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印西市から成田市にかけての水田に羽を休める淡水性のシギ・チドリを探索して歩きました。赤褐色のキャップが素敵にウズラシギ、耕起した水田でひたすら羽を休めるムナグロ、体型がムクドリ似のキョウジョシギ、畦でうとうとしているチュウシャクシギ、頭と背が飴色で、飾り羽が出ていたアマサギと出会えました。また、水田近くの電柱に上面が焦げ茶とベージュ色がまじるノスリ若鳥の姿も発見。5月の連休明けまで楽しめるフィールドなので次回がまた楽しみです。(写真)2022年4月30日撮影
2022.04.30
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天気予報は昼過ぎから雨が降り出して以降は強く降る内容でしたので、干潮の10時8分もにらんで谷津干潟に出かけました。でも、到着直後から小雨が降り出し、屋根付きの観察スポットの中からの観察が精一杯でした。到着直後は、ダイゼン、メダイチドリ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、トウネンが活発に動き回っている姿だけでしたが、ららぽーと方面からハマシギが70羽、50羽前後の群れが飛来しその中にコオバシギ10羽も一緒でした。干潟に降り立ってから観察すると、コオバシギは体下面が下腹までオレンジ色となっている成鳥夏羽と冬羽から夏羽に換羽中の個体から構成されていました。オオソリハシシギは頭部から下面にかけて赤褐色の雄夏羽と雨覆が笹の葉のように見える成鳥雌、喉から脇にかけて褐色の斑があり下面が斑がないチュウシャクシギ夏羽を観察しました。(写真)2022年4月29日撮影
2022.04.29
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二週間ぶりに稲敷市浮島、甘田干拓地周辺を訪ねました。いつものでしたら、水が満々となっているのとネットが防鳥設置されておりシギ・チドリの群れが羽をやすめているエリアにその姿はありませんでした。前回と同様、甘田干拓地とその周辺地区の探索に切り替えました。干拓地に一角でサシバが水田脇の杭に止まり餌を捕獲するタイミングをとっている姿、干拓地では葦原にコジュリン、オオセッカ、ヒバリの姿を目撃。オオセッカは、最低でも10個体程度の姿があり、葦原からジュルルルルルと鳴きながら飛び出し上昇すると降下するという行動を繰り返していました。ところが、大半以上の個体は、葦原に止まったままの声を出していることがわかり、距離が遠かったものの記録で一枚を撮影。細長い体型をわかっていただけると思います。このほか、いたるところにヒバリの姿があり、目の前に飛来。帰路、国道356号線を東京方面に進行していましたら、栄町の水田地帯でチュウシャクシギの初陣を発見しました。(写真)2022年4月28日撮影
2022.04.28
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朝方は小雨がふっていたものの昼前には雨が上がり、今シーズン出会っていないムナグロに出会いたいと思い、手賀沼沿岸に出かけました。沼東端の水田地帯にムナグロが74羽降り立つのを目撃。何度か移動した後は、耕起した水田に降り立ち、羽を休めていました。上面が全体的に黄色味がかり下面の黒色の成鳥夏羽、下面に黒い羽がまじる冬羽から夏羽に換羽中の個体とじつにいろいろな羽色で観察していて飽きません。このあと、沿岸にある林の中を探索し、昨年と同様の場所でキビタキ、オオルリのさえずりを堪能しました。さらに、帰路の道路沿いの電柱にサシバの雄の姿を発見し、楽しい時間を過ごしました。(写真)ムナグロ、キビタキは2022年4月27日撮影オオルリは林の中が暗く撮影ができなかったので前年5月に撮影したもの、サシバも道路沿いの電柱なので愛車を停止することができなかったので前年5月に撮影したものをアップしています。
2022.04.27
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昨日立ち寄った水戸街道の宿場町として賑わった街の橋梁で観察したチョウゲンボウと千葉県都市部のチョウゲンボウの画像記録を整理しながら、その羽根の特徴を復習。(1)初列風切内弁に6~8点の模様と赤褐色が鮮やかで美しい羽根で私のお気に入りです。サメの歯型のようだと言われているパターンも特徴です。(写真)一枚目、二枚目:2022年4月5日千葉県で撮影(2)尾羽ホバリングをしている時に目立つのが尾羽にある黒帯です。写真ではわかりずらさがあると思いますが先端は淡い黄褐色です。細くてスマートさがあります。(写真)2022年4月5日撮影(3)羽根の枚数チョウゲンボウの初列風切、次列風切共に10枚、三列風切は3枚、尾羽は12枚です。図鑑で確認すると三列風切は赤褐色の斑紋があり、短くて丸みのあるもので拾得できたらと思っています。
2022.04.26
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かつて水戸街道の宿場町として賑わった街の橋梁で長年チョウゲンボウが営巣・子育てをしています。今シーズン三度目となりますが、現地を訪ねました。周囲はすっかり初夏の景色となっていてカワラヒワ、オオヨシキリ、セッカといった鳥たちの鳴き声でいっぱいになっていました。さて、チョウゲンボウは、到着時に合計4羽の雄が営巣場所から出現し獲物を捕獲しに出かけていきました。ネズミ、モグラを捕獲して20分程度で帰還。橋梁に帰還すると翼で獲物を隠して羽をむしり、解体できてから鳴き声を出して雌を呼んでから巣にはいり抱卵している模様でした。(写真)2022年4月25日撮影
2022.04.25
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春の渡りがもうスタートしており、ホームグランド手賀沼沿岸にムナグロ、キョウジョシギ、トウネン、キアシシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギといったシギ・チドリが降りたつ時期となりました。鳥友からムナグロの夏羽、冬羽、幼羽について質問をもらいます。画像とその特徴を整理したものを提供します。(1)成鳥夏羽額から眉斑、頸側を通って胸側と脇腹にかけ白い帯があります。脇腹に黒い横斑があります。頭頂から上面は黒色、黄褐色、白色の斑が目立ちます。下腹部と下尾筒は白黒の斑となっています。虹彩は焦茶ですが、野外では黒っぽく見えます。(写真)2020年5月10日手賀沼沿岸で撮影、2020年4月26日印西市で撮影(2)成鳥冬羽から夏羽に換羽中の個体額から体下面の汚白色の羽先が擦り切れて内側の黒色が出てきます。(写真)2020年5月3日茨城県浮島で撮影、2019年5月3日手賀沼沿岸で撮影(3)幼羽上面は黄色がかっていて下面は一様に白っぽく見えます。(写真)2020年1月2日茨城県浮島で撮影(4)成鳥夏羽から冬羽に移行している個体上面は黒色、黄褐色、白色の斑が目立ちますが、下面は換羽中の個体は黒い羽が点在しているように見えます。(写真)2013年9月1日茨城県西の洲で撮影(5)同じ環境で観察することが多いキョウジョシギとの比較参考として同じ環境で観察する機会の多いムナグロとキョウジョシギの写真です。(写真)2021年5月5日印西市で撮影
2022.04.24
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3月10日に立ち寄って以来、一月半ぶりに大町自然公園を探索しました。夏鳥はキビタキが例年立ち寄る林の一角で鳴き声を披露していたり、林の中からハイタカが出現する姿を目撃しましたが、これ以外は空振りとなってしまいました。そこで、公園内の蝶に注目して探索することとしました。蝶たちにとって人気があったのは、ハルジオンでした。キタテハ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミといった仲間が次々に飛来し、春到来を実感しました。この後は、動物園を訪ね、以前から見たかったシロフクロウ、シロトキ、ヘラサギなどを見て回りました。シロフクロウはほぼ全身に黒褐色の斑がある雌、全身白色の雄と出会えました。黄色の虹彩、素敵でした。(写真)2022年4月23日撮影
2022.04.23
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鳥友K-tsuminetさんの街のツミが飛来している林に立ち寄りました。林で偶然にもお目にかかれました。10時すこし前林の中をツミが飛翔し移動していきました。その後、成鳥雄が枝に飛来し姿を見せてくれました。15分程度羽をやすめ再度林の外に出かけていきました。13日に巣を作ろうとする素振りは目撃したものの、雌雄が巣材を頻繁に運ぶなどの動きが見られないので林が今シーズンの営巣場所となるかはまだ不明です。(写真)2022年4月23日撮影
2022.04.23
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船橋の干潮が13時55分でしたのでそれにあわせて谷津干潟に出かけました。18日には姿が見られたコオバシギの姿はなかったものの、オオソリハシシギ雌夏羽、チュウシャクシギ、イソシギ、メダイチドリの姿を観察しました。このほか、カイツプリ、ヒドリガモ、コガモ、ススガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギの姿もありました。特に興味深く観察したのがカイツブリです。首をたわめていることがほとんどですが、谷津の個体はぐいっと伸ばした光景を目撃しました。獲物にねらいを定めたときはぐつと伸ばすのかもしれません。(写真)2022年4月22日撮影
2022.04.22
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一週間ぶりに買い物のついでに千葉県の鳥友nankashibirdさんが住む街のチョウゲンボウの様子を見に立ち寄りました。今日は、営巣している商業施設の反対側のビルの頂上に雄の姿がありました。複数のハシブトガラスがちょっかいを出していて何度も追い払う行動を見せていました。一度も雌の姿は観察できなかったので抱卵に入っている可能性が高いと思います。抱卵日数28日前後とペアリングのタイミングを考慮すると、5月の連休明けにジュニア誕生の可能性があります。(写真)2022年4月20日撮影
2022.04.20
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昨日、谷津でコオバシギと出会いSNSでそのリポートを発信した後、生存危機のことを思い出したのでスクラップブックを見返しました。どうしてコオバシギが稀な鳥と言われるのか、皆さんにご理解いただたら幸いです。(ナショナルジオグラフィックの記事)ナショナル・ジオグラフィック(2016年5月17日付けWebニュース)にコオバシギは、毎年北極付近から南半球へ渡っては戻ってくる渡り鳥ですが、この数十年は、カニの卵などの主要な餌が移動ルート沿いの餌場で減少し生存の危機に瀕している旨が米国サイエンスに5月13日付けと掲載されたと報じました。オランダ王立海洋研究所の研究チームの研究によると、ふ化したひなの栄養状態が温暖化のせいで悪化し、体格やくちばしの小型化を引き起こしている。こうした変化により、はるか南にある越冬地での生存率も低下していると指摘しています。ロシア北部で営巣し、西アフリカ、モーリタニアの熱帯の海辺で越冬するコオバシギの亜種を対象とし、30年分以上の衛星画像を分析し、雪解けの状況とコオバシギのひなの成長に相関関係が見られるかどうか確認作業をしたところ、北極に近いコオバシギの繁殖地では、年に0.5日というペースで雪解けが早まっていることが分かった。この変化が、植物の開花が早め、その植物を食べる昆虫の出現も早まった。その昆虫を食べるコオバシギのひながふ化したころには時すでに遅く、昆虫の数はピークを過ぎてしまっていることが判明したと述べています。このため、コオバシギの幼鳥は体が小さく、くちばしも短くなってしまったと指摘しています。(写真)一枚目:2022年4月18日谷津干潟で撮影二枚目から四枚目:2019年8月31日三番瀬で撮影五枚目:2015年9月19日三番瀬で撮影
2022.04.19
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干潮が11時55分とシギ・チドリの探索には絶好の日でしたが、関東は昼過ぎから所々で雨降りとの予報なので降雨の際でも退避できるエリアがある谷津干潟に出かけました。到着した11時頃は、津田沼高校前のエリアの干潟が少し顔を出した状態でした。そこにメダイチドリ16羽がららぽーと方面から出現し降り立ちました。あわせて、ハマシギ11羽、ダイゼン28羽の群れも登場。その個体を一羽ずつ観察してところ、頭部から腹にかけて赤褐色のコオバシギ繁殖羽を発見できました。帰宅してからコオバシギを復習していた際、英名のKnotは鳴き声のノッに由来するのだと思っていたら拙宅の亭主から声に由来するという書物も複数あるけれど、ヨーロッパ地域沿岸で越冬しよく観察されることもあり北海の帝王と呼ばれたイングランドの王クヌートに由来すると記されているものもあると教えてもらった。(本日干潟とその周辺で観察できた鳥類)ハシビロガモ、スズガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オオバン、オオソリハシシギ、メダイチドリ、コオバシギ、ハマシギ、シジュウカラ、メジロ、スズメ(写真)2022年4月18日撮影
2022.04.18
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鳥友からオカヨシガモの嘴橙色部に小さな黒班がない個体を観察したと報告をもらいました。雌幼羽、雌非生殖羽、雌生殖羽では小さな黒斑に違いがあります。一枚目は、2021年12月10日に柏の葉公園で観察した個体です。この個体は雌幼羽で橙色部に小さな黒斑は見られません。二枚目は2016年11月27日に松戸市千駄堀で観察した個体です。三枚目は2020年2月2日柏市正蓮寺で観察した個体です。非繁殖羽に比べると黒斑は目立たなくなっています。
2022.04.17
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2日続きの雨の影響もあり、野鳥の鳴き声データの整理と読書三昧。小鳥の歌学習を長年研究している大家として知られている小西正一さんの著書「小鳥はなぜ歌うか」(*)に久しぶりに目を通しました。肺にはいくつかの気嚢と呼ばれる大きい袋がついており気嚢の中に蓄えた空気を気管支に流して鳴いているのが歌の仕組みと述べています。また、声が大きい種類(例えばツル)では、気管が長く、体内で螺旋状なっていて気管の中で管楽器のように共鳴が起こることを記しています。大きく口をあけて歌っている小鳥たち、喉だけではないのだと改めて学びました。(写真)ヒバリ:2021年5月8日茨城県甘田干拓地で撮影オオヨシキリ:2015年6月28日茨城県浮島で撮影ミソサザイ:2015年5月23日栃木県湯滝で撮影コマドリ:2021年6月29日長野県上高地で撮影キビタキ:2019年6月1日栃木県戦場ヶ原で撮影ホオジロ:2019年6月2日手賀沼で撮影ホオアカ:2016年7月11日栃木県戦場ヶ原で撮影コジュリン:2019年8月24日茨城県稲敷市で撮影(文献)小西正一.1994.小鳥はなぜ歌うか.岩波新書.pp185.
2022.04.15
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千葉県都市部のチョウゲンボウ観察記冷たい雨が降る中、買い物のついでに千葉県の鳥友nankashibirdさんの住む街のチョウゲンボウの様子を見に立ち寄りました。到着したばかのの時、換気口には羽づくろいをしている若鳥らしきの姿、そして反対側のビルに壁面に成鳥雌の姿がありました。しかし、その後、若鳥らしき個体は、外気温が低いのがいやなのか中に姿を潜めてしまい、小一時間待っても登場せず。その間も成鳥雌は巣の方向をじっと凝視しカラスなどの外敵が接近しないかの警戒を続けていました。昨日は真夏の気温、今日は一転して真冬並みの気温でさぞや成鳥ペアは困惑していることでしょう。(写真)2022年4月14日撮影(三枚目と四枚目は4月5日撮影)
2022.04.14
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我孫子市と柏市の境界に広大な水田が広がっています。4月から5月にかけてシギ・チドリが羽をやすめるフィールドとして知られています。まだ、水田は耕起しているところが少なく、複数のコチドリが餌を探し回っている姿があるにとどまりました。このほか、頸の灰色のアオサギ若鳥、首に濃紺の縦斑があるアオサギ成鳥、利根川沿いの草地で餌をゲットして飛翔していたノスリ、水路沿いの葦に飛来したホオジロ、縄張り巡回中に土手の斜面の姿を現したキジといった姿を見つけました。野鳥の探索後は、布施のチューリップ畑、あけぼの山公園の草花を鑑賞しました。白い花を咲かせていた在来種シロバナタンポポ、黄色のカントウタンポポ、バラ科の落葉高木で、4~5月ごろ、白く小さな花を総状に連ねてブラシのような花を咲かせるウワズミザクラといった花を鑑賞しました。(写真)2022年4月13日撮影
2022.04.13
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鳥友K-tsuminetさんの街のツミが飛来している林に立ち寄りました。今朝は、到着直後は雌雄ペア、若鳥の姿もなく、林の一角で待機。15分くらい経過した時、上空から雌の鳴き声が聞こえてきました。その後、すぐに雌雄ペアの鳴き声も。さらに、15分ほど経過した時、今度は雄が枝をくみあわせて巣を作っているスポットに巣材を運搬、その後雌が座り心地を確かめるように腰掛けたり、いろいろな仕草を目撃しました。巣づくりはその場所は雌が主導権を持っておりそのまま巣にするかは不明ですが、新たな展開です。(写真)2022年4月13日撮影
2022.04.13
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2時間ほどの時間がとれたので柏市内柏の葉公園とキャンパス駅近くの池周辺を散策しました。柏の葉公園の県民プラザ前の調整池では、まだヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、コガモの姿がありました。水位が高く淡水性のカモが餌をとることができない手賀沼ではカモが姿を消したのにここにはまだ滞在しているのは、池の底には藻が生え、カモたちはついばむことができること、近くに複数の調整池があり休息場所として使えることが大きく関与しているようです。キャンパス駅近くの商業施設では、ツバメがつくりあげた巣に腰をおろしている光景を目撃しました。また、小さな池の縁にできた水たまりで、小鳥たちが水浴びをしていました。そのうち、カワラヒワの亜種オオカワラヒワで、三列風切の白色部がほとんどない個体と白色部が目立つ個体が複数観察しました。(写真)2022年4月12日撮影
2022.04.12
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手賀沼沿岸の複数の谷津田を訪ね、サシバの姿を探索しました。手賀沼は縄文海進時(約 1 万年前頃)に形成された海跡湖で、流域は粘土質の関東ローム層や粘土層及び砂層で構成された台地と浸食された谷津と呼ばれる低地および谷津に面した斜面や斜面から構成されています。これまでサシバの生息が観察できた谷津田はでは、水田耕作が維持されていること、斜面林の面積が大きいことが共通している環境の要素です。これは、サシバの採食環境がには欠かせない要素と考えています。今日は、複数の谷津田のうち、二箇所で姿が観察でき、一箇所は成鳥3羽、もう一箇所では成鳥雌雄各1羽、成鳥雄1羽、若鳥1羽の姿を目撃しました。成鳥雄がカエルを捕獲し雌にプレゼントしていたペア、雌雄のペアがディスプレーフライトを披露している傍らで電柱に飛来した眉斑が明瞭で体下面の縦斑が目立った若鳥との出会いがあったり楽しい時間を過ごしました。(写真)2022年4月11日撮影
2022.04.11
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鳥友からコサギの飾り羽について質問を受けました。コサギの羽毛について整理しました。参考となれば幸いです。繁殖期のコサギには頭部に2本程度の飾り羽と胸や背に飾り羽がのびています。独身の雄が背と胸につけている蓑毛(繁殖羽)をディスプレーのときに広げてのダンスお見事です。なお、非繁殖期で灰黄色だった嘴基部が赤色に変化し婚姻色と呼ばれます。(飾り羽について)飾り羽は正羽と呼ばれるもので、1本の軸を中心に膜のように広がる羽毛です。これに対してダウンのような軸がない羽毛は綿羽と呼ばれます。(羽毛の種類)コサギの羽毛は正羽、綿羽、半綿羽(半正羽)、粉綿羽、糸状羽、剛毛羽の6種類から構成されています。正羽は,羽弁,羽軸,羽軸根(羽柄)で構成され、羽には分岐構造がある点で動物の毛髪と異なります。(写真)一枚目:飾り羽が長いコサギ、2022年3月21日谷津干潟二枚目:蓑毛と嘴基部がピンク色の婚姻色となったコサギ、2015年5月31日越谷市三枚目:上から見た蓑毛、2021年5月23日土浦市四枚目:後方から見た蓑毛、2021年5月23日土浦市五枚目:正面から見た蓑毛、2022年2月19日柏市六枚目:横方向から見たコサギ、2016年7月12日葛西臨海公園
2022.04.10
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晴れとなりましたが、南よりの風が5メートル前後吹き抜ける一日でした。柏市北部にある湿地帯に立ち寄り、水鳥やツバメ類の姿を探索しました。湿地帯では、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモが多数残っており、ほとんど水面に鴨たちの姿がなかった手賀沼とは段違いの状況でした。羽をやすめようと思っても緩衝地帯が少なく、餌もほとんど期待できない手賀沼とは居心地が違うのでしょう。オカヨシガモ雄に目をやると、頸と胸の境が白い輪になっている個体とない個体の両方が観察できました。頭部の模様とあわせて個体差があることを改めて実感。また、コガモでは胸の部分が赤褐色となっている1羽を発見しましたこのほか、湿地帯の水位が高く、休む場所がないのでシギ類は期待できないと思いつつ、斜面に目をやると、いたるところにタシギの姿がありました。長い嘴、頭側線と過眼線の黒く、頭側線が頭頂で太く額では細いのを観察。(写真)2022年4月9日撮影
2022.04.09
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鳥友から眼先のピンクになったコサギを見かけたけれどと質問をもらいました。初夏から夏にかけていわゆるサギの仲間では、目と嘴の間の皮膚などが種ごとに平時とは異なった一時的に現れるのがいわゆる婚姻色です。主なサギの婚姻色を整理すると、次のとおりです。ダイサギでは眼先が緑青色、チュウサギでは黄色、コサギではピンクまたは赤色、ヨシゴイでは眼先がピンク色、アオサギでは眼先から嘴、足が赤味を帯びます。(写真)一枚目:コサギ2022年4月8日手賀沼、二枚目:コサギ2017年8月2日成田市、三枚目:コサギ2016年7月12日葛西臨海公園四枚目:チュウサギ2017年6月12日柏市、五枚目:ダイサギ2021年5月2日成田市、六枚目:ヨシゴイ2021年6月26日印西市、七枚目:ヨシゴイ2020年7月19日印西市、八枚目:アオサギ2022年3月30日松戸市で撮影
2022.04.09
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青空が広がる一日との予報を受けて、家事を手早く済ませて手賀沼に出かけました。お目当ての一番は、先月20日の姿を目撃したサシバ。柏市戸張からスタートし、柏市布瀬までの間の手賀沼と沿岸の谷津田を見て回りました。お目当てのサシバは道路沿いの電柱にその姿がありました。てっぺんに止まり田んぼを凝視していました。その後、降下し小動物を捕獲し、雌へのプレゼントするために林の中へ移動。手賀沼では、大半のカモは渡去した模様ですが、まだコガモ、ヒドリガモ、ススガモ、セグロカモメが滞在していました。このほか、コサギの眼先がピンク色となっている婚姻色の個体、葦原ではオオジュリン、ホオジロが葦原を移動し、餌を物色していました。また、遊歩道上の植えられている桜の木にはスズメが桜花をちぎり萼筒部分を切断して蜜源を食べて花びらは落下させてしまう行動を見せてくれました。(写真)2022年4月8日撮影
2022.04.08
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鳥友のホームグランドの東葛地区のフィールドに立ち寄った後、最寄り駅の駅前スーパーに入ろうとしたとき、頭上からイソヒヨドリの「ピーチョヒー」と鳴き声が聞こえきました。それも2羽の声。声の方向に目をやると、光線の関係で黒っぽくしか見えませんが、鳴き声の主であることが判明。デッキの上に待機し、その様子を注視していると、ロータリーの照明カバーの上や階段施設、ビルの施設にイソヒヨドリ雄が止まり、鳥よけが設置されている内側にイソヒヨドリの雌の姿を発見。翼が黒褐色で雨覆先端には白斑がないので雌成鳥でした。東葛地区のJR常磐線やつくばエキスプレスの駅近くではイソヒヨドリの姿が見られると聞いていたけれど、こんなに身近に観察できるとは思いませんでした。帰宅後、立ち寄らせてもらったお礼と最寄り駅でイソヒヨドリを見かけたことを報告しました。2006年8月に住宅地で観察されてからほぼ毎年姿を目撃されている由。また、常磐線沿線は特に姿をよく見かけるとのことで、我孫子駅、北柏前、柏駅、南柏駅、馬橋駅、柏の葉キャンパス駅、成田線布佐駅近くで観察記録があると教えてもらいました。(写真)2022年4月7日撮影
2022.04.07
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鳥友K-tsuminetさんの街に飛来している林に立ち寄りました。ようやく待望の青空が広がっていました。現地でK-tsuminetさんにお目にかかり、COVID19のワクチンの副反応がようやく収束したことを伺いました。到着直後、ツミの声がするのでその方向を注視すると、胸に縦斑があり脇は横斑がある若鳥の姿がありました。そして、すぐそばに成鳥雌雄のペアの姿もありました。若鳥は、ペアの営巣・産卵をサポートするヘルパーとして同行しているのか、営巣などの繁殖活動の見習いとして同行させているのか今後注視していきます。ペアリングの後、ペア揃って林の外に出かけていきました。出かけてから45分ほど時間が経過した時、木の枝の上部に雄、低いところに雌が飛来。その後、ペアリングを観察した後、雌は再び林の外にへ。雄はそのまま、近くの木に移動し、暖かな日差しにうとうととしているように羽を休めていました。(写真)2022年4月7日撮影
2022.04.07
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春のシギ・チドリの時期となり、かすみがうら市歩崎周辺の蓮田と稲敷市の蓮田地区を訪ねました。しかし、大半の蓮田は満水に近い水で覆われ、大半の蓮田に防鳥ネットが設置されており、シギ・チドリが降り立つ蓮田がない状態は相変わらずでした。そこで、甘田干拓地とその周辺地区の探索に切り替えました。干拓地の一角には杭にミサゴ、林縁近くの電柱にサシバの姿を目撃できました。サシバは水の入った田んぼに降り立ち獲物を捕獲し、再び電柱に移動して食事タイム。このほか、オオジュリンとヒバリの姿が農道に出現。ヒバリの冠羽を寝せた状態と起こした状態を観察できました。(写真)2022年4月6日撮影
2022.04.06
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10日ぶりに千葉県の鳥友nankashibirdさんの住む街のチョウゲンボウの様子を見に出かけました。雌雄各1羽、若鳥1羽の構成は変わらずですが、動きがとても活発になっていました。成鳥雄が餌を持参し営巣場所に帰還すると、大騒ぎしながら巣の中に潜みました。その後、営巣場所から雌が飛び出したと思ったら鳴き声を出して雨樋のあるスポットに移動。すると、どこからともなく、成鳥雄が登場。周囲にいる複数のカラスを追い払い、雌雄ともに歓喜の声をあげペアリング。その後、成鳥雄は、ペアリングを行った場所の上にある窓枠に移動し、羽づくろい。その光景を観察していると、初列風切内弁に7点独特の模様があること、ホバリング飛翔の際に目立つ黒帯があることをじっくりと観察できました。観察し始めて21シーズン目を迎えましたが、観察するたびに新しい発見があり、今シーズンも期待しています。(写真)2022年4月5日撮影
2022.04.05
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複数の鳥友から今冬はカシラダカを見かけなかったと情報をもらいました。昨秋からのノートを見返してみると、ホームグランド手賀沼では東端と西端の水田地帯近くで5羽未満のカシラダカを見かけましたがそれ以外の地区では見かけませんでした。過去の観察記録を見返してみると、11月上旬頃カシラダカが鳴きながら通過(2004/11)、我孫子市と北新田の休耕田で80羽見かけた(2005/02/07)、我孫子市岡発戸の谷津田で30羽が枯れた葦に姿(2005/2/14)、我孫子市江蔵地で40羽(2009/11/27)、100羽の姿(2009/12/24)などの観察記録がありました。カシラダカは、九州以北の冬の農村ではごく普通に見られる種類として知られています。ところが鳥類標識調査(*)で,過去30 年の間に75‒87% もの個体数が減少したが明らかになり、北東シベリアで繁殖することが知られていますが、1990年代に入って大きく減少し、2016 年版のIUCN レッドリストで絶滅危惧II 類(VU)に指定され希少種となっています。研究者からは繁殖地での森林伐採、火災によって繁殖地が破壊されたなどがその要因として指摘されていますが、決定的な要因は解明されていません。(*)2016年鳥類標識調査報告書.2018.pp104.山階鳥類研究所.報告には、カシラダカは、日本の標識調査で最も普通に捕獲されてきたと記されています。1980年の全国での捕獲総数約67,000羽のうち、カシラダカが最多で約19,000羽(全体の28%)でした。それが、2015年には捕獲総数は12万羽余りと増加したにもかかわらず、カシラダカは約5,000羽(同4%)と激減しています。同時期での捕獲数はホオジロ科のアオジ7,700から26,000羽、オオジュリンでは3,200から12,000羽と増えているのと比べるとカシラダカのみが減少傾向を示したと指摘があります。
2022.04.04
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鳥友から手賀沼沿岸で観察した黒い頭巾について、冬羽が黒く変化したものですかと質問をもらいました。オオジュリンは、夏羽から冬羽になるときに、頭の羽が地味な色に生え替わるります。それぞれの羽の先端は褐色や白なのに雄だけ基部に黒が仕込まれていると表現したほうが理解しやすいと思います。仕込まれた黒が、春になると摩耗して表に出て、黒い頭巾をかぶっているように見えます。一枚目は、2014年1月に柏市側の手賀沼の葦原で観察した個体です。全体に淡色で、頭上・頬・喉の羽毛は基部が黒いのが特徴です。二枚目は、2018年3月に印旛沼北部調整池で観察した個体です。一枚目に比べると、喉の羽毛の基部の黒さがない個体です。三枚目は、2018年3月に手賀沼沿岸で観察した個体です。眉斑の白さがありますが、頭上・頬・喉の部分がだいぶ黒くなっています。四枚目は、2022年3月に我孫子市側の手賀沼で観察した個体です。眉斑の白い部分はなくなり、頭上・頬・喉の部分がだいぶ黒くなっています。五枚目も2022年3月に我孫子市側の手賀沼で観察した個体です。頭上・頬・喉の部分が黒くなっていますが、頭部の黒色に淡色の斑が混じっていた個体です。第一回夏羽と思われます。六枚目は、2021年1月に手賀沼沿岸で観察したオオジュリン雌個体です。眉斑が白く、頬の線と体下面が白いのが特徴です。(近似種のシベリアジュリンとオオジュリンについて)写真でシベリアジュリンとの違いをご案内できないのですが、野外で観察した際の違いでは上嘴と下嘴に注目するとよいと思ってます。オオジュリンの上嘴は暗色で下嘴は鉛色をしています。上嘴には丸みがあり、シベリアジュリンでは上嘴が直線的で黒く、下嘴がピンク色です。このほか、シベリアジュリンは腰と上尾筒が淡褐色で、オオジュリンは暗バフ色なのがポイントです。(参考:小鳥の換羽)ほとんどの小鳥たちは夏から秋に抜け替わりますが、少しずつ抜けて生えることを繰り返すので、風切羽、尾羽のように重なっているものにいては、広げないとわかりません。これに対して、スズメは先の白い雨覆羽に目をやると抜け替わりがわかります。換羽中のスズメでは、枝に横方向に止まった際には中雨覆1枚がぬけているのを目撃することがあります。
2022.04.04
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先月20日に数カ所ある谷津田の一角でサシバが電柱に止まっている姿を目撃していたので営巣も早いのかしらと思ってこの間、複数回手賀沼沿岸の谷津田を探索しましたが姿が確認できないままでした。本日はもう一度複数の谷津田をより丁寧に探索して歩いてみました。さの甲斐あって、二箇所でサシバの姿を観察できました。一箇所では谷津田上空を飛翔し移動する姿、もう一箇所では谷津田の林に枝に止まり、時折、地面に降りて餌を捕獲する光景を目撃しました。帰り道に立ち寄った谷津田の一角では、複数のキジがテリトリー内を移動しながら時折テリトリーの境界で視線があっていた光景、渡去目前となっているツグミが地面で餌探しに余念がない姿を観察しました。冬から春への季節の変化を実感する一時でした。(写真)2022年4月2日撮影
2022.04.02
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鳥友K-tsuminetさんの街にあるツミが飛来している林に立ち寄りました。K-tsuminetさん、COVID19のワクチンの副反応がひどくこのところフィールドに出かけるのが叶いませんでしたが、ようやく復帰となりました。林に到着直後は、私は雄との出会いからスタート。一枚目、二枚目の写真は雄。正面からのものと後方からのものです。三枚目はペアリング前の雌、四枚目はペアリングの瞬間をはじめて記録できたものです。ペアリング後は、雌は太い幹の木の中に移動、雄は再び林の外に渡去。(写真)2022年4月2日撮影
2022.04.02
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かつて水戸街道の宿場町として賑わった街の橋梁で長年チョウゲンボウが営巣・子育てをしています。前回、鳴き声を聞いていたのですが、チョウゲンボウを重点的に見ていたので観察しなかったベニマシコの様子もしっかり観察。チョウゲンボウの写真は、雄が餌のもぐらをぶら下げて帰還した際にあんな、こっちよ!!とばかり鳴き声を上げ、受領すると翼で隠して下処理をしその後、ちぎって食べ始めたシーンの記録です。ベニマシコは雄1羽、雌1羽、雄第一回夏羽(嘴基部と腹にかけて紅色)と三羽が柳の花芽、イノコヅチの芽を食べていました。(写真)2022年4月01日撮影
2022.04.01
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