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理由あって、金曜日の昼食から、全く食事を取らないまま、稽古を行った。 水だけは飲んでいるので、筋肉が痙攣するようなことはなかったが、40代の オジサンがやることではないと思う。 武道の世界では、過酷な環境での稽古には、あたかも格別の成果があると 思わせるような”怪しげな”ノウハウ”が昔から多い(笑) 15歳の頃から、本当に生真面目に「栄養」と「休養」は稽古の一環としてきた のであるが、それでも時折、自分の身体を試すようなことはしている。 今回の断食で試したかったのは、「空腹によって、より鋭い反応が喚起されるか?」 ということと、ガス欠の状態でも、「気合」でしっかりと闘えるか?ということである。 結果から言えば、まったりしたリーマン生活に慣れ切ってしまったオジサンは、 身体に余分な脂肪がかなり蓄積されており、断食も1日程度では全く関係なく、 身体(特に胃)が軽い分だけ、軽快に動けたということである。 昔は、1週間、日にピーナッツ5粒だけのダイエットに挑戦して、元々痩せていた 身体でさらに鋭い動きを目指したりしたものだが、この歳になっても、時々は こうやって、自分の「現状」を把握するのも大切だと思う。 健康のためには止めた方がいいと思うが、本来、私のようなものは、健康の ために稽古をしているわけではない。 乱暴な言い方をすれば、「”極意”を得られるのなら、命と引き換えても構わない。」 と、この歳でも真剣に思っているような輩なのである。
2010/02/28
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正式モデル名、型番などは不明。 オークションで入手した少なくとも10年以上前のモデルである。未使用だった。 革ケースと同梱されており、取説の裏表紙は「ダイヤ産業株式会社」となって いる時代の物である。 ”ダイヤ産業”と言えば、モンブラン関係の掲示板では、よくお名前を聞く方が 勤務されていた代理店で、「モンブランはドイツで生まれ、日本に育てられた」 とモンブランの経営者が口にしていた、古き良き時代を想起させられる。 この万年筆と同型の物が、他に2本ある。 外装はともにシルバーで、金ペンのものと、スティールペン先のものである。 今回、これを入手したのは、手帳用に手ごろな一本を捜していたからである。 早速、ブルーブラックのカートリッジを装着して、試し書きを始めたが、最初は さすがに、やや掠れが起きたものの、インクを1/3程こなした頃から、快調 そのものになってしまい、手帳用だけというのも勿体なく感じている。 綺麗な細字が書けるこのペンは、出来ればバンバン使いたいのだが、残念 ながら、胴軸が細すぎて、たくさん書くと、疲れてしまいそうだ。MONTBLANC_Noblesse_01 posted by (C)kirk1701MONTBLANC_Noblesse_02 posted by (C)kirk1701
2010/02/27
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以前、「御曹司」と表現し、出来るならば、米国の公聴会に堂々と参加し、 「日本のモノづくりの心」を堂々と開陳して欲しい。と書いたトヨタの豊田社長が 公聴会に出席した。 出席しただけで、まず、評価したい。 シンドラー社のエレベータで、死亡事故があったときでも、本社の社長は日本に 来なかった。 米国と我が国の関係性を考慮しても、豊田社長が足を運んだだけでも、私は 大したものだと思う。 今回の事件をきかっけに「御曹司が大化けするのでは?さすがトヨタ」などと 感心してしまったのである。 ただ、その後の関係者へのスピーチの中で、涙を流してしまったのはいただけない。 内部留保たっぷりのトヨタは、今回の賠償金など、屁でもないだろうが、製造業が グローバル競争の中でどのように生き残っていくかの教訓を、後に続く多くの企業 に、授けて欲しいものである。
2010/02/26
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このところ、日記の更新がいい加減になっている。 言い訳になるのだが、結構、忙しくなってしまい、写真撮影の時間が取れず、 天体観測もサボり気味、というのが実情である。 で、こうやってまとめ書きをしている理由は、ズバリ、「日記記入率」である。 このブログは、2001年にオープンしているのだが、そのまま何もしないで 放置してしまったのである。 2004年ぐらいから毎日埋めるようになってきて、現在の記入率は60.5%だ。 実際、この数値は私にとって何の意味もないことは、頭ではわかっているのだが どうしても気になって仕方がない。 故に、駄文で埋めてしまうことを、ご寛恕されたし。
2010/02/25
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ディアゴスティーニで毎週購読”させられている”「安土城をつくる」の安土城の 築城を描いた、西田敏行主演の作品である。 これも末っ子と観に行こうかと思っているうちにスルーしてしまった作品なのだが、 今回、DVDで鑑賞して、劇場で観たかったと思うような美しい作品だった。 末っ子は「探偵ナイトスクープ」のファンでもあり、関東圏ではTVKで毎週放送 しているのを、しっかり録画して観ている。 その「西田局長」が、映画でも泣きっぱなしだったのだが、嫌味がなかった。 どこまでがCGがあまり詮索するような気持では観なかったせいか、築城途中の 安土城も、木曽の森林の風景も非常に美しかった。 それにしても・・・・あれだけの木造建築を行った当時の日本人、そして、人間って 本当に凄いと改めて思い知らされる作品だった。 ちなみに、我が家の安土城は、全巻購入後、末っ子のスキルをプラモなどでもっと 磨いてから、築城される予定である。
2010/02/24
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今回の国会で審議されている法案の中に、NPO法人に対する寄付を促進する 目的の税制改正が含まれている。 「第三の形態」と鳩山総理は、敢えてNPOをそう表現してるようだが、今回の この優遇措置、現時点では、私は反対である。 私自身が、NPOを主宰しているが、現時点では寄付も受けていないし、収益 事業もやっていない。 定款上はしっかり、収益事業も謳ってあるので、いつでも開始できるのであるが 同志と話し合った結果、現在のような活動となっている。 私が今回の法案に反対の理由は、NPOの中には、その”悪行三昧”が散々 取り上げられている外郭団体が、巧妙に隠れているからである。 敵もさる者で、橋本元総理の行革の頃から、幾つかの団体はNPO化の画策し、 NPO法が制定されると、さっと、NPOの衣を被ったのだ。 信じられないことに、NPO法人の理事で年収が2,000万なんてツワモノも居る。 日本のNPO法は、アメリカのそれをそっくり持ってきただけの物で、行政側も 信じられないくらい慣れていない。 その上、社会的にはボランティア団体との区別もされにくく、なんとも中途半端 な存在であることは、私も体感している。 何より、登録されているNPOの多くが、老人を対象にした福祉的な物ばかりで、 これでは、単なる行政の「受け皿」で終わってしまう。 (もちろん、それぞれのNPOの意義は充分わかりますが) その上、アホ総理は「第三の形態」という、簡単に言えば、”普通の民間企業程 賃金コストがかからない法人”としてしか認識していない状態で、税制を改正する のは、NPO本来の主旨が変わってきてしまう懸念がある。 先ずは、社会の中でのNPOがしっかりと認識される段階が先である。 とにかく、この国の政治は薄っぺらい。
2010/02/23
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最近、何とはなしにAmazoneでスタトレのムックを何冊か購入した。 パラパラとめくるうち、「オッ」と思う記事を見つけた。 オリジナルシリーズで放映された、「タロス星の幻怪人」という2話連続エピソード の中に挿入されている、カーク艦長の前任者、パイク船長が主役のストーリーは、 「ザ・ケイジ」という、スタートレックの最初のパイロット版だったということは、既に 周知のことであるが、その「ザ・ケイジ」を、原型に近い形で復刻したものが、販売 されており、なんと、DVDにも特典として収録されているというのだ。 「ザ・ケイジ」のフィルムは、既にバラバラに切られて、「タロス星~」に流用されて おり、目にすることは出来ないと思っていたのだ。 この「ザ・ケイジ」が配給会社にあまり評価されず、「光るめだま」という、次の パイロット版が採用され、スタートレックとなったわけである。 早速、我が家のDVDを漁ってみると、出てきた出てきた。 脇目も振らずにデッキにセットして、鑑賞。 長くファンをやっており、「ザ・ケイジ」というエピソードは、「タロス星の幻怪人」で 全てを知っていると思っていたのだが・・・。 単体で復刻された「ザ・ケイジ」は、40年以上前の作品とは思えない程、深く 考えさせられるエピソードだった。 まだ観ていないファンの方が、もしこれを読んでくれた場合を考えて、ポイントを。 ”ラストのヴィーナとパイクが別れるシーン”が「タロス星~」と違います。
2010/02/22
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げんきんなもので、心臓の心配もなくなった昨日の稽古は、自分でも呆れるくらい、 存分に追い込んだものとなった。 連続10分+20分+20分と、1分刻みで相手を変える掛り稽古(組手)の中で、 自分からも積極的に、回し蹴り、後ろ廻し蹴りなどの大きな蹴りもバンバン出し、 冬と言うのに、大汗をかいた稽古となった。 もちろん、こちらは本気で当てるわけではないのだが、相手が受け(ブロック)を キッチリ出来ていると見た場合は、そのブロックに、食い込ませるように蹴り、 重い攻撃に対する受けを経験させるようにした。 途中、もちろん息も上がってくるのだが、大袈裟にゼ~ゼ~することはなく、 呼吸法を使って、組手をやりながら呼吸を整えた。 もちろん、心臓も調子よく動いてくれ(笑)、充実した稽古となった。 さすがにこの内容の稽古をすると、昼食後は、ガクッと眠くなり、最近は少し横に なるようにしている。 年齢を意識して、ストレッチに時間を掛けたり、ウォーキング、ジョギングなどで 稽古以外にも、人間として健康を維持するようには努めているのだが、同じくらい、 休養、栄養にも気を使っている。
2010/02/21
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先週、24時間の心電計(医者では”心電図”と呼んでいる)を装着し、24時間の 計測を行った。 結果を聞きに行くのも、この歳になると、ドキドキしてしまった。 結果からいえば、まったく健常そのものということで、これ以上の検査も不要と 診断された。 日常生活の中でも、かなりハードに心臓に負担をかけたり、夜半まで飲み、 大騒ぎしてこの結果なら、と、大いに安心してしまった。 結果が先ずければ、「私の闘病日記」という内容で、克明に記そうと思っても いたのだが、予想外の結果となってしまった。 これで何の心配もなく、心臓にガンガン負担を掛ける稽古もできるというものだ。 が、正直なところ、一抹の不安もあるのは事実。やはりチェックは怠れない。
2010/02/20
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先日UPした”342”と同じ1950年代のビンテージモデルである。 サイズの比較は、一番下の写真の通り。(上から344,342,149) 首軸は342に比べてくびれの無いタイプで、サイズもやや大きい分だけ、 実用性は非常に高い。 それぞれのペン先がインクで汚れているが、全て”実用品として使っている からで、実際、この世界では、1950年代なんて、バリバリ現役である。 残念ながら、この344は、横にしておくとペン芯にインクが回り過ぎて、 キャップの中に垂れてしまうことがあるが、”作法”どおりに、ペン先を上に して置いておけば、まったく問題なく使用できる。 書き味は、我がコレクションの中でも1・2を争う上品な滑らかさである。 もう、私が「馴らす」なんておこがましくて、素直にペンポイントに従って 書いている(笑) ニブはM。342の”くびれ”部分に指をあてて、紙とペン先が接触する繊細な 感覚とはまた違った、現行品にも通じる、がっしりとした滑らかさがある。 それでいて、あくまで柔らかい・・・。 ペン先の大きさも充分で、毎晩引っ張り出しては、意味もなくインクを紙に 乗せる行為を楽しんでいる。MONTBLANC-344-01 posted by (C)kirk1701MONTBLANC-344-02 posted by (C)kirk1701MONTBLANC-344-03 posted by (C)kirk1701
2010/02/19
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待望の発売日。 ダウンロード版は、3月発売と言うことで、迷わず、ディスクを購入した。 勤務先の後輩から、「貸して~」と言われていたので、もう1本あってもいいと 思ったこともある。まあ、待ち切れなかったというのが本音だが。 先週、バイオ5 2.0 というデータがダウンロードできたのでインストールすると、 今回のオルタネイティブ・エディションのメニュー(赤字で実行は不可能)と、 新しいフィギアがプレゼントされた。 DL版発売日を遅らせるのと同様、阿漕な商売である(笑) 既にプロフェッショナルを、2ステージ程残しただけのセーブデータはそのまま 引き継げて、すんなり追加ステージを楽しむことが出来た。 ネタばれになるので詳細は書けないが、追加ステージは、アクション派のファン にも、また、旧バイオのファンにもそれなりに楽しめるバランスを感じる。 マーセナリーズだけだったジルが堂々と使えて、多彩な蹴り技、ナイフ”突き” を存分に楽しめるのが嬉しくて、寝不足を覚悟で、結局両ステージともクリアして しまった。 本編と同じように、武器が選択できるともっと楽しめるのだが・・・。 何年も新作を待つよりも、こうやって、追加要素をコツコツ出してくれた方が、 じっくり楽しめてありがたい。
2010/02/18
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正直、「貰えるもんならいただきましょう」という気分だったが、最近はうちの 夫婦の間でもトーンが幾分変わって来た。 やはり、子ども一人に2万6千円という単純な「支給」には問題があると思う。 私が今、漠然と懸念しているのは、 1.手当て目当てに子どもをポンポン作るような夫婦が増えないか? (昨今の幼児虐待事件などを見ていると、本当に心配してしまう。) 2.子どもが「僕たち(私たち)にくれているお金なんでしょ?」と、”扶養” 関係が崩れてしまうのでは? 3.既に子育てを終えた家庭、お子さんのいない家庭、独身の方などとの 不公平感。 などであるが、一番癪に障るのが、民主党始め、政治家たちが、「子ども」という ものを、「将来の稼ぎ手」として当て込んでいる点である。 要は、”自分の老後の面倒を見させるために子どもが必要”というロジックが、 気に喰わないのである。 我が家なども、末っ子を授かったときには、勤務先が家族手当を廃止しようと 検討している頃であった。が、「何とかなるさ」という気持ちしかなかった。 やはり子どもは授かりものであろう。代償を期待して育てるものではなく、 「親をやらせてもらっている」ぐらいの気持ちでいいのではないだろうか? その分、こちらも厳しく育てさせてもらっているが。 そして、あの守銭奴のような政治家たちの思い通りにならないように、うちの 子には、「自分が生きやすい国で生きろ」と最近は教えている。 本当は「日本が一番いい国なんだから、日本で頑張れよ」と言いたかったので あるが、どうも子どもたちに勧められる国ではなくなりつつある。
2010/02/17
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先日の1920年代のモデルに魅せられて、同じような形状のもので世代が異なる ものを入手してしまった。 こちらは、外観も美しく、やや新しい感じは受けるが、それでも1950年代のものだ。 書き味は、20年代モデルに比べて、さらに柔らかい中字で、ここまで柔らかいと、 「硬めの毛筆」みたいなものである。 ぬら~っとインクが紙に乗せられている感触は、細めの軸を通じて、指先に他の 万年筆とはひと味違う書き心地を残す。 オノト式(プランジャ式)に関しては、私の未熟さゆえ、連続筆記のときに、尻軸を 緩めすぎると、ペン芯にインクが丸く溜まっていたりする(笑) 恐らく1920年ごろのオノトのポスターで観たとおりにやっているのだが・・・。 ピストン軸は、ちょっと頼りないような材質(樹脂製?)であるため、823のように、 洗浄時の水鉄砲ごっこはできないだろう。 それにしても、最近、何本か入手しているビンテージモデルたちの書き心地の 素晴らしさには、感動を通り越して、畏敬、そして畏怖の念すら憶える。ONOTO_1950_01 posted by (C)kirk1701ONOTO_1950_02 posted by (C)kirk1701
2010/02/16
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社会人の稽古。 この冬は、先に書いたとおり、組手の技術を要素分解して、構造的に技量向上を 図る方針でやっている。 最も使われる頻度が高い技を”磨いて”、それを受け、捌く稽古を段階的に行って いるのだが、しつこいくらいに説明しないと、稽古そのものが、「鍛える」ために やっているのか、「磨く」ためにやっているのかが、参加者の中で曖昧になって しまうのである。 例えば、ひとつの技を、「磨く」ために数十回繰り返しているに、参加者の意識に よっては、威力を増すための「鍛える」段階と捉えてしまったりもする。 ”練磨”という言葉を”練”と”磨”に分けるような物でもある。 そのため、うちではわかりやすいように、鍛えるための稽古は、圧倒的に数を 増やし、また、磨くための稽古は、細かく小休止(=説明時間)を設け、いやでも 混同しないように工夫は凝らしている。 もちろん、「磨く」段階に入るのは、私から見てその技が「使える」レベルになって いることが大前提であるが。 これは、刀剣を造り上げる過程にも共通点はあるかも知れない。 稽古そのものを良く見れば、参加者本人が、このことを自覚しているかどうかは わかるのであるが、うちの場合残念ながら、まだまだである。 従って、彼らはまだ指導者なしで、自力で技を造っていくレベルには届いていない。 もちろん、こんなことを最初から説明してしまっても良いのだが、ある程度は自身の 身体で体感しなければ、「腑に落ちない」ものでもあり、意識的に稽古の性質を 変えて、気づきを待っているところである。 このような考え方で、私は子どもにはあまり細かい技術的な指導はしていない。 技を磨くための知識、社会経験、理解力がまだまだの子どもに、形だけ丸暗記 させてもまったく意味がない。 多くの先人が、その技術の集大成として造った(いい加減なものもあるが)”型” などを子どもに教え込んでいるのも滑稽ですらある。 稽古する人間、指導する人間ともに、今やっている稽古にはどのような意図が あるのか?は、常に自問するべきであろう。
2010/02/15
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親会社の自動織機さん始め、トヨタグループの幾つかの工場を見学させてもらい、 勤務先にもトヨタOBのコンサルが入っていたこともあり、生産技術そのものよりも、 徹底したSCM(サプライチェーン・マネージメント)の凄味は、私だけでなく、多くの メーカーに関連したものには羨望すら感じさせていたものである。 そのトヨタがこのところ叩かれている。 米国では、既に現地法人が地域に溶け込んで久しく、州知事あたりから 「あまりいじめるな」という主旨の申し入れが米政府に行われているのは、 80年代の貿易摩擦の時代と較べると隔世の感がある。 トヨタはしっかりグローバル化していたのだ。 しかし、このところ、ズバリ創業者一族の末裔がトップになったときあたりから、 おや?と思う情報が多くなってきた。 私が気になったのは内部留保の異常さである。 10兆円を超えているその内部留保は何のためなのか? 当然、雇用を守るためと思っていたが、リーマン以来、冷徹とも思える非正規 従業員及び取引先との関係を見ていると、”人よりも内部留保”であったことが わかる。 ”御曹司が経営をやりやすいように”と内部留保を積み上げてきたのは明らか であり、今回の件など、内部では想定されていたのではないかと思う程である。 クレームへの対応は、各社各様なので、批判する気はないが、印象として、 「御曹司を守らなければ!」という意思が強く働いているのは確かであろう。 長く生き続けてきた企業が、様々な中弛みを払しょくするための、”中興の祖” としてシンボリックに創業者一族を使うケースはよく見受けられるが、既に グローバル化を 果たしているトヨタには似つかわしくなかったと思う。 「ものづくりニッポンが堕ちた」という報道を見ると、またまた日本のマスコミの 痴呆ぶりを思い知らされる。 品質管理というものは、相対的なものである。 ”完全な製品”というものは存在しない。 80点が一般的とするならば、トヨタは98点ぐらいのものなのである。 今回の”失点”を経営方針にどう反映するか? ”御曹司”は堂々と、米国公聴会に乗り込み、自社の問題点を明らかにした上で、 製造業のあるべき姿を、しっかりと説いて欲しいものである。 フォーディズム(フォード生産方式)を学ぶところから始まった日本の大量生産が どのような形に進化したかを示して欲しい。 果たして御曹司にそれができるか?
2010/02/14
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雪の土曜日。 稽古では毎週土曜日恒例となった、50分組手(相手は1分ごとに交代)で窓が 曇るほどの汗を絞り出し、風呂を浴びると、猛烈な疲労感を感じた。 前日の酒が残っていたからに他ならないが、それでも自分を甘やかさずに稽古を 終えた満足感があった。 参加していた末っ子と一緒に、恒例の昼食。 今回は、ここしばらくご無沙汰(といっても2週間ほどだが)のラーメン屋に、雪の 中、まだ火照っている身体を心地よく冷やしながら歩いた。 若い頃、稽古の後のラーメンが流行ったことがあった。 少年誌に連載されていた劇画の影響が大だったのだが、事実、汗を振り絞った 後の塩っ気は本当に美味しく、今でもいい思い出である。 程良く混んでいる、近所では人気の店に座ると、外の雪が激しくなった。 しばし雪を眺めていると、「餃子も頼んでいいですかっ!」と末っ子の声で 我に返り、ラーメンと餃子を注文した。 ちゃんとコショウも使うようになった末っ子が、 「汗を流した後のラーメンは美味いですね~」と真顔で言うのには笑ってしまった。 若い頃は、稽古を終えた後のひと時が好きだった。爽快感と達成感。 大袈裟だが、自分が生きている手応えすら感じたものである。 そんな感情の延長線上で、こんな雪の日のラーメンも、願わくば、末っ子の記憶の 片隅に残って欲しいと思った。
2010/02/13
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ホルダー心電図(本来、計測するだけなのだから、”心電計”が正しいと思うのだが) で24時間計測を行った。 風呂には入れないので、装着前にゆっくり入浴し、近所のいきつけの医院で、 六ケ所も電極を貼られた揚句、薄手の携帯のような記録装置を持たされた。 貸与されたホルダーはあまりに仰々しいので、普段家で愛用している腹巻きに 記録装置を仕込んだ(笑) 「普段通りの生活をしてください」ということだったので、カミサンとイチャついたりした 挙句、夜は、中国の現地法人に出向している後輩の、一時帰国宴会に参加、 普段以上にブレイクしてしまい、気がつけば、午前様という”普段の生活”をして しまった。 翌朝、雪の降る中、ようやく解放されに近所の医院に向かったのだが、思ったより ストレスもなく、無事、24時間計測されることが出来た。 今後、検査結果などもしっかりとUPし、同世代の方には参考に、若い方には、 生活習慣病の予防に役立てていただきたいと思う次第。 これで「異常なし」だったら、さらにディープな検査に入っていくので、展開としては それなりに楽しんでいただけそうかとも思っております(笑)
2010/02/12
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オノトという万年筆は、20世紀後半、かなりのブランクはあったものの、近年に 復活した、著名な万年筆である。 イギリスの De La Rue社 が製造したモデルで、オノト式と言われるプランジャー フィリング方式のものだ。 ちなみに、1958年に De La Rue社 が万年筆製造を中止したのは、労働争議 によるものとのことである。勿体ない話だ。 このモデルも、尻軸をクルクル回し、引っ張ることで負圧をつくり、再び押し込む ことでインクを吸引する。 ペン先にはしっかりとペンポイントが残っており、果たしてこの世代の万年筆に インクを通していいものかと、例によって自問しながら、それでも試さずには いられずに、ペリカンのロイヤルブルーを吸入してみた。 書いてみると、柔らかさよりも、しっかりした芯を感じる書き心地で、現代の万年筆 に全く遜色ない書き心地である。 数週間使用しているが、全くトラブルはない。 細身のボディは、まるで”筆”のように思えてくる。 1920年代。まさに、夏目漱石が「余と万年筆」の中で、 「現に此原稿は魯庵(ろあん)君が使って見ろといってわざわざ贈って呉(く)れた オノトで書いたのであるが、大変心持よくすらすら書けて愉快であった。 ペリカンを追い出した余は其姉妹に当るオノトを新らしく迎え入れて~」 と書いているが、これは内田魯庵が、オノトの輸入代理店を務めていた、丸善の ”宣伝部長”的な動きをしていたことが背景にあり、ちょっと眉唾ものに感じる。 それはさておき、約1世紀前のこのペンが、現役で使えることに素直に感動し、 ビンテージ万年筆の世界に浸る今日この頃である。ONOTO_1920_01 posted by (C)kirk1701ONOTO_1920_02 posted by (C)kirk1701
2010/02/11
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勤務先の健康診断。 こんな真冬にやられては、血圧も上がるし、レントゲン車の前に薄着で並ぶ おじさんたちは、まるで、大戦時の某国の収容所のようで、あまりに寂しい。 こんな時期にやるのは、コストダウンの一環なのだろうが、期末の忙しい時期に ぶつけてくる点、ちぐはぐな印象はぬぐえない。 株価のサイトでは、私の勤務先は、来期、史上最高益を上げるそうだが、 我々管理職の賃金カットはされたままで、本当にこの手の報道はいい加減だ。 今回も、酒も抜くことなく、体重調整も失敗、それはそのまま血圧調整の失敗に 繋がってしまい、それでも、徒歩で出勤したり最後の抵抗を試みたが、結局、 今回も「お酒の飲み過ぎに注意しましょう」というコメント必須の結果となりそうだ。 バリウムを飲むのが嫌なので、胃部レントゲンはここ10年やっていない。 「そのうち、胃カメラでも飲めばいいや」なんて思っているいい加減な中年だ。 2年ほど間に、一番気になっていた「脳」を「脳ドック」でチェックし、今年は心臓を。 来年あたり、消化器系のチェックを行う予定。間に合えばいいが(笑)
2010/02/10
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稽古後に雪で身体を冷やしてもらった先週とは異なり、今日はやや暖かかった ものの、せっかくついているエアコンで暖をとってしまっている。 もちろん、怪我防止のためなので、夏はどれだけ暑くてもエアコンなしだ。 昨年までの、底冷えのする稽古場に比べると天国のような環境だが、正直、 罪悪感を感じてしまうのは、旧い世代の表れか。 30年前は、真冬の滝浴びを始め、今やったら、そのまま涅槃に飛んでしまい そうな無茶な稽古をしたもので、勿論、精神修養という面は認める者の、その 当時に痛めた、膝や腰には、今に至るまで、悩まされている。 そんなこともあり、出来れば故障を呼ばない環境で稽古したいものと思い、 昨年までの稽古場でも、赤外線ヒーターなどで足元を温めたりと、それなりに 気を遣っている。 子どもが参加する土曜日の稽古でも、日差しのない陽は、エアコンを使ったり しているが、これまた「釈然としないまま」なのである。 「怪我をさせたくない」という一心なのだが、果たして・・・。 「冷たい床が稽古で暖まるまで稽古をすればいい」という気持ちが抜けきらない まま、冬の稽古は続く。
2010/02/09
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1月の連休で、ノートを買い求めた商店街の、文具店兼おもちゃ屋さんにて。 居並ぶマルイのエアコキと銀ダンと一緒に陳列してあった。 嬉しいことに、最近はGUNにかなり熱い眼差しを向けてくれるようになった 末っ子に、 「欲しいものがあれば、買ってやるぜっ!」と水を向けると、選んだのがコレ。 「実銃よりかなり小さいぞ。いいのか?」と確認すると、 「これがいいです」との事なので、買うことにした。 シリンダにBB弾をセットし、ハンマで叩いて発射するモデルである。 威力は、笑っちゃうほどなく、末っ子は「モデルガン」として毎晩のように、箱から 出し、小一時間ほど、腰にさしたり、振り回したりしながら遊んでいる。 そこそこのディティールは維持されていると思う。 昨夜は、ガンスピンを試みているので、親父の凄いところを見せてやった(笑) 随分腕は落ちているものの、今の末っ子と同じくらいの頃から、トリガーで指が 血まみれになるほど訓練したガンスピンである(笑) もちろん、DAのリボルバーでこんなことはしてはいけないと、懇々と説明した(笑) 実銃の2/3程のスケールだが、末っ子には丁度良いようだ。 約束なのでUPするが、このモデルの魅力は、我々世代には忘れられない、あの、 ”アオシマ文化教材社”が販売していることだ。 ふと、マルシンのジュニアシリーズを思い出してもいた。 子どもが遊び、モデルガンの魅力に触れる機会のひとつとして、こういうサイズの モデルも悪くはない。Aoshima-M29 posted by (C)kirk1701
2010/02/08
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昨年撮影したまま、引っ張ってしまった1挺。 Les Baer のサイトを確認すると、オリジナルと思しき銃が。 → http://www.impactguns.com/store/LBP-2315COMHW.html WAの製品と比べてみると、エジェクション・ポート後部の加工(面取り)が 少々異なるかな?という程度の差異で、よくモデルアップされていると思う。 色気もそっけもないスライドに魅かれて購入したのだが、コマンダーサイズ であることが、大きな要因だったのはいつもの通り。 残念なことに、このグリップも木製グリップではない。 限定カスタムモデルを、傷だらけにしてゲームで使うユーザーも少なかろう。 とすれば、コレクションとしての価値を高める木製、あるいはカスタムグリップも 積極的に使って欲しいものだ。 最近は、いつもこの色合いの樹脂製グリップパネルじゃないか。WA-MONOLITH-COMMANCHE-01 posted by (C)kirk1701WA-MONOLITH-COMMANCHE-02 posted by (C)kirk1701WA-MONOLITH-COMMANCHE-03 posted by (C)kirk1701
2010/02/07
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最近の週末は、午前中は稽古。かなりハードにこなして、入浴後、カミサンと 末っ子を連れて、散歩&食事に出るのが恒例になっていることは以前書いた。 今週も、風は強かったが、陽が差していたので予定通りに家を出た。 散策の途中で、骨董市をやっていた。 まさか、万年筆やモデルガンはないだろうと思いながら、末っ子の見聞にと 立ち寄ってみると、一つのブースにモンブランが無造作に置いてあった。 二本あり、ともに吸入式。一本は判別不能な変わったモデルで興味が湧いたが、 吸引窓内が汚すぎてスルー。 もう一本は、既に二本所有している”No.32”だった。 ちゃんと許可を貰って、ペン先を薬指の腹に当ててペン先の状態を探る。 どうもいい感じで、しばし出品者さんと会話を楽しんだ後、3,500円で購入。 その後、食事に行く道すがら、公園に座って、のんびりと日向ぼっこ。 末っ子が遊具で遊んでいるのを、ぼんやり眺めながら、カミサンとバックに 忍ばせたビールで、稽古で乾いた喉を潤す。これが美味い! 食事(寒かったので日本酒つき:苦笑)の後、娘たちにデザートを買って帰宅。 そそくさと、骨董市で入手したモンブランNo.32にインクを入れて試してみると、 これがまあ、素晴らしい書き心地である。 文字通りの”掘り出し物”に、夜更けまでツバメノートにペンを走らせてしまった。 既に所有している二本は、現行型でいえば、MとF。今回入手したものはEFに 相当する上品な細字が書けるもので、これまた上手い具合である。 散歩の途中で、こんないい万年筆が手に入るとは!
2010/02/06
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昨年、初めて足を運んだセーラーさんのペンクリニック。 川崎で開催されるということで、またお世話になることにした。 丁度、というより意図的に外回りに合わせたのだが、運よく、総所要時間30分 程度で、2本のモンブランが絶好調になった。 今回は、じっくりお手元を拝見出来、手際の良さに見惚れてしまった。 経験に根差した、練れた職人芸は、本当に美しい。 さすが、Dr.川口。ありがとうございました。 前回は、その場でレアロを購入したのだが、今回はインクのみと渋ってしまった 事が申し訳ない。 ちなみに前回のレアロは、「立てると細字が書けるようにしておいた」と言われた のだが、まさに、ちょっとした長刀仕様に仕上げてもらったBニブで、数ヶ月を経て、 物凄く重宝なものであることがわかって来た。 ただ、現在でもやはり、「万年筆は本来、使い込んで馴らしていくもの。」という 気持には変わりなく、余程問題のあるものでなければ、自分で工夫・調整する ようにしている。 今回調整していただいたものは、自分ではもう、どっちに振っていいかが判断 出来なくなっていたものである。 Dr.川口の診断も、私の判断とは異なるもので、非常に勉強になった。
2010/02/05
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来週、ホルダー心電計をやってもらうことになった。 特に苦しいというわけではないのだが、時々、違和感を感じるときがある。 以前も、検査してもらったのだが、異常はなかった。 今回は、24時間しっかり計測して貰おうと、予約を入れてきた。 心臓に問題があれば、若い者と同量以上の稽古は出来ないはず。と思い ながらも、皆、心臓で死んでいる家系でもあり、歳も歳なので、用心用心。 気になる脳は、一昨年あたりに脳ドックでしっかり調べてもらったので、 今年は心臓だ。 なんて言いながら、胃部エックス線は、もう10年以上拒否している、 アンバランスさがいただけない。
2010/02/04
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「不起訴だから辞任しなくても良い」「不起訴だからシロである」 民主党議員などからこのようなコメントを聞くたびに、暗澹たる気持ちになる。 事実、不起訴となっても、民主党の支持率は下がり(共同通信調べ)続けて いる。が、これについても「マスコミが悪い」と民主党の議員たちは抗弁する。 先ず第一に、小沢が代表を務める団体について、逮捕者が出たのである。 そして、「異常な金の動き」は厳然たる事実である。 これだけでも、民主党に一票を投じた選挙民を裏切っていることがわからない、 否、目を瞑ろうをしている議員たちには、所詮、国を任せるわけにはいかない。 まるで北朝鮮を見ているようで、ムカムカする。
2010/02/03
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年明けからの大人のクラスは、寒い時期でもあり、突き技を個別に取り上げ、 毎回、じっくり掘り下げる稽古をしている。 初回は、足の位置を固定して、突きだけの組手を延々と相手を変えて行い、 各自の反応、技術などをしっかりと把握。 その次には、最も相手に早く届く「順突き」に絞って、先ずは攻撃するときの 細かいチェックを行う。 さらに、その時点で各自の最高レベルに仕上がった順突きを、今度は捌き、 受ける稽古を行う。 受けるときの足の位置から、姿勢、手の角度などを細かく、本当に細かく アドバイスする。 私はじっくり横から観察するようにアドバイスするので、よく見える。 終盤は、足を止めた状態の攻撃を受ける稽古から、飛び込んでの攻撃を 受ける稽古を行う。 多くの道場は、約束組手を静止した状態で行うため、組手で使い物にならない 「受け」を養成してしまっていることが多い。 組手では、「倒してやる!」とばかりに、相手は勢いよく飛び込んでくることも 多く、この「体重移動によるエネルギー」の分を見落としては、使える受け技は 育たない。 最後に、お互いが自由に動き、攻撃側は動く相手にヒットさせる足捌き、勘を、 受け側は、動きの中での受けを仕上げる。 こうして、それぞれの技を要素分解することで、きっちり仕上げる行程を、成長 の節目で設けることが、「逆戻り」しない稽古だと思う。 もちろん、参加者以上に、私自身、毎回のように自分の動き、技は細かく反省 しているのだが。
2010/02/02
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今年もこの季節がやってきた。 毎年、2~4月は、まともにモノが考えられなくなる(笑) 昨年は、徹底した防御で何とか軽くすんだが、今年も既に漢方薬とタリオンを 少量、飲み始めている。 末っ子が、グシュグシュやっているので、早速、掛り付けのお医者さんに行き、 アレルギー検査をしてもらうことにした。 血液を抜かれるときはどうだったかを尋ねると、 「全然平気でした」という強気なコメントだったが、カミサンに確認すると、もう 泣きそうで、顔を覆っていたそうな(笑) 予防接種などと違い、血液検査は、私だってイヤだ。 献血の時も、本番の献血よりも、採血の方が怖い(笑) 1週間ほどで結果が出るらしいが、食べ物も偏食なく良く食べ、身体も動かさせて いるのだが、アレルギーだとすると、これが時代か。 先日TVで、アレルギーは、「免疫機能が高度だから」というコメントと、将来は、 食べるだけでアレルギーが軽減されるお米も出来るらしい。 早く市販されて欲しいものである。
2010/02/01
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