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東京都国立市で引き渡しを来月に控えたマンションが、急きょ、解体されることになったという報道がありました。
翌月に引き渡しを控えた時期に解体というのは、極めて異例のことです。
このマンションは国立市中2丁目の「グランドメゾン国立富士見通り」という物件です。
JR中央線国立駅から徒歩約10分の立地で、事業者は積水ハウスです。
このマンションをめぐっては、地元住民から、富士山の眺望や、周辺住宅の日照に影響が出るという懸念が繰り返し示されていたそうです。
積水ハウスは「景観条例などの法令はクリアしていたものの、周辺への影響に関する検討が不十分だった」としています。
国立市によりますと、今月4日に積水ハウスが市に、事業の廃止届を出したということです。
解体時期は未定で、跡地の活用方法も決まっていないということです。
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ニュースなどによりますと、マンション建設をめぐっては、数年来、住民と積水ハウスとの間で審議がされてきたようです。
住民側は、国立駅から南西に伸びる富士見通りや、その周辺から見える富士山に、マンションが重なることで景観が損なわれるという懸念を示していたそうです。
これを受けて積水ハウスでは、マンションを11階建てから10階建てに変更する、として、対応したようです。
しかしながら、この引き渡し間近のタイミングで、異例の解体という結論に至ったようです。
想像ですが、このまま引き渡した場合に、後々も周辺住民とのトラブルが懸念されたことで、積水ハウスが手を引いたような形なのでしょうか。
ダメージを最小限にとどめるといった判断だと思います。
景観をめぐっては、全国で色々な出来事が起きているかと思います。
難しい判断になりますが、今回は積水ハウスの決断が早期だったことで、企業のダメージは少なくて済んだのではないかと思います。
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