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2004.04.27
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決定的な鑑別点がない(暴言?)。
たとえば「スミレ」は根が黄色~褐色で
「ヒメスミレ」は根が白い事が多いという。
スミレを見かけてさっそく根を掘る人間が
どこにいるか?と言う事はさておいて、
問題は「スミレ」には白色の根を持つものもあるという事だ。
また、たとえば「スミレ」は葉の付け根が
「程度はあれど」「あまり」窪まないが

「全然」ならともかく、「あまり」では意味がないではないか。
「スミレ」には葉柄の両側に「目立った」ヒレがつくと言う。
どれほど目立っているか、葉の画像をご覧いただこう。

スミレの葉

と、さんざん文句をつけてみたが、それにも関わらず
この3種の葉の画像を作ってみてちょっと感動した。
普段丸まっていて、あまりカタチの違いのわからなかった葉が
軽く押し葉にして並べてみると
大きさとカタチの違いがこれだけ明らかであったのだ。

例外はもちろんあるだろうが、
大多数がそうであるという特徴はこの程度わかっていれば
かなり見分けのつく株が多いのではないだろうか。



知識を得るほど絶望的になる面が確かにある。
まず、スミレは交雑しやすい。
「ヒメスミレ」と「スミレ」、
「ノジスミレ」と「スミレ」の間の
自然交雑種なんていうものが存在するのだ!

今回ご紹介した3種を見分けるのは容易でないのに。
そして、今回ご紹介したものは
「平地に普通な濃紫色の」ものに限定したが、
「スミレ」は色幅が大変大きい。
たとえばこんなピンクの2色咲きとか、

2色スミレ


中心が白くなく一段濃い色になっているものとか、
なんと花全体が白色の
「シロガネスミレ」などというものもあるのだ。
そうすると今度は4月23日の日記でもご紹介した
「アリアケスミレ」との鑑別が必要だし、
平地と限定しなければ
「シロスミレ」なんかも写真を見た所そっくりだ。

アリアケスミレ
「アリアケスミレ」

Kaeruの現状ではこれらの違いはまだまったく説明できない。
さらに染色体数72の「アリアケスミレ」が
染色体数48の「スミレ」や「ヒメスミレ」、
染色体数24の「ノジスミレ」と雑種を作るのだ.....(@.@)。

こんな状況ではKaeruが費やした努力は無駄だったのだろうか?
いや、そうは思わない。
今年の勉強でたとえば
「どこまでを『スミレ』というか」は区切れなかったが、
平地に普通な濃紫色のスミレ3種の
「ある代表的な容姿」をイメージできるようになった。
この程度わかっていると大多数の株を振り分けできるし、
そうしてたくさん見慣れておくと、
いつかあまり典型的でない株や交雑した株を見つけた時
「あ、これ一味違う」とそれについてよく調べてみる事ができる。
ある雑種が何の交雑かを知るのに
専門家でも何年も研究して答を出す事もあると言う。
スミレとはそれだけの深みのある種族なのだ。


今回の3回シリーズの図鑑の焼き直しのような延々とした解説、
実はあまり読者のためとも言い難い。
種の鑑別と言うのは、
見分けられるようになるまでは図鑑と首っ引きだが、
ひとたびわかってしまうと
次からは一見の印象だけでかなり見分けてしまうものだ。
それはいいのだが、その時点で
あれほど必死で読み砕いた植物学の用語は
なぜか綺麗さっぱり忘れてしまい、
さて誰かに説明してみようかなどと思っても
絶対説明できない。
これはそんな記憶力のKaeruのための覚え書きなのだ。
ついでに誰かの役にも立ってくれているといいのだが...。












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最終更新日  2005.05.01 02:23:13
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