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2004.09.26
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全国津々浦々に生えている丈夫な田の害草であると思っていた。

だが、この草はKaeruの故郷愛知県では親世代には生えていたのに
(母は田の青い水草、という表現だけでコナギの名を挙げた)
Kaeruが物心つく頃には消失していた。
そういうパターンの草に気付いたのは、これは害草ではないけど、
愛らしい小さなピンクのネジ花(ラン科)に次いで2つ目だ。
Kaeruの故郷はン10年前には
「日本のデンマーク」として教科書にも載っていたような農業先進地だったので、

自分は緑豊かな土地に育ったと思っていたけど、
実はかなり汚染され、単純化された植物層の中に住んでいたのかなあ、
そしてわたしの親達もそれをした熱心なお百姓のひとりだなあ、という
嘆きが今日の主眼の筈だったけど。

前編への皆さんの書き込みを見て考えの焦点が移り、今はどうも哀しゅうない。
この草を見た事がある、と書き込んで下さった方は皆今のウチの近辺で、
中部、京阪、中国地方、九州....日本の南部の地域の方は知らないとおっしゃったのだ。

コナギはこの地方に特別に、または日本の北部にのみ残っているのだろうか?
たいした生命力でなく、案外簡単に駆逐できる程度の雑草なのではないのか?

それにしても何故今住んでいる土地にはコナギが残っているんだろう。
ネジ花(ラン科)も残っているんだろう。ここだって農業地帯なのに。

今春も駅前の芝生に生えていたネジ花を一掃されてしまったところだ。
というわけで当地だってコナギはそんなにどの田んぼにも生えているわけではないよ。
休耕田のこのありさま↓は例外であって、

コナギ

ほとんどの田には生えていないし、ちょろっと生えている所がまれにあり、
たまたまわりと数のある田から一昨日の苗は連れて来たのだ。


まとまりの悪い県民性なんだろうか。
農協や県の農業指導員の指導力が弱いのだろうか。
大河の堆積による弱い地盤で、
洪水の起こりやすい地域なのがかえって幸いして浄化作用が強いのだろうか。
一見汚い用水なんだけどねえ。

用水でいえば、生家付近では現在はむしろ自然を回復しつつあるようだ。
なんと農業用水を流すコンクリート製のカマボコ型の側溝には
近年結構大きな魚の群れが泳いでいるのだ!
これはわたしが子供の頃にはなかった現象だ。
農家は農薬や化学肥料の害については多分身を持って
いち早く気付いて最低限の量を使うようにしただろうし
(シロウトの方が薬の使い方は無頓着だ)、
農薬自体も研究が進んで
目的とするものには効くが、他には毒性のないものが開発されてもきたのだろう。
管理教育やトヨタ方式で有名な生真面目で勤勉なこの土地では
一気に農薬も普及し、一気に方向転換もしたのかも知れない。
でもだからといってまだ失った植生までは戻っていないけどね。
............コナギを呼び戻したい気はどちらにしてもないか。

めちゃ長くなった割にはいつまでもまとまりをつけられない........(>_<)。

さしあたって、コナギという長い期間稲の腐れ縁であった
美しい悪魔を知った事を良しとしよう。
稲作りをする限り人間の目標はコナギの撲滅か囲い込みだ。
コナギも地域により善戦しているようだが、人間の勝ち目もけして薄くはない。
コナギがもしや全ていなくなる前に手に入れられて良かったと思う。
大事に囲って育てよう。
そして引っ越しを経験した事で気付きがあることを良しとしよう。
ここからいろいろ観察し、考えるテーマが続々とまた生まれそうだ。




コナギ白

数少ないが、白花もあるようだ。














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最終更新日  2004.09.27 09:24:33
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