権擁護法案から言論の自由を守れ」とか言っている人間が、同じ口で「国旗を侮辱するものは取り締まれ」というのは、要するに自分にとって都合の良い言論は守れ、敵対的な言論は取り締まれといっているだけのことです。そういうのをダブルスタンダード(二重基準)というわけですが、彼等にはその自覚すらもないのでしょう。
2011.10.30
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今日は山野楽器まで、フルートを調整してもらいにいってきました。これまで、ずっと半年ごとに調整してもらっていたのですが、最近しばらく調整を怠っていて、1年ぷりになってしまいました。このところ、最低音のドがちょっと出しにくくなっていたのですが、それが自分の調子が悪いせいなのか楽器の調子が悪いせいなのか、よく分からなかったのですが、どうやら楽器の調子が悪かったようです。パットの角度が、ほんの少し狂っていたそうです。もっとも、実際には楽器の調子が悪かったのと自分の調子が悪かったのと、その相乗効果でドが出にくくなっていたのだと思います。というのは、この1週間ケーナもフルートもやけに調子が悪かったからです。サンポーニャだけはまずまず好調でしたけど。自分でも、何がどう悪くて、こんなに調子が悪いのか、よく分からないんですが、とにかくケーナもフルートも、この1週間は納得のいく音が出なかったのです。調子が悪いのがフルートだけなら、楽器が悪いということですが、ケーナもフルートも両方調子が悪いというのは、自分が悪いということですよね。もっとも、今日帰宅後に練習したときには、フルートもケーナも昨日よりはだいぶマシになっていましたが。(でも、ベストかというと、まだちょっとそこまでは行っていないかな)フルートは独学だし、一緒に演奏する仲間もいないので、自分の吹き方が正しいのかどうか、自分の不調か楽器の不調か、そのあたりを客観的に区別するのは、私にはちょっと難しいのです。調整の合間にムラマツフルートの職人さんにその話をしたら、「せっかく良い楽器を持っているんだから、習ったらどうですか?」と言われてしまいました。そりゃそうだよな、とは思うんですけど、でも私は譜面がほとんど読めないので、怖くてクラシック系の音楽教室なんて、とても行けないんですよ。口に出してそうは言いませんでしたけど。実際のところ、譜面が全く読めないわけではなく、覚えているメロディーを譜面に起こすことはできます。知っているメロディーなら譜面を追うことも何とかできます※が、知らないメロディーを譜面を見ただけで演奏したり歌ったりすることはかなり困難です。※でも、今日「アルルの女」のメヌエットを、珍しくも譜面を見ながら練習をしてみたら、途中でどこを吹いているのか分からなくなってしまいました。曲を聞きながら譜面を追うのと、曲を演奏しながら譜面を追うのでは、難易度に差があります。私は、譜面を追いながら演奏するよりは、メロディーを覚えて演奏する方が楽かな。調整の順番を待つ間、ムラマツフルートの色々な楽器を試奏させていただきました。以前は、「次はいつか総銀製フルートを」なんて思っていたこともありますが、最近はそういう欲求がかなり薄れてきました。私のフルートは、EX(頭部管銀製)という、ムラマツフルートの中ではもっとも安価な(それでも20万円もした)楽器ですが、もっと高価な楽器と吹き比べてみても、劣る部分というのは私には分からないのです。違いはあるのですが、あくまでも違うというだけのことで、どっちがよいとか悪いということではないように思います。だいたい、その違いも、自分の調子がちょっと悪いと、全然わかんなくなっちゃうし。それに、人前で演奏する機会がまったくないのに50万円もするフルートを買ってもねえ。そうそう、先日コスキン・エン・ハポンに行ってきたとき、新しいケーナを買ってしまいました。この写真の一番下、青っぽいケーナがそれです。木管です。お値段は1万4千円。その一つ上が現在メインで使っているケーナ(メーカー不詳)、その上がその前に使っていたメインのケーナ(ボリビア・アハユ製)、一番上が、自作のケーナです。吹き口付近を見たところです。肉厚が、今使っているケーナよりずっと厚いのが分かります。私の好みでは、今使っているケーナの肉厚は、ちょっと薄いかな。木管のケーナは竹製に比べて、3オクターブが金属的な音になる傾向があります。このケーナもその傾向はありますが、音色も、吹き心地も非常に気に入っています。メインのケーナをこっちに変えようかと思ったのですが、一つだけ問題がありました。それは、音程が今までのケーナより高いということです。吹き方である程度何とかなりますが、普通に吹くと、ちょっと厳しいかな。特にキラ・ウィルカは音程がやや低めだから。値段は1万4千円もしたんですけどね。
2011.10.29
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福島第1原発:廃炉完了には30年以上必要…原子力委部会内閣府原子力委員会の中長期措置検討専門部会は28日、東京電力福島第1原発の廃炉完了には30年以上(2042年以降)を要するとの報告書を公表した。使用済み核燃料プール内の燃料は15年以降、原子炉内の溶融燃料は22年以降の回収を目指す。前例のない廃炉処理だけに、部会長の山名元・京都大原子炉実験所教授は「現在は炉心内の核燃料を視認できず、工程達成は確約できない」と述べた。廃炉には「汚染源」の核燃料をすべて回収することが前提となる。報告書では、(1)原子炉建屋内の除染(2)格納容器の損傷部分の特定・修復(3)格納容器内を水で満たす「冠水(水棺)」(4)溶融燃料の取り出し--の4段階で進めるとした。年内に原子炉の「冷温停止状態」を達成し、早ければ来年から着手する。高線量下の遠隔操作などの技術開発や技術者の育成の必要性なども盛り込んだ。第1原発は計6基。1~3号機の原子炉内の燃料は計1496本あり、4号機は震災時、定期検査中で燃料はない。一方、プールには1~4号機で計3108本ある。東電は1~4号機の廃炉は決めたが、5、6号機は未定としている。-----廃炉完了に30年以上というのは、はっきり言って超大甘の計画と考えざるを得ません。まあ30年「以上」ならウソとは言えないでしょうが。そもそも、日本ではまだ廃炉後の原子炉解体の経験すらほとんどありません。以前にも紹介したことがありますが、日本で最初に廃炉になった商業原子炉は東海第一原発で、運転停止は1998年のことです。原子炉の解体が始まるのはやっと2014年、廃炉の完了は2020年の予定なので、廃炉作業に22年かかる予定です。その東海第一原発より発電量の大きい浜岡原発1号路は2001年に運転終了しましたが、廃炉が正式に決まったのは2008年、廃炉作業の完了は2036年の見込みなので、28年かかる見込みです。これらの、特に損傷があるわけでもない原子炉の解体作業にそれほどの時間がかかるというのに、炉心がぐちゃぐちゃに壊れて、燃料棒も原形をとどめていないと思われる福島第一原発の廃炉が、30年で終わるかどうかは、ちょっと考えればすぐに分かることです。おそらく、実際には50年くらいかかるでしょう。もっとかかるかも知れない。私は現在43歳ですから、福島第一原発の廃炉作業の完了を、生きている間に見届けられる可能性はあまり高くないだろうと思います。でも、日本が脱原発を実現するところは、生きている間に見届けたいと願っています。
2011.10.28
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10月26日産経抄より英国の料理がまずいというのはジョークの世界の「決まりごと」のようなものだ。おおばともみつ氏の『世界ビジネスジョーク集』によれば、世界で一番不幸なのは「イギリス料理を食べ、日本の家に住む」男だそうだ。だがこんなジョークも時と場所のわきまえが必要だ。2005年、7年後の五輪開催地を決めるときのことだ。最有力とされていたパリを抱える仏のシラク大統領が独のシュレーダー首相らを相手に、対抗馬の英国・ロンドンをこう「批判」した。「料理が下手な人間は信用できない」。文字通り冗談のつもりだったのだろうが、真面目なIOC委員らには料理自慢の仏のおごりと聞こえたらしい。猛反発した英国の巻き返しもあり、ロンドン開催が決まった。シラク発言のせいだけではないだろうが、「たかが料理」が歴史を変える場合もあるということである。こちら韓国で今、李明博大統領が訪米したさい、晩餐(ばんさん)会での料理への批判が出ているという。「週刊朝鮮」誌によると、前菜風の料理に「すし」が出され、メーン料理のステーキは「和牛」で「カボチャ」が添えられていた。まるで日本料理じゃないかというのだ。韓国では日本料理に対抗し韓国料理の「世界化」が課題なのだそうだ。それなのに大統領への晩餐会に日本料理が出てきた。同誌は米ホワイトハウスの「深刻なミス」とし「韓国人出席者は受け入れがたい気持ちでは」と指摘している。米国側に他意はなかっただろう。韓国政府も問題視する気配はないようだが、韓国の日本への対抗心はますますエスカレートしそうだ。もっとも料理に限らず、過度な愛国心が他国をウンザリさせるのも歴史の示すところだ。------いやー、この随筆を見て、私はふたつの感想を持ちました。第一に、書いてある文面そのものは、まったくそのとおりだと私も思う。産経新聞が書いていることに賛同できるなんて、私にしては実に珍しいことです。が、しかしちょっと待て「もっとも料理に限らず、過度な愛国心が他国をウンザリさせるのも歴史の示すところだ。」どの口が、そういう言葉を吐くわけ?というのが、もう一つの感想です。言っていることは正しいけど、「過度な愛国心」を吐きまくって周囲をうんざりさせ続けているのが他ならぬ産経新聞自身じゃありませんか。そもそも、問題の「事件」は、私が検索した限りでは産経新聞以外どこも報じていないようです。見落としがあるかも知れませんが。それもそのはずです。「週刊朝鮮」というのは、韓国では一番部数の多い週刊誌だそうですが、それにしても一週刊誌に過ぎません。今のところ続報はありませんが、他の雑誌や新聞が追随報道したということもないのでしょうし(あれば、産経のことだから喜んで報道するはず)、「韓国政府も問題視する気配はない」というのです。一週刊誌の記事の内容を、こんなに大々的に報じる側※も、よほど過剰反応であり、「過度な愛国心」の発露以外の何物でもないと思うんですがね。※私はネット上のニュースでしか見ていないので、実際の紙面での扱いの大きさや、何面に出ていたのかは確認していませんけど人は、他人の欠点は目に付くけど、自分の欠点は分からないものです。(私自身も自戒しなくちゃね)だから、「人のふり見て我がふり直せ」という言葉がある。確かに、ホワイトハウスの晩餐会で韓国大統領に和食を供したからけしからん、なんて報道は過剰反応、過度の愛国心の最たるものだと私も思うけれど、その「過度な愛国心」が欠点と認識できるなら、まず産経新聞自身が過度な愛国心をふりまき続けている現実に気付よ、と思ってしまうんですよね。
2011.10.27
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前回より続きです。原子力発電の燃料はウラン235ですが、その資源量は決して豊富ではありません。もともと、ウラン235の割合はウランの0.7%にしか過ぎません。おそらく、地球が誕生した時点ではウラン235はいまより遙かに多かったはずですが、ウラン238の半減期は40億年以上に対してウラン235の半減期は7億年ほどですから、地球46億年の歴史の中で、ウラン238が半分弱に減った間にウラン235は100分の1近くまで減ってしまったのです。現在ウラン235の可採年数は資料により諸説ありますが、おおむね石油と同程度と考えられます。つまり、石油が枯渇する頃にはウラン235も枯渇してしまうのです。しかも、埋蔵量は別にして、現時点での供給量だけで考えると、天然ウランは既に需要に対して供給が不足しています。足りない分はどうしているかというと、過去の在庫の取り崩しと、旧ソ連の核軍縮によって廃棄・解体された核兵器からの供給で賄われています。しかし、いずれも永続的なものではありません。特に旧ソ連の解体核兵器は、2013年には枯渇すると見られています。そうなると、核燃料は圧倒的に足りなくなってしまうのです。これらの問題を、原発推進派は核燃料サイクルによって解決できると考えているようです。使用済みの核燃料には、ウラン235が多少燃え残っているほか、新たにプルトニウムが発生しています。これらを分離する工程を、使用済み核燃料の再処理と呼びます。ところが、そうやって抽出されたプルトニウムの使い道に困っているのが現状です。プルトニウムは核兵器の原料になりますから、その保有は厳しく制限されています。それなのに再処理によってプルトニウムがどんどん抽出されていく。私は、これは日本が将来核兵器を保有するという選択肢のための布石だと見られても仕方がないと思います。何しろ、現在使用済み核燃料の再処理を自国で行っているのは、核兵器保有国以外では日本だけなのです。ともかく、幸いにも日本が核兵器保有という現実的な可能性は、現時点ではありません。そのかわり、プルトニウムはとにかく使わなくてはいけない、というので始まったのがプルサーマル発電、つまりウラン235の核燃料にプルトニウムを少し混ぜたMOX燃料で原発を動かすやり方です。事故を起こした福島第一原発では、3号機でプルサーマル発電が行われていました。だけど、ウラン235を前提にした原子炉でプルトニウムを燃やすのは、安全性の面で問題があります。使用済み核燃料の発熱量も、通常の燃料よりMOXの方が大きい。もう一つの核燃料サイクルの目玉が、「もんじゅ」で知られる高速増殖炉です。高速増殖炉の危険性については以前に書いたことがあります。何しろ水や空気に触れるだけで発火するナトリウムを冷却剤に使っているという時点で、事故が起こった場合の対処がきわめて困難であることが容易に推察できます。だいたい、高速増殖炉は、投入した核燃料より多い核燃料を生み出せるというのがうたい文句ですが、その割合は1対1.2に過ぎません。それによって、最初に投入した燃料が2倍に増えるのに要する期間は90年といわれます。それだけでもずいぶん気の長い話ですが、これはあくまでも理論上の話で、現実には「もんじゅ」は事故ばかり起こして全然稼働していないのだから、90年どころか何百年かかっても燃料は増えません。とてもじゃないけれどリスクやコストが割に合うような代物ではないのです。だから、フランスは高速増殖炉の開発を中止してしまった。つまり、結局のところ核燃料リサイクルはまったく実現性のない、空想の世界の話と断じるしかありません。
2011.10.25
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前回より続きます。原子力発電の原理について長々と説明しましたが、ものすごく単純化していうと、「原爆よりウラン235の濃度を薄めた核燃料によって、ゆっくりの核反応(臨界)を起こして沸かしたお湯で蒸気タービンを回す」のが原子力発電というものです。原発のメリットとして宣伝されてきたのは、きわめて少量のウランから、莫大なエネルギーを取り出すことができること、発電コストが安いとされてきたこと、地球温暖化の原因となるCO2が出ないとされていること、そして、資源のない日本がエネルギー源を多様化できること、などです。しかし、これらのメリットのうち、きわめて少量のウランから、莫大なエネルギーを取り出すことができるとされる点を除くと、セールストークに疑義あり、というのが現実です。発電コストが安いとされる点については、以前にも記事を書いたことがあります。経産省の発表している発電コストによれば、確かに原発の発電コストがもっとも安いことになっていますが、ここにはいくつものカラクリがあります。そもそもこのコスト計算は現実の実績に基づくものではなく、モデルケースを設定して、そのような環境ではこのくらいのコストになる(といいなあ)という、架空の数値です。しかも、コスト計算から除外されている要素がいくつもある。それは、具体的には原発設置のために税金から支払われる補助金※や、原発とワンセットで建設されることの多い揚水発電所、そして、廃炉や未だ先の見えない高レベル廃棄物の処理、保管費用も計算には入っていません。つまり、デタラメなコスト計算だということです。※このように書くと、「他の発電所だって公費の補助金をもらっているだろう」と叫ぶ人が時々います。それは、もちろんそうです。しかし、補助金の額(発電量に比して)が他の発電方法より遙かに高額だから問題視されているわけです。さらに、原発がCO2を出さないとされる点にも大いに疑問があります。これも以前の記事で書きましたが、確かに核反応そのものではCO2は出しませんが、発電所の建設、核燃料の採掘・運搬・精錬、放射性廃棄物の処理・保管、最終的には廃炉となった原子炉の処分などで莫大な量のCO2が放出されています。最後の、資源のない日本のエネルギー源の多様化、という話は、セールストークにもなっていません。なぜなら、原発の燃料となるウランは、日本国内では全く採掘されていないからです。かつて、鳥取県の人形峠でウランの採掘が行われたことがありますが、品質が低くて採算が取れず、すでに閉山になっています。濃縮で取り出されたウランは合計84トンだそうですから、燃料棒にして約500本分でしかありません。日本で全く自給できないエネルギー源を引き合いに出して、エネルギー源の多様化などと言っても仕方がないのです。もっとも、おそらくこういうことを主張する人たちは核燃料サイクルを念頭に入れていっているのだと思われますが、核燃料サイクルについては、また後で検討することにします。では、原子力発電のデメリットは何か。いうまでもなく、核反応によって、きわめて危険な放射性物質(放射能、あるいは死の灰)が大量に生み出されることです。他にも色々な問題はありますが、これが最大の問題と言っていい。今回福島第一原発事故によって、これらの放射性物質が大量に放出されてしまうという大事故になってしまいましたが、もし仮に絶対事故を起こさないで済むなら、問題は解決するのでしょうか。残念ながらそうはなりません。危険に放射性物質(高レベル廃棄物)をどこにどのようにして、いつまで安全に保管するか、という問題が残るからです。高レベル廃棄物の問題は、以前に「トイレのないマンション」という記事を書いたことがあります。その記事に書いたように、計画としては、使用済みの核燃料は六ヶ所村の再処理工場及び海外でプルトニウムを抽出して、残りは高レベル廃棄物として半永久的に保存する予定になっています。ただし、現実には、六ヶ所村の再処理工場は、施設はほぼ完成しているものの、まだ稼働していないし、稼働してもすべての使用済み核燃料の再処理ができるほどの能力はありません。また、プルトニウム抽出後の高レベル廃棄物の保管場所も決まっていません。で、具体的にこの高レベル廃棄物はどのくらい危険なのか。高レベル廃棄物は、ガラスと一緒に固められ(ガラス固化体)ステンレス製の容器に封入されます。大きさは、直径43cm、高さ134cm、重さ500kgだそうです。現在、日本中でこの高レベル廃棄物のガラス固化体が2万本以上もあります。1本あたりの放射能の量は、約2万テラベクレルです。今回の福島第一原発事故で漏れだした放射性物質の総量が70万テラベクレルとされますので、このガラス固化体の35本分ということになります。このガラス固化体から実際に放出される放射能の量は毎時1500シーベルト、人間がしがみついたとすると、20秒で致死率100%(7シーベルト)に達します。1メートル離れていても、毎時110シーベルトつまり約8分で致死率100%に至ります。しかも、このガラス固化体は発熱します。表面温度は200度以上です。つまり、ずっと冷却し続けなければならないわけです。50年経つと、ガラス固化体の放射能は1/9に減るそうです。それでもまだ、しがみついた場合3分、1メートル離れていた場合約40分で被曝量は致死率100%に達します。これほど危険な放射性廃棄物が日本中で2万本以上も溜め込まれているのです。(上記の数字は資源エネルギー庁放射性廃棄物対策室ホームページより)この高レベル廃棄物が無害化されるまでの所要時間は、私は数千年と聞いていましたが、現在は10万年とも言われています。どちらにしても、気が遠くなるような時間です。そんな先の世代まで、廃棄物のツケを残すのが原子力発電というものなのです。更に続きます。
2011.10.24
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当ブログでは、原発を巡る問題について今年1月以来(本格的に大量に書くようになったのは震災以降ですが)かなりの量の文章を書きためてきました。改めてそれを整理してみようと思います。まず、原子力発電とはどのようなものでしょうか。以前にも説明しましたが、核反応によってボイラーのお湯を沸かし、その蒸気によって発電機を回すのが原子力発電です。つまり、お湯を沸かす熱源は異なりますが、お湯を沸かすところから先は蒸気タービンによる火力発電とまったく同じ理屈です。と、上記のリンク先では説明しました。厳密に言うと、お湯を沸かすところから蒸気タービンを回転させるところまでのやり方がふたつのタイプに分かれます。一つは、核反応によってお湯を沸騰させ、その蒸気で直接タービンを回転させるやり方で、沸騰水型と呼びます。もう一つは、沸かしたお湯に高圧をかけて沸騰させず、この加圧した高熱水を熱源として別系統の水を沸騰させて蒸気タービンを回転させるやり方です。これは加圧水型と呼びます。エネルギーの効率で言えば沸騰水型の方が効率が高そうですが、蒸気タービンに放射能で汚染された水(蒸気)が通過するので、遮蔽しなければならない区画が大がかりになります。加圧水型は、(事故がなければ)蒸気タービンを放射能汚染水の外側に置ける(遮蔽の必要な区画を小さくできる)のがメリットです。日本では、沸騰水型と加圧水型のシェアは半々くらい。電力会社ごとに一方を選んでおり、東京電力は沸騰水型を使っています。事故を起こした福島第一原発もそうです。ただし、日本では半々ですが、世界的に見ると加圧水型のシェアが圧倒的です。なお、原発と火力発電(蒸気タービンによる)の理屈は同じですが、現実の運用には違いがあります。それは、蒸気圧と温度が火力発電より原発の方が低い、ということです。原子炉内部にはきわめて強力な放射性物質があります。特に、中性子の放射によって、原子炉の材質である鉄が脆性劣化、つまり脆くなるため、圧力を上げられないのです。蒸気タービンは、蒸気圧と温度が高ければ高いほど高効率になりますから、原発も火力発電も同じ理屈ではあっても、現実には原発より火力発電(蒸気タービン)の方が発電効率は高くなります。原発はおおむね、発生させた熱量のうち1/3だけが電気になる。一方、蒸気タービン式の火力発電では変換効率は4割を超え、ガスタービンでは5割。コンバインドサイクル発電、つまりガスタービンの排熱でボイラーを加熱して蒸気タービン動かす発電方式の場合、変換効率は6割弱に達します。つまり、原発はものすごく効率の悪い発電方法なのです。ところで、原発の燃料というのはもちろん核燃料、つまりウランです。いうまでもなく、採掘されたウランがそのまま燃料に使われるわけではありません。ウランにはウラン235とウラン238のふたつがありますが、自然状態での割合は、ウラン235が0.7%、ウラン238が99.2%です。実際に核分裂反応を起こすのはウラン235で、ウラン238は中性子を補足するつまり核分裂を抑える働きがあるため、自然状態では核分裂反応は起こりません。このため、核反応(臨界と呼ぶ)を起こすには、天然ウランを精製、濃縮して、ウラン235の割合を増やす必要があります。ウラン235の割合が8割以上だと、爆発的な核反応を起こすので、原爆になります。原子力発電の場合は、ウラン235の割合を3%から5%程度です。この濃度だと、爆発的な核反応ではなく、発電にほどよい程度の「ゆっくり」の核反応になります。つまり核燃料と核爆弾の違いは、濃縮の程度の差ということです。原子力発電の核燃料は、この濃縮ウランをペレット状にして、それを縦につないで表面をジルコニウムの皮膜で覆います。縦長の形状なので「燃料棒」と呼ばれます。何故棒状にしているかというと、燃料棒の間に制御棒と呼ばれる、中性子を吸収する(つまり、核反応を抑える)物質を挿入するのに、その方が都合がよいからです。この記事で紹介しましたが、燃料棒1本のウランの量は190kg前後、そのうちの3~5%がウラン235ですから、ウラン235の量は燃料棒1本あたり5~9kgということになります。ちなみに、広島の原爆には50kgのウラン235が搭載されていましたが、実際に核反応を起こしたのはそのうち1kgだけで、その1kgによって15ktから20ktと言われる核爆発を起こしています。その燃料棒が、福島第一原発の場合、1号機に400本、2・3号機に各525本入っていました(4号機は原子炉内には燃料棒はなかった)。そして、それ以外に、燃料貯蔵プールには、1~4号機合計で、未使用の核燃料が384本、使用済核燃料が2724本ありました。よく、原子力発電の「五重の壁」ということが言われます。これは1燃料ペレット 2燃料棒のジルコニウムの皮膜、3原子炉圧力容器 4原子炉格納容器 5原子炉建屋の壁と屋根の5つの防護壁によって放射能の漏洩が防がれている、という意味です。しかし、これは原子炉内にある核燃料の場合です。燃料貯蔵プールに貯蔵されている核燃料には3と4の壁はありません。3重の壁しかないたのです。しかも、福島第一原発の場合、炉内には1450本、燃料貯蔵プールには3108本ですから、核燃料プールの燃料棒の方がずっと多いのです。これはどこの原発でも同じ状況と思われます。使用済み核燃料の保管場所がないから、原発内の核燃料プールに多くの使用済み核燃料が溜め込まれているのです。これらの核燃料をすべて合計すると、ウランの総量は870トン、そのうちウラン235は26~43トンと推定されます。つまり広島型原爆の500~800倍のウラン235が4基の原子炉内に溜め込まれていたわけです。広島の原爆で実際に核爆発したウラン235(1kg)との比較では、実にその26000~43000倍という計算になります。すさまじい量と言うべきでしょう。以下、次回に続きます。
2011.10.23
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F15、月内の訓練再開を検討…燃料タンク外し一川防衛相は22日、石川県の航空自衛隊小松基地周辺で燃料タンク落下事故を起こし、その後、訓練を中止しているF15戦闘機について、「燃料タンクを外しての飛行ができるかどうかという判断をそろそろしなければいけない。できれば今月中には何とかしたい」と述べ、月内に燃料タンクを外した状態で訓練を再開する考えを示した。同基地を視察後、記者団に語った。事故以降、航空自衛隊の主力機であるF15の飛行は全国の基地で緊急発進(スクランブル)以外は中止となっている。政府内では原因究明に時間がかかり、訓練中止が長期化することについて、「国防上、支障が出る」との懸念も出ていた。------この燃料タンク落下事故とその後の対応にはどうもよく分からないところがあるのですが、そもそも、この落下した燃料タンクは「増槽」「落下タンク」と呼ばれるものです。要するに、航続距離を伸ばすために機体下部に装備した追加式の燃料タンクで、実戦では、空戦前に投棄するものです。もちろん、平時にこの狭い日本の上空でこんなものをポンポン投げ捨てられたら大変なことになるのは当然ですが、だから戦闘訓練の際も増槽を腹の下に抱えたままだ、なんてことは想像もしていませんでした。遠方まで飛行しなければならないときはともかく、戦闘訓練の時は最初から増槽は搭載しないで飛行するものだと思っていたのですが、そうじゃなかったんですね。昔々の零戦とかの時代とはエンジンの出力がまったく違うから、今のジェット戦闘機はこんな重いものを抱えたままでも空戦が出来てしまう、ということでしょう。ただ、どの程度の頻度で増槽は交換していたのでしょうか。増槽を装着したままで激しい機動を行えば、当然接合部にはすごい力がかかるわけで、だから増槽は基本的には消耗品のはずです。もし、同じ増槽をずっと装着しっぱなしで運用していたとしたら・・・・・・、そりゃ壊れても不思議はないだろうと思います。で、訓練だけなら落下タンクなんか外してしまえばいいじゃないかと思うんですけどね。こんな事故があって、原因も分からないのに増槽を付けたままで飛行再開なんて論外でしょう。事故機は増槽を3本付けていたそうですが、通常は1本しか付けないことが多い。燃料搭載量は、検索したところ機内が7,836リットル、増槽が1本あたり2,309リットルとのことなので、増槽がなくても2割減程度です。「燃料タンクを外しての飛行ができるかどうかという判断をそろそろしなければいけない。」なんて、迷う必要はないんじゃないかと思います。ちなみに、航続は距離は飛行の条件によって大幅に変わるので参考程度ですが、F15の増槽なしでの航続距離は約3400kmに対して、F4は増槽付でも3000km以下とされているようです。
2011.10.22
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橋下知事辞職に反発、ヤジ飛び交う大阪府議会大阪府の橋下徹知事(42)は21日夜、府議会の議案採決後、浅田均議長に辞職願を提出する。来年2月5日の任期満了を待たず、今月31日付で退任し、11月27日投開票の大阪市長選にくら替え出馬する構えだ。辞職に伴う知事選は市長選とのダブル選になる見通しだ。ただ、「任期途中の退任は無責任だ」と批判する自民党府議らが議案に対する知事質疑を改めて求めるなどしたため、議事進行が遅れ、21日午後9時現在でも採決に至らず、辞職表明が22日未明にずれ込む可能性もある。府議会はこの日、9月定例議会に提案された一般会計補正予算案などの採決日。午後1時に開会したが、議場は辞職に反発する府議らのヤジが飛び交い、休憩を挟んで本会議や委員会が断続的に重ねられた。----自民党は大嫌いですが、「任期途中の退任は無責任だ」というのはそのとおりです。知事になってみたら、市長の方が権限が強くて思い通りにならないから市長に乗り換えますって、市長と知事の権限がどうなっているかということすら調べることもせずに知事に立候補したんですか、と言いたい。人気さえあればなんでもできる、何をやってもよいと思っているんじゃなかろうか、と。以前の記事にコメントをいただいたヒラトくんさんが、ご自身のブログに同趣旨のことを書いておられますが、私も、松井という維新の会の政治家が市長選に立候補すれば良いだけじゃないかと思うのです。任期途中の知事の座を投げ出してそれを松井に譲り、自分自身は市長選に立候補というのは、どう考えても順番がねじ曲がっている。でも、その理由は何となく想像が出来ます。何故かというと、橋下の「同志」だったはずの人たちの中から少なからず離反者が出ているからです。例の悪名高い条例案に対しては、橋下の肝いりで選ばれた教育委員が真っ先に猛反発しているし、橋下の全面支援を受けて堺市長に当選した竹山修身は、当選後は大阪都構想に反対して橋下と敵対しています。松井に市長を任せた途端に裏切られるのが怖いんじゃないかな、という気がします。だいたい、維新の会と言っても、議員のほとんどは元自民党の政治家が橋下人気に乗って鞍替えしただけですから、落ち目になればたちどころに「沈没船から逃げ出す」ことは目に見えていますし。ところで、大阪府知事選については、もう一つニュースがありました。民主、郷原信郎氏に大阪府知事選出馬を打診11月27日に大阪市長選とのダブル選が想定される大阪府知事選で、民主党府連代表の平野博文国対委員長が、弁護士の郷原信郎氏(56)に出馬を打診したことがわかった。郷原氏は読売新聞の取材に「大阪には全く縁がなく、本当に求められているのかどうか検討したい」と述べた。民主は近く最終判断する構えで、統一候補擁立を模索する自民、公明両党との調整も進めるとみられる。郷原氏によると、平野氏から16日に電話で「知事選候補を探しているが、その気はないか」と打診を受けた。18日には都内で会談し、再び出馬を要請されたが、郷原氏は回答を保留したという。郷原氏は21日、読売新聞の取材に「弁護士事務所を経営しており、一般的には考えられない話だが、考えずに断るのも失礼なので周囲と相談する」と話した。郷原氏は元東京地検特捜部検事。九州電力の「やらせメール」問題では第三者委員会の委員長を務めた。民主は、自公と連携して複数の中から知事選の統一候補を絞り込む方針で、自民はこれまでに弁護士で同党参院議員の丸山和也氏(65)に打診している。知事選には、弁護士の梅田章二氏(61)が共産党推薦で出馬を表明。橋下徹知事率いる大阪維新の会も幹事長で府議の松井一郎氏(47)の擁立方針を固めている。-----九州電力が何故この人に第三者委員会を任せたのかは謎ですが、結果として大正解だったと思います。九州電力にとっては、悪夢だったかも知れませんが。民主党は言い人材に目を付けたなと思います。ただ、一般受けするかどうかは分からないですけど。私は東京の人間なので(相棒は大阪出身ですが)、大阪府知事選にも市長選にも選挙権はありませんが、もしも選挙権があったら、郷原氏に投票するかも知れません。
2011.10.21
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<平野復興相>津波で逃げなかったばかなやつ…犠牲の友人に平野達男復興担当相は18日、福島県二本松市で開かれた参院民主党の研修会で講演し、東日本大震災の津波被害に関連して、「私の高校の同級生のように逃げなかったばかなやつもいる。彼は亡くなったが」と発言した。津波で犠牲になった自身の親しい人を念頭に置いた発言だが、自民党の大島理森副総裁は同日、記者団に「閣僚として許されざる言葉だ」と批判し、次期臨時国会で追及する考えを示した。平野氏は講演で「前の津波の経験から『この高さまで逃げれば大丈夫だ』と20~30人集まり、津波で亡くなった方もいる」などと話した後、自身の同級生に言及。「ばかなやつってひどいかもしれませんけどね。そういった(事例を)一つ一つ検証し、次の震災に役立てることが大きな課題だ」と述べた。平野氏は18日夜、記者団に対し「なぜ逃げなかったのかという思いがずっとあった。冷静に客観的に話さなければならない時に、友人への思いがこみ上げてしまった」と釈明。その上で「不快な思いをされた方には心からおわびしたい」と謝罪した。政府高官は「発言全体を見てほしい。そこだけ切り取って批判するのは不適当だ」と問題視しない考えを示した。--------確かにその部分だけを切り出せば問題発言です。ただでさえ鵜の目鷹の目で「失言探し」をやっている人がいると分かっていながら、わざわざ揚げ足を取られかねない発言をしたことは、政治家としては失策です。ただし、本人による釈明によれば、経緯は以下のとおりだったとのことです。平野復興相「個人の思いが入ってしまった。心からお詫びする」「今日の私の、東日本大震災の一連の報告の最後の部分だったと思いますが、今回の震災の教訓を生かさねばならないという話の中で、高台でここは大丈夫だといって波に飲み込まれた方もいる、その中に、逃げなかった方もいる-という話の中で、私の友人の、友人というより高校の同級生ですけどね。その話をして『バカなやつ』と言いました。この同級生は、高校の時の私の友人で、私(の出身高校)は水沢高校ってとこですけど、彼は陸前高田で、そこによく遊びいって、高田松原で一緒に遊んだ仲でして。今回、彼は高田で歯医者やってたんですけどね、逃げられると思えば逃げたんですけど、高校の時から、どっちかというと豪胆な男で、だいたい想像できたのは、こんな地震で大丈夫だといって、逃げなかったのは想像つくんですよ」「そういう意味で『何で逃げなかったのかな』という思いはずっとあって、地元で話をするときに、『何で…、あいつはバカなやつだ、逃げなかった』と。どういう表現していいのか、残念だったという話をすればいいのか、逃げればよかったのにというふうに話をすればいいのか。この間の地元の同級会でもそういう話で、『あいつバカだった、なんで逃げなかったんだ』とちょっと言ったんですが、そのときの思いが今日の中にでてしまい、冷静に客観的にしゃべらなくちゃなんないところに、個人的な思いが入ってしまいました」(中略)--悔しいという思いで言ったのか「それはもう、逃げれば逃げられたんだから。高田松原のすぐ後ろにうちがありましてね。逃げれば十分時間があって、後で聞いたら、本人は地震が来て『大丈夫だ、大丈夫だ』と言っていたという話も聞きましたから」「無念というか、何で逃げなかったんだと。そこだけね。もっと客観的に話をする部分なんだけど、同級生の話がぼっとかぶさってしまいましたね。逃げなかった方でも、逃げたくても逃げられない方々もいるし、本当に大丈夫だと逃げなかった方もいるし、状況はいろんな客観的な状況はありますが、あそこだけ、その、友達の顔みたいなところがぽっと重なってしまった」(以下略)-----高校の同級生で現在も親交があるのだから、かなり親しかった友人ということでしょう。赤の他人について、死んだ人をバカといえば確かに失言ですが、この文脈で親しい友人を馬鹿なやつということが、「どういう理由にしろ亡くなった方を『バカ』という表現は、大臣として許されざる言葉だ。」(自民党大島副総理)とか、「人間としての問題」(公明党の高木幹事長代理)とは、私には思えません。大臣としては、確かにその発言は失策、それは確かにそうですが、「人間として」問題とはまったく思えません。むしろ、この発言を「人間として問題」などと断じてしまう方が、人間として問題なんじゃなかろうかと思ってしまいます。前回の鉢呂大臣の辞任の時もそうでしたけどね。あの発言の当時は、「なんかおかしいな」と思いつつ、真相がよく分からなかった(擁護する側も、どこからか引用してきた「発言の真相」なるものが、根拠の怪しいものだったりして)記事にしませんでしたが、何故か各紙で具体的な発言内容がてんでバラバラなのはおかしいなとは思っていましたが。上杉隆氏によると、実際の発言は鉢呂氏はそもそも「放射能」という言葉を使っていない。福島からの帰りで防護服姿だったため、記者から「放射能付いているんじゃないですか?」といわれ、近づいただけだ。そのやり取りに記者も笑っていたという。実は記者の1人がICレコーダーで録音していたから、その気になれば真相は検証できるはずだが、そうした報道はない。これが、各紙バラバラだった「放射能」発言の真相である。というものだったとのことです。
2011.10.19
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女子マラソン記録の新規定、ラドクリフらが反発国際陸連が今年8月に導入を決めた、男女混合での女子マラソンなどの記録を世界記録と認めず、「世界最高記録」扱いとする新規定が波紋を呼んでいる。先週には、女子マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(37)(英)が国際陸連会長へ再考を直訴するなど、記録論争の行方が注目される。国際陸連は、男女混合のロードレースでは女子が男子の助力を受けるとし、記録は「最高記録」扱いとする新規定を導入した。女子単独で樹立した従来の世界記録との2本立てで、来年1月から使い分ける。現在の世界記録は、ラドクリフが2003年に男女混合レースでマークした2時間15分25秒。しかし、新規定では、2分以上遅いラドクリフの3番目の記録、2時間17分42秒となる。日本記録への影響も大きい。現在は野口みずき(シスメックス)が05年のベルリンでマークした2時間19分12秒だが、日本歴代2位となる04年の渋井陽子(三井住友海上)、01年に世界で初めて2時間20分の壁を破った同3位の高橋尚子の歴史的記録も日本記録とは認められない。日本陸連は対応を保留しているが、世界陸連の新規定では、日本記録は野口の2番目の記録、2時間21分18秒へ変わる。これに対し、国際マラソン・ロードレース協会(AIMS)とワールド・マラソン・メジャーズは9月中に反対の立場を表明。13日に国際陸連のディアック会長に再考を直訴したラドクリフは、「多大な努力を払い、規則に従って自分の力で出した記録を後で価値がないと言うのは公正じゃない。これは世界中の女性の大問題」と語り、会長の反応を「理解してくれたと感じた」と語った。-----私の記憶では、マラソンはコースごとの条件差が大きいため、以前は「世界記録」は公認されず、「世界最高記録」しか認定されていなかったと記憶しています。世界記録が認定されるようになったのは、比較的最近のことではなかったでしょうか。それはともかくとして、確かに混合レースで女子の有力選手に男子のペースメーカーが付く場合、数人のペースメーカーが周囲をぐるりと取り囲んで走るのは、果たしてどうなの?という気がしないわけではありません。ただ、そこから一足飛びに男女混合レースの女子の記録は世界記録と認めない、というのは飛躍がありすぎるように私は思います。何も手を引っ張られて走っているわけじゃないのです。ペースメーカーが付いていても、走るのは本人なんだから。それに、男同士、女同士のペースメーカーなら良いのでしょうか。オリンピックは例外として、世界のトップレベルの選手が出場するマラソン大会では、ほとんどペースメーカーが付きます。当然、同性同士の場合は、ペースメーカーの脚力は対象選手を上回ることはありませんから、30キロとか35キロあたりまで走ったところで役目を終えるわけですが、時々、ペースメーカーの脚力が出場するトップクラスの選手を上回っていて、役割を終えた後もそのまま走り続けて優勝しちゃった、なんてハプニングも起こるわけです。ただし、ペースメーカーの契約内容によっては、完走してはいけない、という条件になっていることもあるようですが。同性のペースメーカーが良くて、異性のペースメーカーはダメ、という根拠がどうも薄弱なように思えます。現実問題として、こういう規定になると、男女混合レースの女子部門は、トップアスリートの出場するレースとしての意味を失ってしまいます。そこでどんな記録を叩き出しても世界記録・日本記録としては公認されないなら、トップクラスのランナーが出場する意味がないからです。そのレースでオリンピックや世界陸上の出場権が決まる、というなら出る意味はあるかも知れませんが、そうでなければ、男女混合大会の女子部門は、市民マラソン以上の意味を失ってしまいます。それでいいのかな、というのは強い疑問を感じます。ま、エラソーなことを書いても、私はフルマラソンなんて走ったことはないですけどね。(ハーフマラソンが最長記録です)ちなみに、私が初めて出た市民マラソン大会(20km)の優勝者(男子)は、私が折り返し点に到達する遙か以前に、まるで機械人間のようなすごいペースですれ違っていきました。「さすがに優勝する人は違うなあ」と思ったものです。ところで、同じ年にバンコク・アジア大会で彗星のごとく現れたすごい女子ランナーがいました、高橋尚子選手です。そのときのタイムは、確か2時間21分台でしたが、ラップを調べたら、20km通過タイムが、私がすれ違ったその優勝者のタイムより速かったのです。男子20km対女子フルマラソンの20km通過タイムなのに、ですよ。確か、10秒くらいの僅差ではありましたけど。世の中、機械人間の上の機械人間がいるんだなあと、そのとき痛感しました。というか、世界のトップアスリートはそれだけレベルが高い、ということなんでしょうね。
2011.10.18
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注水停止20時間で炉心損傷、確率5千年に1回東京電力は17日、福島第一原子力発電所1~3号機で再び炉心が損傷する確率は、約5000年に1回とする試算結果をまとめた。同日、経済産業省原子力安全・保安院に提出した施設運営計画に盛り込んだ。事故前の試算では1000万年に1回としており、2000倍も高くなった。試算は、安定化の目標である「冷温停止状態」を維持するため、施設運営に生かす。損傷確率の計算は、原子炉の注水系統の故障、外部電源の喪失、大津波など7項目を想定。それぞれの原因で、1~3号機の一つに約20時間にわたる注水の中断が起き、炉心損傷が起きる1200度に達する確率を合計した。炉心損傷に至る確率が最も高かったのは、大津波が原因で注水機能が回復できないケース。大津波そのものの頻度は700年に1回と見積もっている。----仮にこの数値を信用するとしても、日本中に原発が54基あるということは、それぞれが5000年に一度炉心損傷すれば、結局は100年に一度炉心損傷の大事故が起こる、ということになります。でも、はっきり言って信用に足る数値とは思えません。何故かというと、これらの数字は機械的な故障発生率から計算していると思われるからです。原発に限った話ではありませんが、事故は機械的な故障のみが原因で起こるものではありません。人為的ミス(不可抗力的なものも含めて)が大きな要素を占めます。どんなに注意を払っても、ヒューマンエラーを完全に排除することなど出来ません。人間は神様ではないので、ミスを絶対犯さないというのは不可能です。機械的な故障はある程度まで発生頻度を計算することができますが、ヒューマンエラーは後から振り返って「このくらいの確率」と推定することしかできません。結局のところ、事故発生確率は、過去の実績から推計するしかありません。そうすると、原発による発電が始まってから40年で4基の原発が重大事故(炉心損傷は3基)を起こしたということは、10年に1基ずつが重大な事故を起こしている、ということになります。さらに、記事によると大津波の頻度は700年に1度という見積もりだそうですが、甘すぎるのではないでしょうか。東北沖では、明治三陸沖、昭和三陸沖、今回の地震と、115年間で3回の巨大津波が起こっていますし、今後今回の震源域の周辺で巨大地震が再発する可能性が危惧されています。その場合、当然大きな津波も発生するはずです。他の海域でも、たとえば東海地震んが発生すれば当然巨大津波が発生します。これらのことを総合して考えると、巨大津波が700年に1度とはとても思えませんし、そのような前提に立脚した事故発生確率も信用できる数字ではありません。
2011.10.17
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小型船:ミッドウェー沖の太平洋で発見 津波被害の船か米ハワイ大の国際太平洋研究センターは14日までに、米ミッドウェー諸島付近の日本の東北地方から約3100キロ離れた北太平洋で、東日本大震災に伴う津波で流されたとみられる「福島」の表示が入った小型船や冷蔵庫などが浮かんでいるのをロシア船が9月下旬に発見、船を引き揚げたと発表した。同センターはこれまでに、津波で発生した大量のがれきが太平洋を漂流し、3年後には米西海岸に到達するとの予測をまとめており、今回の発見もこの予測に沿っているという。ロシアの帆船パラダが、ホノルルからウラジオストクに向けて航行中の9月22日、漂流物の中に漁船とみられる小型船(全長約6メートル)を見つけ、引き揚げた。船体の一部に「福島」と書かれており、ガイガーカウンターで測定した放射線量に異常はなかった。漂流物は同21日から28日にかけて目撃され、木の板やペットボトルなどに交じってテレビや冷蔵庫も浮いていたという。パラダは10月8日にウラジオストク港に入港した。------震災から半年あまりで、大量のがれきが3000キロも東まで漂流しているそうです。漂流物が黒潮に乗れば、確かにそうなります。別記事によると、来年にはハワイ、2014年には米国本土の西海岸まで漂流物が到達すると予測されているようです。現在でも、被災地の沖合では船の航行に支障が出たり、漁をすると漁網に多くのがれきが引っかかるという問題が生じていると聞きます。いずれ、それが全太平洋規模に拡散してしまうとなると、その量にもよりますが、漁業への被害もバカにならないかも知れません。いずれ、ワイキキ海岸とかロサンゼルスあたりのウエストコーストあたりにもがれきが漂着することになるんでしょうか。国際太平洋研究センターのホームページ(英語のみ)に、漂流するがれきのシュミレーション結果が掲載されています。動画版はこちらこれによると、日本近海を漂い続けるがれきよりも、東太平洋まで漂流するがれきの方が圧倒的に多いようですね。それにしても、テレビや冷蔵庫って、水に浮くものだったんですね。確かに筐体はプラスチック製ですが、中身は金属だし、水密構造じゃないから、浸水すれば水に沈むものだと思っていました。(こんなこと、実験して確かめるわけにもいきませんからね。)この件に関して検索してみたら、自動車まで漂流しているそうです。自動車は金属で出来ているから、当然水に沈むものと思っていましたが、最近の自動車は軽量化されているからでしょうか。もっとも、内部に空気が残っているために浮力を保っているような場合は、時間とともに空気が抜ければ沈んでいくでしょうが。木製の家具類や木造建築の構造材なども相当の量が漂流しているはずです。あれだけの津波ですから、その量は莫大でしょう。かといって、太平洋上で回収作業もできないし、打ち上げられたものを地道に回収するしかないんでしょうね。がれきの中には釘やガラス片が突き出ているものもあるはずですから、そう考えると、回収も少々危険がともなうでしょうし。しかし、あの小型船、本気で調べれば持ち主の特定は可能だと思うけど・・・・・・、持ち主が生きていたとしても、さすがにハワイまで引き取りに行くことはできないでしょうね。
2011.10.16
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原発稼働率、過去最低の20.6% 9月全国の原子力発電所の9月の稼働率は20.6%となり、8月に続いて、記録が残る1977年4月以降の最低を更新した。電気事業連合会が14日発表した。原発稼働率は2月には70.8%だったが、定期検査に入った原発の再稼働が遅れているため、下がり続けている。9月の電力10社の発受電電力量は前年同月比9.1%減の768.3億キロワット時で、9月では過去最大の減少率になった。電力使用制限令は9月9日に解除されたが、節電努力が続いているためとみられる。発受電電力量は電力10社が自ら発電したり、他社から買ったりした電力量を表す。--------私は、ただちにすべての原発を止めろとは主張していませんが、現時点でも、真夏の2ヶ月前後を除けば、原発などなくたって電気は充分に足りるということは言えるんじゃないかと思います。9月の原発稼働率は20%だそうですが、9月下旬以降は、稼働率が0%だって、電気が足りないなんてことはないでしょう。してみると、しばらく原発を稼働させるにしても、その期間は夏場の2ヶ月だけで充分じゃないかと思います。記事によると電力使用制限令が解除されても、9月の電力量は前年比9.1%減だとか。そういえば、我が家も照明器具などはずっと最低限にしたままです。実は、蛍光灯の安定器が古くなって、ちらつきが酷くなってきたので、インバーター式に替えました。LEDほどではないですが、インバーター式は従来のものより消費電力が少ないようです。その効果があったのかどうかは分かりませんが、9月の我が家の消費電力は過去最大級の減少でした。以前の記事にも紹介した記憶がありますが、昨年9月の消費電力が425kwh、今年9月は223kwhですから、47%の削減です。過去最大級の削減幅でした。ま、去年は8月後半から9月最初の1週間が酷暑のピークで、連日のように35度を超えていたのに対して、今年の同じ時期はそこまで暑くなかった(8月下旬にはかなり涼しい日が続いた)ことが大きな原因なのでしょうが。7~9月の3ヶ月トータルで見ると、昨年比35%減です。で、一部マスコミは早くも「冬も節電」と言っています。そうですね、節電は必要でしょう。だけど、夏と違って冬はいくらでもやりようがある。早い話が、夏場のクーラーは電気しか選択肢がない(ガス冷房もあるけれど、業務用に限られる)けれど、冬場の暖房はガスでも灯油でも選択肢がありますから。我が家の場合、3月11日に地震が起きて、2日か3日後にはエアコンのコンセントは全部引っこ抜いて、以降夏になるまで電源を入れることはありませんでした。正直に告白すると、震災以前は、ガス暖房とエアコンの両方をつけることがあって、よく相棒に「もったいない」と怒られていました。しかし震災を機にガスのみにしたのです。この冬も同じにするでしょう。震災の直後に計画停電はありましたが、あれは地震で火力発電所も止まってしまったためです。現在は大半の火力発電所が復旧していますから、原発がなくたって、現在程度の節電が継続していれば、冬場の電気が足りないということは考えにくい。
2011.10.14
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「ロシアに雪男いる確率95%」 国際会議で結論ロシア・西シベリアのケメロボ州で6~8日に開かれたイエティ(雪男)に関する国際会議で、人類学などの専門家らは「これまでに見つかった各種資料は、ケメロボ州に雪男が95%(の確率で)存在していることを証明している」との結論に達した。ケメロボ州政府が9日、発表した。会議期間中、米ロやカナダ、スウェーデン、エストニアの専門家らが、雪男の目撃情報が相次いだ同州南部ゴールナヤ・ショリヤのアザス洞窟や周辺の山を探索。雪男のものとみられる生息場所や体毛を見つけたと報告した。ロシアメディアによると、洞窟にあった足跡の一つから12本の灰色の体毛が見つかり、科学鑑定されるという。米国の研究者は会議で、米カリフォルニア州にいるとされる雪男「ビッグフット」の声だとする録音も披露した。参加者らは、ケメロボ国立大をベースに雪男の特別研究センターを創設するよう提案した。-------それって本当でしょうか?確かにシベリアは日本などとは違って、人口密度がきわめて低いので、人跡未踏の地もたくさんあるでしょうが、雪男が未だに人間(現生人類)に知られることなく生きながらえている、と考えるのは、いささか無理があるように思います。「灰色の体毛」だけだったら、そりゃクマの可能性を考えた方が現実的じゃないのかな、と思ってしまうのです。まず、もし仮に雪男が存在するとして、それは分類的に見て何者ということになるのでしょうか。当然、霊長目(サル目)ヒト科のいずれかの種類ということになるはずです。ホモ属のいずれかの種か、またはその祖先に当たるアウストラロピテクス属のいずれかの種ということになるでしょう。実際には、アウストラロピテクス属のヒト(化石記録はアフリカからしか見つかっていない)が酷寒のシベリアで生きていけるはずがないので、ホモ属のいずれかの種しかあり得ないでしょう。現実的には、ホモ・エレクトス(北京原人・ジャワ原人など)か、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)のいずれかしかあり得ません。西シベリアのアルタイ山脈付近で、デニソワ人と呼ばれる、ネアンデルタール人に近縁なヒトが発見されているので、雪男がもし存在するなら、このデニソワ人の末裔というのが有力かも知れません。だけど、ネアンデルタール人は、一説には「もし背広を着て地下鉄に乗っていたら、誰も気がつかないだろう」とも言われます。現生人類と、そんなに大きな違いがあるわけではありません。何より決定的なのは、ネアンデルタール人は毛むくじゃらではない(と推定されている)ということです。現在推定されているネアンデルタール人の復元像デニソワ人の復元像というのは私は知りませんが、ネアンデルタール人に近縁なので、ほぼ同じような風体だったはずです。これを、「雪男」というのは、ちょっと無理じゃないかなあ。となると、最後に残る候補は、ホモ・エレクトス、つまり北京原人などの末裔ということになります。だけど、ホモ・エレクトスがシベリアという酷寒の地に住むことができたか、というのは大いに問題です。そもそも、サル目というのは熱帯起源の動物です。サル目の中で唯一、もっとも寒い地域まで分布しているのが我々現生人類(ホモ・サピエンス)です。それに次ぐのは、前述のネアンデルタール人(デニソワ人も)。彼等は北極圏には達しなかったけれど、最終氷期の寒冷気候の中でヨーロッパやシベリアに住んでいたのだから、能力的にはおそらく今のシベリアにも居住できるでしょう。しかし、この2種以外では、日本の青森県下北半島に住むニホンザルが、サル目の分布の最北端です。ホモ・エレクトスも、中国の北京あたりに住んでいた(北京原人)のだから、寒さに無抵抗ではなかったでしょうが、シベリアの寒さに耐えて生きていけるかというと、ちょっと無理じゃないかなと思うのです。まあ、「雪男がいるかも」というロマンはあってもいいかもしれないですけどね。
2011.10.12
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年金支給「68~70歳」議論で厚労省3案提示厚生労働省の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の年金部会は11日、厚生年金の支給開始年齢を将来的に68~70歳に引き上げるための議論を本格的にスタートさせ、三つの案を提示した。同省は、年内の改革案取りまとめを目指す。厚生年金の支給は、男性は2025年度まで、女性は30年度までに、それぞれ60歳から段階的に65歳まで引き上げ、基礎年金と合わせることがすでに決まっている。だが、厚労省は、少子高齢化の急速な進展や、国民の平均寿命の伸びを念頭に、年金財政の安定化のためには年金支給開始年齢の一層の引き上げの検討に入る必要があると判断した。3案は、〈1〉厚生年金の支給開始年齢を3年に1歳ずつ引き上げる既定スケジュールを「2年に1歳ずつ」に前倒しし、65歳に引き上げる〈2〉厚生年金を現在のスケジュールで65歳まで引き上げた後、基礎年金と併せて支給開始年齢を3年に1歳ずつ引き上げ、68歳に引き上げる〈3〉2年に1歳ずつ前倒しして65歳まで引き上げた後、さらに同じく2年に1歳ずつ引き上げ、両年金の支給開始年齢を68歳に引き上げる――との内容だ。----少子高齢化が進んでいて、高齢者が増え、年金を支える現役世代が減っている、だから年金制度が苦しいというのは分かります。だけど、年金受給開始が68歳だ70歳だということになったら、年金をもらう前に亡くなる人も少なからず出てくるでしょう。私の父は、自営業で68歳まで仕事をしていたので、年金受給開始を繰り下げたのです。繰り下げた分だけ年金額は増えましたが、「75歳まで生きないと元が取れない」と生前口にしていました。だけど73歳で亡くなってしまったので、結局繰り下げた分のもとは取れませんでした。国民年金の保険料と受給した金額を天秤にかければ、おそらく払った保険料分の元も取れなかったんじゃないかと思います。厚生年金と共済年金(国家公務員)も数年ほど加入歴がありますが、大半が国民年金なので、死んでしまえば遺族年金も出ませんし。まあ、仮に年金受給開始が60歳だったとしても59歳で亡くなってしまう人もいるわけだから、ある意味年金の「元が取れない」うちに亡くなる人が出るのは避けがたいことではあります。しかし、それ以上の問題は、現実に60代後半で雇ってくれる企業なんてない、ということです。年金の受給開始を遅らせるというなら、まずその前にその分だけ高齢者にも雇用がある社会状況になっていなければ、高齢者の末路はただただ悲惨なことになります。公務員については、定年を65歳まで延長するという案が検討されているようです。もっとも、生涯給与総額は変えずに定年を延長する、という方針だそうです。つまり月々の給料を減らした分で定年を伸ばすということだから、たいしてうれしい話でもありません。まして、一般企業は、形の上で定年を延長しても、有名無実化しそうな気がします。私個人としても、私が年金をもらう頃には年金受給開始が70歳、下手するともっと遅いかも知れません。その頃、日本の社会はどうなっているのか、色々な意味で、将来の見通しに光明が見いだせないような気がします。
2011.10.11
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現地では、そろそろ3日間の演奏が終わったかどうか、というところでしょうか。さっそくですが、演奏をアップしました。(私自身は演奏していませんのであしからず)先日購入したデジカメでハイビジョン動画を撮ってみました。ハイビジョンでは20分くらいまでしか連続で撮影できないのですが、このイベントでは1グループ2曲ずつの演奏なので、それでも充分間に合います。録音に失敗したため、デジカメのマイクで拾った音ですが、このデジカメはマイクの性能も割合によいようで、音質はそんなに悪くありません。オリジナルの動画は横1280ピクセルですが、YouTubeにアップロードすると、圧縮されて720ピクセルになるようです。でも、今までアップロードしてきた動画と比べると画質に大差があります。3つのグループをメドレーにしています。1曲目 カンチャイ・ニャンの演奏 "Tuna patita"(ジャガイモのトゥーナ)2曲目 サディスティックくまバンドの演奏 "Flor de cardon"(サボテンの花)3曲目 トダ・ラ・ビーダの演奏 "El dedo en la llaga" (心の痛手)来年は、できれば出演者として参加したいなあ。ただ、相棒と子どもの誕生日がこの時期なので、家庭環境的にはいろいろと問題が。
2011.10.10
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以前に紹介したことがありますが、私のやっているフォルクローレという音楽の、日本最大のイベントが福島県の川俣町で行われています。「コスキン・エン・ハポン」(日本のコスキン)というイベントです。36年も続いてきた音楽祭ですが、正直言って今年は開催できないんじゃないかと危惧していました。川俣町の南半分は計画的避難区域に設定されているし、会場の中央公民館は避難所になっていたはずですからね。でも、今年も例年どおり開催されました。きっと色々大変だったと思うけど。思えば、このイベントには1992年に初めて参加して、それから9年間連続して参加し続けたのですが、2000年を最後に、それ以降は参加していませんでした。我が相棒の誕生日が10月8日、子どもの誕生日が9日ですから、家庭内の都合上、相棒と子どもを放り出して私だけが川俣に一人で行くわけにも行かないですからね。でも、今年は、11年ぶりに参加することにしました。参加するといっても、残念ながら出演するグループはありません。10回目の参加にして初めて、自分自身は演奏せずに、ただ人の演奏を聴くためだけに参加してきました。・・・・・・と、いうのは真っ赤なウソです。この私が、黙って人の演奏だけを聴いて帰ってくるわけがないじゃないですか。ステージには立ちませんでしたが、会場の前庭で、飲んだくれて散々演奏してきましたとも。これが、会場の川俣町中央公民館です。私が初めてこのイベントに参加した1992年には、既にこの公民館はありました。当時は新築ホヤホヤでしたが。震災以降、いつまでかは知りませんが、避難所として使われていたはずです。幟も林立しています。ちょうど2日目の最初の演奏が始まるところでした。地元の小学生のグループによる演奏です。もっぱら、彼等と一緒に遊んで飲んだくれていました。「サディスティックくまバンド」の面々の練習風景です。踊っているのは、ダンサ・エレンシアの面々。以前は彼等彼女らの伴奏をやっていたこともあり、かれこれ20年近い付き合いです。こんな感じで、演奏しながら飲んだくれていました。実は夜は東京で別の飲み会があったので、3時半に現地を出て帰ってきました。福島と東京で飲み会の梯子とは、我ながらひどい飲んだくれですね。もっとも、もし現地に泊まっていれば徹夜で飲んでいたでしょうが・・・・・・。福島駅近くでは、新幹線の車内から見ていて、まだ屋根にブルーシートを被っている民家が少なからずありました。まだまだ地震の被害(原発関係は除いても)は過去のものにはなっていないなと感じました。それに比べると、むしろ川俣町内の方が建物の被害は目立ちませんでした。でも、問題は原発事故の影響ですね。実は、せっかく福島に行くので、あるところから放射能測定器を借りてきたのです。東京で測定すると、だいたい毎時0.1~0.2マイクロシーベルトくらいの値が出ます。安物の測定器なので、若干高めの測定値が出るそうです。試しに、福島駅でバス出発待ちの間に車内で測定してみたら、0.4前後くらいの値が出ました。川俣公民館で測定してみると、電源を入れた直後は0.8という数値が出たのですが、これは電源を入れた直後なので不正確な値で、だいたいのところ0.6マイクロシーベルト前後くらいでした。この写真の数値は0.7を超えていますが、このまま測定しっぱなしにしていたら、もう少し落ちました。一方、公民館内でも放射能の測定をやっていました。その数値を見てみると・・・・・・私が借りてきた測定器より一桁少ない。前述のとおり私が借りてきた測定器は高めに測定される傾向がありますけど、それを割り引いても差が大きすぎます。屋内と屋外の差でしょうね。帰りに福島駅の新幹線ホームで再度測定してみると、今度は0.25くらいでした。あれっ、行きにバスの車内で測定したよりだいぶ低い。川俣との間を行き来しているバスは、放射線量が比較的大きいのかも知れません。いずれにせよ、1日や2日滞在することを気にするレベルではまったくないと思います(現実には日帰りでしたけど)。ただ、1時間あたり0.6マイクロシーベルトは、1年間その場に居続けたとすると5ミリシーベルトくらいになります。もちろん、屋内では数値はだいぶ下がるでしょうが、子どもにとってはちょっと気になる数値です。それにしてもね、このコスキン・エン・ハポンは、今回多くのマスコミに取り上げられています。朝日新聞毎日新聞読売新聞地元ではよく知られているイベントですし、散発的にはマスコミに取り上げられたことはありますけど、全国紙3紙が一斉に取り上げるなんてことは、過去に例のないことです。それ自体は、このイベントに縁のある人間としてうれしいことですけれど、そうなった理由はどう考えても原発事故にありますから、そう考えると、ちょっと複雑ですね。
2011.10.09
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米、原発避難勧告を半径20キロ圏内に縮小 国務省発表米国務省は7日、東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故を受けて、同原発の半径80キロ圏内としてきた米国民向け避難勧告の対象地域を、原則20キロ圏内に縮小した。米政府は事故発生直後から、20キロ圏内を対象とした日本政府よりはるかに広い80キロ圏内からの避難を求め、議論を呼んでいた。7日発表された渡航勧告は、20キロ圏外でも放射線量が高いとして日本政府が指定した「計画的避難区域」と、住居単位で指定された「特定避難勧奨地点」からは避難するよう求めている。20~80キロ圏内では、短期滞在なら健康への影響は小さいとする一方、滞在が1年以上になる場合は、被曝(ひばく)対策をとるよう奨励。妊婦と子供、高齢者に対しては、30キロ圏内に住むのは避けるよう勧告した。------被曝と健康被害(特に発癌率)との関係については、過去に何回か記事を書いたことがあります。100ミリシーベルト以上の被曝については、発癌率が有意に増加することが分かっているけれど、100ミリシーベルト以下ではその関係がはっきり分かっていない(後述の、子どもの甲状腺癌は除く)。あくまでも、分かっていないのであって、影響がないことが確認されているわけではないのに、原発推進派の中には、100ミリシーベルト以下は安全だと主張している人がいる。しかし、以前の記事で紹介したように、原発周辺地域の医療機関から多くの医師や看護師が退職して逃げ出しているという現実があります。平均的に見て(全員がそうとは言いませんが)、世の一般人よりは放射線についての知識があると思われる医療現場の人々が率先して逃げ出しているという現実は、何を物語っているか。加えて、この記事です。米国は原発事故の直後から80キロ圏内を避難勧告対象としてきました。記事にあるように、日本政府の指定した避難範囲より遙かに広い。事故から7ヶ月経って、避難勧告の対象は20キロ圏と計画的避難区域、特定避難勧奨地点に縮小されました。が、依然として、20~80キロ圏内では、短期滞在なら健康への影響は小さいが、滞在が1年以上になる場合は、被曝(ひばく)対策をとるよう奨励30キロ圏内は妊婦と子供、高齢者は住むのを避けるよう奨励という状況です。もう一つ、原発大国のフランスも、自国民に対して地震直後に、関東から一時待避するよう勧告を出しています。(おそらく既にこの勧告は解除されているだろうと思いますが、確認はしていません)これらの事実が物語っているのは、各国政府とも、「100ミリシーベルト以下は健康に被害がない」なんて信じちゃいない、ということです。何度も書いているように、危険がないと確認されていないものは、危険(かも知れない)と考えるのが安全とか、衛生、保健という考え方の基本です。賞味期限を過ぎた食品を食べたって、実際にお腹を壊す可能性はかなり低いですが、「だから賞味期限なんてどうでもよい」と保健所が言い出したら、どうなりますか。現実問題として、一般人が100ミリシーベルトまで被曝してよい、などという安全基準を定めている国が、世界のどこにあるかというのです。どこの国だって、レントゲン室は厳重に遮蔽されているものです。チェルノブイリ事故の際の旧ソ連政府が取った避難指示も、100ミリシーベルト以下の被曝は避難の必要なし、などという考えに基づくものではありませんでした。さて、では具体的にどのくらいの被曝量だと実際に危険があるのでしょうか。もちろん、私は医療畑の素人ですから、実際のところは分かりません。ただ、様々な情報を総合して考えると、とりあえず以下のように判断しています。まず、ICRPの基準(年間1ミリシーベルト以下)は、直線閾値なし仮説に基づき、ある程度の安全率も見込んで設定されていると思われます。つまり、これを少しでも超えたらただちに危険、というわけではないと思われます。また、これも何度も書いているように、成人と子どもでは被曝の危険性には差があります。子どもほど被曝による危険性は近く、高齢者ほど危険は低くなると考えられます。たとえば、放射性ヨウ素の被曝によって甲状腺癌が増加することが知られていますが、35歳以上では甲状腺癌の増加は認められていません。逆に、子どもの場合は約7ミリシーベルトの被曝から甲状腺癌の増加が認められています。これらのことを総合して考えると、大人は、年齢にもよるけどまあ20ミリシーベルトくらいまでの被曝は許容しても何とかなるだろう子どもは1ミリシーベルトを大きく超えたら要注意、5ミリシーベルトまで行ったら危険そう数日程度の短期滞在なら、まず心配はしなくて良いだろうというのが私なりの判断です。(あくまでも感覚的な判断です)ただし、そうは言っても、子どもがいない、いることができない街にずっと住み続けたいと、あなたは思いますか?そう考えると、「大人は住めるけど子どもは住めない地域」というのは、社会としては正常ではないのです。生きた社会であり続けるためには、子どもが住める街でないとね。で、東京あたりはさすがに現状でそんなに神経質になっても仕方がないレベルだろうと思っています。話は変わりますが、福島第1原発:南米の調べで元気を 福島県川俣町で祭典南米の民族音楽「フォルクローレ」の国内最大の祭典「コスキン・エン・ハポン」が8日、福島県川俣町で始まった。原発事故で一部が計画的避難区域になっている町を元気づけようと、県内外から例年とほぼ同じ約1300人が集まった。開幕を告げるパレードでは、子供たちが南米の縦笛「ケーナ」を吹き、女性たちがカラフルな民族衣装のスカートを振って町を彩った。祭りは75年、町在住のフォルクローレ愛好家の呼びかけで始まった。阿武隈山地に抱かれた町の地形が、本場・アルゼンチンのコスキン市に似ているとして年々盛んになった。原発事故の影響で、町では南東部の山木屋地区に住む約1250人が避難対象になった。風評被害で参加者が減るとの心配もあったが、住民らは祭り会場になる町中心部の道路を除染するなどして開催に備えてきた。ギターを持って訪れた神奈川県秦野市のボリビア音楽家、木下尊惇(たかあつ)さん(48)は「毎年訪れているが、パレードには初めて参加した。元気な演奏で盛り上げたい」と話した。10日まで、町中央公民館で演奏会などがある。----私も日帰りの強行スケジュールで行ってくる予定です。しかし、木下尊惇さんの年齢を見てびっくり。もうそんな年に・・・・・・、私が40歳を超えているんだから、当たり前か。
2011.10.08
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鳥島と尖閣のアホウドリは別種?遺伝子に違い国の特別天然記念物で絶滅の危機にあるアホウドリ。これまで1種と考えられてきたが、繁殖地である伊豆諸島・鳥島と尖閣諸島のアホウドリは別種とみられることが、東京大学や鳥取大学などの研究チームの調査でわかった。環境省が1993年から進めてきたアホウドリの保護増殖事業にも影響が及びそうだ。保全遺伝学の国際学術誌「コンサベーション・ジェネティクス」(電子版)に論文が掲載された。研究チームは、遺跡から出土したアホウドリの骨や、2か所の繁殖地に生息するアホウドリの羽毛などから採取した遺伝子を解析。少なくとも約1000年前に二つの集団に分かれ、伊豆諸島と尖閣諸島では、姿はそっくりでも別種に相当するほど遺伝子に大きな違いがあることを突き止めた。-----ちょっと不可解なところのある記事です。というのは、どう考えても「約1000年前に二つの集団に分かれ」て別種になるはずがないからです。1000年というのは、脊椎動物が種分化するにはあまりに短すぎる。だとすると、別種に相当するほど遺伝子が異なっているというのが間違いか、「1000年前」というのが間違いか、いずれかでしょう。おそらく、1000年前という方が間違いなのだろうと思います。問題の論文というのはここにあります。英文なのですらすら読めませんが、ふたつの集団の分岐が1000年前、などとは書かれていないようです。ということは、読売新聞の記者が間違って余計か言葉を付け加えたのかも知れません。それにしても、もはや定着しているので名前を変えることはできませんが、「アホウドリ」とはまた、ずいぶん失礼な名前を付けたものです。かつて、鳥島で羽毛採取業者がアホウドリを乱獲して絶滅寸前に追いやったことがあるのですが、その際、アホウドリが人を恐れないし、地上では鈍重で、助走しないと飛び立つことができないため、簡単に大量に捕獲することができたので半ば侮蔑的に付けた名前です。もっとも、悪いことはできないもので、1902年には、火山噴火により鳥島の住民全員125名が死亡しています。実際には、鈍重なのは地上にいるときだけで、ひとたび飛び上がると、大変飛翔力の優れた鳥です。私自身は野生のアホウドリ(の仲間)を見たことはありませんが、近縁のミズナギドリ科の鳥(特にオオミズナギドリ)は、フェリーなどから見かけることがよくあります。
2011.10.07
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ネットウヨク新聞、もとい産経新聞の社説が、こんなことを書いています。菅氏不起訴 外国人献金お咎めなしか政治資金規正法で外国人からの献金は禁止されているのに、「外国人とは知らなかった」と主張すれば罪に問われない。こんなことでは外国勢力の影響力を排除することなどできず、規正法はザル法に陥ってしまう。菅直人前首相の資金管理団体が在日韓国人男性から104万円の献金を受けていた問題で、東京地検特捜部は前首相に対する規正法違反罪での告発について不起訴処分(嫌疑なし)とした。同じく在日韓国人献金が判明した野田佳彦首相や前原誠司民主党政調会長も「知らなかった」で乗り切ろうとしている。総務省政治資金課が、禁止規定の適用には「罪を犯す意思がない行為は、罰しない」とする刑法の規定も合わせて考えると解釈しているからだろう。検察側が「故意を認める理由がない」と不起訴にしたのも同様の判断だ。だが、それでは法の趣旨に反しよう。外国人や外国法人からの寄付について「政治活動に関する寄付を受けてはならない」というのが規正法の規定だ。3年以下の禁錮、50万円以下の罰金などの罰則を設け、処罰されれば公民権停止の対象となる重大犯罪に外国人献金を位置付けている。いかにして国家主権を守るかという観点から禁止規定の運用を考えるべきだ。その意味で、民主党などが「寄付をしてくれる相手に、いちいち国籍を確かめるなど困難だ」と主張するのはまったくおかしい。政治家にとって、献金元がどういう人物かを確かめるのは当たり前のことだ。外国人献金が違法と咎(とが)められない方向で法律を改正しようという動きがあるのも到底、容認できない。民主党は代表選で在日外国人の党員・サポーター投票を認めている。外国人献金を受けやすい素地を自ら作っているのだ。規正法は、政治資金収支報告書の虚偽記載などの違法行為について、故意ではなく「重大な過失」でも罰する規定を持つ。鳩山由紀夫元首相の元政策秘書も重過失で罰金刑を受けた。抜け道を作らないよう法の見直しも必要だ。菅前首相は韓国人男性に返金した領収書の提出を国会から求められながら応じていない。首相辞任でうやむやにすることは許されない。野田首相も「調査中」として先送りしている献金受領の経緯説明を早急に行うべきだ。----まあ、例によって例のごとく、馬鹿馬鹿しい主張を繰り広げているなと思わざるを得ません。政治資金規正法が外国人からの献金を禁じているのは、外国からの政治への不当な影響を排除するためですが、そもそも献金の主が外国人であるという認識がなければ影響力も何もありません。従って「法の趣旨」を考えれば、献金者が外国籍だということを知らなければ、それを罰することは無理でしょう。逆に、外国人から献金を受ければ、たとえ外国籍と知らなくても処罰する、ということになると、そのことを使って政敵を陥れることが可能になってしまいます。検察もそのような判断に立ったのでしょう、当たり前の判断だと私は思います。民主党などが「寄付をしてくれる相手に、いちいち国籍を確かめるなど困難だ」と主張するのはまったくおかしい。政治家にとって、献金元がどういう人物かを確かめるのは当たり前のことだ。口で言うのは簡単ですが、どうやって確かめるんですか?そりゃ、犯罪者としてマスコミに取り上げられている名前だったら確かめようもあるでしょうが、そうでなければ調べようがないでしょう。「政治家だから」というだけの権限で、献金者の賞罰とか国籍を調べるんですか?そんなことできるわけがないし、出来てしまったら、政治家っていったい何様ですかと言わざるを得ません。結局のところ、産経新聞の言っていることは、おきまりの排外主義でしかないのです。在特会の連中が下品にがなり立てていることと、内容的にはさして変わりがない。
2011.10.05
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少し前に、節電の結末という記事を書きました。結果的に見て、東京電力管内の電力供給は充分に余裕があった(もちろん、節電努力の結果として、ですが)のですが、これについて、あるブログを読んでいたら、家庭では大して節電していない、節電の努力をしたのは大企業だ、それは勤務日の土日シフトなど労働者の負担を強いた結果である、というような趣旨の主張がありました。果たしてどうなんでしょうか、改めて検証してみようと思います。まず、各マスコミが報じた節電効果の分析は、東京電力の発表資料に基づいています。今夏の電力需給状況について最大電力の動向最大電力発生日の節電効果の内訳試算販売電力量の動向大口29%の節電、一般家庭6%の節電という報道は、上記のリンクのうち、「最大電力発生日の節電効果の内訳試算」が元になっています。それによれば、確かに大口は600万kw(29%)の減、小口は400万kw(約19%)、一般家庭は100万kw(約6%)の減ですから、大口(大企業)の節電努力がいちばん大きく、一般家庭の節電努力はいちばん少ない、ということになります。ただし、これは、最大電力を記録した今年8月18日の午後2時から3時までの1時間と、去年7月23日午後2時から3時までの1時間の比較です。今夏と昨夏の平均値の比較ではないことに注意が必要です。もう一つの「販売電力量の動向」を見ると、月間トータルの消費電力は違う結果になっていることが分かります。つまり、一般家庭は7月は昨年比5.8%の減少、8月は17%の減少です。8月の減少幅は大口契約より大きいのです。なお、この数字は検針による実測値です。つまり、一般家庭もかなり節電したが、たまたま最大電力を記録した日のその時間帯にはそれほど節電していなかった、ということに過ぎないのです。基本的には、平日の日中ですから、一般家庭の在宅率は比較的低いはずです。日中不在にしている家なら、もともと冷蔵庫くらいしか電気を使っていないはずですから、それ以上節電できる余地は少ない。もちろん、東電の発表にあるように、暑かったので冷房需要が多少増えた、ということもあるでしょうが。では、勤務日の土日シフトはどうでしょうか。ま、わたしの演奏仲間にも製造業関係者がいて、休みが土日から日月に変更になった人もいます。もっとも、私は節電とは無関係に、これまで社会人生活21年のうち、8年ほどは土日休みではなかった(土日が全部出勤というのは、そのうち4年くらいでしたが)ので、休みは土日に取るのが当然の権利だ、みたいなことを言われると、そりゃ何だかなと思ってしまいます。もちろん私だって、音楽活動とか、子どもと遊ぶ時間のことを考えれば、土日休みの方が正直言ってうれしいです。でも、絶対そうでなければ嫌だ、なんてことは言えないわけで。(土日の半分以上が出勤という部署にいたときだって、時間のやりくりをつけて、演奏してましたしね)それはともかく、東電の推定によると、勤務日の土日シフトによる節電効果は100万kwだそうです。一般家庭の節電効果と同じです。それがなかったと仮定しても、最大電力は4922万kwから、5000万kwをわずかに超える程度で収まった計算になります。この日の東電の供給力は5460万kwで、東北電力への融通が90万kwだったそうですから、土日シフトがなかったとしても、やはり電力は足りた計算になります。つまり、大企業の節電も、その大半は土日シフトではなく、それ以外の手段(エアコンの設定温度を上げるとか照明機器の間引きとか、鉄道の間引き運転とかそのほか諸々)によって達成されているわけです。ただし、今夏に関しては、柏崎刈羽原発のうち4基(合計440万kw)が稼働していましたが、これがもしなかったら電力不足に陥っていた可能性はあります。東電は今後も火力発電所の増設を進めていくそうで、来年夏にはさらに供給力が増大しています。従って、東電に関する限り、今年はともかく来年には原発なしでも供給力が不足することはないでしょう。私は、度々書いていますが、将来的に(ドイツのように、今後10年くらいで)原子力発電を全廃すべきだと思っています。しかし、今すぐにすべての原発を止めろ、とまでは思いません。なぜなら、すべての原発を今年の夏前に直ちに停止した場合、電力不足を来す可能性はたしかにあったからです。東京電力に関しては微妙なところですが、原発依存度が5割という関西電力は、すべての原発が真夏に停止したら電力は足りないだろうと思います。一方、もともと原発依存度の低い中部電力は、あの危険な浜岡原発以外に原発がないので、原発なしでも充分足りる。その中部電力がこんなことを発表しているそうです。「適正」8%を下回る 中部電が今冬の供給予備率を発表中部電力は4日、電力需要に対する供給余力を示す予備率が今冬は7%程度になるとの見通しを発表した。火力発電所の補修定期検査短縮などにより、供給力を157万キロワット上積みするものの、浜岡原発(静岡県御前崎市)の全面停止や火力発電所の追加補修などによる供給力低下を補えず、冬季を通じて安定供給の目安となる適正予備率(8-10%)を下回る。中部電では生活や生産活動に支障がない範囲で節電をお願いするとしている。私は思うのですが、東京電力なんて、今年に限らず毎年のように電気が足りなくなるぞキャンペーンをやっています。供給予備率だって、ほとんど数年おきに「適正値」を下回る事態が起こっていた。それを考えれば、中部電力の供給予備率が不足するというのは、そんなにあわてふためくような話ではありません。だいたい、まだ1年先の話なんだから、それまでに発電所を増強する時間くらい取れるでしょう。
2011.10.04
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橋下氏の維新の会、大阪市職員の選別作業始める大阪都構想に協力しそうなら幹部に、敵対するなら左遷――。地域政党・大阪維新の会を率いる橋下徹・大阪府知事の「選別発言」に基づき、維新大阪市議団が、市長選(11月27日投開票)直後に市役所内に発足させる「府市統合再編推進本部」(仮称)の職員の人選を進めている。市長選へのくら替え出馬をもくろむ橋下知事の市長就任を前提に、速やかに都構想実現に動く職員集団の構築が狙いだが、平松邦夫市長を支える現体制の市幹部の間には、激しい反発が渦巻く。維新市議団の坂井良和団長によると、推進本部は約50人の市職員で構成。都構想のほか、市営地下鉄民営化など、市長選で掲げる維新の公約を推進する事務スタッフとし、12月中にも人事を発令する予定だ。今月中に、橋下知事らと体制について協議を行うという。人選の基準について坂井団長は、「都構想をすぐに理解し、実行に移せる柔軟な思考の持ち主」と説明。「誰が適任かは長年の議員活動で分かる」とし、面接などは行わないという。一方、平松市長を支える幹部職員については「政治行動をする人間がおり、新体制では重要ポストから排除する」と明言。「政治行動」について、別の維新幹部は、都構想への実質的反論を市のホームページや広報紙に掲載していることなどと指摘、「公務員の中立性を侵している」と説明する。また、自民から維新に移った市議は「自民時代に比べ職員からの資料や情報提供が激減した」といい、野党扱いの対応を挙げる。これに対し、市側は橋下知事の発言や維新の選別作業に、不快感を隠さない。ある市幹部は「公務員は首長の政策を実現するための存在。平松市長が都構想に反対する以上、敵対的と映ろうが、市長選前からとやかく言われる筋合いはない」と反論。別の幹部も「知事は公務員のことを分かってない。頭ごなしに命令しても面従腹背の職員が増えるだけだ」と話した。------まだ立候補もしないうちから、当選したら粛清してやるぞと脅しを書けているわけですから、すごい話です。だいたい、自らは大阪府教育基本条例案で教育行政への政治介入を公然と主張しているのに、自分に敵対するものが政治的行動を行うことはけしからんという、ダブルスタンダードもいいところです。それに、また、自民から維新に移った市議は「自民時代に比べ職員からの資料や情報提供が激減した」といい、野党扱いの対応を挙げる。野党「扱い」がけしからんとは、何とも次元の低い動機です。というか、野党「扱い」も何も、実際大阪維新の会は大阪市では野党なんだから、当たり前でしょう。それとも、大阪府で与党になれば、自動的に大阪市でも与党になるとでも思っているのでしょうか。自民党などという政党にいて、いつも与党でいることに慣れていると、野党に移っても与党扱いされるのが当然だという感覚になるんでしょうか。尊大ですねえ。そもそも、橋下は大阪市長選への出馬が既定事実のようになっていますが、府知事の任期はまだ終わっていません。流れに乗って府知事に当選してみたけど、府知事じゃあ思うように「改革」が出来なかったから、やっぱり市長選に、というのは、何かものすごく短絡的な行動としか思えません。知事の職責はどうなってしまうんでしょうか。そんなものは、自分の政治的野心のためならボロ雑巾のように捨て去る、ということでしょうか。橋下がそんなことを言い出したのは、大阪市が政令指定都市だから市の持つ権限が強く、自分の思い通りに動かすことができないからです。だけど、そんなことは橋下が府知事に立候補したときに分かっていたはずのことです。何も知らずに立候補したのだとしたら、ずいぶん不勉強な話です。しかも、知事の後がまについて何も根回しすることなく、自分自身の市長選への転出だけを決めてしまうから、知事選の候補者を巡って右往左往しています。実に場当たり的で無計画です。
2011.10.03
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このブログで何度か書いているように、私は未だにフィルムの一眼レフカメラを使っています。デジカメはもっていないのですが、ちょっと何かを撮影したいという時は、相棒のデジカメを借りていました。携帯のカメラもありますが、さすがに画質が厳しいので、おまけ程度にしか使えません。しかし、最近になって相棒が「自分が使いたいときにデジカメを持って行かれるのは困る、自分のデジカメを買って」というのです。まあ、そりゃそうですね。それに、こう言っては何ですが、普段一眼レフを使っているから、相棒の安かろう悪かろうデジカメの画質には、かなり不満があることも確かです。それで、さっそく新しいデジカメを買いました。機種は色々考えたのですが、キヤノンのPowershotSX150ISというものにしました。値段は2万円弱。16GBのSDカードも一緒に買ったので、そちらは5000円ほどでした。こちらがそのデジカメです。レンズが開いたところ裏側から見たところ今まで相棒に借りていたソニーのデジカメ。よく見ると、レンズがカールツァイス製と書いてありますが、はっきり言って名前だけ。写る写真は、ちょっとね。いや、別にどんなすごい技術を持った企業でも、こんな小さなレンズで写せる写真には限界があるのは当然の話です。デジカメだろうが何だろうが、カメラの基本はレンズ。レンズの基本は、大きなレンズほど写りがよい。従って、この小さなレンズのデジカメと、大きなレンズのPowershotSX150の写りに差があるのは当たり前です。これは、そのソニー製のデジカメで撮影したケーナとファイフです。そんなに悪くない写り?それは大幅に縮小しているからです。ただし、補正などは一切していません。写真の一部を縮小せずに切り出してみると、こんな感じです。こちらは、PowershotSX150ISで撮影した写真。上記と同様、補正などは一切していません。大幅に縮小していますが、それでも描写の差は分かるかと思います。写真の一部を縮小せずに切り出したところ・・・・・・と言いたいのですが、元の写真サイズがソニーのデジカメより大きいため、同じサイズに揃えるため2割縮小をかけています。そのことを割り引いても、画質が全然違うのが分かるかと思います。子どもの運動会での写真です。運動会の写真のごく一部を切り出しました。(この後ろ姿、残念ながらうちの子ではありません)まったく縮小していませんが、ずいぶん鮮明に写っています。これはひょっとして、フィルムの一眼レフで撮影してスキャナでパソコンに取り込んだ写真より画質が上だったりして・・・・・・。もちろん動画も撮影できます。相棒の使っているソニーのデジカメは、ファイルサイズ2GBまでしか連続撮影できないのですが、このデジカメは4GBまで連続撮影できます。640×480ピクセルの動画なら、50分弱連続撮影できます。1280ビクセルのハイビジョン動画も撮影できますが、これだと連続撮影は25分くらいまで。で、このデジカメの一番すごいと思うところは、電源が単三乾電池なのですよ。普通の単三乾電池でも動くけど、ニッケル水素電池(エネループ)の類だと、電池の保ちもかなり長い。試しに動画を連続撮影し続けてみたら、50分弱の動画2本と、20分強の動画が1本撮影できました。つまり、合計2時間以上動画を連続撮影できたわけです。(三脚に固定して放置状態の場合です。ズームしたり途中で止めたりと、色々な操作をしながらの撮影では、そんなに持たないはずです)これなら、1ステージ40分×2ステージのライブを終わりまで撮影できるぞ。今までは、いつも途中で電池が切れて尻切れトンボの撮影に終わっていたのです。単三にしろエネループにしろ、汎用性があるから、どこでも手にはいるし、値段も安い。我が家は震災以降エネループを10本くらい常備しているので、非常に便利です。まあ、今まで使っていたソニーのデジカメよりかなり重くはなりましたが(レンズがこれだけでかいんだから、当たり前ですね)、それでも電池込みで300gほど。一眼レフよりは全然軽いし、大きさも小さい。強いて言うと、最近のデジカメはみんな液晶画面しかなくて、ファインダーある機種はほとんどない。この機種もそうです。液晶画面を見ながらシャッターを切るより、ファインダーをのぞきながらシャッターを切る方が絶対手ぶれしにくいと思うんですけどねえ。
2011.10.02
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炉心注水停止後、38時間で2200度に…試算東京電力は1日、福島第一原子力発電所1~3号機の炉心への注水が止まった場合、約38時間で燃料が再び溶け始める2200度に達するとの試算を発表した。燃料が再溶融すると、大量の放射性物質が原子炉から放出される恐れがある。ただ、東電は、ポンプやホースなど複数の機器が破損した場合でも3時間、1台ならば30分程度で予備のポンプなどに切り替え、注水を再開できるため、再溶融の恐れはないとしている。東電は、余震による津波などで注水システムが大きく破損した事態を想定。現在の崩壊熱から、炉心を冷却できなくなった場合の燃料の温度上昇を1時間当たり約50度と見積もった。18~19時間で燃料を覆う金属と水が反応して大量に水素が発生する1200度となり、30時間後には圧力容器が溶け始める約1800度に達する。------数日前の記事に「二週間前までは毎時3~4トン、現在は毎時10トンとか。昼も夜も休むことなくそれだけの量の注水を続けて、半年以上経ってやっと炉心の温度が100度をわずかに下回ったというのです。ということは、注水が止まってしまえば、たちどころに元の木阿弥ということでしょう。」と書いたばかりなのですが、それを裏付けるデータが東京電力から発表されました。注水が38時間止まれば、また炉心溶融だそうです。で、東電自身は「そんな長時間注水が停止することにはならない」と言っているわけですが、果たしてどうなんでしょう。もちろん、通常時には東電のいうとおりだろうと思うのですが、再び地震が来たときはどうなんでしょうか。3月11日の前だって、原発には何重もの安全機構があると東電は自慢していたはずですが、結局大本の電源(外部からの送電線)と非常用発電機という二系統が倒れたら、他のすべての安全機構はパーになってしまいました。そして、残念ながら今回のような巨大地震が一度来ると、その後に大きな地震が連動して起こる可能性は、かなり高いと考えざるを得ません。今回の地震のもう少し東側(沖合)を震源域としてマグニチュード8クラスの巨大地震が再度発生する可能性があることを、4月に読売新聞が報じたことがあります。(この記事を参照)「早ければ1ヶ月以内に」という記事の書き方には、当時首をかしげた記憶がありますし、実際1ヶ月以内に地震は起きなかったわけですが、一般論として一度大きな地震があれば、その近辺で巨大地震が続発する可能性が高いというのは、残念ながら地震の歴史を見れば明白な事実と考えざるを得ません。2004年のスマトラ島沖地震でも、その翌年と3年後にマグニチュード8クラスの巨大地震(震源は2004年の地震とは少し違う)が起こっていますし、日本でも東海地震と東南海地震、南海地震が連動して起こることはよく知られています。そう考えると、福島第一原発が再度地震と津波に襲われる可能性は、そんなに低いものではありません。もちろん、それ以外の原発だって同様です。
2011.10.01
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